JPH02439Y2 - - Google Patents
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- JPH02439Y2 JPH02439Y2 JP15136183U JP15136183U JPH02439Y2 JP H02439 Y2 JPH02439 Y2 JP H02439Y2 JP 15136183 U JP15136183 U JP 15136183U JP 15136183 U JP15136183 U JP 15136183U JP H02439 Y2 JPH02439 Y2 JP H02439Y2
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- Japan
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- main body
- evaporation
- shaped
- vacuum chamber
- concave groove
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
本考案は真空蒸着装置に使用される蒸発源装置
に関する。 従来この種の蒸発源装置として第1図示のよう
にボロンナイトライドコンポジツト等の導電性セ
ラミツクの棒状本体aの上面に凹溝状の蒸発部b
を形成し、該本体aへの通電でこれを発熱させ、
該蒸発部b内の金属材料cを加熱溶解して真空室
d内へ蒸発させる式のものは知られている。こう
したセラミツク製の本体aは第2図示のようにそ
の長手方向両端部を通電用電極部eで固定するを
一般とするが、該本体aが高温加熱されるとその
熱膨張で使用中にそり返り蒸発速度が変化したり
破断する等の事故を生じ易く、また熱膨張を吸収
するように電極部eでの固定を緩くすると電気的
接触が不充分になり電力ロスを生ずる欠点があ
る。さらに本体aの各端部を固定する各電極部e
が同一水平面上にないと本体aにストレスが掛り
破断を生じ易くなるが、該本体は100mm乃至260mm
と比較的長くこれに伴ない各電極部eの間隔も長
くなるので各電極部eの水平度を出すことが非常
に困難であつた。 本考案はこうした欠点、困難を解決することを
目的とするもので、真空室1内に設けた導電性セ
ラミツクの本体1の上面に凹溝状の蒸発部3を形
成し、該本体2への通電で該蒸発部3内の金属材
料4を加熱溶解して該真空室1内へ蒸発させる式
のものに於て、該本体2を略U字状の平面形状に
形成してその1対の端部を夫々取付部2a,2a
とすると共にその中間の連結部2bの上面に凹溝
状の蒸発部3を形成して成る。 第2図及び第3図はその1例を示すもので、こ
れに於ては該本体1は導電性セラミツクの板に切
れ込みを入れて略U字状の平面形状とし、その上
面に蒸発部3の凹溝を切削して形成した。該本体
1の取付部2a,2aは水冷電極5,5により固
定されるが、各取付部2aは本体1の1側に互に
接近して位置するので水冷電極5,5もその間隔
を狭くして配置し得、両電極5の水平度を簡単に
出すことが出来、また該電極5に通電されて該本
体1が加熱膨張したときは取付部2a,2aと反
対側に伸び、本体1のそり返りや破断を生ずるこ
とがない。該本体1の膨張による伸びは加熱温度
にほぼ比例するが、取付部2a,2aの反対側に
自由に伸びれるので本体1を高温に加熱すること
が可能であり、その結果蒸発部3からの蒸発量を
従来よりも1.5倍程度にまで増大させ得る。 本考案のものは本体1を電極5から通電して加
熱し、蒸発部3内の金属材料4を真空室1へ蒸発
させ、金属薄膜を該室1内のサブストレートに形
成すべく作動することは従来のものと変わりがな
いが、例えばロール状のフイルムのサブストレー
トを真空室内に用意し、これを繰り出して巻取る
までの間に該フイルムに蒸発部3から蒸発する例
えばアルミニウムの蒸着膜を形成した場合、次表
に見られるように、従来の棒状の蒸発部を設けた
場合に比べて蒸発部の個数を少なくして従来と同
等の製品を得ることが出来、その寿命も著しく長
く、ランニングコストを38%低減させ得る。 また、本考案の場合、G値を4g/min・IN2
に上げることも可能であり、この場合、巻取り速
度を650m/minに上げて500Åの膜厚のAl膜を形
成出来、寿命も約30時間であつた。
に関する。 従来この種の蒸発源装置として第1図示のよう
にボロンナイトライドコンポジツト等の導電性セ
ラミツクの棒状本体aの上面に凹溝状の蒸発部b
を形成し、該本体aへの通電でこれを発熱させ、
該蒸発部b内の金属材料cを加熱溶解して真空室
d内へ蒸発させる式のものは知られている。こう
したセラミツク製の本体aは第2図示のようにそ
の長手方向両端部を通電用電極部eで固定するを
一般とするが、該本体aが高温加熱されるとその
熱膨張で使用中にそり返り蒸発速度が変化したり
破断する等の事故を生じ易く、また熱膨張を吸収
するように電極部eでの固定を緩くすると電気的
接触が不充分になり電力ロスを生ずる欠点があ
る。さらに本体aの各端部を固定する各電極部e
が同一水平面上にないと本体aにストレスが掛り
破断を生じ易くなるが、該本体は100mm乃至260mm
と比較的長くこれに伴ない各電極部eの間隔も長
くなるので各電極部eの水平度を出すことが非常
に困難であつた。 本考案はこうした欠点、困難を解決することを
目的とするもので、真空室1内に設けた導電性セ
ラミツクの本体1の上面に凹溝状の蒸発部3を形
成し、該本体2への通電で該蒸発部3内の金属材
料4を加熱溶解して該真空室1内へ蒸発させる式
のものに於て、該本体2を略U字状の平面形状に
形成してその1対の端部を夫々取付部2a,2a
とすると共にその中間の連結部2bの上面に凹溝
状の蒸発部3を形成して成る。 第2図及び第3図はその1例を示すもので、こ
れに於ては該本体1は導電性セラミツクの板に切
れ込みを入れて略U字状の平面形状とし、その上
面に蒸発部3の凹溝を切削して形成した。該本体
1の取付部2a,2aは水冷電極5,5により固
定されるが、各取付部2aは本体1の1側に互に
接近して位置するので水冷電極5,5もその間隔
を狭くして配置し得、両電極5の水平度を簡単に
出すことが出来、また該電極5に通電されて該本
体1が加熱膨張したときは取付部2a,2aと反
対側に伸び、本体1のそり返りや破断を生ずるこ
とがない。該本体1の膨張による伸びは加熱温度
にほぼ比例するが、取付部2a,2aの反対側に
自由に伸びれるので本体1を高温に加熱すること
が可能であり、その結果蒸発部3からの蒸発量を
従来よりも1.5倍程度にまで増大させ得る。 本考案のものは本体1を電極5から通電して加
熱し、蒸発部3内の金属材料4を真空室1へ蒸発
させ、金属薄膜を該室1内のサブストレートに形
成すべく作動することは従来のものと変わりがな
いが、例えばロール状のフイルムのサブストレー
トを真空室内に用意し、これを繰り出して巻取る
までの間に該フイルムに蒸発部3から蒸発する例
えばアルミニウムの蒸着膜を形成した場合、次表
に見られるように、従来の棒状の蒸発部を設けた
場合に比べて蒸発部の個数を少なくして従来と同
等の製品を得ることが出来、その寿命も著しく長
く、ランニングコストを38%低減させ得る。 また、本考案の場合、G値を4g/min・IN2
に上げることも可能であり、この場合、巻取り速
度を650m/minに上げて500Åの膜厚のAl膜を形
成出来、寿命も約30時間であつた。
【表】
【表】
量
以上のように、本考案に於ては、本体1を略U
字状に形成したので加熱により生ずる膨張を取付
部2a,2aと反対側に逃せ、本体1のそり返り
や破断が防止され、また取付部2a,2aは互に
接近するのでこれを固定する電極5,5も接近し
てその水平度を出し易くなつて本体1にストレス
を与えることがなく、寿命が長く蒸発量の多い蒸
発源が得られる等の効果がある。
以上のように、本考案に於ては、本体1を略U
字状に形成したので加熱により生ずる膨張を取付
部2a,2aと反対側に逃せ、本体1のそり返り
や破断が防止され、また取付部2a,2aは互に
接近するのでこれを固定する電極5,5も接近し
てその水平度を出し易くなつて本体1にストレス
を与えることがなく、寿命が長く蒸発量の多い蒸
発源が得られる等の効果がある。
第1図は従来例の斜視図、第2図はその取付状
態の側面図、第3図は本考案の実施例の平面図、
第4図はその側面図である。 1……真空室、2……本体、3……蒸発部、4
……金属材料、2a,2a……取付部、2b……
連結部。
態の側面図、第3図は本考案の実施例の平面図、
第4図はその側面図である。 1……真空室、2……本体、3……蒸発部、4
……金属材料、2a,2a……取付部、2b……
連結部。
Claims (1)
- 真空室1内に設けた導電性セラミツクの本体2
の上面に凹溝状の蒸発部3を形成し、該本体2へ
の通電で該蒸発部3内の金属材料4を加熱溶解し
て該真空室1内へ蒸発させる式のものに於て、該
本体2を略U字状の平面形状に形成してその1対
の端部を夫々取付部2a,2aとすると共にその
中間の連結部2bの上面に凹溝状の蒸発部3を形
成して成る蒸発源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15136183U JPS6060453U (ja) | 1983-10-01 | 1983-10-01 | 蒸発源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15136183U JPS6060453U (ja) | 1983-10-01 | 1983-10-01 | 蒸発源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6060453U JPS6060453U (ja) | 1985-04-26 |
JPH02439Y2 true JPH02439Y2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=30335436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15136183U Granted JPS6060453U (ja) | 1983-10-01 | 1983-10-01 | 蒸発源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6060453U (ja) |
-
1983
- 1983-10-01 JP JP15136183U patent/JPS6060453U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6060453U (ja) | 1985-04-26 |
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