JPH0241417A - アルミナ系連続繊維前駆体及びその製法 - Google Patents

アルミナ系連続繊維前駆体及びその製法

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Publication number
JPH0241417A
JPH0241417A JP63188115A JP18811588A JPH0241417A JP H0241417 A JPH0241417 A JP H0241417A JP 63188115 A JP63188115 A JP 63188115A JP 18811588 A JP18811588 A JP 18811588A JP H0241417 A JPH0241417 A JP H0241417A
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JP
Japan
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precursor
alumina
fiber precursor
fibers
alumina fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP63188115A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoichi Kawanaka
川中 朝一
Eiji Nabei
栄二 鍋井
Makoto Takada
誠 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIBI KK
Denka Co Ltd
Original Assignee
NICHIBI KK
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルミナ系連続繊維前駆体及びその製法に関
する。詳しくは、アルミナ系連続繊維の製造工程におけ
る毛羽立ちと糸切れを防止し平滑性と抱合性を与えて、
工程通過性を著しく改良し、しかもアルミナ系連続繊維
の強度の向上を目的としたアルミナ系連続Iam前駆体
及びその製法に関するものである。
[従来の技術] 従来、オキシ塩化アルミニウム、有機重合体および水か
らなる紡糸原液を、紡糸孔を通して乾式紡糸法により前
駆体繊維を製造し、該前駆体を熱処理することによって
アルミナ系連続m維を製造する方法については1例えば
特公昭47−3721号公報、特開昭47−718号公
報等に示されている。
上述のような、従来の方法から得られるアルミナ系連続
繊維前駆体の引張強度は7kg/l1m2程度(65%
RH,20°C)と非常に弱く、しかも湿度に影響され
やすいので紡糸工程では毛羽のない品質良好なる前駆体
繊維が得られても、その後の熱処理工程における解舒、
巻取りの際のガイドとの接触やテンション等により、毛
羽、糸切れが多発し、品質の低下は勿論のこと、工程の
安定性に乏しく熱処理工程の能率低下の原因となってい
る。
また、これらの問題点を解決する一方法として、前駆体
に撚りをかけることが提案され、一応の効果が得られて
いるが、上述した通り藺駆体繊雅は非常に弱いため、そ
の合撚速度をあげることができず、工業的には大きな問
題点としてその解決が急がれている。
工程通過性を改良するため表面処理剤を使用することは
一般に行われていることであるが、アルミナ系連続繊維
前駆体の場合は、引張強度が弱く、しかも、湿度の影響
を受けやすいため、使用できるものは極めて限定される
さらに加えて、前駆体m雄に付着した表面処理剤は、前
駆体繊維の熱処理工程で、分解、生成する水分や分解ガ
スの拡散にも影響を与え、アルミナ系連続繊維の強度を
著しく低下させる原因にもなっている。
[発明が解決しようとする課題] かかる現状に鑑み、本発明者等は、工程通過性の改良と
アルミナ系連続繊維の品質向上を目的として種々検討を
重ねてきた。
その結果、前駆体m維を粘度が8〜15センチストーク
スのジメチルシリコーンで表面処理することにより、毛
羽立ちや、糸切れが防止されて、合撚速度が増大し、工
程通過性が著しく向上し、しかもアルミナ系連続m雑の
強度も向上することを見い出し本発明を完成するに到っ
たものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、ジメチルシリコーンで表面処理し
てなるアルミナ系連続繊維前駆体、及びアルミナ系連続
m維前駆体を、粘度が8〜15センチストークスのジメ
チルシリコーンで、付着量が2〜1543量%となるよ
うに表面処理してなることを特徴とするアルミナ系連続
繊維前駆体の製法である。
以下本発明をさらに詳細に説明する。
本発明で使用されるアルミナ系連続繊維前駆体は特に限
定されることはなく、通常行われているアルミナ系連続
!@維の前駆体繊維化法により得られるものであれば、
如何なるものでも使用できるが、特に水分の含有量が5
〜15重量%、有機重合体の含有量が5〜30重量%の
ものが好ましい。
またアルミニウム化合物の他、必要に応じてケイ素、マ
グネシウム、ホウ素、クロム、ジルコニウム、ニッケル
、鉄、コバルト、インドリウムなどの化合物も含ませる
ことができる。
一方、本発明で使用されるジメチルシリコーンの粘度は
8〜15センチストークス(25°0)であることが必
要である。粘度が8センチスト一クス未満であると熱処
理]:程で該前駆体が分解する前に揮散または分解して
しまい、また粘度が15センチストークスを超えると熱
分解温度も高くなり、該前駆体繊維の接着の原因にもな
り好ましくない。
ジメチルシリコーンの前駆体繊維に対する付着量は2〜
15重量%が好ましい、付着量が2重量%未満では、均
一性に欠は熱処理して得られるアルミナ系連続繊維の強
度が低下し、一方、15重量%を超えるとべとつきを生
じ、抱合力が強過ぎてガイド等で毛羽が発生しやすく、
また前駆体繊維同士が接着し熱処理して得られるアルミ
ナ系連続繊維は脆くなって強度の低下を招く恐れがある
ジメチルシリコーンのアルミナ系連続繊維の強度に及ぼ
す機構は明らかではないが、熱処理工程で該前駆体が分
解、生成する水分や分解ガスの均一な拡散に影響し、ひ
いてはボイドの抑制に関係しているものと考えられる。
ジメチルシリコーンの前駆体に対する付着量を調節する
には、ジメチルシリコーンの濃度を調節する方法が良い
、その際の希釈剤としては、テトラクロルエチレン、ト
リクロルエチレン、四塩化炭素、ベンゼン、トルエン、
キシレン等が好ましく用いられる。
ジメチルシリコーンの付与方法としてはバッチ式、連続
式等による浸漬法、ローラ接触法、スプレー法等いずれ
の方法をも採用できる。
[実施例] 以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 オキシ塩化アルミニウムを主成分とするアルミナ系連続
繊維前駆体の紡糸原液を使用して、常法にもとづき83
0d/320fの前駆体繊維を紡糸し、ローラ接触法に
より第1表に示す各粘度のジメチルシリコーン(100
%)を付与した後、該前駆体繊維を1200℃で焼成し
アルミナ系連続繊維の引張強度の測定を行った。
これらの結果から、粘度8〜15センチストークスのジ
メチルシリコーンが引張強度を低下させることなく、柔
軟なアルミナ系連続#J11!aを製造するのに適して
いることが分った。
第1表 コーン(100%)を付着量をかえて付与し、実施例1
と同一条件で焼成して、アルミナ系連続繊維の引張強度
を測定した。
また、これらジメチルシリコーン処理前駆体繊維をスピ
ンドル回転数7000rp層のアップツイスタ−で51
00t/mの撚りをかけ、工程通過性を評価した。
工程通過性の評価は以下の基準により行った。
毛羽、糸切れのないもの 糸にべとつきを生じ、僅かに 毛羽、糸切れ発生 毛羽、糸切れ多発 得られた結果を第2表に示す。
× (以下余白) 実施例2 実施例1で得られた紡出糸に、ローラ接触法により、粘
度lOセンナストークスのジメチルシリ第2表 これらの結果より、ジメチルシリコーンの付着量は2〜
15重量%が適切であることが分かった。
実施例3 実施例2で得られたジメチルシリコーン付着量5.2.
9.5.13.6重量%の3種類の前駆体繊維をスピン
ドル回転a900Orpmのアップツイスタ−で下撚5
100t/mをかけ、3木引揃えて同じアップツイスタ
−を使用し、スピンドル回転数640Orpmで上撚Z
80t/mをかけて、 830d/320f、 510
0/280の3ツ諸系を作製後、通常の熱処理を行った
ところ、いずれの付着量のものも工程通過性に問題はな
く、毛羽、糸切れのない引張強度190kg/am2以
上の良好なるアルミナ系連続繊維3ツ諸系が得られた。
比較例1 実施例2で得られた表面処理剤無処理の前駆体繊維を実
施例3と同一条件で下撚、上撚をかけ、830d/32
0f X 3 、5100/280の3ツ諸系を作製し
ようと試みたが、毛羽、糸切れが多く、製品を得ること
は困難であった。
[発明の効果] 本発明のアルミナ系連続繊維前駆体は、平滑性と抱合性
を有し、毛羽、糸切れがないので工程通過性を著しく改
善できる。
しかも、強度の向上も図れ品質の優れたアルミナ系連続
m維を製造することができ、工業的価値は極めて大きい
ものである。
出願人  株式会社 ニ チ ビ 電気化学工業株式会社 代理人  豊  1) 善  雄

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジメチルシリコーンで表面処理してなるアルミナ
    系連続繊維前駆体。
  2. (2)アルミナ系連続繊維前駆体を、粘度が8〜15セ
    ンチストークス(25℃)のジメチルシリコーンで付着
    量が2〜15重量%となるように表面処理してなること
    を特徴とするアルミナ系連続繊維前駆体の製法。
JP63188115A 1988-07-29 1988-07-29 アルミナ系連続繊維前駆体及びその製法 Pending JPH0241417A (ja)

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JP63188115A JPH0241417A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 アルミナ系連続繊維前駆体及びその製法

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JPH0241417A true JPH0241417A (ja) 1990-02-09

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ID=16217969

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JP (1) JPH0241417A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265565A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Denki Kagaku Kogyo Kk アルミナ短繊維集合体及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265565A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Denki Kagaku Kogyo Kk アルミナ短繊維集合体及びその製造方法

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