JPH0240131Y2 - - Google Patents

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JPH0240131Y2
JPH0240131Y2 JP20202185U JP20202185U JPH0240131Y2 JP H0240131 Y2 JPH0240131 Y2 JP H0240131Y2 JP 20202185 U JP20202185 U JP 20202185U JP 20202185 U JP20202185 U JP 20202185U JP H0240131 Y2 JPH0240131 Y2 JP H0240131Y2
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tank
valve
self
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cylindrical member
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内タンク及び外タンクを有する二重構
造の水洗便器用洗浄タンクに関する。詳しくは、
水洗便器のトラツプ部の凍結防止を図るために少
量の水を連続的に流し出すいわゆる流動弁を備え
た二重構造の水洗便器用洗浄タンクに関するもの
である。
[従来の技術] 水洗便器に洗浄水を供給する洗浄タンクにおい
ては、その外面に結露が生じることがある。かか
る結露を防止するため、従来、第6図に示すよう
にタンク10の陶器製カバータンク12の内側壁
面上に断熱材からなる断熱層14を設け、該断熱
層14により、タンク10内に供給された低温の
水で該タンク壁が冷却されるのを防いで、カバー
タンク12の表面温度を周囲温度と同程度の温度
に維持し、これにより該カバータンク12上の結
露を防止するものが知られている。
一方、本出願人より実願昭60−18072(実開昭61
−135972号)にて、内タンク及び外タンクを有す
る二重構造とした水洗便器用洗浄タンクが提案さ
れており、この二重タンクによれば、上記の結露
を完全に防止できるほか、各種の問題が解決され
る。
ところで、寒冷地に設置される水洗便器におい
ては、トラツプ部の凍結防止を図る必要がある。
このようなトラツプ部の凍結防止の一つとして、
洗浄タンクから、少量の水を連続的に便器に流し
出し、トラツプ部の溜水を流動状態に維持し、そ
の凍結を防止するようにしたものが知られてい
る。
この場合、フロート弁とは別に、水の連続的な
流出を行なうための弁を洗浄タンクに設ける。な
おこの弁は、トラツプ部内の水の流動状態を維持
するための弁であるところから、流動弁と通称さ
れている。
しかして、この流動弁を二重タンクに設ける場
合、第7図に示す如く、流動弁16を内タンク1
8及び外タンク20を貫通するように設けること
が考えられる。第7図において符号22は第1の
筒状部材であつて、その上端にはフランジ部22
aが設けられ、外周面には雄螺子22bが刻設さ
れ内周面の下部には雌螺子22cが刻設されてい
る。また該第1の筒状部材22の長手方向の略中
央部分には、中心孔22dと外部とを連通するた
めの開口22eが穿設されている。この第1の筒
状部材22は、内タンク18に設けられた開口2
4に挿通され、ナツト26が下側から螺合され、
該開口24の周縁部をフランジ部22aとナツト
26とで挾持し固定される。なお符号28はシー
ル部材である。
外タンク20には開口30が開設され、この開
口30には第2の筒状部材32が装着されてい
る。この第2の筒状部材32は上端にフランジ部
32aを有し、外周面には雄螺子32bが刻設さ
れている。そして下端側から装着されたナツト3
4を締め込むことにより開口30の縁部をフラン
ジ部32aとナツト34とで挟持し外タンク20
に第2の筒状部材32が固定される。なお符号3
6はシール部材である。
これら第1及び第2の筒状部材22,32には
シヤフト状の弁体38が挿通される。弁体38の
上端はテーパ形になつており、このテーパ斜面に
シール用のOリング40が設けられ、第1の筒状
部材22の中心孔22dの上端をテーパ形に縮径
させて形成された便座22fに対して切離し通水
及び止水をなすようになつている。弁体38の長
手方向略中段部分には、第1の筒状部材22の内
周に刻設された雌螺子22cに螺合する雄螺子部
38aが設けられており、弁体38を正転又は逆
転することにより該弁体38がその軸線方向に移
動する。符号42はこの弁体38の回動を行なう
ための摘まみである。また符号44は、第2の筒
状部材32の中心孔内周面と弁体38の外周面と
の間のシールを行なうためのOリングである。
この流動弁16においては、摘まみ42を回す
ことにより弁体38が直接に移動され、洗浄水を
連続的に流し出すことができる。
[考案が解決しようとする問題点] 第7図の如く流動弁16を二重式の洗浄タンク
に設ける場合には、内タンク18に形成する開口
24と外タンク20に形成する開口30との中心
を正確に一致させなければ弁体38の挿通設置を
なすことができず、従つて内タンク及び外タンク
の製作仕上げ精度を著しく高める必要があり、製
作が面倒になると共にコスト高になる。とりわけ
外タンクは、通常、陶器製とされるから、その仕
上げ寸法精度の向上には、実際上、限度がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、内タンク及び外タンクを有する二重
構造の水洗便器用洗浄タンクに流動弁を設置する
に際し、この流動弁として内タンクに自閉型の弁
を取り付け、外タンクに該自閉弁とは別体の螺子
部材を設ける。該自閉弁は、外側から押圧されて
開弁する弁体を有するものである。また螺子部材
は、捻転操作により前後進してこの自閉弁の弁体
を押圧するためのものである。なお、自閉弁の流
出口を便器への連通口に連通せしめる。
[作用] 本考案の水洗便器用洗浄タンクは、内タンクに
自閉型の弁を設け、外タンクに、該自閉弁の開弁
をなすための螺子部材を該自閉弁とは別体に設け
たので、自閉弁と螺子部材との内タンク及び外タ
ンクへの取付位置を正確に一致させる必要がな
く、製作精度の緩和が図れる。
[実施例] 以下図面に示す実施例を参照して本考案につい
て更に詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例に係る洗浄タンクの底
部構成を示す断面図、第2図はその要部拡大図で
ある。符号18は内タンク、20は外タンクであ
り、それぞれ開口46,48が開設され、フロー
ト弁50が設置されている。符号52はフロート
弁50が着座する弁座部材であつて、内タンク1
8にシール部材54を介して螺子56で止め付け
られている。またフロート弁50の上方位置には
フロート弁50の浮き上がり防止部材58が設置
されており、フロート弁50の下方には洗浄水の
便器への流出を案内するスカート状筒部60と、
フロート弁50の昇降を案内するガイド部材62
が設けられている。このフロート弁50は、洗浄
タンクの上部に設けられているハンドル(図示せ
ず)を操作することによりチエーン64を介して
引き上げられる。
次に、この洗浄タンクに取り付けられている流
動弁66の構成について説明する。
この流動弁66は、内タンク18の開口24に
挿通設置された自閉弁68と、外タンク20の開
口30に挿通設置された螺子部材70とを備えて
構成されている。
まず自閉弁68の構成について説明する。符号
72は筒状部材であつて、その筒軸方向略中央部
分にフランジ部72aが突設されている。そして
該フランジ部72aの上下両側に雄螺子72b,
72cが刻設されている。この雄螺子72cにナ
ツト74が螺合されフランジ部72aとの間に開
口24の縁部を挟持して筒状部材72の内タンク
18への固定をなしている。符号76はシール部
材を示す。筒状部材72内には軸78が挿通され
ている。この軸78は上部にフランジ部78aが
形成されると共に、該フランジ部78aの下面側
にOリング挟持用の溝部78bが形成され、Oリ
ング80が嵌め込まれている。このOリング80
は筒状部材72の中心径内部に形成されたテーパ
面73に係合する。
筒状部材72の上端開口には第3図に示す形状
のガイド部材82が設けられている。このガイド
部材82は筒状部材72の上端内周に形成された
段部72dに係合するリング部82a、該リング
部82aにスポーク82bを介して一体的に形成
されている筒状部82cを備えて構成されてお
り、筒状部82cの中心孔に軸78の上端部が摺
動自在に挿入されている。またこのガイド部材8
2と前記フランジ部72aとの間には圧縮コイル
ばね84が配材されている。なお、ガイド部材8
2の上側にはストレーナ86が被せられ、袋ナツ
ト88が雄螺子72bに螺合されてこれらストレ
ーナ86及びガイド部材82を筒状部材72に止
め付けている。
次に螺子部材70の構成について説明する。
符号90は筒状部材であつてその上端にはフラ
ンジ部90aが設けられ、外周面には雄螺子90
bが、そして内周面の上部には雌螺子90cが刻
設されている。なお内周面の下部は平滑面90d
とされている。符号92はこの雄螺子90bに螺
合されたナツトであり、前記フランジ部90aと
ナツト92との間にシール部材94を介して開口
30の縁部を挟持し、筒状部材90の外タンク2
0への取り付けをなしている。符号96は該筒状
部材90に挿通された軸であり、その上端には皿
部96aが設けられ、また周面には前記雌螺子部
90cと螺合する雄螺子部96b、シール用Oリ
ング98が装着された溝96cが設けられてい
る。符号100は軸96の下端に固着された摘ま
みである。
かかる構成において、タンク内の水を連続的に
流し出すには、摘まみ100を把持して軸96を
正転させる。これにより軸96は雄螺子96bと
雌螺子90cとの噛み合いによつて上方に移動
し、第4図に示すように軸78を押し上げる。軸
78が押し上げられると、フランジ部78aでテ
ーパ面73に押し付けられていたOリング80も
上方に移動し、内タンク18内の洗浄水がストレ
ーナ86、ガイド部材82の開口を通過して筒状
部材72内を流下し、内タンク18と外タンク2
0との間の空間部102内に流れ込み、次いで弁
座部材52の台座部分52aに形成された切欠5
2bを通り開口48に達し、便器に向つて流出す
る。
内タンク18内の洗浄水の連続的な流出を停止
するには、摘まみ100を把持して軸96を逆転
させる。これにより軸96が下方に移動し、軸7
8も下方に移動する。そしてやがてフランジ部7
8aがOリング80をテーパ面に押し付け、内タ
ンク18と空隙部102との連通が遮断され、内
タンク18内の洗浄水の流出が停止する。
なお、符号104は断熱材であり、外タンク2
0底面の結露を防止している。
第5図は本考案の異なる実施例に係る洗浄タン
クの底部構成を示す断面図である。
本実施例において、内タンク18の開口46の
周囲部分は外タンク20に接するように深く屈曲
されており、内タンクの開口46と外タンク20
の開口48とは同一開口寸法とされ、両開口4
6,48の縁部は重なり合つている。
また弁座部材52の筒状部60の外周面には雄
螺子60aが刻設されており、該雄螺子60aに
螺合されたナツト106がフランジ部60bとの
間でこれら開口46,48の縁部を挟み込み、弁
座部材52のタンクへの取り付けをなしている。
符号108はオーバーフロー管であり、その途中
にフロート弁の浮き上がり防止部材58が取り付
けられている。
また、弁座部材52にはその上部側壁に開口1
10が開設されており、チユーブ112が接続さ
れている。このチユーブ112の他端側は流動弁
114の流出口116に接続されている。
この流動弁114の構成を次に説明する。この
流動弁114は自閉弁118と螺子部材70とを
備えて構成されている。自閉弁118は前記の自
閉弁68とほぼ同様の構成とされているが、筒状
部材72の中心孔の下部内周には溝120が周設
され、Oリング122が装着されている。このO
リング122は、該中心孔内面と軸78外周面と
の双方に接し、当該部分のシールを行なつてい
る。そして、フランジ部72aよりも上方の部位
に、筒状部材72の内外を連通する通孔、124
が穿設され、チユーブ112が該通孔124の外
側開口(流出口)116に接続されている。
なお第5図のその他の部分の構成は第1図の実
施例と同様であり、同一部材に同一符号を付して
その説明を省略する。かかる第5図の実施例にお
いて、摘まみ100を摘まんで軸96を回転させ
ることにより軸96が上下方向に移動し、皿部9
6aで軸78を上方移動させることが可能であ
る。そして、軸78が上方に移動するとOリング
80とテーパ面との係合が解除され、内タンク1
8内の洗浄水が筒状部材72内に流れ込み、次い
で通孔124、開口116、チユーブ112、開
口110を経て弁座部材62内に流れ込み、便器
に流出される。
また、摘まみ100を逆方向に回すことによ
り、軸78を降下させ、Oリング80とテーパ面
とを押し付け内タンク内と空間部102との連通
を遮断し、通水の停止をなすことができる。
本実施例では流動弁の流出水が空間部102内
に流れ込まないから、断熱材104は不要であ
る。
[考案の効果] 以上詳述した通り、本考案の水洗便器用洗浄タ
ンクは、内タンクに自閉型の弁を、そして外タン
クに該自閉弁の開閉作動をなす螺子部材を設けた
ものである。そして、螺子部材の自閉弁の弁体と
の当接部を拡径できるから、自閉弁と螺子部材と
の設置位置を正確に一致させる必要がなく、洗浄
タンクの製作精度の緩和を図ることができ、製作
コストの低減も可能とされる。また本考案の洗浄
タンクは内タンク及び外タンクを備えた二重構造
となつているから、結露が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る洗浄タンクの縦
断面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は
ガイド部材82の斜視図、第4図は流動弁66の
作動説明図、第5図は異なる実施例に係る洗浄タ
ンクの底部構成を示す縦断面図、第6図は従来の
洗浄タンクの構成を示す断面図、第7図は流動弁
16の断面図である。 16,66,114……流動弁、18……内タ
ンク、20……外タンク、50……フロート弁、
52……弁座部材、68……自閉弁、70……螺
子部材、72,90……筒状部材、78,96…
…軸、80……Oリング、84……圧縮コイルば
ね、86……ストレーナ、88……袋ナツト、1
00……摘まみ、112……チユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内タンク及び外タンク二重構造を有する水洗便
    器用洗浄タンクであつて、内タンクに、外側から
    弁体が押圧されることにより開弁する自閉弁を設
    け、外タンクに、捻転操作により前後進される前
    記弁体押圧用の螺子部材を前記自閉弁とは別体に
    設けると共に、前記自閉弁の流出口を便器への連
    通口に連通せしめたことを特徴とする水洗便器用
    洗浄タンク。
JP20202185U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH0240131Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20202185U JPH0240131Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JP20202185U JPH0240131Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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Publication Number Publication Date
JPS62114961U JPS62114961U (ja) 1987-07-22
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