JPH0244303B2 - - Google Patents

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JPH0244303B2
JPH0244303B2 JP57154074A JP15407482A JPH0244303B2 JP H0244303 B2 JPH0244303 B2 JP H0244303B2 JP 57154074 A JP57154074 A JP 57154074A JP 15407482 A JP15407482 A JP 15407482A JP H0244303 B2 JPH0244303 B2 JP H0244303B2
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JP
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naphthylamine
acid
water
sulfonation
disulfonic acid
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JP57154074A
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JPS5855452A (ja
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Ururitsuhi Buranku Haintsu
Beere Horusuto
Berunaa Rinden Hansu
Mentsueru Berunaa
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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Publication of JPH0244303B2 publication Critical patent/JPH0244303B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C303/44Separation; Purification

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は1−ナフチルアミン−4,8−ジスル
ホン酸をそれを含有しているスルホン化混合物か
ら予備加熱されている水中への添加により単離す
る方法に関するものである。 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸は
染料の製造用の重要な中間生成物である。 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸の
多数の製造方法がすでに開示されている。従つ
て、例えば、1−ナフチルアミン−8−スルホン
酸をアルコール性水溶液中で二酸化マンガン及び
亜硫酸水素ナトリウムでスルホン化する方法がフ
ランス特許明細書1490508中に記されている。し
かしながら、この方法は高価な二酸化マンガンを
使用し、劣悪な空間−時間収率が得られ、そして
大量の塩含有母液が生じるという欠点を有する。
さらに、処理するために、過剰の二酸化硫黄の沸
騰による完全な除去が必要である。従つて、この
方法は工業的規模への転用には適していない。 他の方法はナフタレンから出発し、それをスル
ホン化してナフタレン−1,5−ジスルホン酸と
し、4−位置でニトロ化し、そして最後に還元し
て1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸に
する。そのような方法は例えばバイルスタイン
(Beilstein)著、Hauptwerk、X巻、787頁、
Ullmanns Enzyklopa¨die der technischen
Chemie、3版、12巻、629頁(1960)及びドイツ
特許明細書45776、Friedla¨nder、2巻、253頁中
に引用されている。単離されたジスルホン酸の収
率は理論収率の30%より少し高いだけである。 1−ナフチルアミン−8−スルホン酸のスルホ
ン化を発煙硫酸を用いて実施する方法が工業的に
重要である。そのような方法は例えばバイルスタ
イン著Hauptwerk、X巻、787頁、ドイツ特許
明細書40571、Friedla¨nder、1巻、394頁中に引
用及びOffice Techn.Services Reports 74、
197、Ullmanns Enzyklopa¨die der technischen
Chemie、3版、12巻、629頁(1960)中に引用に
記されている。 ドイツ特許明細書40571中のデータに従うと、
1−ナフチルアミン−8−スルホン酸は、加熱を
避けながら10%強度発煙硫酸中に加えそしてその
後試料が完全に水中に可溶性となるまで水浴上で
加熱することにより、1−ナフチルアミン−4,
8−スルホン酸にスルホン化しなければならな
い。この方法では、大量の異性体ジスルホン酸及
び高級スルホン化生成物が生成し、それは溶解さ
せその後結晶化させるという費用のかかる工程に
より純粋な1−ナフチルアミン−4,8−ジスル
ホン酸を単離することが必要である。 Office Techn.Services Reports 74197に従う
と、1−ナフチルアミン−8−スルホン酸を無水
硫酸ナトリウムの存在下で反応媒体としての100
%強度硫酸中で65%強度発煙硫酸を用いてスルホ
ン化する。この方法では、硫酸ナトリウム、1−
ナフチルアミン−8−スルホン酸及び必要な発煙
硫酸の合計量の約半分を6回にわけて硫酸中に20
〜30℃において加える。最後に、残りの発煙硫酸
を加え、そして混合物を20〜30℃で約40時間撹拌
する。この方法ではSO3:Na2SO4:1−ナフチ
ルアミン−8−スルホン酸のモル比は3.3:0.5:
1である。得られたスルホン化混合物を圧力下で
水中に加え、そして1−ナフチルアミン−4,8
−ジスルホン酸を塩化ナトリウムを用いて塩析す
る。生成物を吸引別し、そしてプレスケーキを
溶解させ、次に結晶化させる。収率は理論値の82
%であると報告されている。 しかしながら、この方法の追試によると、溶解
及び結晶化工程を省略したときでさえ、理論収率
の60%以下の単離収率が得られるにすぎない。上
記の方法の欠点は、劣悪な収率、塩析に必要とす
る大量の塩化ナトリウム、過時の粗生成物の不
満足な性能及び純粋なそして塩を含まない生成物
を得るために粗生成物を溶解させそして結晶化さ
せる必要があることである。さらに、スルホン化
中に比較的大量の副生物、例えば1−ナフチルア
ミン−3,8−ジスルホン酸、1−ナフチルアミ
ン−6,8−ジスルホン酸及び1,8−ナフタレ
ンスルタム−2,4−ジスルホン酸、が生じ、そ
れらの全ては単離後に希望する1−ナフチルアミ
ン−4,8−ジスルホン酸中にある程度まで残存
している。 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸を
それを含有しているスルホン化混合物から、水中
への添加により、単離する方法において、1−ナ
フチルアミン−4,8−ジスルホン酸を含有して
いるスルホン化混合物を、少なくとも1当量のア
ルカリ金属イオンの存在下で、適宜予備加熱され
ている、水の中に加えて、結晶化の開始時に少な
くとも100℃の温度にし、そして1−ナフチルア
ミン−4,8−ジスルホン酸の母液からの分離を
70℃以下の温度で実施することを特徴とする方法
を今見出した。 スルホン化混合物は室温の水中に又は予備加熱
された水中に好適には予備加熱された水中に、加
えることができる。 予備加熱された水の温度の例として、40℃〜常
圧における沸点、好適には少なくとも70℃、特に
好適には少なくとも80℃、が挙げられる。 スルホン化混合物をこの予備加熱された水の中
に加えて、1−ナフチルアミン−4,8−ジスル
ホン酸の結晶化の開始時に少なくとも100℃の、
例えば100℃ないし懸濁液の沸点より少し下であ
る温度、にする。スルホン化混合物を予備加熱さ
れた水中に加える有利な方法は、この水の一部
分、例えば全量の20〜50%、だけを加熱し、最初
にこれを加え、そして次にスルホン化混合物及び
予備加熱されていない残りの水を予備加熱された
水の部分中に加えることからなつている。 スルホン化混合物と一緒にされる水の全量は、
本発明に従うと、生成される懸濁液の母液中の硫
酸の濃度が約10〜70重量%、好適には30〜60重量
%、となるように設定される。 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸
を、生成した懸濁液から、過、傾斜又は遠心に
より、好適には過により、分離する。単離を例
えば過により開始する前に、懸濁液を70℃を越
えない温度にする。1−ナフチルアミン−4,8
−ジスルホン酸を好適な方法で10〜30℃の温度で
別する。 本発明に従う方法は、スルホン化がその他の点
は変化してもよい反応条件下で硫酸及び三酸化硫
黄を用いて実施されるような全てのスルホン化混
合物からの1−ナフチルアミン−4,8−ジスル
ホン酸の単離に適用でき、そのときにスルホン化
混合物の水性処理中に少なくとも1当量のアルカ
リ金属イオンが存在している。本発明に従う方法
では、1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン
酸は酸モノアルカリ金属塩として単離される。 アルカリ金属イオンの例として挙げられるもの
は、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ムもしくはセシウムイオン又はアンモニウムイオ
ンである。ナトリウム、カリウム又はアンモニウ
ムイオンが好適に挙げられ、そしてナトリウムイ
オンが特に好適に挙げられる。従つて、1−ナフ
チルアミン−4,8−ジスルホン酸は例えばモノ
ナトリウム、モノカリウム又はモノアンモニウム
塩として単離される。 これらのアルカリ金属イオンは例えば水性懸濁
液中で対応する硫酸塩又は硫酸水素塩の形で存在
できる。これらのアルカリ金属イオンの硫酸塩が
好適な方法で使用される。 アルカリ金属イオンは、1モルの1−ナフチル
アミン−4,8−ジスルホン酸当り少なくとも1
当量の量で、例えば1〜10当量、好適には1.1〜
6当量、特に好適には1.2〜4当量、の量で、存
在している。アルカリ金属イオンが懸濁液に上記
の塩の形でスルホン化混合物と共に加えられるか
又はこの懸濁液にスルホン化混合物と独立して加
えられるかは、本発明に従う方法にとつては重要
ではない。アルカリ金属塩は好適にはスルホン化
混合物と共に懸濁液に加えられる。 従つて、好適方法では、スルホン化混合物が本
発明に従う方法で使用され、該方法は1モルのス
ルホン化しようとする1−ナフチルアミン−8−
スルホン酸当り少なくとも1当量のアルカリ金属
イオンの存在下で行なわれる。そのようなスルホ
ン化は例えば1種以上のアルカリ金属及び/又は
アンモニウム塩、好適には硫酸塩、1−ナフチル
アミン−8−スルホン酸及び必要なら希釈された
SO3を、最初に加えられてある硫酸中に加えるよ
うな方法で実施できる。 反応媒体としてのH2SO4中でのスルホン化用
の、上記の如くして加えられる物質の全量が、1
モルの1−ナフチルアミン−8−スルホン酸当り
1.5〜3モルのSO3及び0.6〜1.5モルのアルカリ金
属硫酸塩であるときには、スルホン化転化率、希
望する1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン
酸への選択率及びその後の水性処理に関して特に
好ましい結果が得られることを今見出した。 従つて本発明は、好適態様として、使用するス
ルホン化混合物が、1モルの1−ナフチルアミン
−8−スルホン酸当り1.5〜3モルのSO3及び0.6
〜1.5モルのアルカリ金属硫酸塩を使用しながら
SO3、アルカリ金属硫酸塩及び1−ナフチルアミ
ン−8−スルホン酸を加えることにより硫酸中で
公知のスルホン化により得られたものであること
及びスルホン化混合物を、必要なら予備加熱され
ている、水の中に加えて、結晶の開始時に少なく
とも100℃の温度にし、そして1−ナフチルアミ
ン−4,8−ジスルホン酸の母液からの分離を70
℃を越えない温度で実施することを特徴とする、
1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸をこ
の酸を含有しているスルホン化混合物から単離す
る方法に関するものである。 SO3はそのままで又は硫酸中溶液の形で適用で
きる。そのようなSO3の硫酸中溶液は発煙硫酸の
名称で知られている。発煙硫酸は種々のSO3含有
量を有することができる。本発明に従うと、発煙
硫酸の全重量に関して50〜80重量%のSO3を有す
る発煙硫酸が好適に使用される。 SO3の全量は、1モルの1−ナフチルアミン−
8−スルホン酸当り1.5〜3モルである。任意に
発煙硫酸の形であつてもよいSO3はここでは、全
ての出発物質の添加形状で完全に使用できる。し
かしながら、SO3又は発煙硫酸の約半分だけを使
用する他の物質と共に加え、そして使用する他の
物質の完全な添加後に、例えば0.5〜3時間後に、
SO3又は発煙硫酸の他の半分を計量添加すること
が有利である。1モルの1−ナフチルアミン−8
−スルホン酸当り2.5〜3モルのSO3が好適に使
用される。 さらに、本発明に従い1モルの1−ナフチルア
ミン−8−スルホン酸当り0.6〜1.5モルの、好適
には0.75〜1.0モルの、1種以上のアルカリ金属
及び/又はアンモニウム硫酸塩が使用される。ア
ルカリ金属及び/又はアンモニウム硫酸塩は上記
の如く他の出発物質と一緒に使用できる。しかし
ながら、最初に全量のアルカリ金属及び/又はア
ンモニウム硫酸塩を反応媒体中に加えそして次に
はじめて該方法の出発物質を加えることも同じよ
うに可能である。 1−ナフチルアミン−8−スルホン酸のスルホ
ン化は、反応媒体としての無水硫酸中で実施され
る。硫酸の量は1モルの1−ナフチルアミン−8
−スルホン酸当り5〜7モルのH2SO4である。
水を含有している硫酸及び/又は乾燥されておら
ず湿つている1−ナフチルアミン−8−スルホン
酸を溶解又は懸濁用に使用するなら、三酸化硫黄
を、適宜発煙硫酸の形で、スルホン化用に、加え
られた水を試薬と結合させて硫酸を生成するのに
必要な1モルの1−ナフチルアミン−8−スルホ
ン酸当り1.5〜3モルという上記の量を越える量
で加えられるべきである。 出発物質の添加及びスルホン化の続行は例えば
10〜40℃の、好適には25〜35℃の、温度で行なわ
れる。該方法用の全ての出発物質の添加の完了後
に、適宜発煙硫酸の一部分の補充添加後に、反応
混合物を上記の温度で撹拌しながら反応させて完
了させる。引き続きの反応時間は約16〜約40時
間、好適には20〜36時間である。 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸を
含有している本発明に従つて得られる懸濁液は容
易に過されることにより特徴づけられている。
本発明に従い製造される1−ナフチルアミン−
4,8−ジスルホン酸は少なくとも97%の、好適
には少なくとも98.5%の、高純度を有する。 実施例 1 630gの100%強度硫酸を最初に、スタラー、滴
下ろうと、内部温度計及び乾燥管を備えた反応容
器中に加えた。次に一回に26.7g(0.1875モル)
の無水硫酸ナトリウム、57g(0.25モル)の97.8
%純度1−ナフチルアミン−8−スルホン酸及び
46.2gの65%発煙硫酸(=0.375モルのSO3)を4
回この順序で20〜30℃において冷却しながら加え
た。硫酸ナトリウム、1−ナフチルアミン−8−
スルホン酸及び発煙硫酸の各部分の添加は15〜20
分内に行わなければならなかつた。混合物を次に
30℃で1時間撹拌し、そしてさらに123.1gの65
%発煙硫酸(=1.0モルのSO3)を30℃で30分内
に加え、その際最初は冷却がまだ必要であつた
が、その後はわずかな加熱を要した。次に混合物
を30℃で36時間撹拌した。 最後のスルホン化混合物を、最初に加えられた
80℃の温度を有する1.360gの水の中に加えた。
この添加中、温度は約105℃に上昇した。スルホ
ン化混合物の約1/3を加えた後に、1−ナフチル
アミン−4,8−ジスルホン酸が結晶化しはじ
め、この時点で温度は105℃であつた。スルホン
化混合物の添加が完了した後に、混合物を撹拌し
ながら20〜25℃に約6時間で冷却した。懸濁液を
過し、そしてそれぞれ100mlの氷水で2回洗浄
して硫酸を除去し、そして吸引乾燥した。 274.3gの生成物が得られた。 単離された生成物の高圧液体クロマトグラフイ
は下記の組成を与えた: 1−ナフチルアミン−8−スルホン酸 0.2重量% 1−ナフチルアミン−3,8−ジスルホン酸
0.5重量% 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸
90.4重量% 1−ナフチルアミン−6,8−ジスルホン酸
0.1重量% 1,8−ナフタレンスルタム−2,4−ジスルホ
ン酸 根跡量 100%までの残量 水 純粋な1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホ
ン酸(分子量303)の収率は248g(=使用した1
−ナフチルアミン−8−スルホン酸に関する理論
収率の81.8%)であつた。ジスルホン酸は酸モノ
ナトリウム塩の形であつた。 実施例 2 1260gの100%強度硫酸を最初に、実施例1中
に記されている如き装置中に加えた。次にそれぞ
れ53.3g(0.375モル)の無水硫酸ナトリウム、
114.1g(0.5モル)の97.8%純度1−ナフチルア
ミン−8−スルホン酸及び92.3gの65%発煙硫酸
(=0.75モルのSO3)をこの順序で20〜30℃にお
いて冷却しながら4回加えた。硫酸ナトリウム、
1−ナフチルアミン−8−スルホン酸及び発煙硫
酸の各部分の添加は15〜20分内で実施しなければ
ならなかつた。混合物を次に30℃で1時間撹拌
し、そしてさらに369.3gの65%発煙硫酸(=3.0
モルのSO3)を20℃で30分内に滴々添加した。混
合物を続いて30℃で24時間撹拌し、その際最初は
冷却がまだ必要であつたが、その後はわずかな加
熱を要した。 500gの水を撹拌されている装置中で加熱沸騰
させ、そして2400gの室温の水及び上記のスルホ
ン化混合物を同時に撹拌しながら約1時間内に加
えた。スルホン化混合物の希釈された水溶液又は
懸濁液を添加中加温することにより103−105℃の
温度に保つた。スルホン化混合物の添加が完了し
た後に、混合物を撹拌しながら約6時間で103〜
105℃から20〜25℃に冷却した。懸濁液を過し、
それぞれ200mlの氷水で2回洗浄して硫酸を除去
し、そして吸引乾燥した。 545gの最終生成物が得られた。 単離された生成物の高圧液体クロマトグラフイ
は下記の組成を与えた: 1−ナフチルアミン−8−スルホン酸 0.3重量% 1−ナフチルアミン−3,8−ジスルホン酸
0.4重量% 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸
86.1重量% 1−ナフチルアミン−6,8−ジスルホン酸
0.3重量% 1,8−ナフタレンスルタム−2,4−ジスルホ
ン酸 根跡量 100%までの残量 水 純粋な1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホ
ン酸(分子量303)の収量は469.2g(使用した1
−ナフチルアミン−8−スルホン酸に関する理論
収率の77.4%)であつた。ジスルホン酸は酸モノ
ナトリウム塩の形であつた。 実施例 3〜9 スルホン化を実施例1に記されている如く行つ
たが、三酸化硫黄:硫酸ナトリウム:1−ナフチ
ルアミン−8−スルホン酸の別のモル比、別の反
応温度及びその後の反応時間を使用した。 これらのスルホン化方法で得られた結果を下表
にまとめた。スルホン化混合物の組成は高圧液
体クロマトグラフイにより測定された。
【表】 実施例 10〜18 スルホン化を実施例2に記されている如くして
行つたが、バツチの大きさの寸法を半分にした。
処理用に、全量の水を最初に加えそして80℃に加
熱した。スルホン化混合物を撹拌しながら加え、
その間に温度は105℃に上昇した。スルホン化混
合物の添加が完了するまで反応混合物の希釈され
た水溶液又は懸濁液の温度は約105℃に保たれて
いた。混合物を次に撹拌しながら冷却した。 下表からわかる如く、種々の量の水を最初に
処理用に加え、そしてこの方法でスルホン化混合
物の水溶液又は懸濁液中の硫酸の種々の濃度が得
られた。さらに、結晶化した1−ナフチルアミン
4,8−ジスルホン酸のモノNa塩を種々の温度
で吸引別し、そして次に1回に100mlの氷水で
2回洗浄して硫酸を除去した。 種々の条件下で単離された1−ナフチルアミン
−4,8−ジスルホン酸のモノNa塩の組成は高
圧液体クロマトグラフイにより測定された。
【表】 実施例 19 1260gの100%強度硫酸及び198.2g(1.5モル)
の無水硫酸アンモニウムを最初に実施例1に記さ
れている装置中に加えた。次にそれぞれ114.1g
(0.5モル)の97.8%純度1−ナフチルアミン−8
−スルホン酸及び92.3gの65%発煙硫酸(=0.75
モルのSO3)を4回この順序で20〜30℃において
冷却しながら加えた。各部分の1−ナフチルアミ
ン−8−スルホン酸及び発煙硫酸の添加は約15分
内に行わなければならなかつた。混合物を次に30
℃で1時間撹拌し、そして次にさらに369.3gの
65%発煙硫酸(=3.0モルのSO3)を30℃で30分
内で滴々添加した。混合物を次に30℃で24時間撹
拌した。 2900gの80℃の水を最初に撹拌装置中に加え、
そしてスルホン化混合物を約1時間で撹拌しなが
ら加えた。スルホン化混合物の希釈された水溶液
又は懸濁液の温度を加温することにより約105℃
に上昇させそして保つた。次に約6時間内に、温
度を105℃から20〜25℃に下げた。懸濁液を過
しそしてそれぞれ150mlの氷水で2回洗浄して硫
酸を除去し、そして吸引乾燥した。 501gの空気乾燥された生成物が得られた。 単離された生成物の高圧液体クロマトグラフイ
は下記の組成を与えた: 1−ナフチルアミン−8−スルホン酸 0.1重量% 1−ナフチルアミン−3,8−ジスルホン酸
0.5重量% 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸
87.5重量% 1−ナフチルアミン−6,8−ジスルホン酸
0.1重量% 1,8−ナフタレンスルタム−2,4−ジスルホ
ン酸 根跡量 100%までの残量 水 純粋な1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホ
ン酸(分子量303)の収量は438.4g(=使用した
1−ナフチルアミン−8−スルホン酸に関する理
論収率の72.3%)であつた。ジスルホン酸は酸モ
ノアンモニウム塩の形であつた。 実施例 20 (Office Techn.Reports 74197に従うスルホ
ン化) 510gの100%強度硫酸を実施例1に記されてい
る装置中に最初に加えた。次に17.7gの無水硫酸
ナトリウム、57.1gの97.8%純度1−ナフチルア
ミン−8−スルホン酸及び31.7gの65%発煙硫酸
を20〜30℃で交互に加えた。同じ量を上記の順序
で再び加えた。次にそれぞれ8.9gの無水硫酸ナ
トリウム、28.5gの97.8%純度1−ナフチルアミ
ン−8−スルホン酸及び31.7gの65%発煙硫酸を
4回加えた。次に全部で71g(0.5モル)の無水
硫酸ナトリウム、228.2g(1モル)の97.8%純
度1−ナフチルアミン−8−スルホン酸及び
190.2gの65%発煙硫酸(=1.55モルのSO3)を加
えた。最後に、さらに215.4gの65%発煙硫酸
(=1.75モルのSO3)を補充量として加えた。ス
ルホン化混合物を次に20〜30℃で約40時間撹拌し
た。 最終的スルホン化生成物の高圧液体クロマトグ
ラフイにより測定された1−ナフチルアミン−
4,8−ジスルホン酸の収率は、使用した1−ナ
フチルアミン−8−スルホン酸に関する理論収率
の64.4%であつた。 スルホン化混合物の高圧液体クロマトグラフイ
は下記の組成を与えた: 1−ナフチルアミン−8−スルホン酸
0.15重量%(=0.8モル%) 1−ナフチルアミン−3,8−ジスルホン酸
1.17重量%(=4.7モル%) 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸
16.07重量%(=64.4モル%) 1−ナフチルアミン−6,8−ジスルホン酸
2.97重量%(=11.9モル%) 1,8−ナフタレンスルタム−2,4−ジスルホ
ン酸 0.36重量%(=1.2モル%) 100%までの残量 硫酸、三酸化硫黄、硫酸ナト
リウム、未同定化合物。 このようにして製造されたスルホン化混合物を
2110gの水に加え、その間に溶液は約90℃に加熱
した。1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン
酸を169gの塩化ナトリウムで塩析した。冷却後
に、過を行い、そして粗製酸を少量の氷水で洗
浄して、硫酸を除去した。生成物を真空乾燥炉中
で70℃で24時間乾燥した。316gの生成物が得ら
れた。 単離された生成物の高圧液体クロマトグラフイ
は下記の組成を与えた: 1−ナフチルアミン−8−スルホン酸0.10重量% 1−ナフチルアミン−3,8−ジスルホン酸
1.29重量% 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸
56.40重量% 1−ナフチルアミン−6,8−ジスルホン酸
1.54重量% 1,8−ナフタレンスルタム−2,4−ジスルホ
ン酸 0.19重量% 100%までの残量
塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム及び水 純粋な1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホ
ン酸(分子量303)の収量は178.2g(=使用した
1−ナフチルアミン−8−スルホン酸に関する理
論収率の58.8%)であつた。ジスルホン酸は酸モ
ノナトリウム塩の形であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸
    をそれを含有しているスルホン化混合物から、水
    中への添加により、単離する方法において、1−
    ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸を含有し
    ているスルホン化混合物を、少なくとも1当量の
    アルカリ金属イオンの存在下で、適宜予備加熱さ
    れている、水の中に加えて、結晶化の開始時に少
    なくとも100℃の温度にし、そして1−ナフチル
    アミン−4,8−ジスルホン酸の母液からの分離
    を70℃以下の温度で実施することを特徴とする方
    法。 2 スルホン化混合物を少なくとも40℃に加熱さ
    れている水中に加えることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 3 水を最初に予備加熱された水として一部分だ
    け加え、そして残りの水をスルホン化混合物と同
    時に加えることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1及び2項記載の方法。 4 最初に加えられた水中にスルホン化混合物を
    加えた後に生成した懸濁液の母液中の硫酸の濃度
    が10〜70重量%であることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1〜3項記載の方法。 5 生成した懸濁液の母液中の硫酸の濃度が30〜
    60重量%であることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1〜4項記載の方法。 6 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸
    の母液からの分離を10〜30℃における過により
    実施することを特徴とする、特許請求の範囲第1
    〜5項記載の方法。 7 使用するスルホン化混合物が、1モルの1−
    ナフチルアミン−8−スルホン酸当り1.5〜3モ
    ルのSO3及び0.6〜1.5モルのアルカリ金属硫酸塩
    を使用しながらSO3、アルカリ金属硫酸塩及び1
    −ナフチルアミン−8−スルホン酸を加えること
    により硫酸中で公知のスルホン化により得られた
    ものであること及びスルホン化混合物を、必要な
    ら予備加熱されている、水の中に加えて、結晶の
    開始時に少なくとも100℃の温度にし、そして1
    −ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸の母液
    からの分離を70℃を越えない温度で実施すること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1〜6項記載の
    方法。 8 スルホン化混合物を製造するために、1モル
    の1−ナフチルアミン−8−スルホン酸当り2.5
    〜3モルのSO3及び0.75〜1モルのアルカリ金属
    硫酸塩を使用することを特徴とする、特許請求の
    範囲第7項記載の方法。 9 スルホン化混合物を製造するために、スルホ
    ン化混合物をSO3の添加及びその後の反応中に10
    〜40℃に保つことを特徴とする、特許請求の範囲
    第7及び8項記載の方法。 10 スルホン化用の反応媒体として使用される
    硫酸を、1モルの1−ナフチルアミン−8−スル
    ホン酸当り5〜7モルのH2SO4が供されるよう
    な量で、適用することを特徴とする、特許請求の
    範囲第7〜9項記載の方法。
JP57154074A 1981-09-07 1982-09-06 1−ナフチルアミン−4,8−ジスルホン酸の製造方法 Granted JPS5855452A (ja)

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