JPH0239951Y2 - - Google Patents

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JPH0239951Y2
JPH0239951Y2 JP1982192179U JP19217982U JPH0239951Y2 JP H0239951 Y2 JPH0239951 Y2 JP H0239951Y2 JP 1982192179 U JP1982192179 U JP 1982192179U JP 19217982 U JP19217982 U JP 19217982U JP H0239951 Y2 JPH0239951 Y2 JP H0239951Y2
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sheet
bag
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synthetic resin
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JP1982192179U
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  • Bag Frames (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、野菜等の生鮮食品、或いは生花、盆
栽等の植物の保管、運搬等に適した包装用袋容器
に関するものである。
〔従来の技術〕
商品としての野菜等の生鮮食品は、その鮮度、
外観及び衛生状態が商品価値を決める重要な要素
となる。一般商店は勿論のこと、セルフサービス
制の店舗では、商品である野菜類が買物客に触れ
られたり、陳列時に必要以上に乾燥してその鮮
度、外観を損なう場合があり、こうした不都合を
防止する目的で、商品によつてはラツプシートで
包装保護する措置が採られる。ところが、比較的
虚弱なほうれんそう、水菜、春菊を含む一般に青
物野菜と呼ばれるものは、強力に密着させるラツ
プ包装には耐えられず、また、絶えず水分を排出
したり、時には水分を補給する必要があるため、
この種のラツプ包装は不適当であり、このことは
草花木類についてもあてはまる。こうしたことか
ら、従来はこれらの野菜、植物を単に合成樹脂シ
ート製の袋に入れる方法が普及している。
通常、この種の袋は射出形成で得られた長尺円
筒状の合成樹脂シートを射出流れ方向に対して直
角方向に切断し所定長さの輪状シートを形成し、
その輪状シートの一方の切断部を溶着して袋状に
してつくられていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記した従来の袋容器には実用上いく
つかの不都合な問題がある。そのひとつに、袋の
底辺部を溶着しているため、内容物から排出され
る塵芥や外部からの埃等が排水時に袋の外に流出
せず溶着底辺部に滞留する。袋底辺部に滞留した
塵芥は不潔感を呼び、また、不衛生でもあり、こ
れが商品価値を低める原因になることもあつた。
また、収納する内容物の形状に合致した袋形状で
ないため、保管収納性が劣り、包装体としての外
観もかんばしくなかつた。更に、袋を形成する合
成樹脂材料は射出形成時の射出流れ方向に比較的
裂けやすく、袋状にした場合縦方向に容易に破れ
ため、強度の点から耐用性、運搬性に問題があつ
た。
本考案は、上記した従来の問題点を解決したも
のであり、野菜等を収納する袋体の底辺部に塵芥
等が滞留することなく清潔感を伴う衛生的な保存
状態を維持でき、また排水性乃至補水性に優れた
構造を有し、且つ収納内容物の外形に略々合致し
た形状を有し、これにより包装時の外観と保管収
納性が向上すると共に、強度が高く耐用性が優れ
た包装用袋容器を提供するとを目的としたもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、逆台形
状のシート部1aの短辺2aを線対称として台形
状のシート部1bを一体に形成する合成樹脂製素
材シート1cの平行状の対辺である長辺4aと短
辺2aを、射出成形で連続的に製造される透明合
成樹脂シート8のシート射出流れ方向Lに対して
適宜の角度θをなすように裁断して形成し、上記
シート部1a,1bの短辺2aの折り返し部を底
辺2としてシート部1aとシート部1bを折り重
ね、両側が下に向かつて収束するテーパ形状3
a,3aの両側辺3,3を接続して長辺4aに開
口部4を有する逆台形状の袋体1を形成し、この
袋対1の折り返し部の底辺2の両側角部に切欠穴
5,5を設けた構成を採用した。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に従つて詳述すると、第
1図は本考案の一実施例による包装用袋容器の斜
視図、第2図は本考案の他のの実施例による包装
用袋容器の斜視図、第3図は同じく袋容器の展開
裁断状態の概略を示す平面図、第4図は同じく袋
容器の使用状態を示す説明図である。
図面において、1は二重に重ね合わせた透明な
シート材料で形成された袋体である。この袋体1
は1枚のシート部1aとシート部1bを二つ折り
に重ね合わせ、これによる短辺2aの折り返し部
分を底辺2として両側辺3,3を熱溶着等の手段
により接着し、上辺(長辺)4aのみ開放して開
口部4を形成てなる。袋体1の形状は、図示のよ
うに、両側辺3,3が底辺2に向かつて収束する
テーパ状3a,3aにして全体を逆台形を呈して
いる。更に、袋体1は折り返し部である底辺2の
両端部、即ち、底辺2と両側辺3,3が交わる角
部を切り落して形成した切欠穴5,5を有してい
る。
以上が本考案の包装用袋容器の基本構成であ
る。ここでは、袋体1を形成する透明合成樹脂製
シート1cの材質を特に限定しないが、光沢があ
り比較的強度、透明度の高いポリプロピレン等の
合成樹脂材料が好ましい。
本考案の他の実施例を示す第2図の包装用袋容
器では、第1図における袋体1を構成する表裏2
枚の透明状のシート部1aとシート部1bの中央
部近傍に適宜数の通気孔6,6…を設けている。
更にまた、上辺の開口部4の近傍に少なくとも1
つの吊下孔7を設けている。
上記のように本考案の包装用袋容器は、1枚の
透明シート部1aとシート部1bの底辺2で折り
返して形成しているが、シート射出成形機からつ
くり出される樹脂シートを無思料に裁断して袋体
1を構成するシート材料を得ているのではない。
通常射出流れ方向(第4図の矢印)に直交する引
張力に弱い樹脂シート8から本考案の袋容器の袋
体1を展開した形状の素材シート1cを裁断する
場合に、袋体1の開口部4を形成する長辺4a,
4a、短辺2a及びテーパ状3a,3aが樹脂シ
ート8の射出流れ方向(矢印)に対してある角度
とθをなすようにして素材シート1Cを得る。こ
の傾斜角度θは特に限定しないが、材料取りの効
率と素材シート1cに要求する引張強度との兼合
いを考慮して決定すればよい。
次に、上記実施例における包装用袋容器の作用
について説明する。
第4図は本考案の包装用袋容器に野菜を収容し
た状態を示したもので、第1図又は第2図の袋体
1の開口部4を開放して野菜を投入すると、逆台
形状の袋体1は大抵の青物野菜の外郭に近い逆円
錐形状に広がる。この時、底辺2の両側端に設け
た切欠穴5,5が大きく開き底辺2を広げるため
比較的安定性のよい底面が形成されると共に、円
筒状に膨らむ従来の袋容器のような余分な角度分
がはみ出た状態になることもなく至つて体裁が良
くなる。底辺2の両側端の切欠穴5,5は内容物
が排出する水を効果的に流出させ、補水時にあつ
ても水はけがよい。更に、この底辺2に溶着部分
がないので、内容物に付着していた塵芥等は切欠
穴5,5から排出される水と共に外部に流れ底面
部分に残留することはない。然も、溶着部分が底
辺2に設けていないので、重量物を投入した場
合、或いは運搬時に底が抜ける等の危険性が減少
する。
また、袋体1をポリプロピレン等の透明度、光
沢度の高いシート材料で形成することで、店頭内
の照明が袋体1に照射して内容物の色彩がひとき
わ鮮かに映える。
更に、第2図のような通気孔6,6…を袋体1
の適宜個所に穿設することで、排水、補水時に水
の渡りが効果的に行なえ、また、比較的高温下で
は蒸れを防ぐ作用が働く。上辺の開口部4の近傍
に吊下孔7,7を設けると吊下金具9等に掛ける
留めておける。
また、本考案の袋容器は、第3図に示すよう
に、袋体1の素材シート1cが射出成形時に射出
流れ方向に対して斜行するように裁断したので、
逆台形状の袋体1にしてその両側辺3,3で溶着
することによつて樹脂シートが本質的に持つ引張
強度の弱い方向性をなくすことができる。
〔考案の効果〕 以上詳述したように、本考案によれば野菜等の
生鮮食品、花、鉢植等の植物の外郭に合わせた形
状で袋容器を形成することができるので体裁よ
く、保管収納性がよく、また、底面両側端に内容
物を入れた場合に大きく広がる切欠穴を設けてい
るため排水性が優れているため野菜等の内容物が
水枯れ乃至水負けしたりすることがなく保存性が
高まり鮮度を長時間維持することが可能となる。
更に、袋容器の底面に溶着部分を持つていないた
め、上記排水性がより向上すると共に、内容物に
付着していた塵芥等が底面に滞留することもなく
排水と共に流出するため商品価値を高める清潔感
を保つことができ、且つ衛生的でもある。また、
本考案の袋容器は射出シート材料から袋体シート
素材を引張強度が弱い方向性をなくすように裁断
して形成しているので、強度が高く耐用性が飛躍
的に向上し、底面部に溶着部分を持つていないこ
とも強度の向上に寄与している。
袋容器の側面部に通気孔を設ければ、生鮮食品
等の鮮度の維持に効果を示し、袋容器としてポリ
プロピレン等の透明度が高く、光沢のある材料で
構成すれば、上記のように維持できる鮮度が倍増
して視覚的に確認できるため適用する野菜、花等
の商品価値を高くする。このように、本考案の包
装用袋容器は各種商品の袋容体として優れた効果
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示した
もので、第1図は本考案による包装用袋容器の斜
視図、第2図は本考案の他の実施による包装用袋
容器の斜視図、第3図は本考案の包装用袋容器の
展開裁断を説明する概略図、第4図は使用状態図
である。 1……袋体、1a,1b……シート部、1c…
…素材シート、2……底辺、2a……短辺、3…
…側辺、3a……テーパ状、4……開口部、4a
……長辺、5……切欠穴、8……合成樹脂シー
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 逆台形状のシート部1aの短辺2aを線対称と
    して台形状のシート部1bを一体に形成する合成
    樹脂製素材シート1cの平行状の対辺である長辺
    4aと短辺2aを、射出成形で連続的に製造され
    る透明合成樹脂シート8のシート射出流れ方向L
    に対して適宜の角度θをなすように裁断して形成
    し、上記シート部1a、1bの短辺2aの折り返
    し部を底辺2としてシート部1aとシート部1b
    を折り重ね、両側が下に向かつて収束するテーパ
    形状3a,3aの両側辺3,3を接続して長辺4
    aに開口部4を有する逆台形状の袋体1を形成
    し、この袋体1の折り返し部の底辺2の両側角部
    に切欠穴5,5を設けたことを特徴とする生鮮食
    品、植物等の包装用袋容器。
JP19217982U 1982-12-21 1982-12-21 生鮮食品.植物等の包装用袋容器 Granted JPS5996182U (ja)

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