JPH0238146A - 自動変速機の変速域選択レバー拘束装置 - Google Patents

自動変速機の変速域選択レバー拘束装置

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JPH0238146A
JPH0238146A JP19157988A JP19157988A JPH0238146A JP H0238146 A JPH0238146 A JP H0238146A JP 19157988 A JP19157988 A JP 19157988A JP 19157988 A JP19157988 A JP 19157988A JP H0238146 A JPH0238146 A JP H0238146A
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JP
Japan
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lever
motor
switch
restraint
power supply
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Application number
JP19157988A
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English (en)
Inventor
Kazukiyo Okada
岡田 和清
Shiyouji Kajiyama
梶山 昇士
Toshiki Ikeda
俊樹 池田
Takashi Yoshimura
隆 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Asmo Co Ltd
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、自動車における自動変速機の変速域選択レバ
ー拘束装置に関する。
「従来の技術およびその問題点」 クラッチペダルを有しない自動変速機車の約束ごととし
て、停止中に駐車域から変速域選択レバーを操作すると
きは、ブレーキペダルを踏んでからロック解除用ボタン
を押して変速域選択レバーを操作するのが基本操作であ
る。この基本操作を忘れてブレーキペダルを踏まずに変
速域選択レバー(以下、セレクトレバーという)を操作
する人がいるので、安全機構としてブレーキペダルを踏
んでいないと、駐車域(以下Pレンジという)からセレ
クトレバーが移動しない方式が登場している、従来のセ
レクトレバー拘束装置は、セレクトレバーの案内ピンが
凹凸部を形成された歯付板におけるPレンジを定める凹
部にある時、この四部から前記案内ピンが抜け出ること
がないように拘束する拘束レバーを備えており、この拘
束レバーが電磁ソレノイドのプランジャーの往復運動に
基づいて回動するように駆動されていた。
しかしながら、電磁ソレノイドはソレノイドコイルに通
電された時にそのソレノイドコイルの電磁力によりプラ
ンジャーを吸引することにより駆動力を発生するもので
あるので、プランジャーとソレノイドコイルとの空隙が
大きいと磁気回路の磁気抵抗が非常に大きくなり、充分
な駆動力を発生することができないものであ、る、従っ
て、電磁ソレノイドにより充分な駆動力を発生させるた
めには、プランジャーとソレノイドコイルとの空隙を小
さくしなくてはならないため、プランジャー自体の作動
ストロークは小さくし、そのプランジャーから拘束レバ
ーに駆動力を伝達する伝達機構において拘束レバーの作
動ストロークを大きくしなくてはならない、この結果、
前記伝達機構には多数のリンクレバーを必要としm造が
複雑でかつ大形にならざるを得ないという問題点があっ
た。
また、電磁ソレノイドは吸引力のみは発生するが戻り方
向の力は発生しない一方向駆動の駆動源であるので、前
記拘束レバーを戻り方向に回動させるためには戻しスプ
リングを必要とし、−層に構造が複雑となっていた。
また、従来のセレクトレバー拘束装置は、電源が入ると
電磁ソレノイドが働いて拘束レバーが持ち上がることに
よりPレンジからセレクトレバーがシフトできない状態
にしたものである。この状態でブレーキペダルを踏むと
リレーのアース回路が切れ、電磁ソレノイドがオフする
ため、戻しスプリングにより拘束レバーが引っ張られて
、セレクトレバーの案内ピンが規制から解除される。し
かしながら、従来のセレクトレバー拘束装置は、電源が
入っていないと電磁ソレノイドが働かず拘束レバーが持
ち上がらないので、キースイッチからイグニションキー
が抜き取られた後は、子供などによりセレクトレバーを
他の変速域に自由に変更されるというおそれがあった。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、構造が簡単な自動変速機の選択レバー拘束装置
を提供することを主な課題とし、更には安全機能が一層
に優れた自動変速機の選択レバー拘束装置を提供するこ
とを′H題とする。
本発明の他の課題は、電力を無駄番こ消費することがな
いように、スイッチング素子および直流モータへの電力
供給を自動的に遮断することが可能な自動変速機の選択
レバー拘束装置を提供することにある。
本発明の更なる課題は、駆動源としての直流モータへの
給電を断続するスイッチング素子に高い耐圧の素子を必
要としないような自動変速機の選択レバー拘束装置を提
供することにある。
「課題を解決するための手段および作用」上記課題を解
決することを目的とした本発明の変速域選択レバー拘束
装置は、拘束レバーを、直線運動ロッドを有する直流モ
ータにより拘束位置および非拘束位置に回動可能にする
と共に、前記モータの回転を制御回路により制御可能と
し、該制御回路は、イグニションスイッチ、パーキング
スイッチ、およびブレーキスイッチのオンおよび/また
はオフにより作動して、前記イグニションスイッチがオ
ンである時に、パーキングスイッチおよびブレーキスイ
ッチがオンであれば前記モータの回転により前記拘束レ
バーを非拘束位置に回動させ、前記イグニションスイッ
チがオフである時は、パーキングスイッチがオンであれ
ば、ブレーキスイッチのオンまたはオフに拘わらず、前
記モータが回転せず前記拘束レバーが拘束位置に止どま
る如く前記モータの回転を制御するものであることを特
徴とする。
上記構成によれば、直線運動ロッドを有するモータによ
り拘束レバーが回動されるため、前記直線運動ロッドは
ねじとナツト等の回転−直線運動変換機構を介してモー
タの回転により直線運動されるものであることにより、
前記直線運動ロッドの作動ストロークを大きく取ること
ができるので、リンクレバーなどの伝達機構を必要とす
ることなく、拘束レバーを所望のごとく充分に回動させ
ることが可能になる。また、本発明においては、前記モ
ータの回転を制御回路によって制御し、イグニションス
イッチがオン(以下ONという)である時、即ち電源が
入っている時には、セレクトレバーにより2位置を選択
したことによりパーキングスイッチがONとなった場合
に、ブレーキペダルを踏むことによりブレーキスイッチ
がONになると、拘束レバーが非拘束位置に回動するよ
うにしたので、自動変速機の基本操作通りにブレーキペ
ダルを踏んだ時にのみ2位置から他の前進、後退等の位
置へセレクトレバーを操作することが可能になる。更に
、本発明においては、イグニションスイッチがオフ(以
下OFFという)である時、即ち電源が入っていない駐
車中などの時には、セレクトレバーにより前もって2位
置を選択してあれば、拘束レバーが拘束位置に止どまる
ようにしであるため、駐車中◆こおいて子供などにより
セレクトレバーの位置が変更されることがない。
本発明の他の課題を解決することを目的とした自動変速
機の変速域選択レバー拘束装置は、前記制御回路が、前
記モータを正・逆回転可能なごとくブリッジ接続したス
イッチング素子による負荷給電回路と、該負荷給電回路
に制御信号を与える制御信号発生回路とよりなると共に
、前記モータにより前記拘束レバーが拘束位置および非
拘束位置に回動されたとき、前記負荷給電回路における
前記モータの正・逆回転に関与したスイッチング素子対
への電源供給を遮断するようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、モータが拘束レバーを拘束位置およ
び非拘束位置に回動した時、このモータの正・逆回転に
関与した前記スイッチング素子対への電源供給が遮断さ
れるため、モータによる電力消費だけではなく、スイッ
チング素子対におけるベース電流による電力消費が無く
なる。
本発明の更なる課題を解決することを目的とした自動変
速装置の変速域選択レバー拘束装置は、前記モータと並
列にバリスタを接続したことを特徴とする。この構成に
よれば、電源供給を遮断された時にモータの両端に発生
する高電圧のパルスがバリスタに瞬時的にパルス電流を
流して吸収される。
「実施例」 次に、本発明の変速域選択レバー拘束装置の実施例を第
1図から第4図について説明する。
本実施例においては、第1図に示されるように、変速域
選択レバー(セレクトレバー)41の下部に変速域を定
める凹凸部を形成した歯付板42が設けられている。セ
レクトレバー41の動作は、駐車域(2位置)、後退域
(R位置)、ニュートラル域(N位置)、前進域(D位
IF)、坂道前進域(S位置)。
および低速域(L位置)の6位置が選択可能にされてお
り、2位置からR位置、N位置、D位置、S位置および
L位置にセレクトレバー41を移動させるためには、セ
レクトレバー41の上部のロック解除用ボタン43を押
圧することにより、歯付板42の凹部42aに弾力的に
付勢された案内ピン44を押し下げ該案内ピン44が歯
付板42の凸部42bを矢印Aのように乗り越えること
を可能とする。また、N位置、D位置およびS位置は歯
付板42の同一の凹部42c内にあるため、これら各N
、D、S位置の間でセレクトレバー41を移動させるこ
とは自由であるが、これらN、D。
S位置からR位置、L位置およびP位置にセレクトレバ
ー41を移動させる場合には、ロック解除用ボタン43
を押圧することにより案内ピン44を押し下げて凸部4
2d、42e、42bを乗り越えることが必要な構成に
なっている。
歯付板42のP位置の下部には、拘束レバー45が回動
軸45aを中心に回動可能に設けられており、前記拘束
レバー45は実線で図示された拘束位置と二点鎖線で図
示された非拘束位置とに、アクチュエータ46により回
動される。そして、拘束レバー45が実線の拘束位置に
ある時は案内ピン44の押し下げが不能となり、案内ピ
ン44はP位置を定める凹部2aから凸部2bを乗り越
えて他のR,N、D、S、L位置に抜け出ることがない
ようにされる。拘束レバー45が二点鎖線の非拘束位置
にある時には、案内ピン44は凹部42aを抜け出て他
のR,N、D、S、L位置の何れにも移動可能である。
なお、歯付板42の凹部42aの底部に臨む位置にパー
キングスイッチ39が設けられており、案内ピン44が
P位置にある時に、前記パーキングスイッチ39が案内
ピン44と当接してONになるようにされている。
アクチュエータ46の構造を第2図に図示する。
アクチュエータ46は、箱体47の内部に直流モータ4
8を備えており、このモータ48と共に回転する小歯車
49.小歯車49と噛合いねじ軸51を回転させる平歯
車50.およびねじ軸51と螺合する雌ねじを有した直
線運動ロッド52をも備えている。直線運動ロッド52
には止めピン53を介して環状のジヨイント54が固定
されている。直線運動ロッド52の上部には立壁47a
に沿って該ロッド52と共に直線移動するホルダ55に
、後述の切替スイッチ30を構成する接点56が板スプ
リング57により上方へ弾発力を与えられて保持されて
いる。制御回路60の回路基板60aの図示下面に前記
接点56と切替接触可能な接点板58が取付けられてい
る。また、直線運動ロッド52の下部には、該ロッドを
上方に付勢する板スプリング59が配設されている。な
お、直線運動ロッド52.ジヨイント54.および平歯
車50は、合成樹脂により成形されている。
制御回路60の回路構成を第3図について説明する。
第3図に示す本実施例の制御回路60は、制御信号発生
回路60Aと、この信号発生回路60Aの信号により作
動するブリッジ形の負荷給電回路60Bと、この給電回
路60Bにより正・逆転されるアクチュエータとしての
直流モータ48とによりなる。信号発生回路60Aには
、ブレーキペダルを踏むとONになるブレーキスイッチ
1を介して電源2の電圧が入力されるようになっている
制御信号発生回路60Aは、コンデンサ3と抵抗4より
なる時定数回路を包含している。コンデンサ3の両端に
は、抵抗6.7が接続されており、抵抗6.7により分
圧された電圧がトランジスタ5のベースに供給されてい
る。また、コンデンサ3の両端の電圧は抵抗9.10に
より分圧してトランジスタ8のベースに供給されている
。トランジスタ5とトランジスタ8のオンレベルは、抵
抗6.7と抵抗9.10の分圧比を変えることによって
電圧差を持つようにしてあり、本実施例ではトランジス
タ5がトランジスタ8より先にオンするように設定しで
ある。信号発生回路60Aには、その他にも論理作用を
行うためのトランジスタ11.1.2が設けられており
、また抵抗13〜18が設けられ、さらに保護用ダイオ
ード19゜20が設けられている。
トランジスタ11のコレクタ・エミツタ路は、前記トラ
ンジスタ5のコレクタ・エミツタ路と直列な関係に接続
されており、またトランジスタ11のベース・エミツタ
路は一方ではトランジスタ5のコレクタ・エミツタ路を
介して接地され、他方では抵抗13.ダイオード20.
およびイグニションスイッチ38を介して電源2の正極
に接続されている。トランジスタ11のコレクタは、後
述の負荷給電回路60Bにおける抵抗25とダイオード
26との接続点に接続されている。トランジスタ12の
コレクタ・エミツタ路は、一方では抵抗17.18を介
して接地され、他方ではダイオード20およびイグニシ
ョンスイッチ38を介して電源2の正極に接続されてい
る。電源2の負極は接地されている。
ブリッジ形の負荷給電回路60Bは、本実施例では4つ
のトランジスタ21,22,23.24よりなり、一方
の入力端子をなすトランジスタ23のベースは、信号発
生回路60Aのトランジスタ8にエミッタ・ベース路を
接続されたトランジスタ12のエミッタ・コレクタ路に
接続されている。他方の入力端子をなすトランジスタ2
4のベースは、抵抗25と、ダイオード26と抵抗27
との直列回路における抵抗27の上端に接続されている
。抵抗25とダイオード26との接続点は、前述のごと
く信号発生回路60Aにおけるトランジスタ11のコレ
クタ・エミツタ路を介してトランジスタ5のコレクタに
接続されている。
トランジスタ21.22のエミッタは、電源2の正極に
切替スイッチ30およびダイオード37を介して接続さ
れている。前記トランジスタ21のコレクタは、モータ
48.ダイオード29.およびトランジスタ23のコレ
クタ・エミツタ路を介して接地されている。前記トラン
ジスタ22のコレクタは、モータ48.ダイオード28
.およびトランジスタ24のコレクタ・エミツタ路を介
して接地されている。負荷給電回路60Bには抵抗31
.32,33.34および保護用ダイオード35が設け
られている。なお、本実施例における切替スイッチ30
は、前述のごとく直流モータ48の回転に基づいて拘束
側および非拘束側の二位置に移動される接点56と、拘
束側、非拘束側および中央に位置をずらせてそれぞれ配
設された長短3枚の接点板58a、58b、58cによ
り構成されている。この切替スイッチ30は、接点56
が実線矢印の如く拘束側に移動を完了した時は、前記接
点56が上側の接点板58aとの接触を遮断し、下側の
接点板58bと中央の接点板58cとに接触し、また、
接点56が点線矢印の如く非拘束側に移動を完了した時
は、前記接点56が下側の接点板58bとの接触を遮断
し、上側の接点板58aと中央の接点板58cとに接触
するように構成されている。
信号発生回路60Aと負荷給電回路60Bよりなる制御
回路60の接地側には、P位置が選択された時にONと
なる前述のパーキングスイッチ39が設けられている。
モータ48の両端には、過電圧に対して抵抗値を減少す
る非線形抵抗体であるバリスタ36が並列に接続されて
いる。このバリスタ36は、前記切替スイッチ30によ
り負荷給電回路60Bへの電源供給が遮断された時に、
モータ48から発生する高電圧のパルスによるパルス電
流が流れることによりジュール熱を発生し該パルス電流
を吸収するためのものである。
負荷給電回路60Bにおいて、スイッチング素子である
4つのトランジスタ21,22,23゜24は、ブリッ
ジ回路を構成している。即ち、トランジスタ21のエミ
ッタ・コレクタ路が端子B1からダイオード28を通り
トランジスタ24のコレクタ・エミツタ路を介して接地
されることによりブリッジ回路の一方の対辺を構成し、
またトランジスタ22のエミッタ・コレクタ路が端子B
2からダイオード29を通りトランジスタ23のコレク
タ・エミツタ路を介して接地されることによりブリッジ
回路の他の対辺を構成している。
前記ブリッジ回路の一方の対角点をなす端子BB2の間
にはモータ48が接続されている。また、前記ブリッジ
回路の他方の対角点をなすトランジスタ21.22の両
エミッタとトランジスタ23゜24の両コレクタは、一
方では切替スイッチ30およびダイオード37を介して
電源2の正極に接続され、他方ではパーキングスイッチ
39を介して電源2の負極に接地されているefR記ブ
リブリッジ回路方の対辺をなすトランジスタ21.24
を導通させるため、トランジスタ24のベースに抵抗2
5.27とダイオード26とが設けられ、切替スイッチ
30およびダイオード37を介して、電源2からベース
電流が供給されるようになっている。抵抗25とダイオ
ード26との接続点は、信号発生回路60Aのトランジ
スタ11のコレクタに接続されている。また、前記ブリ
ッジ回路の他方の対辺をなすトランジスタ22.23を
導通させるため、トランジスタ23のベースに、信号発
生回路60Aにおけるトランジスタ12のエミッタ・コ
レクタ路および抵抗17.18により、ダイオード20
およびイグニションスイッチ38を介して電源2からベ
ース電流が供給されるようになっている。また、電源+
B側のトランジスタ21のベースは抵抗32を介して、
対辺をなす接地側のトランジスタ23のコレクタに接続
されている。さらに、電源+B側のトランジスタ22の
ベースは抵抗34とダイオード35を介して、対辺をな
すトランジスタ24のコレクタに接続されている。
「作動」 上記構成による本実施例の作動を第1図から第4図につ
いて説明する。
(駐車開始時) まず、自動車の走行を停止し、駐車場などに自動車を駐
車する時には、基本操作に従ってブレーキペダルを踏む
ことによりブレーキスイッチ1がONにされ、次にセレ
クトレバー41がP位置に移動される。セレクトレバー
41がP位置に移動されると、第1図図示において案内
ピン44がパーキングスイッチ39に当接することによ
り該パーキングスイッチ39がONになる。なお、駐車
操作完了時においては、自動車のキースイッチからイグ
ニシランキーを抜き取ることにより、イグニションスイ
ッチ38がOFFにされ、またブレーキペダルは踏まれ
ていないなめ、ブレーキスイッチ1がOFFにされてい
ることが一般的な状態である。このように、パーキング
スイッチ39がON、イグニションスイッチ38および
ブレーキスイッチ1はOFFになった状態においては、
制御回路60の接地側が前記パーキングスイッチ39に
より電源2の負極側に導通する。そしで、電源2の正極
側からダイオード37.今まで自動車が走行中であった
ため非拘束状B(破線矢印方向)にある切替スイッチ3
0.抵抗25.およびダイオード26を介してトランジ
スタ24のベースに制御信号が入力する。そして、この
トランジスタ24が導通することにより、電源十B側か
らトランジスタ22にベース電流が流れるトランジスタ
22が導通する。電源2からは、ダイオード37、切替
スイッチ30.トランジスタ22のエミッタ・コレクタ
路、モータ48.ダイオード28、およびトランジスタ
24のコレクタ・エミツタ路を通り、接地側へと実線矢
印のごとく電流が流れることにより、モータ48は例え
ば正転する。第2図図示のアクチュエータ46におい′
(、モータ48が正転すると、ビニオン49により平歯
車50が回転され、その平歯車のねじ軸51の回転によ
り、直線運動ロッド52は実線矢印方向に進行し、ジ3
インド54も同方向4二進行する。
このため、第1図図示の拘束レバー45がジヨイント5
4に引かれて回動軸45aを中心に時計方向へ回動して
四部42aの出口を塞ぎ、セレクトレバー41の案内ピ
ン44が歯付板42の凹部42aから抜け出ることがな
いように拘束する。
第2図および第3図図示において、直線運動ロッド52
が実線矢印のごとく拘束側に進行し、拘束端に達すると
、前記直線運動ロッド52と共に拘束端に達した接点5
6は上側接点板58aとの接触を離れるなめ、電源2の
正極側からダイオード37および切替スイッチ30を経
てトランジスタ22のエミッタ・コレクタ路、モータ4
8.ダイオード28およびトランジスタ24のコレクタ
・エミツタ路に流れていた電流が遮断され、モータ48
は回転を停止する。なお、モータ48に流れていた電流
が遮断されるとき、該モータ48の両端に高電圧のパル
スが発生するが、このパルスによりバリスタ36に大き
なパルス電流が流れ瞬時の内にジュール熱となって吸収
される。
(駐車中) 自動車が駐車している時、自動車の中にいる子供などが
P位置以外の変速域、即ちR,N、D。
S、L位置などにセレクトレバー1を移動させようとし
ても、拘束レバー45によって案内ピン44が歯付板4
2の凹部42aから抜け出ることがないように拘束され
ているため、セレクトレバー41はP位置に止どまる。
また、前述の如、く駐車開始時にキースイッチからイグ
ニションキーを抜き取ることによりイグニションスイッ
チ38がOFFにされ、信号発生回路60Aに電源2か
らの電源供給が遮断されているため、子供などがブレー
キペダルを踏むことによりブレーキスイッチ1をONに
しても、該信号発生回路60Aから制御信号が発生され
ることがなく、前記拘束レバー45は案内ピン44の拘
束を解除することはない。
(自動車を発進する時) 自動車を発進しようとする時には、エンジンを始動する
ためにイグニションスイッチ38がONにされている0
次に、セレクトレバー41を操作することによりP位置
以外のR,N、D、S、L位置が選択されるが、このP
位置以外の変速域を選択する場合には、必ず図示時のプ
レー・キベダルを踏むことによりブレーキスイッチ1を
ONにすることがクラッチペダルを有しない自動変速機
車の基本操作である。基本操作通りにブレーキスイッチ
1がONにされると、電源2からは該ブレーキスイッチ
1を介して制御信号発生回路60Aに電圧が加えられ、
ダイオード19を介して、抵抗4およびコンデンサ3か
らなる時定数回路に入力電圧が導入される。この入力電
圧が導入された時点よりコンデンサ3の両端の出力電圧
Vは、第4図に示すように徐々に増加し、抵抗6.7と
抵抗9.10により設定された分圧比の差により先にト
ランジスタ5が導通する。トランジスタ5の導通により
、このトランジスタ5のコレクタ・エミツタ路にトラン
ジスタ11のコレクタ・エミツタ路を介して、電源2か
らダイオード37.切替スイッチ30.および抵抗25
を介してベース電流が流れようとするが、負荷給電回路
60Bの電源十Bは段調の如く切替スイッチ30の接点
板58aと接点56の非接触により遮断されているため
、該給電回路60Bのトランジスタ24のベース電圧に
は変化がなく制御信号は入力されない0次に、第4図に
図示する微少時間Δtの後には、トランジスタ8が導通
し、該トランジスタ8のコレクタ・エミツタ路にトラン
ジスタ12のベース電流が流れることによりトランジス
タ12のエミッタ・コレクタ路が導通するため、抵抗1
7.18により分圧された電圧が制御信号発生回路60
Aの制御信号として、負荷給電回路60Bのトランジス
タ23のベースに加えられる。そして、このトランジス
タ23が導通することによりトランジスタ21も導通す
るため、切替スイッチ30の中央の接点板58cおよび
下側接点板58bを介して電源2から供給される電流が
、トランジスタ21のエミッタ・コレクタ路、モータ4
8.ダイオード29、およびトランジスタ23のコレク
タ・エミッタ路、更にはパーキングスイッチ39を介し
て接地へと流れる。こめため、モータ48は例えば逆回
転し、第2図図示において直線運動ロッド52が点線矢
印の如く前進することにより、第1図図示の拘束レバー
45が反時計方向に回動して、案内ピン44を非拘束状
態にする。直線運動ロッド52が非拘束端に達すると、
第3図図示のごとく接点56が下側の接点板58bとの
接触を離れるため、トランジスタ21のエミッタ・コレ
クタ路、モータ48.ダイオード29.およびトランジ
スタ23のコレクタ・エミツタ路を介して流れていた電
流は遮断され、モータ48が回転を停止する。なお、接
点56が上側の接点板58aと接触することにより、負
荷給電回路60Bの電源十Bに電源2の電圧が加えられ
、抵抗25およびダイオード26を介してトランジスタ
24のベースにベース電流が流れようとするが、抵抗2
5とダイオード26との接続点の電位は、信号発生回路
60Aの前記トランジスタ11.5により殆ど零(−〇
)に引き下げられているから、前記トランジスタ24が
導通することはない、そしてこのように、拘束レバー4
5が非拘束状態に回動した後には、運転者はセレクトレ
バー4】のロック解除用ボタン43を押圧することによ
り案内ピン44を歯付板42の凹部42aから抜け出さ
せ、所望の変速域をり、S、L、NまたはR位置から選
択して自由に自動車を走行させることができる。
本実施例によれば、モータ48の回転によって、切替ス
イッチ30の接点56が拘束端または非拘束端に移動を
完了するとき、前述の如く接点板58aまたは58bと
の接触を離れ負荷給電回路60Bへの電源供給を同時に
遮断するため、モータ48への電源供給のみを遮断する
場合に比較して、トランジスタ21.22,23.24
のベース1流による電力消費もなくなるという利点があ
る。
なお、本実施例においては、制御信号発生回路60Aの
トランジスタ5と直列にトランジスタ11を設けること
により、切替スイッチ30の接点56が非拘束端の接点
板58aと接触している時、ブレーキスイッチ1または
イグニションスイッチ38のいずれか一方でもOFFに
なれば、トランジスタ5またはトランジスタ11がOF
F!、、負荷給電回路60Bのトランジスタ24のベー
スに制御信号が入ることにより、拘束作動が行われるよ
うな論理作用を行わせぞいるので、トランジスタ5.1
1の他に特別な論理回路を設ける必要がなく、回路構成
のために要求される素子を減少させることができるとい
う利点がある。
「その他の実施例」 本発明は、上記実施例の細部にまで限定されるものでは
なく、例えば制御回路6oは同様な機能を達成可能なマ
イクロコンピュータとスイッチング要素に代えることも
できる。
「発明の効果」 以上述べたように、本発明の変速域選択レバー拘束装置
は、拘束レバーを、直線運動ロッドを駆動する直流モー
タにより拘束位置および非拘束位置に回動可能にすると
共に、前記モータの回転を制御回路により制御可能とし
、該制御回路は、イグニションスイッチ、パーキングス
イッチ、およびブレーキスイッチのオンおよび/または
オフにより作動して、前記イグニションスイッチがオン
である時に、パーキングスイッチおよびブレーキスイッ
チがオンであれば前記モータの回転により前記拘束レバ
ーを非拘束位置に回動させ、前記イグニションスイッチ
がオフである時は、パーキングスイッチがオンであれば
、ブレーキスイッチのオンまたはオフに拘わらず、前記
モータが回転せず前記拘束レバーが拘束位置に止どまる
如く前記モータの回転を制御するものであるから、リン
クレバーなどの伝達機構を必要とすることなくまた戻し
スプリングを必要とすることなく拘束レバーを充分なス
トロークで往復回動させることができ、構造が非常に簡
単であり、また発進時には自動変速機の基本操作通りに
ブレーキペダルを踏んだ時にのみP位置から他のR,N
、D、S、L位置にセレクトレバーを操作することがで
きるため安全であり、更には、キースイッチからイグニ
ションキーを抜き取る駐車中において予めセレクトレバ
ーがP位置に選択してあれば、拘束レバーが拘束位置に
止どまるため、駐車中において運転者が気付かないうち
に子供などによりセレクトレバーの位置が他のR,N、
D、S、L位置などに変更されることがなく、極めて安
全である。
また、本発明の変速域選択レバー拘束装置は、前記制御
回路が、前記モータを正・逆回転可能なごとくブリッジ
接続したスイッチング素子による負荷給電回路と、該負
荷給電回路に制御信号を与える制御信号発生回路とより
なると共に、前記モータにより前記拘束レバーが拘束位
置および非拘束位置に回動されたとき、前記負荷給電回
路における前記モータの正・逆回転に関与したスイッチ
ング素子対への電源供給を遮断するように構成される場
合がある。そして、この構成によれば、モータに対して
だけではなく、スイッチング素子に対してもs源供給が
遮断されるので、駐車状態が長時間に渡る場合にも電源
に負担を与えることが全くない。
更に、本発明の自動変速機の変速域選択レバー拘束装置
は、前記モータと並列にバリスタを接続する場合があり
、この場合は、電源供給を遮断された時にモータに発生
する高電圧のパルスがこのバリスタにより吸収されるた
め、負荷給電回路のスイッチング素子に耐電圧の高い素
子を必要とすることがなく、耐電圧および電流容量の両
面から素子の選択が限定されず、設計の自由度が高くな
電回路、 P19.駐車域。
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変速域を定める凹凸部を形成された歯付板と、前
    記凹凸部により案内される案内ピンを有し、変速域を選
    択可能な変速域選択レバーと、該変速域選択レバーが駐
    車域を選択している時、前記案内ピンが前記歯付板の駐
    車域を定める凹部から抜け出ないように拘束可能な拘束
    レバーとを備える自動変速機の変速域選択レバー拘束装
    置において、 前記拘束レバーを、直線運動ロッドを有する直流モータ
    により拘束位置および非拘束位置に回動可能にすると共
    に、 前記モータの回転を制御回路により制御可能とし、 該制御回路は、イグニションスイッチ、パーキングスイ
    ッチ、およびブレーキスイッチのオンおよび/またはオ
    フにより作動して、前記イグニションスイッチがオンで
    ある時に、パーキングスイッチおよびブレーキスイッチ
    がオンであれば前記モータの回転により前記拘束レバー
    を非拘束位置に回動させ、前記イグニションスイッチが
    オフである時は、パーキングスイッチがオンであれば、
    ブレーキスイッチのオンまたはオフに拘わらず、前記モ
    ータが回転せず前記拘束レバーが拘束位置に止どまる如
    く前記モータの回転を制御するものであることを特徴と
    する自動変速機の変速域選択レバー拘束装置。
  2. (2)前記制御回路が、前記モータを正・逆回転可能な
    ごとくブリッジ接続したスイッチング素子による負荷給
    電回路と、該負荷給電回路に制御信号を与える制御信号
    発生回路とよりなると共に、前記モータにより前記拘束
    レバーが拘束位置または非拘束位置に回動されたとき、
    前記負荷給電回路における前記モータの正・逆回転に関
    与したスイッチング素子対への電源供給を遮断するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の
    変速域選択レバー拘束装置。
  3. (3)前記モータと並列にバリスタを接続したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の自動変速機の
    変速域選択レバー拘束装置。
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