JP2009082969A - 打抜き加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】次工程に送るための製品把持時の製品の掴み損ないによる装置の停止を防止し、薄板材を高速に打ち抜くことができるとともに、製品の変形による異常品の発生を防止することができる打抜き加工装置を提供する。
【解決手段】打抜きパンチ3が下降し、薄板材1が円盤状に打ち抜かれた後、ピン4が下降し、打ち抜かれた円盤状のブランク製品11がダイホルダー5に形成された受台6上に落とされる。このとき、ピン4の下降と同時に、真空形成装置の真空切替弁が開かれ、吸引パイプ10、吸引通路7を介して吸引孔によりブランク製品11が真空吸着されるので、ブランク製品11は受台6の上に水平状態で固定される。次に、打抜きダイ2を上昇させ、打抜かれた円盤状のブランク製品11をフィンガーによって掴んだ後、真空形成装置の真空切替弁が閉じられてブランク製品11の真空吸着が解かれ、フィンガーによって次工程に送られる。
【選択図】図3
【解決手段】打抜きパンチ3が下降し、薄板材1が円盤状に打ち抜かれた後、ピン4が下降し、打ち抜かれた円盤状のブランク製品11がダイホルダー5に形成された受台6上に落とされる。このとき、ピン4の下降と同時に、真空形成装置の真空切替弁が開かれ、吸引パイプ10、吸引通路7を介して吸引孔によりブランク製品11が真空吸着されるので、ブランク製品11は受台6の上に水平状態で固定される。次に、打抜きダイ2を上昇させ、打抜かれた円盤状のブランク製品11をフィンガーによって掴んだ後、真空形成装置の真空切替弁が閉じられてブランク製品11の真空吸着が解かれ、フィンガーによって次工程に送られる。
【選択図】図3
Description
本発明は、トランスファープレス等において、薄板材を打ち抜くための打抜き加工装置に関する。
例えば、コイン型電池の電池ケースを製造する場合、一定の送り長さで間欠的に送り出されてくる薄板材を円盤状に打ち抜き加工した後、打ち抜いた薄板材を絞り加工して電池ケースを製造している。
図5〜図7は従来の打抜き加工装置を示す図であり、図5に示すように、打抜きダイ2に載せられた薄板材1に打抜きパンチ3を下降させて薄板材1を円盤状に打ち抜く。そして、薄板材1が厚さ0.1mmでかつ軟質材料のため、ピン4で押すことにより、図6に示すように、打抜かれた円盤状のブランク製品11を送りライン、すなわち、ダイホルダー5の受台6に落とす。次に、図7に示すように打抜きダイ2を上昇させた後、図8に示すように、打抜かれた円盤状のブランク製品11をフィンガー12によって掴み、次工程の絞り加工装置に送るようになっている。
図5〜図7は従来の打抜き加工装置を示す図であり、図5に示すように、打抜きダイ2に載せられた薄板材1に打抜きパンチ3を下降させて薄板材1を円盤状に打ち抜く。そして、薄板材1が厚さ0.1mmでかつ軟質材料のため、ピン4で押すことにより、図6に示すように、打抜かれた円盤状のブランク製品11を送りライン、すなわち、ダイホルダー5の受台6に落とす。次に、図7に示すように打抜きダイ2を上昇させた後、図8に示すように、打抜かれた円盤状のブランク製品11をフィンガー12によって掴み、次工程の絞り加工装置に送るようになっている。
図9(a)、(b)は上記の絞り加工装置の一例を示す図であり、ダイ14には中央部に開口部が形成されており、このダイ14の開口部には基台にスプリング(図示せず)を介して接続されるノックアウト15が配置され、このノックアウト15に対面するように絞りパンチ16が配置されている。そして、図9(a)に示すように、打抜き加工装置から送られてきたブランク製品11が製品ガイド13によって固定された状態で、絞りパンチ16を下降させると、図9(b)に示すように、ノックアウト15がスプリングの弾性力に抗して下方に移動し、ブランク製品11に絞り加工が施される。
従来の打抜き加工装置は上記のように構成されているが、打抜き後、ブランク製品11をピン4により送りラインに落としたとき、ダイホルダー5の受台6の幅が狭いため、図10に示すように、ブランク製品11が傾くことがある。
このようにブランク製品11が傾いた場合、図11(a)に示すように、フィンガー12がブランク製品11を掴むとき、傾いた状態でブランク製品11を掴むが、上記のように、ブランク製品11は厚さ0.1mmでかつ軟質材料のため、図11(b)に示すように、ブランク製品11が変形してしまったり、掴み損ねによってプレスが止まってしまうという問題が生じていた。
このようにブランク製品11が傾いた場合、図11(a)に示すように、フィンガー12がブランク製品11を掴むとき、傾いた状態でブランク製品11を掴むが、上記のように、ブランク製品11は厚さ0.1mmでかつ軟質材料のため、図11(b)に示すように、ブランク製品11が変形してしまったり、掴み損ねによってプレスが止まってしまうという問題が生じていた。
また、ブランク製品11がフィンガー12により傾いた状態で掴まれて次工程の絞り加工装置に送られた場合、図12(a)に示すように、ブランク製品11が絞り加工装置の製品ガイド13に傾いた状態で固定されてしまう。このため、絞りパンチ16が下降した場合、正常に絞ることができず、図12(b)に示すように、左右の絞り高さが異なる不良品が発生する、という問題も生じていた。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、次工程に送るための製品把持時の製品の掴み損ないによる装置の停止を防止し、薄板材を高速に打ち抜くことができるとともに、製品の変形による異常品の発生を防止することができる打抜き加工装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1に係る発明の打抜き加工装置は、打抜きダイと打抜きパンチとを備えた、薄板材を打ち抜くための打抜き加工装置において、打ち抜かれた薄板材を受ける受台に真空吸着機構を設けたことを特徴とし、
請求項2に係る発明の打抜き加工装置は、請求項1に記載された打抜き加工装置において、上記打抜きパンチが打ち抜かれた薄板材を落下させるためのピンを備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の打抜き加工装置は、請求項1に記載された打抜き加工装置において、上記打抜きパンチが打ち抜かれた薄板材を落下させるためのピンを備えていることを特徴とする。
本発明の請求項1、請求項2に係る打抜き加工装置によれば、打ち抜かれた薄板材を受ける受台に真空吸着機構が設けられ、薄板材の打抜き時に真空吸着機構を作動させることにより、打ち抜かれた薄板材を受台に安定して固定することができるので、次工程に送るための把持機構が打ち抜かれた薄板材を水平状態で掴むことができ、打ち抜かれた薄板材の変形を防止するとともに、打ち抜かれた薄板材の掴み損ないをなくし、高速に装置を運転することができる。
以下、本発明の打抜き加工装置の実施例について、図面を用いて説明する。図1は本発明の打抜き加工装置の側面図、図2はダイホルダー部のみの平面図であり、図に示すように、本発明の打抜き加工装置は、薄板材1を円盤状に打ち抜くための打抜きダイ2及び打抜きパンチ3を備え、打抜きパンチ3の内部には打ち抜かれたブランク製品を落下させるためのピン4が設けられている。
また、ダイホルダー5の上部には打ち抜かれたブランク製品を受けるための受台6が形成されているとともに、ダイホルダー5の内部には真空吸着のための吸引通路7が形成されており、この吸引通路7の一端は受台6に形成された吸引孔9に通じており、他端は接続具8に取り付けられた吸引パイプ10に通じている。なお、吸引パイプ10は真空形成装置(図示せず)の真空切替弁(図示せず)に繋がっている。
図2に示すように、薄板材1は図示矢印方向に、一定の送り長さで間欠的に送り出され、打抜きダイ2及び打抜きパンチ3によってブランク抜き加工される。なお、図2では加工列が2列の場合を示しているが、図1では、説明を簡略化するため、打抜きダイ2及び打抜きパンチ3の一列分のみを図示している。
次に、図1、図2に示す打抜き加工装置の動作について説明する。
薄板材1が図示しない搬送機構により所定の送り長さだけ送られると、図3に示すように、打抜きパンチ3が下降し、薄板材1が円盤状に打ち抜かれた後、ピン4が下降し、打ち抜かれた円盤状のブランク製品11がダイホルダー5に形成された受台6上に落とされる。
このとき、ピン4の下降と同時に、真空形成装置の真空切替弁が開かれ、吸引パイプ10、吸引通路7を介して吸引孔9によりブランク製品11が真空吸着されるので、ブランク製品11は受台6の上に水平状態で固定される。
薄板材1が図示しない搬送機構により所定の送り長さだけ送られると、図3に示すように、打抜きパンチ3が下降し、薄板材1が円盤状に打ち抜かれた後、ピン4が下降し、打ち抜かれた円盤状のブランク製品11がダイホルダー5に形成された受台6上に落とされる。
このとき、ピン4の下降と同時に、真空形成装置の真空切替弁が開かれ、吸引パイプ10、吸引通路7を介して吸引孔9によりブランク製品11が真空吸着されるので、ブランク製品11は受台6の上に水平状態で固定される。
次に、図4に示すように打抜きダイ2を上昇させ、従来と同様に、図8に示すように、打抜かれた円盤状のブランク製品11がフィンガー12によって掴まれた後、真空形成装置の真空切替弁が閉じられるので、ブランク製品11は真空吸着を解かれ、フィンガー12によって次工程の絞り加工装置に送られる。
そして、打抜かれた円盤状のブランク製品11がフィンガー12によって次工程の絞り加工装置に送られると、図1に示すように、打抜きダイ2が下降し、打抜きパンチ3が上昇した後、薄板材1が所定の送り長さだけ送られ、次の打抜き加工が行われる。
そして、打抜かれた円盤状のブランク製品11がフィンガー12によって次工程の絞り加工装置に送られると、図1に示すように、打抜きダイ2が下降し、打抜きパンチ3が上昇した後、薄板材1が所定の送り長さだけ送られ、次の打抜き加工が行われる。
以上のように、受台に設けられた真空吸着機構によりブランク製品が水平状態で安定して保持されるので、次工程に送るためのフィンガーによる製品把持時に、ブランク製品の掴み損ないによる装置の停止が防止できるので、薄板材を高速に打ち抜くことができるとともに、ブランク製品の変形による異常品の発生を防止することができる。
なお、上記の実施例では、打抜き加工列が2列の場合について説明したが、打抜き加工列は1列でもよく、3列以上でも本発明の打抜き加工装置を適用することが可能である。
1 薄板材
2 打抜きダイ
3 打抜きパンチ
4 ピン
5 ダイホルダー
6 受台
7 吸引通路
8 接続具
9 吸引孔
10 吸引パイプ
11 ブランク製品
2 打抜きダイ
3 打抜きパンチ
4 ピン
5 ダイホルダー
6 受台
7 吸引通路
8 接続具
9 吸引孔
10 吸引パイプ
11 ブランク製品
Claims (2)
- 打抜きダイと打抜きパンチとを備えた、薄板材を打ち抜くための打抜き加工装置において、
打ち抜かれた薄板材を受ける受台に真空吸着機構を設けたことを特徴とする打抜き加工装置。 - 請求項1に記載された打抜き加工装置において、
上記打抜きパンチが打ち抜かれた薄板材を落下させるためのピンを備えていることを特徴とする打抜き加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007258393A JP2009082969A (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | 打抜き加工装置 |
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ID=40657120
Family Applications (1)
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JP2007258393A Pending JP2009082969A (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | 打抜き加工装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102478465A (zh) * | 2010-11-30 | 2012-05-30 | 南通大学 | 涂层织物在线自动取样装置 |
CN102896249A (zh) * | 2012-10-20 | 2013-01-30 | 广东韩江轻工机械有限公司 | 一种多排双行模连续送料冲压方法及设备 |
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-
2007
- 2007-10-02 JP JP2007258393A patent/JP2009082969A/ja active Pending
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