JPH0239157B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0239157B2
JPH0239157B2 JP55149278A JP14927880A JPH0239157B2 JP H0239157 B2 JPH0239157 B2 JP H0239157B2 JP 55149278 A JP55149278 A JP 55149278A JP 14927880 A JP14927880 A JP 14927880A JP H0239157 B2 JPH0239157 B2 JP H0239157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
error
line
phase
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP55149278A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5673992A (en
Inventor
Yashuwanto Kaamasu Bantoaru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ampex Corp
Original Assignee
Ampex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ampex Corp filed Critical Ampex Corp
Publication of JPS5673992A publication Critical patent/JPS5673992A/ja
Publication of JPH0239157B2 publication Critical patent/JPH0239157B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/89Time-base error compensation
    • H04N9/896Time-base error compensation using a digital memory with independent write-in and read-out clock generators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般的には、時間軸誤差訂正装置に
関し、より詳細には、情報信号が通過する伝送チ
ヤンネルの動的不安定性により情報信号に導入さ
れる漸増変化する時間軸誤差を訂正する装置に関
する。
(従来技術) 磁気記録装置、特にあらゆるタイプのビデオテ
ープレコーダは、磁気記録媒体から再生される映
像(ビデオ)情報信号に時間軸誤差を生じる不安
定性を特徴とする信号伝送チヤンネルであること
が一般的に知られている。そのような誤差が存在
していれば、映像モニタに表示される映像信号の
劣化が生じる。例えば、特にその映像情報信号が
カラー映像情報信号である場合には、比較的小さ
なタイミング誤差が重大な目に見える不所望の効
果を結果の画像に生じてしまう。これに関連し
て、良好な単色信号に必要ないわゆる時間軸安定
度は良好なカラー信号のために必要な時間軸安定
度より相当小さくてよい。すなわち、単色信号に
対しては150ナノ秒までの誤差は許容されること
は一般的に認められている。ところが、表示の際
に重大な色すなわち色相の歪を生じないカラー信
号を発生するためには±3ナノ秒以内の安定度が
一般に必要である。
再生の際にカラー映像信号に必要な色の質を維
持するための安定度の要件における重大な微妙さ
のため、不安定性の原因を識別する分野で相当の
研究がなされてきた。そのような原因の一つは
種々の現象によつて生じる速度誤差であるといわ
れており、この現象のいくつかは幾何学的誤差、
テープ張力の変化、周囲温度の変化および湿度変
化を含んでいる。全ての時間軸誤差の場合のよう
に、速度誤差は記録時と再生時の実効ヘツド・テ
ープ速度の間の差によつて生じる。このような誤
差あるいは差は信号の各水平走査線(ライン)内
でカラー映像信号の漸増的な位相シフトを生じ
る。この漸増的な位相シフトは通常速度誤差と呼
ばれる。このような速度誤差に対して訂正すなわ
ち補償を行うことが一般に必要であり、これは通
常時間軸訂正装置を使用することによつて達成さ
れる。時間軸訂正装置は各水平同期パルスの検出
された位置誤差およびカラーバーストの検出され
た位相誤差に従つて映像情報信号の位相を調整す
るように構成されている。これによつて映像信号
は各水平ラインの終わりで訂正されることになる
が、水平ライン間で生じかつそのラインの終わり
まで訂正されずに残る漸増的な位相シフト誤差信
号によつて生じる妨害効果を除去することはでき
ない。従来、時間軸訂正装置は連続するカラーバ
ーストの位相における変化に従つて各水平ライン
間でカラー映像信号の位相を線形に変化させるこ
とによつてこのような漸増的な誤差を補償するよ
うに構成されていた。
この方法は漸増的位相誤差は水平ライン間で線
形に変化するものと仮定しているが、これが真実
ではないと知られている。
大部分の最近の設計の時間軸訂正装置はデジタ
ル型で映像情報信号は非常に高い周波数、すなわ
ちNTSC方式では毎秒10.7メガのサンプルで標本
化され、これらの標本はそれぞれ通常8ビツトの
デジタルワードに変換される。これらのデジタル
ワードは次いでクロツク信号を使用して記憶装置
(RAM)に書き込まれ、該クロツク信号は各水
平ラインの始まりで検出された誤差によつて決定
されるような映像信号の不安定を含む。デジタル
データワードは標本と同じ基本周波数で記憶装置
から書き出され、デジタルデータワードを読み出
すのに使用されるクロツク信号は検出された漸増
的誤差すなわち速度誤差に従つて位相変調され、
それによつて全ての不安定が補償されて結果のデ
ジタルワードのデータストリームはアナログ領域
に変換し戻される時比較的安定しており視覚的に
受容できる色の像を生じる。
データ記憶を読み出すために使用される位相変
調されたクロツク信号を発生する回路は、クロツ
ク信号自体を位相変調する誤差訂正信号を発生す
るために当然信号中のタイミング誤差を捕捉して
いなければならないことを理解されたい。大部分
の映像情報信号(連続パイロツトトーンを与えら
れている映像情報信号は例外とする)の有効映像
部分は映像イメージから成り、周知の一定の信号
成分を含まない。速度誤差を測定するのに使用し
得る信号の唯一の周知の一定の部分はブランキン
グ間隔中に周期的に生じる部分である。水平ブラ
ンキング周期中にカラー映像信号中に挿入される
9〜11サイクルのクロマサブキヤリア(周知の、
以下カラーバーストと呼ぶもの)は、再生の際に
得られる結果の映像情報信号の不安定を検出する
のに使用し得る周知の一定の循環信号を与える。
カラーバーストは各水平ライン時の短い間隔での
み生じるため、カラー映像信号の時間軸安定に関
する情報は必然的に標本領域中、すなわち約
15750ヘルツの水平ライン速度で生じる。
先行技術の時間軸訂正装置は時間軸誤差の存在
に対して、カラー映像情報信号を補償するため多
くの異つた誤差測定および訂正技術を使用してい
る。使用される技術は一般に訂正されるべき時間
軸誤差の周波数と所望の訂正の精度による。例え
ば非常に低い周波数の時間軸誤差はしばしば位相
ロツクループ回路によつて発生される誤差訂正信
号によつて良好に訂正され、該回路は水平ライン
同期パルスの検出された位相とカラー映像信号中
に周期的に生じるカラーバーストに関してカラー
映像信号を訂正する。この訂正技術は誤差の発生
とその訂正の間の時間遅れを特徴とする。非常に
低い周波数の誤差に関する限りこの時間遅れは訂
正処理に悪影響を及ぼさないが、高い周波数の時
間軸誤差の効果的な訂正を妨げる。第2図は時間
軸誤差の簡略化した高周波数変化の図解を含む。
第2図のプロツト10は例えばカラー映像信号の
連続した水平線間で漸増変化する実際の時間軸誤
差を表わし、連続した水平線の始まりを第2図で
は各々S0,S1,S2,S3,S4,S5等で示す。上述の
位相ロツクループ回路の時間遅れの特性はプロツ
ト12のプロツト10に関する水平変位によつて
表わされ、プロツト12は位相ロツクループ回路
によつて与えられる誤差訂正信号によつて時間軸
誤差の追跡を表わす。
漸増変化する時間軸誤差または速度誤差のより
正確な補償を達成するため、付加的な時間軸誤差
訂正手段が設けられ位相ロツクループ回路と共働
して各水平ラインの始まりにおいて訂正を行うよ
うに構成されている。この訂正は各線の始まりで
速度誤差と位相ロツクループ回路によつて与えら
れる誤差訂正信号との間の差を測定し、位相ロツ
クループ回路によつて与えられる誤差訂正信号か
ら測定されたいかなる差をも除去する対応する訂
正信号を発生し、それによつてカラー映像信号が
各水平ラインの始まりで位相調整され存在する時
間軸誤差を除去することにより達成される。この
周期的なラインごとの位相訂正は、各水平ライン
がその始まりで位相訂正されるため位相ロツクル
ープ訂正の時間遅れの効果を除去するのに効果的
である。しかし各水平ライン時で生じる漸増変化
する誤差は完全には訂正されない。水平ライン間
で生じる漸増変化する時間軸誤差は前述の共働す
る位相ロツクループ回路の動作によつて可能な範
囲までのみ線間で訂正される。位相ロツクループ
回路と周期的なライン毎の訂正回路との組み合わ
された訂正効果は第2図においてプロツトセグメ
ント14,16,18,20,22,24,26
および28によつて表わされている。これらのプ
ロツトセグメントが示すように、垂直のプロツト
セグメント22,24,26および28によつて
表わされるライン毎の訂正によつて各水平ライン
の始まりでカラー映像信号が訂正されることにな
る。しかし、各水平ライン時の訂正は位相ロツク
ループ回路の応答により決定されるため、ライン
毎の訂正が各ライン時に誤差訂正信号と交叉して
零誤差状態から始めるのでなければプロツト12
のように各ライン時に変化する。第2図のプロツ
トセグメント14,16,18および20は交叉
を示す。
漸増変化する時間軸誤差のさらに正確な補償を
達成するため、最も最近の先行技術の時間軸訂正
装置もまた、第2図の標本点S0からS5で表わされ
ているような速度誤差の隣接する標本間の線形補
間によつて得られる訂正信号に従つて映像信号を
位相変調することによつて、漸増変化する時間軸
誤差の1次線形近似訂正を行う誤差訂正手段を備
えている。標本点は映像信号の位相の水平ライン
毎の測定を表わし、これはカラーバースト成分の
位相の検査によつて達成される。例えばセグメン
ト30はカラーバースト標本点S0とS1の間に生じ
る速度誤差の直線近似を表わす。時間軸訂正装置
に1次線形近似訂正手段を付加することによつ
て、高周波数の漸増変化する時間軸誤差を厳密に
追う誤差補償が得られる。しかし、近似が線形で
あるため、一般になだらかな曲線に従う標本時間
の間の周期間の真の速度誤差は決して完全には訂
正されない。速度誤差の周波数が高くなるにつれ
て、標本時間の間の速度誤差の曲線はより著しく
なり、真の誤差と線形近似の間の偏差は高くな
る。高周波数の速度誤差に対しては、より正確な
近似機構をもつことが望ましい。これはビデオテ
ープレコーダにおいて経験される速度誤差に関し
て特に言えることで、ビデオテープレコーダにお
いては磁気テープがテープ案内ドラムまわりにら
せん状に巻かれ回転している記録再生ヘツドがテ
ープを走査する。上述の1次線形近似技術は比較
的低い周波数の速度誤差すなわち800ヘルツ以下
程度に対しては十分な誤差補償を行うが、800ヘ
ルツよりはるかに高い速度誤差周波数に対しては
特に良好な補償を行なわない。本出願人のカルフ
オルニア州レツドウツド市のアムペツクス社によ
り製造されているヘリカルビデオテープレコーダ
のVPRシリーズなどの多くのヘリカル巻きビデ
オテープレコーダにおいては、主としてテープに
対する回転変換ヘツドの衝撃の結果として2キロ
ヘルツ程の非常に高い周波数の速度誤差が発生さ
れる。
(本発明が達成すべき課題) 本発明はより正確に速度誤差補償を達成するこ
とが可能な改良された時間軸訂正装置を得ること
にある。
また、本発明は、2次近似の使用すなわち速度
誤差の2次微分の近似を使用して速度誤差訂正信
号を発生することによつて速度誤差の補償を達成
する時間軸訂正装置を得ることにある。
(発明の概要) 概括的に述べれば、本発明は、ビデオ信号のよ
うな複合情報信号に周期的に生じる時間軸基準信
号成分の継続する標本点で時間軸誤差を測定し、
2次微分の時間軸誤差近似すなわち2次近似を行
いそれによつてさらに正確な真の時間軸誤差を得
るようにする装置に関する。この近似は実際の時
間軸誤差に正比例する誤差信号を発生するために
使用され、これから時間軸誤差を低減または除去
するために使用される誤差訂正信号が得られる。
すなわち、本発明は磁気記録媒体から再生した
ビデオ情報信号の不安定性を除去する時間軸補正
装置で使用するため2次速度誤差補正信号を得る
ことにあり、速度誤差の変化を決定するため継続
した水平ラインからのビデオ情報信号のカラーバ
ースト成分の位相を使用し、継続した水平ライン
のバースト成分の位相の変化は、最初に速度誤差
の1次すなわち直線近似を発生するために使用さ
れ、バースト位相の継続した変化の間の差(それ
から2つの継続した1次誤差近似が発生される)
は速度誤差の近似変化率を決定するために使用さ
れ、この差は読みだしクロツク信号を位相変調す
るために使用される誤差補償信号を発生するため
に使用され、このクロツク信号は速度誤差による
時間軸不安定性が除去されていなければそれを相
当に減少するような態様でメモリすなわち記憶装
置に記憶されているビデオ情報信号の読みだしあ
るいは書き込みを制御する。
(実施例の説明) 本発明の1つの好適な実施例は本出願人の製造
に係わるTBC−2型デジタル時間軸誤差訂正装
置に付加する形で説明される。
第5図の回路はこのTBC−2型モデルの回路、
特に図面番号1402451に掲載のもの及び1978年12
月付けインストラクシヨンマニユアル1809381番
に掲載のものを含んでいる。このデジタル時間軸
誤差訂正装置は、デジタル化された映像情報信号
が記憶装置内に書き込まれる時間および同一のデ
ジタル化された映像情報信号が記憶装置から読み
出される時間の間で少なくとも約5本の水平ライ
ンの平均遅延を与えるのに十分なデジタル記憶装
置を有している。このような信号データの書き込
みと読みだしとの間の時間は、時間軸誤差訂正装
置の記憶装置内に書き込まれている映像情報信号
中の速度誤差を捕捉あるいは識別するために使用
される。通常の動作条件の下では、5本といわな
いまでも、少なくとも4本の映像情報信号の連続
する水平ラインが速度誤差を決定するために使用
され得る。
本発明に従えば、2次誤差訂正信号、すなわち
速度誤差の曲線に近似する誤差訂正信号を発生す
るためには少なくともわずか3本の継続する時間
軸基準信号があればよく、また本発明は1次すな
わち直線誤差近似手段を、その構成に備えている
TBC−2の回路に容易に付加することができる。
本発明によつて達成されるのは、速度誤差の2
次微分に関連した2次非線形すなわち曲線誤差訂
正信号の発生と、1次誤差訂正信号に対する2次
非線形すなわち曲線訂正信号の引き続く付加とで
あり、それによつて結果の速度誤差訂正信号を、
連続する時間軸基準の間で生じる実際の速度誤差
に対してより厳密に一致させる。本発明において
は、実際の速度誤差の検出値を使用して1次と2
次の両誤差訂正信号を発生する。実際の速度誤差
と、第3b図の時間軸基準信号の位相標本点S0
S1のような2点間の所望の速度誤差訂正信号はべ
き級数式によつて表すことができる。べき級数式
表示は3つの成分からなり、これらは、S0のよう
な一定値の成分、点S0−S1間の誤差の直線近似の
ような線形変化値すなわち1次成分、非線形変化
値すなわち曲線成分であり、後者の成分は第4図
に関連して、更に詳しく示す。TBC−2のよう
な最近の時間軸誤差訂正装置は、ビデオすなわち
映像信号を一定及び1次誤差成分に関して補償す
る手段を備えている。変化する誤差の非線形成分
は、1次成分以上の全ての高次成分を含んでお
り、また、誤差成分の非線形すなわち曲線の2次
成分の良好な近似を得ることによつて実際の速度
誤差の良好な近似が標本点間で得られることが解
つている。実際上、2次近似が曲線すなわち非線
形誤差成分の部分を構成し、この2次近似は実際
の速度誤差に対する誤差訂正信号の非常に良好な
整合を可能にする。上記の一定及び1次誤差訂正
に、2次近似誤差訂正を付加することにより、全
ての不所望の速度誤差が除去されることになる。
一定及び1次誤差成分は次の式で表すことがで
きる。すなわち、 VE=SN+(SN+1−SN)t/T (1) 映像情報信号に対しては、時間軸基準信号の位
相表示値SN+1及びSNは2つの継続するカラーバー
ストの位相の標本から決定できる。従つて、直線
時間軸誤差近似は、継続する1ライン分離したカ
ラーバーストからの情報の算術的処理を可能に
し、実際の誤差の1次近似を得るにはただ1本の
水平ラインの遅延のみが必要であり、この1次近
似から、時間軸訂正装置の記憶装置からデータを
読み出すのに使用されるクロツク信号を位相変調
するため対応する誤差訂正信号が発生される。
高次すなわち曲線誤差成分の補償を行うため、
第4図を参照すると、標本S0,S1間の周期Tの曲
線誤差成分の部分32は弦距離34の関数である
曲線を有する。このような曲線誤差成分は時間軸
基準信号の位相標本点、すなわち図の標本点S0
S1に対応するt=0とt=Tにおいて零の値を持
つ。この理由は、直線誤差訂正手段が標本点にお
いて正確な誤差訂正を行うためである。直線誤差
訂正手段によつては訂正されずに残つている非線
形の高次の誤差成分は標本点間で信号に生じる漸
増的な位相シフトの結果のものである。従つて、
誤差は位相標本間でのみ残ることになる。
本発明によれば、非線形で変化する時間軸誤差
の2次近似が作られ、高次の非線形で変化する速
度誤差成分の存在に対して情報信号を補償するた
め対応する誤差訂正信号が発生される。非線形速
度誤差成分の2次表示は次の式で表すことができ
る。すなわち、 VEC=4A2(t/T−1)t/T (2) この式はt=0及びt=Tで0であり、t=
T/2で−A2に等しい。2次表示は継続する時
間軸基準信号の標本S0,S1間の間隔を通じてなだ
らかな2次曲線に従う。理想的には、A2はt=
T/2で速度誤差の2次微分の値に等しい値を持
つように選択される。しかしながら、実際の速度
誤差情報は時間軸基準信号の標本間の間隔中は得
られないため、t=T/2での2次微分の値の近
似を発生することが必要である。本発明の実施例
においては、次の式に従つて速度誤差の2次微分
の近似を得ることにより、遭遇する通常の速度誤
差の良好な補償が得られた。すなわち、 (SNでの)A2=(SN+1−SN) −(SN−SN-1) (3) 式(2)及び(3)から、速度誤差の2つの継続する直
線近似間の差から速度誤差の2次表示が決定で
き、かつ対応する誤差訂正信号が得られることが
明かである。従つて、速度誤差の2次表示及び対
応する誤差訂正信号は、カラー映像情報信号の3
本の継続する水平ラインからのカラーバーストの
ような3つの継続する時間軸基準信号の検出され
た位相から得ることができる。上述したTBC−
2型デジタル時間軸誤差修正装置は通常5本の水
平ラインの映像信号情報を記憶しているため、時
間軸誤差の成分を決定し本発明に従つて対応する
誤差訂正信号を発生するように使用するため、継
続するバーストが利用可能である。従つて、付加
的な記憶装置は必要なく、式(2)及び(3)によつて特
定される算術的操作を行うことのできる回路のみ
をTBC−2デジタル時間軸誤差修正装置に2次
誤差訂正近似を実施するために設ける必要があ
る。
1次及び2次速度誤差近似及び映像情報信号の
速度誤差の対応する補償を行うため、第1図に示
される回路を使用することができる。カラーバー
ストの位相を表す値を持つ信号が水平ライン毎に
入力35に与えられる。その入力35は1ライン
(単線)遅延装置36及び減算器37の正入力ま
で延び、減算器37の負入力には遅延装置36の
出力線が延びる。バースト位相表示信号は、カラ
ーバーストの値を基準時間で標本化するための周
知の手段を使用することによつて、カラー映像信
号の各水平ラインに対して得られる。減算器37
の出力は2本の継続する水平ラインからのバース
ト位相表示値間の差を表す信号を与え、この差信
号は主積分器42及びいかに記載する他の構成要
素に延びる線40に生じる。この差信号は継続す
るカラーバースト間のバースト位相の変化を表
し、別のカラーバーストの発生の際に更新される
まで、減算された位相表示信号の後者(SN)に
続く水平ライン間隔中は一定に留まる。従つて、
主積分器42は一定差信号を積分して線44にラ
ンプ信号を発生し、該ランプ信号がバースト位相
の変化の線形近似となるようにする。このように
して、このランプ信号は、第3a図及び第3b図
に関連して上述したように、カラーバーストの位
相を表す2つの継続した信号間の差によつて決定
されるような速度誤差となる成分を含む。線44
上の速度表示ランプ信号は位相変調器46の入力
に与えられ、この位相変調器46は時間軸誤差訂
正装置の記憶装置からのデジタル映像データの読
みだしすなわち検索を制御する位相変調クロツク
信号を出力線48に発生する。この位相変調クロ
ツク信号は速度誤差の1次線形近似に従つて映像
信号の時間軸誤差を補償する。
上述したように、TBC−2型デジタル時間軸
誤差補償装置は(NTSCテレビジヨン信号に対し
ては10.7MHzの標本化速度で)アナログ映像情報
信号を標本化し、次いでこれらの標本すなわちサ
ンプルを2進デジタルデータに変換する。これは
時間軸誤差を除去するため記憶装置に書き込まれ
る。時間軸誤差の補償は、入力映像信号に同期し
てデジタルデータを記憶装置に書き込むことすな
わち記憶のタイミングを取り、かつ基準信号に同
期してデジタルデータを記憶装置から読み出すこ
とすなわち検索のタイミングを取ることによつて
達成される。このような書き込み、読み出しのタ
イミングは、入力映像情報信号に含まれている水
平ライン(水平H位置)及びカラーバースト時間
軸同期成分、並びに通常時間軸誤差修正装置に具
備されている同期信号発生器によつて与えられる
比較基準水平ライン及びカラーサブキヤリア同期
信号から得られるクロツク信号によつて制御され
る。時間軸誤差の存在に対する映像情報信号は以
下に述べる2つの段階で行われる。この補償の第
1の段階は記憶装置に対する上述の書き込み及び
読み出し動作の結果行われる。書き込みクロツク
信号の位相は、水平ライン対水平ラインの基準
で、入力映像情報信号の各水平ラインの始まりで
の水平同期パルスの検出された位置並びにカラー
バーストの位相に従つて調節される。読み出しク
ロツク信号は基準同期信号に関して時間決めされ
てタイミングをとられるため、記憶装置内の映像
情報信号の各水平ラインの記憶時間は、記憶装置
に対する書き込み及び読み出し動作のタイミング
の差に従つて相補的な態様で変化する。補償の第
2の段階にあつては、水平ライン間隔時の時間軸
誤差における漸増変化の効果、すなわち継続する
カラーバースト成分の位相の差で表されるような
残留速度誤差が検出され処理されて、線44に速
度誤差信号が与えられ、この信号は位相変調器4
6において読み出しクロツク信号を位相変調し、
それによつて読み出しクロツク信号は検出された
速度誤差に関して比例する相補的な態様で線形に
変化するようにされる。補償のこの第2の段階の
結果、記憶装置から読み出された映像情報信号の
1次速度誤差成分が補償される。これまでの説明
は上記TBC−2時間軸誤差訂正装置に使用され
ている。従来の1次の直線誤差近似に関するもの
である。
本発明に従つて、2次時間軸誤差の補償を達成
するため、第1図で点線で囲まれた部分50が上
述の1次線形近似誤差訂正回路に付加される。線
40上の差信号は単線(1ライン)遅延回路52
に与えられ、この遅延回路の出力は減算器回路5
6の負入力端子に延びる線54に生じ、減算器回
路の正入力端子は線40の信号を受けるようにな
つている。減算器回路56の出力は線58に生
じ、これは2つの継続した対のカラーバーストに
反映するカラーバースト位相の継続変化間の差か
らなり、従つて速度誤差の変化速度に対応する情
報を含んでいる。SN+1−SNの位相差値が線40に
ある時、遅延回路52の出力は線54に前の位相
差値SN−SN-1を与える。
減算器回路56はその出力に(SN+1−SN)−
(SN−SN-1)を与え、これは線58を介して積分
器60の入力に加えられる。この積分器は線形で
変化するランプ信号の形の差値の第1の積分を行
う。積分器60によつて積分される差値は各水平
ライン間隔時は一定であり、各カラーバーストの
生起時及びカラーバースト位相表示信号の引き続
く発生の際に更新される。積分された差値は加算
器62の1つの入力に与えられる。加算器の他の
入力には線58の積分されない差値が与えられ
る。この加算器は2つの入力信号を結合し、差値
の積分によつて得られるランプ信号が零平均直流
値を持つようにする。加算された結果は積分器4
2の入力に延びる線64に与えられる。その積分
器は差値の第2の積分を行い、それによつて第3
図に示すような時間軸誤差の非線形に変化する成
分、すなわち曲線部分32の2次近似を表す信号
を発生する。TBC−2型時間軸誤差訂正装置は
時間軸基準信号すなわちカラーバーストの基準サ
ンプル点で映像情報信号の時間軸誤差を完全に訂
正することが出来るため、時間軸誤差の1次近似
は位相サンプル点S0,S1等のそれぞれで零とな
る。従つて、サンプル時間で積分器42によつて
発生されるランプ信号の変更は生ぜず、時間軸誤
差の2次近似は上述したようにカラーバースト位
相サンプル点間でランプ信号に影響を及ぼすのみ
である。
本発明によつて達成される2次補償に特に関連
する第1図のブロツク線図の部分は第5図に示す
特殊な回路によつて実現することができる。前述
のように、2次誤差補償装置の好適な実施例は
TBC−2時間軸訂正装置に備えられている誤差
訂正回路と共働するように都合良く構成されてい
る。TBC−2訂正装置は1対の4ビツトラツチ
72を備え、該ラツチ72は入力線70上に2つ
の継続する水平ラインのカラーバーストの位相間
の差に対応する値の8ビツトデジタル表示出力、
すなわち第1図のブロツク線図の線40上にある
信号に対応するデジタル値を受ける。この2つの
継続するカラーバースト間の位相差のデジタル表
示出力は位相差信号を記憶する前述のTBC−2
時間軸訂正装置に備えられているバツフア記憶装
置から得ることができる。バツフア記憶装置は減
算器37の出力において第1図のブロツク線図に
よつて表わされる回路に接続されてデータ記憶装
置によつて与えられるものに対応する整合遅延を
位相差信号に与え、該データ記憶装置からは本発
明に従つて発生される誤差訂正クロツク信号の制
御の下で映像情報信号が読み出される。TBC−
2時間軸訂正装置においては、バツフア記憶装置
に記憶されたバースト位相差のデジタル表示出力
は第1図の入力線35上の各カラーバーストの位
相アナログ電圧表示出力を与える位相比較器から
得られる。この表示出力は上に明らかにした
TBC−2のマニユアルでは“ライン誤差”と呼
ばれている。単線遅延装置36はアナログ電圧表
示出力を受け1水平線周期の間それを保持するサ
ンプルホールド回路である。減算器37は単線遅
延装置36および入力線35からの継続する水平
ラインのカラーバースト位相のアナログ電圧表示
出力を受けそれに応答して位相差のアナログ電圧
表示出力を与える。このアナログ位相差表示出力
はアナログ/デジタル変換器によつて前述のバツ
フア記憶装置に記載されるデジタル表示出力に変
換される。
第5図に示す回路の考察にもどると、ラツチ7
2の出力はデジタル/アナログ変換器76に延長
する出力線74に結合される。変換器76は線7
8にアナログ電流を与え、その値はデジタル差値
信号の値に一致する。線78は線84を介してバ
ツフア82に与えられる電圧出力を有する電流/
電圧変換器80に接続される。バツフア82の出
力は線86に現われ、該線86はバツフア82の
負入力および減算器回路88の正入力と電子スイ
ツチ90の1端子に延長する。減算器回路88は
第1図のブロツク線図に備えられている減算器5
6に対応する。線86上の信号は時間軸誤差にお
ける線毎の変化のアナログ等価値であり、2本の
継続する水平ラインのカラーバースト位相間の差
に対応する値を含む。出力線86はまた固定抵抗
器96および加減抵抗器98を介して積分器94
の負入力92にも接続されている。積分器94は
第1図のブロツク線図に備えられている主積分器
42に対応し、その出力は線100に現われ該線
100は第1図に示すブロツク線図に関して述べ
た位相変調器46のような位相変調器に延長す
る。上述のように、位相変調器は位相変調クロツ
ク信号を発生し、該クロツク信号は時間軸訂正装
置の映像情報信号記憶装置からデータを読み出す
ためTBC−2時間軸訂正装置によつて使用され
る。前述の第5図の回路は該時間軸訂正装置の1
部である。
線86上のアナログ信号の値はカラーバースト
間隔に続く各水平ライン間で一定でそれぞれの継
続するカラーバーストによつて表わされる位相誤
差の測定に続いてデジタル/アナログ変換器76
からの新しい差値によつて更新される。この一定
値は主積分器94によつて積分されて先に述べた
ように継続するカラーバースト間の位相変化の直
線近似に対応する直線ランプ成分を発生する。
主積分器94はまた第1図の回路50の2次誤
差訂正近似回路の部分をも形成している。以下に
詳しく説明するように、積分器94は第1図の積
分器42に関して前述した式(3)に従つて発生され
る速度誤差の2次微分の近似の第2の積分を行
う。主積分器94は線92上に積分された2次微
分信号を受け、該線92は加減抵抗器102に接
続され、該抵抗器102は線104によつてジヤ
ンパ106に接続され、該ジヤンパ106は抵抗
器108および線110を介して2次誤差信号近
似回路の出力に接続される。抵抗器102は必要
に応じて主積分器94によつて発生される2次す
なわち曲線誤差訂正成分の振幅を変化させるよう
に操作することができる。ジヤンパ106を除去
すれば単に2次誤差訂正装置全体を不動作にする
のみで、主積分器94は直線近似訂正のみを行な
うランプを発生し、先に述べたような態様でラン
プを変更する2次誤差訂正は付加されない。
次に第5図に示す回路の2次誤差訂正部分につ
いてみると、継続する水平ラインに対する速度誤
差間の差を表わすアナログ値は線86に与えら
れ、これは減算器88および電子スイツチ90に
与えられる。第5図の回路は線112上にTBC
−2時間軸訂正装置によつて与えられる早期
REF(基準)H信号を受けてラツチ72によつて
減算器88に与えられるカラーバースト位相差信
号の更新のタイミングをとる。この早期REF(基
準)H信号はTBC−2訂正装置に備えられてい
る前記の同期信号発生器によつて発生される水平
速度REF(基準)H駆動信号に対応する。早期
REF(基準)H信号は電子スイツチ90および第
2電子スイツチ118に延長する出力線116を
有する単安定マルチバイブレータまたは単発マル
チバイブレータ114をトリガする。単発マルチ
バイブレータ114の周期は水平同期パルス間隔
中の早期に適当に調時されたH速度スイツチ作動
信号を与えるように調整されてスイツチ90の位
置を図に示す位置から反対側の位置に変えて線8
6上の差値をコンデンサ120に与える。このタ
イミングはスイツチ90とコンデンサ120が、
およそ1水平ラインの間隔の間そこに与えられる
値を保持し、また回路の2次誤差訂正部分の以下
の説明からより明らかになるように、映像情報信
号の2本の継続するラインに渡つてバースト位相
における変化速度に対応する差値を発生させる第
1図の単線遅延装置52に関して前述した付加的
な1水平ラインの遅延を与えるように働くサンプ
ルホールド回路として動作するようにする。コン
デンサ120は線122によつて増幅器124の
入力に結合され、該増幅器124の出力は線12
6、抵抗器128および線130を介して減算器
88の負入力に結合され、該減算器88の正入力
は以下に述べる態様で線86からの続いて生じる
差値によつて与えられる。このように、減算器8
8はバースト位相標本値の連続する隣接した対に
よつて表わされるバースト位相差間の差を含む差
信号を線132に発生する。第1図に関して上に
説明したように、この差値は時間軸誤差の2次微
分の近似を表わす。特定の標本に関連して、減算
器88は例えば(SN+1−SN)−(SN−SN-1)の単一
の値を与える。減算器88の出力は線142によ
つて増幅器144の入力に結合されている連続し
て接続された抵抗器138および140に線13
2によつて結合される。これらの抵抗器および増
幅器はコンデンサ146と共に積分器を画定し、
該積分器は第1図の積分器60のように時間軸誤
差の2次微分の差値表示信号の第1の積分を行
い、線150に接続されたその出力において積分
された差値を与える。積分された出力が零平均直
流値をもつようにするために使用される前述の直
流値は抵抗器136を介して増幅器124の出力
を積分器144の入力に延長する線132に結合
することによつて得られる。減算器88の負入力
は抵抗器156にも接続され該抵抗器156は加
減抵抗器158のワイパアームに接続される。こ
れらの抵抗器は線132に結合された直流成分の
値を決定し減算器88の動作を制御して積分器1
44が作動的に安定に保たれるようにする。
積分器144の出力は抵抗器154を介して加
算接合点152に延長する線150に現われ、加
算接合点152は増幅器155に接続される。増
幅器155の出力は線110に結合されそれは積
分された差値を与え、該差値は前述のようにその
値がランプの中心点で零になるように十分な流直
オフセツトを有する線形に変化するランプであ
る。加減抵抗器140は線132に現われる直流
値と線150からの積分された出力との間に、そ
の均衡が線形ランプをその中心で零を通過させる
ようにして適当な均衡を与えるように調整するこ
とができる。これにより、発生される結果の2次
すなわち曲線訂正成分は零直流値に関して確実に
対称となる。この点に関して、積分器144によ
つて発生され線150に現れるランプ信号は正ま
たは負勾配いずれかの直線ランプになり、増幅器
124によつて与えられる直流値はランプ信号の
直流成分を変化させ、それによつてその長さの半
分は零直流値以上であり他の半分は零直流値以下
になる。これは抵抗器140を調整して発生され
るランプ信号の零直流交差点が発生されるランプ
の長さの中間で生じるようにすることによつて制
御される。これが行なわれると、第3図に示すよ
うな対称な2次すなわち曲線誤差訂正成分が第2
の積分器94によつて発生される。線110に与
えられる積分された差値信号の形に関しては、実
際の速度誤差の変化速度が測定間隔中で増加する
と、正勾配を有するランプ信号が発生される。言
うまでもなく、速度誤差の変化速度が低下すると
負勾配を有するランプ信号が発生される。
減算器88によつて発生される2次微分信号の
更新はスイツチ90を作動しかつラツチ72のク
ロツキングを制御することによつて達成される。
このクロツキングはスイツチ90が線112上の
早期REF(基準)H信号の発生によつて作動され
て間もなく、ラツチが新しいバースト位相差表示
信号を受けその出力に発生するように制御され
る。さらに詳細には、TBC−2時間軸訂正装置
に備えられている同期信号発生器によつて与えら
れる各基準水平同期パルス間隔中で、早期REF
(基準)H信号は線112に与えられ、スイツチ
90は単発マルチバイプレータ114によつて発
生されるスイツチ作動信号により作動されてその
時線86にあるバースト位相差信号のアナログ表
示出力をコンデンサ120に結合する。単発マル
チバイブレータ114の周期はコンデンサが線8
6上のバースト位相差表示信号の値まで充電する
ようにさせるのに十分な時間(約3マイクロ秒)
だけスイツチ90が閉じられるように選択され
る。上述のように映像情報信号の各水平線の始ま
りには時間軸誤差がないため第1図および第5図
に示した速度誤差訂正回路の動作のタイミングは
TBC−2時間軸訂正装置の同期信号発生器によ
つて与えられる基準タイミング信号によつて制御
されることを理解されたい。映像情報の各水平線
の始まりには時間軸誤差がないため、その時間に
おいては映像情報信号と安定した基準タイミング
の間にはタイミングの相違は存在しない。
単発マルチバイブレータ114によつて与えら
れるスイツチ作動信号の終了によるスイツチ90
の不作動後間もない基準水平同期パルス間隔中で
ラツチ72はクロツクされてその時入力線70に
ある次の継続するデジタルバースト位相差表示信
号を受けその出力に発生する。続くデジタル/ア
ナログ変換器76および増幅器回路80と82は
応答して次のデジタルバースト位相差表示信号の
アナログ等価値を減算器88の正入力に延長する
線86に結合する。このアナログ等価信号は次の
基準水平同期パルス間隔中で生じる次の更新動作
まで線86に届まる。従つて減算器88は、漸増
変化する時間軸誤差を補償すべき水平ライン間隔
の有効映像情報部分全体に対して2つのバースト
位相差表示信号を受け、速度誤差の2次微分を決
定し対応する2次誤差訂正信号を発生することが
できる。
ラツチ72に対するクロツク信号は第5図に示
す回路によつて発生され、該回路は線162に結
合される水平ライン速度REF(基準)H信号に関
して操作される。REF(基準)H信号は線112
上の早期REF(基準)H信号の発生後約1マイク
ロ秒で生じるように選択され、読み出しアドレス
発生器から都合よく得られ、該読み出しアドレス
発生器はTBC−2時間軸訂正装置に備えられて
いる同期信号発生器によつて与えられる基準タイ
ミング信号に同期した読み出しアドレス記憶装置
選択信号を発生して訂正装置の記憶装置からの映
像情報信号の読み出しを制御する。この読み出し
アドレス記憶装置選択信号は線162上に与えら
れたREF(基準)H信号を発生するのに使用され
る。バツフア164は線162上に与えられた
REF(基準)H信号を受けるように結合された入
力を有し、抵抗器167とコンデンサ166によ
り形成される微分回路に結合されたその出力にお
いて対応する信号を与える。微分回路とゲート1
68は共働して単発マルチバイブレータ170を
トリガするトリガ信号を発生し、該単発マルチバ
イブレータは誤差訂正信号発生回路を更新し始動
させるように結合される。より明確には、単発マ
ルチバイブレータ170の1つの出力はラツチ7
2のクロツク入力に延長する線184によつて先
に述べたように新しいデジタルカラーバースト位
相差表示信号を受けて記憶するように結合され
る。
誤差訂正信号発生回路を始動させるため、単発
マルチバイブレータ170の第2出力は抵抗器1
74を介して駆動トランジスタ176のベースに
接続される線172に結合される。トランジスタ
176のコレクタは線180および抵抗器182
によつてトランジスタ178のゲートに接続され
る。単発マルチバイブレータ170がREF(基
準)H信号によつてトリガされてクロツク信号を
発生する毎にトランジスタ178はゲートされて
主積分器94のコンデンサ188を短絡し、それ
によつて、減算器88によつて決定されるような
速度誤差の新規の2次微分表示出力に対応する新
規のランプ信号の発生の準備のため積分器を零に
リセツトする。2次誤差訂正近似回路の第1の積
分器144は、線112上の早期REF(基準)H
信号の発生毎にスイツチ118を作動させるよう
に単発マルチバイブレータ114によつて発生さ
れるスイツチ作動信号を結合することによりその
コンデンサ146を短絡することによつて同様に
リセツトされる。
以上回路の通常動作を説明したが、他の構成要
素は通常一定の条件の下で保護的抑制的動作を行
うように設けられている。線186はTBC−2
時間軸訂正装置によつて与えられる無バースト/
バーストレベル信号を受けそれをゲート168の
第2入力に与えるように結合される。このレベル
信号は線186に与えられる信号が低である場合
REF(基準)H信号が入力ラツチ172をクロツ
クするのを抑制するが、これはバーストがないと
きに生じる。従つて、差値が計算されても、バー
ストが実際になければそれは誤りとみなす。作動
中、回路は正当なバーストが受けられるまで待つ
てから上述の1次および2次訂正動作を行なうの
である。線190は低信号が与えられるとラツチ
をクリアし、この線はTBC−2記憶装置の過負
荷状態の発生によつて、あるいはTBC−2時間
軸訂正装置を使用した試験処理を行なう間に制御
される。
(発明の効果) 以上の記述から、変化する時間軸誤差を訂正す
ることによつて優秀な性能を提供する装置および
方法が述べられ、本装置は先行技術の装置の性能
特性を大きく上回ることを理解されたい。変化す
る時間軸誤差の2次近似、すなわち例えば情報信
号の時間軸同期成分の3つの連続する標本を使用
して誤差の変化速度を測定することによつて、2
次すなわち曲線訂正成分が1次訂正成分に付加さ
れることが可能になり、これは誤差周波数訂正範
囲を先行技術の1次訂正装置によつて達成された
ものよりはるかに拡大する。この点に関して、3
つの標本を使用することによつて、1次線形近似
訂正装置に対する約800ヘルツの最適レベルに比
し約2500ヘルツまでの速度誤差訂正が可能にな
る。しかし複合情報信号に含まれる時間軸同期成
分の4本以上の連続する標本を使用して誤差の変
化速度を決定することにより変化する時間軸誤差
のさらに正確な2次近似が得られる。例えば、第
1図の実施例は減算器56によつて与えられる連
続する差値の平均を与えるため減算器56の後、
加算器62と積分器60の入力の前に回路を挿入
することによつて変更することができる。これは
単線遅延装置を減算器56の出力に結合し単線遅
延装置の出力と減算器の出力を平均回路の入力に
結合することによつて達成される。単線遅延装置
および平均回路のこの構成は減算器56によつて
発生される継続する差値の連続平均を与える。継
続する差値の連続平均は前述の態様で2次誤差訂
正信号を得るための処理のため加算器64および
積分器60に結合される。
現行の時間軸訂正装置の構成を少々変更するこ
とによつて改良された性能が得られ、また本発明
は特にここに述べたタイプのデジタル時間軸訂正
装置に適し穏当な経費で現行の回路に比較的容易
に付加することができる。
本発明の好適な実施例はアムペツクス社によつ
て製造されているTBC−2のような現行の通常
のデジタル時間軸訂正装置と共働するように構成
されているように説明されており、また従つて発
生された速度誤差訂正信号は訂正装置の記憶装置
に記憶された情報信号を検索するのに使用される
読み出しクロツク信号を位相変調するように結合
されることに注意されたい。しかし、第1図およ
び第5図に示す回路によつて発生される誤差訂正
信号は同様に書き込みクロツク信号を変調するの
にも使用することができる。このような実施例に
おいては、書き込みクロツク信号のライン毎の調
整は先行技術の時間軸訂正装置に関して前述した
ように行なわれ、また第1図および第4図に示し
たような回路は書き込みクロツク信号発生回路に
結合され書き込みクロツク信号に速度誤差補償の
位相変調をとり入れる。このように、書き込みク
ロツク信号は情報信号が訂正装置の記憶装置に記
憶されている持続時間を制御して信号中にある全
ての時間軸誤差に対して補償する。このような構
成においては、時間訂正装置の記憶装置への映像
情報信号の記憶に先立つて速度誤差訂正信号の発
生を可能にするように適当な信号遅延が与えられ
なければならない。
特定の好適な実施例を図解し、説明したが、当
業者には様々な変更例、等価例および代用例が明
らかになるだろう。従つて本発明の範囲は添付の
特許請求の範囲およびその等価なものによつての
み限定されるべきである。
本発明の様々な特徴は特許請求の範囲に述べら
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置で本発明の方法を実施す
るのに使用することのできる装置の簡略化したブ
ロツク線図、第2図は時間に対する速度誤差に関
する多くのプロツトおよび様々な速度誤差訂正を
含み、第3a図は第2図に示すような2つの標本
点間の表示曲線の部分を表わし、特に直線近似の
図解を表わし、第3b図は速度誤差の成分を図解
する図で本発明で使用されている2次近似を説明
するのに有用であり、第4図は2次近似が行なわ
れる態様を図解するもう1つの図、第5図は第1
図に示すブロツク線図の動作を行なうのに使用す
ることのできる回路の詳しい概略図である。 図中、36……単線遅延装置、37……減算
器、42……主積分器、46……位相変調器、5
2……単線遅延回路、56……減算器回路、60
……積分器、62……加算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水平ライン並びにカラーバースト時間軸同期
    成分を含んだカラー映像情報信号の時間軸誤差を
    補償するための2次誤差修正信号を発生する装置
    において、 (イ) 継続した水平ラインでそのカラーバースト成
    分の位相を表す信号(SN-1、SN、SN+1)を受け
    る手段35,36,52 (ロ) 上記カラーバースト成分の継続した対のもの
    の位相表示信号間の位相差を表す位相差信号
    (SN+1−SN、SN−SN-1)を発生するための手段
    37,52 (ハ) 継続した位相差信号によつて表される位相差
    の変化を決定し、カラーバースト成分の位相の
    変化率を表す信号を発生する手段56,58,
    60,62 (ニ) 上記位相差及びカラーバースト成分の位相の
    上記変化率に比例する誤差補正信号を発生する
    手段42 を具備したことを特徴とする上記装置。
JP14927880A 1979-10-24 1980-10-24 Secondary speed error correcting device for time axis correcting apparatus Granted JPS5673992A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/087,897 US4321619A (en) 1979-10-24 1979-10-24 Second order velocity error correction for time base correctors

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5673992A JPS5673992A (en) 1981-06-19
JPH0239157B2 true JPH0239157B2 (ja) 1990-09-04

Family

ID=22207919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14927880A Granted JPS5673992A (en) 1979-10-24 1980-10-24 Secondary speed error correcting device for time axis correcting apparatus

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4321619A (ja)
JP (1) JPS5673992A (ja)
BE (1) BE885850A (ja)
CA (1) CA1150394A (ja)
DE (1) DE3039711C2 (ja)
FR (1) FR2468267A1 (ja)
GB (1) GB2061648B (ja)
NL (1) NL8005849A (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56131272A (en) * 1980-03-18 1981-10-14 Sony Corp Time-axis correcting device
JPH0732493B2 (ja) * 1985-02-13 1995-04-10 ソニー株式会社 速度誤差の補正装置
DE3533702A1 (de) * 1985-09-21 1987-03-26 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur kompensation von geschwindigkeitsfehlern bei videosignalen
DE3533704A1 (de) * 1985-09-21 1987-03-26 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur kompensation von geschwindigkeitsfehlern bei videosignalen
US4907070A (en) * 1985-10-17 1990-03-06 Ampex Corporation Time base corrector with memory mapped system control
US4763203A (en) * 1985-10-17 1988-08-09 Ampex Corporation Time base corrector with accurate timing corrector control
US4733294A (en) * 1985-10-17 1988-03-22 Ampex Corporation Time base corrector memory arrangement and memory control
JPH06101860B2 (ja) * 1986-04-11 1994-12-12 ソニー株式会社 時間軸補正装置
US4780770A (en) * 1986-06-20 1988-10-25 Ampex Corporation Method and apparatus for separating and individually correcting repetitive and random velocity errors
US4987491A (en) * 1989-01-20 1991-01-22 Sanyo Electric Co., Ltd. Jitter compensation circuit for processing jitter components of reproduced video signal
JPH05276538A (ja) * 1992-03-27 1993-10-22 Toshiba Corp Pal方式色信号処理回路
US5451999A (en) * 1992-11-05 1995-09-19 Ampex Corporation Method and apparatus for detecting stability of a digital component video signal
CN110988765B (zh) * 2019-12-25 2022-03-04 东软医疗系统股份有限公司 一种磁共振相位校正方法和装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50155124A (ja) * 1974-06-03 1975-12-15

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3504111A (en) * 1965-11-16 1970-03-31 Japan Broadcasting Corp Compensating system for color phase deviation of vtr-reproduced signal
US3428745A (en) * 1966-03-24 1969-02-18 Ampex Head-to-tape velocity error compensator for rotary head video tape recorders
GB1240010A (en) * 1967-08-11 1971-07-21 Nippon Electric Co Improvements in or relating to electrical phase difference detector systems
DE1774082C3 (de) * 1968-04-03 1978-05-11 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Schaltungsanordnung zum Ausgleich von Zeitfehlern bei Farbfernsehsignalen, die von einem vorzugsweise bandförmigen Magnetspeicher abgenommen werden
US4212027A (en) * 1974-04-25 1980-07-08 Ampex Corporation Time base compensator
US4053926A (en) * 1975-03-03 1977-10-11 Ampex Corporation Timing error compensator
US3994013A (en) * 1975-03-03 1976-11-23 Ampex Corporation Last line velocity compensation
JPS53148317A (en) * 1977-05-31 1978-12-23 Sony Corp Error correction unit for time axis

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50155124A (ja) * 1974-06-03 1975-12-15

Also Published As

Publication number Publication date
NL8005849A (nl) 1981-04-28
GB2061648A (en) 1981-05-13
US4321619A (en) 1982-03-23
FR2468267B1 (ja) 1983-12-30
JPS5673992A (en) 1981-06-19
GB2061648B (en) 1984-03-21
FR2468267A1 (fr) 1981-04-30
CA1150394A (en) 1983-07-19
DE3039711A1 (de) 1981-04-30
BE885850A (fr) 1981-02-16
DE3039711C2 (de) 1983-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0239157B2 (ja)
US4443821A (en) Digital velocity error compensator
US4393413A (en) Velocity error compensator for time base error corrections of periodic information signals
US4410876A (en) D.C. Stabilized analog-to-digital converter
US5557417A (en) Multi-loop testing apparatus with means for adjusting a reproduced video signal
US3984867A (en) Apparatus for modifying the time base of signals
GB1120752A (en) Phase and frequency correction system
KR940009542B1 (ko) 시간축 보정 장치 및 속도 에러 보정 회로
JPS5936326B2 (ja) ジカンジクゴサホセイソウチ
US5212562A (en) Image signal reproducing apparatus having memory function
EP0414556B1 (en) Compensating circuit for compensating distortion of video signal by detecting distortion of ramp signal in video signal
EP0191468B1 (en) An apparatus for generating a velocity error signal
KR920000142B1 (ko) 위상검파 회로
EP0445780B1 (en) Image signal recording and reproducing system
US5010404A (en) Characteristics corrector
JPH0532821B2 (ja)
JP3906515B2 (ja) カラービデオ信号記録方法及びダビングシステム
JPS6027472B2 (ja) 静止画像再生装置
US5283660A (en) Video signal processing apparatus having timebase corrector and means for replacing residual error data with specific data
JP2808676B2 (ja) 時間軸補正装置
JP3232447B2 (ja) ビデオ信号の時間軸補正装置
JPS6272291A (ja) ビデオ信号における速度誤差を補償する方法
JP2928887B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2615794B2 (ja) 時間軸補正装置
JPS6215983A (ja) 映像信号の信号処理装置