JPH0244161Y2 - - Google Patents

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JPH0244161Y2
JPH0244161Y2 JP8456484U JP8456484U JPH0244161Y2 JP H0244161 Y2 JPH0244161 Y2 JP H0244161Y2 JP 8456484 U JP8456484 U JP 8456484U JP 8456484 U JP8456484 U JP 8456484U JP H0244161 Y2 JPH0244161 Y2 JP H0244161Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はプリント配線板のパターン欠陥検査
装置に係り、特に、同種のプリント配線板相互の
パターン情報を照合できるように基準座標からの
プリント配線板のずれを検出する位置ずれ検出装
置に関する。
〔考案の背景〕
近時、機能部品のIC,LSI化が進むにつれプリ
ント配線板(以下、PWBと略記する)も高密
度・高精度化が急速に進展し、高い信頼性が要求
されている。特に、高密度化により急激に増加し
ている多層PWBでは、完成品の検査以上に製造
時の収率維持のために工程途中における内層の検
査が非常に重要となつている。検査は、現在で
は、従来の目視検査に替えて光学・電子的による
自動検査が実用され始めているが、この種自動検
査システムにつにては従来より各種方式が提案さ
れ、パターン欠陥を数十ミクロンオーダで検出す
ることが可能となつている。
ところで、パターン検査の各種方式のうちで、
同種のPWB相互のパターン情報を画素対応で照
合するシステムがある。このようなシステムにお
いては、システムの検査精度(ミクロンオーダ)
に適合するように、検査対象としてのPWBのシ
ステムに対する機械的な位置合せ精度が重要であ
る。この機械的位置合せ精度を確保する手段とし
ては、従来より、ピンアンドパンチ孔方式が採用
され、検査テーブルのピンに、PWBに穿設した
パンチ孔を人手で嵌め込みようにしている。
PWBのパンチ孔と検査テーブルのピンの嵌め込
みの度合が固い程精度が良好である。
ところが、自動化の徹底を図る目的で、PWB
パターン自動検査システムには検査テーブルへ
PWBを自動的に搬送する自動搬送装置を併用す
る例が多くなつている。この自動装置を併用する
場合も、基本的にピンアンドパンチ孔方式が採ら
れるが、しかしPWBの着脱を容易化できるよう
に、ピンの径に対しパンチ孔の径を少し大きめに
設定するのが一般的である。そうすると、必然的
に、PWB検査システムに規定された基準座標と
自動装着されるPWBとの間にずれ(数百ミクロ
ンオーダのずれ)を生じる。同種のPWB相互の
パターン情報を画素対応で照合するためには、こ
のずれを何らかの形で補償しなければならない。
そこで、ずれを補償する目的で、PWB配線パ
ターンの作成時に同じ基準でポジシヨニングマー
クを付加しておきPWBの検査時にこのマークを
光学的に読み取つて位置ずれ情報を得る手法が考
えられている。ところが、PWBのパターン検査
では「エツチング後」の配線パターンを検査する
ところから、位置ずれ検出用のマークも既にエツ
チング処理されており、設計時とは異なる状態、
たとえば「やせ」ないし「角とれ」といつた状態
になつている可能性がある。このことから、従来
より行なわれてきた輪郭明瞭な所定のマークを読
み取る場合とは異なり、PWBに係るマークの読
み取りに際してはずれ検出の精度の点で特有の問
題が生じることとなる。それに、基本のPWB検
査装置に対し、上記ずれの検出装置は本来的には
付随的なものであるだけに、位置ずれ検出処理を
複雑化させないように、また、コストを大幅に増
大させないようにする特有の工夫が強く求められ
る。
〔考案の目的〕
本考案は上記背景のもとになされたもので、そ
の主たる目的は、プリント配線板検査システムに
規定された基準座標と、プリント配線板にエツチ
ング形成された位置ずれ検出用マークとのずれを
精度よく求めうる新規なプリント配線板の位置ず
れ検出装置を提供することである。
本考案の他の目的は、上記位置ずれ検出装置に
係る構成を簡単化するとともに検出処理そのもの
を簡易化できるようにすることである。
本考案のいま一つの課題は、上記プリント配線
板検査システム全体に対する位置ずれ検出装置の
構成を簡単化してコストの節減を図ることであ
る。
さらにもう一つの課題は、エツチングの影響を
可能な限り排除してずれ量をより精度よく検出で
きるように上記マークの形状及び検出後の演算処
理によつて検出精度を上げるよう工夫することで
ある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するため、本考案は、プリント
配線板の配線パターンに対し一定の位置関係にあ
り、直交する2本の直線に対称であるマークを、
主走査方向次いで副走査方向に順次に走査して撮
像信号を出力する撮像手段と、該撮像手段からの
撮像信号を2値化する2値化手段と、該2値化手
段から出力される前記マークに係る画素信号を前
記主走査方向および副走査方向のそれぞれについ
てカウントするアツプダウンカウンタと、前記対
称なマークの主走査方向と副走査方向それぞれの
基準対称線の位置で前記アツプダウンカウンタの
アツプ・ダウンを切換え制御するアツプ・ダウン
切換手段とを備え、前記アツプダウンカウンタの
それぞれの積算値に基づいてプリント配線板検査
システムに規定された基準座標と前記マークとの
ずれ量△x,△yを求めるようにしたことを基本
的な特徴としている。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本考案
を説明するが、具体的な説明に先だち、まず本考
案の原理を説明する。
第1図において、Xは主走査方向を示し、Yは
副走査方向を示す。1はPWBに形成された位置
ずれ検出用の円マークで、位置ずれ検出エリア2
内に位置する。3は、検査システムの基準座標す
なわちX−Y座標系に対し絶体的な位置関係にあ
る仮想の円マークで、上記円マーク1と等しい径
で示されている。この仮想の円マーク3につい
て、X軸方向に関する対称線3xが規定され、同
様にY軸方向に関する対称線3yが規定される。
基準としての仮想円マーク3に対し、PWBの円
マーク1がずれると、そのX軸方向のずれ量△x
とY軸方向のずれ量△yは、それぞれ、基準対称
線3xと円マークの対称線1xとで囲まれる面積
S(x)と基準対称線3yと円マークの対称線1
yとで囲まれる面積S(y)に対応する。そこで、
面積S(x),S(y)を求めると演算等によりず
れ量△xと△yとが一義的に定められる。
検査エリア2をX軸方向次いでY軸方向に走査
し、所定サイズの画素に分解する。検査エリア2
に係るマーク1の画素データ「1」をX軸方向に
関するアツプダウンカウンタとY軸方向に関する
アツプダウンカウンタでそれぞれ独立にカウント
する。そして、そのカウントを、X軸方向につい
ては基準対称線3xの位置で切換える。Y軸方向
については基準対称線3yの位置で切換える。X
軸方向に関する円マーク1の対称線1xに対し
て、これと基準線3xとのずれ△xと同じ長さの
△xだけ1xの反対側にずれた点線3x′を仮想す
ると、対称線1xと点線3x′に囲まれる円マーク
1の面積はS(x)に等しく、アツプダウンカウ
ンタは円マーク1の基準線3xの左側の面積と点
線3x′の右側の面積とが等しいので、アツプダウ
ンカウントすることにより差引「0」となり、ア
ツプダウンカウンタには面積S(x)の2倍に相
当するカウント積算値が得られ、Y軸方向に関し
ても同様にしてアツプダウンカウンタには面積S
(y)の2倍に相当するカウント積算値が得られ
る。これらカウント積算値に基づいて面積S
(x),S(y)が求まり、予め円の面積がわかつ
ているので、演算またはルツクアツプテーブルメ
モリの利用によりずれ量△x,△yが求められ
る。
本手法は、対称なマークの対称性を利用し、ア
ツプダウンカウンタのアツプ・ダウンを単純に切
換えてカウント積算値からずれ量△x,△yを求
めるようにしたところに本旨がある。
具体的な実施例を第2図に示す。第2図におい
て、4は円マーク1が形成されたPWBで、移動
テーブル5に立設されたピン6によりPWBに穿
つた孔を介して粗く位置決めされ、移動テーブル
5に例えば真空吸着によつて固定されている。移
動テーブル5は、副走査方向とは反対の方向すな
わち一Y軸方向に移動する。7は円マーク1を含
む所定の領域を撮像する撮像装置で、例えば1次
元CCDイメージセンサを備える。撮像装置7が
主走査方向すなわちX軸方向の走査を分担する。
2値化回路8は、撮像装置7から出力される撮
像信号を画素単位で2値化、すなわち背景を
「0」パターンを「1」のデイジタル信号に変換
する。2値化回路8の出力は3入力アンド回路1
5に入力される。3入力アンド回路15にはデー
タイネーブル信号DEとデータクロツクDCKが入力
されている。
データイネーブル信号DEはシステムタイミン
グ発生回路16内で作られ、第1図に示した検出
エリア2内を撮像装置7が走査している間は
「1」となる。システムタイミング発生回路16
内では他にXクロツクCKX、YクロツクCKY、デ
ータクロツクDCK、検出エリア2終了信号ENが作
られ、リミツトスイツチ13の発する信号により
クリア信号CLX,CLYも作られる。
データクロツクDCKは2値化回路8が出力する
画素単位毎の「0」又は「1」の信号に応じて画
素毎にパルスを発する。
3入力アンド回路15はデータイネーブル信号
DEが「1」、2値化回路8の出力が「1」のとき
データクロツクDCKに応じたパルスを出力する。
このパルスは、アツプダウンカウンタ9及びアツ
プダウンカウンタ10の双方に同時に与えられ
る。アツプダウンカウンタ9は、円マーク1に係
る2値化回路8の出力する信号「1」をX軸方向
(主走査方向)についてカウントする。他方、ア
ツプダウンカウンタ10は円マーク1に係る2値
化回路8の出力する信号「1」をY軸方向(副走
査方向)についてカウントする。
XクロツクCKX信号が入力されるX軸方向アツ
プ・ダウン切換タイミング信号発生回路11は、
XクロツクCKXをカウントすることにより基準線
3xに至つたときタイミング信号を発生し、上記
アツプダウンカウンタ9のアツプ・ダウンを切換
え制御する。YクロツクCKY信号が入力されるY
軸方向アツプ・ダウン切換タイミング信号発生回
路12は、YクロツクCKYをカウントすることに
より基準線3yに至つたときタイミング信号を発
生し、上記アツプダウンカウンタ10のアツプ・
ダウンを切換え制御する。
演算手段14には、システムタイミング発生回
路16からの終了信号ENが入力されるとともに、
X軸方向アツプダウンカウンタ9とY軸方向アツ
プダウンカウンタ10のカウント結果が入力され
る。演算手段14は例えばPWB検査システムを
統括して制御するミニコンピユータの一部であ
り、ハードウエアまたは機能実現手段としてのソ
フトウエアをもつて構成される。
次に、以上の構成の本考案の実施例の動作につ
いて説明する。まず、移動テーブル5がスタート
すると、テーブル5にあるピン6の近辺がリミツ
トスイツチ13を通過した時リミツトスイツチ1
3から信号が発せられ、システムタイミング発生
回路16よりクリヤ侵号CLXとクリア信号CLY
発生し、X軸方向のアツプダウンカウンタ9、Y
軸方向のアツプダウンカウンタ10、X軸方向ア
ツプダウン切換タイミング発生回路11、Y軸方
向アツプダウン切換タイミング発生回路12を初
期状態にする。
X軸方向アツプダウン切換タイミング発生回路
11は主走査毎にクリア信号CLXでクリアする。
X軸方向アツプダウンカウンタ9、Y軸方向ア
ツプダウンカウンタ10、Y軸方向アツプダウン
切換タイミング発生回路12は、クリア信号CLY
の初期状態クリアのみでよい。
検査エリア2が撮像装置7の視野に入ると、前
述のようにして2値化回路8からの2値化信号に
よりX軸方向アツプダウンカウンタ9及びY軸方
向アツプダウンカウンタ10がカウント可能にな
る。XクロツクCKXをカウントしているX軸方向
アツプ・ダウン切換えタイミング発生回路11
は、そのカウント数がX軸方向の基準対称線3x
(第1図)の位置に対応する所定の値となつた時
点で、X軸方向アツプダウンカウンタ9にアツ
プ・ダウンの切換信号を出力する。そのタイミン
グでX軸方向アツプダウンカウンタ9は、アツプ
カウントからダウンカウント(またはこの逆でも
よい)へ切換えられる。このアツプ・ダウンの切
換え制御はX軸方向の走査ごとに行なわれる。円
マーク1を横切るX軸方向の走査によつて、X軸
方向アツプダウンカウンタ9にはずれ△xの2倍
に相当するカウント値が得られ、それが順次に累
積してゆく。
他方、Y軸方向のアツプダウンカウンタ10で
は、円マーク1に係る画素信号「1」が入力され
る毎にカウントが進められる。そして、Y軸方向
アツプ・ダウン切換えタイミング発生回路12の
Yクロツクのカウント数が、Y軸方向の基準対称
線3y(第1図)の位置に対応する所定の値とな
つた時点で、Y軸方向アツプダウンカウンタ10
にアツプ・ダウンの切換信号を出力する。その1
回のタイミングでY軸方向アツプダウンカウンタ
10は、アツプカウントからダウンカウントへ切
換えられる。これ以降、Y軸方向アツプダウンカ
ウンタ10へ入来する3入力アンド回路15の出
力信号は累積カウント値から減数される。
検査エリア2の終端が検出されると、演算手段
14に終了信号ENが送出される。演算手段14
はこの終了信号ENによつてX軸方向アツプダウ
ンカウンタ9、Y軸方向アツプダウンカウンタ1
0双方の積算データを取り込む。X軸方向アツプ
ダウンカウンタ9の積算データは面積S(x)の
2倍に相当する値であり、他方、Y軸方向アツプ
ダウンカウンタ10の積算データは面積S(y)
の2倍に相当する値となる。演算手段14は、こ
の積算データを所定のプログラムに基づいて演算
し、ずれ量△x,△yを求める。なお、高速化の
目的で、上記プログラムに替え、積算データ対ず
れ量のROMテーブルを用いるようにしてもよ
い。
3入力アンド回路15の出力信号を全てアツプ
カウントするとマーク1の面積が得られるので、
その面積値をマークパターン1のほそりや太りに
対する補正計算用参照値として用いることもでき
る。これによりさらに正確なずれ量△x,△yが
求まる。
上記実施例では、予めPWB4に形成されるマ
ーク1は円形としたが、平行移動に係る位置ずれ
を検出する目的でなら、円形に限らず一般に、直
交する2本の対称線を有するマーク、例えば正方
形や長方形、ひし形、惰円などでもよい。
ただ、円形とすると、中心に対しすべての方向
に対して等方性という性質から、エツチングによ
る角とれややせの影響を受けにくいといつた利点
をもつ。
更に重要なことは、画素に対し十分に大きな円
では本考案の様に各走査時の検出誤差を積算し平
均値を求めると、その結果は一画素の大きさ以下
の精度をもつことである。なぜなら、前述の条件
が成立していると、マークの端がかかつた任意の
画素付近に注目すれば、その画素付近には画素内
に占めるマークの割合が少しずつ異なつた画素が
ある。又、円の等方性も考え合わせれば、マーク
の占める割合が0〜100%の範囲で除々に変化し
N等分した時、各々の範囲に対応する画素の数は
ほぼ均等である。よつて、マークが一画素分ずれ
る間の誤差カウント値(前述S(x),S(y))
は、ほぼ線形に変化する。よつて、このようにし
て得られた精度の高い情報を用いてずれの補正を
行なえば、量子化誤差が累積することが避けられ
る。
次に、第3図を参照して好ましい使用例を説明
する。
第3図は撮像手段と移動テーブルを上方から見
た平面模式図であり、第2図と同一の参照符号の
ものは同一または相当のものを示し、4pは検査
すべき配線パターンのあるパターンエリアを示し
ている。30は、例えば8台の撮像装置CH0,
CH1,……,CH7を連設した撮像手段であり、
パターンエリア4pの配線パターンを検査するた
めのものである。位置ずれ検出用の円マーク1は
マーク1aとマーク1bの2個形成され(なお、
大きさについては例えば16×16μmの画素に対し
直径が3mm、検出エリアは4mm四方である)、パ
ターンエリア4pに入る直前の箇所で、それぞれ
撮像装置CH0と撮像装置CH7の視野に入る位
置に形成されている。マーク1cとマーク1dは
パターンエリア4pの検査を−Yから+Yの逆方
向に行う場合に用いるものであり、撮像装置CH
0〜CH7はテーブル5のY軸方向往復動でパタ
ーンエリア4pの全面を掃引する場合に最適であ
る。
撮像手段30によるパターン撮像に先だつて、
CH0でマーク1aのずれを検出し、CH7によ
つてマーク1bのずれを検出する。即ち、位置ず
れ検出装置に必須の撮像手段7(第2図)を配線
パターン撮像用の撮像手段30と兼用するもので
ある。こうすると、独立別個の位置ずれ検出装置
を必要とせず、またその構成も極めて単純化でき
る。すなわち撮像装置CH0,CH1……,CH7
に対応してそれぞれの2値化回路が構成されてお
り、2値化回路8(第2図)も位置ずれ検出用に
利用でき、第2図の構成例につき、実質上アツプ
ダウンカウンタ9,10とアツプ・ダウン切換え
タイミング回路11,12を付加するだけでよい
からである。
第3図の実施例において、被検査PWB4は、
同種のものが二枚以上1枚づつそれぞれ順次移動
テーブルにセツトされ、1枚目の画像情報はメモ
リ装置に貯えられ、その後2枚目がセツトされ1
枚目と同様に撮像される。この時、1枚目及び2
枚目の各々のマークより、ずれを検出しその相対
的なずれ量を求め、1枚目の画像情報をメモリ装
置から読み出す際に位置補正を行ない2枚目の現
在読み取りつつある画素に対応した1枚目の画素
情報をメモリより取り出し回路パターンの比較を
行なう。
この補正を行なう際に回転によるずれ量の補正
の精度が重要であるが8台の撮像装置の両端すな
わち第3図に示すCH0とCH7を用いて基板上
の最長部分を測定しているので、十分な精度が得
られる。
なお、この考案の装置におけるPWBの画素比
較は、前述のような1枚目のPWBのパターンを
記憶しておいて、その記憶内容と2枚目のPWB
とを比較する方法と、2枚のPWBを同時に比較
する方法と、PWBの原図信号と被検査PWBとを
比較する方法、のいずれにも適用できる。
なお、第3図の好ましい使用例では、第2図の
実施例で用いたCCDリニアセンサを備えた撮像
装置(複数個)を使用することを暗黙の前提とし
て説明したが、これらの撮像装置はエリアセンサ
(X・Y両方向にマトリツクス状にCCD素子多数
を配列したセンサ)を備えたものであつてもよい
ことはいうまでもない。例えば、PWBパターン
欠陥検査用の撮像装置にはCCDリニアセンサを
備え、位置ずれ検出用の撮像装置は別個に除いて
CCDエリアセンサを備えるようにすることもで
きる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案はプリント配線板にエツ
チング形成された位置ずれ検出用マークの対称性
を利用し、各走査方向のアツプダウンカウンタの
アツプ・ダウンを対称位置で切換えてカウンタに
積算値を形成し、この積算値に基づいてずれ量を
求める構成であるので、エツチングに係る特有の
問題を排除すると同時に平均化も行ない一画素以
下のオーダーまでPWBのずれを精度よく求める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理の説明図、第2図は本考
案の実施例に係るブロツク図、第3図は好ましい
実施例におけるプリント配線板と撮像系との配置
を示す図解図である。 1,1a,1b,1c,1d……円マーク、2
……検出エリア、3x,3y……基準対称線、4
……PWB(プリント配線板)、7,30……撮像
手段、8……2値化回路、9,10……アツプダ
ウンカウンタ、11,12……アツプ・ダウン切
換えタイミング発生回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 同種のプリント配線板相互のパターン情報を
    照合できるように、プリント配線板検査システ
    ムに規定した基準座標からのずれを検出するた
    めの装置であつて、 プリント配線板の配線パターンに対し一定の
    位置関係にあり、直交する2本の直線に対称で
    あるマークを、主走査方向次いで副走査方向に
    順次に走査して撮像信号を出力する撮像手段
    と、 前記撮像手段からの撮像信号を2値化する2
    値化手段と、 前記2値化手段から出力される前記マークに
    係る画素信号を主走査方向に対応づけてカウン
    トする主走査方向用アツプダウンカウンタと、 前記2値化手段から出力される前記マークの
    係る画素信号を副走査方向に対応づけてカウン
    トする副走査方向用アツプダウンカウンタと、 主走査方向の基準対称線の位置で前記主走査
    方向用アツプダウンカウンタのアツプ・ダウン
    を切換え制御する主走査方向アツプ・ダウン切
    換手段と、 副走査方向の基準対称線の位置で前記副走査
    方向用アツプダウンカウンタのアツプ・ダウン
    を切換え制御する副走査方向アツプ・ダウン切
    換手段とを備え、前記アツプダウンカウンタの
    それぞれの積算値に基づいてずれ量を求めるよ
    うにしたことを特徴とするプリント配線板の位
    置ずれ検出装置。 (2) 撮像手段は、プリント配線板の配線パターン
    を撮像する撮像手段と兼用されるものである実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載のプリント配
    線板の位置ずれ検出装置。 (3) 対称なマークは円である実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載のプリント配線板の位置ずれ検
    出装置。
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