JPH0238238B2 - Mishinnozenkaitenkama - Google Patents

Mishinnozenkaitenkama

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JPH0238238B2
JPH0238238B2 JP5238688A JP5238688A JPH0238238B2 JP H0238238 B2 JPH0238238 B2 JP H0238238B2 JP 5238688 A JP5238688 A JP 5238688A JP 5238688 A JP5238688 A JP 5238688A JP H0238238 B2 JPH0238238 B2 JP H0238238B2
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JP
Japan
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hook
degrees
inclined surface
inner hook
rotation
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5238688A
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English (en)
Other versions
JPH01227793A (ja
Inventor
Tokuzo Hirose
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Hirose Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ミシンの全回転かまに関する。
従来の技術 従来から、本縫ミシンなどに備えられる全回転
かまは、内かまの外周面に軌条が形成され、外か
まの内周面に軌溝が形成され、この軌溝に軌条が
嵌まり込んだ状態で、外かまがその回転軸線まわ
りに回転駆動される。このような外かまの回転動
作に同期して、上糸が内かまの底面を摺動しつつ
糸越しし、こうして縫製動作を行うように構成さ
れている。このような全回転かまにおいて、外か
まを高速で回転駆動すると、上糸の挙動が速くな
り、したがつて内かまと上糸ループとの摺動摩擦
も大きくなり、内かまの底部の下端部付近に引つ
掛かつてしまい、これによつてルーピングや糸切
れを生じてしまう場合がある。
このような問題を解決するために従来では、第
6図に示されるように、外かま1の回転軸線に関
して内かま2の回り止め凹所3から、外かま1の
回転方向下流側へ10度以上でありかつ160度以下
の範囲に亘つて延びる傾斜面4が形成されてい
る。この傾斜面4は、内かま2の軌条6から底部
7寄りに底部7側に先細状となるように形成され
ている。
しかしながらこのような先行技術では、傾斜面
4が形成された位置は、第7図は示される上糸5
が引つ掛かる内かま2の底部7の下端部7a付近
からずれた位置であるため、上糸ループの引つ掛
かりを確実に防止できないという問題があつた。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、外かまが高速で回転を行つて
も上糸が内かまを円滑に糸越しすることができる
ようにしたミシンの全回転かまを提供することで
ある。
課題を解決するための手段 本発明は、内かま22の軌条21よりも底部2
7側の外周部に、内かま22の軸線l1方向に底
部27寄りになるにつれて先細状となる傾斜面2
8を形成し、この傾斜面28の中心は、内かま回
り止め凹所31の中心線l2から周方向に外かま
24の回転方向A下流側に角度θ1が約95度の位
置にあり、傾斜面28の周方向に延びる角度θ2
は回転方向A上流側に10度、下流側に210度の範
囲に選ばれ、さらに前記軸線l1を含む仮想平面
内で前記軸線l1に対して半径方向内方に角度α
が15度以上でかつ20度以下に選ばれることを特徴
とするミシンの全回転かまである。
作 用 本発明に従えば、内かまの軌条よりも底部寄り
に先細状の傾斜面が形成され、この傾斜面は内か
ま回り止め凹所31の中心線l2から外かま24
の回転方向A下流側に角度約95度を中心として回
転方向A上流側に10度、回転方向A下流側に210
度の範囲に亘つて形成され、さらに内かまの軸線
l1に対する角度が15度以上でかつ20度以下に選
ばれる。したがつて傾斜面28は、最も上糸の係
止されやすい部分を含んで形成することができ、
これによつて縫製時の上糸ループの糸越しを容易
かつ円滑に行うことができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の垂直全回転かま
20の断面図である。本縫ミシンなどに備えられ
る垂直全回転かま20は、外周面に軌条21が形
成された内かま22と、内周面に前記軌条21が
嵌まり込む軌溝23が形成された外かま24とを
含む。外かま24は取付部材25に固定され、取
付部材25は水平な回転軸線まわりに回転駆動さ
れる回転軸26に固定される。
第2図をも参照して、前記内かま22の軌条2
1よりも底部27寄りには、底部27側に先細状
となる傾斜面28が形成される。このような傾斜
面28と内かま22の中心軸線との成す角度α
は、10度以上30度以下に選ばれ、好ましくは15度
以上20度以下である。このような傾斜面28は直
線状であつてもよく、内かま22の半径方向外方
に凸となるように湾曲して形成するようにしても
よい。
第3図は第1図に示された垂直全回転かま20
の斜視図であり、第4図は傾斜面28が形成され
た位置を説明するための図である。前述した垂直
全回転かま20において、縫製動作が開始され、
回転軸26がその回転軸線まわりに回転駆動され
ると、外かま24は回転軸26の回転軸線と一直
線を成す回転軸線まわりに矢符A方向に向けて回
転駆動される。また、内かま22は、基端部がミ
シンの機体に固定された内かま回り止め部材30
の突部が内かま回り止め係止凹所31に嵌まり込
んで係止され、外かま24の回転に伴つて回転し
てしまうことが阻止されている。このような状態
で、上下に往復動する針32によつてもたされた
上糸33は、外かま24の剣先34によつて捕え
られ、内かま22の底部27の外周面を摺動しな
がら上糸ループを形成するように構成されてい
る。
前記内かま22に形成された傾斜面28は、内
かま回り止め凹所31の中心線l2から周方向に
外かま24の回転方向A下流側に角度θ1=約95
度を中心として回転方向A上流側に10度、回転方
向A下流側に210度の範囲に亘つて形成される。
したがつて前記先行技術の第7図において、参照
符7aで示される上糸5が引つ掛かりやすい位置
は本発明に従う傾斜面28が形成される範囲内に
含まれている。このように、内かま22の底部2
7に傾斜面28を設けることによつて、上糸33
が内かま22の底部27の外周面を摺動しながら
糸越しする際に、底部27の下端部27a付近に
引つ掛かつてしまうことを防止でき、円滑な糸越
しが可能になる。
第5図は、上糸33が内かま22の外周面に沿
つて糸越しする動作を説明するための図である。
縫製動作が開始され、上糸33が剣先34によつ
て捕えられ、第5図1に示されるように、外かま
24の回転に伴つて上糸ループが形成される。さ
らに、外かま24が矢符A方向に回転駆動される
と、第5図2に示されるように、上糸33は内か
ま22の底部27の下端部27a付近に差し掛か
つた状態となつて、さらに第5図3に示されるよ
うに、内かま22の下端を通過して第5図4に示
されるように、底部27の下端部27aに上糸3
3が引つ掛かることなく、円滑に通過して容易に
糸越しすることが可能となる。このように内かま
22の底部27に傾斜面28を形成することによ
つて、外かま24をその軸線まわりに高速度で回
転することが可能となり、これによつて縫製速度
を向上することが可能となる。
本発明の他の実施例として、前述の実施例では
垂直全回転かま20について説明したけれども、
水平全回転かまに対しても、また本発明を好適に
実施することができる。
発明の効果 本発明によれば、内かまの軌条よりも底部側の
外周部に内かま回り止め凹所31の中心線l2か
ら周方向に外かまの回転方向A下流側に約95度を
中心として回転方向A上流側に10度、回転方向A
下流側に210度の範囲に亘つて傾斜面28が形成
されるので、内かまの下端部付近の最も上糸ルー
プが引つ掛かりやすい位置を傾斜させることがで
き、これによつて上糸ループは傾斜面に沿つて案
内されて容易に糸越しすることができる。すなわ
ち前記中心から回転方向A上流側に10度よりも大
きい範囲および210度よりもさらに回転方向A下
流側に傾斜面を形成しても、上糸ループが縮径す
るにつれて内かま外周面も筒状の頂部に向けて先
細状となつており、上糸ループが大きな押圧力で
その外周面に接触することはなく、したがつてそ
の上糸ループを傾斜面によつて案内する必要はで
きない。しかも本発明に従う角度10度ないし210
度の範囲以外の部分に傾斜面を形成するために加
工作業に手間を要してしまい、生産性が低下して
しまうけれども、本発明では比較的狭い範囲に傾
斜面を形成すればよく、これによつて加工の手間
を少なくして、上糸ループを容易かつ円滑に糸越
しさせることが可能となる。
また本発明によれば、前記傾斜面は、内かまの
軸線l1に対してその軸線l1を含む仮想平面内
で半径方向内方に角度15度以上でかつ20度以下に
選ばれるので、ミシン本体に設けられる天秤の上
昇動作に伴つて上糸ループが縮径し、このような
上糸ループの縮径してゆく方向に前記傾斜面が凹
んで傾斜していくことになり、これによつて上糸
ループをその傾斜面に沿つて容易に案内すること
ができるようになり、糸越しを容易かつ円滑に行
うことができる。すなわち傾斜面の半径方向内方
への傾斜角度が軸線l1に対して15度未満であれ
ば上糸ループが縮径する方向に対して凸となり、
したがつて内かまの最下端部付近を通過する上糸
ループを傾斜面によつて案内することはできな
い。また前記角度が20度よりも大きく選ばれる
と、内かまの底の厚みを超えてしまい、内かまの
底部付近の端部は薄くなつてしまい、その薄い部
分が変形などを生じて糸越し動作を円滑に行えな
くなつてしまう。本発明によれば、このような問
題が生じるおそれはなく、上糸が円滑に糸越しで
きるようになる。これによつて上糸に不所望な張
力が生じることはなく、ルーピングや糸切れを防
止して質のよい縫い目を形成することができ、し
かも糸越しが容易であるので、外かまを高速で回
転して縫製速度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は
内かま22の傾斜面28付近を含む部分拡大断面
図、第3図は垂直全回転かま20の斜視図、第4
図は傾斜面28が形成された位置を説明するため
の図、第5図は上糸33が内かま22の外周面に
沿つて糸越しする動作を説明するための図、第6
図は先行技術の断面図、第7図は従来の問題点を
説明するための内かま2の側面図である。 20……垂直全回転かま、21……軌条、22
……内かま、23……軌溝、24……外かま、2
5……取付部材、26……回転軸、27……底
部、28……傾斜面、31……内かま回り止め係
止凹所、32……針、33……上糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内かま22の軌条21よりも底部27側の外
    周部に、内かま22の軸線l1方向に底部27寄り
    になるにつれて先細状となる傾斜面28を形成
    し、 この傾斜面28の中心は、内かま回り止め凹所
    31の中心線l2から周方向に外かま24の回転
    方向A下流側に角度θ1が約95度の位置にあり、
    傾斜面28の周方向に延びる角度θ2は回転方向
    A上流側に10度、下流側に210度の範囲に選ばれ、
    さらに前記軸線l1を含む仮想平面内で前記軸線
    l1に対して半径方向内方に角度αが15度以上で
    かつ20度以下に選ばれることを特徴とするミシン
    の全回転かま。
JP5238688A 1988-03-04 1988-03-04 Mishinnozenkaitenkama Expired - Lifetime JPH0238238B2 (ja)

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JP5238688A JPH0238238B2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04 Mishinnozenkaitenkama

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JPH01227793A JPH01227793A (ja) 1989-09-11
JPH0238238B2 true JPH0238238B2 (ja) 1990-08-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01236089A (ja) * 1988-03-16 1989-09-20 Hirose Seisakusho:Kk 全回転かま
JPH04357996A (ja) * 1991-06-04 1992-12-10 Hirose Mfg Co Ltd 垂直全回転かまの内かま

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JPH01227793A (ja) 1989-09-11

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