JPH0240232B2 - - Google Patents

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JPH0240232B2
JPH0240232B2 JP61137318A JP13731886A JPH0240232B2 JP H0240232 B2 JPH0240232 B2 JP H0240232B2 JP 61137318 A JP61137318 A JP 61137318A JP 13731886 A JP13731886 A JP 13731886A JP H0240232 B2 JPH0240232 B2 JP H0240232B2
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JP
Japan
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polyimide film
film
polyimide
metal
metal mask
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JP61137318A
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JPS62295494A (ja
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Takeshi Myagi
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、Ga,As,ICのような高速動作の集
積回路素子を実装するための回路基板に係り、特
にポリイミド膜を層間絶縁層に用いた多層構造の
高速素子実装用回路基板の製造方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
集積回路の実装用回路基板には従来よりプリン
ト配線基板やセラミツク多層配線基板が多く使用
されてきたが、近年特にGa,As,ICのような高
速で論理動作する集積回路素子を実装するのに適
した回路基板として、ポリイミド多層基板が注目
されている。このポリイミド多層基板は、ポリイ
ミド膜を多層の配線層間の絶縁のための層間絶縁
層に使用した多層基板であり、プリント基板の優
れた電気的特性と、セラミツク多層基板の高い配
線収容能力を併せ持つている。ポリイミド膜が選
ばれる理由は、低誘電率であること、400℃以上
の耐熱温度を持ち配線層等の形成時の高温プロセ
スに耐えられること、段差被覆性(下地の段差に
よらず表面を平坦にできること)、およびスピン
コート等の方法により容易に厚く着膜できること
等である。
ところで、Ga,As,ICのような高速素子を実
装する場合には、実装用回路基板の配線上での信
号反射という問題が新たに発生する。このため配
線の特性インピーダンスを揃えて整合をとる必要
がある。配線の特性インピーダンスとしては、
50Ω程度が一般に選ばれる。特性インピーダンス
は主として、配線層に接している誘電体としての
層間絶縁層の誘電率,膜厚等により決定される。
ポリイミド膜(比誘電率εr=3.5)の場合、50Ωの
特性インピーダンスを得るには、配線幅が50μm
として、25μmもの極めて大きい膜厚が要求され
る。
一方、層間絶縁層には当然のことながら両側の
配線層間を電気的に接続するためのスルーホール
や、所要の回路パターンに対応したパターンが必
要である。しかしながら、一般に5μm以上の膜厚
のポリイミド膜に微細なスルーホールやパターン
を形成することは非常に困難である。すなわち、
スルーホールおよびパターン形成工程をウエツト
エツチングで行なう場合、通常のIC製造プロセ
スにおけるような1μm以下の膜厚のポリイミド膜
にスルーホールやパターンを形成することは、従
来のフオトレジスト法により容易であるが、5μm
以上というような厚いポリイミド膜にフオトレジ
スト法によりスルーホールやパターンを形成しよ
うとすると、ポリイミド膜がエツチングされ終わ
るより先に、レジストがエツチングされてしまう
という問題が発生する。
第2図はこの様子を示すもので、ガラス、アル
ミナ等の基板11上に第1の配線層12が形成さ
れ、この上に層間絶縁層としてのポリイミド膜1
3が着膜されている。ポリイミド膜13にスルー
ホール等を形成するために、フオトレジスト14
(例えば東京応化社製OMR―85)を形成し、露
光の後ヒドラジン系のエツチヤントを用いてポリ
イミド膜13をエツチングすると、図のようにポ
リイミド膜13が底部までエツチングされより以
前にレジスト14がエツチングされる結果、必要
以上の大きさのスルーホール15が形成されてし
まう。すなわち、微細なスルーホールやパターン
の形成ができないという問題があつた。
〔発明の目的〕
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、層間絶縁層となる膜厚の厚いポリイ
ミド膜に微細なスルーホールやパターンを容易に
形成できる高速素子実装用回路基板の製造方法を
提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明はこの目的を達成するため、層間絶縁層
となるポリイミド膜をプラズマにより表面処理し
た後、その上にチタン材料からなる金属膜を一様
に形成し、次いでこの金属膜をフオトエツチング
等によりパターンニングして金属マスクを形成
し、この金属マスクを用いてヒドラジン系のエツ
チヤントによりポリイミド膜にスルーホールやパ
ターンを形成することを特徴とする。
すなわち、本発明では通常のレジストに代えて
チタン材料からなる金属マスクを使用し、かつこ
の金属マスクとなる金属膜を形成するに当り、ポ
リイミド膜に予めプラズマ表面処理を施すことを
骨子としている。金属マスクは従来ドライエツチ
ングの場合に使用されていたが、本発明では特に
ポリイミド膜のヒドラジン系エツチヤントに対す
るチタン材料の不溶性に着目して、膜厚の極めて
厚いポリイミド膜のウエツトエツチング用マスク
としてチタン材料からなる金属マスクを使用した
点が、従来の金属マスクの使用法とは異なる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、チタン材料からなる金属マス
クを使用し、かつヒドラジン系のエツチヤントを
使用したウエツトエツチングによりポリイミド膜
のスルーホールやパターンを形成するため、通常
のレジストを用いてのウエツトエツチングの場合
と異なり、配線層の特性インピーダンスの関係か
ら膜厚が例えば5μm以上というような厚いポリイ
ミド膜に対しても、マスク(レジスト)のエツチ
ングを伴わずにポリイミド膜のみを正しくエツチ
ングすることができる。従つて、微細なスルーホ
ールおよびパターンの形成ができ、高密度実装が
可能となる。
更に、本発明においてはチタン材料からなる金
属膜の形成に際し、ポリイミド膜表面を予めプラ
ズマ処理することにより、ポリイミド膜とチタン
材料との接着性を改善することができる。これに
より、金属マスクとポリイミド膜との間〓へのエ
ツチヤントの侵入といつた問題がなくなり、所望
の形状のスルーホールおよびパターンを再現性良
く形成することがで可能となるため、ウエツトエ
ツチングの良好な再現性という特長と生かすこと
ができる。
〔発明の実施例〕
第1図を参照して、本発明の一実施例に係る高
速素子実装用回路基板の製造方法を説明する。
まず、第1図aに示すようにセラミツク基板や
ガラス基板のような絶縁性基板1上に第1の配線
層2を形成し、その上に層間絶縁層となるポリイ
ミド膜3および金属マスクとなる金属膜4を順次
形成する。
ポリイミド膜3は例えば東レ社製SP―710、デ
ユポン社製2555、日立化成社製RIQ等が使用さ
れ、スピンコートにより5μm以上、例えば25μm
程度の膜厚に形成される。金属膜4は基本的には
なんでもよいが、Ti,Mo,Cr等、なかでも特に
Tiが好適であり、真空蒸着法、スパツタ法等に
より形成される。
金属膜4はウエツトエツチング用の金属マスク
として使用される関係上、ピンホールがあつては
まずいため、5000Å以上の厚さに形成されること
が望ましい。Ti膜は他の材料と比較して、それ
自身および下地層(ポリイミド膜3)にクラツク
を生じる等の問題を伴うことなく5000Å以上の膜
厚に形成できるとう利点があり、また下地層との
接着性が良く、さらに安価でもある。
ところで、金属膜4に上記のようなポリイミド
膜3との接着性の比較的優れたものを選んでも、
着膜したままの状態のポリイミド膜に対する接着
強度は2Kg/mm2以下と実用上十分ではない。そこ
で、本発明ではポリイミド膜3を形成した後、金
属膜4を形成する前に、プラズマにより表面処理
を施す。プラズマによる表面処理を行なうと、ポ
リイミド膜3の表面は物理的、化学的に活性化さ
れ、処理時間にもよるがポリイミド膜3に対する
金属膜4の接着強度は3Kg/mm2以上という実用上
十分な値が容易に得られるようになる。
次に、第1図bに示すように金属膜4を通常の
レジストを使用してのフオトエツチングによりパ
ターニングして、金属マスク5を形成する。この
金属マスク5を用いて、ポリイミド膜3をヒドラ
ジン系のエツチヤント(例えば和光純薬社製HE
―1)によりエツチングし、第1図cに示すよう
にスルーホール6およびパターンを形成する。こ
の場合、前述したTi等の材料からなる金属マス
ク5は、ポリイミド用のヒドラジン系エツチヤン
トに対して不溶である。すなわち、通常のレジス
トのようにポリイミド膜3のウエツトエツチング
に際して金属マスク5自身がエツチングされるこ
とはない。従つて、この金属マスク5を用いての
ウエツトエツチングにより、ポリイミド膜3に所
望の微細なスルーホール6や、所望の回路パター
ンに対応した微細なパターンを問題なく形成する
ことが可能である。
最後に、金属マスク5を剥離・除去した後、第
1図dに示すようにポリイミド膜3上に第2の配
線層7を形成する。第2の配線層7はスルーホー
ル6を通して所要個所において第1の配線層2と
コンタクトする。こうして本実施例によれば、ポ
リイミド膜を層間絶縁層に用いた2層構造の高速
素子実装用回路基板が実現される。
このようにして本発明によつて得られる高速素
子実装用回路基板は、膜厚の十分に厚い(例えば
5μm以上)ポリイミド膜を層間絶縁層として形成
できるため、配線層の特性インピーダンスの所望
の値にすることが容易となり、高速パルス信号を
不要な反射を伴わずに伝送することができる。
なお、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することが可能であり、例えば
実施例では2層の回路基板について説明したが、
層間絶縁用のポリイミド膜の形成と、配線層の形
成とを交互に繰返すことにより、さらに多層の回
路基板を実現する場合にも本発明を適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜dは本発明の一実施例に係る高速素
子実装用回路基板の製造方法を説明するための工
程断面図、第2図は高速素子実装用回路基板にお
ける層間絶縁層にポリイミド膜を使用した場合の
従来の問題点を説明するための断面図である。 1…基板、2…第1の配線層、3…層間絶縁用
のポリイミド膜、4…金属膜、5…金属マスク、
6…スルーホール、7…第2の配線層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多層の配線層間を絶縁するための層間絶縁層
    ポリイミド膜を使用した高速素子実装用回路基板
    の製造方法において、前記ポリイミド膜をプラズ
    マにより表面処理する工程と、この表面処理され
    たポリイミド膜上にチタン材料からなる金属膜を
    一様に形成する工程と、この金属膜をパターンニ
    ングして金属マスクを形成する工程と、この金属
    マスクを用いてヒドラジン系のエツチヤントによ
    りウエツトエツチングを行い、前記ポリイミド膜
    にスルーホール及びパターンを形成する工程を含
    むことを特徴とする高速素子実装用回路基板の製
    造方法。
JP13731886A 1986-06-14 1986-06-14 高速素子実装用回路基板の製造方法 Granted JPS62295494A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0368193A (ja) * 1989-08-05 1991-03-25 Nippon Mektron Ltd 可撓性回路基板の両面導通部及びその形成法
JPH0368194A (ja) * 1989-08-05 1991-03-25 Nippon Mektron Ltd 可撓性回路基板に於ける両面導通部の形成法

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JPS5824039A (ja) * 1981-08-05 1983-02-12 Fujita Corp 重機の車体角度検知装置

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