JPH0241877B2 - - Google Patents

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JPH0241877B2
JPH0241877B2 JP11247681A JP11247681A JPH0241877B2 JP H0241877 B2 JPH0241877 B2 JP H0241877B2 JP 11247681 A JP11247681 A JP 11247681A JP 11247681 A JP11247681 A JP 11247681A JP H0241877 B2 JPH0241877 B2 JP H0241877B2
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JP
Japan
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heating element
adhesive
constant temperature
powder particles
temperature heating
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JP11247681A
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製造が簡単でしかも高性能の定温発熱
体の製造方法に関するものである。
従来の一般的な定温発熱体は例えば第1図に示
すように構成されていて、その製造方法は金属製
放熱板4上に接着剤3を塗布し、その上に電気的
絶縁性を保つために使用目的に応じた膜厚の絶縁
板2を配置し、さらに該絶縁板2上に接着剤3′
を塗布しその上に発熱体素子1を貼付した後硬化
処理していた。
この方法では接着剤を2回塗布する必要がある
ため、製造工程が煩雑で工数を多く必要とする。
また、発熱体素子と放熱板間の電気的絶縁性を保
つためにAl2O3等の絶縁材を必要とするためコス
トが高くなる。さらに、接着剤形成において、そ
の塗布量、硬化条件、素子との貼付条件などのば
らつきにより、接着剤の膜厚が不均一になり、そ
の影響で温度分布にばらつきが発生しやすくなる
などの欠点があつた。
本発明はこのような欠点を除去し、簡単な製造
方法で低コストであり、さらに金属製放熱板表面
の温度分布特性のすぐれた定温発熱体を提供する
ためのものである。
本発明の主旨は、従来接着層と電気絶縁層の二
層で形成されていたものを両方の性能を有する一
つの接着層で形成せんとするものであり、金属製
放熱板上に所定の粒径を有する熱伝導性、絶縁性
良好な粉末粒子を分散した接着剤を塗布し、該塗
布面に発熱体素子を貼付した後、該接着剤を硬化
処理することを特徴とするものである。この接着
層は接着剤と熱伝導性、絶縁性のすぐれた粉末粒
子とから成り、該粉末粒子の粒子径を調整するこ
とによつて層の厚みを容易に制御し、絶縁抵抗、
絶縁耐圧、温度分布のすぐれた定温発熱体を得ん
とするものである。
以下に本発明の製造方法について実施例を上げ
て具体的に説明する。
第2図は本発明の製造方法により得られた定温
発熱体の断面図である。Alなどの金属製放熱板
5の上に粒子径300〜350μmの粉末粒子6を5〜
50vol%分散させたシリコン樹脂などの接着剤7
を印刷塗布などの方法で形成し、該塗布面に発熱
体素子8を配置して100〜150℃で10〜30分間熱処
理して定温発熱体を製造する。上記において粉末
粒子6は熱伝導性、絶縁性にすぐれたAl2O3
MgOなどが適当である。その混合量を接着剤の
量に対して5〜50vol%と規定したのは、5vol%
未満では粉末粒子6が少なすぎて十分な熱伝導性
が得られにくく、また50vol%を超えた場合には
接着剤7の粘性が増加し作業性が悪くなるため均
一な塗布が困難になり、接着力が低下してくるた
めである。粉末粒子6の粒径を10〜1000μmと規
定したのは粒子径が10μm未満では十分な熱伝導
性が得にくく、1000μmを超えた場合には形成さ
れる接着層の厚みが大きくなるため発熱体素子8
から金属放熱板5への熱伝導が低下し、また接着
層形成の作業性が悪くなるためである。
このようにして得られた定温発熱体を切断して
顕微鏡で接着層の厚みを測定したところ平均膜厚
400μmに対してばらつきは20μmであり、均一な
厚みの接着層が形成されていることが確認され
た。なお、上記定温発熱体の金属放熱板と発熱体
素子表面に設けられた電極との間の絶縁抵抗は
1012Ω以上、絶縁耐圧は5KV以上であり、電気的
絶縁性は良好であつた。さらに、金属放熱板上の
温度ばらつきは10%以内、熱効率{(発熱体素子
表面温度−放熱板表面温度)/発熱体表面温度}
×100は90%以上で、定温発熱体としての特性も
良好であつた。なお、上記実施例は片面放熱方式
についてのみ説明したが、本発明を応用して両面
放熱方式の定温発熱体を製造できることも明白で
ある。
以上のように本発明の製造方法を用いることに
より、接着剤を塗布する回数が一回でよく製造が
容易になる。また、接着剤に粉末粒子を分散させ
ていることにより接着層一層で熱伝導性および電
気的絶縁特性が保証されるため、絶縁板が不要に
なりコストが低減できる。さらに、所定粒径の粉
末粒子を用いることにより絶縁層の厚みを均一に
形成できるため熱伝導性が向上し、高性能の定温
発熱体が得られるなどの効果が達成される。
以上述べたように本発明によれば、簡単な製造
方法で電気的絶縁性に優れるとともに高性能の定
温発熱体を得ることができるものであり、工業的
にきわめて価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の製造方法により得られた定温発
熱体の一例を示す断面図、第2図は本発明の製造
方法により得られた定温発熱体の一例を示す断面
図である。 1……発熱体素子、2……絶縁板、3……接着
剤、3′……接着剤、4……金属製放熱板、5…
…金属製放熱板、6……粉末粒子、7……接着
剤、8……発熱体素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属製放熱板上に所定の粒径を有する熱伝導
    性、絶縁性良好な粉末粒子を分散した接着剤を塗
    布し、該塗布面に発熱体素子を貼付した後、該接
    着剤を硬化処理することを特徴とする定温発熱体
    の製造方法。 2 粉末粒子の混合量が接着剤の量に対して5〜
    50vol%、粒子径が10〜1000μmであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の定温発熱体の
    製造方法。
JP11247681A 1981-07-17 1981-07-17 定温発熱体の製造方法 Granted JPS5814483A (ja)

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JPS5814483A JPS5814483A (ja) 1983-01-27
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JPS5814483A (ja) 1983-01-27

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