JPH0242291B2 - - Google Patents
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- JPH0242291B2 JPH0242291B2 JP61255162A JP25516286A JPH0242291B2 JP H0242291 B2 JPH0242291 B2 JP H0242291B2 JP 61255162 A JP61255162 A JP 61255162A JP 25516286 A JP25516286 A JP 25516286A JP H0242291 B2 JPH0242291 B2 JP H0242291B2
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- mold
- cavity
- injection
- plunger
- movable mold
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、円形でセンターゲートで鋳造する製
品、たとえば自動車や二輪車のホイールの鋳造に
適用し得る竪型ダイカスト鋳造装置に関する。
品、たとえば自動車や二輪車のホイールの鋳造に
適用し得る竪型ダイカスト鋳造装置に関する。
(従来の技術)
通常、自動車や二輪車のホイールは、竪型ダイ
カスト装置を用いて鋳造しているが、ホイール鋳
造には下記の制約がある。
カスト装置を用いて鋳造しているが、ホイール鋳
造には下記の制約がある。
(1) 鋳造重量が大きいため射出プランジヤの径が
大きくなる。
大きくなる。
(2) 鋳造品の片面側は製品として鋳肌模様を残す
ため大きな射出プランジヤが使用できない。
ため大きな射出プランジヤが使用できない。
故に、やむなく従来においては第6図に示す装
置を用いて鋳造する方法が取られている。
置を用いて鋳造する方法が取られている。
すなわち、固定ダイプレートaに取付けられた
固定金型bと図示しない移動ダイプレートに取付
けられた移動金型cとの相互対向面部にキヤビテ
イeを形成するとともに、上記固定金型b側にこ
のキヤビテイeと連通する状態に射出スリーブf
を設ける。
固定金型bと図示しない移動ダイプレートに取付
けられた移動金型cとの相互対向面部にキヤビテ
イeを形成するとともに、上記固定金型b側にこ
のキヤビテイeと連通する状態に射出スリーブf
を設ける。
この射出スリーブfには、図示しない給湯口が
設けられ溶湯hが供給されるようになつていると
ともに、射出スリーブf内には射出プランジヤg
が嵌入された状態になつている。
設けられ溶湯hが供給されるようになつていると
ともに、射出スリーブf内には射出プランジヤg
が嵌入された状態になつている。
なお、iはキヤビテイe内に凝固片が混入しな
いようにする鉄製の漉し網である。また、dは射
出プランジヤの径、Jはビスケツト部、Aは製品
として鋳肌模様を残す面、Dは後で削除される製
品のセンターホールを示す。
いようにする鉄製の漉し網である。また、dは射
出プランジヤの径、Jはビスケツト部、Aは製品
として鋳肌模様を残す面、Dは後で削除される製
品のセンターホールを示す。
しかして、鋳造にあたつては、移動金型cを固
定金型b上に重合した状態で射出スリーブf内に
溶湯hを供給した後、射出プランジヤgを上昇さ
せて漉し網iを介して溶湯hをキヤビテイe内に
鋳込んでホイールの鋳造品を得ることになる。
定金型b上に重合した状態で射出スリーブf内に
溶湯hを供給した後、射出プランジヤgを上昇さ
せて漉し網iを介して溶湯hをキヤビテイe内に
鋳込んでホイールの鋳造品を得ることになる。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような従来技術のものは、
下記のような問題があつた。すなわち、 (a) 充填中の溶湯hがB部に達すると重力により
C部まで流れ込み、先に流れ込んだ溶湯hが凝
固を始めるため、最終的には強圧(1000〜1500
Kg/cm2)を加える必要がある。
下記のような問題があつた。すなわち、 (a) 充填中の溶湯hがB部に達すると重力により
C部まで流れ込み、先に流れ込んだ溶湯hが凝
固を始めるため、最終的には強圧(1000〜1500
Kg/cm2)を加える必要がある。
(b) 凝固し難くするため溶湯hの温度を通常より
100℃程度高くする必要があり、よつてエネル
ギーロスが多い。
100℃程度高くする必要があり、よつてエネル
ギーロスが多い。
(c) 高温、高圧のため金型の寿命が短い。
(d) 製品のセンターホール部Dおよびビスケツト
部jを後で加工して取り除かなければならず、
生産性が悪い。
部jを後で加工して取り除かなければならず、
生産性が悪い。
等の問題があつた。
本発明は、上記事情に基づきなされたもので、
その目的とするところは、ホイール等のダイカス
ト製品を高温、高圧にすることなく通常のダイカ
スト法で鋳造できる生産性の良い竪型ダイカスト
鋳造装置を提供しようとするものである。
その目的とするところは、ホイール等のダイカス
ト製品を高温、高圧にすることなく通常のダイカ
スト法で鋳造できる生産性の良い竪型ダイカスト
鋳造装置を提供しようとするものである。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上記問題点を解決するための第1の
手段として、移動金型の上型と、この上型に重合
してその相互対向部にキヤビテイを形成するとと
もにゲート穴を有する移動金型の下型と、この移
動金型の下型に当接し射出スリーブを固着した固
定金型と、この固定金型に固着された上記射出ス
リーブに嵌入され溶湯をキヤビテイ内に射出する
射出プランジヤと、上記移動金型の上型に設けら
れ溶湯のキヤビテイ内への充填完了後、キヤビテ
イ内に移動する中子プランジヤとを具備し、上記
射出プランジヤが、先端部にアリ溝を有し回転す
ることによりビスケツトをゲート部から分断でき
る構成となつていることを特徴とするものであ
る。
手段として、移動金型の上型と、この上型に重合
してその相互対向部にキヤビテイを形成するとと
もにゲート穴を有する移動金型の下型と、この移
動金型の下型に当接し射出スリーブを固着した固
定金型と、この固定金型に固着された上記射出ス
リーブに嵌入され溶湯をキヤビテイ内に射出する
射出プランジヤと、上記移動金型の上型に設けら
れ溶湯のキヤビテイ内への充填完了後、キヤビテ
イ内に移動する中子プランジヤとを具備し、上記
射出プランジヤが、先端部にアリ溝を有し回転す
ることによりビスケツトをゲート部から分断でき
る構成となつていることを特徴とするものであ
る。
また、第2の手段として、移動金型の上型と、
この上型に重合してその相互対向部にキヤビテイ
を形成するとともにゲート穴を有する移動金型の
下型と、この移動金型の下型に当接し射出スリー
ブを固着した固定金型と、この固定金型に固着さ
れた上記射出スリーブに嵌入され溶湯をキヤビテ
イ内に射出する射出プランジヤと、上記移動金型
の上型に設けられ溶湯のキヤビテイ内への充填完
了後、キヤビテイ内に移動する中子プランジヤと
を具備し、上記射出プランジヤが、先端部にアリ
溝を有し下降することによりビスケツトをゲート
部から分断できる構成となつていることを特徴と
するものである。
この上型に重合してその相互対向部にキヤビテイ
を形成するとともにゲート穴を有する移動金型の
下型と、この移動金型の下型に当接し射出スリー
ブを固着した固定金型と、この固定金型に固着さ
れた上記射出スリーブに嵌入され溶湯をキヤビテ
イ内に射出する射出プランジヤと、上記移動金型
の上型に設けられ溶湯のキヤビテイ内への充填完
了後、キヤビテイ内に移動する中子プランジヤと
を具備し、上記射出プランジヤが、先端部にアリ
溝を有し下降することによりビスケツトをゲート
部から分断できる構成となつていることを特徴と
するものである。
また、第3の手段として、移動金型の上型と、
この上型に重合してその相互対向部にキヤビテイ
を形成するとともにゲート穴を有する移動金型の
下型と、この移動金型の下型に当接し射出スリー
ブを固着した固定金型と、この固定金型に固着さ
れた上記射出スリーブに嵌入され溶湯をキヤビテ
イ内に射出する射出プランジヤと、上記移動金型
の上型に設けられ溶湯のキヤビテイ内への充填完
了後、キヤビテイ内に移動する中子プランジヤと
を具備し、上記移動金型の下型は、射出スリーブ
終端に対応するゲート穴の一端開口周縁部に突出
部を有し、射出スリーブ内壁周辺に凝固片捕捉湯
溜り部を形成することを特徴とするものである。
この上型に重合してその相互対向部にキヤビテイ
を形成するとともにゲート穴を有する移動金型の
下型と、この移動金型の下型に当接し射出スリー
ブを固着した固定金型と、この固定金型に固着さ
れた上記射出スリーブに嵌入され溶湯をキヤビテ
イ内に射出する射出プランジヤと、上記移動金型
の上型に設けられ溶湯のキヤビテイ内への充填完
了後、キヤビテイ内に移動する中子プランジヤと
を具備し、上記移動金型の下型は、射出スリーブ
終端に対応するゲート穴の一端開口周縁部に突出
部を有し、射出スリーブ内壁周辺に凝固片捕捉湯
溜り部を形成することを特徴とするものである。
(作用)
すなわち、上記第1、第2、第3の手段によれ
ば、キヤビテイ下部より溶湯を順次鋳込むことが
可能となり、従来のように強圧を加えたり高温に
する必要がなく、装置の構成の簡略化、鋳造効率
の向上が可能となるとともに高価な金型の寿命を
伸ばすことが可能となる。しかも、中子プランジ
ヤの移動により塑性流動を発生させた状態での良
好な鋳造が可能となる。また、中子プランジヤの
移動により鋳造品のセンターホール形成の後処理
が極めて容易となり生産性の向上が可能となる。
また、第1、第2の手段によれば、射出プランジ
ヤの回転あるいは移動により、ビスケツトをゲー
ト部から分断でき、ビスケツトの取除く後作業が
不要となり、生産性の向上が可能となる。
ば、キヤビテイ下部より溶湯を順次鋳込むことが
可能となり、従来のように強圧を加えたり高温に
する必要がなく、装置の構成の簡略化、鋳造効率
の向上が可能となるとともに高価な金型の寿命を
伸ばすことが可能となる。しかも、中子プランジ
ヤの移動により塑性流動を発生させた状態での良
好な鋳造が可能となる。また、中子プランジヤの
移動により鋳造品のセンターホール形成の後処理
が極めて容易となり生産性の向上が可能となる。
また、第1、第2の手段によれば、射出プランジ
ヤの回転あるいは移動により、ビスケツトをゲー
ト部から分断でき、ビスケツトの取除く後作業が
不要となり、生産性の向上が可能となる。
また、第1の手段によれば、射出プランジヤを
回転させてビスケツトをゲート部から分断できる
構成となつているため、分断性が良く、より確実
に分断することが可能となる。
回転させてビスケツトをゲート部から分断できる
構成となつているため、分断性が良く、より確実
に分断することが可能となる。
また、第3の手段によれば、射出スリーブ内壁
に発生する凝固片を射出スリーブ内壁周辺に形成
された凝固片捕捉湯溜り部に集積捕捉してキヤビ
テイ内に流入するのを防止でき、これにより、凝
固片の混じりの無い良好な射出成型が可能とな
る。
に発生する凝固片を射出スリーブ内壁周辺に形成
された凝固片捕捉湯溜り部に集積捕捉してキヤビ
テイ内に流入するのを防止でき、これにより、凝
固片の混じりの無い良好な射出成型が可能とな
る。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
図中1は固定ダイプレート2に取付けられた固
定金型であり、3,4は固定金型1の上部に重合
される2枚重ねの移動金型の下型と上型である。
定金型であり、3,4は固定金型1の上部に重合
される2枚重ねの移動金型の下型と上型である。
以下、本発明において記載する移動金型の定義
は、図示しいな移動ダイプレートに取付けられた
金型に限定するものではなく、型締め型開き動作
の際にその型締め型開き動作の方向に移動する可
動金型を含めて移動金型という。
は、図示しいな移動ダイプレートに取付けられた
金型に限定するものではなく、型締め型開き動作
の際にその型締め型開き動作の方向に移動する可
動金型を含めて移動金型という。
上記移動金型の下型3と上型4は、図示しない
複数のタイバーにより固定金型1に接離する方向
に上下動自在に案内されているとともに図示しな
い移動ダイプレートを介して締付けるようになつ
ている。
複数のタイバーにより固定金型1に接離する方向
に上下動自在に案内されているとともに図示しな
い移動ダイプレートを介して締付けるようになつ
ている。
また、固定金型1および固定ダイプレート2を
貫通する状態に射出スリーブ5が設けられてお
り、この射出スリーブ5には、射出プランジヤ6
が嵌入された状態となつている。
貫通する状態に射出スリーブ5が設けられてお
り、この射出スリーブ5には、射出プランジヤ6
が嵌入された状態となつている。
射出プランジヤ6は、シヤフト7の先端に取付
けられ図示しない油圧シリンダにより上下移動す
るようになつているとともに、その上端面部には
アリ溝8が形成されている。
けられ図示しない油圧シリンダにより上下移動す
るようになつているとともに、その上端面部には
アリ溝8が形成されている。
また、上記移動金型の下型3と上型4との相互
対向面部には、キヤビテイ10が形成されている
とともに、移動金型の下型3には、鋳造製品の中
心にあたるセンターホールに対向する中心位置に
円筒状穴からなるゲート穴11が形成され、上記
キヤビテイ10の下部中央と射出スリーブ5内と
を連通した状態となつている。
対向面部には、キヤビテイ10が形成されている
とともに、移動金型の下型3には、鋳造製品の中
心にあたるセンターホールに対向する中心位置に
円筒状穴からなるゲート穴11が形成され、上記
キヤビテイ10の下部中央と射出スリーブ5内と
を連通した状態となつている。
上記射出スリーブ5の下部には、図示しない電
磁ポンプなどの圧送給湯装置に連結した給湯管1
2が接続されており、射出スリーブ5内に溶湯1
3を供給し得る構成となつている。
磁ポンプなどの圧送給湯装置に連結した給湯管1
2が接続されており、射出スリーブ5内に溶湯1
3を供給し得る構成となつている。
さらに、上記移動金型の下型3は、射出スリー
ブ5の終端に対応するゲート穴11の一端開口周
縁部に突出部14を有し、射出スリーブ5の終端
内壁周辺に凹部からなる凝固片捕捉湯溜り部15
を形成するようになつている。
ブ5の終端に対応するゲート穴11の一端開口周
縁部に突出部14を有し、射出スリーブ5の終端
内壁周辺に凹部からなる凝固片捕捉湯溜り部15
を形成するようになつている。
また、移動金型の上型4には、鋳造製品の中心
にあるセンターホールに対向する位置に中子プラ
ンジヤ16が設けられており、図示しない油圧シ
リンダにより上下に移動できるようになつてい
る。
にあるセンターホールに対向する位置に中子プラ
ンジヤ16が設けられており、図示しない油圧シ
リンダにより上下に移動できるようになつてい
る。
なお、20は中子金型であり、図示しない湯圧
シリンダにより横方向に移動できるようになつて
いる。この中子金型は鋳造品の形状によつては不
要となる。また、Aは製品として鋳肌模様を残す
面である。
シリンダにより横方向に移動できるようになつて
いる。この中子金型は鋳造品の形状によつては不
要となる。また、Aは製品として鋳肌模様を残す
面である。
しかして、射出プランジヤ6を上昇させること
により、予め給湯管12を介して射出リーブ5内
に供給された溶湯13をゲート穴11を介してキ
ヤビテイ10内に鋳込むことになる。(第1図の
状態) このとき、凝固片は、ゲート穴11の開口周縁
部に形成された突出部14によつて射出スリーブ
5の終端内壁周辺に凹部からなる凝固片捕捉湯溜
り部15を形成し、射出スリーブ内壁に発生する
凝固片を集積捕捉して、キヤビテイ10内に流入
するのを防止するようになつている。
により、予め給湯管12を介して射出リーブ5内
に供給された溶湯13をゲート穴11を介してキ
ヤビテイ10内に鋳込むことになる。(第1図の
状態) このとき、凝固片は、ゲート穴11の開口周縁
部に形成された突出部14によつて射出スリーブ
5の終端内壁周辺に凹部からなる凝固片捕捉湯溜
り部15を形成し、射出スリーブ内壁に発生する
凝固片を集積捕捉して、キヤビテイ10内に流入
するのを防止するようになつている。
溶湯13のキヤビテイ10内への鋳込みが完了
すると、この完了状態が図示しない検知手段、例
えば圧力スイツチにより射出プランジヤ6を作動
する油圧シリンダの油圧変化を検知したり、リミ
ツトスイツチにより射出プランジヤ6のストロー
クを検知することにより検知されると、この検知
信号により中子プランジヤ16が下降を開始す
る。
すると、この完了状態が図示しない検知手段、例
えば圧力スイツチにより射出プランジヤ6を作動
する油圧シリンダの油圧変化を検知したり、リミ
ツトスイツチにより射出プランジヤ6のストロー
クを検知することにより検知されると、この検知
信号により中子プランジヤ16が下降を開始す
る。
そして、既に鋳込みを完了した溶湯13内に中
子プランジヤ16の先端部を突入させ、さらに高
圧の圧縮を行なうとともに凝固しつつある溶湯1
3を塑性流動を発生させることになる。
子プランジヤ16の先端部を突入させ、さらに高
圧の圧縮を行なうとともに凝固しつつある溶湯1
3を塑性流動を発生させることになる。
この塑性流動は、鋳造材の強度を向上させる効
果があることは既に実証され、公知の事実であ
る。
果があることは既に実証され、公知の事実であ
る。
第2図は、鋳込みが完了し、中子プランジヤ1
6がキヤビテイ10内に突出した状態を示してい
る。
6がキヤビテイ10内に突出した状態を示してい
る。
ついで、第3図で示すように、第2図の状態
後、溶湯13が凝固した状態で射出プランジヤ6
を下降させ射出スリーブ5の終端部のビスケツト
17を下方に引張つてゲート部から分断すること
になる。
後、溶湯13が凝固した状態で射出プランジヤ6
を下降させ射出スリーブ5の終端部のビスケツト
17を下方に引張つてゲート部から分断すること
になる。
ついで、この分断されたビスケツト17は、移
動金型の上昇、いわゆる型開き動作後に射出プラ
ンジヤ6が上昇することにより射出スリーブ5外
に突出した状態となり、この後、図示しないビス
ケツト突出し手段よりアリ溝8が形成方向に突出
すことにより射出プランジヤ6から除去されるこ
とになる。
動金型の上昇、いわゆる型開き動作後に射出プラ
ンジヤ6が上昇することにより射出スリーブ5外
に突出した状態となり、この後、図示しないビス
ケツト突出し手段よりアリ溝8が形成方向に突出
すことにより射出プランジヤ6から除去されるこ
とになる。
なお、上述の一実施例においてビスケツト17
を射出プランジヤ6を下降させることにより分断
するものについて説明したが、本発明はこれに限
らず、たとえば、第4図および第5図に示すよう
に、射出プランジヤ6のシヤフト7を回動装置2
6を介して回動させることによりビスケツト17
を分断させるようにしても良い。すなわち、シヤ
フト7にスイングアーム21の軸部21aを間隙
Gを持たせた状態に外嵌させるとともに軸部21
Gの嵌合孔に突起させたキー24をシヤフト7の
軸方向に沿つて形成されたキー溝7aに係合さ
せ、さらに、スイングアーム21の自由端部にス
イベル構造の油圧シリンダ25を連動して回動さ
せる構成とする。なお、射出プランジヤ6とシヤ
フト7は回動に対して強固に結合されていること
は勿論である。23は機械のフレームに取着した
ブラケツトでスイングアーム21の軸部21aを
回動自在に支承している。
を射出プランジヤ6を下降させることにより分断
するものについて説明したが、本発明はこれに限
らず、たとえば、第4図および第5図に示すよう
に、射出プランジヤ6のシヤフト7を回動装置2
6を介して回動させることによりビスケツト17
を分断させるようにしても良い。すなわち、シヤ
フト7にスイングアーム21の軸部21aを間隙
Gを持たせた状態に外嵌させるとともに軸部21
Gの嵌合孔に突起させたキー24をシヤフト7の
軸方向に沿つて形成されたキー溝7aに係合さ
せ、さらに、スイングアーム21の自由端部にス
イベル構造の油圧シリンダ25を連動して回動さ
せる構成とする。なお、射出プランジヤ6とシヤ
フト7は回動に対して強固に結合されていること
は勿論である。23は機械のフレームに取着した
ブラケツトでスイングアーム21の軸部21aを
回動自在に支承している。
しかして、溶湯13が凝固した状態で油圧シリ
ンダ25を作動させることにより、この動きをス
イングアーム21を介してシヤフト7に伝達させ
て回転させ、射出スリーブ5終端部のビスケツト
17をねじ切つてゲート部から分断することにな
る。
ンダ25を作動させることにより、この動きをス
イングアーム21を介してシヤフト7に伝達させ
て回転させ、射出スリーブ5終端部のビスケツト
17をねじ切つてゲート部から分断することにな
る。
なお、上記一実施例において竪型ダイカスト装
置として説明したが、横型ダイカスト装置に適用
できることは勿論である。
置として説明したが、横型ダイカスト装置に適用
できることは勿論である。
その他、本発明は本発明の要旨を変えない範囲
で種々変形実施可能なことは勿論である。
で種々変形実施可能なことは勿論である。
[発明の効果]
本発明は、以上説明したようにしたから、キヤ
ビテイ下部より溶湯を順次鋳込むことが可能とな
り、従来のような強圧を加えたり高温にする必要
がなく、装置の構成の簡略化、鋳造効率の向上が
可能となるとともに高価な金型の寿命を伸ばすこ
とが可能となる。しかも、中子プランジヤ16の
移動により塑性流動を発生させた状態での良好な
鋳造が可能となる。また、中子プランジヤ16の
移動により鋳造品のセンターホールの形成の後処
理が極めて容易となり生産性の向上が可能となる
などの効果を奏する。また、請求項1、2記載の
装置によれば、射出プランジヤの回転あるいは移
動により、ビスケツトをゲート部から分断でき、
ビスケツトの取除く後作業が不要となり、生産性
の向上が図れる。
ビテイ下部より溶湯を順次鋳込むことが可能とな
り、従来のような強圧を加えたり高温にする必要
がなく、装置の構成の簡略化、鋳造効率の向上が
可能となるとともに高価な金型の寿命を伸ばすこ
とが可能となる。しかも、中子プランジヤ16の
移動により塑性流動を発生させた状態での良好な
鋳造が可能となる。また、中子プランジヤ16の
移動により鋳造品のセンターホールの形成の後処
理が極めて容易となり生産性の向上が可能となる
などの効果を奏する。また、請求項1、2記載の
装置によれば、射出プランジヤの回転あるいは移
動により、ビスケツトをゲート部から分断でき、
ビスケツトの取除く後作業が不要となり、生産性
の向上が図れる。
また、請求項1記載の装置によれば、射出プラ
ンジヤを回転させてビスケツトをゲート部から分
断できる構成となつているため、分断性が良く、
より確実に分断することができる。
ンジヤを回転させてビスケツトをゲート部から分
断できる構成となつているため、分断性が良く、
より確実に分断することができる。
また、請求項3記載の装置によれば、射出スリ
ーブ内壁に発生する凝固片を射出スリーブ内壁周
辺に形成された凝固片捕捉湯溜り部に集積捕捉し
てキヤビテイ内に流入するのを防止でき、これに
より、凝固片の混じりの無い良好な射出成型がで
きるといつた効果を奏する。
ーブ内壁に発生する凝固片を射出スリーブ内壁周
辺に形成された凝固片捕捉湯溜り部に集積捕捉し
てキヤビテイ内に流入するのを防止でき、これに
より、凝固片の混じりの無い良好な射出成型がで
きるといつた効果を奏する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示す
もので、第1図は鋳込状態を示す概略的断面図、
第2図は中子プランジヤが下降した状態を示す概
略的断面図、第3図はビスケツトの分断状態を示
す概略的断面図、第4図および第5図は本発明の
他の実施例を示すもので、第4図は概略的断面
図、第5図は射出プランジヤの回動手段を示す平
面図、第6図は従来例を示す概略的断面図であ
る。 1……固定金型、2……固定ダイプレート、3
……移動金型(下型)、4……移動金型(上型)、
5……射出スリーブ、6……射出プランジヤ、8
……アリ溝、10……キヤビテイ、11……ゲー
ト穴、13……溶湯、14……突出部、15……
凝固片捕捉湯溜り部、16……中子プランジヤ、
17……ビスケツト。
もので、第1図は鋳込状態を示す概略的断面図、
第2図は中子プランジヤが下降した状態を示す概
略的断面図、第3図はビスケツトの分断状態を示
す概略的断面図、第4図および第5図は本発明の
他の実施例を示すもので、第4図は概略的断面
図、第5図は射出プランジヤの回動手段を示す平
面図、第6図は従来例を示す概略的断面図であ
る。 1……固定金型、2……固定ダイプレート、3
……移動金型(下型)、4……移動金型(上型)、
5……射出スリーブ、6……射出プランジヤ、8
……アリ溝、10……キヤビテイ、11……ゲー
ト穴、13……溶湯、14……突出部、15……
凝固片捕捉湯溜り部、16……中子プランジヤ、
17……ビスケツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 移動金型の上型と、 この上型に重合してその相互対向部にキヤビテ
イを形成するとともにゲート穴を有する移動金型
の下型と、 この移動金型の下型に当接し射出スリーブを固
着した固定金型と、 この固定金型に固着された上記射出スリーブに
嵌入され溶湯をキヤビテイ内に射出する射出プラ
ンジヤと、 上記移動金型の上型に設けられ溶湯のキヤビテ
イ内への充填完了後、キヤビテイ内に移動する中
子プランジヤとを具備し、 上記射出プランジヤが、先端部にアリ溝を有し
回転することによりビスケツトをゲート部から分
断できる構成となつていることを特徴とする竪型
ダイカスト鋳造装置。 2 移動金型の上型と、 この上型に重合してその相互対向部にキヤビテ
イを形成するとともにゲート穴を有する移動金型
の下型と、 この移動金型の下型に当接し射出スリーブを固
着した固定金型と、 この固定金型に固着された上記射出スリーブに
嵌入され溶湯をキヤビテイ内に射出する射出プラ
ンジヤと、 上記移動金型の上型に設けられ溶湯のキヤビテ
イ内への充填完了後、キヤビテイ内に移動する中
子プランジヤとを具備し、 上記射出プランジヤが、先端部にアリ溝を有し
下降することによりビスケツトをゲート部から分
断できる構成となつていることを特徴とする竪型
ダイカスト鋳造装置。 3 移動金型の上型と、 この上型に重合してその相互対向部にキヤビテ
イを形成するとともにゲート穴を有する移動金型
の下型と、 この移動金型の下型に当接し射出スリーブを固
着した固定金型と、 この固定金型に固着された上記射出スリーブに
嵌入され溶湯をキヤビテイ内に射出する射出プラ
ンジヤと、 上記移動金型の上型に設けられ溶湯のキヤビテ
イ内への充填完了後、キヤビテイ内に移動する中
子プランジヤとを具備し、 上記移動金型の下型は、射出スリーブ終端に対
応するゲート穴の一端開口周縁部に突出部を有
し、射出スリーブ内壁周辺に凝固片捕捉湯溜り部
を形成することを特徴とする竪型ダイカスト鋳造
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25516286A JPS63108957A (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | 竪型ダイカスト鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25516286A JPS63108957A (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | 竪型ダイカスト鋳造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63108957A JPS63108957A (ja) | 1988-05-13 |
JPH0242291B2 true JPH0242291B2 (ja) | 1990-09-21 |
Family
ID=17274921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25516286A Granted JPS63108957A (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | 竪型ダイカスト鋳造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63108957A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01321061A (ja) * | 1988-06-24 | 1989-12-27 | Toyota Motor Corp | 高圧鋳造における湯口分離法 |
JPH0661602B2 (ja) * | 1988-07-26 | 1994-08-17 | 宇部興産株式会社 | 射出成形機 |
JPH03254353A (ja) * | 1990-03-02 | 1991-11-13 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | 低圧鋳造方法及びその装置 |
US5575325A (en) * | 1993-02-03 | 1996-11-19 | Asahi Tec Corporation | Semi-molten metal molding method and apparatus |
US6068043A (en) * | 1995-12-26 | 2000-05-30 | Hot Metal Technologies, Inc. | Method and apparatus for nucleated forming of semi-solid metallic alloys from molten metals |
JP3549055B2 (ja) * | 2002-09-25 | 2004-08-04 | 俊杓 洪 | 固液共存状態金属材料成形用ダイカスト方法、その装置、半凝固成形用ダイカスト方法およびその装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51104429A (en) * | 1975-03-12 | 1976-09-16 | Sadakichi Sugimura | Daikyasutochuzono ketsukanboshiho |
JPS60102257A (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-06 | Honda Motor Co Ltd | 高圧凝固鋳造装置 |
JPS6216858A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-26 | Honda Motor Co Ltd | 部分加圧鋳造法 |
JPS6293055A (ja) * | 1985-10-18 | 1987-04-28 | Honda Motor Co Ltd | 加圧鋳造装置 |
-
1986
- 1986-10-27 JP JP25516286A patent/JPS63108957A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51104429A (en) * | 1975-03-12 | 1976-09-16 | Sadakichi Sugimura | Daikyasutochuzono ketsukanboshiho |
JPS60102257A (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-06 | Honda Motor Co Ltd | 高圧凝固鋳造装置 |
JPS6216858A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-26 | Honda Motor Co Ltd | 部分加圧鋳造法 |
JPS6293055A (ja) * | 1985-10-18 | 1987-04-28 | Honda Motor Co Ltd | 加圧鋳造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63108957A (ja) | 1988-05-13 |
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