JPH0239876A - タバコ代替物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、タバコの香味を有し、且つニコチン含有量
の極めて少ないタバコ代替物に関する。

（従来の技術） 従来のタバコ代替物としては、単に薬草等の植物を処理
して青くさみを取り乾燥させただけのものが存在してい
たが、従来のタバコとは異なった香味のため一般人がな
じめないという欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、従来から提案されているタバコ代替物が香味
の点で一般人に受は入れられないという欠点を除去し、
タバコの香りを有しつつもタバコによる害をほとんどな
くしたタバコ代替物を提供することを目的とする。

（問題を解決するための手段） 本発明の構成を、主成分としてアロエを用いた場合につ
いて説明する。

アロエはユリ科の植物でその葉は古くから、内服薬、外
用薬として病気治療のために用いられ、また美容にも効
果がある。アロエは元来が熱帯地方に自生する多年性の
多肉植物で、茎は高さ２０ｃＩＩ＋から６ｍに達するも
のもあり、葉は集土じて細長く、肉が厚く、汁を含み、
へりはとげ状になって先はとがっている。日本で栽培さ
れているのは葉の細いキダチアロエである。キダチアロ
エは非常に栽培しやすく砂と土とを半々にまぜた水はけ
のよい土に、親株からとった脇部をさすと、どんどんふ
える。芽からタバコ代替物に適した大きさの葉になるま
でにだいたい１ケ月近くかかる。

アロエを使った食品、薬品、化粧品は多々存在するがア
ロエを使ったタバコ代替物はまだ市場に見当らない（上
屋書店発行「驚異のアロエ療法」の口絵参照）。そこで
発明者はアロエによるタバコ代替物を作るべく以下の如
く実験を試みてみた。

実験に使ったアロエはキダチアロエであるが、本願発明
のアロエはキダチアロエに限られない。

まずタバコ代替物に用いるアロエは長さ３０ｃｍ、幅３
．５ｃｍ＜らいに成長した葉が適当である。小さい葉で
作ったときは、前述した大きさの葉のときよりもおいし
くないことがわかった。葉を切る市にはとりたてて濃厚
食塩水等で洗う必要がなく。

ｍに水洗いをしてその水をふきとるだけでよい。

逆に、葉を切る前にａ厚食塩水等で洗ったり、もんだり
すると葉が柔かくなりすぎて切りにくいのでしない方が
よい。

葉を切るときは葉を横に細く切るのではなく、まず葉を
約３ｃｍの長さに切ってしかる後に葉の長さ方向に細く
切るとよい。葉を横方向に細く切ると葉が乾いたときに
丸まってしまい紙で巻きにくくなる。縦方向に切るとそ
のようなことはなく、却って火つきがよく火の通りもよ
くなる。逆に横に切った葉はパイプ用に向いている。

葉を細断した後にその葉を水にほんの短い時間つけてす
ぐに上げて手で絞る。こうすることによって葉の乾燥が
速くなるという効果がある。

葉を切るとき葉の両脇に付いているとげをつけておいて
も味の点では変わらない。しかし、とげを取ってお番プ
ば乾燥させた後、葉をもむときに邪魔にならない。

葉の内部のゼリー状の葉肉はとらなくてよい。

葉肉を皮に付けたままにしておくと、葉が適度な湿り気
を帯びることとなり、吸ったときの味がタバコに近くな
る。葉肉を特に別の用途（治療・美容用）に使いたいと
きは、アロエの葉の皮と葉肉とを分離させ、皮だけを材
料にしてもよい。

細断したアロエの葉は、ざるかござの上に平らに広げて
乾燥させる。単に水洗いした葉の乾燥には、天日だと２
日間、陰干しだと１０日間必要である。水づけした後に
３手絞りした葉の乾燥に必要な期間は、天日で半日です
む。天日干しと陰干しを比べると天日干しの方がアロエ
の持つ成分が保持されるから良い。乾燥した葉を手でも
むと葉の繊維が柔らかくなり紙に巻きやすくなる。

このように製造した乾燥アロエ葉の表面に液状の接着剤
を吹き付ける。接着剤としてはカゼイン、カラギーナ、
ふのり、澱粉等が用いられるがこれに限定されるもので
はない。

その後、接着剤が乾燥する前にタバコを主成分とする粉
末をまんへんなくアロエ葉に吹き付け、・：り燥して固
着する。

タバコを含む粉末には、タバコのみの粉末のほか、タバ
コを主成分とし薬草等の粉末を混ぜあわせたものも含む
。

以上の実施例は植物としてアロエ葉を用いたものを示し
たが、本発明はこれに限定されるものでなく、種々の植
物、例えばハーブ等の薬草、あるいは桜の葉等を用いる
ことができる。

また、タバコの粉末を植物に付着する方法としては、タ
バコの粉末と前述した接着剤とをあらかじめ混ぜあわせ
、それを植物に吹き付けて接着する方法でもよい。その
他にも接着方法は考えられるが、要するに粉末のタバコ
が飛び散らない接着方法であれば良いのである。

（効果） 本発明は以上のような構成であって、薬草を主成分とし
た場合には薬草を体内に取り入れることにより、薬草効
果を得ることができる。薬草以外の植物を用いた場合に
は薬草効果はないがニコチンの量を極めて少なくするこ
とができる。

また、タバコの粉末がまぶしであるのでタバコの香味を
有し、タバコを吸う者が容易になじむことができる。

更に、本発明の用いるタバコは粉末であって刻んだもの
ではない。ここに本発明の大きな特徴があり、刻みタバ
コを用いる場合にはその量が余りに少ないときはタバコ
と植物の煙が平均して混じらずタバコの香味にむらが生
じることになる。だからといって刻みタバコの量を増や
せばそれだけニコチンの量が増えるので健康上問題が生
じる。

本発明ではタバコは粉末なので、その量を少なくしても
薬草にまんべんなくまぶされるから、本発明の製品を吸
ったときにタバコの香味にむらがなくタバコの量が少な
くてもタバコの香味を味わえるという効果を生じる。し
かも、粉末のタバコは接着剤で薬草に固着されているの
で、粉末タバコが飛び散ったり、肺の中に吸い込まれる
おそれがないという効果を奏する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 細かく刻まれ且つ乾燥した植物の表面に少なくともタバ
   コを含む粉末をまぶしてその粉末を前記植物に接着して
   成るタバコ代替物