JPH0242699B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は荷物の積卸しを行う荷役装置を有する
バン型車の分野で利用されるものである。

(b) 従来の技術 従来、荷役装置、例えばコンベアをバンボデー
内に設けたバン型車にあつては、その荷役装置を
操作するスイツチがバンボデーの後部固定柱外面
に設けられた構造になつていた。

(c) 考案が解決しようとする問題点 前記構成にあつてはスイツチが後部固定柱より
突出した状態になるため、誤つてスイツチに作業
者の体が触れる場合があり、その場合には荷役装
置が急に動きだすこととなり、非常に危険であつ
た。

(d) 問題点を解決するための手段 本発明は前記の如き欠点を解消するもので、後
部に扉を有するバンボデーを車体に塔載してなる
バン型車において、前記バンボデー後部に位置す
る断面箱状の後部固定柱の外側面で扉より下方に
位置する部分に窪みを設け、前記窪みには、バン
型車に設けられた荷役装置を制御するスイツチを
設けてなるバン型車における荷役装置用操作装置
に関するものである。

(e) 実施例 以下実施例を図面にて説明すると、１はバン型
車で、該バン型車１は車体２にバンボデー３が塔
載されたものである。

前記バンボデー３は４隅に断面箱状の固定柱
４，４を立設し、固定柱４，４間の前及び両側方
にパネル５…を取付けた構造で、後部固定柱４，
４間には観音式の扉６，６が設けられている。

７はバンボデー３底部に設けた荷役装置たるコ
ンベアで、該コンベア７にて荷物をバンボデー３
内の前後に移動させうるようになつている。８は
前記コンベア７の始動・停止を行なうスイツチ
で、該スイツチ８は、後部固定柱４の下部に形成
された窪み９に収容され、スイツチ８端部が後部
固定柱４外面より突出しないように取付けられて
いる。

また前記スイツチ８の取付位置は扉６，６より
下方の位置で、開かれた扉６，６に邪魔されるこ
となく、スイツチ８の操作が行えるようになつて
おり、コンベア７の作動状況を見ながらスイツチ
８を操作することも可能になつている。

尚、実施例では荷役装置としてコンベアにて説
明したが、バンボデーの後部に設ける荷受台昇降
装置であつても同様の効果を有するものである。

(f) 発明の効果 以上の如く本発明はスイツチを固定柱の窪み内
に設け、その取付位置をバンボデーの扉よりも下
方に位置するようにしたので、作業者の体が誤つ
てスイツチに触れようとしても固定柱外面にて邪
魔されるので、荷役装置の誤作動を防止すること
ができ、且つスイツチの操作も扉の開閉に邪魔さ
れることもなく安全に作業を行なうことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体図、第２図は部分拡大図、第３図
は第２図Ａ−Ａ断面図である。 ３はバンボデー、４は後部固定柱、６は扉、７
はチエーンコンベア、８はスイツチ、９は窪み。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 後部に扉を有するバンボデーを車体に搭載し
   てなるバン型車において、前記バンボデー後部に
   位置する断面箱状の後部固定柱の外側面で扉より
   下方に位置する部分に窪みを設け、前記窪みに
   は、バン型車に設けられた荷役装置を制御するス
   イツチを設けてなるバン型車における荷役装置用
   操作装置。