JPH0241218Y2 - - Google Patents

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JPH0241218Y2
JPH0241218Y2 JP5069884U JP5069884U JPH0241218Y2 JP H0241218 Y2 JPH0241218 Y2 JP H0241218Y2 JP 5069884 U JP5069884 U JP 5069884U JP 5069884 U JP5069884 U JP 5069884U JP H0241218 Y2 JPH0241218 Y2 JP H0241218Y2
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JP
Japan
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metal plate
decorative board
plate
flanges
wire mesh
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JP5069884U
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JPS60162609U (ja
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、建築物の外板施工等に有用な金属
化粧板に関するものである。
この種の金属化粧板に要求される特性として
は、(a)表面に経時的な歪変形が生じない程度の剛
性を具えていること、(b)雨・雪・露・霜などのほ
か、ほこり等の異物が表面に付着しにくく、優れ
た耐候性を有すること、(c)防災上、省エネ上の点
で十分な断熱性を有すること、等の諸特性を挙げ
ることができ、これらの特性の適否によつて、メ
ンテナンスに要する費用が大幅に増減することに
なる。
ところで、鉄板等の金属板を成形剛性の点から
見た場合、単に金属板の4周にフランジを張出さ
せて箱曲げ成形させただけでは、板面の歪変形を
防ぐには不十分であつて、そのためアルミ板やボ
ンデ鋼板を用いた従来の化粧板では、石綿珪酸カ
ルシウム板等を接着剤の接着によつて金属板に裏
打ち補強する手段が採られていた。
一方、耐候性の点から見た場合、金属板の表面
保護用の被膜材として、フツ素樹脂材が極めて適
材と考えられ、すなわちフツ素樹脂被膜には、
雨・露などのほか、ほこり等の汚れた異物を強力
に撥ね返すという優れた特性を持つており、この
ことから、化粧板に用いる金属板をフツ素樹脂塗
料で保護することが好ましい。
しかし、フツ素樹脂材には、接着剤に対する馴
染み性が悪い特性があるために、フツ素樹脂材で
塗装された金属板に、裏打ち材を強固に固着させ
ることが困難とされていた。
本考案は、このような現状に鑑みなされたもの
であつて、すなわち、本考案の目的は、フツ素樹
脂塗装が施された金属板に、裏打ち材としての軽
量モルタル層が強固に固着されて成る化粧板を提
供することにある。
その目的を達成する手段として、本考案の化粧
板は、4周の裏側方向にフランジが張出し形成さ
れた方形の金属板であつて、かつその全面にフツ
素樹脂塗装が施されて成る金属板と、同金属板の
裏面に適当な間隔で植設された多数のスタツドピ
ンと、同金属板の裏面に沿いわずかに浮上つた位
置に展張されたワイヤメツシユであつて、かつ上
記スタツドピンに掛け止め保持されたワイヤメツ
シユと、同金属板のフランジに囲まれた内空に流
し込まれて、該金属板に裏打ち固化された軽量モ
ルタル層とにより形成されたことを特徴としてい
る。
以下、図示の一実施例に基づいて本考案を説明
する。
第1図ないし第3図に示すように、実施例の化
粧板の本体を成す板1は、方板2と、4周のフラ
ンジ3とが弁当箱形に1体に形成されたものであ
つて、同形状の心板4の全体に、フツ素樹脂塗料
の吹付けと焼付けとによる塗装被膜5が形成され
たものである。
なお、心板4の材料には、エンボス加工された
亜鉛メツキ鋼板が用いられている。
しかして方板2の裏面には、塗装前の時点にお
いて、適当な間隔を置いて多数のスタツドピン6
がスポツト溶接により固定、植設されている。
更に、方板2の裏面に沿いわずかに浮上つた位
置にワイヤメツシユ7が展張されると共に、同ワ
イヤメツシユ7は、上述スタツドピン6によつて
下方に挾み付けられるように掛け止め保持されて
いる。
次に、フランジ3の端縁寄りの周上の複数箇所
には、ボルト・リベツト等を貫通し得る取付孔が
開けられていて、図示の場合、夫々の取付孔に
は、断面L形をなす突片8の基面がリベツト9に
より固定されており、しかしてこの突片8には、
取付孔8aが開けられて、化粧板の建物への取付
けに使われている。
最後に、フランジ3に囲まれた板1の内空に
は、裏打ち材としての軽量モルタル層10、例え
ばパーライトモルタル層が、流し込みにより充
填、固化されていて、同層10は、スタツドピン
7によつて板1に強固に固着されている。
なお、流し込まれるモルタル材の調合は、セメ
ントにパーライトと岩綿とを混ぜた上で加水され
たものである。
このように構成された実施例の化粧板によつて
建築物の外壁面が仕上げ施工されるには、化粧板
は、突片8の取付孔8aを利用してタツピング等
により壁面に固定されるが、施工後にあつては、
方板2が、強固に固定されたモルタル層10によ
り裏打ちされて十分な剛性を具えているために、
板面に歪変形が生じる虞れがなく、またモルタル
層10の断熱性により十分な断熱作用と結露防止
効果が得られる。
更に、心板4の表面がフツ素樹脂被膜5で覆わ
れていることから、雨水やほこり等に起因する化
粧板の腐食や外観低下などがほとんどなく、その
結果、長期に亘つて洗浄や塗り替え等のメンテナ
ンスを必要としない。
なお、実施例の構成において、突片8は必ずし
も必要でなく、例えば、フランジ3の取付孔を直
接利用して外壁面や隣接する他の化粧板等に取付
けるようにしても良く、すなわち化粧板の取付け
方式には、他の適当な手段によることができる。
以上述べたように、本考案に係る化粧板によれ
ば、金属板の全面にフツ素樹脂塗装を施すと共
に、裏打ち材としての軽量モルタル層を、スタツ
ドピンによつて構造的に金属板に固着、保持させ
るように構成したので、耐候性と耐久性に優れた
化粧板が得られ、これにより化粧板をメンテナン
スフリーと成し得る経済上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す化粧板の表
面斜視図、第2図は、同裏面斜視図、第3図は、
第2図の−線における側断面図である。 1……金属板としての板、2……方板、3……
フランジ、5……フツ素樹脂被膜、6……スタツ
ドピン、7……ワイヤメツシユ、10……軽量モ
ルタル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 4周の裏側方向にフランジが張出し形成された
    方形の金属板であつて、かつその全面にフツ素樹
    脂塗装が施されて成る金属板と、同金属板の裏面
    に適当な間隔で植設された多数のスタツドピン
    と、同金属板の裏面に沿いわずかに浮上つた位置
    に展張されたワイヤメツシユであつて、かつ上記
    スタツドピンに掛け止め保持されたワイヤメツシ
    ユと、同金属板のフランジに囲まれた内空に流し
    込まれて、該金属板に裏打ち固化された軽量モル
    タル層と、により形成されたことを特徴とする化
    粧板。
JP5069884U 1984-04-09 1984-04-09 化粧板 Granted JPS60162609U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5069884U JPS60162609U (ja) 1984-04-09 1984-04-09 化粧板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5069884U JPS60162609U (ja) 1984-04-09 1984-04-09 化粧板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60162609U JPS60162609U (ja) 1985-10-29
JPH0241218Y2 true JPH0241218Y2 (ja) 1990-11-02

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JP5069884U Granted JPS60162609U (ja) 1984-04-09 1984-04-09 化粧板

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JPS60162609U (ja) 1985-10-29

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