JPH0240455Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0240455Y2
JPH0240455Y2 JP1982128311U JP12831182U JPH0240455Y2 JP H0240455 Y2 JPH0240455 Y2 JP H0240455Y2 JP 1982128311 U JP1982128311 U JP 1982128311U JP 12831182 U JP12831182 U JP 12831182U JP H0240455 Y2 JPH0240455 Y2 JP H0240455Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
float
pressure
refrigerant
cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982128311U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5932264U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12831182U priority Critical patent/JPS5932264U/ja
Publication of JPS5932264U publication Critical patent/JPS5932264U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0240455Y2 publication Critical patent/JPH0240455Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Safety Valves (AREA)
  • Float Valves (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は冷蔵庫等に利用され、圧縮機の運転停
止時に高圧冷媒が冷却器へ流入するのを防止する
冷媒回路の開閉用としてフロート弁を設けている
冷凍装置に関する。
従来例の構成とその問題点 従来よりフロート弁を採用している冷凍サイク
ル装置については第1図に示す様に、圧縮機1に
より圧縮された高圧ガス冷媒は凝縮器2にて液化
され、ドライヤ3、フロート弁4を経て、毛細管
5で減圧され、冷却器6にて蒸発し再び圧縮機1
へ戻るサイクルを繰り返している。前記フロート
弁4はフロート弁外穀4a、フロート4b、弁部
4c、弁座4dで構成されており、圧縮機1の運
転中は凝縮器2で冷却された液冷媒がフロート弁
4内の空間に溜まり、所定の液面レベルになると
浮力によりフロート4bが浮いて弁部4cが開放
し、毛細管5に液冷媒を送り込み通常の冷却作用
を行なう。一方圧縮機1が停止するとフロート弁
4へ液冷媒は供給されず、液面が下がりフロート
4bも下がつて弁部4cと弁座4dが閉塞され
る。この為、圧縮機1の停止中に冷凍効果を持た
ない高圧冷媒ガスが冷媒回路の圧力差により冷却
器6内に流れ込んで熱負荷となり冷却器6の温度
が上昇することを防止しており、冷凍サイクルの
運転効率を高めている。
しかしながら、この様な構成の冷凍サイクル装
置では通常の運転条件では支障なく動作するが、
冷凍サイクル装置にかかる負荷が大きい場合(例
えば冷蔵庫で初期過渡冷却時、ドア開閉が頻繁に
行なわれた場合等)は通常時に較べて凝縮能力が
不足するため、フロート弁4に供給される液冷媒
は少なくなり、フロート4bを浮かせて弁部4c
を開放動作させる液量が溜まるまでには長い時間
を要し、この間事実上冷却機能が停止してしまう
欠点を有していた。
考案の目的 本考案は少量の液冷媒溜りでもフロート弁を作
動させ高負荷時の冷却能力の低下を防止すること
にある。
考案の構成 本考案は従来例のフロート弁のフロート内に高
圧圧力により作動するバイパス弁を設けたもので
ある。
実施例の説明 以下本考案の一実施例について、従来例と同一
部分には同一番号をつけて説明を略し、異なる部
分を中心に説明する。
1は圧縮機、2は凝縮器、3はドライヤ、4は
フロート弁、5は毛細管、6は冷却器でありこれ
らを環状に順次配管して冷凍サイクルを構成して
いる。ここでフロート弁4は従来と同様に外穀4
a、フロート弁4b、弁部4c、弁座4dで構成
されるが、フロート4bの内部は円筒状の空間4
eが上下面へ貫通しており、又底部に設けられた
弁部4cにも弁座4dの貫通孔4fよりも小径の
貫通孔4gが上下面に貫通している。又7は前記
空間4e内に上下動可能に設けられたバイパス弁
であり、空間4eに通じる上弁座4e′を開閉する
ボール7a、前記ボール7aからの圧力を受けて
上下動するプランジヤー7b、動作圧力を決める
スプリング7cによつて構成されており、安定運
転時より高い圧力で開放するよう設定されてい
る。前記プランジヤー7bの外周面には螺旋溝7
dが上端から下端まで形成されている。
かかる構成において通常の負荷では液冷媒量が
所定量なので従来例にて説明したようにフロート
弁4が作動し、冷却が行なわれる。次に冷凍サイ
クルにかかる負荷が増大した場合、凝縮能力が不
足して流れる液冷媒量が少ないが、高圧圧力は上
昇してくる。そして設定圧力以上になるとバイパ
ス弁7が作動する。即ち高圧圧力が安定運転時よ
りも設定値以上に高まることによりボール7aが
押えられてプランジヤー7bが押し下げられると
外周の螺旋溝7dを経てフロート4b内を貫通し
て高圧冷媒がフロート7b内の空間4e、弁部4
cの貫通孔4g→4fを介して毛細管5、冷却器
6と流れ冷却作用が始まる。すなわち、本来のフ
ロート4bによる弁作用をバイパスする冷凍サイ
クルを構成するため、フロート4bが浮いて弁部
4cが開放するまで液冷媒が溜まるのを待つこと
なく、本来の冷却作用が行なえる。又一方、圧縮
機1が停止して高圧圧力が所定圧力以下に低下す
るとスプリング7cの付勢力によつてプランジヤ
ー7bが押し上げられボール7aがフロート4b
の上弁座4e′を閉塞するため、高圧側の無効ガス
冷媒は本バイパス経路からも冷却器6へ侵入する
ことはない。
第3図は本考案の他の実施例で、上記実施例と
同一部分には同一番号をつけて説明を省略し、異
なる部分を中心に説明する。すなわち、バイパス
弁7′は上記従来例の螺旋溝7dに代え、プラン
ジヤー7bの上下面に通じる貫通孔7d′を設けて
いる。そして、その作用効果も上記従来例と同一
である。
即ち、高圧圧力によりボール7aが押えられて
プランジヤー7bが押し下げられると液冷媒が前
記プランジヤー7bの内部を上下に貫通する貫通
孔7d′を経て、フロート4bの空間4e内を流れ
て貫通孔4g,4fを介して毛細管5、冷却器6
と流れ、本来のフロート4bによる弁作用をバイ
パスする冷凍サイクルを構成するため、フロート
4bが浮いて弁部4cが開放するまで液冷媒が溜
まるのを待つことなく本来の冷却作用が行なえ
る。
考案の効果 以上の構成より明らかな様に本考案はフロート
弁の内部に高圧圧力により作動するバイパス弁を
内蔵させたものであるから、これにより高負荷時
に凝縮能力が低下しフロート弁に供給される液冷
媒が少なくフロートの開弁動作が不安定な場合で
も、フロート弁をバイパスして冷媒を冷却器側へ
流すことが可能となり従来の様にフロート弁のみ
を用いた場合高負荷時に冷却能力が低下するとい
う欠点を解消出来る効果を有する。また、フロー
ト弁内にバイパス弁を設けたので小型にできる。
圧縮機の停止時に、冷却器内へ高圧高温冷媒が流
入して熱負荷となるのを防止するフロート弁の本
体機能を維持しながら、液冷媒量の少ない高負荷
運転時でも確実に冷却器に冷媒を送り込んで冷却
運転を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフロート弁を用いた従来例の冷凍装置
の接続図、第2図は本考案の一実施例を示す冷凍
装置の接続におけるフロート弁部を断面した配管
図、第3図は本考案の他の実施例における冷凍装
置の配管図、第4図は第3図の−線の断面図
である。 1……圧縮機、2……凝縮器、4……フロート
弁、5……減圧器、6……冷却器、7……バイパ
ス弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧縮機、凝縮器、毛細管等の減圧器、冷却器
    等を環状に順次配管し、前記凝縮器の出口と減
    圧器の入口間の高圧部に凝縮液冷媒量の増減に
    より開閉するフロート弁を設けるとともに、前
    記フロート弁のフロート内に、安定運転時より
    も高い圧力により作動するバイパス弁を内蔵し
    た冷凍装置。 (2) 前記バイパス弁は外周面に螺旋溝を有するプ
    ランジヤーで形成した実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の冷凍装置。 (3) 前記バイパス弁は上下面に通じる貫通孔を有
    するプランジヤーで形成した実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の冷凍装置。
JP12831182U 1982-08-24 1982-08-24 冷凍装置 Granted JPS5932264U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12831182U JPS5932264U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12831182U JPS5932264U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5932264U JPS5932264U (ja) 1984-02-28
JPH0240455Y2 true JPH0240455Y2 (ja) 1990-10-29

Family

ID=30291121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12831182U Granted JPS5932264U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5932264U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477952U (ja) * 1971-02-17 1972-09-29
JPS5555018A (en) * 1978-10-19 1980-04-22 Mitsuwa Seiki Co Ltd Cooling system for automobile

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477952U (ja) * 1971-02-17 1972-09-29
JPS5555018A (en) * 1978-10-19 1980-04-22 Mitsuwa Seiki Co Ltd Cooling system for automobile

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5932264U (ja) 1984-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07332771A (ja) 冷却剤流制御装置
JPH0240455Y2 (ja)
JPH078999Y2 (ja) 空気熱源ヒートポンプ
JP2003194427A (ja) 冷却装置
JPH029344Y2 (ja)
JPH025316Y2 (ja)
JPH0230700Y2 (ja)
JPH05264131A (ja) アキュムレ−タ
JPS5899671A (ja) 冷凍装置用流体制御弁
JPH0113968Y2 (ja)
JPS632858Y2 (ja)
JPS6353463B2 (ja)
US5799504A (en) Refrigerator system with float valve flow control
KR0137241Y1 (ko) 냉동사이클장치
JPS6136131Y2 (ja)
JPH0113967Y2 (ja)
JPS6038850Y2 (ja) 冷凍サイクル装置
KR910000678B1 (ko) 냉동사이클장치
US20060123816A1 (en) Float for refrigerator system with float valve control
JPH0327833B2 (ja)
KR940022035A (ko) 냉장고의 냉동장치
JPS5922313Y2 (ja) インジエクション冷却装置を具備した冷凍サイクル
JPS5855664A (ja) 冷凍装置用アキユムレ−タ
JPH01150751A (ja) 冷凍装置
JPS60256767A (ja) 冷凍機の冷媒液循環量調整装置