JPH0242364Y2 - - Google Patents

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JPH0242364Y2
JPH0242364Y2 JP1984093079U JP9307984U JPH0242364Y2 JP H0242364 Y2 JPH0242364 Y2 JP H0242364Y2 JP 1984093079 U JP1984093079 U JP 1984093079U JP 9307984 U JP9307984 U JP 9307984U JP H0242364 Y2 JPH0242364 Y2 JP H0242364Y2
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JP
Japan
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slab
heat insulating
belt
heat
roller table
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JP1984093079U
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JPS619169U (ja
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  • Thermal Insulation (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、連続鋳造機の鋳片搬送ライン上で鋳
片表面(上面及び側面)からの熱放散を防止する
ための鋳片保熱装置に関するものである。
〔従来の技術〕
連続鋳造された鋳片を後の圧延工程のために改
めて加熱することなく、又は加熱しても若干の加
熱で済むようにするため、従来、例えば切断工程
では、第1図、第2図に示されている如く、切断
機2の前後に該切断機2とともに移動する支持台
車10を設け、該支持台車10にローラテーブル
4と一定の間隔を保つて対向する保熱カバー11
を吊設していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
鋳片の厚さ、変形を考慮して保熱カバー11が
鋳片6と干渉しないよう最大厚の鋳片を基準とし
て両者間に一定以上の間隔を確保する必要がある
から、厚さの薄い鋳片程、鋳片表面と保熱カバー
11との距離が大きくなり、輻射による放熱ロス
が大きくなると共に、鋳片表面と保熱カバー11
との間に対流が発生し、これによる放熱ロスも大
きくなる。しかも、鋳片6の熱容量は厚さの薄い
鋳片程小さいから、厚さの薄い鋳片程、鋳片の温
度低下は加速する。また、保熱カバー11がロー
ラテーブル4よりかなり上に位置して視界を妨げ
ることになり、鋳片6、トーチ9等の状況を監視
し難い。更に、切断トーチ台車等の走行台車前後
と固定カバーとの間では特別な機構が必要とな
り、例えば特開昭58−192668号公報のものでは可
撓性材料を伸縮自在なベロー状とする等複雑な構
造を要し、設備費が高くなるという不都合を免れ
なかつた。
〔考案の目的〕
本考案は前記課題を解決するためになしたもの
で、特別な支持機構を要することなく安価な設備
にできると共に、鋳片表面を小さい隙間(零の場
合を含む。以下同じ)をおいて断熱ベルトで覆
い、鋳片厚に関係なく保熱効果を充分に確保でき
るようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の鋳片保熱装置は、第3図及び第4図に
示す如く、鋳片搬送ラインのローラテーブル4上
に、耐熱性及び可撓性を有する断熱ベルト1を鋳
片進行方向に沿い布設し、かつ、該断熱ベルト1
を鋳片6上面を覆うように載置すると共に、その
鋳片進行方向上流側をローラテーブル4上方に横
架した部材3に固定したことを特徴としており、
かかる構成によつて前記目的を達成するものであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第3図及び第4図に
沿つて説明する。
図中1は耐熱性及び可撓性を併せ備えたステン
レス鋼板等よりなる断熱ベルトで、該断熱ベルト
1の側部には下向き鍔部5が連設されている。
この断熱ベルト1は鋳片進行方向に沿い布設さ
れて切断機2のトーチ9を挟んでその前後に配置
され、かつ、鋳片搬送ラインのローラテーブル4
上を進行する鋳片6上面を覆うように載置されて
いる。そして、この断熱ベルト1の鋳片進行方向
上流端はローラテーブル4上方に横架した部材の
支持アーム3に固定されている。尚、切断機2が
鋳片6の進行とともに移動される際、鋳片6が断
熱ベルト1の鋳片進行方向下流端の下まで達して
いないと、該断熱ベルト1の鋳片進行方向下流端
部がテーブルローラ間に垂れてテーブルローラに
引掛かり、ローラテーブル4上を鋳片進行方向に
移動することができなくなるおそれがあるが、こ
れを防止するためには断熱ベルト1の鋳片進行方
向下流端をローラテーブル上面から鋳片厚以下の
高さに吊り下げれば良い。
断熱ベルト1の鋳片進行方向上流端部は、ロー
ラテーブル4上の鋳片厚に応じて支持アーム3の
上下動機構等により上下に調節できるようにして
おくことが好ましい。断熱ベルト1だけでは鋳片
6と直接摺接することになるが(この場合も軽量
故に数ケ月の寿命が得られる)、該断熱ベルト1
にコロ7を設けて、面接触を転がり接触にしても
良い。また、断熱ベルト1だけでも断熱効果があ
るが、該断熱ベルト1の上面に断熱材8を固設し
て、断熱効果を上げることが好ましい。例えばス
テンレス製の耐熱鋼ベルトの上面に、セラミツク
クロス、ロツクウール、ガラスクロスの三層より
なる断熱材を張りつけたもの等が良い。
尚、本実施例では、切断機2が鋳片6の進行と
ともに移動されるため、断熱ベルト1を切断機2
に固定する場合につき説明したが、切断工程以外
では、ローラテーブル4の上方位置に設けられた
図示しないフレームに断熱ベルト1をローラテー
ブル上面から鋳片厚以下の高さに吊り下げれば良
い。
以上の構成において、鋳片6は連続鋳造されて
ローラテーブル4上を進行し、断熱ベルト1の固
定端部に当たつてこれを湾曲させて該断熱ベルト
1の下に進入した後、断熱ベルト1を摺接或いは
コロ7を介して近接した状態で支持しつつ該断熱
ベルト1の下を通過していく。その間、鋳片表面
は僅かな空間をおいて断熱ベルト1で覆われてい
る。
断熱ベルト1と鋳片表面との間の距離は下向き
鍔部5やコロ7により調節できる。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案は、断熱ベルトの大半を鋳
片に接触もしくは小さい間隙をおいて載置し、従
来のように保温カバー取付け用の軌条等を設けな
いから、簡単な構造でかつ安価な設備となる。ま
た、鋳片に極めて近い位置に断熱ベルトを設ける
から、固定カバーを僅かに上げる等で固定カバー
との取り合いもなく既存設備に極めて容易に適用
できる。一方、保温効果に関しても、断熱ベルト
を鋳片にできるだけ密着させて両者間に僅かな空
間しか設けないため、鋳片表面で昇温された空気
が対流を起こすのを防止することができるから、
対流による放散ロスが小さくなると共に、空気層
が断熱層として作用し断熱効果は大きくなる。鋳
片表面と断熱ベルトとの距離を小さくできるか
ら、輻射による放散ロスが小さくなる。従つて、
鋳片表面からの放熱の大半は鋳片上面からの放熱
であり、この鋳片上面に対する保温装置は従来に
比べて大幅に向上する。
また、断熱ベルトの鋳片進行方向上流端をロー
ラテーブル上方に横架した部材に固定して該断熱
カバーを鋳片進行方向に沿い布設しており、断熱
カバーの鋳片進行方向上流端部が鋳片進行方向に
下り傾斜しているから、鋳片と断熱カバーとの衝
突時に断熱カバーに加わる衝撃は小さくなり、断
熱カバーが外れることはない。万一断熱カバーが
外れたとしても、その上方には保温カバー等がな
いから、運転員の目視により容易に発見でき、大
事故にまでは至らない。従つて、断熱カバーが外
れて鋳片上に載つたままロール等に噛み込まれる
ような事故を皆無とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例を示す−線、−
線に沿う断面図、第3図、第4図は本考案の一
実施例を示す−線、−線に沿う断面図、
第5図、第6図はそれぞれ第3図、第4図の部分
拡大図である。 1……断熱ベルト、2……切断機、3……支持
アーム、4……ローラテーブル、5……下向き
鍔、6……鋳片、7……コロ、8……断熱材、9
……トーチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳片搬送ラインのローラテーブル上に、耐熱性
    及び可撓性を有する断熱ベルトを鋳片進行方向に
    沿い布設し、かつ、該断熱ベルトを鋳片上面を覆
    うように載置すると共に、その鋳片進行方向上流
    端をローラテーブル上方に横架した部材に固定し
    たことを特徴とする鋳片保熱装置。
JP9307984U 1984-06-21 1984-06-21 鋳片保熱装置 Granted JPS619169U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9307984U JPS619169U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 鋳片保熱装置

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JP9307984U JPS619169U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 鋳片保熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS619169U JPS619169U (ja) 1986-01-20
JPH0242364Y2 true JPH0242364Y2 (ja) 1990-11-13

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ID=30650433

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JP9307984U Granted JPS619169U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 鋳片保熱装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154361A (en) * 1981-03-20 1982-09-24 Nippon Steel Corp Production of high temperature ingot
JPS5910955B2 (ja) * 1982-03-10 1984-03-12 協和化工株式会社 堆肥製造装置

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JPS619169U (ja) 1986-01-20

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