JPH0242016B2 - - Google Patents

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JPH0242016B2
JPH0242016B2 JP60089285A JP8928585A JPH0242016B2 JP H0242016 B2 JPH0242016 B2 JP H0242016B2 JP 60089285 A JP60089285 A JP 60089285A JP 8928585 A JP8928585 A JP 8928585A JP H0242016 B2 JPH0242016 B2 JP H0242016B2
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JP
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lid member
mold
die
punch
molding
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JP60089285A
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【発明の詳細な説明】 () 発明の目的 (i) 産業上の利用分野 本発明はシート状金属薄板から、周縁部にカー
ル部を有する蓋部材を成形する方法に関するもの
で、特に成形後の蓋部材の金型からの離型を容
易、かつ傷付けることなく行え、さらに離型させ
た蓋部材を所定位置にセツテイングしておき、次
工程への供給をより確実に、精度良く行えるよう
にしました。
(ii) 従来技術 シート状金属薄板からプレス機により蓋部材を
打ち抜き、所定形状に絞り形成する方法はすでに
知られているとおりで、この方法に基く装置も
種々のものが発明、考案されています。この中に
は本発明が対象とする周縁部にU字状周壁を有す
る蓋部材を形成する方法、装置も含まれているの
ですが、単に成形雄型、雌型のみを有するプレス
機であつては、U字状周壁形成後、この周壁部分
が雌型内に嵌着してしまい離型しにくいものとな
つていました。この傾向は金型自体が複雑になれ
ばなるほど、成形のスピードが増せば増すほど顕
微にあらわれました。そこで、成形物を金型より
離型させる工程をさらに加える必要が生じてきた
のですが、従来までは雌型内に通孔を設けノツク
アウトエアーを吹き出したり、または雌型内にピ
ンを設け、このピンを突出させたりして押し離し
ていました。
(iii) 発明が解決しようとする問題点 しかし上記従来の離型工程のうち、ノツクアウ
トエアーを用いたものは、エアーバランスが悪
く、周壁の一部分だけが離型した場合に、他の部
分を離型させることは難しく、またピンを用いた
ものは、ほぼ確実に離型させることはできるので
すが、蓋部材を傷付けたり、変形させてしまう恐
れが十分にありました。
さらに上記離型工程においては、離型に際して
上方に位置する雌型内より蓋部材を、下方に位置
する雄型上に押し落すようにしているため、落さ
れた蓋部材はその位置、及び方向が定まらず、ま
た、ただ雄型上に載置されるのみで、全くどこに
も固定されていないために、次工程へ蓋部材を供
給する場合にはいちいち所定位置にそろえなけれ
ばならないという、無駄な工程を必要としていま
した。
そこで本発明は上記従来の問題点を一挙に解決
させる離型工程を含む蓋部材の成形方法を提示し
ます。
() 発明の構成 (i) 問題点を解決するための具体的な手段 ダイス機構とパンチ機構とを相対的に近接させ
て、シート状金属薄板から蓋部材を打ち抜き、該
蓋部材の周縁部に前記ダイス機構に設けた一定距
離間を上下動する成形雄型と前記パンチ機構に固
定して設けた成形雌型とでU字状周壁を形成した
後、前記ダイス機構とパンチ機構とを離脱させて
離型させる際に、先ず、成形雄型を下降させて該
U字状周壁より離型させた後、前記蓋部材を前記
ダイス機構側からバキユームにより吸着しつつ、
且つパンチ機構側からエアーを吹き出しつつ、前
記ダイス機構とパンチ機構とを離脱させて前記成
形雌型から離型させるとともに、ダイス機構上に
載置固定して次工程へ送るようにしました。
(ii) 作 用 本発明蓋部材成形方法によればU字状周壁を有
する蓋部材を成形すると共に、蓋部材を容易に、
かつ傷付けたり変形させたりすることなく雌型よ
り離型させることができます。しかも離型後の蓋
部材はパンチ機構上の所定位置にセツトされてい
るので、次工程への供給を確実に精度良く行える
ようにします。
(iii) 実施例 以下本発明を図面に示す装置に沿して詳細に説
明していきます。
本実施例で使用するプレス機は、第1図に示す
ように成形雄型2を有するダイス機構1と成形雌
型25を有するパンチ機構20とで構成され、前
記ダイス機構1はダイセツト下盤3に固着され
た、円筒状台盤4の上端内周縁に雌刃5を設け、
また前記中空台盤4の内部には同芯状に、上部中
央部に円筒状窪み6を有する成形雄型2を前記ダ
イセツト下盤3に固着させて配置します。次に該
成形雄型2の外周には管状シワ押え7を、また前
記窪み6内には円盤状座盤8をそれぞれ、摺動自
在に、かつ平常時には各部材の上端が前記台盤4
の上面と、一致するように装着します。そして前
記シワ押え7の下端に前記ダイセツト下盤3の円
周等分位置に取り付けた数条のスプリング9を当
接させ、また前記座盤8の下端に前記ダイセツト
下盤3下部に設けた係止部材10に取り付けたス
プリング11を当接させた押し出し勝手に保持し
ます。さらに前記座盤8内に一端が、該座盤8の
上面に開口し、他端が中心部に位置しかつ、上端
が塞がれた通気管12に達する小管13を複数個
円周等分位置に設けて成ります。
一方、間欠的に上下動する前記パンチ機構20
は、ダイセツト下盤29に固着された台盤21の
下部に、前記ダイス機構11のシワ押え7と対向
する環状パンチ22を一体に設け、該環状パンチ
22の下端外周縁に雄刃23を設け、また内部に
は円盤状で外周下部縁に切欠24を有する成形雌
型25を前記台盤21に固着されて取り付けま
す。また該成形雌型25と前記台盤21下面、及
び環状パンチ22内周との間に、一端が前記切欠
24上端に開口し、他端が前記台盤21の中央部
に設けた通気管26に達する小管27を複数個
設、また一方前記台盤21の外方周縁の円周等分
位置に、前記ダイセツト下盤にスプリングを介し
て押え部材を取り付けて成ります(図示せず)。
次に上記装置を用いて本発明蓋部材成形方法を
説明すると、第2図に示すようにダイス機構1の
上面に沿つて供給されたシート状アルミニウム薄
板30が所定位置にセツトされると、パンチ機構
20が下降して、まず押え部材28と台盤1とで
アルミニウム薄板30を押し挾むと共に成形雌型
25と座板23、及び環状パンチ22とシワ押え
7とがそれぞれ同様にアルミニウム薄板を押し挾
み、さらに下降するに従い環状パンチ22はシワ
押え7を、成形雌型25は座盤8をそれぞれスプ
リング9,11を下して押し下げ、ダイス機構1
内に進入します。この時雄刃23と雌刃5とでア
ルミニウム薄板30を打ち抜き円形状蓋部材31
を成形すると共に、成形雄型2と成形雌型25と
で蓋部材31の周縁部を絞りU字状周壁32を形
成します(第4図参照)。
次に第3図に示すようにパンチ機構20が上昇
して、上記工程とは逆に座盤23が成形雌型25
を、シワ押え7が環状パンチ22をそれぞれスプ
リング9,11を介して押し上げるように同調し
て台盤4の上面と一致する位置まで上昇し、パン
チ機構20がダイス機構1を離れます。この時、
成形雄型2が蓋部材31のU字状周壁32から離
型すると共に座盤8内に設けた小管13、及び通
気管12を介してバキユームすることで蓋部材3
0を座盤8表面に吸着させておき、蓋部材31を
成形雌型21から離型させます。さらに本実施例
では蓋部材31の離型をより確実なものにするた
めにパンチ機構20側からも、内部の通気管2
6、及び小管27を介してエアーを吹き出してU
字状周壁32部分を押し下げるようにしていま
す。
本実施例においてはバキユームを常に行い、離
型工程時に蓋部材を座盤に吸着させておき、雌型
からの離型を完全に行うと共に、蓋部材をその成
形前、中、後の全工程に渡り定位置に固定させる
ことで、成形をより確実に行い、さらに成形物を
サンクシヨンカツプなどを用いた次工程への供給
を容易に行えるようにします。しかしながらバキ
ユームをプレス機と連動させて離型工程時にのみ
行うことももちろん可能です。
() 効果 上記のように本発明成形方法によればU字状周
壁を有する蓋部材を成形すると共に、ダイス機構
側からバキユームにより蓋部材を吸着させておく
ことで、蓋部材を容易かつ傷付けたり変形させた
りすることなく成形雌型から確実に離型させるこ
とができます。しかも離型後の蓋部材はダイス機
構上面所定位置にセツトれていることになるの
で、次工程への供給をサンクシヨンカツプのよう
な自動機構を使用して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法で用いる装置の縦断面図、
第2図は蓋部材成形時における作動態様説明図、
第3図は蓋部材離型時における作動態様説明図、
第4図は本発明方法において成形された蓋部材の
上方斜視図であります。 1…ダイス機構、2…成形雄型、4…台盤、5
…雌刃、7…シワ押え、8…座盤、12…通気
管、13…小管、20…パンチ機構、21…台
盤、22…環状パンチ、23…雄刃、25…成形
雌型、31…蓋部材、32…U字状周壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ダイス機構とパンチ機構とを相対的に近接さ
    せて、シート状金属薄板から蓋部材を打ち抜き、
    該蓋部材の周縁部に前記ダイス機構に設けた一定
    距離間を上下動する成形雄型と前記パンチ機構に
    固定して設けた成形雌型とでU字状周壁を形成し
    た後、前記ダイス機構とパンチ機構とを離脱させ
    て離型させる際に、先ず、成形雄型を下降させて
    該U字状周壁より離型させた後、前記蓋部材を前
    記パンチ機構側からバキユームにより吸着しつ
    つ、且つパンチ機構側からエアーを吹き出しつ
    つ、、前記ダイス機構とパンチ機構とを離脱させ
    て前記成形雌型から離型させるとともに、ダイス
    機構上に載置固定して次工程へ送る蓋部材成形方
    法。
JP8928585A 1985-04-25 1985-04-25 蓋部材成形方法 Granted JPS61245926A (ja)

Priority Applications (1)

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JPS61245926A JPS61245926A (ja) 1986-11-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0724920U (ja) * 1993-10-12 1995-05-12 有限会社土橋縫工所 防水衣料

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JPS552133A (en) * 1978-06-20 1980-01-09 Mikio Waratani Ground arresting method
JPS609535A (ja) * 1983-06-10 1985-01-18 レデイコン・コ−ポレイシヨン 薄板容器状製品の工具構造体および成形方法

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