JPH024016Y2 - - Google Patents

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JPH024016Y2
JPH024016Y2 JP19634284U JP19634284U JPH024016Y2 JP H024016 Y2 JPH024016 Y2 JP H024016Y2 JP 19634284 U JP19634284 U JP 19634284U JP 19634284 U JP19634284 U JP 19634284U JP H024016 Y2 JPH024016 Y2 JP H024016Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は針金で長手方向の複数箇所を結束され
た丸棒、管等の束の受入れ、針金を解いたのちこ
れを次工程や集積場所等へ送り出す解束機に関す
るものである。
〔従来の技術〕
金属やプラスチツク等で形成された比較的細い
長尺の丸棒や角棒、管等は、例えば切断機や加熱
炉等へ1本ずつ供給されて加工されたり処理され
たりするが、これらの材料は輸送中ばらばらにな
ると取扱いにくいので、一般に数本ないし数十本
を束にし、長手方向の複数箇所を鉢巻状に結束し
て輸送することが行なわれている。第5図はこの
種結束済材料の一例として示す金属製丸棒束の斜
視図であつて、多数の丸棒1は針金2によつて複
数箇所を結束されて束3となつている。
第6図および第7図はこの束を受入れて針金を
切断したのち次工程へ送り出すために設けられた
従来の解束機の概要正面図と概要平面図であつ
て、解束機4はL字状の受入部を有する長手の作
業台5と、この作業台5から直角方向へ延びる一
対のチエーンコンベア6とを備えており、チエー
ンコンベア6の搬送終端部からは、長尺のシユー
ト7が傾斜状にに延設されている。また、作業台
の上方には図示しないクレーンが設けられてい
る。
そして、解束作業に際しては通常1回につき2
〜3個の束3をクレーンで作業台5を介しチエー
ンコンベア6上へ供給して図示のように並置し、
チエーンコンベア6を停止させた状態で、てこや
ペンチ等を用いて針金2を切断する。切断した針
金はこれをそのまゝにしておくと解束済の材料に
からまつてチエーンコンベア6上での搬送を阻害
したり、あるいは次工程でからまつて機械を停止
しなければならないような事故が発生するので、
これを取除いておく。そして束3はチエーンコン
ベア6で搬送されたのちシユート7上を滑行して
別のコンベアや次工程等へ供給される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、以上のように構成された従来の
解速機においては、クレーンで供給された2〜3
個の束3が互に密接してチエーンコンベア6上に
並置されるので、針金2が束3の間に挾まれてい
て切断がきわめて困難であり、これをてこ等で引
抜いたり束3を転がしてすき間を設けたりする必
要がある。したがつてこの作業には多大の労力と
時間とを要するばかりでなく、崩れた丸棒1で手
や足を挾まれたり、てこがはねたりして大きな災
害を招きかねないきわめて危険な作業となつてい
た。と言つてクレーンで1回に1個ずつの束3を
供給していたのでは作業能率が悪いので、安全で
高能率な解束機の開発が要請されていた。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本考案で
は、せきで仕切られた3個の材料束用受溝を備え
た複数個の昇降自在な受台と、この受台の中央受
溝と同位相の材料束支承用円弧面を備えた複数個
の昇降自在な振分け台とを材料束の長手方向に配
置して昇降手段で昇降させるように構成し、これ
らの台の下降時における上端よりも高くて材料束
の並列方向に延びる搬送面を備えた搬送無端帯を
設けるとともに、せきの上端部と円弧面の両側と
に傾斜面を形成した。
〔作用〕
こうすることにより、クレーンのフツクに吊下
した環状ロープ内の3個の材料束を、環状ロープ
の解除により円弧面上へ同時に供給すると、2個
の材料束は傾斜面を転動して外側の受溝内へ収納
され、振分け台を下降させると、円弧面上の残り
1個の材料束は円弧面から受台の受溝へ移つて残
される。こうして各受溝へ分れて支承された材料
束の結束針金を切断してこの針金を回収したの
ち、受台を振分け台の高さまで下降させると、解
束済の材料は無端帯の搬送面上に残つて搬送され
る。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案に係る解束機の実
施例を示し、第1図はその正面図、第2図は同じ
く平面図、第3図は振分け台のみを下降させた状
態での要部の正面図、第4図は振分け台と受台と
を下降させた状態での要部の正面図である。本実
施例は、結束された材料として第5図に示すもの
と同じ丸棒を例示しており、図においては丸棒、
針金、束に第5図と同じ符号1,2,3を付し
た。図において、解束機11は形鋼で枠組形成さ
れて束3の長手方向に並列する一対のフレーム1
2を備えており、各フレーム12には、受台用昇
降手段としての一対の油圧シリンダ13が束3の
長手方向と直交する方向に並列してそれぞれ垂直
状に固定されている。また、一対の油圧シリンダ
13の間を2等分する中間部には、振分け台用昇
降手段としての油圧シリンダ14が、油圧シリン
ダ13とは束3の長手方向内側へ位相を違えて垂
直状に固定されている。15は油圧シリンダ13
の油圧で昇降するピストンロツド16の作用端に
固定されて水平状に支持された受台であつて、そ
の上面には、一対のせき15aで仕切られた3個
のU字状受溝15bが束3の長手方向と直交する
方向に並列して形成されている。また、17は油
圧シリンダ14の油圧で昇降するピストンロツド
18の作用端に固定された振分け台であつて、そ
の上端面には、円弧面17aが形成されている。
一方、解束機11の上方には束3の集積場所と
の間を走行可能な走行クレーン(図示せず)に設
けられた一対のフツク19が、フレーム12を避
けた位置に吊下されており、各フツク19に吊下
された環状ロープ20には、3個の束3が挿入さ
れて2箇所を支持されている。そして3個の束3
は、吊下げられた状態ではその重量を環状ロープ
20の張力とのバランスにより互の周面を対接さ
せて断面視が逆三角形状となるように環状ロープ
20で保持されているが、下段の束3が円弧面1
7aに着座してからはフツク19を下降させるに
したがい環状ロープ20が弛んで上段2個の束3
のみが自重で下降し、3個の束3が逆三角形状態
から水平状態を経て三角形状態へと遂次崩れるよ
うに構成されている。そして、せき15aの外側
と、円弧面17aの両側とには、同角度の傾斜面
15cおよび17bがそれぞれ形成されており、
束3が着座して上段の束3が崩れたときにこれを
両側の受溝15bへ向つて転動させるように構成
されている。符号21で示すものは、両側のフレ
ーム12の外側に張架された束3の並列方向に延
びる2条のチエーンコンベアであつて、図に矢印
Aで示す方向に走行する搬送面21aを備えてお
り、この搬送面21aは、第4図に示すように受
台15と振分け台17とを最低位置まで下げたと
きの上端面よりも高くなるように設定されてい
る。
以上のように構成された解束機の動作を説明す
る。第1図に示すように受台15と振分け台17
とを上昇させ、3個の束3を走行クレーンの環状
ロープ20で2箇所を吊つて解束機11の真上ま
で移動させる。フツク19を下降させて下段の束
3が振分け台17の円弧面17aに着座すると、
環状ロープ20が弛んで3個の束3が逆三角形状
態から三角形状態へと崩れ、傾斜面15c,17
bを外側の受溝15bへ向つて転動する。このと
き中央の束3は円弧面17a上に残つて支承され
ている。そこで油圧シリンダ14のピストンロツ
ド18を後退させて振分け台17を第3図に示す
ように下降させてから環状ロープ20をフツク1
9から外すと、3個の束3は各受溝15bに分か
れて1個ずつ支承される。そこでてこやペンチを
用いて針金2を切断し、これを機外へ取除く。こ
の場合、各束3がせき15aで仕切られた受溝1
5b内に1個ずつ分かれているので、解束作業が
容易かつ安全である。針金2を切断すると丸棒1
が受溝15b内へ崩れるので、第4図に示すよう
に油圧シリンダ13のピストンロツド16を後退
させて受台15を下降させると、崩れた丸棒1の
山は、チエーンコンベア21の搬送面21a上に
残る。そこでチエーンコンベア21を矢印A方向
に走行させると、丸棒1が次工程へ搬送される。
なお、本実施例では、受台15および振分け台
17をそれぞれ2個ずつ設けた例を示したが、2
個以上であれば何個でもよい。また本実施例では
被結束材料として丸棒1を例示したが、管や角棒
など長尺の材料であれば何でもよく、材質も鋼材
に限定するものではなくて銅やアルミニウム等の
金属やプラスチツクなどでもよい。さらに受台1
5と振分け台17の昇降手段はジヤツキやカム機
構などでもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば解束機において、せきで仕切られた3個の材
料束用受溝を備えた複数個の昇降自在な受台と、
この受台の中央受溝と同位相の材料束支承用円弧
面を備えた複数個の昇降自在な振分け台とを材料
束の長手方向に配置して昇降手段で昇降させるよ
うに構成し、これらの台の下降時における上端よ
りも高くて材料束の並列方向に延びる搬送面を備
えた搬送無端帯を設けるとともに、せきの上端部
と円弧面の両側とに傾斜面を形成したことによ
り、クレーン等の環状ロープで吊つた3個の材料
束を振分け台の円弧面に着座させたのち振分け台
を下降させると、3個の束が3個の受溝へ1個ず
つ分けられ、せきで仕切られた受溝内での針金の
切断、回収作業が可能となり、かつ切断後の荷崩
れが受溝内で行なわれるので、材料で手や足を挾
まれたりするおそれがなく作業の安全性が向上す
るとともに、解束作業を容易に短時間で行なうこ
とができ、作業能率の向上と労力の軽減を計るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係る解束機の実
施例を示し、第1図はその正面図、第2図は同じ
く平面図、第3図は振分け台のみを下降させた状
態での要部の正面図、第4図は振分け台と受台と
を下降させた状態での要部の正面図、第5図は材
料束の一例として示す丸棒束の斜視図、第6図は
従来の解束機の概要正面図、第7図は同じく平面
図である。 1……丸棒、2……針金、3……束、11……
解束機、13,14……油圧シリンダ、15……
受台、15a……せき、15b……受溝、15
c,17b……傾斜面、16,18……ピストン
ロツド、17……振分け台、17a……円弧面、
20……環状ロープ、21……チエーンコンベ
ア、21a……搬送面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. せきで仕切られ材料束を1個ずつ平行させて支
    承する3個の受溝を備え材料束の長手方向に並列
    する昇降自在な複数個の受台と、この受台の中央
    受溝と材料束の並列方向に対して同位相の材料束
    支承用円弧面を備え前記受台と材料束の長手方向
    に位相を違えて配置された昇降自在な複数個の振
    分け台と、これら受台および振分け台の下降位置
    における上端面よりも高い搬送面を有し材料束の
    並列方向へ走行可能な解束済材料搬送用の無端帯
    と、前記受台および振分け台の昇降手段とを設け
    るとともに、前記せきの上端部と前記円弧面の両
    側とに、この円弧面上へ同時に供給される3個の
    材料束を両側の受溝へ1個ずつ転動させる傾斜面
    を形成したことを特徴とする解束機。
JP19634284U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH024016Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19634284U JPH024016Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19634284U JPH024016Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61113213U JPS61113213U (ja) 1986-07-17
JPH024016Y2 true JPH024016Y2 (ja) 1990-01-30

Family

ID=30754069

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JP19634284U Expired JPH024016Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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