JPH0238262Y2 - - Google Patents

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JPH0238262Y2
JPH0238262Y2 JP9906186U JP9906186U JPH0238262Y2 JP H0238262 Y2 JPH0238262 Y2 JP H0238262Y2 JP 9906186 U JP9906186 U JP 9906186U JP 9906186 U JP9906186 U JP 9906186U JP H0238262 Y2 JPH0238262 Y2 JP H0238262Y2
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jewel
pedestal
jewelry
frame
jeweled
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、宝石等の装飾品を装着した眼鏡フレ
ームに関する。
(従来の技術) ダイヤモンド、ルビー等の宝石を装着した高紙
装飾品的な宝石付眼鏡フレームが販売されてい
る。
このような眼鏡フレームにおいて、宝石は、レ
ンズ枠や、テンプル部に固定されており、フレー
ム本体に、凹部を設け、これに宝石用台座を埋設
することによつて装着がなされている。
また、この宝石用台座に宝石を固着する取付加
工は、加工中に宝石等に傷をつけないように、精
度の高い加工性が求められ、宝石用台座に使用す
る材料は、銅を多量に含有したモネルメタル、洋
白等の易加工性の合金が使用されている。
宝石止めの方法としては、例えば実開昭61−
4924号公報には台座の一部にツメを設けて、この
上に宝石等を把持させるとともに該座金を眼鏡枠
の一部に設けた凹部に埋め込み、樹脂等の接着剤
で固着させてなる眼鏡枠が開示されている。
又特開昭60−68318号公報には枠又はつるとは
別体に形成した金属又は樹脂製のケースに飾り用
宝石類を嵌合して固定すると共に、これをケース
ごと枠又はつるに設けた凹部に嵌合し接着剤等を
もつ固定する方法が知られている。
また、実開昭61−6820号公報には宝石抱持枠の
左右に、各々先端側に縦断面略コ字形のフレーム
挾持溝を設けた左右の挾持板を左右横方向に設
け、宝石抱持枠の下端側に、下側先端部に掛止鈎
面を曲接した掛止脚板を鉛直方向に設け、めがね
フレームのセンター位置に装着する方法が知られ
ている。また、加工手順として台座のめつき加工
後に宝石を台座に固定すると後加工によりめつき
がはがれてしまうので、めつき前の状態にて、宝
石を固定した後めつき工程に入つて最終仕上とな
るのが一般に知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、台座に固定された宝石は、第6
図に示す状態になつているので第8図のbに示す
部分即ち宝石止めの内側にめつき液が入りにくい
構造になつているので、後工程におけるめつきが
不完全となり長期使用において、人体からの分泌
物や汗等によつて化学変化をうけ、緑青
(CuCO3・Cu(OH)2)を生じやすく、外観上製品
としての価値を失つてしまう。また、緑青は毒性
があると言われこれが発生することは人体の健康
上も好ましくない。
本考案は、人体に害があり外観及び製品価値観
上も好ましくない緑青の発生を防ぐためになされ
たものであり、その第1の目的は緑青の出ない宝
石付めがねフレームを提供することであり、第2
の目的は、簡便な宝石止め加工法を用い、美観に
優れた宝石埋め込みフレームを提供することにな
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案はかかる問題点を解決するためになされ
たものであり、宝石付眼鏡フレームにおいて、宝
石台座が装着される眼鏡枠部品と異種の材料であ
る使用した銀とパラジウムと銅とからなる三元合
金を宝石台座に使用し、前記台座に採光窓を配設
し、その採光窓の前端部に宝石をのせ、その宝石
の側面部に彫り止め加工により固定用突起を形成
することにより宝石を挾持し固定したことを特徴
とする宝石付眼鏡フレームを提供するものであ
る。
(作用) 本考案の宝石埋め込みフレームは、最終のめつ
き工程において宝石止めのツメ止め部のめつきが
不完全であつた場合にも、外観上および健康上、
価値上からもよくないとされる緑青が発生しな
い。また銀を使用することにより従来の製品よ
り、彫ツメ止めの処理を美しく仕上げることがで
きる。
(実施例) 以下本考案の実施例について図面に従つて詳細
に説明する。第1図は実施例1の斜視図である、
第2図は側面図、第3図〜第8図は宝石止めの手
順を示す工程図である。
第1図において、眼鏡フレーム1はリム2、ヨ
ロイ3、テンプル4、宝石5、ブリツヂ6、パツ
ド7等から構成されており、材料は洋白からな
る。
これらの製造方法及び組立法は、リム2の宝石
5の固定法及び材料を除いて、従来、眼鏡業界で
実施されている周知の方法で行われる。そこで、
リム2への宝石5の取付法について第3図〜第8
図に基づき説明する。
まず、第3図を参照して、凹部を配設したリム
2に宝石用台座8を埋設し、ロウ付けする。なお
参照番号9はロウ付層である。
次に、この台座8に宝石5を固着するための貫
通孔10を配設する(第4図に示す)。貫通孔に
する理由は採光窓として宝石の下部に透過光を入
れる為である。
次に貫通孔10に宝石5を配置し、宝石5と台
座8の接触部に彫り止め加工による、彫りツメ止
め11を設け、宝石5を台座8に固定する(第5
図に示す)。
次に前記彫り止め加工について説明する。
第6図に示すように貫通孔10に宝石5を固定
し、次に平タガネ12を使用し、a方向に彫り込
み彫りツメ13を形成させる。
この時、第7図に示すように彫りツメ13はa
方向(第6図)に押圧されるので宝石5により阻
止されb方向に盛り上がり、宝石5と彫りツメ1
3は互いにしつかり係合し固定される。同様に宝
石5の片側も彫り止め加工する。
次に、第8図に示すようにこの盛り上つた彫り
ツメ13を魚子タガネ14でたたき、押圧させ、
まるめ加工を行い、彫りつめ止め11を設け、台
座8とこのつめ止め11とで宝石5をはさんで固
定する。
この彫り止め法は、宝石の数、大きさ、形状等
に左右されず、どんな石をも固定できるものであ
り、つめの長さ、数等調整可能である。
以上の如く構成された宝石埋め込みフレームに
通常のめつき法(Pd3μ+Au0.5μ等)によりめつ
きを施す。この第9図におけるc部及びd部にお
いては、めつきののりが悪くなる傾向がある。こ
のため長期使用中にc部およびd部が酸化しやす
い。しかしながら、台座8に銀合金を使用してい
るので、緑青の発生を防ぐことができる。即ち、
標準単極電位が貴であり酸化物の溶解度がきわめ
て小さい。単極電位が貴であることは不動態域の
電位が貴となり酸化性の環境であつても不動態と
なる。酸化物の溶解度が小さいことは、それが緻
密な不動態皮膜となりやすい貴金属の性質とあい
まつて卑な電位にまで不動態域を広げるのですぐ
れた耐蝕性を示すことになる。また、台座8に使
用される銀合金は銀55%、パラジウム20%、銅25
%で、極力銅の含有量を少なくしたもので加工性
と耐蝕性において、3元合金で最も最適比率であ
る。
この銀合金に対する耐蝕性は、キヤス試験機
(板橋理科工業(株)SQ−500、ID)でJIS−H8502に
示すキヤス試験方法にて試験し、PH3の溶液を
使用し16時間後の変化を評価したが、異常が認め
られなく、良好であつた。
また、最も基本的な眼鏡フレーム材料として知
られている洋白(銅64%、ニツケル18%、亜鉛18
%、標準的組成)では、切削性、バネ性等には優
れるが銅の含有量が多くなる為不適である。また
銀合金において銅の含有量を少くすると剛性は増
すが、バネ性、切削性が劣つてきて、30%以上で
は、耐蝕性に問題が生じる。
また、銀とパラジウムの比率において特に限定
されないがパラジウムは高価であるため、本実施
例に示す比率の近傍が好ましい。
また、本発明によれば、緑青の発生を防ぐため
に、フロント全体を銀で作るよりも材料費が安く
なり美観を長時間維持できる。
(考案の効果) 上記の通り本考案の銀合金を使用して宝石を埋
め込んだ眼鏡フレームによれば、フレーム製造に
おける他の主材料使用のフレームに比較してめつ
き不良による錆の発生が目立たない。しかも有害
な錆(緑青)を発生しない。また、従来材料より
も彫りツメ止めの処理を美しく仕上ることがで
き、そのため眼鏡フレームの美観を損なわず高級
品フレームとしての宝石付眼鏡フレームが長期間
その価値を失わないなどすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の全体の斜視図、第2
図は第1図の実施例1の右側面図、第3図から第
8図までは第1図の実施例の工程の手順を示す部
分拡大図である。 1……眼鏡フレーム、5……宝石、8……台
座。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 宝石付眼鏡フレームにおいて、宝石台座が装
    着される眼鏡枠部品と異種の材料である使用し
    た銀とパラジウムと銅とからなる三元合金を宝
    石台座に使用し、 前記台座に採光窓を配設し、その採光窓の前
    端部に宝石をのせ、その宝石の側面部に彫り止
    め加工により固定用突起を形成することによ
    り、宝石を挾持し固定したことを特徴とする宝
    石付眼鏡フレーム。 (2) 実用新案登録請求の範囲の第1項に記載の宝
    石付眼鏡フレームにおいて、前記三元合金にお
    いて、銅の含有量が25%を最適比率とすること
    を特徴とする宝石付眼鏡フレーム。
JP9906186U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0238262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9906186U JPH0238262Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JP9906186U JPH0238262Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Publication Number Publication Date
JPS636419U JPS636419U (ja) 1988-01-16
JPH0238262Y2 true JPH0238262Y2 (ja) 1990-10-16

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ID=30967596

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JP6529067B2 (ja) * 2015-02-13 2019-06-12 信行 玉村 眼鏡前枠におけるリムの取付構造

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JPS636419U (ja) 1988-01-16

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