JPH0239828B2 - - Google Patents

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JPH0239828B2
JPH0239828B2 JP57123395A JP12339582A JPH0239828B2 JP H0239828 B2 JPH0239828 B2 JP H0239828B2 JP 57123395 A JP57123395 A JP 57123395A JP 12339582 A JP12339582 A JP 12339582A JP H0239828 B2 JPH0239828 B2 JP H0239828B2
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JP
Japan
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coin
coins
signal
section
denomination
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Hideaki Matsushita
Sanefumi Arisaka
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Glory Ltd
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Glory Ltd
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    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D5/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of coins, e.g. for segregating coins which are unacceptable or alien to a currency
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D3/00Sorting a mixed bulk of coins into denominations
    • G07D3/12Sorting coins by means of stepped deflectors
    • G07D3/121Sorting coins by means of stepped deflectors arranged on inclined paths
    • G07D3/123Sorting coins by means of stepped deflectors arranged on inclined paths the coins being deflected off rails
    • G07D3/125Sorting coins by means of stepped deflectors arranged on inclined paths the coins being deflected off rails by moving deflectors
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D3/00Sorting a mixed bulk of coins into denominations
    • G07D3/16Sorting a mixed bulk of coins into denominations in combination with coin-counting

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、硬貨選別計数機における硬貨回収
装置に関する。 ところで、ホツパに収納されている複数金種の
硬貨を、金種別に選別するための選別部に傾斜円
板を介して放出することにより、硬貨を金種別に
選別して計数するようにされた硬貨選別計数機に
おいては、設定放数で硬貨の選別計数を停止する
方式として、通路上に停止用のピンを突出させ、
傾斜円板から放出された硬貨(設定枚数以後の硬
貨)を停止させる方式がある。しかし、この方式
においては、通路上をベルトなどで強制的に搬送
させているものであれば、ベルトを反対方向に回
転させなければならず、傾斜円板の放出口で硬貨
が逆送されて来るため、硬貨が詰つてしまう場合
があつた。また、通路上を硬貨自体で転動させる
方式でも、単に通路上に停止用のピンを突出させ
るだけであれば、停止させられている硬貨を強制
的に回収させる機構がないため、オペレータが手
で回収しなければならないといつた欠点があつ
た。よつて、この発明の目的は、設定枚数計数し
た時などに、以後の転動硬貨を通路上から除去し
てホツパで自動的に回収するようにした硬貨選別
計数機における硬貨の回収装置を提供することに
ある。 以下この発明を説明する。 第1図は複数金種の硬貨を選別分類する硬貨選
別装置として、この発明を適用した場合の一例を
示すもので、斜めに設置される硬貨通路1は、第
2図に断面を示すようにやや後傾して設けられ、
その通路面1aの背側には硬貨Cの外径のほぼ半
分程度の高さを有する背壁部2があり、前方は開
放されたままで、その上縁1bは硬貨Cが落ち易
くするため削落されている。そして、硬貨通路1
の前部側には、大きさにより選別される金種別硬
貨Cを下方に導くシユート3A,3B,3C,3
Dが設けられており、各シユート3A〜3Dに対
応する硬貨通路1の上方には、該通路1と平行し
軸受4,4により支承された軸5により、硬貨停
止掻落しローラ6A,6B,6C,6Dがそれぞ
れ第2図の矢印方向にモータM2によつて回転駆
動されるように配設されている。この硬貨停止掻
落しローラ6A,6B,6C,6Dが本発明の形
状選別部の一例となる。硬貨停止掻落しローラ6
A〜6Dは、硬貨通路1の上流側の外径が下流側
の外径よりも小さいテーパ状のローラとなつてお
り、そのテーパ、すなわち小径側と大径側との半
径の差Rはそのローラにより選別すべき硬貨Cの
外径の誤差範囲であり、かつ少なくとも大径側で
は硬貨通路1の通路面1aまでの間隔が、硬貨C
の外径よりも小となるように配設されている。ま
た、第2図に示すように軸5の軸心は、背壁部2
の通路面1a側の延長上に設けることが硬貨Cの
上端を前方にはじくに効果的であり、この場合、
ローラ6は少なくとも周面をゴム等の弾性材で形
成することが望ましい。さらに、硬貨通路1の上
流側には、混在硬貨を順次硬貨通路1上に送出す
る硬貨給送装置7が設けられている。この硬貨給
送装置7は、やや後傾した姿勢により矢印方向に
モータM1によつて回転駆動される回転板8を有
し、この回転板8の表面周縁部に配設されたU字
状の切欠9,9…により、混在硬貨を貯留部して
いるホツパ10内から混在硬貨を掬に上げて通路
1に送り出すようになつている。 一方、硬貨停止掻落しローラ6A〜6Dの上方
には開閉可能なカバー11が設けられており、こ
のカバー11は把手12により開閉され、その開
閉状態はリミツトスイツチ13によつて検知され
るようになつている。また、硬貨給送装置7から
硬貨停止掻落しローラ6Aに至る硬貨通路1、背
壁部2には、所定時に硬貨をホツパ10に回収す
るための硬貨回収機構20と、硬貨通路1を転動
する硬貨Cの金種、真偽等を検出するための硬貨
検出部30と、所定時に硬貨を背面壁2との間に
挾んで転動を停止して保持するための硬貨保持機
構40とが配設されている。これら硬貨回収機構
20、硬貨検出部30及び硬貨保持機構40に関
しては後述する。 ここで、硬貨の給送の様子を説明する。 硬貨給送装置7のホツパ10内に混在硬貨を投
入し、次いで硬貨停止掻落しローラ6A〜6Dを
矢印方向に回転駆動すると、ホツパ10内の硬貨
Cは回転板8の切欠9,9…に掬われて硬貨通路
1上に送出される。送出された硬貨Cは硬貨通路
1の通路面1a上を転送し、硬貨回収部20、硬
貨検出部30及び硬貨保持部40を経て、その硬
貨Cと対応するシユート3A〜3Dのうちのいず
れかの直上に至ると、そのシユートに対応して設
けられた硬貨停止掻落しローラ6A〜6Dの周面
の小径側と、大径側とのほぼ中間点に硬貨Cの上
端が当つて停止させられると同時に、そのローラ
の回転により硬貨Cの上端が前方側に蹴られる。
これにより、硬貨Cは通路面1aの下端が支点と
なつて前傾され、そのため硬貨Cは通路面1aの
前縁1bから外れてシユート3内に落入する。 一方、第3図は硬貨回収機構20、硬貨検出部
30及び硬貨保持機構40の概略構造を示す図で
あり、硬貨回収機構20は背壁部2に明けられた
長形状の回収窓21を有し、作動時にこの回収窓
21から突出するように軸23を支点として回動
する回収片22を具備している。そして、この回
収片22はソレノイド24とプランジヤ25を介
して結合されており、ソレノイド24の作動によ
つて回収片22は定常時には破線の如く背壁部2
の内側に位置するようになつており、硬貨Cを回
収する時に背壁部2の回収窓21から突出して、
回収片22の側面との衝突によつて転動してくる
硬貨Cをホツパ10に回収するようになつてい
る。 また、硬貨検出部30は背壁部2の上面に後述
するような構造のイメージセンサ31を有し、こ
のイメージセンサ31と対向する背壁部2の後面
にランプ等の光源32を有しており、光源32か
らの光は背壁部2に設けられている透過穴33を
経てイメージセンサ31に達するようになつてい
る。また、透過穴33の近傍には、転動してくる
硬貨Cの材質を検出するための材質センサ34が
背壁部2の後面に配設されており、光源32の近
傍には後述するクリーニング機構50が配設され
ている。それ故硬貨回収機構20の回収片22
は、硬貨検出部30の設置域上流近傍位置の通路
部内へ突出することになる。 ここで、硬貨検出部30の光電変換手段として
1次元イメージセンサを用いた実施例について図
面を参照して説明すると、第4図及び第5図に示
すように、硬貨通路1に硬貨Cが傾斜回転板8に
より放出され、矢印Aの方向に転動される。そし
て、背壁部2には方形状の透過穴33A,33B
が一直線状に設けられ、穴33A,33Bの下方
には平行光PLを発する光源32が設けられてい
る。また、穴33A,33Bの上方には、光源3
2から出て穴33A,33Bを通つた光を受ける
ようにして1対のイメージセンサ31A,31B
が設けられている。イメージセンサ31A,31
Bは基板35に取付けられ、通路面1aから背壁
部2の中央部に向けて硬貨の搬送方向Aとは直角
の方向に延びるように、かつ互いに整列するよう
に配置されている。なお、基板35は保持壁36
A,36Bに固定されており、イメージセンサ3
1A,31Bは硬貨の中央部に対面する位置を避
けるようにして設けられている。これは、5円硬
貨及び50円硬貨のように中央部に穴を有する硬貨
が通過する場合、硬貨の穴を通つた光がイメージ
センサ31A,31Bによつて受光されることが
ないようにするためである。しかして、イメージ
センサ31A,31Bはそれぞれたとえば512個
のフオトダイオードを直線状に配列したフオトダ
イオードアレイ(以下、PDAとする)で成り、
各フオトダイオードの受光量に応じた電気信号、
すなわち遮光されているときはたとえば「L」レ
ベル、遮光されていないときはたとえば「H」レ
ベルの信号を走査順にシリアルに出力する。な
お、この実施例では、イメージセンサ31A,3
1Bの各中央部寄り端部から外側端部に向かう順
に走査が行なわれるようになつている。また、イ
メージセンサ31A,31Bは、硬貨の搬送時に
少なくとも8個のフオトダイオードには光が当る
ように、背壁部2の両端内にその端部が埋設され
ている。 一方、硬貨Cの流れの向きに関して、イメージ
センサ31A,31Bよりもやや上流側に周知の
材質センサ34が配置されており、この材質セン
サ34は、たとえば通過する硬貨に近接して配置
された1次コイル及び2次コイルを有し、通過す
る硬貨の材質(磁気的性質)と、1次コイル及び
2次コイルに対面している硬貨の面積とによつて
変わる電圧信号を出力する。すなわち、同じ材質
の硬貨であつても、第4図の破線34で囲まれる
領域のように完全に硬貨で占められているとき
と、部分的にのみ占められているときとでは出力
電圧値が異なり、また、5円硬貨や50円硬貨のよ
うな硬貨の穴の部分によつて、全体的又は部分的
に破線34の領域が占められている場合にも出力
電圧値が異なる。このため、イメージセンサ31
A,31Bによつて硬貨の径を判別するタイミン
グで、硬貨の材質を判別するようにしている。こ
れに関しては後に詳述する。 次に、クリーニング機構50について説明する
と、第6図に示すように逆L字状に曲折された作
動部材51を有し、その水平片の下面にはスポン
ジ、布、毛等の柔らかい材料で成るクリーニング
材52が取付けられており、作動部材51は垂片
の下方に配置された軸53を支点として図示D1、
D2方向に回動するようになつている。また、垂
片の中途部には長形状の係合穴51Aが設けられ
ており、この係合穴51Aに係合する駆動ピン5
6を配設された駆動円板55がモータM3の駆動
軸57を介して回転されるようになつている。そ
して、駆動円板55が図示の方向に回転すると、
駆動ピン56及び係合穴51Aとの係合作用によ
り作動部材51が図示のD1、D2の方向に往復動
するようになつている。なお、作動部材51の下
部にはL字状に曲折された係合片51Bが設けら
れており、この係合片51Bに係合するようにリ
ミツトスイツチ54が配設され、作動部材51の
往復動の回数を、つまりクリーニング回数計数す
るようになつている。 さらに、硬貨保持機構40は、転動される硬貨
Cの表裏面を保持部41Aで背壁部2との間に挾
持して押圧するための押圧片41を有し、この押
圧片41は軸42を介して作動片43に結合さ
れ、作動片43は軸44を支点として回動される
ようになつている。また、作動片43の一端はブ
ツシユ型のソレノイド45のプランジヤ46に結
合されており、他端と押圧片41とはスプリング
47によつて結合されている。そして、この硬貨
保持機構40はソレノイド45が駆動されていな
い場合には、破線のようにプランジヤ46が引込
んで作動片43が軸44を支点として回動するこ
とにより、作動片43と軸42で結合された押圧
片41が上方に押上げられることにより、背壁部
2と保持部41Aとの間に間隙が形成され、その
間を硬貨Cが転動するようになつている。また、
ソレノイド45が駆動された場合には、保持部4
1Aが背壁部2側に移動されることにより、保持
部41Aと背壁部2との間の硬貨Cを押圧して保
持するようになつている。 一方、第7図はこの発明の制御系を示すブロツ
ク図であり、全体の制御を行なうCPU(Central
Processing Unit、又はMicro−Processor
Unit)、プログラム等を記憶するROM(Read
Only Memory)101及びRAM(Random
Access Memory)102を有し、モータM1〜
M3はモータ駆動部103を介して駆動されるよ
うになつている。また、ソレノイド24及び45
はソレノイド駆動部104を介して駆動され、計
数された金額等を表示するための金額データ表示
部105、異常や事故を生じた時に警報を発する
警報器106を有し、材質センサ34及びイメー
ジセンサ31からの信号は後述する第8図の判別
処理部200で処理されるようになつており、光
源32は駆動部107を介して発光されるように
なつている。さらに、スタートスイツチ111、
クリアスイツチ、ストツプスイツチ113及びリ
ミツトスイツチ13,54のスイツチ群110を
有しており、これら各装置はバスライン120で
相互に接続されている。 ところで、第8図は判別処理部200を示すブ
ロツク図であり、基本クロツク発生回路201は
基本クロツク信号CPを出力し、タイミングパル
ス発生回路202は基本クロツク信号CPに基づ
いてイメージセンサ31A,31Bに4相のクロ
ツク信号φ1,φ2,φA,φB及びスタートパル
スSPを出力する。また、CPU100は基本クロ
ツク信号CPに基づいて、ROM101に記憶され
ているプログラムに従つて後述する各入出力ポー
トからの入力信号に基づき、RAM102にデー
タを書込んだり又は読出して各種演算処理を行な
い、出力ポートから各種信号を出力するようにな
つている。 ここにおいて、イメージセンサ部31A,31
Bは、タイミングパルス発生回路202からのク
ロツク信号φ1,φ2,φA,φB及びスタートパ
ルスSPを入力してフオトダイオードの受光検出
を行なうが、その様子を第9図の構成図を参照し
て説明する。ここで用いるイメージセンサ31は
自己走査型イメージセンサであり、スタートパル
スSP及びクロツクパルスφ1及びφ2で駆動さ
れる1個の走査回路としてのシフトレジスタ31
1と、このシフトレジスタ311の各段で発生す
る走査パルスをクロツクパルスφA,φBによつて
時間的にシフトさせるシフトスイツチ312と、
ノイズ補償用のMOSトランジスタで成るキヤパ
シタ313と、アドレススイツチ314及び
PDA315とで構成されている。しかして、そ
の動作はシフトレジスタ311にスタートパルス
SPを印加することで各フオトダイオードを自動
走査し、各フオトダイオード毎に光入力を電気信
号に変換した後、ビデオラインVSに連続したパ
ルス列として取出し、差動増幅器316に入力す
る。この差動増幅器316はビデオラインVSを
流れるパルス信号からノイズ成分を取除き、適当
な信号レベルを得るためのもので、この差動増幅
器316の出力がビデオ信号VDS(又はVDS′)
となり、これらビデオ信号VDS,VDS′はそれぞ
れ次段の遮光部分長測定回路210A,210B
に入力される。 しかして、これら遮光部分長測定回路210
A,210Bはイメージセンサ31A,31Bか
らのビデオ信号VDS,VDS′を受けて、イメージ
センサ31A,31Bのうち硬貨により遮光され
ている部分の長さに対応する信号を出力するもの
で、回路構成を遮光部分長測定回路210Aにつ
いて具体的に説明すると、計数回路212Aは基
本クロツク発生回路201からの基本クロツク信
号CPを計数する。また、計数回路211Aはイ
メージセンサ31Aからの「H」レベルのビデオ
信号VDSを計数し、計数値が所定値(たとえば
“8”)になるとこれを示す一致信号CUSを発生
し、それ以降のイメージセンサ31Aからのビデ
オ信号VDSを入力しないようにすると共に、一
致信号CUSはオア回路214Aを経てラツチ回
路213AのLD端子に制御入力として与えられ
る。ラツチ回路213Aは一致信号CUSを受け
ると、その時の計数回路212Aの計数値CUD
を記憶し、ラツチ回路213Aの出力MCDは遮
光部分長測定回路210Aの出力となるものであ
るが、その出力信号MCDは遮光部分内のフオト
ダイオードの数にたとえば“8”を加えた値とな
つている。なお、原理的には各走査において最初
に「H」レベルの信号が出た時に、遮光部分が終
つたと認定しても良いのであるが、ノイズ等を考
慮し、「H」レベルの信号の出力が所定回数(こ
の例では8回)入力された時に初めて遮光部分が
終つたものと認定することとしているのである。
しかして、1回の走査が終ると、計数回路211
A及び212Aは出力ポート203からのリセツ
ト信号RSTでリセツトされる。なお、遮光部分
長測定回路210Bも回路210Aと同様に構成
されている。ただし、硬貨はイメージセンサ31
A,31Bの真中間を通らないので、回路210
Bの出力MCD′は回路210Aの出力MCDと全
く同一ではない。しかし、硬貨の径が同一であれ
ば、硬貨がイメージセンサ31A,31Bの下方
を通る時の測定回路210A及び210Bの出力
の和は同一のパターンに従つて変化し、その最大
値も同一である。また、入力ポート204,20
5は遮光部分長測定回路210A,210Bから
の出力、つまりラツチ回路213A,213Bか
らのラツチ出力MCD,MCD′をそれぞれ入力し、
RAM102等へ送るようになつている。 一方、材質検出回路206は材質センサ34か
らの出力信号MTSを入力し、適当に増巾した後
に半波整流してその半波信号を積分し、予め決め
られている各金種毎の基準電圧レベルと比較して
材質信号MSDを出力する。なお、この材質信号
MSDはたとえば次の表1のように、4ビツトの
信号で出力される。
【表】 また、材質センサ34及び材質検出回路206
は公知の技術で構成し得るものであり、材質信号
MSDの4ビツト構成もこれに限定されるもので
はない。そして、材質信号MSDは入力ポート2
07を介してRAM102等に入力される。 そして、出力ポート208は金種信号m1(1
円硬貨)、m2(50円硬貨)、m3(5円硬貨)、
m4(100円硬貨)m5(10円硬貨)、m6(500
円硬貨)及びm7,m8(偽貨)を出力すると共
に、異常信号AL及び異物検知信号FMSを出力す
るようになつており、これら入力ポート204,
205,207、出力ポート203,208、
CPU100、ROM101、RAM102はそれ
ぞれ相互にアドレスバスAB、データバスDB、
コントロースバスCBで接続されている。 さらに、イメージセンサ31や光源32に付着
するゴミ、塵等の異物を検知するための異物検知
回路220A,220Bが設けられており、出力
ポート203から異物チエツク信号FCSが出力さ
れた時に異物の検知を行なうようになつている。
異物検知回路220A及び220Bは同一の構成
となつているので、ここでは異物検知回路220
Aについて説明すると、イメージセンサ31Aか
らのビデオ信号VDSはワンシヨツトマルチバイ
ブレータ(以下、ワンシヨツトマルチとする)2
21に入力され、このワンシヨツトマルチ221
の出力MSがカウンタ222のクリア端子CLR
に入力されるようになつている。また、カウンタ
222の計数出力CVはアンド回路223に入力
され、出力ポート203からの異物チエツク信号
FCSはアンド回路223に入力されると共に、ワ
ンシヨツトマルチ221のクリア端子CLRに入
力され、カウンタ222は基本クロツク発生回路
201からのクロツクパルスCPを計数するよう
になつており、アンド回路223の出力が遮光部
分長測定回路210A内のオア回路214Aに入
力されるようになつている。異物検知回路220
Bについても全く同様である。 次にこの発明の動作を説明するが、先ずイメー
ジセンサによる金種判別及び異物検知の原理を説
明する。 ところで、MOSイメージセンサは一直線上に
たとえば28[μm]単位でフオトダイオードが配
別されており、イメージセンサに平行光線を照射
し、光をスリツトで遮ぎることによりイメージセ
ンサ上に、光の当る部分と光の当らない部分とが
生じる。この光による1次元的な位置情報を、イ
メージセンサは時間的に電気信号に変換するが、
この電気信号の1ビツトが長さ28[μm]に相当
することになる。かかるイメージセンサを用いて
硬貨の直径を計測する原理を、第4図及び第5図
に則して説明する。ほこりやごみの影響を少なく
するため、イメージセンサ31A,31Bは、硬
貨通路部(背壁部2)の上部に受光窓37A,3
7Bを下にして設置し、下方より光源32からの
平行光線PLを照射する。そして、硬貨Cがイメ
ージセンサ31A,31Bの透過穴33A,33
Bを通過することにより、平行光線PLを遮ぎる。
この光を遮ぎつた部分のビデオ信号VDSのビツ
ト数n1及びn2を求めることにより、 l=a+28[μm]×(n1+n2) ……(1) として、光が遮ぎられた長さlを求めることがで
きる。そして、 n1+n2=最大値MAX ……(2) となる時の長さlをもつて、当該硬貨の直径とみ
なすことができる。かかる計測方法により、イメ
ージセンサ31A,31Bの透過穴33A,33
Bのラインを硬貨Cが通過した時点で、直径によ
る金種判別が可能となる。 ここにおいて、直径l、長さaを全てビツト数
で表わした方が演算し易いため、以下では直径l
及び長さaを1ビツト28[μm]で換算したビツ
ト数L[ビツト]及びA[ビツト]で表わし、 L[ビツト]=A[ビツト]+(n1+n2) ……(3) とする。ところでAビツトについて、イメージセ
ンサ31A,31Bの間の距離aは基板35に取
付けられており、組立上のバラツキやイメージセ
ンサ31A,31B内のフオトダイオードの配列
のバラツキ等により装置毎に異なつており、当該
装置を使用する前にAビツトの値を決めなければ
ならない。そこで、以下に初期基準値BIASの設
定モードとして、Aビツトの決め方を説明する。 先ず、8枚の1円硬貨をサンプルとして流し、
その直径とみなせる(n1+n2)の平均値を算出
する。ここに、1円硬貨の直径l=20[mm]であ
るので、この径に当るビツト数は20[mm]÷28[μ
m]=714ビツトであるため、 Aビツト=Lビツト−(n1+n2) =714−(n1+n2) ……(4) としてAビツトを求め、Aビツト値をRAM15
の初期基準値メモリBIASに記憶させる。そし
て、この初期基準値メモリBIASに記憶されてい
るAビツト値が決まり、各硬貨についての(2)式の
最大値MAXが計測できれば、 L[ビツト]=BIASのA値+(n1+n2)max
……(5) として硬貨の径が測定できることになる。なお、
ここで示した硬貨(1円)及びサンプル数(8
回)は、任意に変更することが可能である。 ここで、各硬貨の基本ビツト数と金種識別ビツ
ト範囲の関係を表に示すと、次の表2のようにな
る。
【表】 なお、表2における基本ビツト数値の下段の数
値(mm)は硬貨の直径を示しており、CN欄は5
円硬貨と100円硬貨の直径が接近しており、摩耗
等によつて両者の識別が困難であることから、材
質によつて硬貨を識別するようにする。また、米
国の硬貨に関しては次の表3のようになる。
【表】 また、CPU100は硬貨Cによるイメージセ
ンサ31A,31Bの遮光量ビツトCAD(=n1+
n2)が、走査スタート値“250”となつた時点か
ら硬貨が通過しつつあるものとみなし、遮光量ビ
ツトCADの最大値を計測すると共に、CADが減
少して走査終了値“200”となるまでの走査回数
PFGも計測する。しかして、この走査回数PFG
が100以上の場合には正常な硬貨と判断せず異常
信号ALを出力し、走査回数PFGが3以下の場合
にも正常な硬貨とは判断せず、次の硬貨の直径の
計測に移る。一方、イメージセンサ31A,31
Bの走査時間はたとえば512[μs]であり、硬貨の
通過速度を800[mm/s]とすると、1走査時間に
硬貨が移動する距離は約0.4[mm]となる。そし
て、材質信号MSDはイメージセンサ31A,3
1Bの走査時間と同期して、512[μs]間隔で
CPU100に常に読込まれる。つまり、硬貨が
通路0.4[mm]移動する毎に材質信号MSDがCPU
100に読込まれる。そして、読込まれた材質信
号MSDはRAM102の材質検出メモリn1〜n
15に順次書込まれ、新しい材質信号が材質検出
メモリn1〜n15に書込まれると、n番前の材
質信号が消去される。 ここに、硬貨は先ず材質センサ34上を通過
し、ある距離を移動してイメージセンサ31A,
31Bの受光部ラインに達する。そして、イメー
ジセンサ31A,31Bの受光部ラインでビデオ
信号VDSのビツト数が“250”となつた時、15個
の材質検出メモリn1〜n15内に格納されてい
る材質信号の中で、最も数の多い材質信号n・
maxをもつて当該硬貨の材質と判断するように
している。ところで、硬貨が材質センサ34上を
通過し、イメージセンサ31A,31Bの受光ラ
インで250ビツトとなるまでに移動する距離は、
約6[mm]とみなせる。このため、材質検出メモ
リn1〜n15を6/0.4=15の15個とすれば良
い。 次に、ROM101のメモリマツプの例を第1
0図に示して説明すると、金種識別ビツト範囲メ
モリは表2に対応するビツトデータを記憶するよ
うになつており、各金種について最小ビツト値及
び最大ビツト値を記憶するようになつている。な
お、このように最小値及び最大値で許容幅を持た
せるのは、硬貨の摩耗やバラツキ等に対処するた
めである。そして、イメージセンサ31A,31
Bによる走査開始のビツト値(この例では
“250”)を設定記憶する走査スタート値メモリと、
走査終了のビツト値(この例では“200”)を設定
記憶する走査終了値メモリと、走査回数PFGの
最大値(この例では“100”)及び最小値(この例
では“3”)を記憶する走査回数設定メモリとを
具備している。また、RAM102は第11図に
示すように、材質検出メモリと、初期基準値メモ
リ(BIAS)と、遮光量メモリ(CAD)と、走査
回数メモリ(PFG)と、加算メモリ(MAD)
と、最大硬貨径メモリ(COL)とを有しており、
材質検出メモリは15個のメモリ領域n1〜n15
及びこの中の最大値n・maxを記憶する領域を
有している。さらに、RAM102は金種別バツ
チメモリp1〜pn、金種別計数メモリq1〜qn
を有し、各機器に対してオン状態で駆動を指令す
るためのフラグ領域を有している。すなわち、装
置の動作スタートを指令するスタートフラグSF、
各機器を初期状態とするためのクリアフラグCF、
モータM1〜M3を駆動するためのモータM1〜
M3フラグM1F〜M3F、ソレノイド24及び
45を駆動するためのソレノイド24及び45フ
ラグS1F及びS2F、異物が検知された時にオ
ンとされる異物表示フラグFMF、クリーニング
機構50を作動させるためのクリーニング表示フ
ラグCLFの各領域である。 ここに、異物検知モードになると出力ポート2
03から異物チエツク信号FCS(「H」レベル)が
出力され、ワンシヨツトマルチ221が作動可能
状態になると共に、アンド回路223が作動状態
となる。そして、イメージセンサ31Aからのビ
デオ信号VDSがワンシヨツトマルチ221のA
端子に入力され、正常に光を受光している時には
ビデオ信号VDSが所定周期で「H」レベルのパ
ルスを順次出力するので、ワンシヨツトマルチ2
21は順次出力される「H」レベルのパルスの立
下りにより、ワンシヨツトマルチ221の出力
MSが「H」レベルに保持されている。しかしな
がら、異物により遮光されるとビデオ信号VDS
は立下りパルスのない「L」レベルの一定電位に
保持され、ワンシヨツトマルチ221の出力
MSが「L」レベルとなり、カウンタ222は基
本クロツク発生回路201からのクロツクパルス
CPを計数する。そして、出力MSが「L」レベル
に保持され、カウンタ222の計数値が“8”と
なつた時に出力CVが「H」レベルとなり、アン
ド回路223及びオア回路214Aを経てラツチ
回路213Aに入力される。なお、カウンタ22
2の計数値が“8”になるまでに出力MSが
「H」レベルとなつた場合には、遮光が異物によ
るものではないとして出力CVも「H」レベルと
はならない。また、カウンタ222が“8”以上
を計数して異物を検知した場合には、出力ポート
208から異物検知信号FMSが出力されるよう
になつている。 次に、硬貨選別計数機の動作を第12図A〜D
のフローチヤートを参照して説明する。 計数動作がスタートすると、電源が投入される
と共に各部がリセツトされ(ステツプS1、S2)、
CPU100を介してRAM102のフラグM3F
をオンとする(ステツプS3)。これによりモータ
M3が回転駆動され、モータ軸57で結合された
駆動円板55が回転されることにより、駆動ピン
56と係合する作動部材51が軸53を支点とし
てD1方向に移動された後にD2方向に移動され、
作動部材51の上部に取付けられているクリーニ
ング材52によつて光源32の表面をクリーニン
グする。この場合、作動部材51の駆動回数は係
合片51Bと係合するリミツトスイツチ54によ
つて検出されるようになつており、光源32を1
回クリーニングした時にRAM102のフラグM
3Fをリセツトする(ステツプS4、S5)。こうし
て光源32のクリーニングが終了しスタートスイ
ツチ111をオンすることにより(ステツプ
S6)、金額データ表示部105をリセツトすると
共に、RAM102の異物表示フラグFMF及びク
リーニング表示フラグCLFをリセツトし(ステ
ツプS7)、ソレノイドフラグS1Fをリセツトし
(ステツプS8)、モータフラグM1F及びM2F
をオンすることによりモータM2及びM3を駆動
する(ステツプS9)。これにより第1図に示す回
転板8が回転されると共に、硬貨停止掻落しロー
ラ6A〜6Dが回転駆動される。 次に、ストツプスイツチ113がオフになつて
いるか否かの確認を行なつて後(ステツプS10)、
後述するフローチヤート第13図A,Bに示すよ
うな判別動作を行ない(ステツプS100)、ステツ
プS100の判別動作で異常が検知された場合には、
第12図Bに示す異常処理ルーチンに進み、異常
が検知されない場合には異物検知を行なう(ステ
ツプS30)。この異物検知(ステツプS30)では、
前述したように出力ポート203から異物チエツ
ク信号FCSを出力して異物の有無を検知し、異物
が検知された場合には第12図Cに示すような異
物処理ルーチンに進み、異物が検知されない場合
にはRAM102の対応する金種別計数メモリq
1〜qnに「+1」を計数する(ステツプS40)。 そして、金種別計数メモリq1〜qnが設定さ
れた枚数と一致する場合には、第12図Dに示す
バツチ処理ルーチンを行ない、一致しない場合に
は所定時間以上検知しないか否かを判断し(ステ
ツプS50、S60)、所定時間内に検知する場合には
前述のステツプS10に戻る。また、所定時間以上
検知しない場合にはステツプS70の停止処理を行
なうようになつており、この停止処理は先ず
RAM102のモータフラグM1Fをリセツトし
(ステツプS71)、ソレノイドフラグS1Fをオン
することによりソレノイド24を作動させる(ス
テツプS72)。これにより、第3図に示すように
プランジヤ25に結合された回収片22が軸23
を支点として回動し、回収片22が回収窓21か
ら突出することにより、以後硬貨通路を転動して
くる硬貨Cをホツパ10に回収することになる。
そして、ソレノイドフラグS1Fをオンした後、
2秒経過した後(ステツプS73)、モータフラグ
M2Fをリセツトする(ステツプS74)。これに
よりモータM2の回転が停止され、硬貨停止掻落
しローラ6A〜6Dの回転駆動が停止される。 以上のような停止処理(ステツプS70)が終了
して、再スタートか否かの判別を行なつた後(ス
テツプS80)、再スタートの場合には前述のステ
ツプS6に戻り、再スタートでない場合には電源
をオフにすることにより動作を終了する(ステツ
プS90)。 一方、第12図Bの異常処理ルーチンでは、先
ず上述した停止処理(ステツプS70)を行ない
(ステツプS21)、RAM102のソレノイドフラ
グS2Fをオンすることにより第3図に示す押圧
片41を作動させ、転動されてくる硬貨Cを背壁
部2と保持部41Aとの間に挾持すると共に、警
報器106を作動させる(ステツプS22、S23)。
そして、カバー11が開かれているか否かを判別
し(ステツプS24)、カバー11が開いている場
合にはRAM102のソレノイドフラグS2Fを
リセツトし(ステツプS25)、再び背壁部2と保
持部41Aとの間に空隙を形成することにより硬
貨Cが転動できるようにする。そして、前述のス
テツプS80に戻る。 また、第12図Cに示す異物処理ルーチンで
は、先ず前述したステツプS70の停止処理を行な
つて後(ステツプS31)、RAM102のクリーニ
ング表示フラグCLFをオンし(ステツプS32)、
モータフラグM3Fをオンすることによりモータ
M3を駆動する(ステツプS33)。これによりモ
ータM3に結合された駆動円板55が回転され、
前述した如くクリーニング材52によつて光源3
2の表面が2回クリーニングされ(ステツプ
S34)、その後にモータフラグM3Fをリセツト
し(ステツプS35)、前述のステツプS80に戻る。
さらに、第12図Dに示すバツチ処理ルーチンで
も同様に先ず停止処理を行ない(ステツプS51)、
RAM102の金種別バツチメモリp1〜pnにお
ける計数を行ない、その金種データ表示部105
に表示する(ステツプS52)。そして、前述のス
テツプS80に戻る。 ここで、第13図A,Bに示すフローチヤート
を参照して判別動作を説明する。 先ず、硬貨判別動作がスタートすると、基本ク
ロツク発生回路201からの基本クロツク信号
CPによりイメージセンサ31A,31Bが駆動
され、最初に1ビツトの走査が行なわれ(ステツ
プS101、S102)、イメージセンサ31A,31B
から出力されるビデオ信号VDS,VDS′が計数回
路211A,211Bで計数される(ステツプ
S103)。また、計数回路212A,212Bは基
本クロツク信号CPを計数し(ステツプS104)、計
数回路211A,211Bの計数値が“8”か否
かを判断する(ステツプS105)。そして、計数回
路211A,211Bの計数値が“8”でない場
合には上述の動作を繰返し、計数値が“8”の場
合には異物チエツク信号FCSを出力し(ステツプ
S106)、計数回路211A,211Bから一致信
号CUS,CUS′を出力し(ステツプS107)、これ
によりラツチ回路213A,213Bは計数回路
212A,212Bの計数値CUD、CUD′をラツ
チする(ステツプS108)。 また、硬貨の材質は材質センサ34によつて検
知され、材質検出回路206からの材質信号
MSDが入力ポート207を経て、かつCPU10
0を介してRAM102の材質検出メモリn1〜
n15に記憶される(ステツプS109)。さらに、
ラツチ回路213A,213Bにラツチされた計
数値MCD、MCD′は入力ポート204,205
を経て、かつCPU100を介してRAM102の
加算メモリMADに加算されて記憶され(ステツ
プS110)、加算メモリMADの値がROM101の
走査スタート値メモリに設定された“250”であ
るか否かを判断し(ステツプS112)、走査スター
ト値の“250”でない場合には後述するステツプ
S140に進む。しかして、CPU100は1走査が
終了したか否かを判断し、RAM102内の走査
回数メモリPFGを「+1」する(ステツプS113、
S114)。そして、材質検出メモリn1〜n15の
中で最も多い材質信号MSDをメモリn・maxに
記憶し(ステツプS114)、遮光量CADが加算値
MAD以上であるか否かを判断し(ステツプ
S115)、小さい場合には遮光量CADを加算値
MADとする(ステツプS116)。 次に、走査回数メモリPFGの値が、ROM10
1の走査回数設定メモリに記憶された最大値
“100”以上であるか否かを判断し(ステツプ
S117)、最大値“100”以上の場合には出力ポー
ト208から異常信号ALを出力すると共に(ス
テツプS119)、各部をリセツトする(ステツプ
S131)。しかして、走査回数PFGが“100”以下
の場合には、更に設定された最小値“3”以上で
あるか否かを判断し(ステツプS118)、“3”以
上の場合には加算値MADが、ROM101の走
査終了値メモリに記憶されている“200”よりも
小さいか否かを判断する(ステツプS120)。そし
て、加算値MADが“200”以上の場合には後述
するステツプS140に進み、“200”よりも小さく
なつた場合にはイメージセンサ31A,31Bの
間隔aを示す初期基準値BIASと、遮光部(n1+
n2)の長さを示す遮光量CADとを加算し、この
加算値を硬貨径COLとしてRAM102の所定領
域に記憶する(ステツプS121)。ROM101に
は各硬貨毎の最大値及び最小値が記憶されてお
り、RAM102に記憶された最大硬貨径COLと
比較する(ステツプS122)。この場合、先ずCN
欄の値か否かを判断し(ステツプS123)、これに
該当しない場合には1円硬貨〜500円硬貨に該当
量があるか否かを判断し(ステツプS124)、該当
金種がある場合には更に材質センサ34の検知金
種と比較する(ステツプS125)。そして、径によ
る識別と材質による識別とが一致した時に、出力
ポート208から該当する金種信号m1〜m6を
出力し(ステツプS126)、一致しない場合には偽
貨信号m8を出力する(ステツプS130)。また、
ステツプS124において、該当値がない場合には
出力ポート208から偽貨信号m7を出力する。 一方、ステツプS123においてCN欄の径が判別
された場合には、材質検出メモリのn・maxの
材質が5円硬貨(CuZn)であるか100円硬貨
(CuNi)であるかを判別し(ステツプS128、
S129)、5円又は100円と判別された場合には、
出力ポート208からこれに該当する金種信号m
3又はm4を出力する(ステツプS126)。なお、
5円、100円の材質に該当しない場合には、出力
ポート208から偽貨信号m8を出力する(ステ
ツプS130)。 ところで、ステツプS140では異物検知回路2
20A,220B(ここでは220Aについて述
べる)内のカウンタ222の計数値CVが“8”
であるか否かを判断し、“8”になつている場合
にはアンド回路223から「H」レベルの信号を
出力し(ステツプS141)、上述したステツプS108
及びS110の処理を行なつて後にMAD=8以上で
あるか否かを判断する(ステツプS142、S143)。 MADが8以上の場合には異物検知信号FMSを
出力ポート208から出力し(ステツプS144)、
“8”よりも小さい場合には各部をリセツトする
(ステツプS115)。また、カウンタ222の計数
値CVが“8”でない場合には、CPU100が1
走査(256ビツト)したか否かを判断し(ステツ
プS140、S145)、1走査完了の場合には各部をリ
セツトするようになつている。 以上のようにこの発明によれば、硬貨の転動を
利用してホツパへ自動的に回収するようにしてい
るため、ベルト等で強制的に逆転させる必要もな
く、通路内で詰るといつたこともないので手で取
除く手間もいらず、簡単な機構で実現できる利点
がある。また、本実施例では硬貨検出部の硬貨検
出結果に基づき異常が検知された場合も以後転動
して来る硬貨を自動的に回収することができ、さ
らに、設定放数計数時や異物検知時にも硬貨を回
収することができるが、この例に限定されるもの
ではない。また、硬貨検知部は本実施例に限定さ
れるものではなく米国などの外国硬貨によつては
外径だけで十分選別できるものがあり、その場
合、材質センサによる材質判別を省略しても良
い。 なお、上述では回収片の駆動をソレノイドで行
なうようにしているが、モータ等の駆動機構によ
ることも可能であり、回収片及び回収窓の形状は
任意である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した硬貨選別装置の一
例を示す機構図、第2図はその−断面図、第
3図はこの発明を適用した硬貨回収機構を含めた
部分の概略構造図、第4図は硬貨検出部の概略的
平面図、第5図はその−断面図、第6図はク
リーニング機構の概略構造図、第7図はこの発明
を適用した硬貨選別装置の制御系を示すブロツク
図、第8図はこの発明による硬貨検出の制御系を
示すブロツク図、第9図はこの発明に用いるイメ
ージセンサの構成例を示す結線図、第10図は
ROMの内容例を示す図、第11図はRAMの内
容例を示す図、第12図A〜D及び第13図A,
Bはこの発明の動作例を示すフローチヤートであ
る。 1……硬貨通路、2……背壁部、3A〜3D…
…シユート、4……軸受、5……軸、6A〜6D
……硬貨停止掻落しローラ、7……硬貨給送装
置、8……回転板、9……切欠、10……ホツ
パ、11……カバー、12……把手、13……リ
ミツトスイツチ、20……硬貨回収機構、21…
…回収窓、22……回収片、24……ソレノイ
ド、25……プランジヤ、30……硬貨検出部、
31(31A,31B)……イメージセンサ、3
2……光源、33(33A,33B)……透過
穴、34……材質センサ、35……基板、36
A,36B……保持壁、37A,37B……受光
窓、40……硬貨保持機構、41……押圧片、4
1A……保持部、43……作動片、45……ソレ
ノイド、46……プランジヤ、47……スプリン
グ、50……クリーニング機構、51……作動部
材、51A……係合穴、51B……係合片、52
……クリーニング材、54……リミツトスイツ
チ、55……駆動円板、56……駆動ピン、10
0……CPU、101……ROM、102……
RAM、103,104,107……駆動部、1
05……金額データ表示部、106……警報器、
110……スイツチ群、111……スタートスイ
ツチ、112……クリアスイツチ、113……ス
トツプスイツチ、200……判別処理部、201
……基本クロツク発生回路、202……タイミン
グパルス発生回路、203,208……出力ポー
ト、204,205,207……入力ポート、2
10A,210B……遮光部分長測定回路、21
1A,211B,212A,212B……計数回
路、213A,213B……ラツチ回路、214
A,214B……オア回路、220A,220B
……異物検知回路、221……ワンシヨツトマル
チ、222……カウンタ、223……アンド回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ホツパに収納されている複数金種の硬貨を、
    金種別に選別するための形状選別部に傾斜円板を
    介して放出することにより、前記硬貨を金種別に
    選別して計数する硬貨選別計数機において、前記
    傾斜円板によつて放出される硬貨を前記形状選別
    部に転動して送る通路部と、この通路部に設けら
    れて転動される硬貨の金種、真偽を検出する硬貨
    検出部と、前記通路部における硬貨検出部設置域
    上流近傍位置の通路部内に回収片が突出可能に配
    設され、前記回収片の突出により前記通路部を転
    動して来る硬貨を前記ホツパへ回収する回収機構
    と、前記硬貨検出部の硬貨検出結果に基づき前記
    回収機構を作動させるための駆動部とを具え、前
    記駆動部を介して前記回収機構を作動させた時、
    前記通路部を転動する硬貨を前記回収片の突出作
    用により前記ホツパに回収するようにしたことを
    特徴とする硬貨選別計数機における硬貨回収装
    置。
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