JPH0238169Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0238169Y2
JPH0238169Y2 JP1981114470U JP11447081U JPH0238169Y2 JP H0238169 Y2 JPH0238169 Y2 JP H0238169Y2 JP 1981114470 U JP1981114470 U JP 1981114470U JP 11447081 U JP11447081 U JP 11447081U JP H0238169 Y2 JPH0238169 Y2 JP H0238169Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluidized bed
fluidized
separate
combustion apparatus
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981114470U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5821711U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11447081U priority Critical patent/JPS5821711U/ja
Publication of JPS5821711U publication Critical patent/JPS5821711U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0238169Y2 publication Critical patent/JPH0238169Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は流動層燃焼装置に関し、特に流動層ボ
イラにおいて石炭のような固体燃料を燃焼させる
際に流動層内の粗大粒子を外部に排出するように
した流動層燃焼装置に関する。
〔従来の技術〕
流動層ボイラにおいて、流動層を構成する流動
媒体としては砂等が一般に知られているが、燃料
の燃焼残渣、例えば石炭灰(不燃分として岩石、
金属、ガラス等を含む)が適当な粒径で層内に残
留すれば、これが媒体となり、砂等を使用または
補充しなくても流動層を維持することができる。
しかし、このような場合、燃焼残渣が流動媒体
中に占める割合が小さい間は流動媒体の平均粒径
はほとんど上昇せず、安定した流動状態が得られ
るが、時間とともにその割合が大きくなるので、
一定時間後には媒体の平均粒径が限界値を超え、
ついには流動不良になることが見出された。
このような流動不良を避けるためには、その原
因となつている粗大粒子を流動層から流動層部に
設けられたオーバーフロー管または炉底灰出管に
よる流動媒体の抜き出しでは、粗大粒子のみなら
ず微細粒子まで一緒に抜き出されてしまうため、
砂等の微細粒子を補充しない限り層内の平均粒子
の低下は避けられない。また従来の方法では、層
高の上昇を防ぐため、粒子の抜き出しを繰り返す
ことになり、結果として多量の砂等を消費するこ
とになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の目的は、上記従来技術の欠点を解消
し、粗大粒子を含む流動媒体を別置した流動層装
置で分級して粗大粒子のみを系外に取り出し、流
動層の流動不良を改善するとともに、分級した流
動媒体を含む微細粒子を元の流動層装置に所望量
循環させることができ、また別置流動層の加熱空
気を元の流動層燃焼装置の二次空気として利用す
ることができる流動層燃焼装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、流動層部と空塔部を有する炉本体内
にガスを吹き込み、流動媒体による流動層の形成
下に燃料を燃焼させる流動層燃焼装置において、
流動層部と空塔部をそれぞれ連通管で連通させた
別置流動層装置を配置し、該別置流動層装置内に
流動化用ガス供給手段を設け、前記炉本体の流動
層の流動化用ガスよりも小さい流速で流動化用ガ
スを供給し、この風力により流動層部と空塔部を
形成するとともに、流動媒体を含む微細粒子を上
層に、および粗大粒子を下方にそれぞれ分離さ
せ、かつ前記流動媒体を含む微細粒子を溢流管に
より一旦別置流動層装置外に取り出した後、元の
流動層燃焼装置に循環する系統を設けるととも
に、前記空塔部の連通管を通して別置流動層の加
熱された流動化用ガスを元の流動層燃焼装置の空
塔部へ供給するように構成したことを特徴とす
る。
本考案はおいて、上記流動化用ガス供給手段
は、ガス吹込手段を有するパイプグリツドからな
り、該パイプグリツドの上方に微細粒子の流動層
を形成し、パイプグリツドの下方にパイプグリツ
ドを通過した粗大粒子の沈降層を形成するように
したものが好ましい。
〔実施例〕
以下、本考案を図面によりさらに詳細に説明す
る。
第1図は、本考案の一実施例を示す流動層燃焼
装置の説明図である。この考案は、流動層燃焼装
置本体1と、該本体下部に設けられた風箱2と、
該風箱2に流動化および燃焼用空気を供給するた
めの空気ライン20および調整ダンパ21と、風
箱2の直上部の空気分散板3上に形成された流動
層部4と、該流動層部4の上方の空塔部5と、前
記流動層部4の流動媒体を抜き出すための傾斜連
通管6および空塔部5と連通させるための連通管
7と、上記連通管6,7によりそれぞれ流動層4
および空塔部5が連結された別置流動層装置8
と、該別置流動層装置8の中央部に設けられたパ
イプグリツド9と、該パイプグリツド9のノズル
から流動化用空気を供給するための空気ライン1
6と、該パイプグリツド9の上下にそれぞれ形成
された微粒子流動層10および粗大粒子層11
と、該流動層装置8の上部に設けられた溢流傾斜
管12と、その途中で分岐した微粒子排出管13
および弁14と、前記溢流傾斜管12により溢流
した微細粒子を元の流動層燃焼装置1に戻すため
の再循環ライン15と、前記別置流動層装置8の
底部から粗大粒子を排出するためのロータリバル
ブ17とから主として構成される。
上記構成において、流動層燃焼装置本体1内に
は、ライン20から風箱2および空気分散板3を
通して空気が吹き込まれ、空気分散板3上に置か
れた砂などの流動媒体が流動化し、流動層部4が
形成される。この流動層部4内にライン18から
燃料が投入され、流動層部4内で燃料が燃焼し、
燃焼ガスは空塔部5を通り、矢印19に示すよう
に上方から排出される。この間、流動層部4内の
流動媒体の一部は連通管6を介して抜き出され、
別置流動層装置8内に入り、パイプグリツド9に
穿設されたノズルから吹き出される空気により流
動化される。媒体粒子の流動化速度は別置流動層
装置8に入ると急激に低下し、流動媒体の内の粗
大粒子はパイプグリツド9の下方に沈降し、ロー
ラリバルブ17により外部に排出される。この粗
大粒子は空気により充分冷却されているので取扱
いが容易となる。一方、流動媒体を含む微細粒子
は、微粒子流動層10の上部から溢流管12を通
り、その一部は分岐管13および弁14を通して
排出され、また他部はライン15を通り、気流搬
送またはコンベア等の手段により元の流動層燃焼
装置1に再循環される。別置流動層装置8に配置
されたパイプグリツド9から供給された空気は、
高温の流動媒体を含む微細粒子を冷却するととも
に、これらを再流動化した後、流動層部4上方の
連通管7から流動層燃焼装置1の空塔部5に供給
され、熱回収とともに燃焼用の二次空気として利
用される。
上記実施例において、パイプグリツド9に供給
されるガスの流速は流動層燃焼装置1内のガス流
速よりも小さく、粗大粒子と流動媒体を含む微細
粒子を良好に分別するように調整する必要があ
る。また流動媒体を含む微細粒子の一部が空気と
ともに流動層燃焼装置1内に飛散するのを防止す
るために適当な衝突板等を設けることできる。
上記実施例によれば、別置流動層装置8を設
け、流動化用ガス供給手段により分岐して流動化
を阻害する粗大粒子のみを外部に排出する一方、
溢流管12に設けられた分岐管13の弁14の開
度を調節することにより、元の流動層装置に循環
させる流動媒体を含む微細粒子の量を調節し、元
の流動層燃焼装置の流動層高を調節することがで
き、また循環される流動媒体を含む微細粒子は装
置外で一旦冷却されるので、その循環量を変える
ことにより元の流動層の温度調整を行うことも可
能になる。また別置流動層装置の流動化に用いた
空気を元の流動層燃焼装置内に供給することによ
り、燃焼用二次空気として利用することができ
る。本考案は、流動層ボイラその他の流動層燃焼
装置に適用される。
〔考案の効果〕
以下、本考案によれば、流動層燃焼装置に小規
模の別置流動層装置を配置し、この別置流動層で
粗大粒子および流動媒体を含む微細粒子を、それ
ぞれパイプグリツド9および溢流管12を介して
回収することにより、流動層燃焼装置における粗
大粒子の蓄積を防ぎ、また元の流動装置に循環さ
せる流動媒体を含む微細粒子の量を調節するとに
より、流動状態を改善するとともに、別置流動層
装置の流動化空気を利用して熱回収を図り、かつ
この流動化空気を燃焼装置の二次空気として利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す流動層燃焼
装置の説明図である。 1……流動層燃焼装置、2……風箱、3……空
気分散板、4……流動層部、5……空塔部、6,
7……連通管、8……別置流動層装置、9……パ
イプグリツド、12……溢流管、15……微細粒
子再循環ライン、20……空気供給ライン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流動層部と空塔部を有する炉本体内にガスを吹
    き込み、流動媒体による流動層の形成下に燃料を
    燃焼させる流動層燃焼装置において、流動層部と
    空塔部をそれぞれ連通管で連通させた別置流動層
    装置を配置し、該別置流動層装置内に流動化用ガ
    ス供給手段を設け、前記炉本体の流動層の流動化
    用ガスよりも小さい流速で流動化用ガスを供給
    し、この風力により流動層部と空塔部を形成する
    とともに、流動媒体を含む微細粒子を上層に、お
    よび粗大粒子を下方にそれぞれ分離させ、かつ前
    記流動媒体を含む微細粒子を溢流管により一旦別
    置流動層装置外に取り出した後、元の流動層燃焼
    装置に循環する系統を設けるとともに、前記空塔
    部の連通管を通して別置流動層の加熱された流動
    化用ガスを元の流動層燃焼装置の空塔部へ供給す
    るように構成したことを特徴とする流動層燃焼装
    置。
JP11447081U 1981-08-03 1981-08-03 流動層燃焼装置 Granted JPS5821711U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11447081U JPS5821711U (ja) 1981-08-03 1981-08-03 流動層燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11447081U JPS5821711U (ja) 1981-08-03 1981-08-03 流動層燃焼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5821711U JPS5821711U (ja) 1983-02-10
JPH0238169Y2 true JPH0238169Y2 (ja) 1990-10-16

Family

ID=29908746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11447081U Granted JPS5821711U (ja) 1981-08-03 1981-08-03 流動層燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5821711U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6129607A (ja) * 1984-07-19 1986-02-10 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 湿潤可燃物質の燃焼方法及びその燃焼装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147335A (en) * 1976-05-31 1977-12-07 Metallgesellschaft Ag Method of executing exothermig process

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57108527U (ja) * 1980-12-25 1982-07-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147335A (en) * 1976-05-31 1977-12-07 Metallgesellschaft Ag Method of executing exothermig process

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5821711U (ja) 1983-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1118288A (en) Fluid bed combustion method and apparatus
JP2657526B2 (ja) 循環流動床系内の固形物分布を改善する方法
JPH0743230B2 (ja) 熱交換器を有する流動床反応器装置及び方法
US4969404A (en) Ash classifier-cooler-combustor
US4813381A (en) Controlling thermal transmission rate at a fast fluidized bed reactor
JPH0238169Y2 (ja)
EP0060044B1 (en) Fluidised bed combustion
ATE148545T1 (de) Verfahren und vorrichtung zum betrieb eines reaktorsystems mit zirkulierender wirbelschicht
US5099801A (en) Process for operating a coal-based fluidized bed combustor and fluidized bed combustor
AU552679B2 (en) Particle entrainment combustion
JPS58219291A (ja) コ−クス乾式消火設備
JPH06307606A (ja) 粒径分級形灰再循環装置
JPS63187001A (ja) 流動層熱回収装置およびその制御方法
JP2901752B2 (ja) 流動層燃焼装置
US4942673A (en) Sintering prevention in stagnant zones of fluid bed boilers
US4298339A (en) Method of heat treating a material
JPS62129685A (ja) クリンカク−ラ内部水スプレ冷却装置
JP2722079B2 (ja) 高温雰囲気中の浮遊塵除去方法とその装置
JPS58213187A (ja) 流動床式熱交換器およびその作動方法
JPH0335930Y2 (ja)
SU1368568A1 (ru) Способ работы топки кип щего сло
JPS59209639A (ja) 流動層内の粗大粒子抜出し方法及び装置
JPS60216950A (ja) 鋳物砂の再生方法
JPH0419292Y2 (ja)
JPS63315809A (ja) 循環型流動層ボイラのデンスベツド最下部の異常燃焼防止装置