JPH0238214Y2 - - Google Patents

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JPH0238214Y2
JPH0238214Y2 JP9774485U JP9774485U JPH0238214Y2 JP H0238214 Y2 JPH0238214 Y2 JP H0238214Y2 JP 9774485 U JP9774485 U JP 9774485U JP 9774485 U JP9774485 U JP 9774485U JP H0238214 Y2 JPH0238214 Y2 JP H0238214Y2
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JP
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flame
cadmium sulfide
combustion
signal
sulfide cell
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JP9774485U
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JPS628544U (ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は燃焼機器の炎検出装置に用いられる硫
化カドミウムセルの劣化予知に関するものであ
る。
[考案の技術的背景とその問題点] 硫化カドミウムセルは光導電現象を利用したも
ので、形状が小さく、リレーを直接に作動させる
のに十分な電流が流せるので、炎検出装置に広く
利用されている。この硫化カドミウムセルは照射
された光により抵抗値が変化する一種の抵抗器で
あり、電極間に電圧を印加しておくと、明るさに
よる抵抗の変化を電流の変化として外部に伝達す
ることができる。
従来、燃焼機器に用いられる炎検出装置は燃焼
機器の炎の有無を硫化カドミウムセルの抵抗値の
変化即ち電流値の変化としてとらえることにより
炎を検出する第1図に示すごとき構成であつた。
即ち、第1図において、3は燃焼装置、1は燃
焼装置の炎を直接監視しうる位置に設けられる炎
検出用の硫化カドミウムセル、2′は基準抵抗値
例えば8KΩが予め設定されており、前記硫化カ
ドミウムセルからの信号値と比較を行い設定値以
下であれば炎有り信号を、設定値以上であれば炎
無しの信号を出力するように構成されている。こ
のとき、硫化カドミウムセルは正常な場合には第
4,5図に示す如く、炎を検出すれば、3KΩ以
下の抵抗値を示し、炎を検出しないときには
100KΩ以上の抵抗値を示すa。
ところが、硫化カドミウムセルが劣化してくる
と正常値に比べ炎を検出したときの抵抗値は上昇
し、炎を検出しないときの抵抗値は降下し、線b
のようになり、さらに劣化すると線cのようにな
り、炎有り・無し時の抵抗値が近似してくる。従
つて、従来の炎検出装置においては硫化カドミウ
ムセルの劣化を検出することができないため、燃
焼機器作動中に、抵抗値が基準値(8KΩ)より
大となつたときその原因が硫化カドミウムセルの
劣化によるものか、燃焼機器の不測の事態による
燃焼停止によるものか不明であり、又、燃焼開始
前あるいは燃焼停止直後の硫化カドミウムセルの
抵抗値が8KΩ以下であつた場合これが燃焼機器
内の疑似炎によるものかあるいは硫化カドミウム
セルの劣化によるものか、判別できず、燃焼機器
の稼動制御ならびに保守管理に問題があつた。
〔考案の目的〕 本考案は上記のような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は炎検出器に使用される硫化カド
ミウムセルの劣化を容易に検出することにより、
炎検出器の点検・保守を容易に行い、誤動作を防
止することのできる炎検出器を提供することにあ
る。
[考案の概要] 上記目的を達成するために本考案では、 照射された光の照度により抵抗値が変化する硫
化カドミウムセルと、 基準値として設定される炎有り抵抗レベル領域
A、炎無し抵抗レベル領域C及び領域Aと領域C
との境界領域に設けられる硫化カドミウム劣化抵
抗レベル領域Bを備えており、前記硫化カドミウ
ムセルからの抵抗信号を前記基準値と比較し、該
当する領域の判別信号を出力する制御回路と、 からなることを特徴とする。
[考案の実施例] 以下、本考案を図面に示した一実施例に基づい
て説明する。第1図は炎検出器を設けた燃焼機器
の説明図、第2図は本考案における炎検出器の制
御回路の作動説明図である。図面中の符号3は燃
焼機器、1は燃焼機器の炎を直接監視しうる位置
に設けれる炎検出用の硫化カドミウムセル、2は
制御器であつて、予め基準値として、例えば8K
Ω以下の炎有り抵抗レベル領域A、8KΩ以上の
炎無し抵抗レベル領域C、及び領域Aと領域Cと
の境界領域にあたる6KΩから10KΩの間の硫化
カドミウムセル劣化抵抗レベル領域Bが設定され
ており、前記硫化カドミウムセルからの抵抗信号
と前記基準値との比較を行い、該当する領域の信
号を判別信号として出力する。例えば、硫化カド
ミウムセルからの信号がA領域にあれば炎有り信
号を、C領域にあれば炎無し信号を、AB両領域
にあれば炎有り信号と硫化カドミウム劣化信号
を、BC両領域にあれば炎無し信号を硫化カドミ
ウムセル劣化信号とを出力する。4は燃焼器制御
回路であつて、系外からの稼動指示信号(図示せ
ず)があれば炎検出器制御回路からの炎無し信号
を確認して燃焼に移行し、炎有り信号であれば疑
似炎有りとして燃焼に移行せず、燃焼に移行後炎
有り信号があれば燃焼を継続し、炎無し信号を受
信すれば直ちに燃焼を停止するように構成されて
いる。
以上の構成において、硫化カドミウムセルの抵
抗値の変化をもとにその作動について説明する
と、硫化カドミウムセルが正常な場合には燃焼器
停止中にはその抵抗値は100KΩ以上のC領域に
あり、系外からの稼動指示信号により燃焼を開始
する。すると、硫化カドミウムセルの抵抗値は炎
を検出して3KΩ以下のA領域となる。そこで燃
焼器は炎を検知して(硫化カドミウムセルの抵抗
値がA領域にあることを確認して)燃焼を継続す
る。不測の事態により燃焼カツトが行われると、
前記抵抗値は100KΩ以上のC領域となるので、
燃焼を即停止する。硫化カドミウムセルが劣化
し、燃焼開始前にその抵抗値が8KΩから10KΩ
内にあれば系外からの稼動指示信号にて燃焼を開
始するとともに硫化カドミウムセル劣化信号を出
力する。又、燃焼に移行後もその抵抗値が6KΩ
から8KΩ内にあれば燃焼を継続するとともに劣
化信号を出力する。燃焼開始前に硫化カドミウム
セルの抵抗値が8KΩ以下であれば燃焼に移行せ
ず、又燃焼に移行後8KΩ以上となり燃焼が停止
した場合には、いずれも炎検出器以外の燃焼系続
の故障と判断することができる。
第3図は他の実施例の説明図であり、炎有り抵
抗レベル領域Aの上限と炎無し抵抗レベル領域C
の下限とを分離した場合を示している。即ち領域
Aの上限を7KΩ、領域Cの下限を9KΩと設定
し、燃焼開始時に硫化カドミウムセルの抵抗値が
9KΩ以下であれば燃焼に移行せず、燃焼中に7K
Ω以上となれば燃焼を停止するように構成してい
る。このように領域Aの上限と領域Cの下限値を
分離することにより、照度の低い疑似炎による燃
焼制御の誤動作を防止することができる。他の作
用効果は前述の場合と同様であるので説明を省略
する。
なお、上記両実施例では領域限界基準値をそれ
ぞれ数値にて例示しているがこれに限定されるわ
けでなく、それぞれの燃焼機器並びに硫化カドミ
ウムセルの特質に応じて随時選定されうるのは勿
論のことである。
[考案の効果] 本考案は以上のように構成され硫化カドミウム
セル劣化抵抗レベル領域を炎有り抵抗レベル領域
と炎無し抵抗レベル領域との境界領域に設けるこ
とにより、硫化カドミウムセルが劣化し、炎検出
装置からの炎有無の誤信号を発する前に劣化信号
を検出することができるので燃焼機器が誤作動を
行う前に炎検出器の点検・保守が容易・確実に行
うことができ、従来のように硫化カドミウムセル
劣化によるトラブルを防止した炎検出器とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は炎検出装置を用いた燃焼機器の構成
図、第2図は本考案における炎検出器の制御回路
の作動説明図、第3図は他の実施例の作動説明
図、第4図は硫化カドミウムセルの劣化状態を示
す説明図、第5図は従来の炎検出器制御回路の作
動説明図である。 1……硫化カドミウムセル、2……炎検出器制
御回路(2′……制御回路)、3……燃焼器、4…
…燃焼器制御回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 照射された光の照度により抵抗値が変化する硫
    化カドミウムセル1と、 基準値として設定される、炎有り抵抗レベル領
    域A、炎無し抵抗レベル領域C及び領域Aと領域
    Cとの境界領域に設けられる硫化カドミウム劣化
    抵抗レベル領域Bを備えており、前記硫化カドミ
    ウムセルからの抵抗信号を前記基準値と比較し、
    該当する領域の判別信号を出力する制御回路2
    と、からなることを特徴とする炎検出装置。
JP9774485U 1985-06-26 1985-06-26 Expired JPH0238214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9774485U JPH0238214Y2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26

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JP9774485U JPH0238214Y2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26

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JPS628544U JPS628544U (ja) 1987-01-19
JPH0238214Y2 true JPH0238214Y2 (ja) 1990-10-16

Family

ID=30965013

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JP9774485U Expired JPH0238214Y2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26

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JP (1) JPH0238214Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020794A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 三浦工業株式会社 炎検出装置及びボイラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020794A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 三浦工業株式会社 炎検出装置及びボイラ

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Publication number Publication date
JPS628544U (ja) 1987-01-19

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