JPH0240627B2 - - Google Patents

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JPH0240627B2
JPH0240627B2 JP57151774A JP15177482A JPH0240627B2 JP H0240627 B2 JPH0240627 B2 JP H0240627B2 JP 57151774 A JP57151774 A JP 57151774A JP 15177482 A JP15177482 A JP 15177482A JP H0240627 B2 JPH0240627 B2 JP H0240627B2
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JP
Japan
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weight
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raw material
quartzite
sio
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JP57151774A
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JPS5945968A (ja
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Tsugio Yukinawa
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、電気炉大天井用に用いられる不焼成
煉瓦の製造法に関するものである。 製鋼用の電気炉の炉蓋すなわち天井用に用いら
れる煉瓦は電気炉の鉱滓が塩基性及び酸性のいず
れの場合においても高温強度と溶剤成分により融
点が急激に低下しないようなものとして珪石煉瓦
が一般に広く使用されてきた。 また、酸素製鋼法の採用や特殊鋼製造のために
はより高温作業が必要となり、天井煉瓦としての
損耗が烈しくなり、近年このために高アルミナ質
煉瓦も広く使用され始めている。 これらは大天井用煉瓦としてそれなりに有効に
使用されているものであるが、両者とも一長一短
があつて十分満足できるものではなく、電気炉の
用途や操業条件によつては特にその改善が望まれ
ている。 例えば珪石煉瓦は大天井用煉瓦として必要な軽
量性を有しているとともにある程度までの高温強
度も備えているものであるが、前述したような近
年必要とされるより厳しい高温条件下、特に1650
℃以上の高温下での耐熱性、耐蝕性においては難
点がある。 また、高アルミナ質煉瓦は耐熱性と耐蝕性に優
れたものであるが重量が大きくピーリングの傾向
があるという難点をもつている。 本発明はこれらの点に鑑み、高温耐熱性と耐蝕
性を有し、かつ軽量である電気炉大天井用として
その用途及び操業条件に最適な煉瓦を目的として
開発されたものであり、さらには天井構造体とし
て使用するに適した操業温度での適度な残存膨張
率、例えば1.5〜2.5%の残存膨張率、を具備して
いるものであつて、これにより天井構造体として
の緩みや垂下現象を防止しうるものである。 即ち本発明は、Al2O3が50重量%以上である
Al2O3−SiO2系原料90〜50重量部に50重量%以上
が20メツシユより粗い粗粒からなる珪岩を10〜50
重量部の割合で配合してなる耐火原料に、適量の
常温硬化性結合材を混合し、成形後乾燥すること
を特徴とする電気炉大天井不焼成煉瓦の製造法を
要旨とするものである。 このように本発明で使用される耐火原料は
Al2O3−SiO2系原料と珪岩であり、結合材その他
は可及的少量にとどめることが望ましい。 ここで使用されるAl2O3−SiO2系原料として
は、Al2O3成分がSiO2成分より多いアルミナ質の
Al2O3−SiO2系原料であり、これらは通常Al2O3
が90〜50重量%、SiO2が10〜50重量%で、Al2O3
+SiO2の合量として90重量%以上のものである。
天然に産する具体的な原料としては、ボーキサイ
ト、シリマナイト、カイアナイト、アンダリウサ
イト、ダイアスポア(礬土頁岩)などが適当であ
る。 ここでAl2O3−SiO2系原料中のAl2O3は50重量
%以上とすることにより、加熱に際して充分な量
のムライトの生成が得られ、ムライトの生成に伴
う残存膨張が得られる他、耐火度と耐蝕性が確保
される。 尚、合成ムライトの使用は、残留膨張の付与に
は効果がないが、骨材の一部分として使用するこ
とは特に支障はない。 そして一般にこのAl2O3−SiO2系原料は、粗
粒、中粒及び微粒の粒度配合に調整し、本発明煉
瓦の主原料となる。 つぎに珪岩は、SiO2成分が93%以上のものを
使用することが耐熱性を損なわないために有効で
あり、粒度としては比較的粗粒として配合する。
即ち、50重量%以上が20メツシユ(0.84mm)より
粗い粗粒である原料を使用することにより本発明
の目的が達成される。 即ち、珪岩粗粒の添加は煉瓦に緩慢な残存膨張
を付与するのに有効であり、逆に微粒の添加は焼
成収縮を引き起こす。この緩慢な残存膨張を得る
ため、20メツシユより粗い珪岩粗粒を50重量%以
上含む珪岩原料を使用している。 Al2O3−SiO2系原料に対する珪岩の配合量は、
両者の合量90重量部以上中において珪岩は10〜50
重量部であり、残部のAl2O3−SiO2系原料を90〜
50重量部とすることが必要である。これは珪岩の
割合が多すぎると特に耐熱性が低下し、鉱滓との
反応が進行し易く。寿命の点で問題となるからで
あり、一方10重量部より少ないと軽量化が達成で
きず、ムライト化による残存膨張量が少なくなる
他、ピーリングの傾向が現れるので好ましくな
い。 本発明は、これらの耐火原料からなる不焼成煉
瓦を得るものであり、常温硬化性結合材が使用さ
れる。 この結合材としては、低温から高温の間で充分
な強度が得られる点でリン酸又はリン酸塩系のも
のが好ましく、更には粘土を併用することが好ま
しい。 リン酸又はリン酸塩の好ましい使用量は耐火原
料100重量部に対し1〜5重量部であり、1重量
部未満では煉瓦の強度が不足して欠け易くなり、
5重量部以上加えると破片が溶鋼中に落下した場
合、煉瓦中リン成分が鋼材の特性を劣化する原因
となるなどの好ましくない影響を及ぼす。 また、更に粘土を添加するとムライト化が進行
する時の部分的な膨張を緩衝し亀裂の発生が抑制
される他、煉瓦の成形性が良くなるという効果が
得られる。粘土の好ましい配合量は、Al2O3
SiO2系原料及び珪岩からなる耐火原料100重量部
に対して5〜20重量部である。 粘土を加えることによるこれ等の効果は5重量
部より少ないと殆んど認められず、20重量部より
多いと粘土が加熱時に脱水、収縮するので煉瓦の
残存膨張が小さくなつて好ましくない。 尚、リン酸塩としてはリン酸アルミニウムを用
いると高温の強度が大きくなるので更に好まし
い。 本発明はこれらを混合し、常法に従つて成形後
乾燥するものであり、乾燥温度は通常300〜400℃
程度が適当である。 本発明はこのようにして、耐熱性、耐蝕性、高
強度及び軽量性を兼ね備え、かつ適度の残存膨張
率を有する電気炉大天井に好適な煉瓦を提供する
ものであり、実用的な定価は大きい。 実施例 各原料を第1表に示すように配合調製し、これ
を1000Kg/cm2の圧力でプレス成形後400℃で5時
間乾燥して得た各試料について調べた性質を第1
表に示す。 Γ試料A(本発明方法)…礬土頁岩(Al2O388wt
%、SiO24wt%、CaO0.3wt%、Fe2O32.3wt%)
の6〜20メツシユの粗粒を10重量部、20メツシ
ユ以下の中粒を25重量部、150メツシユ以下の
微粒を25重量部に対し、珪岩(SiO294wt%、
Al2O30.7wt%、CaO2.5wt%、Fe2O32.0wt%)
を30重量部(80wt%以上が6〜20メツシユの
範囲にあるもの)、粘土を10重量部、リン酸を
3重量部の割合で調合したもの。 Γ試料B(従来法;高アルミナ煉瓦)…礬土頁
岩(Al2O388wt%、SiO24wt%、CaO0.3wt%、
Fe2O32.3wt%)の6〜20メツシユの粗粒を40
重量部、20メツシユ以下の中粒を25重量部、
150メツシユ以下の微粒を25重量部、粘土を10
重量部、リン酸を3重量部の割合で調合したも
の。 Γ試料C(従来法;珪石煉瓦)…珪岩
(SiO294wt%、Al2O30.7wt%、CaO2.5wt%、
Fe2O32.0wt%)の6〜20メツシユの粗粒を40
重量部、20メツシユ以下の中粒を25重量部、
150メツシユ以下の微粒を35重量部、石灰乳3
重量部の割合で調合したもの。
【表】
【表】 ツト量を測定した値である。
これらの試料を30トン級塩基性鉱滓電気炉の大
天井煉瓦として使用した結果は次の通りであつた 炉蓋の総重量(Kg) A 9700 B 11700 C 7600 操業結果 A…耐用150ヒートで、稼動面は平滑で、珪石レ
ンガに見られる溶損、高Al2O3質レンガに見ら
れるピーリング現象が少なく、両者の長所が兼
備されていた。 B…耐用150ヒートで、ピーリング現象が大きい。 C…耐用120ヒートで、溶損が大きい。 第1表中でDはAl2O3−SiO2系原料の配合量が
少ない比較例、Eは珪岩の粗粒の割合が少ない比
較例、Fは粘土を添加していない実施例、Gは粘
土の添加量が多い実施例、Hは常温硬化性結合材
としてリン酸アルミを用いた実施例である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Al2O3が50重量%以上である、Al2O3−SiO2
    系原料90〜50重量部に50重量%以上が20メツシユ
    より粗い粗粒である珪岩を10〜50重量部の割合で
    配合してなる耐火原料に適量の常温硬化性結合材
    を混合し、成形後乾燥することを特徴とする電気
    炉大天井用不焼成煉瓦の製造法。 2 常温硬化性結合材としてリン酸又はリン酸塩
    を、耐火原料100重量部に対して1〜5重量部加
    える特許請求の範囲第1項に記載の製造法。 3 常温硬化性結合材は粘土及びリン酸又はリン
    酸塩である特許請求の範囲第2項に記載の製造
    法。 4 粘土を、Al2O3−SiO2系原料及び珪岩からな
    る耐火原料100重量部に対して5〜20重量部配合
    する特許請求の範囲第3項に記載の製造法。
JP57151774A 1982-09-02 1982-09-02 電気炉大天井用不焼成煉瓦の製造法 Granted JPS5945968A (ja)

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JP57151774A JPS5945968A (ja) 1982-09-02 1982-09-02 電気炉大天井用不焼成煉瓦の製造法

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JPS5945968A JPS5945968A (ja) 1984-03-15
JPH0240627B2 true JPH0240627B2 (ja) 1990-09-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5967837A (en) * 1996-10-01 1999-10-19 Alps Automotive, Inc. Assembly for connecting an electric/electronic device to a printed circuit board

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5585477A (en) * 1978-12-01 1980-06-27 Shinagawa Refractories Co Spray repairing material
JPS56114862A (en) * 1980-02-08 1981-09-09 Harima Refractories Co Ltd Manufacture of low porosity refractory brick

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JPS5585477A (en) * 1978-12-01 1980-06-27 Shinagawa Refractories Co Spray repairing material
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JPS5945968A (ja) 1984-03-15

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