JPH0243714B2 - Hokaiseiryujokudohiryooyobihokaiseiryujosetsukaishitsuhiryonoseizohoho - Google Patents

Hokaiseiryujokudohiryooyobihokaiseiryujosetsukaishitsuhiryonoseizohoho

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JPH0243714B2
JPH0243714B2 JP25035383A JP25035383A JPH0243714B2 JP H0243714 B2 JPH0243714 B2 JP H0243714B2 JP 25035383 A JP25035383 A JP 25035383A JP 25035383 A JP25035383 A JP 25035383A JP H0243714 B2 JPH0243714 B2 JP H0243714B2
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fertilizer
granular
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granulation
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Toshio Ikenaga
Hiroshi Imai
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KUSHIRO SEKITAN KANRYU KK
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KUNNETSUPU SETSUKAI KOGYO KK
KUSHIRO SEKITAN KANRYU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、崩壊性の優れた粒状苦土肥料及び
粒状石灰質肥料の製造方法に関するものである。 近年日本農業は土壌、作物に適する処理による
肥料を容易に生産し、安価に供給すること、農家
の施肥労働力の軽減、人件費の節減等を目的とし
て、バルクブレンド(Bulk Blend)肥料方式を
採用する傾向にある。このバルクブレンド肥料と
は、粒状の各種原料肥料を配合(混合)した、肥
料を指すが、その原料肥料として苦土肥料及び石
灰質肥料も使用されている。しかし、苫土肥料及
び石灰質肥料は原石粒又は粒状であるが、前者は
そのままでは土中で溶解しにくく、他肥料要素と
バランスのとれた成分補給にならず、後者は配合
(混合)されるとき硬度が低いため多くが粉状化
し、偏析を起こして均一な配合がなされずその対
応策が求められていた。 従つて、バルクブレンド方式の原料肥料として
供給するには、硬度が高くかつ土中では崩壊性の
優れた粒状でなければならず、従来より研究され
てきた。その方法としては、可溶性の同属原料を
混合し、加圧する方法、有機物を含む造粒剤を添
加して造粒する方法、塩化加里と粘着性の無機質
粉体を加えて造粒する方法(特開昭54−97263)
等が考えられてきたが、いずれも保存性・取扱性
を向上するために硬度を高くすれば土中にて溶解
しにくくなり、また溶解し易くすると硬度が低く
なつてしまうという欠点を有し、さらにその製造
工程が複雑であつたり、生産コストが高くなつて
しまつたりして、大量生産に不向きであつた。 本発明は、上記の事情に鑑み開発されたもので
あり、硬度が高く、かつ水中及び土壌中で容易に
崩壊し肥料効果が発揮できるような、崩壊性粒状
苦土肥料及び崩壊性粒状石灰質肥料の製造方法を
提供することを、その目的とするものである。 ここで苦土肥料、石灰質肥料とは、肥料取締法
によつて分類され公定規格により規定されている
ものであり、例えばそれぞれ軽焼マグネシウムや
消石灰が挙げられる。両者は共に、含水バインダ
ーで粒状化することにより水分と反応し硬化、凝
縮する性質をもつており圧縮固形化すると崩壊し
なくなり、かかる場合には土中で崩壊せず肥料と
しての役目は果されなくなつてしまう。 本発明は、粒状の苦土肥料及び石灰質肥料の一
方あるいは両者を混合したものに塩化カルシウム
を添加した有機物、例えばステフエン廃水濃縮液
(以下「CSF」という)や、アルコール醗酵廃液
濃縮液(以下「CCDS」という)あるいはリグニ
ンスルホン酸塩類溶液等を含む造粒剤を加えて30
〜70℃の温度範囲で混練した後、造粒成形し、し
かる後上記温度範囲で乾燥することにより成るも
のである。 上記混練は造粒剤の濃度に応じて、高圧力のも
とに行われる、いわゆる捏和によつてなされる。
また造粒成形は、単なる転動造粒、あるいは押出
成形によつてもよく、さらには押出成形後に転動
造粒を行う工程であつてもよい。なお、押出成形
は成形される対象材料により適宜加減する。 本発明で使用される有機物を含む造粒剤として
は、ステフエン法によつて甜菜製糖工場で得られ
るCSF、アルコール工場で得られるCCDS、そし
て製紙工場から得られるリグニンスルホン酸塩類
溶液が代表的で、いずれも水分が30%〜60%程度
のものが使用可能であるが、上記のものと同程度
の粘性及び表面張力を有する他の有機物を含む廃
液も使用可能である。 次に、本発明の各実施例の工程について順を追
つて説明する。 実施例 1 先ず捏和を行うニーダーに苦土肥料である粉状
の軽焼マグネシウムを投入し、これに塩化カルシ
ウムとCSF等の有機物を含む造粒剤(以下「造粒
剤」という)を添加する。塩化カルシウムの添加
量は造粒剤の水分によつて異なるが、例えば造粒
剤の水分が50%位であるとすると、総混合量重量
比0.5%〜1.0%位、特に0.7%が望ましい。造粒剤
の添加量は造粒剤の種類そして水分の量によつて
異なるが、水分が50%位であるとすると、総混合
量重量比15%〜20%位、特に17%前後が望まし
い。上記造粒剤はその水分量が30%〜60%の範囲
のものが使用可能であるが、上記数値を勘案して
その水分量に応じて塩化カルシウムの添加量も増
減するとともに、軽焼マグネシウムに添加する量
も増減する。 軽焼マグネシウムに塩化カルシウム均一に添加
するには、塩化カルシウムを粒状のまま使用せず
造粒剤に溶かし溶液として添加することが望まし
い。その場合、塩化カルシウムの結晶水を安定化
するために造粒剤の温度を30℃〜70℃位に保つ
と、安定した溶液が得られる。 ニーダー内で上記軽焼マグネシウムと、塩化カ
ルシウムが溶けこんだ造粒剤を高圧力の下で捏和
工程を行う。上述のごとく、塩化カルシウムの結
晶水の安定化を図るために、造粒剤を上記温度範
囲とせねばならないので、この捏和もこの温度範
囲で行われる。ここで捏和とは軽焼マグネシウム
の微粒子の表面に均一に造粒剤の被膜を形成する
に充分なだけ混練することをいうものとする。ニ
ーダー内で本工程を行うと、造粒剤は軽焼マグネ
シウムの中で充分に浸透し、軽焼マグネシウムの
各微粒子が造粒剤の被膜により覆われるようにな
り、これら微粒子が造粒剤の被膜を介して互いに
付着して粒の核となる。その度合は手にとり握締
めるとブロツク状になる程度のものである。 次に捏和工程を経た軽焼マグネシウムを、押出
造粒機により成形を行う。成形は各微粒子間の造
粒剤が湧出しない程度の圧力、例えば10Kg/cm2
度の圧力で2〜3mmダイス孔を有するスクリーン
を通して押出成形する。成形された円柱状の軽焼
マグネシウムは、このままでも乾燥後造粒化され
るが、バルクブレンドに適合させる場合には球状
にする必要がある。 従つて押出成形された軽焼マグネシウムを皿型
又はドラム型の転動型造粒機で形整し球状粒形と
する。 最後に上記造粒工程で得られた軽焼マグネシウ
ムを硬度を高めるために乾燥工程にて充分乾燥せ
しめる。残留水分は出来るだけ少ない方がよく例
えば0.5%以下が望ましい。なお、この乾燥も、
上記塩化カルシウムの結晶水の安定化のた千に、
30〜70℃の温度範囲で行われる。 かくして軽焼マグネシウムに、塩化カルシウム
を溶かした造粒剤を添加し、順次捏和、成形、形
整、乾燥の各工程を経て得られた粒状軽焼マグネ
シウムは、内部構造に吸水性の強い塩化カルシウ
ムを保有すること、さらには造粒剤の持つ水分が
乾燥する事により空間を形成して、水分の吸収を
容易ならしめると共に崩壊を容易にすることが出
来る。なお、ここで上記塩化カルシウムの造粒中
及び造粒後の作用についてさらに説明する。造粒
剤が各肥料粒子の粒界に入り込んで付着作用をも
つためには、造粒剤には一定量以上の水分が必要
であるが、造粒剤に混入された塩化カルシウムは
水分を生成し上記一定量以上の水分を確保する。
その際、造粒剤は30〜70℃に保たれるので、塩化
カルシウムは水分を生成してはいても結晶水を失
うことなく保持している。また、塩化カルシウム
は乾燥時にあつても上記温度範囲にあるので結晶
水が保持されており、乾燥後製品となつてもこの
結晶水が吸水性を示し、乾燥により形成された、
上記空間内に水分が浸透することとなる。 以上の実施例より得られた試作品を試料1とし
て試験に供した。 実施例 2 消石灰を実施例1と同一工程で造粒化しその試
作品を試料2として試験に供した。 なお、上記試料1及び2と比較するために、従
来の方法により、軽焼マグネシウムに塩化カルシ
ウムを添加せず、実施例1と同一工程で得られた
試料3を従来品として試験に供した。 上記二実施例により得られた試料1及び2、そ
して従来品としての試料3について比較しつつ硬
度経時変化を第1表に、水中崩壊経時変化を第2
表にそれぞれ示した。
【表】 第1表に示される結果は、粒子の大きさが
2000μm以上の試料50粒についてなされた試験の
平均測定値である。 この試験結果から、 袋詰保存にあつては、試料1、2ともに若干
の硬度低下があるが実質上変化しないと認めら
れる程度であり、試料3(従来品)は次第に硬
度が上昇するが、これも実質的には無変化と
い々える範囲であり、いずれも問題ない。 室内放置にあつては、試料1、2ともに空気
中の水分の吸収により硬度が低下していくが、
90日後でも依然粒状を保つに充分な硬度を維持
している。一方試料3(従来品)は、空気中の
水分との反応が進み硬度が上昇しすぎてしまい
崩壊しにくくなる。 ということが、判明した。
【表】 第2表に示される試験試料は、第1表の試験の
場合と同様に、粒子の大きさが2000μm以上の試
料50粒をふるいにより選定したもので、その結果
は、試料50粒をふるい上に並べて、容器の中にお
き、試料が十分水に浸るまで水を注ぎ、1昼夜静
置後ふるいを静かに取り出してふるい上に残存す
る未崩壊粒を数え、その崩壊率を求めたものであ
る。 その結果試料1、2では、袋詰のものについて
は全く経時変化は見られず、室内放置のものに若
干の変化が見られるものの実質上何ら問題なく、
肥料取締法の指導要項を十分に満たしている。一
方試料3(従来品)は、第1表の結果にも示され
るように空気中の水分と反応して硬化してしまつ
て崩壊しにくくなり、その結果たとえ袋詰のもの
でも容易に崩壊せず、室内放置のものでは30日を
経過すると全く崩壊しなくなつてしまう。 以上のように、本発明によるならば、苦土肥料
そして石灰質肥料について保存あるいはその取扱
いにおいて十分な硬度を有して粒状を保ち、肥料
として散布されたときには土中の水分を十分に吸
収して容易に崩壊する、造粒化が容易に達成でき
ることとなつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉状の苦土肥料及び石灰質肥料の少なくとも
    一方に、塩化カルシウムを添加した有機物を含む
    造粒剤を加えて30〜70℃の温度範囲内で混練した
    後、造粒成形し、しかる後これを上記温度範囲内
    で乾燥することを特徴とする崩壊性粒状苦土肥料
    及び崩壊性粒状石灰質肥料の製造方法。 2 造粒剤に含まれる有機物は、ステフエン廃水
    濃縮液、アルコール醗酵廃液濃縮液そしてリグニ
    ンスルホン酸塩溶液のうちの少なくとも一つで成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    崩壊性粒状苦土肥料及び崩壊性粒状石灰質肥料の
    製造方法。 3 混練は、高圧のもとで行われる捏和であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の崩壊
    性粒状苦土肥料及び崩壊性粒状石灰質肥料の製造
    方法。 4 造粒成形は、押出成形の後転動造粒によりな
    されることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の崩壊性粒状苦土肥料及び崩壊性粒状石灰質肥
    料の製造方法。 5 造粒成形は、転動造粒によりなされることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の崩壊性粒
    状苦土肥料及び崩壊性粒状石灰質肥料の製造方
    法。 6 造粒成形は、押出成形によりなされることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の崩壊性粒
    状苦土肥料及び崩壊性粒状石灰質肥料の製造方
    法。
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