JPH082012B2 - 振幅等化器 - Google Patents
振幅等化器Info
- Publication number
- JPH082012B2 JPH082012B2 JP24797487A JP24797487A JPH082012B2 JP H082012 B2 JPH082012 B2 JP H082012B2 JP 24797487 A JP24797487 A JP 24797487A JP 24797487 A JP24797487 A JP 24797487A JP H082012 B2 JPH082012 B2 JP H082012B2
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- variable
- circuit
- resistor
- variable resistor
- voltage
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は伝送路などでの歪みを除去する目的で使用
される振幅等化器に関するものである。
される振幅等化器に関するものである。
[従来の技術] 第4図は従来の振幅等化器の等価回路を示す接続図で
あり、第4図(a)は高域強調、T形定インピーダンス
形一次振幅等化器の接続を示し、同図(b)はピンダイ
オードCD1,CD2のバイアス電圧を示し、同図(c)は低
域強調、T形定インピーダンス形一次振幅等化器の接続
を示す。
あり、第4図(a)は高域強調、T形定インピーダンス
形一次振幅等化器の接続を示し、同図(b)はピンダイ
オードCD1,CD2のバイアス電圧を示し、同図(c)は低
域強調、T形定インピーダンス形一次振幅等化器の接続
を示す。
図において、C1は容量性の第1のリアクタンス、L2は
誘導性の第2のリアクタンス、L3は誘導性の第3のリア
クタンス、C4は容量性の第4のリアクタンスである。CD
1,CD2,CD3,CD4はそれぞれ第1,第2,第3,第4の可変抵抗
を構成するピンダイオードで、CD1はC1に並列に接続さ
れ、CD2はL2に直列に接続され、CD3はL3に並列に接続さ
れ、CD4はC4に直列に接続される。抵抗R1,R2,R3,R4はリ
アクタンスC1,L3の中点電位のM1,M2を得る為に設けられ
る。図のA点に電圧VEを、B点とM1点に電圧VAを加え
る。ブロッキングコンデンサBC1,BC2,BC3,BC4は、M1,M2
点を直流的にA点,B点から分離する為に設けられてい
る。CD1にはVE−VAのバイアスが、CD2にはVAのバイアス
が加えられる。バイアスが大きくなるほど、ピンダイオ
ードの等価抵抗が減少する。CD1の等価抵抗が減少する
ときCD2の等価抵抗が増加するような連動制御が行わ
れ、第5図に示す減衰特性を得ることができる。なお第
4図に示す従来の等化器はよく知られているので、ここ
では詳細な説明については省略する。
誘導性の第2のリアクタンス、L3は誘導性の第3のリア
クタンス、C4は容量性の第4のリアクタンスである。CD
1,CD2,CD3,CD4はそれぞれ第1,第2,第3,第4の可変抵抗
を構成するピンダイオードで、CD1はC1に並列に接続さ
れ、CD2はL2に直列に接続され、CD3はL3に並列に接続さ
れ、CD4はC4に直列に接続される。抵抗R1,R2,R3,R4はリ
アクタンスC1,L3の中点電位のM1,M2を得る為に設けられ
る。図のA点に電圧VEを、B点とM1点に電圧VAを加え
る。ブロッキングコンデンサBC1,BC2,BC3,BC4は、M1,M2
点を直流的にA点,B点から分離する為に設けられてい
る。CD1にはVE−VAのバイアスが、CD2にはVAのバイアス
が加えられる。バイアスが大きくなるほど、ピンダイオ
ードの等価抵抗が減少する。CD1の等価抵抗が減少する
ときCD2の等価抵抗が増加するような連動制御が行わ
れ、第5図に示す減衰特性を得ることができる。なお第
4図に示す従来の等化器はよく知られているので、ここ
では詳細な説明については省略する。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような従来の振幅等化器では、第4図の回路に
示すように定インピーダンスとする為に電圧VEを所望の
インピーダンスが得られるバイアスに設定し、ピンダイ
オードの中点電圧VAを可変にして第5図に示すように減
衰対周波数特性の傾斜を可変にしているが、この傾斜を
変えると挿入損失も変化するので、伝達特性を変化する
ごとに挿入損失に対する補償をも変化させねばならない
という問題点があり、また減衰対周波数特性の傾斜を正
から負にまたは負から正に変えるには、第4図(a)の
回路と(c)の回路の入れ替えをしなければならない等
の問題があった。
示すように定インピーダンスとする為に電圧VEを所望の
インピーダンスが得られるバイアスに設定し、ピンダイ
オードの中点電圧VAを可変にして第5図に示すように減
衰対周波数特性の傾斜を可変にしているが、この傾斜を
変えると挿入損失も変化するので、伝達特性を変化する
ごとに挿入損失に対する補償をも変化させねばならない
という問題点があり、また減衰対周波数特性の傾斜を正
から負にまたは負から正に変えるには、第4図(a)の
回路と(c)の回路の入れ替えをしなければならない等
の問題があった。
この発明は上述の問題点を解決するためになされたも
ので、減衰対周波数特性の傾斜を正負いずれの値にでも
連続調整することが出来、かつ伝達特性の調整によって
挿入損失が変化することのない振幅等化器を提供するこ
とを目的としている。
ので、減衰対周波数特性の傾斜を正負いずれの値にでも
連続調整することが出来、かつ伝達特性の調整によって
挿入損失が変化することのない振幅等化器を提供するこ
とを目的としている。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る振幅等化器は、第4図(a),(c)
に示す2種類のフィルター回路「この明細書では第4図
(a)に示す回路を第1のフィルター回路、(c)に示
す回路を第2のフィルター回路という」を縦続し、この
縦続回路を制御回路によって連動して制御することにし
たものである。
に示す2種類のフィルター回路「この明細書では第4図
(a)に示す回路を第1のフィルター回路、(c)に示
す回路を第2のフィルター回路という」を縦続し、この
縦続回路を制御回路によって連動して制御することにし
たものである。
[作用] この発明においてはピンダイオードによる可変抵抗の
抵抗値を、CD1とCD4,CD2とCD3が互いに等しく保たれる
ように制御するので、挿入損をほぼ一定に保ちながら第
5図(a),(b)に示す特性全域にわたってスムース
に調整することが出来る。
抵抗値を、CD1とCD4,CD2とCD3が互いに等しく保たれる
ように制御するので、挿入損をほぼ一定に保ちながら第
5図(a),(b)に示す特性全域にわたってスムース
に調整することが出来る。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面を用いて説明する。第
1図はこの発明の一実施例を示す接続図で、第4図と同
一符号は同一または相当部分を示し、10は制御回路、C
H,PCはそれぞれ信号電圧を阻止し直流バイアス電圧だけ
を通過させるためのチョークとバイパスコンデンサ、CC
はカップリングコンデンサである。
1図はこの発明の一実施例を示す接続図で、第4図と同
一符号は同一または相当部分を示し、10は制御回路、C
H,PCはそれぞれ信号電圧を阻止し直流バイアス電圧だけ
を通過させるためのチョークとバイパスコンデンサ、CC
はカップリングコンデンサである。
また、第2図は制御回路10の構成例を示す接続図で、
図において、第1図と同一符号は同一部分を示し、11,1
2はそれぞれ演算増幅器、13は分圧抵抗である。演算増
幅器11,12の利得は1であり、分圧抵抗13の出力電圧をV
Rとすれば、 VB=VR,VA=VE−VRとなる。
図において、第1図と同一符号は同一部分を示し、11,1
2はそれぞれ演算増幅器、13は分圧抵抗である。演算増
幅器11,12の利得は1であり、分圧抵抗13の出力電圧をV
Rとすれば、 VB=VR,VA=VE−VRとなる。
(但し、演算増幅器11の非反転入力へは、約VE/2の電圧
を印加しておく) CD1とCD4にはVE−VAのバイアスが、CD2とCD3にはVAの
バイアスが加えられるので、VAを変化しても、CD1とCD4
の抵抗値、CD2とCD3の抵抗値が同一に保たれるもので、
挿入損失は一定に保たれる。
を印加しておく) CD1とCD4にはVE−VAのバイアスが、CD2とCD3にはVAの
バイアスが加えられるので、VAを変化しても、CD1とCD4
の抵抗値、CD2とCD3の抵抗値が同一に保たれるもので、
挿入損失は一定に保たれる。
また、第1図の回路の総合伝達特性は第4図(a),
(c)の回路の伝達特性の積(減衰をデシベルで表せば
和)であるから、電圧VAを連続変化すれば、第5図
(a),(b)に示す全域にわたってその特性を変化さ
せることができる。
(c)の回路の伝達特性の積(減衰をデシベルで表せば
和)であるから、電圧VAを連続変化すれば、第5図
(a),(b)に示す全域にわたってその特性を変化さ
せることができる。
さらに、第1図の回路は第4図(a),(b)の回路
の縦続であるので定インピーダンス特性はそのまま保た
れる。
の縦続であるので定インピーダンス特性はそのまま保た
れる。
すなわちこの発明によれば、定インピーダンス性で、
挿入損失が一定で、単一の制御機構で高域強調から低域
強調まで連続的にその特性を変化することができる振幅
等化器が得られる。
挿入損失が一定で、単一の制御機構で高域強調から低域
強調まで連続的にその特性を変化することができる振幅
等化器が得られる。
第3図は第1図に示す回路の特性を実測した特性図で
ある。
ある。
なお、以上の実施例ではT形フィルタ回路について説
明したが、π形フィルタ回路にもこの発明を応用できる
ことは明らかである。また、可変抵抗をピンダイオード
で構成する例を示したが、FETなどバイアス電圧により
その等価抵抗値を制御することが出来る半導体素子であ
れば、どのような半導体素子を用いてもよい。
明したが、π形フィルタ回路にもこの発明を応用できる
ことは明らかである。また、可変抵抗をピンダイオード
で構成する例を示したが、FETなどバイアス電圧により
その等価抵抗値を制御することが出来る半導体素子であ
れば、どのような半導体素子を用いてもよい。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、挿入損失が一定で高
域強調から低域強調まで連続的に特性を変化することが
できる振幅等化器を得ることができるという効果があ
る。
域強調から低域強調まで連続的に特性を変化することが
できる振幅等化器を得ることができるという効果があ
る。
第1図はこの発明の一実施例を示す接続図、第2図は第
1図の制御回路の一例を示す接続図、第3図はこの発明
の効果を示す実測図、第4図は従来の回路を示す接続
図、第5図は第4図の回路の特性を示す特性図。 C1……容量性の第1のリアクタンス、 L2……誘導性の第2のリアクタンス、 L3……誘導性の第3のリアクタンス、 C4……容量性の第4のリアクタンス、 CD1,CD2,CD3,CD4……第1,第2,第3,第4の可変抵抗、 10……制御回路。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
1図の制御回路の一例を示す接続図、第3図はこの発明
の効果を示す実測図、第4図は従来の回路を示す接続
図、第5図は第4図の回路の特性を示す特性図。 C1……容量性の第1のリアクタンス、 L2……誘導性の第2のリアクタンス、 L3……誘導性の第3のリアクタンス、 C4……容量性の第4のリアクタンス、 CD1,CD2,CD3,CD4……第1,第2,第3,第4の可変抵抗、 10……制御回路。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】第1のフィルター回路と、この第1のフィ
ルター回路にカップリングコンデンサを介して継続され
る第2のフィルター回路と、上記第1及び第2のフィル
ター回路の伝達特性を連動して制御する制御回路とを備
え、 上記第1のフィルター回路は、当該フィルター回路の入
力端子と出力端子との間に接続される容量性の第1のリ
アクタンスと第1の可変抵抗との並列接続回路と、上記
入力端子にブロッキングコンデンサを介して接続される
抵抗の終端と上記出力端子にブロッキングコンデンサを
介して接続される抵抗の終端とを接続する中点電位の点
と、この中点電位の点と接地電位の点との間に接続され
る誘導性の第2のリアクタンスと第2の可変抵抗との直
列接続回路とを有し、 上記第2のフィルター回路は、当該フィルター回路の入
力端子と出力端子との間に接続される誘導性の第3のリ
アクタンスと第3の可変抵抗との並列接続回路と、上記
入力端子にブロッキングコンデンサを介して接続される
抵抗の終端と上記出力端子にブロッキングコンデンサを
介して接続される抵抗の終端とを接続する中点電位の点
と、この中点電位の点と接地電位の点との間に接続され
る容量性の第4のリアクタンスと第4の可変抵抗との直
列接続回路とを有し、 上記第1、第2、第3、第4の可変抵抗はそれぞれ半導
体素子から構成され、 上記制御回路は、上記第1の可変抵抗と上記第4の可変
抵抗の抵抗値が互いに同一に保たれ、上記第2の可変抵
抗と上記第3の可変抵抗の抵抗値が互いに同一に保た
れ、かつ上記第1の可変抵抗と上記第2の可変抵抗の抵
抗値の積が一定に保たれるよう上記第1のフィルター回
路と上記第2のフィルター回路を連動して制御すること
を特徴とする振幅等化器。 - 【請求項2】可変抵抗を構成する半導体素子はピンダイ
オードであり、制御回路は、第1及び第3の可変抵抗と
なる各ピンダイオードの各アノードに電圧VE(VE>0)
を、第1の可変抵抗となるピンダイオードのカソードと
第2の可変抵抗となるピンダイオードのアンードとに電
圧VA(VA<VE)を、第3の可変抵抗となるピンダイオー
ドのカソードと第4の可変の可変抵抗となるピンダイオ
ードのアンードとに電圧VB(VB=VE−VA)を加え、VEを
一定に保ちながら要求される伝達特性に応じてVAを変化
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の振幅
等化器。 - 【請求項3】制御回路は、第1の演算増幅器、第2の演
算増幅器、電圧VEの電源、及び分圧抵抗を備え、上記第
1の演算増幅器の反転入力端子及び上記第2の演算増幅
器の非反転入力端子に上記分圧抵抗からの可変電圧を接
続し、上記第1の演算増幅器からは反転出力を、上記第
2の演算増幅器からは非反転出力を取り出すことを特徴
とする特許請求の範囲第2項記載の可変等化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24797487A JPH082012B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 振幅等化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24797487A JPH082012B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 振幅等化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0191512A JPH0191512A (ja) | 1989-04-11 |
JPH082012B2 true JPH082012B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=17171320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24797487A Expired - Fee Related JPH082012B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 振幅等化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082012B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3505197B2 (ja) * | 1993-04-12 | 2004-03-08 | 三菱電機株式会社 | 波形整形回路 |
FR2735634B1 (fr) * | 1995-06-14 | 1997-07-11 | Alcatel Telspace | Dispositif de correction de la caracteristique amplitude/frequence d'un signal ayant transite par un cable et egaliseur frequentiel correspondant |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP24797487A patent/JPH082012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0191512A (ja) | 1989-04-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |