JPH0242773Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0242773Y2
JPH0242773Y2 JP8142984U JP8142984U JPH0242773Y2 JP H0242773 Y2 JPH0242773 Y2 JP H0242773Y2 JP 8142984 U JP8142984 U JP 8142984U JP 8142984 U JP8142984 U JP 8142984U JP H0242773 Y2 JPH0242773 Y2 JP H0242773Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
pipe
japanese
seat body
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8142984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60195369U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8142984U priority Critical patent/JPS60195369U/ja
Publication of JPS60195369U publication Critical patent/JPS60195369U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0242773Y2 publication Critical patent/JPH0242773Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の技術分野) 本考案は水洗便所装置、詳しくは既設の水洗式
和風便器の上面に腰掛器体を載置固定することに
より腰掛式として使用できるようにしたものに関
する。
(従来の技術) 水洗式便器には、和風便器と洋風の腰掛便器と
があり、和風便器は床面に埋込設置されるため一
旦設置すると腰掛便器への取り替へが困難であ
る。
そこで、腰掛器体を和風便器を覆うように設置
して和風便器を腰掛便器として使用できるように
した便所装置があり、従来この種の便所装置とし
て実開昭56−13186号公報のものが知られている。
このものについて説明すると、腰掛器体に開設
したボール部内面に放水するように設けたノズル
に、タンク内へ直接給水するボールタツプの給水
口か、手洗い管を介してタンク内に給水する給水
口のどちらか一方を接続して、該タンク内の貯水
を和風便器へ排水することにより受皿部上の汚物
を排水路に流し出すと共に、上記タンク内の水位
低下に伴つてボールタツプが開弁しタンク内に貯
えるべき洗浄水の一部をノズルから流してボール
部内面に付着した汚物を洗い落すようになつてい
る。
しかし、このものはタンク内に貯水する以外に
ノズルから洗浄水が流れるため、既設の和風便器
より多量の洗浄水が必要となるばかりでなく、和
風便器へ流れる水は大量の洗浄水を一気に流して
洗浄するため5〜10秒で終了するがノズルより流
れる洗浄水はタンク内に貯える洗浄水を利用する
ため少量でしかも数十秒間流れるので洗浄の終了
した受皿部内に、ボール部内面に付着していた汚
物が洗い落されてそのまま残る恐れがあつた。
そこで、本考案の出願人はこれらの問題を解決
し、既設の和風便器の1回当りの必要洗浄水量を
変えないで確実に洗浄できるようにすることを目
的として、第5図に示すように給水装置Dの排水
管Cから腰掛器体洗浄管Eを分岐せしめ、上記排
水管Cを和風便器Aに、腰掛器体洗浄管Eを腰掛
器体Bに夫々連絡した便所装置を既に出願してい
る。(実願昭58−146335号(実開昭60−53877号) しかし乍ら、このものは排水管Cに水平部38
を設け、この水平部38に分岐口33が上向きと
なるようにT型継手管7を介装し、このT型継手
管7を介して腰掛器体洗浄管Eを排水管Cから分
岐している。
即ち、腰掛器体洗浄管Eは排水管Cから分岐し
一旦上方へ立ち上がつた後腰掛器体Bの給水口5
の方向に水平に延び、給水口5の上方において下
向きに向きを変えて給水口5に接続する構造とな
つている。
従つて、このものにおいては腰掛器体洗浄用の
水が排水管から腰掛器体洗浄管側へ分岐するため
には分岐部において上向きに流動しなければなら
ないので、後流に背圧を及ぼし腰掛器体洗浄管側
への流動が阻害されて円滑に行なわれ難く、腰掛
器体への給水量の低下を来たす恐れがある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案が解決しようとする問題点は排水管から
分岐せしめて腰掛器体に供給する水を上向きに流
動させることなく腰掛器体に流すことである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案が講ずる技
術手段は給水装置の排水管に略垂直状に垂下する
垂直部を設けてこの垂直部にT型継手管を介装
し、該T型継手管を介して腰掛器体洗浄管を排水
管から分岐せしめ、この腰掛器体洗浄管を排水管
の垂直部と平行に垂下させて腰掛器体の給水口に
連絡するものである。
(作用) 而して、排水管から分岐して腰掛器体洗浄管側
へ流動する水は分岐部において水平方向に流動し
た後そのまま垂直に落下するので、背後方向に背
圧を及ぼすことがなく、従つて、排水管から腰掛
器体洗浄管への分岐流動が阻害されることなく円
滑に行なわれる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
この実施例は第1図に示すように水洗式和風便
器Aが段違い状の床面9に設けられているもので
あつて、該和風便器Aは所謂洗出し式と呼ばれる
形式のもので、前端には排水管Cを挿入する給水
室10を形成し、給水装置Dから給水室10に供
給された洗浄水を該室10の上方から便器Aの前
覆部11に導いて前覆部11内面を洗浄し、残り
の洗浄水を給水室10の下面に開穿した連絡孔1
2から水路13を通つて便器A後端に形成した噴
出孔14に導き該孔14から噴出させて受皿部1
上に排泄された汚物を排水口部15へ流し出すと
共に上記水路13の途中から便器Aのリム連絡孔
16を通つてリム射水孔17へ流し、便器Aのボ
ール18内面の洗浄を行うようになつているもの
であり、この和風便器Aの上方にこれを覆うよう
に腰掛器体Bを載置する。
腰掛器体Bは陶器やFRP等の合成樹脂により
上記和風便器Aの上面を覆う形状に形成され、そ
の後半部に和風便器Aの受皿部1に臨むボール部
2を開設すると共に、前半部に段部19を介して
和風便器Aの前覆部11を覆う被覆部20を形成
する。
ボール部2は大略漏斗状に形成されてその下端
開口縁21が和風便器Aの受皿部1の後半部に臨
むように受皿部1内に挿入され、上端開口縁には
リム通水路3を有するリム部4が全周に亘つて設
けられる。
リム部4は腰掛器体Bの内方に突出して下面が
ボール部2周壁内面に臨むようにボール部2上端
に形成され、その下面にリム通水路3に連絡する
射水孔22を適宜間隔毎に多数開穿する。
被覆部20はリム通水路3に連絡するリム給水
室23を有し、該リム給水室23は被覆部20上
面に給水口5を、その軸線が垂直となるように開
設する。
従つて、給水口5よりリム給水室23へ洗浄水
を供給すれば、水はリム通水路3へ流れ、射水孔
22から吐出してボール部2内面に付着した汚物
を洗い流すことができる。
また、上記腰掛器体Bは中間部上面に便座24
及び便蓋25を回動自在に取付けると共に外周下
端部には台座(図示せず)を突設し、この台座を
ビス等により床面9に固定する。
給水装置Dは従来周知のフラツシユバルブや、
ボールタツプと排水弁を装備した貯水タンクであ
り、この実施例の場合フラツシユバルブ26によ
り構成されている。
フラツシユバルブ26は側面に流入口27、下
面に流出口28を有しており、上記流入口27を
床面9から立ち上げた給水管28に止水栓29及
び連絡管30を介して接続し和風便器Aの前部上
方に設けると共に流出口28に接続した排水管C
を和風便器Aの給水室10上面に開設した給水口
8に挿入する。
尚、この本実施例では腰掛器体Bの被覆部20
が和風便器Aの前覆部11内面側を覆つており、
和風便器Aの前覆部11内面側には汚水や汚物が
付着することがなく、前覆部11内面を洗浄する
必要がないので、排水管Cは先端を給水室10内
部まで突出せしめて、リム射水孔17及び噴射孔
14への給水連絡孔12入口に近接状に臨ませ、
洗浄水が前覆部11にほとんど流れないようにす
る。
排水管Cは垂直部6を有し、該垂直部6にT型
継手管7を装着する。
この実施例の場合排水管Cは直管状に形成され
ているので管C全体が垂直部6を構成しており、
T型継手管7は排水管Cの上端、即ちフラツシユ
バルブ26と排水管Cとの間に介装されている。
尚、フラツシユバルブ26とT型継手管7との間
にバキユームブレーカーを介装しても良い。
T型継手管7はフラツシユバルブ26と排水管
Cへの接続口31,32を同軸上に開口すると共
に上記両接続口31,32の軸線に対して直交す
る方向に分岐口33を開設しており、上記両接続
口31,32を夫々接続ナツト34、袋ナツト3
5を介してフラツシユバルブ26下面の流出口2
8及び排水管Cの上端に接続し、分岐口33を腰
掛器体Bの給水口5の軸線の方向に向ける。
上記分岐口33は腰掛器体洗浄管Eを介して腰
掛器体Bの給水口5に連絡する。
尚、38は和風便器Aへ流れる洗浄水を絞り、
腰掛器体B側へも洗浄水が円滑に流れるようにす
るための絞りで、排水管Cへの接続口32部に内
方へ突出して設けられる。
この絞り38は図示例では接続口32内周にリ
ングを嵌着することにより設けてあるが、T型継
手管7に内方へ突出するフランジ状に一体に設け
てもよい。また水圧が高く絞り38を設けなくて
も腰掛器体B側へ十分に水が流れる場合には絞り
38はあえて必要としない。
腰掛器体洗浄管EはL字型に形成し、一端をT
型継手管7の分岐口33に差込み接続し、他端を
腰掛器体Bの給水口5に装着した接続金具36に
差込み接続する。
従つて、排水管Cから分岐して腰掛器体洗浄管
Eに流入する腰掛器体B洗浄用の水はT型継手管
7の分岐口33から一旦水平に流れた後、垂直に
流下して腰掛器体Bの給水口5より給水室23に
流入する。
尚、第4図は給水装置Dをボールタツプと排水
弁を備えた貯水タンク37により構成した場合の
実施例であり、排水管Cは部分的に垂直部6を有
しており、T型継手管7は垂直部6の中途部に介
装されている。
(効果) 本考案は上記の構成であるから以下の利点を有
する。
(1) 排水管から分岐して腰掛器体へ供給される腰
掛器体用の洗浄水は上向きに流れることがな
く、後方へ背圧を及ぼすことがないので、排水
管から腰掛器体への分岐流動が円滑に行なわ
れ、腰掛器体への給水量の低下がない。
(2) 給水装置の二次側を分岐して、元々和風便器
の洗浄用に供給される水の一部を腰掛器体の洗
浄に使用するので、使用水量の増加がなく、節
水を計かることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す便所装置の断
面図、第2図は正面図、第3図は要部拡大図で一
部切欠して示す、第4図は他の実施例を示す便所
装置の側面図、第5図は従来の便所装置の断面図
である。 A……和風便器、B……腰掛器体、C……排水
管、D……給水装置、E……腰掛器体洗浄管、1
……受皿部、2……ボール部、3……リム通水
路、4……リム部、5……給水口、6……垂直
部、7……T型継手管、8……腰掛器体の給水
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 和風便器、和風便器を覆つて設置され上記和風
    便器の受皿部に臨むボール部と、該ボール部に洗
    浄水を供給するリム通水路を有するリム部とを備
    え上記リム通水路の給水口を上面に開設する腰掛
    器体、排水管を介して和風便器に連絡し、便器に
    洗浄水を供給する給水装置及び排水管から分岐し
    て腰掛器体に連絡する腰掛器体洗浄管を備え、上
    記排水管は略垂直状に垂下する垂直部を有して該
    垂直部にT型継手管を介装し、腰掛器体洗浄管は
    上記T型継手管を介して排水管から分岐し、排水
    管の垂直部と平行に垂下して腰掛器体の給水口に
    連絡してなる便所装置。
JP8142984U 1984-05-31 1984-05-31 便所装置 Granted JPS60195369U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8142984U JPS60195369U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 便所装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8142984U JPS60195369U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 便所装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60195369U JPS60195369U (ja) 1985-12-26
JPH0242773Y2 true JPH0242773Y2 (ja) 1990-11-14

Family

ID=30628203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8142984U Granted JPS60195369U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 便所装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60195369U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60195369U (ja) 1985-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10131256A (ja) 洗面台の排水を利用する便器流し構造
JP2830316B2 (ja) 水洗式便器
JPH0242773Y2 (ja)
JPS6131094Y2 (ja)
WO2021258419A1 (zh) 一种防堵塞双排污管道坐便器
CN206267257U (zh) 家用节水卫生器
KR19990021784A (ko) 생활폐수를 이용한 수세식변기
JPS6346533Y2 (ja)
JPS64455Y2 (ja)
JPH0234303Y2 (ja)
JPH10121543A (ja) 清掃兼用簡易水洗ポンプ装置
JPH0141820Y2 (ja)
JPH0234302Y2 (ja)
JPS64457Y2 (ja)
CN106400922A (zh) 家用节水卫生器
JP2777256B2 (ja) 水洗式便器
KR200191217Y1 (ko) 수돗물 사용수를 세척수로 이용할 수 있는 수세식변기절수장치
JPS6346534Y2 (ja)
KR102309445B1 (ko) 분리설치가 가능한 가변식 절수양변기
JPS5820709Y2 (ja) サイホン式水洗便器の排水管接続用パツキング
JPH0312855Y2 (ja)
CN212175959U (zh) 一种马桶冲刷装置
CN2913472Y (zh) 一种节水装置
JPH0431357Y2 (ja)
JP2611602B2 (ja) 洋風便器用タンクアッセンブリ