JPH0241942Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0241942Y2 JPH0241942Y2 JP12989285U JP12989285U JPH0241942Y2 JP H0241942 Y2 JPH0241942 Y2 JP H0241942Y2 JP 12989285 U JP12989285 U JP 12989285U JP 12989285 U JP12989285 U JP 12989285U JP H0241942 Y2 JPH0241942 Y2 JP H0241942Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inductor
- filter
- resistance value
- filter device
- bandpass filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Filters And Equalizers (AREA)
- Networks Using Active Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の属する技術分野)
本考案は、信号の通過周波数域が可変なフイル
タ装置に関する。
タ装置に関する。
従来から、所望周波数信号のみを取り出すため
に種々のフイルタ装置が使用されている。前記フ
イルタ装置、例えば帯域フイルタにおいては、通
過帯域利得を変えずに、フイルタの帯域幅のみを
変えることが要求される。
に種々のフイルタ装置が使用されている。前記フ
イルタ装置、例えば帯域フイルタにおいては、通
過帯域利得を変えずに、フイルタの帯域幅のみを
変えることが要求される。
第6図は、従来のフイルタ装置の回路図であ
る。
る。
第6図において、交流信号源11は、帯域フイ
ルタ19と基準電位10との間に接続されてい
る。信号源11は、電圧Viの信号Sinを出力する。
その帯域が可変な帯域フイルタ19は、信号源1
1と出力端子16との間に接続された可変抵抗器
12と、キヤパシタ13およびインダクタ14を
並列接続した共振回路17とにより構成されてい
る。出力端子16には電圧Voを有する信号Sout
が生ずる。図では、キヤパシタ13およびインダ
クタ14から成る共振回路17の損失分、及び出
力端子16に接続される負荷の損失分を抵抗値
R15の抵抗器15で等価的に表わしている。又、
キヤパシタ13、インダクタ14および抵抗器1
5は基準電位10にも接続されている。可変抵抗
器12の抵抗値を変えることにより、帯域フイル
タ19のバンド幅は変えられる。帯域フイルタ1
9のバンド幅は、可変抵抗器12の抵抗値のほぼ
逆数倍に比例する。しかしながら、可変抵抗器1
2の抵抗値を変えることにより、通過帯域利得
Vo/Viも変化してしまう。
ルタ19と基準電位10との間に接続されてい
る。信号源11は、電圧Viの信号Sinを出力する。
その帯域が可変な帯域フイルタ19は、信号源1
1と出力端子16との間に接続された可変抵抗器
12と、キヤパシタ13およびインダクタ14を
並列接続した共振回路17とにより構成されてい
る。出力端子16には電圧Voを有する信号Sout
が生ずる。図では、キヤパシタ13およびインダ
クタ14から成る共振回路17の損失分、及び出
力端子16に接続される負荷の損失分を抵抗値
R15の抵抗器15で等価的に表わしている。又、
キヤパシタ13、インダクタ14および抵抗器1
5は基準電位10にも接続されている。可変抵抗
器12の抵抗値を変えることにより、帯域フイル
タ19のバンド幅は変えられる。帯域フイルタ1
9のバンド幅は、可変抵抗器12の抵抗値のほぼ
逆数倍に比例する。しかしながら、可変抵抗器1
2の抵抗値を変えることにより、通過帯域利得
Vo/Viも変化してしまう。
第8図に、帯域フイルタ19の通過帯域利得
Vo/Viが可変抵抗器12の抵抗値の関数として表わ されることを示す。X軸は可変抵抗器12の抵抗
値R12の大きさを表わし、Y軸は帯域フイルタ1
9の通過帯域利得Vo/Viを表わしている。直線84 はVo=Viの場合をプロツトしたもので又、帯域
フイルタ19の通過帯域利得を表わす曲線83が
抵抗値R12の減少とともに漸近的に1に近づくこ
とを示している。通過帯域利得を変えることなく
バンド幅のみを変える方法として、第7図に示す
ように正帰還ループを使用する方法がある。
Vo/Viが可変抵抗器12の抵抗値の関数として表わ されることを示す。X軸は可変抵抗器12の抵抗
値R12の大きさを表わし、Y軸は帯域フイルタ1
9の通過帯域利得Vo/Viを表わしている。直線84 はVo=Viの場合をプロツトしたもので又、帯域
フイルタ19の通過帯域利得を表わす曲線83が
抵抗値R12の減少とともに漸近的に1に近づくこ
とを示している。通過帯域利得を変えることなく
バンド幅のみを変える方法として、第7図に示す
ように正帰還ループを使用する方法がある。
第7図において、第6図と同一部分には同一符
号を付している。増幅器27および抵抗器28
が、正帰還ループを形成するために第6図の帯域
フイルタ19に接続され、全体として帯域フイル
タ29を構成している。例えば、増幅器27の利
得を2とすれば、抵抗器28の抵抗値は、抵抗器
15の抵抗値と等しく選択される。しかしながら
前記の正帰還ループを設けることにより、増幅器
27内の雑音や歪みが増大し、それらが出力端子
16に生じる等の欠点がある。
号を付している。増幅器27および抵抗器28
が、正帰還ループを形成するために第6図の帯域
フイルタ19に接続され、全体として帯域フイル
タ29を構成している。例えば、増幅器27の利
得を2とすれば、抵抗器28の抵抗値は、抵抗器
15の抵抗値と等しく選択される。しかしながら
前記の正帰還ループを設けることにより、増幅器
27内の雑音や歪みが増大し、それらが出力端子
16に生じる等の欠点がある。
本考案は、雑音特性、歪み特性が劣化すること
なく、帯域幅のみを変え得るフイルタ装置を提供
することを目的とする。
なく、帯域幅のみを変え得るフイルタ装置を提供
することを目的とする。
本考案の実施例によれば、通過帯域利得を一定
に保つたままで、帯域幅のみ変え得る帯域フイル
タが提供される。フイード・フオワード制御を応
用して帯域フイルタを構成することにより、帯域
フイルタ内部で発生する損失分を補償する。2つ
のフイード・フオワード回路が示されている。1
方は電流源を使用しており又、他方は抵抗器と電
圧源の直列回路を使用している。
に保つたままで、帯域幅のみ変え得る帯域フイル
タが提供される。フイード・フオワード制御を応
用して帯域フイルタを構成することにより、帯域
フイルタ内部で発生する損失分を補償する。2つ
のフイード・フオワード回路が示されている。1
方は電流源を使用しており又、他方は抵抗器と電
圧源の直列回路を使用している。
第1図は本考案の原理図である。
第6図と同一部分には同一符号を付している。
第1図において、信号源11は帯域フイルタ5
9に接続されている。帯域フイルタ59は、第6
図の帯域フイルタ19と類似しているが、回路要
素58が付加されている点で相異する。又、可変
抵抗器12はピンダイオードで構成されている。
9に接続されている。帯域フイルタ59は、第6
図の帯域フイルタ19と類似しているが、回路要
素58が付加されている点で相異する。又、可変
抵抗器12はピンダイオードで構成されている。
第2図は、第1図において信号源11によつて
発生される信号Sinの周波数が、帯域フイルタ5
9の中心周波数fcであるときの等価回路図であ
る。第2図において回路要素58は電流源67と
して示されている。電流源67の出力電流IがI
=Vi/R15を満たすとき、Vi=Voとなり帯域フイル タ59の通過帯域利得Vo/Viは1となる。ただし、 R15は抵抗器15の抵抗値である。
発生される信号Sinの周波数が、帯域フイルタ5
9の中心周波数fcであるときの等価回路図であ
る。第2図において回路要素58は電流源67と
して示されている。電流源67の出力電流IがI
=Vi/R15を満たすとき、Vi=Voとなり帯域フイル タ59の通過帯域利得Vo/Viは1となる。ただし、 R15は抵抗器15の抵抗値である。
第3図は、第1図の原理図を具体化した第1実
施例を表わす回路図であり、帯域フイルタ59の
中心周波数が3MHzの場合を示している。中心周
波数はインダクタL2(トランスT1の二次イン
ダクタ)とキヤパシタC3とから成る並列共振回
路によつてほぼ決まり、帯域幅は可変抵抗器R4
の抵抗値によつて決まる。第3図におけるインダ
クタL2、キヤパシタC3、可変抵抗器R4は、
それぞれ、第1図におけるインダクタ14、キヤ
パシタ13、可変抵抗器12に対応する。第3図
から明らかなように、電流源67はトランスT1
を含んでいる。可変抵抗器R4を可変すると、イ
ンダクタL2に流れる電流が変化するが、その電
流変化分はトランスT1の一次インダクタL1か
らの誘導結合によつて補償される。この意味で、
トランスT1は電流源67(第1図の回路要素5
8に対応する)として機能する。可変抵抗器R4
の抵抗値を充分大きくとれば、インダクタL1に
流れる電流は入力信号Sinに比例し、すなわち、
Sinによつて定まり、したがつて、インダクタL
2に流れる電流も入力信号Sinによつて定まる。
したがつて、通過帯域利得は可変抵抗器R4の抵
抗値によらず一定となる。電流源67は、トラン
ジスタおよびトランスを含む構成又はトランジス
タのみを含む構成とすることも可能である。
施例を表わす回路図であり、帯域フイルタ59の
中心周波数が3MHzの場合を示している。中心周
波数はインダクタL2(トランスT1の二次イン
ダクタ)とキヤパシタC3とから成る並列共振回
路によつてほぼ決まり、帯域幅は可変抵抗器R4
の抵抗値によつて決まる。第3図におけるインダ
クタL2、キヤパシタC3、可変抵抗器R4は、
それぞれ、第1図におけるインダクタ14、キヤ
パシタ13、可変抵抗器12に対応する。第3図
から明らかなように、電流源67はトランスT1
を含んでいる。可変抵抗器R4を可変すると、イ
ンダクタL2に流れる電流が変化するが、その電
流変化分はトランスT1の一次インダクタL1か
らの誘導結合によつて補償される。この意味で、
トランスT1は電流源67(第1図の回路要素5
8に対応する)として機能する。可変抵抗器R4
の抵抗値を充分大きくとれば、インダクタL1に
流れる電流は入力信号Sinに比例し、すなわち、
Sinによつて定まり、したがつて、インダクタL
2に流れる電流も入力信号Sinによつて定まる。
したがつて、通過帯域利得は可変抵抗器R4の抵
抗値によらず一定となる。電流源67は、トラン
ジスタおよびトランスを含む構成又はトランジス
タのみを含む構成とすることも可能である。
第4図は、第1図において信号Sinの周波数が
帯域フイルタ59の中心周波数fcであるときの別
の等価回路である。
帯域フイルタ59の中心周波数fcであるときの別
の等価回路である。
第4図において、回路要素58は電圧源105
および抵抗値がR104の抵抗器104から成る直列
回路として示されている。電圧源105の出力電
圧V105がV105=Vi(1+R104/R15)を満たすとき、 Vi=Voとなり帯域フイルタ59の通過帯域利得
Vo/Viは1となる。
および抵抗値がR104の抵抗器104から成る直列
回路として示されている。電圧源105の出力電
圧V105がV105=Vi(1+R104/R15)を満たすとき、 Vi=Voとなり帯域フイルタ59の通過帯域利得
Vo/Viは1となる。
第5図は、本考案の第2実施例を示す回路図
で、帯域フイルタ59の中心周波数fcが3MHzの
場合の具体的構成を示している。第5図から明ら
かなように、電圧源105はトランス11を含ん
でいる。
で、帯域フイルタ59の中心周波数fcが3MHzの
場合の具体的構成を示している。第5図から明ら
かなように、電圧源105はトランス11を含ん
でいる。
本考案によれば、フイルタの通過帯域利得を変
化させることなく通過周波数域を変化させ得る。
又、正帰還ループを使用していないので、雑音特
性、歪み特性が劣化しない。
化させることなく通過周波数域を変化させ得る。
又、正帰還ループを使用していないので、雑音特
性、歪み特性が劣化しない。
第1図は本考案のフイルタ装置の原理図。第2
図は、第1図のフイルタ装置の第1の等価回路
図。第3図は、本考案の第1実施例を表わす回路
図。第4図は、第1図のフイルタ装置の第2の等
価回路図。第5図は、本考案の第2実施例を表わ
す回路図。第6図、第7図は、従来のフイルタ装
置の回路図。第8図は、第6図のフイルタ装置の
説明図。 11:信号源、19,29,59:帯域フイル
タ、58:回路要素。
図は、第1図のフイルタ装置の第1の等価回路
図。第3図は、本考案の第1実施例を表わす回路
図。第4図は、第1図のフイルタ装置の第2の等
価回路図。第5図は、本考案の第2実施例を表わ
す回路図。第6図、第7図は、従来のフイルタ装
置の回路図。第8図は、第6図のフイルタ装置の
説明図。 11:信号源、19,29,59:帯域フイル
タ、58:回路要素。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 入力端子と出力端子との間に接続された可変
抵抗手段と、 前記出力端子に接続された、インダクタLと
キヤパシタCとの共振回路から成るフイルタ回
路と、 前記フイルタ回路での損失を補償して、前記
出力端子における出力電圧を前記入力端子にお
ける入力電圧とほぼ等しくする利得補償手段
と、 を備えて成るフイルタ装置。 (2) 前記利得補償手段が、前記インダクタLを二
次インダクタとして有し一次インダクタには前
記入力電圧によつて定まる電流が流れるトラン
スを備えて成ることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第(1)項記載のフイルタ装置。 (3) 前記利得補償手段が、前記インダクタLを二
次インダクタとして有し一次インダクタには前
記入力電圧によつて定まる電圧が印加されるト
ランスを備えて成ることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第(1)項記載のフイルタ装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US64448384A | 1984-08-27 | 1984-08-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6150328U JPS6150328U (ja) | 1986-04-04 |
JPH0241942Y2 true JPH0241942Y2 (ja) | 1990-11-08 |
Family
ID=30771398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12989285U Expired JPH0241942Y2 (ja) | 1984-08-27 | 1985-08-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0241942Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11884860B2 (en) | 2019-12-20 | 2024-01-30 | Fudo Construction Inc. | Fluidized sand and method of density control |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP12989285U patent/JPH0241942Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6150328U (ja) | 1986-04-04 |
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