JPH0238810B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0238810B2 JPH0238810B2 JP56156974A JP15697481A JPH0238810B2 JP H0238810 B2 JPH0238810 B2 JP H0238810B2 JP 56156974 A JP56156974 A JP 56156974A JP 15697481 A JP15697481 A JP 15697481A JP H0238810 B2 JPH0238810 B2 JP H0238810B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- rubber
- friction material
- wet friction
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D69/02—Composition of linings ; Methods of manufacturing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
本発明は摩擦係数が高くしかも耐摩耗性も向上
した湿式摩擦材に関する。 従来、湿式摩擦材としては焼結合金が広く使用
される一方、ペーパー材も使用されている。前者
は性能は優れているが高価であるためごく限定さ
れた箇所以外は余り多く使用されていないだけで
なく焼結合金は硬度が高く弾力性に欠けるため、
場合によつては相手摩擦金属板と局部当りをする
ことがあり、時としてその相手金属板に熱クラツ
チ等の発生が見られることがあつた。又、後者の
ペーパー材は耐油性、耐摩耗性に問題があつた。 本発明は上記の問題を解決するためになされた
もので、ゴム系の摩擦材を使用して高い摩擦係数
と優れた耐摩耗性を併せ有する新規な湿式摩擦材
を提供することを目的とする。 本発明の湿式摩擦材においては耐熱耐油性を有
するゴム系材料として塩基性アクリルゴム、エピ
クロールヒドリンゴムを選定し、更に耐摩耗性に
優れた熱硬化性樹脂の３成分を基に加硫剤、加硫
促進剤、老化防止剤等を混入し、更に或る程度の
硬度を与えるためにカーボンブラツク及び／又は
ホワイトカーボンを混入してマトリツクスとし、
次にガラス微繊維及び／又はチタン酸カリウム繊
維を混入してなるものである。 本発明の湿式摩擦材の代表的配合組成は次の通
りである。 塩基性ポリアクリレートゴム 0.5〜80重量部 エピクロールヒドリンゴム 0.5〜40 〃 熱硬化性樹脂 0.5〜25 〃 加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤等 0.2〜10 〃 カーボンブラツク及び／又はホワイトカーボン ５〜120 〃 上記を良く混練し、塩基性ポリアクリレートゴ
ム、エピクロールヒドリンゴム及び熱硬化性樹脂
を主成分とする３成分系のマトリツクスとし、こ
の３成分系のマトリツクスに対しての次の割合で
ガラス微繊維及び／又はチタン酸カリウム繊維を
混入する。 ３成分系マトリツクス：ガラス微繊維及び／又はチタン
酸カリウム繊維＝５〜２：２〜５ ポリアクリレートゴムは塩基性とエポキシ系と
に大別されるが、本発明ではエピクロールヒドリ
ンゴムと混合使用するために塩基性ポリアクリレ
ートゴムを使用する。 エピクロールヒドリンゴムも、耐油性、耐熱性
を有し、しかもエピクロールヒドリンゴムはポリ
アクリレートゴムとの併用によつて作業性が容易
になり又加工性及び耐寒性も向上しコスト的にも
有利になる。 熱硬化性樹脂は耐摩耗性の向上に効果的なフエ
ノール系のものを使用する。 カーボンブラツクは３成分系のマトリツクスの
硬度を左右するもので、このカーボンブラツクの
１部をホワイトカーボンに代替して使用すること
も可能でホワイトカーボンは硬度の調整とコスト
引下げの効果をもつ。又加硫剤、加硫促進剤、老
化防止剤等の有機、無機物を若干混入することは
周知である。 そして本発明は耐摩耗性を改善するためにガラ
ス微繊維を混合するものであるが、更に耐摩耗性
を良くする目的でチタン酸カリウム繊維を使用す
る場合がある。 次に本発明の実施例を示す。 配 合 組 成 塩基性ポリアクリレートゴム 40重量部 エピクロールヒドリンゴム 10 〃 フエノール樹脂 ５ 〃 カーボンブラツク 80 〃 加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤 少量 上記成分を良く混練し３成分系マトリツクスを
構成し、この３成分系マトリツクスに対しガラス
微繊維を55：45の割合で混合し良く練り込んで所
定の厚みに圧延し、一定の圧力と温度をかけて１
次加硫を行い、次いで所定温度で２次加硫を行い
製品とする。又１次加硫を行う際に予め所定の表
面処理を施した鉄板等よりなる摩擦板にプライマ
ー処理を行い、更に所定の寸法に切断した上記ゴ
ム素材を前記摩擦板に同時にモールドして製品を
得ても良い。 このようにして得られたゴム系摩擦材の油中に
おける性能は次の通りであつた。 試験条件 摩擦材接触面 50φ 相手材 FC−25 周 速 3m／sec 面 圧 7.5Kg／cm2 摩擦方法 10sec摩擦5sec休止の断続摩擦 使用油 エンジン油120℃（試験品全体が油
中に浸漬）
した湿式摩擦材に関する。 従来、湿式摩擦材としては焼結合金が広く使用
される一方、ペーパー材も使用されている。前者
は性能は優れているが高価であるためごく限定さ
れた箇所以外は余り多く使用されていないだけで
なく焼結合金は硬度が高く弾力性に欠けるため、
場合によつては相手摩擦金属板と局部当りをする
ことがあり、時としてその相手金属板に熱クラツ
チ等の発生が見られることがあつた。又、後者の
ペーパー材は耐油性、耐摩耗性に問題があつた。 本発明は上記の問題を解決するためになされた
もので、ゴム系の摩擦材を使用して高い摩擦係数
と優れた耐摩耗性を併せ有する新規な湿式摩擦材
を提供することを目的とする。 本発明の湿式摩擦材においては耐熱耐油性を有
するゴム系材料として塩基性アクリルゴム、エピ
クロールヒドリンゴムを選定し、更に耐摩耗性に
優れた熱硬化性樹脂の３成分を基に加硫剤、加硫
促進剤、老化防止剤等を混入し、更に或る程度の
硬度を与えるためにカーボンブラツク及び／又は
ホワイトカーボンを混入してマトリツクスとし、
次にガラス微繊維及び／又はチタン酸カリウム繊
維を混入してなるものである。 本発明の湿式摩擦材の代表的配合組成は次の通
りである。 塩基性ポリアクリレートゴム 0.5〜80重量部 エピクロールヒドリンゴム 0.5〜40 〃 熱硬化性樹脂 0.5〜25 〃 加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤等 0.2〜10 〃 カーボンブラツク及び／又はホワイトカーボン ５〜120 〃 上記を良く混練し、塩基性ポリアクリレートゴ
ム、エピクロールヒドリンゴム及び熱硬化性樹脂
を主成分とする３成分系のマトリツクスとし、こ
の３成分系のマトリツクスに対しての次の割合で
ガラス微繊維及び／又はチタン酸カリウム繊維を
混入する。 ３成分系マトリツクス：ガラス微繊維及び／又はチタン
酸カリウム繊維＝５〜２：２〜５ ポリアクリレートゴムは塩基性とエポキシ系と
に大別されるが、本発明ではエピクロールヒドリ
ンゴムと混合使用するために塩基性ポリアクリレ
ートゴムを使用する。 エピクロールヒドリンゴムも、耐油性、耐熱性
を有し、しかもエピクロールヒドリンゴムはポリ
アクリレートゴムとの併用によつて作業性が容易
になり又加工性及び耐寒性も向上しコスト的にも
有利になる。 熱硬化性樹脂は耐摩耗性の向上に効果的なフエ
ノール系のものを使用する。 カーボンブラツクは３成分系のマトリツクスの
硬度を左右するもので、このカーボンブラツクの
１部をホワイトカーボンに代替して使用すること
も可能でホワイトカーボンは硬度の調整とコスト
引下げの効果をもつ。又加硫剤、加硫促進剤、老
化防止剤等の有機、無機物を若干混入することは
周知である。 そして本発明は耐摩耗性を改善するためにガラ
ス微繊維を混合するものであるが、更に耐摩耗性
を良くする目的でチタン酸カリウム繊維を使用す
る場合がある。 次に本発明の実施例を示す。 配 合 組 成 塩基性ポリアクリレートゴム 40重量部 エピクロールヒドリンゴム 10 〃 フエノール樹脂 ５ 〃 カーボンブラツク 80 〃 加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤 少量 上記成分を良く混練し３成分系マトリツクスを
構成し、この３成分系マトリツクスに対しガラス
微繊維を55：45の割合で混合し良く練り込んで所
定の厚みに圧延し、一定の圧力と温度をかけて１
次加硫を行い、次いで所定温度で２次加硫を行い
製品とする。又１次加硫を行う際に予め所定の表
面処理を施した鉄板等よりなる摩擦板にプライマ
ー処理を行い、更に所定の寸法に切断した上記ゴ
ム素材を前記摩擦板に同時にモールドして製品を
得ても良い。 このようにして得られたゴム系摩擦材の油中に
おける性能は次の通りであつた。 試験条件 摩擦材接触面 50φ 相手材 FC−25 周 速 3m／sec 面 圧 7.5Kg／cm2 摩擦方法 10sec摩擦5sec休止の断続摩擦 使用油 エンジン油120℃（試験品全体が油
中に浸漬）
【表】
尚、従来のゴム摩擦材の硬度がゴム硬度計で80
が又はそれ以下であるのに比し、本発明のゴム系
摩擦材の硬度は85〜100の範囲としたことにより
一層性能の向上を計つた。
が又はそれ以下であるのに比し、本発明のゴム系
摩擦材の硬度は85〜100の範囲としたことにより
一層性能の向上を計つた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 塩基性ポリアクリレートゴム0.5〜80重量部、
エピクロールヒドリンゴム0.5〜40重量部、熱硬
化性樹脂0.5〜25重量部を含むマトリツクス５〜
25重量部にガラス微繊維及び／又はチタン酸カリ
ウム繊維２〜50重量部を配合してなる湿式摩擦
材。 ２ マトリツクスが塩基性ポリアクリレートゴム
0.5〜80重量部、エピクロールヒドリンゴム0.5〜
40重量部、熱硬化性樹脂0.5〜25重量部を基とし
これにカーボンブラツク及び／又はホワイトカー
ボン５〜120重量部と加硫剤、加硫促進剤、老化
防止剤等0.2〜10重量部よりなる特許請求の範囲
第１項記載の湿式摩擦材。 ３ 熱硬化性樹脂がフエノール系であることを特
徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載の
湿式摩擦材。 ４ マトリツクスとガラス微繊維及び／又はチタ
ン酸カリウム繊維の割合が55：45あることを特徴
とする特許請求の範囲第１項から第３項までいず
れか１項記載の湿式摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15697481A JPS5859276A (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 湿式摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15697481A JPS5859276A (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 湿式摩擦材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5859276A JPS5859276A (ja) | 1983-04-08 |
| JPH0238810B2 true JPH0238810B2 (ja) | 1990-09-03 |
Family
ID=15639394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15697481A Granted JPS5859276A (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 湿式摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5859276A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61191599A (ja) * | 1985-02-19 | 1986-08-26 | Kubota Ltd | 摩擦材 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5670079A (en) * | 1979-11-09 | 1981-06-11 | Fuji Kagaku Kogyo Kk | Friction material |
-
1981
- 1981-10-02 JP JP15697481A patent/JPS5859276A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5670079A (en) * | 1979-11-09 | 1981-06-11 | Fuji Kagaku Kogyo Kk | Friction material |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5859276A (ja) | 1983-04-08 |
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