JPH0239878B2 - - Google Patents

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JPH0239878B2
JPH0239878B2 JP58119221A JP11922183A JPH0239878B2 JP H0239878 B2 JPH0239878 B2 JP H0239878B2 JP 58119221 A JP58119221 A JP 58119221A JP 11922183 A JP11922183 A JP 11922183A JP H0239878 B2 JPH0239878 B2 JP H0239878B2
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JP
Japan
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wiring
hole
ceramic substrate
layer
thin film
Prior art date
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JP58119221A
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English (en)
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JPS6010698A (ja
Inventor
Toshihiko Watari
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0239878B2 publication Critical patent/JPH0239878B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 本発明はコンピユータなどに用いられる高速高
密度多層配線基板に関する。
従来技術 この種の従来の基板は、電源配線のため印刷さ
れた厚膜導体ペーストおよびスルーホールを有す
るアルミナグリーンシートが積層・焼結された多
層セラミツク基板である。この基板の表面には、
薄膜技術により信号配線層が形成される。
この種の基板の詳細は刊行物「プロシーデイン
グス・1982・32 エレクトロニク コンポーネン
ツ・コンフアレンス(Proceedings 1982 32nd
Electronic Components Conference)」の第1
−6頁所載の論文「高速スイツチングVLSIチツ
プのためのセラミツク・キヤパシタ基板(“A
Ceramic Capacitor Substrate for High Speed
Switching VLSI Chips”)」を参照できる。
薄膜技術は、厚膜印刷技術と比較して薄膜技術
による場合が微細な配線を容易に形成することが
でき、従つて同一密度の配線を形成する場合には
薄膜技術の方が信号配線層数を少なくできる。
一方、微細な配線を形成するためにはその母体
となるセラミツク基板の表面は極めて高い平滑性
が要求される。これは、主に薄膜配線のパターン
焼付がフオトリソグラフイを用いて行なわれるた
め基板の表面に凹凸が存在すると解像度が劣化し
微細パターンの焼きつけが不可能となるからであ
る。しかし、一般に内部にスルーホール配線を有
するセラミツク基板においてはスルーホール配線
の形成時に導体ペーストをつめ込み印刷する工程
が加えられるため、焼結後の基板表面は特にスル
ーホール配線部分に凹凸が発生しており、従つて
上に述べた理由によりその表面に微細配線を形成
しにくいという欠点がある。
発明の目的 本発明の目的は上述の欠点を除去し、より少な
い信号配線層数で高密度多層配線基板を提供する
ことにある。
発明の構成 本発明の基板は、内部に電源配線層と表裏を貫
通接続するスルーホール配線とを含み、かつ、裏
面に複数の端子を有し、表面に研削により露出さ
せ保護導体膜をメツキした前記スルーホール配線
の露出部を有するセラミツク基板と、 前記基板の表面上に形成されたスルーホール配
線露出部以外を覆うように形成された第1の絶縁
層、この第1の絶縁層上において前記スルーホー
ル配線露出部に接続するように形成された第1の
導体層、前記第1の導体層の上にさらに重ね合わ
せ形成された複数の絶縁層および導体層よりなる
多層配線層とを含む。
発明の実施例 次に本発明について図面を参照して詳細に説明
する。
本発明に係る多層配線基板を構成するセラミツ
ク基板を示す第1図を参照すると、セラミツク基
板1は、第1の電源配線層101、第2の電源配
線層102、表面103、端子104、第1のス
ルーホール配線105、第2のスルーホール配線
106、第3のスルーホール配線107、保護金
属膜でおおわれたスルーホール配線の表面露出部
108、およびそれぞれセラミツク基板1を製造
する過程で積層されるグリーンシート109−1
11から構成されている。
第1図に示すセラミツク基板1は次のようにし
て製造される。すなわち、アルミナグリーンシー
ト109,110および111のそれぞれにスル
ーホール105,106および107のための穴
がパンチされる。次にそれぞれのシートのパンチ
されたスルーホールにタングステンを主成分とす
る厚膜導体ペーストが印刷によりつめ込まれる。
さらに、グリーンシート109の表面には、第1
の電源配線層101が印刷され、かつ裏面には端
子104を形成するためのパツドが印刷され、グ
リーンシート110には表面に第2の電源配線層
102が印刷される。次に、グリンシート109
〜111のそれぞれが位置を合わせて積層され、
プレスにより各層がはりあわされ、しかる後にこ
のグリーンシート積層体が1500℃〜1600℃の還元
雰囲気の焼成炉内で24〜40時間焼成される。この
工程によつて各グリーンシート109〜111は
一体化されてセラミツク基板1となり、各導体ペ
ーストは電源配線層101および102およびス
ルーホール配線105,106および107とな
り、端子104のうちの電源端子のそれぞれと各
電源配線層との相互電気的接続および端子104
のそれぞれとスルーホール配線の表面露出部との
電気的導通接続が行なわれる。このようにして得
られたセラミツク基板1の表面にはスルーホール
配線107の表面露出部108が形成されてい
る。スルーホール配線107は前述のように導体
ペーストをつめ込み印刷した後に焼成しただけの
状態であるから、表面の凹凸がはげしい。従つ
て、焼成後セラミツク基板1の表面が研磨され
る。これによつてスルーホール配線を含めた基板
表面の凹凸は滑らかとなり、次に述べる基板表面
上での信号配線の形成が容易となる。
第2図は、本発明に係る多層配線基板の断面を
示す図である。第2図においてセラミツク基板1
上に形成されたポリイミド多層配線層2は、第1
ポリイミド絶縁層201、第2ポリイミド絶縁層
202、第1ヴイアホール配線203、第1薄膜
配線層204、第2ヴイアホール配線205、お
よび第2薄膜配線層206から構成されている。
ポリイミド多層配線層2はその表面に搭載される
複数個のICチツプ相互を接続するための信号配
線、前記複数個のICチツプの信号線および電源
端子と多層配線基板の端子104とを接続するた
めに前記セラミツク基板1の表面に形成されてい
る。第1ヴイアホール配線203は前記セラミツ
ク基板1のスルーホール配線の表面露出部108
のそれぞれと第1薄膜配線層204内の配線のそ
れぞれとの接続を行なうために設けられている。
第2ヴイアホール配線205のそれぞれは第1薄
膜配線層204内の配線のそれぞれと第2薄膜配
線206の配線のそれぞれとを接続するために設
けられている。ポリイミド多層配線層2において
絶縁層材料にポリイミドが用いられている主な理
由は2つある。第1の理由は次のようである。す
なわち、セラミツク基板1が上述のように配線材
料にタングステンを用いたものである。したがつ
て、基板1の表面に絶縁層を形成するとき、高い
温度を印加するとスルーホール配線の表面露出部
108の保護膜自身の配化あるいはスルーホール
導体であるタングステン中への保護膜金属の拡散
によりコンタクト抵抗が増大する。このため、第
1ヴイアホール配線203を形成したときの電気
的接触が困難になる。ポリイミド材料ならば形成
のための温度が300℃〜400℃と低く、上記の問題
を回避できる。第2の理由は次のようである。本
発明に係る多層配線基板は主としてコンピユータ
のような高速度が要求される装置に用いられる。
この場合、多層配線基板上に搭載されるICチツ
プの高速化と相俟つて接続信号配線にも高速性が
要求される。従つて、無機材料と比べて比誘電率
の低いポリイミドなどのような有機高分子材料を
用いることが有効である。信号配線の単位長あた
りの信号伝搬速度tdはtd=√/C(εr:絶縁材
料の比誘電率、C:光速≒3×1010cm/s)で表
わされるが、例えばアルミナのような無機材料を
絶縁層として用いた場合には、信号伝搬速度はεt
≒9.5であるからtd=√9.5/3×1010=0.1ns/cm
である。しかし、ポリイミドのような有機材料を
用いた場合はεr=3.5であるからtd=√3.5/3×
1010=0.06ns/cmとなり伝搬速度を40%改善する
ことができる。ポリイミド多層配線層2において
配線層204および206の配線およびヴイアホ
ール配線203および205は全て薄膜配線を用
いて形成されている。薄膜配線の第1の特徴はフ
オトリングラフイーによるパターン形成が可能な
ため極めて微細な配線を形成できることである。
第2の特徴は配線形成工程が下地金属のスパツ
タ、導体のメツキ・エツチングといつたような高
温処理を一切必要としないためセラミツク基板1
内部および表面の導体に影響を与えずかつポリイ
ミド絶縁層にも高温による劣化を及ぼすことがな
い。このため、容易に有機絶縁膜上に導体パター
ンを形成できる。
以上に述べたように電源配線と多数の端子およ
びこれらの端子に接続された多数のスルーホール
配線を含むセラミツク基板の表面にポリイミド絶
縁層と薄膜配線層よりなる多層配線を施して製造
された多層配線基板は高密度かつ高速度の特徴を
併せ備えており、光速性の要求されるコンピユー
タなどの多層配線基板として最適なものである。
本発明は、このような秀れた多層配線基板を製
造する場合のポイントとなるセラミツク基板のス
ルーホール配線とポリイミド多層配線層内の配線
との組み合わせにおいてセラミツク基板1の表面
を平滑にした構造とする。これによつてセラミツ
ク基板1の表面上での微細薄膜配線の形成を容易
にしている。すなわち、セラミツク基板1の表面
を焼成後研磨し、セラミツク表面を滑らかにする
と同時に第1図に示すようにスルーホール配線1
07をも表面上で平担になるように露出させ、さ
らにスルーホール配線の露出部108を薄い金属
保護膜メツキした構造とする。このような構造と
することにより、セラミツク基板1とポリイミド
多層配線層2との組み合わせにおいて微細配線の
形成を容易ならしめ、かつスルーホール配線10
7とヴイアホール配線203の接続を確実ならし
めることができる。
発明の効果 本発明には、内部にスルーホール配線を含むセ
ラミツク基板の表面を研磨しスルーホール配線の
露出部を平担にし、かつ、金属保護膜で覆つた構
造とすることにより、表面上に高密度の配線の形
成を確実かつ容易にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るセラミツク基板を示す
図、および第2図は本発明の一実施例を示す図で
ある。 第1図および第2図において、1……セラミツ
ク基板、101……第1の電源配線層、102…
…第2の電源配線層、104……端子、105…
…第1のスルーホール配線、106……第2のス
ルーホール配線、107……第3のスルーホール
配線、108……スルーホール配線表面露出部、
2……ポリイミド多層配線層、201……第1ポ
リイミド絶縁層、202……第2ポリイミド絶縁
層、203……第1ヴイアホール配線、204…
…第1薄膜配線層、205……第2ヴイアホール
配線、206……第2薄膜配線層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導体配線層と複数個のスルーホール配線と複
    数個の端子とを含み、表面を研削して前記スルー
    ホール配線を露出させかつ前記露出したスルーホ
    ール配線表面を薄い金属保護膜で覆つた構造のセ
    ラミツク基板と、 前記セラミツク基板の表面上において前記スル
    ーホール配線のそれぞれと接続するようにつみ重
    ね形成された有機高分子材料と薄膜導体配線を有
    する配線層とを含むことを特徴とする多層配線基
    板。 2 内部にスルーホール導体を含むセラミツク基
    板の表面を研削する第1の工程と、 前記研削後露出したスルーホール導体の表面に
    薄い金属保護膜を形成する第2の工程と、 前記セラミツク基板の表面において前記露出し
    たスルーホール導体の表面以外の部分に有機高分
    子材料よりなる絶縁膜を塗付する第3の工程と、 前記絶縁膜上において前記スルーホール導体と
    接続するように薄膜配線を形成する第4の工程と
    を含むことを特徴とする多層配線基板の製造方
    法。
JP11922183A 1983-06-29 1983-06-29 多層配線基板およびその製造方法 Granted JPS6010698A (ja)

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