JPH0242885B2 - - Google Patents
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- JPH0242885B2 JPH0242885B2 JP61217748A JP21774886A JPH0242885B2 JP H0242885 B2 JPH0242885 B2 JP H0242885B2 JP 61217748 A JP61217748 A JP 61217748A JP 21774886 A JP21774886 A JP 21774886A JP H0242885 B2 JPH0242885 B2 JP H0242885B2
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Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、開缶性に優れたイージーオープン蓋
用鋼板の製造方法に関するものである。 (従来の技術) 現在、ビール、炭酸飲料などの飲料缶あるいは
魚缶などの食缶には、適当な形状・深さのスコア
を刻印しておき、開缶用のタブを取付け、このタ
ブを引張ることにより、スコア部が切れ、缶切り
などの道具なしに容易に開缶できるイージーオー
プン蓋が使われている。このイージーオープン蓋
の素材としてはアルミニウムとスチールとがあ
り、アルミニウム製のイージーオープン蓋は耐蝕
性の点からすべての内容物に使用できるとはいえ
ず、とくに塩分を含む内容物に対してはスチール
製が使用されている。また、缶の胴部はスチール
製が主体であることから空缶回収、リサイクルの
点からも缶全体が同一材料で出来ていることが望
ましい。このような点からスチール製イージーオ
ープン蓋の適用拡大が望まれている。ところがス
チール製のイージーオープン蓋はアルミニウム製
のイージーオープン蓋に比べて開缶力が高いとい
う欠点を有している。スチールは元来アルミニウ
ムに比べ強度・延性が高く、このためにアルミニ
ウムなみの開缶性のよいイージーオープン蓋が得
られていないのが実情である。このような実情に
対し、スチール製イージーオープン蓋の開缶力改
善のための発明が種々なされている。たとえば、
特開昭58―52455号公報あるいは特開昭55―62142
号公報のように炭化物を適当な大きさで分散させ
る方法である。しかし、この方法だけでは、かな
らずしも開缶力が低下するには至つていなかつ
た。このような現状から、開缶性に優れたイージ
ーオープン蓋用鋼板の開発が望まれている。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上述の如き従来のスチール製イージ
ーオープン蓋の開缶力が高いという欠点を解決す
るものである。 (問題を解決するための手段) 本発明者は、従来のイージーオープン蓋の開缶
力におよぼす要因について検討した結果、開缶力
の低減には、スコア部の剪断性、これはスコア部
がいかに剪断的に切れるかどうかという性質を示
すものであるが、この剪断性を向上させれば良い
という知見を得た。この剪断性を向上させるため
の種々の析出物の効果について検討した結果、
MnSを利用することが有利であることを見出し
た。しかし、MnとSの量を増やしてMnS量を増
加させてもMnSは圧延方向に伸びるだけで大き
な効果は無く、0.6〜5μmの大きさのMnSを微細
に分散させる必要があることを知見した。そこで
この大きさのMnSを分散させる方法について鋭
意検討した結果、熱間圧延の仕上温度を830℃以
下にすれば良いこと見出した。本発明はかかる知
見にもとずいてなされたものである。その要旨
は、(1)C:0.10%以下、Si:0.10%以下、Mn:
0.10〜1.00%、S:0.030〜0.100%、Al:0.100以
下、N:0.0100%を含有し、残部不可避的不純物
からなる鋼を連続鋳造法によりスラブとなし、
830℃以下の仕上温度で熱間圧延を施し、ついで
冷間圧延を施し、再結晶焼鈍を行うことを特徴と
する開缶性に優れたイージーオープン蓋用鋼板の
製造方法、(2)上記(1)の方法において付加的に
Ti:0.005〜0.250%とNb:0.005〜0.300%の一種
または二種を添加した鋼板を用いることを特徴と
する開缶性に優れたイージーオープン蓋用鋼板の
製造方法、(3)上記(1),(2)の方法において、再結晶
焼鈍後さらに5〜10%の2次冷延を施すことを特
徴とする開缶性に優れたイージーオープン蓋用鋼
板の製造方法にある。 以下、本発明について詳細に説明する。 鋼の化学成分を特定する理由は以下のごとくで
ある。 Cは、0.10%を越えて含まれると、鋼板が硬く
なり、開缶力のうち初期開缶力(ポツプ力)が高
くなつて開けにくくなるばかりか、炭化物が増え
スコア加工の際に亀裂が入り易くなり、落下強度
が低下するなど缶体としての特性を損なうことに
なるので0.10%を上限とする。又、下限として
は、0.0005%で、これ以下になるとコスト高とな
る。 Siは、0.10%を越えて含まれると、鋼板に錫め
つき、クロムめつきなどの表面処理を施す際に、
皮膜の性状が悪化するので、上限を0.10%と少な
い程よい。 Mnは、MnSを生成させる上で不可欠である
が、1.00%を越えて含まれると鋼板が硬くなり、
ポツプ力が高くなるので上限を1.00%とし、0.10
%より少ないと熱間圧延の際に熱間脆性により疵
が発生するので下限を0.10%とする。 Sは本発明では重要な元素であり、0.03%以下
では生成するMnSの量が少ないため0.03%を下限
とし、また0.100%より多く含まれると熱間脆性
により鋼板の疵が増え製品としての品位を損なう
ので0.100%を上限とする。 Alは0.100%を越えて含まれると、鋼板が硬く
なりポツプ力が高くなるので上限を0.100%とす
る。 Nも同様に0.0100%を越えて含まれると、鋼板
が硬くなりポツプ力が高くなるので上限を0.0100
%とする。 TiとNbは、CとNを析出物として固定し鋼板
の時効性を改善するために添加するもので、時効
性が要求される場合にはTi:0.005〜0.250%、
Nb:0.005〜0.300%を単独または複合して添加す
る。 以上のように成分調整された鋼を連続鋳造法に
よりスラブとなし、該スラブを直接または、一旦
冷却・加熱した後830℃以下の温度で熱間圧延を
行う。この時の圧延温度は、830℃を越えると
MnSが微細に分散せず圧延方向に伸びた状態に
なり、開缶性が改善できないため830℃を上限と
し下限は650℃で、これ以下では良好な圧延が難
しくなる。熱間圧延後巻取つてコイルとなし、該
コイルに酸洗後好ましくは15%以下の圧下率で冷
間圧延を施す。冷間圧延率は、15%以下では再結
晶焼鈍時に結晶粒が粗大化し蓋成形時に肌荒れを
起こすので15%を下限とすることが好ましい。つ
いで、再結晶温度以上の温度域で連続焼鈍もしく
は箱焼鈍を施す。焼鈍後必要に応じて5〜10%の
二次冷延を施す。これにより、さらに開缶性を向
上させることができる。このときの冷延率は5%
未満では効果が少なく、10%以上では鋼板が硬く
なり開缶力が上がるので10%を上限とする。つい
で錫めつき、クロムめつきなどの表面処理を施し
てイージーオープン蓋用鋼板となす。 (実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。 第1表に示す化学成分の鋼を転炉にて溶製し、
連続鋳造法によりスラブとなした。該スラブを、
第2表に示す条件で熱間圧延し、巻取つてコイル
となした後、70〜94%の圧延率で冷間圧延を施
し、箱焼鈍法もしくは連続焼鈍法により鋼板とな
した。箱焼鈍の条件は、加熱速度は30℃/hr、均
熱は680℃×3hr、冷却は炉冷とした。連続焼鈍の
条件は、均熱680℃×60sec、冷却速度10℃/sec
とした。該鋼板に目付量2.8g/m2の錫めつきを
施し、イージーオープン蓋用鋼板とした。比較例
として、本発明法範囲外の製造方法でも製造し
た。製造条件は第2表に示す。開缶力の測定は、
得られた鋼板(0.18〜0.26mm)を蓋パネルに加工
し、スコア残厚70μmのスコアを刻印し、タブを
取りつけて引張試験機で引張ることにより行つ
た。開缶力の測定結果を第2表に示す。第2表か
ら明らかなように、本発明による鋼板の開缶力
は、比較例に比べていずれも低い値を示してい
る。
用鋼板の製造方法に関するものである。 (従来の技術) 現在、ビール、炭酸飲料などの飲料缶あるいは
魚缶などの食缶には、適当な形状・深さのスコア
を刻印しておき、開缶用のタブを取付け、このタ
ブを引張ることにより、スコア部が切れ、缶切り
などの道具なしに容易に開缶できるイージーオー
プン蓋が使われている。このイージーオープン蓋
の素材としてはアルミニウムとスチールとがあ
り、アルミニウム製のイージーオープン蓋は耐蝕
性の点からすべての内容物に使用できるとはいえ
ず、とくに塩分を含む内容物に対してはスチール
製が使用されている。また、缶の胴部はスチール
製が主体であることから空缶回収、リサイクルの
点からも缶全体が同一材料で出来ていることが望
ましい。このような点からスチール製イージーオ
ープン蓋の適用拡大が望まれている。ところがス
チール製のイージーオープン蓋はアルミニウム製
のイージーオープン蓋に比べて開缶力が高いとい
う欠点を有している。スチールは元来アルミニウ
ムに比べ強度・延性が高く、このためにアルミニ
ウムなみの開缶性のよいイージーオープン蓋が得
られていないのが実情である。このような実情に
対し、スチール製イージーオープン蓋の開缶力改
善のための発明が種々なされている。たとえば、
特開昭58―52455号公報あるいは特開昭55―62142
号公報のように炭化物を適当な大きさで分散させ
る方法である。しかし、この方法だけでは、かな
らずしも開缶力が低下するには至つていなかつ
た。このような現状から、開缶性に優れたイージ
ーオープン蓋用鋼板の開発が望まれている。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上述の如き従来のスチール製イージ
ーオープン蓋の開缶力が高いという欠点を解決す
るものである。 (問題を解決するための手段) 本発明者は、従来のイージーオープン蓋の開缶
力におよぼす要因について検討した結果、開缶力
の低減には、スコア部の剪断性、これはスコア部
がいかに剪断的に切れるかどうかという性質を示
すものであるが、この剪断性を向上させれば良い
という知見を得た。この剪断性を向上させるため
の種々の析出物の効果について検討した結果、
MnSを利用することが有利であることを見出し
た。しかし、MnとSの量を増やしてMnS量を増
加させてもMnSは圧延方向に伸びるだけで大き
な効果は無く、0.6〜5μmの大きさのMnSを微細
に分散させる必要があることを知見した。そこで
この大きさのMnSを分散させる方法について鋭
意検討した結果、熱間圧延の仕上温度を830℃以
下にすれば良いこと見出した。本発明はかかる知
見にもとずいてなされたものである。その要旨
は、(1)C:0.10%以下、Si:0.10%以下、Mn:
0.10〜1.00%、S:0.030〜0.100%、Al:0.100以
下、N:0.0100%を含有し、残部不可避的不純物
からなる鋼を連続鋳造法によりスラブとなし、
830℃以下の仕上温度で熱間圧延を施し、ついで
冷間圧延を施し、再結晶焼鈍を行うことを特徴と
する開缶性に優れたイージーオープン蓋用鋼板の
製造方法、(2)上記(1)の方法において付加的に
Ti:0.005〜0.250%とNb:0.005〜0.300%の一種
または二種を添加した鋼板を用いることを特徴と
する開缶性に優れたイージーオープン蓋用鋼板の
製造方法、(3)上記(1),(2)の方法において、再結晶
焼鈍後さらに5〜10%の2次冷延を施すことを特
徴とする開缶性に優れたイージーオープン蓋用鋼
板の製造方法にある。 以下、本発明について詳細に説明する。 鋼の化学成分を特定する理由は以下のごとくで
ある。 Cは、0.10%を越えて含まれると、鋼板が硬く
なり、開缶力のうち初期開缶力(ポツプ力)が高
くなつて開けにくくなるばかりか、炭化物が増え
スコア加工の際に亀裂が入り易くなり、落下強度
が低下するなど缶体としての特性を損なうことに
なるので0.10%を上限とする。又、下限として
は、0.0005%で、これ以下になるとコスト高とな
る。 Siは、0.10%を越えて含まれると、鋼板に錫め
つき、クロムめつきなどの表面処理を施す際に、
皮膜の性状が悪化するので、上限を0.10%と少な
い程よい。 Mnは、MnSを生成させる上で不可欠である
が、1.00%を越えて含まれると鋼板が硬くなり、
ポツプ力が高くなるので上限を1.00%とし、0.10
%より少ないと熱間圧延の際に熱間脆性により疵
が発生するので下限を0.10%とする。 Sは本発明では重要な元素であり、0.03%以下
では生成するMnSの量が少ないため0.03%を下限
とし、また0.100%より多く含まれると熱間脆性
により鋼板の疵が増え製品としての品位を損なう
ので0.100%を上限とする。 Alは0.100%を越えて含まれると、鋼板が硬く
なりポツプ力が高くなるので上限を0.100%とす
る。 Nも同様に0.0100%を越えて含まれると、鋼板
が硬くなりポツプ力が高くなるので上限を0.0100
%とする。 TiとNbは、CとNを析出物として固定し鋼板
の時効性を改善するために添加するもので、時効
性が要求される場合にはTi:0.005〜0.250%、
Nb:0.005〜0.300%を単独または複合して添加す
る。 以上のように成分調整された鋼を連続鋳造法に
よりスラブとなし、該スラブを直接または、一旦
冷却・加熱した後830℃以下の温度で熱間圧延を
行う。この時の圧延温度は、830℃を越えると
MnSが微細に分散せず圧延方向に伸びた状態に
なり、開缶性が改善できないため830℃を上限と
し下限は650℃で、これ以下では良好な圧延が難
しくなる。熱間圧延後巻取つてコイルとなし、該
コイルに酸洗後好ましくは15%以下の圧下率で冷
間圧延を施す。冷間圧延率は、15%以下では再結
晶焼鈍時に結晶粒が粗大化し蓋成形時に肌荒れを
起こすので15%を下限とすることが好ましい。つ
いで、再結晶温度以上の温度域で連続焼鈍もしく
は箱焼鈍を施す。焼鈍後必要に応じて5〜10%の
二次冷延を施す。これにより、さらに開缶性を向
上させることができる。このときの冷延率は5%
未満では効果が少なく、10%以上では鋼板が硬く
なり開缶力が上がるので10%を上限とする。つい
で錫めつき、クロムめつきなどの表面処理を施し
てイージーオープン蓋用鋼板となす。 (実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。 第1表に示す化学成分の鋼を転炉にて溶製し、
連続鋳造法によりスラブとなした。該スラブを、
第2表に示す条件で熱間圧延し、巻取つてコイル
となした後、70〜94%の圧延率で冷間圧延を施
し、箱焼鈍法もしくは連続焼鈍法により鋼板とな
した。箱焼鈍の条件は、加熱速度は30℃/hr、均
熱は680℃×3hr、冷却は炉冷とした。連続焼鈍の
条件は、均熱680℃×60sec、冷却速度10℃/sec
とした。該鋼板に目付量2.8g/m2の錫めつきを
施し、イージーオープン蓋用鋼板とした。比較例
として、本発明法範囲外の製造方法でも製造し
た。製造条件は第2表に示す。開缶力の測定は、
得られた鋼板(0.18〜0.26mm)を蓋パネルに加工
し、スコア残厚70μmのスコアを刻印し、タブを
取りつけて引張試験機で引張ることにより行つ
た。開缶力の測定結果を第2表に示す。第2表か
ら明らかなように、本発明による鋼板の開缶力
は、比較例に比べていずれも低い値を示してい
る。
【表】
【表】
【表】
(発明の効果)
本発明法によれば、開缶性に優れたイージーオ
ープン蓋用鋼板を得ることができる。
ープン蓋用鋼板を得ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 C:0.10%以下、 Si:0.10%以下、 Mn:0.10〜1.00% S:0.030〜0.100% Al:0.100%以下 N:0.0100%以下 を含有し、残部不可避的不純物からなる鋼を連続
鋳造法によりスラブとなし、830℃以下の仕上温
度で熱間圧延を施し、ついで冷間圧延を施し、再
結晶焼鈍を行うことを特徴とする開缶性に優れた
イージーオープン蓋用鋼板の製造方法。 2 付加的にTi:0.005〜0.250%とNb:0.005〜
0.300%の一種または二種を添加した鋼板を用い
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
開缶性に優れたイージーオープン蓋用鋼板の製造
方法。 3 再結晶焼鈍後さらに5〜10%の2次冷延を施
すことを特徴とする特許請求の範囲1項又は第2
項記載の開缶性に優れたイージーオープン蓋用鋼
板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21774886A JPS6372827A (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | 開缶性に優れたイ−ジ−オ−プン蓋用鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21774886A JPS6372827A (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | 開缶性に優れたイ−ジ−オ−プン蓋用鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6372827A JPS6372827A (ja) | 1988-04-02 |
JPH0242885B2 true JPH0242885B2 (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=16709129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21774886A Granted JPS6372827A (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 | 開缶性に優れたイ−ジ−オ−プン蓋用鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6372827A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63109121A (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-13 | Nippon Steel Corp | イ−ジ−オ−プン缶蓋用鋼板の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5541905A (en) * | 1978-09-16 | 1980-03-25 | Nippon Steel Corp | Production of steel plate for easy-to-open-can of superior can-opening characteristic and can-cover making characteristic |
JPS6056052A (ja) * | 1983-09-05 | 1985-04-01 | Kawasaki Steel Corp | 開缶性の優れたイ−ジ−オ−プン缶用鋼板とその製造方法 |
-
1986
- 1986-09-16 JP JP21774886A patent/JPS6372827A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5541905A (en) * | 1978-09-16 | 1980-03-25 | Nippon Steel Corp | Production of steel plate for easy-to-open-can of superior can-opening characteristic and can-cover making characteristic |
JPS6056052A (ja) * | 1983-09-05 | 1985-04-01 | Kawasaki Steel Corp | 開缶性の優れたイ−ジ−オ−プン缶用鋼板とその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6372827A (ja) | 1988-04-02 |
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