JPH0242949B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0242949B2
JPH0242949B2 JP14641985A JP14641985A JPH0242949B2 JP H0242949 B2 JPH0242949 B2 JP H0242949B2 JP 14641985 A JP14641985 A JP 14641985A JP 14641985 A JP14641985 A JP 14641985A JP H0242949 B2 JPH0242949 B2 JP H0242949B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
pulp
main frame
hood
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14641985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS626992A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14641985A priority Critical patent/JPS626992A/ja
Publication of JPS626992A publication Critical patent/JPS626992A/ja
Publication of JPH0242949B2 publication Critical patent/JPH0242949B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はパルプの加圧洗浄方法に関するもので
ある。
(背景技術・発明の要約) 本発明に用いられる装置は槽内で回転する濾過
用ドラムをその中に含む圧力室からなつている。
パルプは濾過用ドラムの回りに供給され、その
濾過液はドラム内から移送される。本発明の方法
は漂白状態の木材は言うに及ばず黒皮状態の木材
を洗浄することもできる。
従来、使用されている加圧洗浄において、1な
いし1.5%の範囲以上の濃度を有するパルプを供
給することは、これまで不可能であつた。
本発明の主たる目的は本質的により高濃度のパ
ルプの洗浄に使用し得る方法を達成することにあ
る。
本発明の方法において、パルプは主枠
(headbox)を介してドラムへと供給され、洗浄
液は主枠より高い水準の位置にある液体柱
(liguidcolumn)から導かれる。そしてパルプか
ら生ずる水と洗浄液からの水は、ドラムからドラ
ムの切妻壁を通つていつしよに集められる。
加圧室のフード部はダイアフラムによつてドラ
ムの排出側と分離されている。
空気はドラムの排出側から吸い込まれ、フード
内へ吹き出される。フードから空気はマツトを介
してドラムへと通過する。空気がさらにドラムか
らその排出側へ供給されると、空気はドラムから
マツトを吹き飛ばす。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の好ましい実施例においては、2段階の
洗浄が行なわれる。
まず第1段階の洗浄液は主枠7の上方にあるじ
や口10から直ちに供給される。パルプからの液
と第1洗浄段階の液はドラムからいつしよに集め
られる。この液は先行する洗浄装置あるいは乾燥
装置へと導かれる。
第2段階の洗浄液は上記したじや口10より高
い水準に位置する液体柱12を通つてドラム1に
まで導かれる。この第2段階の洗浄液を分離して
集めるために、ドラム1内に1つの水槽2があ
る。この水槽内の液はさらに第1洗浄段階におけ
る洗浄液として用いられる。
本発明を第1図および第2図を参照してより詳
細に説明する。第1図は本発明の方法に用いられ
る加圧洗浄装置の断面図で、Aは第1段階の洗浄
を行なう範囲、Bは第2段階の洗浄を行なう範
囲、およびCはすすぎ洗浄の範囲を示している。
第1実施例の加圧洗浄装置は1つの槽部2と1
つのフード3からなる加圧室内で、ここでは右回
りに回転する濾過用ドラム1から構成される。
パルプはパイプ4を通して分配ダクト5内に入
り、そこから複数のパイプ6を通つて槽部2上の
主枠7内に供給される。
主枠7からパルプの液の一部は濾過用ドラム1
を通つてドラム内部に入り、そこから液はドラム
の切妻壁にあるパイプ8を通つて第1の濾過液タ
ンク9内に導かれる。
主枠7を通つた後、パルプはドラム1上にマツ
トを形成する。
第1洗浄段階において、洗浄液は主枠7の真上
にあるパイプとじや口10を通りドラムのパルプ
マツト上へと導かれる。第1洗浄段階の洗浄液は
ドラムからパイプ8を通つて移送される。
第1洗浄段階の後、パルプマツトは次の第2洗
浄段階へと進む。この段階において、洗浄液はパ
イプ11を通りフード内へ導かれる。第2段階の
洗浄液はじや口10よりも上方に位置する高さの
水位12まで液体柱を形成する。ドラム内には、
第2洗浄段階から生じた洗浄液を集めるための水
槽13が設けられている。水槽13から液体はパ
イプ14を通り第2の濾過液タンク15内へ導か
れる。もし望むなら、第2段階の洗浄液の一部は
パイプ16を通して洗浄液の水準12より上方の
パルプウエブ上に吹き付けられる。
水槽13の前面はその開口部が調整できるよう
に屈曲可能となつている。
加圧室を保護するために、圧力を正常に保つた
ブロワ17が空気をパイプ18を介してフード内
に吹き込む。フードから空気がドラム1の周上の
パルプマツト及びストレーナーを通過し、ドラム
内に入り込む。そのドラム内から空気はドラムの
パルプ排出側へと通過し、パイプ19を介してブ
ロワ17によつてその空気が吸い込まれる。
フード3とドラム1のパルプ排出側間の圧力差
を維持するために、それらの間にはダイアフラム
20が設けられている。本実施例においては、ダ
イアフラム20の下端部が液体又は加圧された空
気に満された袋21によつてパルプマツトに対し
てシールされている。この袋21の代りにローラ
を用いてもよい。
空気がドラム1から袋21の下方へと通過する
と、空気はまたドラムからパルプマツトを吹き飛
ばし、その結果、パルプはスクリユ22に落ちて
洗浄装置からパイプ23を通つて洗浄されたパル
プとなる。
第2の濾過液はタンク15からパイプ24を通
り、パイプ10内に第1段階の洗浄液としてくみ
上げられる。第1の濾過液はタンク9からパイプ
25を通り、先行する洗浄装置の第2段階におけ
る洗浄液として、あるいは乾燥装置へ送られる洗
浄液として、くみ上げられる。
パルプは、これまで従来の洗浄装置において、
1ないし1.5%の供給濃度に希薄されねばならな
かつたものが、本実施例では1.5ないし5%、好
ましくは3ないし4%の濃度で洗浄装置内へポン
プでくみ上げられる。本装置においてパルプの濃
度を1.5〜5%と限定したのは次の理由による。
すなわち、従来のパルプ洗浄装置よりも電力効
率、水の消費等の点で効果を得るため、パルプの
最小濃度限界を1.5%とし、また本装置において、
パルプを容易にドラム上に搬送され、所望の目的
を達成するための最大濃度を5%とした。
これは、パルプ濃度が5%を超えると、パルプ
内のセルロース繊維は洗浄槽の底に沈澱してしま
うからである。つまり、このような場合ではマツ
トは均等質の状態を呈さないからである。それ
故、本実施例の洗浄装置は特筆すべき高能力を有
しており、ポンプによるくみ上げコストもより低
くなつている。また、くみ上げられる液体の量を
より少なくすることによりパルプ内へのエアの侵
入をカツトでき、上記液体が泡だつたことを防ぐ
こともできる。
また特別の装備として、2段階の洗浄液は1つ
に集められることも可能であり、かつさらに分離
して用いることも可能である。
もし望むなら、第1図に示す実施例は単に一段
階のみの洗浄装置として用いられるように単純化
することができる。この単純化された洗浄装置を
第2図に示す。
この第2実施例として洗浄液はパイプ11を通
るだけでマツト上に導かれ、そしてもし必要なら
パイプ16を通過させてもよい。ドラムの中には
水槽はないが、ドラムからの洗浄液はパイプ8を
通り、タンク9内へ集められるようになつてい
る。
他の洗浄装置は第1図のものと同様である。
(発明の効果) 上記説明から明らかなように、本発明は高濃度
におけるパルプの加圧洗浄を行なうので、処理能
力の増大が期待でき、しかも少量の洗浄液の使用
を可能としポンプのくみ上げコストも少なくでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例を説明するための
主要部断面図、第2図は他の実施例を説明する主
要部断面図である。 1……濾過用ドラム、2……槽部、3……フー
ド、7……主枠、8……切妻壁に設けたパイプ、
12……液体柱の水準。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パルプの懸濁液を主枠内の濾過用ドラムの回
    りに供給し、前記主枠下部の槽部と主枠上部を取
    り囲むフードとで区画された加圧室内で前記ドラ
    ムの回転面上にパルプマツトを形成してパルプを
    加圧洗滌する方法であつて、 前記パルプが1.5ないし5%、最適範囲を3な
    いし4%とする濃度で主枠内に供給され、 前記ドラムのパルプ排出側近くで前記フードか
    ら主枠に張設したダイアフラムにより加圧エアを
    供給する前記フード内の空間とパルプ排出側との
    圧力差を維持して、加圧エアを前記フード内に吹
    き込み、 洗滌液を前記パルプの供給口よりも上方に位置
    する液体柱の高さから前記ドラム上に導き、さら
    にドラム内に流入した洗滌液をドラムの切妻壁に
    設けたパイプから排出させると共に、前記フード
    内のエアはドラム周上のパルプマツトを介してド
    ラム内に導かれ、前記パルプ排出側でドラム内か
    らパルプマツト上に噴出させることを特徴とする
    方法。 2 パルプの懸濁液を主枠内の濾過用ドラムの回
    りに供給し、前記主枠下部の槽部と主枠上部を取
    り囲むフードとで区画された加圧室内で前記ドラ
    ムの回転面上にパルプマツトを形成してパルプを
    加圧洗滌する方法であつて、 前記パルプが1.5ないし5%、最適範囲を3な
    いし4%とする濃度で主枠内に供給され、 前記加圧室のエアは、ブロアを介して前記フー
    ド内に吹き込まれてドラム内に吸入され、ドラム
    のパルプ排出側でドラム内部からパルプマツトに
    噴出させ、 第1の洗滌液を主枠の上方にあるじや口から前
    記ドラム上に導くとともに前記ドラム内に流入し
    た第1の洗滌液をドラムの切妻壁に設けたパイプ
    から排出し、 さらに第2の洗滌液を前記じや口よりも上方に
    位置する液体柱の高さから前記ドラム上に導くと
    共に、この洗滌液がドラム内では第1の洗滌液と
    区別される1つの水槽内に集められ前記ドラムの
    切妻壁を介して前記水槽に接続された別のパイプ
    から排出されることを特徴とする方法。
JP14641985A 1985-07-03 1985-07-03 パルプの加圧洗浄方法 Granted JPS626992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14641985A JPS626992A (ja) 1985-07-03 1985-07-03 パルプの加圧洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14641985A JPS626992A (ja) 1985-07-03 1985-07-03 パルプの加圧洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS626992A JPS626992A (ja) 1987-01-13
JPH0242949B2 true JPH0242949B2 (ja) 1990-09-26

Family

ID=15407261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14641985A Granted JPS626992A (ja) 1985-07-03 1985-07-03 パルプの加圧洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS626992A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06246646A (ja) * 1993-02-26 1994-09-06 Showa Kiki Kogyo Kk 油槽用マンホール蓋開閉工具

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1293402C (en) * 1986-08-07 1991-12-24 Oscar Luthi Pressure pulp washer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06246646A (ja) * 1993-02-26 1994-09-06 Showa Kiki Kogyo Kk 油槽用マンホール蓋開閉工具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS626992A (ja) 1987-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4952314A (en) Apparatus for treating pulp
JPH0246715B2 (ja)
JP2901319B2 (ja) 繊維質原料スラリーの処理方法及び装置
US2745712A (en) Process for countercurrent washing of cooking liquor out of pulp
JPH086273B2 (ja) パルプ処理法及びその装置
US5960500A (en) Stock washer for washing, thickening and classifying solids
EP0856079B1 (en) Supply of washing liquid in a fractionating multi-stage washer
US5275024A (en) Paper pulp washing
US5085997A (en) Method of separating yeasts from fermentation liquors
US4608122A (en) Method for washing a paper fiber on a belt washer using a sonic frequency disturbance
US4539827A (en) Belt washing improvements
KR0179036B1 (ko) 가압 작동식 펄프 세척 기구
JPH0242949B2 (ja)
JPS584891A (ja) 原料懸濁液の洗滌用ワイヤ機械
JP2001503479A (ja) 紙パルプの洗浄と組合せた脱水/圧搾装置
US4549415A (en) Continuous counterflow belt washer
CN108187400B (zh) 一种化工设备用物料过滤机构
FI81725B (fi) Foerfarande och anordning foer behandling av fibersuspension.
US2711359A (en) Bleaching plant and method of bleaching cellulose pulp
US4324116A (en) Twin belt vacuum washer
US3154465A (en) Deaeration of washer filtrate
US6395132B1 (en) Washing system and washer for a fiber suspension
US20040094276A1 (en) Pulper device for the recovery of paper production waste, plant comprising said device and associated method for recovery of the waste
JP2986525B2 (ja) 再生紙用脱墨方法
US5267655A (en) Method and apparatus for treating a gas containing aqueous fiber suspension