JPH0242398Y2 - - Google Patents

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JPH0242398Y2
JPH0242398Y2 JP1983177402U JP17740283U JPH0242398Y2 JP H0242398 Y2 JPH0242398 Y2 JP H0242398Y2 JP 1983177402 U JP1983177402 U JP 1983177402U JP 17740283 U JP17740283 U JP 17740283U JP H0242398 Y2 JPH0242398 Y2 JP H0242398Y2
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JP
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centering
outer cylinder
piece
inner cylinder
welding
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JP1983177402U
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JPS6084193U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄筋のような棒状の鋼材を溶接する
場合に使用する芯出し兼ルート間隔調整装置に関
するものであつて、劣悪な環境下や狭い場所でも
使用可能な簡単な装置で溶接すべき鋼材一双の芯
出しと、ルート間隔を精度良く調整することを可
能ならしめるものである。
従来のこの種の装置の多くは、芯出しもしくは
ルート間隔調整のための単能機構のものであり、
仮に双方の性能を備えていても精度に問題がある
か又は精度を出すために装置そのものが大型にな
り、狭い場所で使用できないなどの問題があつ
た。
本考案は、上記の従来装置の問題に鑑みこれを
改善するために創案されたものである。
次に、本考案の鋼材溶接用芯出し兼ルート間隔
調整装置を、図に示した実施例に基づいて説明す
る。第1図は本考案装置の実施例を示す正面図で
あり、第2図は第1図の−矢視図であり、第
3図は第1図の右端部分の縦断面図であり、第4
図は本考案装置を使用して鉄筋を溶接する場合の
正面図である。図における符号1は外筒であり、
この外筒1の一端には固定駒10が設けられてお
り、他端には前記固定駒10の対向位置に鋼材長
手の切欠き溝1′が設けてある。2は内筒であり、
前記外筒1に入子式(テレスコピツク)に差込ま
れていて、その差込後端部近傍で前記外筒1の固
定駒10と対向する位置に移動駒11が設けてあ
る。なお、3はそれぞれの駒10,11を内、外
筒1,2に固定するための板状の案内板である。
前記固定駒10及び移動駒11は、前記案内板3
の内、外筒芯方向の高さを適当ならしめることに
よつて、それぞれの駒10,11が第4図に示す
如く把持する鉄筋13,14をほぼ一直線上に配
置可能な如き構造になつている。8は前記駒1
0,11の受座であり、9は該受座8のu字形を
した受部(ジヨー)の一方に設けられていて、鋼
材芯方向に螺入する締付ボルトであり、これによ
り溶接すべき鉄筋がそれぞれ把持される。4は固
定筋13に対し、これに溶接すべき上方筋14を
芯出しするための芯出し用ネジ取付板であり、前
記外筒1の他端近傍にそれを巻く形で固定され、
その双方の端部には一対の芯出し用ネジ5が互い
に対向する水平方向に螺入されるようにしてあ
る。6は前記外筒1の他端部に被せられたキヤツ
プであり、このキヤツプ6にはルート調整用ボル
ト7が貫通する如く設けてあり、図に矢印で示す
方向に頭部のナツト部7′を回転し得るように鍔
7″及びカラー7で固定されている。しかして、
このルート調整用ボルトの先端のネジ部7′′′′は、
前記内筒2の他端の内径に設けられた雌ネジに螺
合し、該ボルト7の頭部のナツト部7′を回転さ
せることにより、内筒2が外筒1の内部で鋼材長
手方向に移動する。この内筒2の移動に伴つて、
それに固定してある移動駒11も移動するのでル
ート間隔が調整されることになる。なお、移動駒
11の芯出しは、このルート間隔の調整が行われ
た後で行うようにした方が、手順として好まし
い。その理由は移動駒11の案内板3は第2図に
示す如くに内、外筒1,2の軸線に対し直角方向
へ扇形運動可能なように遊びを設けてあり、この
遊びが有効な状態でルート間隔の調整を行い、し
かる後に芯出しを行うために芯出し用ネジ5を互
いに調整して螺合して、完全な芯出しを行うこと
が好ましい訳である。
次に、本考案の鋼材溶接用芯出し兼ルート間隔
調整装置を使用して鉄筋の溶接を行う場合の方法
を第4図によつて説明する。12は本考案の芯出
し兼ルート間隔調整装置であり、15は例ばエン
クローズアーク溶接治具の如き溶接治具であり、
16は打設されたコンクリートである。先づ、固
定筋13の先端部近傍に本考案の装置12の固定
駒10を前述の手段によつて把持固定し、続いて
接ぎ足す上方筋14の一端部を同じく移動駒11
に同様手段により把持、固定する。この時の双方
の鉄筋端は、両方の駒10,11のほぼ中央に来
るようにすると装置12を安定させることができ
る。このようにした後、固定筋13に対し上方筋
14がほぼ直線となるよう、芯出し調整ネジ5を
微調整して、該ネジ5の先端が移動駒11の案内
板3に軽く当る程度としておくことが肝要であ
る。次いで、突合せた双方の鉄筋端に所定のルー
ト間隔αを与えるために、ルート間隔調整ボルト
7を第3図に矢印で示す如く回転させることによ
つて内筒2を鋼材長手方向に移動させる。こうし
てルート間隔の調整が済んだならば、最後に前記
の芯出しネジ5を再度調整して移動駒11の案内
板3を締める。この場合の突合せる上方筋14の
長さは通常5〜10mであり、その太さは25〜51mm
φである。
以上説明したように、本考案の鋼材溶接用芯出
し兼ルート間隔調整装置は、ルート間隔及び芯出
しを設定した後は、強固な駒と装置本体(外筒及
び内筒)によつて鉄筋が締結されているために、
直線性が確保されると共に、ルート間隔の変動や
鉄筋の折れ曲りを生じることがない。又、溶接終
了後は固定駒、移動駒の締結ねじをゆるめて本考
案の装置を取外すのも容易である。この考案の利
点は駆動部分が2重の筒で保護されることに加え
て、装置の仕組が従来装置に比較して簡単であ
り、費用がかからないことと、比較的小型なため
に鋼材への着脱が容易にできること、また芯出し
だけを独立に調整できるから、例えば曲がり等で
端部の変形した鋼材を突合せる場合でも適正な芯
出しができること、さらに芯出しやルート間隔調
整が確実に行われることから溶接法としてエンク
ロズ溶接法を併用すれば、従来のガス圧接法や現
用の機械継手に比して更に高強度で迅速な鉄筋継
手を提供することが可能であり、かつ高能率化も
可能である。
また、本考案の装置は単に鋼材溶接用の芯出し
兼ルート間隔調整装置としての用途のみに限ら
ず、この種の精度の高い微調整を必要とする継手
加工や部材組立時の突合せ治具としても適用可能
なことは改めて言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案装置の実施例を示し、第1
図は正面図、第2図は第1図の−矢視図、第
3図は第1図右端部分の縦断面図である。第4図
は本考案装置を使用して鉄筋を溶接した場合の正
面図である。 1……外筒、1′……切欠き溝、2……内筒、
3……案内板、4……芯出し用ネジ取付板、5…
…芯出し用ネジ、6……キヤツプ、7……ルート
間隔調整ボルト、7′……ナツト部、7″……鍔、
7……カラー、7′′′′……雌ネジ部、8……受
座、9……締付けボルト、10……固定駒、11
……移動駒、12……本考案装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定駒を一端に備えかつ他端の対向位置に鋼材
    長手方向の切欠き溝を備えた外筒と、該外筒に入
    子式に差込まれていて前記固定駒と対向する位置
    に移動駒を備えた内筒と、該内筒内に納められて
    前記外筒と前記内筒とを鋼材長手方向に摺動せし
    める摺動装置と、前記外筒の他端近傍に設けた芯
    出し装置と、よりなることを特徴とする鋼材溶接
    用芯出し兼ルート間隔調整装置。
JP17740283U 1983-11-18 1983-11-18 鋼材溶接用芯出し兼ル−ト間隔調整装置 Granted JPS6084193U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17740283U JPS6084193U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 鋼材溶接用芯出し兼ル−ト間隔調整装置

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JP17740283U JPS6084193U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 鋼材溶接用芯出し兼ル−ト間隔調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6084193U JPS6084193U (ja) 1985-06-10
JPH0242398Y2 true JPH0242398Y2 (ja) 1990-11-13

Family

ID=30385416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17740283U Granted JPS6084193U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 鋼材溶接用芯出し兼ル−ト間隔調整装置

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JP (1) JPS6084193U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124381U (ja) * 1984-07-19 1986-02-13 日立建機株式会社 履帯式走行建設機械の三角履帯

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124381U (ja) * 1984-07-19 1986-02-13 日立建機株式会社 履帯式走行建設機械の三角履帯

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Publication number Publication date
JPS6084193U (ja) 1985-06-10

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