JPH0244090Y2 - - Google Patents

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JPH0244090Y2
JPH0244090Y2 JP1986059804U JP5980486U JPH0244090Y2 JP H0244090 Y2 JPH0244090 Y2 JP H0244090Y2 JP 1986059804 U JP1986059804 U JP 1986059804U JP 5980486 U JP5980486 U JP 5980486U JP H0244090 Y2 JPH0244090 Y2 JP H0244090Y2
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JP
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cage
rib
groove
roller
synthetic resin
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JP1986059804U
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JPS62170827U (ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/46Cages for rollers or needles
    • F16C33/467Details of individual pockets, e.g. shape or roller retaining means
    • F16C33/4676Details of individual pockets, e.g. shape or roller retaining means of the stays separating adjacent cage pockets, e.g. guide means for the bearing-surface of the rollers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は円筒ころ軸受用合成樹脂製保持器、詳
しくは内周側より円筒ころが嵌入される形状の合
成樹脂製保持器に関するものである。
(従来の技術) 一般に円筒ころ軸受用の合成樹脂製保持器a
は、円周上に配された複数個の保持器柱bと、保
持器柱bの両端に一体に形成された2つの保持器
環体cとからなり、保持器柱bと保持器環体cと
で形成されるころ保持ポケツトdに、ころeを保
持するようにしている(第6図参照)。そして保
持器の内周側からころeが圧入される形式の従来
の保持器aは、ナイロン66のように比較的軟質
の合成樹脂からなり、第6図に示すように、相隣
接する保持器柱bの内周側の間隔Hはころeの外
径よりも小さく形成されている。そしてころeを
ころ保持器柱ポケツトdに嵌入し得るように各保
持器柱bの内周側端面にはぬすみと称されている
溝fが設けられ、ころeの圧入時に溝fの両側の
リブ壁gが弾性変形して保持器aのころ保持ポケ
ツトdにころeが嵌入される。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の保持器aは、ナイロン66のように比較
的軟質の合成樹脂から形成されているため、上記
の構造によつて、ころの嵌入ができ、しかも良好
な保持性が確保されているが、近時、軸受の用途
範囲の拡大に伴い、より耐熱性、耐油性に優れた
保持器が要望されていることからすると、ポリエ
ーテルサルフオン樹脂等の硬質の材料の使用が望
まれる。ところが、このような硬質の材料を適用
した場合には、ころの嵌入に要する押圧力が大き
くなり、しかも、無理に嵌入するとリブ壁が折損
したりクラツクが生じたりするおそれがある。こ
のことはころ嵌入作業の能率を低下させるととも
に、製品の歩留まりを低下させる大きな要因とな
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、複数個の保持器柱と、該保持器柱の
両端に一体に形成された2つの保持器環体とから
なり、該保持器柱と保持器環体とで形成されるこ
ろ保持ポケツトで円周等間隔にころを保持するよ
うにした円筒ころ軸受用の合成樹脂製保持器にお
いて、前記保持器柱の内周側端面に内径方向突出
するリブを設け、該リブの中心部に軸直角方向の
断面から台形状の溝を設けて該溝の両側に弾性変
形可能なリブ壁を形成するとともに、該台形状の
溝の底面の中心部に軸直角方向の断面が略三角形
状の細溝を形成し、円筒ころ嵌入時に弾性変形す
るリブ壁の肉厚を内径側に向つて2段階に小さく
したことを特徴とするものである。
(作用) 保持器柱の内周側端面に内径方向に突出するリ
ブを設け、該リブの中心部に軸直角方向の断面が
台形状の溝を設けて該溝の両側に弾性変形可能な
リブ壁を形成するとともに、該台形状の溝の底面
の中央部に軸直角方向の断面が三角形状の細溝を
形成し、円筒ころ嵌入時に弾性変形するリブ壁の
肉厚を内径側に向つて2段階に小さくしたことに
より、ころの嵌入時には、まず台形状の溝の両側
のリブ壁が弾性変形し、ころが嵌入されるにとも
なつて細溝の両側の肉厚部分も弾性変形してころ
の嵌入を許容する。しかも、嵌入後のころは細溝
の両側の肉厚部分の弾性復元および台形状の溝の
両側のリブ壁の弾性復元によつて確実に保持され
る。
リブ壁の肉厚を内径側に向つて2段階に小さく
することにより、リブ壁の基部が十分な強度を保
持するとともに、該リブ壁の先端部が十分な弾性
を保持する。これにより、硬質合成樹脂材料の使
用を可能とする。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に沿つて説明する。
第1図及至第5図は一実施例を示しており、保持
器1は、硬質の合成樹脂であるポリエーテルサル
フオン樹脂(PES)、ポリエーテルエーテルケン
ト樹脂(PEEK)、あるいはポリフエニレンサル
フアイド樹脂(PPS)からなり、複数個の保持器
柱2と、該保持器柱2の両端に一体に形成された
保持器環体3とからなる。保持器柱2と保持器環
体3とで形成されるころ保持ポケツト4には、円
周等間隔にころ5が保持されている。
保持器柱2の円周側端面には、第4図、第5図
に示すように内径方向に突出するリブ6が一体形
成されている。リブ6は、保持器柱2の長手方向
中央に設けられ、保持器柱の約2分の1〜3分の
1の長さとされるのが好ましい。リブ6の内周側
の幅方向中心部には、軸直角方向断面が台形状の
溝7を設けて、この台形状の溝7の両側に弾性変
形可能な薄肉のリブ壁8を形成している。
台形状の溝7の両側斜面9,9の拡開角度Aは
15〜25度が好ましく、図示の例では20度に形成さ
れている。台形状の溝7の底面10の中心部に
は、軸直角方向の断面が略三角形状の細溝11が
形成され、この細溝11の両側が厚肉に形成され
ている。細溝11の両側斜面12,12の延長線
c,cは、リブ壁8,8の内周の内側隅部を切截
するように拡開され、拡開角度Bは、65〜75度と
されるのが好ましく、図示の例では70度に形成さ
れている。なお、第3図に示すように台形状の溝
7の底面のコーナー部および細溝11の底部は断
面円弧状に形成されて、ここに応力集中が生じな
いようにされている。
(考案の効果) 本考案は、このように保持器柱の内周側端面に
内径方向に突出するリブを設け、該リブの中心部
に軸直角方向の断面が台形状の溝を設けて、該台
形状の溝の両側にリブ壁を形成すると共に、該台
形状の溝の底面の中央部に軸直角方向の断面が略
三角形状の細溝を形成し、円筒ころ嵌入時に弾性
変形するリブ壁の肉厚を内径側に向つて2段階に
小さくしたので、円筒ころ嵌入の際には、まず、
台形状の溝の両側に形成されたリブ壁が弾性変形
され、更にころが嵌入されて、上記リブ壁の基部
を通過する際には、細溝の両側部分が弾性変形
し、これによつてころを比較的小さい押圧力でこ
ろ保持ポケツト内に嵌入でき、この嵌入時におけ
る折損やクラツクの発生がなかつた。因みに、硬
質の合成樹脂であるポリエーテルサルフオン樹脂
(PES)からなる保持器にころを嵌入したところ、
従来の形状とした場合の約2分の1の押圧力で嵌
入できた。また、ころを嵌入した後のころ保持性
も良好であつた。
さらに、リブ壁の肉厚を内径側に向つて2段階
に小さくしているので、リブ壁の先端部が薄肉と
されてころ嵌入時に弾性可能な十分な弾性を保持
しつつ、リブ壁の基部が厚肉とされて十分な強度
を保持することができ、特に耐熱性に優れる硬質
合成樹脂材料を用いる場合に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示してい
るものであり、第1図は保持器の1つのころ保持
ポケツトの断面図、第2図および第3図は本考案
の主要部を示した拡大断面図、第4図および第5
図は保持器柱の側面図および斜視図、そして第6
図は従来の保持器のポケツト部を示した断面図で
ある。 1……保持器、2……保持器柱、3……保持器
環体、4……ころ保持ポケツト、5……ころ、6
……リブ、7……台形状の溝、8……リブ壁、1
1……細溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の保持器柱と、該保持器柱の両端に一体
    に形成された2つの保持器環体とからなり、該保
    持器柱と保持器環体とで形成されるころ保持ポケ
    ツトで円周等間隔にころを保持するようにした円
    筒ころ軸受用の合成樹脂製保持器において、前記
    保持器柱の内周側端面に内径方向に突出するリブ
    を設け、該リブの中心部に軸直角方向の断面が台
    形状の溝を設けて該溝の両側に弾性変形可能なリ
    ブ壁を形成するとともに、該台形状の溝の底面の
    中央部に軸直角方向の断面が略三角形状の細溝を
    形成し、円筒ころ嵌入時に弾性変形するリブ壁の
    肉厚を内径側に向つて2段階に小さくしたことを
    特徴とする円筒ころ軸受用合成樹脂製保持器。
JP1986059804U 1986-04-21 1986-04-21 Expired JPH0244090Y2 (ja)

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JP1986059804U JPH0244090Y2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21

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JP1986059804U JPH0244090Y2 (ja) 1986-04-21 1986-04-21

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JPS62170827U JPS62170827U (ja) 1987-10-29
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JPS62170827U (ja) 1987-10-29

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