JPH0241970A - 索道ターミナルの搬器運行用機械の防護装置 - Google Patents

索道ターミナルの搬器運行用機械の防護装置

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JPH0241970A
JPH0241970A JP19293088A JP19293088A JPH0241970A JP H0241970 A JPH0241970 A JP H0241970A JP 19293088 A JP19293088 A JP 19293088A JP 19293088 A JP19293088 A JP 19293088A JP H0241970 A JPH0241970 A JP H0241970A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、索道、主として自動循環式索道のターミナル
(停留場をいう。以下同じ)において搬器の運行に係わ
る機械装置を、搬器の通過可能にカバーして雷雨から防
護するための装置に関する。
[従来の技術] 自動循環式索道は、両端のターミナルに配設された滑車
と滑車との間に索条を巻きまわして無端状に循環させ、
該索条には搬器を懸垂した握索機を着脱可能に握索させ
、索条の移動と共に搬器を運行して輸送を行う設備であ
り、積雪地におけるスキーリフトとして、或いは山岳に
おける観光用等に多用されていることは広く周知である
。また前記の搬器としては客車式の搬器を用いたゴンド
ラリフト、或いは椅子式搬器を用いたチェアーリフトの
何れも用いられている。
このような索道設備のターミナルにおいては一般に第7
図の如く機械装置が配設され、かっ搬器の運行乃至移送
が行われる。
第7図において、ターミナル101の領域内には滑車1
02が枢設されており、索条103は索道線路104方
向から矢印109a方向に導かれて、前記の滑車102
の周縁に巻き掛けられて転向され矢印109bに導かれ
再び索道線路104方向に誘導されている。
ターミナル101内には放雷点であるA′点付近から8
’ 、C’ 、D’の各点を経て、握索点であるE′点
付近に至る間に、平面視はぼ0字状の経路をなして高架
軌条である軌条105が配設されている。該軌条105
に沿って、A′〜B′点間には斜線を施して示した搬器
の放雷及び減速移送のための搬器到着装置106が備え
られ、D′〜E′点間には斜線を施して示した搬器の握
索及び加速移送のための搬器出発装置107が備えられ
ている。またB′〜C′〜D′点間には特に図示してい
ないが単数または複数区間よりなる搬器回送装置108
が備えられている。
搬器112が索道線路104から索条103の移動と共
に矢印109a方向に移動して、ターミナル101に到
着すると搬器112の握索機110は索条103から離
れて軌条105に沿って転走すると共に搬器到@¥i装
置106によって減速され、次にB′〜C′〜D′点間
においては回送移送装置108によって緩速で回送移送
されると共にこの間に降車及び乗車客扱いが行われる。
更に、D′〜E′点間においては搬器出発装置107に
よって加速移送され、かつ索条103を握索して矢印1
09b方向に索道線路104へ出発する。本図には搬器
112は1台のみ示しているが、実際には多数の搬器1
12.112・・・が所定の間隔ごとに次々に到着しか
つ回送されて出発するようになされる。
前記は自動循環式索道のターミナル101における搬器
112の運行の一般的様式であるが、ここで用いられて
いる搬器到着装置106、搬器出発装置107及び回送
移送装置108はターミナル101内において搬器11
2.112・・・を軌条105に沿って所要の関係をも
って運行処理するものであり、よって、本明細書におい
てはこれらを搬器運行用機械120と総称して以下、述
べることとする。
前記から明らかなとおり、これらの搬器運行用機械12
0は索道乃至搬器運行用の枢要な施設であるが、一方、
索道施設は主として山岳地、積雪地等、天候条件の酷し
い場所に立地して施設されることが多く前記搬器運行用
機械120は、これらの天候条件の影響を受けないよう
に屋外に曝露を避けることが必要である。
これに対して、ローブウェイ、またはゴンドラリフトと
称される客車型搬器を用いる索道設備の場合には、ター
ミナルのMi設全全体建築物内に設けられるのが一般的
であった。しかるに最近は、椅子式搬器を用いてスキー
を履いた乗客を乗車させる型式の自動循環式索道が多用
されるようになってきたが、このような形式の索道施設
においては、ターミナル内の床面にスキーで滑走進入ま
た退出するために屋外の積雪面と連続した滑走雪面を形
成する必要があるためと乗降の障害となる社、壁などの
設置を避けて、ターミナル101領域の上部のみを覆う
上屋式のカバーのみが設備されることが多い。
[発明が解決しようとする課題1 ところが、山岳地、積雪地域における吹雪、強風雨条件
に対しては、このような側部吹き抜けのカバー施設では
、索道運行に重要な搬器運行用機械に対して無防護にも
等しく、着雪や凍結を生じて運転阻害を生じたり、発錆
や結露などで保守条件が低下するなど、安全、管理上か
ら問題があった。
本発明はこのような事情を改善し、索道運行安全上重要
な施設であるターミナル内の搬器運行用機械を天候条件
から遮蔽して防護すると共に搬器の運行に支障とならな
い索道ターミナルの搬器運行用機械の防護装置の提供を
目的としてなされたものである。
1課題を解決するための手段コ これに対応して本発明は、索道ターミナルにおいて、握
索機に懸垂機でlI!l!垂された搬器を出発、到着ま
たは回送移送させるための搬器運行用機械を天候条件か
ら防護するための防護装置であって、前記搬器の前記握
索機通過経路に沿って前記搬器運行用機械を長調状に覆
い掛けし、かつ下方には前記懸垂機を通過可能とするス
リット状の開口部を裂開させた防護カバーと、前記防護
カバーの前記開口部の両辺縁に沿って備えられそれぞれ
内向位に対向延出した一対の可撓の閉口部材を有する閉
口装置とよりなり、前記懸垂機は前記閉口装置の閉口部
材相互の間を接触または非接触に割り込み通過可能とな
した索道ターミナルの搬器運行用機械の防護装置、とし
て構成したものである。
[作用] この発明の索道ターミナルの搬器運行用機械の防護装置
では、長胴状の防護カバー内に搬器運行用機械が内包さ
れ、握索機及び懸垂機は搬器運行用機械に駆動されて防
護カバー内を移動する。防護カバーの下方部分は搬器の
移動方向に沿ったスリット状の開口部が形成されて、懸
垂機はこの開口部を通過するので、懸垂機と防護カバー
が干渉することはない。一方、搬器運行用機械は防護カ
バーに囲繞されて雨雪から保護される。
[実施例] 以下図面により本発明の代表的な構成を説明する。
第1図(ア)によりターミナル1における防護装置30
の配設関係乃至レイアウトを示す。ターミlル1の領域
内には滑車2に巻き掛けられた索条3がU字状に折り返
されて索道線路4方向に導かれ循環し、索条3と共に握
索機10、搬器12が運行する。ターミナル1内には軌
条5がA−B〜C−D−E点間に配設され、該軌条5に
沿ってΔ〜B点間付近には搬器到着装置6が、D〜E点
間付近には搬器出発装置7が、またB−C−D点間付近
には、特に図示していないが、搬器回送装置8が配設さ
れている。かつ、これらの配設関係及び動作は前記従来
の例の場合と全く均等であり、かつ、前記したとおり、
これらの搬器運行に係わる機械装置の一部または全部を
総称して搬器運行用機械20と称呼することとする。
ここで、軌条5に沿ってA−B点付近に至る間と、D−
E点付近に至る間の搬器運行用機械20の部分には、そ
れぞれ長胴状の防護装置30を用いて防護を行っている
。また軌条5に沿ったその他の区間及び滑車2等の部分
には、従来型の上屋式乃至屋根式の機械カバー31を設
けた例を示している。
また第1図(イ)には、ターミナル1内に別の様式で本
発明の防護装置30を配設した場合を例示したものであ
る。この場合はターミナル1内の軌条5に沿ってA−8
〜C〜D−E点間に搬器運行用機械20の全長に亘って
、平面視0字状をなす長調状の防護装置30を配設した
ものである。
この場合、滑車2の部分付近は別に従来型の上屋式乃至
屋根式の機械カバー32を設けた例を示している。
このように本発明の防護装置30は搬器運行用機械20
の全部または所要の一部を防護するよう配設関係乃至レ
イアウト可能のものであり、次に該防′、jIi装置3
0の構成の詳細を第2図によって説明する。
第2図は握索機10の進行方向視した正面図であり、搬
器運行用機械20の枠体21は主ビーム材22、複数の
フレーム23.23・・・、軌条5等よりなり、固定位
置に例えば支柱(図示せず)等でやや高架位置に支承さ
れ、搬器12乃至握索機10の進行方向に沿って延長し
た構造物である。
すなわち、主ビーム材22は第2図において断面で図示
されているが、図示の紙表から紙背に連なっている長尺
体である。フレーム23は一端が固着点23aで前記の
主ビーム材22に固着されて上方に延びて握索機10の
通過経路を上方から囲繞するように形成されたもので、
図には−のフレーム23のみが図示されているが複数の
フレーム23.23・・・が図示の紙表または紙背の方
向に所定の間隔毎に同様に、例えば肋骨状をなして配設
されている。
軌条5は前記主ビーム材22に固着支持され前後の方向
に延長する長尺体であり、またその他に連結部材24.
25及びガイドレール26等は何れも前後に伸延された
長尺部材で何れもそれぞれフレーム23.23・・・に
固着されて枠体21の相互一体内固着関係が維持される
ように構成されている。
また押送車輪27はゴムタイヤ等を用いてなるもので、
軸28に枢着され押送車輪ビーム29により支持されて
いる。該押送車輪27は図において−ケのみ示されてい
るが、前後の方向に複数個が所定の間隔ごとに並設され
ており、また押送車輪ビーム29も断面で図示されてい
るが、前後の方向に伸延された長尺部材である。
握索機10には懸垂機11を介して乗客を輸送するため
の椅子式または客車式の搬器12が懸垂されている。該
握索機10は走行車輪13.13で前記溝状の軌条5と
係合して誘導されまた必要により誘導車輪14が前記ガ
イドレール26に係合して、前記フレーム23.23・
・・で囲まれた領域内を転走し、また懸垂機11は主ビ
ーム22と連結部材25との間の領域を通過する。握索
機10の上部に押送板15が固着され備えられており、
該押送板15に前記の押送車輪27.27・・・の周縁
部27a、27a・・・が次々に当接して該握索機10
を摩擦により押送移送する。
このような構成、及び握索iio乃至搬器12の移送様
式は搬器運行用機械20、すなわち搬器到着装置6、搬
器出発装置7等を用いる場合に一般的であり、当業者に
は公知である。
次に、本発明に係わる防護装置30は、防護カバー40
と閉口装置50とよりなっている。
まず防護カバー40は前記搬器運行用機械20の枠体2
1の長尺方向に沿って、中空に形成された長胴状のもの
であり該中空領域内に前記の搬器運行用機械20が取り
囲まれた位置に所在する。
かつ、該防護カバー40の下方には全長に貢ってスリッ
ト状に開口部45が裂開されている。
防護カバー40は本実施例においては、板状材料を多角
形状断面に形成した外板41.41を用い内側には必要
に応じてリム43.43を添着して風圧、雪圧等に対す
る強度を有するようにされている。また、フレーム23
には所要箇所に支持部材44.44・・・を固着して延
出させ、これを前記リム43.43に固着連結している
。前記の外板42.42には美観と耐候強度を有するも
のであれば、FRP材、プラスチック板または金属板等
を曲げ形成して利用可能である。また接合部42は取付
工事のための分割部で、この部分で例えばボルト等を用
いて綴り合せれば適当であるが、その他の箇所に接合部
を定めることも可能であることは勿論である。
外板41.41の下方位置には該外板41゜41乃至リ
ム43.43に固着連結された辺縁部材46.46が前
記枠体の長尺方向、換言すれば防護カバー40の長尺方
向と同方向に備えられており、かつ、該2木の辺縁部材
46.46は相互に平行の配設関係をなしている。該辺
縁部材46゜46の間には懸垂機11が通過するための
開口部45が形成されている。また辺縁部材46.46
の位置が維持されるようにするため、枠体21乃至は主
ビーム材22、連結部材25との間を支持部材448.
44aで連結固着している。
次に閉口装置5°0の部分について、該部分の詳細を示
した第3図によって説明する。
前記の辺縁部材46.46は2本手行に固定位置にあり
前後に長尺をなしており、該辺縁部材46と46の間に
は前後の方向にスリット状の開口部45をなすこと前記
したとおりである。該辺縁部材46.46のそれぞれ下
面には閉口部材51.51としてブラシ52.52がそ
れぞれ取付けられている。ブラシは可撓材料として刷毛
材等を多数本を用いて抑え具53によって揃列結束し、
または植毛したもので、図においては断面が示されてい
るが、前後の方向に延びる長尺状をなしている。ここで
、刷毛材としては柔軟性と、かつ耐久強度を備えたもの
が使用可能で、例えばナイロン樹脂のフィラメント材等
が適当である。このようなブラシ52.52の抑え具5
3.53の部分を例えばボルト54.54及び54.5
4を用いて前記辺縁部材46.46にそれぞれ固着し、
かつブラシ52.52の自由端をなす先端が相互に対向
して相い接し、または多少の空隙を有して、はぼ接する
ようにするのである。
なお、本構成においては、防護カバー40は多角形状断
面をなしたものを示したが、雪雨覆いの目的を達する長
胴状のものである限りは円形、楕円形、長円形、または
n角形(n≧3)、その他の形状でも可能であることは
明らかである。
このように構成された索道ターミナルの搬器運行用機械
の防護装置の作用は次の通りである。
第2図示の如く握索機10は該握索機10の押送板15
を押送車輪27.27・・・にsty押送され、走行輪
13で軌条5に沿って転走し、枠体21乃至フレーム2
3.23・・・内を移送される。かつ、握索機10には
懸垂機11が懸垂され、該懸垂様11の下方には、図示
は省略されているが通常の搬器構成の如く搬器12が懸
垂されている。
ここで、枠体21は長胴状の防護カバー40で囲繞され
て覆われている。すなわち、補強のためのリム43.4
3を添着した外板41.41が前記の如く枠体21を取
り囲みカバーしており枠体21.21に支持部材44.
44・・・を用いて支持されている。
この防護カバー40の下方には辺縁部材46゜46の間
に懸垂I!11の通過すべきスリット状の開口部45が
開口している。かっ辺縁部材46゜46にはブラシ52
.52の刷毛の先端を相互に対向する位置に取りつけら
れ、この刷毛の先端が相互に相い接し、または多少の空
隙を残してほぼ接する程度となされている。
このような構成において、握索機10が通過すべき索道
運行上の重要施設である搬器運行用機械20は防護カバ
ー40によって1雨より遮断される。よって、軌条5、
ガイドレール26、または押送車輪27.27・・・等
への8I雪や凍結等が防止され、搬器の運行阻害が防止
されると共に、該搬器運行用機械20の保守条件が向上
する。
次に懸垂機11は前記の辺縁部材46,46の間の開口
部45を通過するがこの部分はブラシ52.52の刷毛
先端が相互に対向して常時はほぼ閉じているが、懸垂機
11が通過するときは、可撓材であるブラシ52.52
の刷毛を撓ませ割り込んで通過し、通過後はブラシ52
.52はまた元の状態に復元する。刷毛は可撓材である
から、懸垂機11が通過する際の抵抗が僅少であること
は明らかである。
よって該ブラシ52.52は、常時は前記開口部45を
閉じて1雨の侵入を防止し、前記防護カバー40を共働
して搬器運行用機械20を防護すると共に、握索If!
110乃至懸垂機11の通過は自由に許容する。
しその伯の実施例] 前記の構成にもとづく他の実施例について述べる。
第4図に掲げたものは閉口装置60に可撓材料としてゴ
ム材料等を用いた場合である。ここでは搬器運行用機械
20及び防護カバー40等、辺縁部材46.46より上
部の部分は前記の場合と均等であり、同一部材には同一
番号を付与している。
辺縁部材46.46の下面にはそれぞれ可撓部材よりな
る閉口部材61.61が抑え具63.63を用いて例え
ばボルト64.64及び64.6/1等のファスナー手
段を用い゛て取付けられ、かつ該閉口部材61.61は
それぞれ内方に舌状i!jI62 。
62を延出し、該舌状部62.62の先端はそれぞれ対
向して相互に当接し、乃至はほぼ当接するようになされ
ている。第4図は前記の場合と同様に断面を示したもの
であるから、閉口部材61゜61は搬器の進行方向に沿
って防護カバー40の全長に亘って備えられたものであ
ることは勿論である。
ここで、閉口部材61.61には柔軟性と弾性及び耐摩
耗強度を有する可撓性材料、例えば各種の合成ゴム材料
等の使用が好適である。本実施例の構成において第4図
には図示省略されているが、懸垂f111は閉口部材6
1.61の舌状部62゜62の先端と先端との間に割り
込んで通過可能であり、また常時は復元して開口部45
を閉じ、雷雨を遮断する。
なお、懸垂機11の直径が相対的に大きく、または懸垂
機11の通過速度が大きい場合には、前記舌状部62.
62間に割り込み通過する際の抵抗がやや大きくなる場
合が想定されるが、このような場合には舌状部62.6
2の先端相互を懸垂機11の通過に影響が少ない程度に
空隙を定めて離隔させておければ、この場合、雷雨から
完全に遮断するには至らないものの、開口部45の大部
分は閉塞することができ、はぼ同一の目的を達すること
ができる。
次に第5図には閉口装置70を可動とした場合の実施例
を略図で示している。
本実施例においても辺縁部46.46の下面にはそれぞ
れガイド部材74.74が固着されており、該ガイド部
材74.74には閉口部材71゜71のスライド部材7
3.73がそれぞれ矢印77a、77b及び77a、7
7b方向に摺動可能に備えられている。スライド部材7
3.73にはそれぞれ可撓材料例えばゴム材料よりなる
舌状部72.72がそれぞれ固着されており、対向方向
に舌状に内部している。前記のスライド部材73.73
のそれぞれ他端においてはビン75゜75でアクチュエ
ータ76.76のロッド76a。
76aに連結されており、該アクチュエータ76゜76
はビン76b、76bでそれぞれ固定位置に支承されて
いる。ここでアクチュエータ76゜76はロッド76a
、76aを摺動して作用力を発生する、例えば流体圧シ
リンダ、電動式スラスタ−1電動ねじ式ジヤツキ等が使
用可能である。
第5図においてはロッド76a、76aは矢印77a、
77a方向に伸長しており、舌状部72゜72の先端相
互は接当して開口部45を閉塞している。次に、アクチ
ュエータ76.76のロッド76a、76aを矢印77
b、77b方向に短間作動させることによって舌状部7
2.72先端を相互に離隔させ、はぼ懸垂機11が通過
すべき開口を形成することができる。
この実施例の構成は懸垂機11が大径であったり高速の
場合に多少とも生ずる閉口部材71゜71を開口するた
めの抵抗を避けたい場合には適当である。このように舌
状部材72.72を開口可能とした場合にも、該閉ロ部
材71.71乃至舌状部72.72に可撓部材を用いれ
ば、開口を必ずしも余裕をもって大きくしなくとも搬器
乃至懸垂機11がローリング揺動しながら通過しても剛
体接触の恐れがないのである。
この第5図に示した閉口部材71.71を可動とした実
施例においては、実際上は各種の運用上の態様が可能で
ある。すなわち、夜間等運転休止時のみ閉口とし運転を
行う時のみ開口しておく運用、リミットスイッチ、光電
スイッチ等のセンサを用いて搬器の接近を検出して搬器
が接近したときには前記の開口を行い通過後は再び間口
を閉じておくような運用、または、天候が良好または温
暖な時期には開口のまま運転を行い、天候不良または凍
結のおそれある寒冷時には、搬器通過特電の開口を行う
運用などを必要に応じて採用することができる。
なお、この実施例において閉口部材71.71に用いる
可撓材料としてゴム材料を用いた場合を示したが、可撓
材料として前記したブラシの構成を用いることも勿論可
能である。
次に第6図には、本発明の防護装置にヒーターを併用し
た場合を略図で示したものである。寸なわち、+mm器
付行用機械20、防護カバー40と閉口装置50とより
なる防護装置30で防護する点は前記と同様であるが、
これによって艮14状に覆われた防護カバー40の内部
に赤外線投光器80.80・・・等のヒータを設けて点
灯し照射すれば、要部の凍結を防止することができると
共に、閉口装置50によって保護装置30内はほぼ密閉
されているので、暖気が保たれ、保温が持続される。
[発明の効果] 搬器運行用機械はターミナル内における搬器運行用の枢
要な機械装置であり、これらに積雪や凍結等を受けると
搬器の運行の阻害を生じたりして危険である。または、
屋外に曝露されていると発錆、劣化、給油不良や、予め
設定した寸法調整箇所等を安定的に維持することは困難
である。
これに対して、従来、機械装置を全体的または部分的に
上方から覆うカバー等は設けられていたが、索道が主と
して立地する山岳、かつ積雪地域においては、雪山は強
風と共に横方向または下方からも、多少の間隙からも侵
入するので、従来のカバーでは不充分であった。
本発明の装置は、搬器運行用機械を長胴状の防護カバー
を用いて覆い掛けすることによって上方乃至側方からの
風雪山から防護すると共に下方においては搬器の懸垂機
が通過すべき可撓材料を用いた閉口装置を設けているの
で、風雪山の侵入口となる開口部を閉じることができる
と共に、懸垂機はこの部位を押し拡げて通過することが
できる。
または、特別の必要ある場合には閉口装置を可動とすれ
ば、所望の運用態様も可能である。
または、防護カバー内に赤外線投光器等のヒーター設備
の併用すれば、閉口装置により暖気が逃避し難く、従っ
て凍結の発生を抑止しやすい。
以上の如く、本発明を用いることにより積雪、凍結等に
よる運転阻害を防止し、機械装置の維持保守を良好にす
ることにより、索道、特に寒冷積雪地域における索道の
安全運行に寄与するところが大きい。
[その伯の実/71態様] 本発明の明細内に記載した範囲内において次の実施の態
様が可能である。
(a)前記開口部材に用いる可撓材料はブラシを用いて
なるものである前記特許請求の範囲に2紅索道ターミナ
ルの搬器運行用機械の防護装置。
(b)前記閉口部材に用いる可撓材料はゴム材料を用い
てなるものである前記特許請求の範囲に記載索道ターミ
ナルの搬器運行用機械の防護装置。
(C)前記開口部の両辺縁に沿って備えられそれぞれ内
向位に対向延出する可撓材料よりなる一対の閉口部材は
固定位置に装着されたものである前記特許請求の範囲に
記載または前記実施の態様(a)または(b)に記載の
索道ターミナルの搬器運行用機械の防護装置 (d)前記開口部の両辺縁に沿って備えられそれぞれ内
向位に対向延出する可撓材料よりなる一対の閉口部材は
、前記開口部を開口する位置と閉口する位置との2位置
間に可動となしたものである前記特許請求の範囲に記載
または前記実施の態様(a)、(b)または(C)に記
載の索道ターミナルの搬器運行用機械の防護装置(e)
前記開口部の両辺縁に沿って備えられそれぞれ内向位に
対向延出する可撓材料よりなる一対の閉口部材は、前記
開口部を開口する位置と閉口する位置との2位置間に可
動となしたものであり、かつ該可動動作はアクチュエー
タを用いてなさしめるものである前記特許請求の範囲に
記載または前記実施の態様(a)、(b)または(C)
に記載の索道ターミナルの搬器運行用機械の防護装置 (f)前記防護カバーの内部に赤外線投光器等のヒータ
ーを供えてなる前記特許請求の範囲に記載、または前記
実施の態様(a)、(b)。
(C)、(d)、または(e)に記載の索道ターミナル
の搬器運行用機械の防護装置
【図面の簡単な説明】
第1図(ア)は本発明の防護装置のターミナル内におけ
る配設例を説明する平面図、第1図(イ)は本発明の防
護装置のターミナル内における他の配設例を説明する平
面図、第2図は本発明の防護装置を断面図で示した正面
図、第3図は本発明の防護装置における閉口装置の部分
を断面図で示した正面図、第4図は本発明の防護装置に
おける閉口装置の部分の他の実施例を断面図で示した正
面図、第5図は本発明の防護装置における閉口装置の部
分の更に他の実施例を断面図で示した正面図、第6図は
本発明の防護装置内にヒーターを備えた場合の実施例を
断面図で示した正面図、及び第7図は従来の技術を説明
するためのターミナルの平面図である。 1・・・ターミナル、 2・・・滑車、 3・・・索条
、4・・・索道線路、 5・・・軌条、 6・・・搬器
到着装置、7・・・搬器出発装置、 8・・・搬器回送
装置、 9a。 9b・・・矢印、 10・・・握索機、 11・・・懸
垂機、12・・・搬器、 13・・・走行車輪、 14
・・・誘導車輪、 15・・・押送板、 20・・・搬
器運行用機械、21・・・枠体、 22・・・主ビーム
、 23・・・フレーム、 23a・・・固着点、 2
4・・・連結部材、25・・・連結部材、 26・・・
ガイドレール、 27・・・押送車輪、 27a・・・
周縁部、 28・・・軸、29・・・押送車輪ビーム、
 30・・・防護装置、31・・・機械カバー  32
・・・機械カバー  40・・・防護カバー  41・
・・外板、 42・・・接合部、43・・・リム、 4
4,448・・・支持部材、 45・・・開口部、 4
6・・・辺縁部材、 50・・・閉口装置、51・・・
fff1口部材、 52・・・ブラシ、 53・・・抑
え具、 54・・・ボルト、 60・・・閉口装置、 
61・・・閉口部材、 62・・・舌状部、 63・・
・抑え具、64・・・ボルト、 70・・・閉口装置、
 71・・・閉口部材、 72・・・舌状部、 73・
・・スライド部材、74・・・ガイド部材、 75・・
・ビン、 76・・・アクチュエータ、  76a・・
・ロッド、    77a。 77b・・・矢印、 80・・・赤外線投光器、 81
・・・仮想の照射線、 101・・・ターミナル、 1
02・・・滑車、 103・・・索条、 104・・・
索道線路、105・・・軌条、 106・・・搬器到着
装置、107・・・搬器出発装置、 108・・・搬器
回送装置、109a、109b・・・矢印、 i i 
o ・・・握索様、112・・・搬器、 A、B、C,
D、E・・・点、A’  B’ 、C’ 、D’ 、E
’・・・点特許出願人       日本ケーブル株式
会社代理人弁理士         川 井 治 男第
1図(ア) b 第 図 5゜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 索道ターミナルにおいて握索機に懸垂機で懸垂された搬
    器を出発、到着はまたは回送移送させるための搬器運行
    用機械を天候条件から防護するための防護装置であって
    、前記搬器の前記握索機通過経路に沿って前記搬器運行
    用機械を長胴状に覆い掛けし、かつ下方には前記懸垂機
    を通過可能とするスリット状の開口部を裂開させた防護
    カバーと、前記防護カバーの前記開口部の両辺縁に沿つ
    て備えられそれぞれ内向位に対向延出した一対の可撓の
    閉口部材を有する閉口装置、とよりなり、前記懸垂機は
    前記閉口装置の閉口部材相互の間を接触または非接触に
    割込み通過可能となした索道ターミナルの搬器運行用機
    械の防護装置
JP63192930A 1988-08-02 1988-08-02 索道ターミナルの搬器運行用機械の防護装置 Expired - Lifetime JPH0785983B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04317851A (ja) * 1991-04-17 1992-11-09 Hakuba Kanko Kaihatsu Kk スキーリフト駅舎の構造
JPH06298081A (ja) * 1993-04-20 1994-10-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 牽引式懸垂型車両の握索機案内装置
JP5633911B1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-03 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 搬送設備

Citations (1)

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JPS6189158A (ja) * 1984-10-04 1986-05-07 松下電器産業株式会社 無塵搬送装置

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