JPH0242075B2 - - Google Patents

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JPH0242075B2
JPH0242075B2 JP58244266A JP24426683A JPH0242075B2 JP H0242075 B2 JPH0242075 B2 JP H0242075B2 JP 58244266 A JP58244266 A JP 58244266A JP 24426683 A JP24426683 A JP 24426683A JP H0242075 B2 JPH0242075 B2 JP H0242075B2
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[技術分野] 本発明は感熱転写記録媒体に関し、詳しくは、
保存中にブロツキングを起こすことがないし、使
用に際してはサーマルヘツドを汚染したり摩耗さ
せたりすることなく、ステイツキング現象が生じ
るのを防止できる感熱転写記録媒体に関する。 [従来技術] 感熱記録媒体に関する技術の1つとして、その
取扱いの容易性等の点から感熱紙が広く知られて
おり、例えば特開昭57−2795号公報に、バインダ
ーと共にシリコン変性ワツクスを保護層として用
いる技術が記載されている。しかし、このような
記録媒体としての感熱紙は印字(記録)像の改ざ
ん防止ができず、熱や有機溶剤によつて容易に発
色するため印字(記録)像の保存性が悪いという
欠点がみられた。これに対し、耐改ざん性および
保存性に優れた記録媒体として、熱溶融性物質を
用いるタイプの感熱転写記録媒体が知られてい
る。 しかるに、支持体としてポリエチレンテレフタ
レートフイルム等の高分子フイルムを用いた該溶
融転写型感熱転写記録媒体では、記録時に加熱さ
れたサーマルヘツドによつてフイルム支持体の一
部が溶融してサーマルヘツドに融着することがあ
る。この現象はステイツキング現象と称されてお
り、記録品質を著しく低下させ、ついにはフイル
ム支持体がサーマルヘツドに焼き付いて感熱転写
記録媒体の送りを不可能に至らしめる。 このステイツキング現象を防止するには、支持
体にコンデンサー紙等の耐熱性に優れる紙を用い
ればよいのであるが、このような紙を用いるとサ
ーマルヘツドからの熱伝導が悪いために、サーマ
ルヘツドの印加電力を高くしなければならず、サ
ーマルヘツドの寿命を著しく損なつてしまう欠点
が生じる。 一方、ステイツキング現象の防止技術としては
バツキング層を用いる技術がある。例えば、特開
昭55−7467号公報ではフイルム支持体上にシリコ
ン樹脂等の耐熱性保護膜を設けることを提案して
いるが、サーマルヘツドとの摩擦が大きいために
長時間記録するとサーマルヘツドが摩耗してしま
うという欠点がある。特開昭58−187396号公報に
もバツキング層の耐熱性を高める技術が開示され
ている。即ち、ジイソシアネートもしくはトリイ
ソシアネート又はアミノ基を有する化合物を、−
OH基もしくは−COOH基を有する熱可塑性樹脂
100重量部当り、5〜40重量部添加し、バツキン
グ層を架橋して硬化させる技術であり、確かにこ
の技術によれば、耐ステイツキング性を発揮させ
ることができるが、反応生成物による耐熱性向上
を目ざしているため、製造が困難であつて均一膜
厚のバツキング層を作成することができない。 そこで、特開昭58−171992号公報では、バツキ
ング層の滑性を高めるため、ワツクス類を熱可塑
性樹脂と併用することを提案しているが、ここに
開示されているパラフイン系やエチレン系のワツ
クス類を用いると、ヘツドが汚れるという欠点の
みならず、感熱転写記録媒体がその保存中にブロ
ツキングを起こしてしまうという欠点がみられ
る。また、特開昭56−155794号公報では滑性の高
い無機顔料を含有する樹脂層をフイルム支持体上
に設けることを提案しているが、樹脂層から剥離
した無機顔料がサーマルヘツドを汚染するという
欠点がみられた。 [発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ス
テイツキング現象の発生を効果的に抑制できるば
かりでなく、サーマルヘツドを汚染したりするこ
ともないし、サーマルヘツドが摩耗したりするこ
ともなく、サーマルヘツドに悪影響を及ぼさない
感熱転写記録媒体を提供することである。 本発明の他の目的は、保存中にブロツキング現
象を起こすことがない感熱転写記録媒体を提供す
ることである。 本発明の別の目的は、本明細書の以下の記述に
よつて明らかになるであろう。 [発明の要旨] 本発明者は、鋭意研究を続けた結果、フイルム
支持体の一面に熱溶融性物質を含む色材層を有
し、他面にバツキング層を有する感熱転写記録媒
体において、前記バツキング層が溶媒溶解性ウレ
タン系樹脂または塩化ビニル系樹脂から選ばれる
樹脂および常温で固体または半固体の高級脂肪酸
を含有することによつて上記目的が達成されるこ
とを見出し、本発明に至つた。 即ち、本発明者は、ステイツキング現象および
サーマルヘツドの摩耗を防止するには、バツキン
グ層の塗布によつて耐熱性を向上させたり、マツ
ト性を付与したりする手段を採用するよりも、滑
性を向上させる手段の方がより効果的であり、か
つ特定物質を用いることによつてサーマルヘツド
の汚染防止と共に、保存中のブロツキングをも防
止できることを見出し、本発明を完成するに至つ
たのである。 [発明の構成] 以下、本発明について更に詳述する。 本発明の感熱転写記録媒体の基本的構成は、フ
イルム支持体の上面に少なくとも熱溶融性物質を
含む色材層を有し、下面に少なくともバツキング
層を有することである。 本発明におけるバツキング層は少なくとも各1
種の溶媒溶解性ウレタン系樹脂または塩化ビニル
系樹脂から選ばれる樹脂および常温で固体または
半固体の高級脂肪酸を含有する。 本発明の溶媒溶解性ウレタン系樹脂または塩化
ビニル系樹脂としては、公知の溶媒溶解性ウレタ
ン系樹脂または塩化ビニル系樹脂が特に制限なく
用いられてよい。 本発明に用いられるウレタン系樹脂は溶媒溶解
性を有するポリウレタンに限らず、ウレタン共重
合体を含むものであり、軟化点(環球法による測
定値)が50℃〜250℃のものが好ましい。これら
は、市販品からの入手も可能であり、例えば、日
本ポリウレタン社製パラプレン22S(軟化点105
℃)同パラプレン26S(軟化点156℃)、大日本イ
ンキ社製パンデツクスT−5102S(軟化点80〜100
℃)、同パンデツクスT−5000(軟化点80〜100℃)
等がある。 本発明に用いられる塩化ビニル系樹脂は、溶媒
溶解性を有するポリ塩化ビニルに限らず、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体のような塩化ビニル共
重合体を含むものであり、軟化点(環球法による
測定値)が50℃〜250℃のものが好ましい。これ
らは市販品からの入手も可能であり、例えば、ユ
ニオンカーバイド社製VYHH(軟化点150℃〜190
℃)、同VAGH(軟化点150℃〜190℃)等が挙げ
られる。 本発明に用いられる高級脂肪酸は、炭素数が8
以上(好ましくは12以上)の脂肪酸であり、例え
ば、カプリル酸、カプリン酸、セバシン酸、ラウ
リル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸、リグノ
セリン酸、メリシン酸等が挙げられる。炭素数が
8未満の脂肪酸ではステイツキング発生して本発
明の目的は達成できない。このように、本発明は
常温で固体または半固体の高級脂肪酸を用いるの
が特徴の1つであり、これによつて、はじめて本
発明の目的が達成されるのである。本発明外の無
機顔料等は、滑性の向上によつてステイツキング
現象を防止できるものの、長時間記録するとサー
マルヘツドを汚染してしまう。 本発明のバツキング層における組成比は限定的
ではないが、バツキング層全量100部(重量部、
以下同じ)として、溶媒溶解性ウレタン系樹脂ま
たは塩化ビニル系樹脂から選ばれる樹脂50〜98
部、より好ましくは70〜95部、常温で固体または
半固体の高級脂肪酸2〜50部、より好ましくは5
〜30部でよい。溶媒溶解性ウレタン系樹脂または
塩化ビニル系樹脂から選ばれる樹脂が98部を越え
ると保存中にブロツキングを起こすこととなり、
常温で固体または半固体の高級脂肪酸が50部を越
えると、使用に際してサーマルヘツドを汚染した
りすることとなる。またバツキング層の厚みは
0.03〜2.0μm、より好ましくは0.1〜0.5μmでよ
い。なお、本発明のバツキング層は、本発明の常
温で固体または半固体の高級脂肪酸および溶媒溶
解性ウレタン系樹脂または塩化ビニル系樹脂から
選ばれる樹脂以外の成分を含有しても構わない。 本発明に用いられるフイルム支持体は、表面平
滑性及び寸法安定性に優れた樹脂フイルムであれ
ばよく、ポリエチレンテレフタレートフイルム、
ポリイミドフイルム、ポリカーボネートフイルム
等の樹脂フイルム(重合体、共重合体、三元重合
体を含む)をその具体例として挙げることができ
る。これらフイルム支持体の厚みは限定的ではな
いが、約2〜15μmが好ましい。これら支持体は
本発明のバツキング層の接着性を高めるため、支
持体表面にコロナ放電、グロー放電、その他の電
子衝撃、火炎処理、紫外線照射、酸化処理、ケン
化処理、粗面化等の処理を施してもよいし、下引
加工してもよい。 フイルム支持体に本発明のバツキング層を塗設
する方法は任意であり、例えばホツトメルトコー
テイングするか、またはバツキング層組成物を適
宜の溶媒に分散せしめた塗布液をソルベントコー
テイングすればよい。このとき用いる溶媒として
は、本発明の各成分を溶解または分散して塗布液
とできるものであればよく、例えば、メチルエチ
ルケトン、テトラヒドロフラン、n,n′−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の1ま
たは2以上の組合わせ使用が可能である。 塗布に際してはリバースロールコーター法、押
出コーター法、グラビアコーター法やワイヤバー
塗布法等、任意の塗布技術を採用できる。 以下、本発明の色材層について説明する。 本発明の色材層に含有させる着色剤は、従来公
知の色素の中から適宜選択すればよく、直接染
料、酸性染料、塩基性染料、分散染料、油溶性染
料等の中から選べばよい。本発明の色材層に用い
る色素としては、熱溶融性物質と共に転写(移
行)可能な色素であればよいので、上記の他、顔
料であつてもよい。具体的には下記のものが挙げ
られる。即ち、黄色色素としては、カヤロンポリ
エステルライトイエロー5G−S(日本化薬)、オ
イルイエローS−7(白土)、アイゼンスピロン
GRHスペシヤル(保土谷)、スミプラストイエロ
ーFG(住友)、アイゼンスピロンイエローGRH
(保土谷)、等が好適に用いられる。赤色色素とし
ては、ダイアセリトンフアストレツドR(三菱化
成)、ダイアニツクスブリリアントレツドBS−E
(三菱化成)、スミプラストレツドFB(住友)、ス
ミプラストレツドHFG(住友)、カヤロンポリエ
ステルピンクRCL−E(日本化薬)、アイゼンス
ピロンレツドGEHスペシヤル(保土谷)等が好
適に用いられる。青色色素としては、ダイアセリ
トンフアストブリリアントブルーR(三菱化成)、
ダイアニツクスブルーEB−E(三菱化成)、カヤ
ロンポリエステルブルーB−SFコンク(日本化
薬)、スミプラストブルー3R(住友)、スミプラス
トブルーG(住友)等が好適に用いられる。また、
黄色顔料としては、ハンザエロー3G、タルトラ
ジンレイク等が用いられ、赤色顔料としては、ブ
リリアントカルミンFB−ピユアー(山陽色素)、
ブリリアントカルミン6B(山陽色素)、アリザリ
ンレイク等が用いられ、青色顔料としては、セル
リアンブルー、スミカプリントシアニンブルー
GN−O(住友)、フタロシアニンブルー等が用い
られ、黒色顔料としては、カーボンブラツク、オ
イルブラツク等が用いられる。 本発明の色材層には熱溶融性物質が用いられ
る。熱溶融性物質は融点(柳本MPJ−2型によ
る測定値)が40〜120℃の固体または半固体状物
質であることが好ましい。具体例としては、例え
ばカルナバロウ、木ロウ、オウリキユリーロウ、
エスパルロウ等の植物ロウ、蜜ロウ、昆虫ロウ、
セラツクロウ、 鯨ロウ等の動物ロウ、パラフインワツクス、マイ
クロクリスタリンワツクス、エステルワツクス、
酸ワツクス等の石油ロウ、モンタンロウ、オゾケ
ライト、セレシン等の鉱物ロウ等のワツクス類の
他に;パルミチン酸、ステアリン酸、マルガリン
酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸;パルミチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、マルガニルアルコール、ミリシルアルコー
ル、エイコサノール等の高級アルコール;パルミ
チン酸セチル、パルミチン酸ミリシル、ステアリ
ン酸セチル、ステアリン酸ミリシル等の高級脂肪
酸エステル;アセトアミド、プロピオン酸アミ
ド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、
アミドワツクス等のアミド類;エステルガム、ロ
ジンマレイン酸樹脂、ロジンフエノール樹脂、水
添ロジン等のロジン誘導体;フエノール樹脂、テ
ルペン樹脂、シクロペンタジエン樹脂、芳香族系
樹脂等の軟化点50〜120℃の高分子化合物;ステ
アリルアミン、ベヘニルアミン、パルミチンアミ
ン等の高級アミン類;ポリエチレングリコール
4000、ポリエチレングリコール6000等のポリエチ
レンオキサイド等が挙げられ、これらは単独で用
いられてもよいし併用してもよい。 本発明の色材層の組成比は限定的ではないが、
色材層総量100部(重量部、以下同じ。)に対し、
熱溶融性物質が50〜90部、着色剤が5〜20部、そ
して樹脂が0〜30部(好ましくは5〜30部)であ
る。 本発明の色材層には上記成分の他、各種添加剤
が含有せしめられてもよい。例えば、柔軟剤とし
て、ひまし油、アマニ油、オリーブ油の如き植物
油、鯨油の如き動物油および鉱油が好適に使用さ
れてよい。 なお、色材層は15μm以下、好ましくは2〜8μ
mとされるのがよい。 [発明の効果] 本発明によれば、フイルム支持体の一面に熱溶
融性物質を含む色材層を有し、他面にバツキング
層を有する感熱転写記録媒体において、前記バツ
キング層が溶媒溶解性ウレタン系樹脂または塩化
ビニル系樹脂から選ばれる樹脂および常温で固体
または半固体の高級脂肪酸を含有するので、頭記
した本発明の目的を達成でき、特に、いわゆるメ
ンテナンスフリー性をも実現できる効果がある。 [実施例] 以下実施例を挙げるが、本発明の実施態様がこ
れらに限定されることはない。 実施例 1 下記組成のバツキング層用塗布液を6μmのポ
リエチレンテレフタレートフイルム支持体の下面
にワイヤバーで塗布したのち、乾燥後の厚さが
0.5μmのバツキング層を塗設した。 〔バツキング層用塗布液〕 ポリウレタン樹脂(パラプレンP−22S、日本
ポリウレタン社製、軟化点105℃) 255重量部 ステアリン酸 45重量部 テトラヒドロフラン 30重量部 次いで前記ポリエチレンテレフタレートフイル
ム支持体の上面に下記組成を有する感熱転写性色
材層組成物をワイヤバーで塗布し、乾燥して厚さ
3.4μの色材層を有する感熱転写記録媒体試料を
得た。 〔色材層組成物〕 カルナバワツクス 40重量部 ワツクス (日石マイクロワツクス155) 40重量部 オリーブオイル 5重量部 カーボンブラツク 15重量部 実施例 2 実施例1のポリウレタン樹脂の代りに塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体(VYHH、ユニオンカ
ーバイト社製、軟化点150℃〜190℃)を用いた他
は全て実施例1と同じ方法を用いてバツキング層
の乾燥膜厚0.5μm、色材層の乾燥膜厚3.4μmを有
する本発明の感熱転写記録媒体試料を得た。 比較例 1 特開昭58−171992号公報記載の実施例1に基い
て比較の試料を作成した。即ち、下記塗布液を
実施例1と同じ方法を用いて、実施例1と同じ支
持体の下面に塗布し、乾燥膜厚0.5μmのバツキン
グ層を設けた。又、実施例1と同じ方法で、支持
体の上面に、乾燥膜厚3.4μmの色材層を塗設して
比較の感熱転写記録媒体試料を得た。 〔バツキング層用塗布液〕 セルロースアセテートプロピオネート 10重量部 レシチン 4重量部 トルエン/メチルエチルケトン/2−プロパノ
ール(1:1:1) 66重量部 比較例 2 実施例1のポリウレタン樹脂の代りにエチルセ
ルロースを用いると共に、メチルエチルケトンの
代りに2−プロパノールを用いた他は全て実施例
1と同じ方法を用いてバツキング層の乾燥膜厚
0.5μm、色材層の乾燥膜厚3.4μmを有する比較の
感熱転写記録媒体試料を得た。 これら感熱転写記録媒体試料をサーマルプリン
ター(発熱素子密度8dot/mmの薄膜型ラインサー
マルヘツドを搭載した試作機。)によつて、普通
紙上に印字した。 ステイツキング現象の発生の有無については1
加熱素子当りの印加電力が0.7Wで印加時間が2.3
ミリ秒の条件で記録を行い、感熱転写記録媒体が
円滑に駆動するかどうかを観察した。加熱ヘツド
の汚れは、A4版の普通紙(ベツク平滑度200sec)
20枚および100枚にベタ画像で印字した後、サー
マルヘツドの汚れをルーペで観察した。 ブロツキング現象は、2枚の試料をバツキング
層と色材層を対向させて重ね合わせ、50℃の温度
で100g/cm2の圧力をかけ、24時間放置した後引
きはがしてバツキング層への色材層組成物の移行
の有無を観察した。 これらの結果を、第1表に示す。
【表】 第1表から明らかなように、本発明によれば、
保存中にブロツキングを起こすことがないし、使
用に際してはサーマルヘツドを汚染したり摩耗さ
せたりすることなく、ステイツキング現象が生じ
るのを防止できることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フイルム支持体の一面に熱溶融性物質を含む
    色材層を有し、他面にバツキング層を有する感熱
    転写記録媒体において、前記バツキング層が溶媒
    溶解性ウレタン系樹脂または塩化ビニル系樹脂か
    ら選ばれる樹脂および常温で固体または半固体の
    高級脂肪酸を含有することを特徴とする感熱転写
    記録媒体。
JP58244266A 1983-10-12 1983-12-26 感熱転写記録媒体 Granted JPS60137690A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58244266A JPS60137690A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 感熱転写記録媒体
US06/657,574 US4572860A (en) 1983-10-12 1984-10-03 Thermal transfer recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58244266A JPS60137690A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 感熱転写記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60137690A JPS60137690A (ja) 1985-07-22
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JP5456593B2 (ja) * 2010-06-11 2014-04-02 大日精化工業株式会社 感熱記録材料

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