JPH023808Y2 - - Google Patents
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- JPH023808Y2 JPH023808Y2 JP16816384U JP16816384U JPH023808Y2 JP H023808 Y2 JPH023808 Y2 JP H023808Y2 JP 16816384 U JP16816384 U JP 16816384U JP 16816384 U JP16816384 U JP 16816384U JP H023808 Y2 JPH023808 Y2 JP H023808Y2
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- pressure
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Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、エアモータで駆動されるプランジヤ
ポンプ、ダイアフラムポンプ等の往復駆動式ポン
プにより高圧に加圧された液体塗料をスプレイガ
ンに給送してその液体塗料をノズルから高速度で
噴出させるようにしたエアレス塗装機において、
スプレイガンに圧送される液体塗料の圧力変動を
防止するたのエアレススプレイガンの塗料圧力制
御装置に関する。
ポンプ、ダイアフラムポンプ等の往復駆動式ポン
プにより高圧に加圧された液体塗料をスプレイガ
ンに給送してその液体塗料をノズルから高速度で
噴出させるようにしたエアレス塗装機において、
スプレイガンに圧送される液体塗料の圧力変動を
防止するたのエアレススプレイガンの塗料圧力制
御装置に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点
エアレス塗装機は、塗料ポンプから高圧に加圧
された液体塗料をスプレイガンに供給してその液
体塗料をノズルから高速度で噴出し、空気との摩
擦により微粒化して被塗装物に塗着させるもので
あり、通常、エアレス塗装用の塗料ポンプには、
シリンダ内に嵌入したプランジヤをエアモータ等
で往復運動させ、内蔵した弁の作動によりプラン
ジヤの往復両行程において塗料を吐出し続けるよ
うにした複動式のプランジヤポンプが多く採用さ
れているが、この複動式のプランジヤポンプを用
いた場合に、第4図aのグラフに示すように、プ
ランジヤの往復行程の下死点及び上死点において
スプレイガンに圧送される液体塗料の圧力が低下
し、液体塗料のノズルからの噴出速度が低下して
十分に微粒化されず、粒子の粗い塗装面が形成さ
れる不具合がある。なお、このような事情は、プ
ランジヤの一方の行程においてのみ塗料を吐出す
る単動式のプランジヤポンプ、あるいは、ダイア
フラムポンプ等の他の往復駆動式ポンプについて
も同様に生ずることである。
された液体塗料をスプレイガンに供給してその液
体塗料をノズルから高速度で噴出し、空気との摩
擦により微粒化して被塗装物に塗着させるもので
あり、通常、エアレス塗装用の塗料ポンプには、
シリンダ内に嵌入したプランジヤをエアモータ等
で往復運動させ、内蔵した弁の作動によりプラン
ジヤの往復両行程において塗料を吐出し続けるよ
うにした複動式のプランジヤポンプが多く採用さ
れているが、この複動式のプランジヤポンプを用
いた場合に、第4図aのグラフに示すように、プ
ランジヤの往復行程の下死点及び上死点において
スプレイガンに圧送される液体塗料の圧力が低下
し、液体塗料のノズルからの噴出速度が低下して
十分に微粒化されず、粒子の粗い塗装面が形成さ
れる不具合がある。なお、このような事情は、プ
ランジヤの一方の行程においてのみ塗料を吐出す
る単動式のプランジヤポンプ、あるいは、ダイア
フラムポンプ等の他の往復駆動式ポンプについて
も同様に生ずることである。
このため従来は、液体塗料を塗料ポンプからス
プレイガンに圧送する圧送路に弾性変形可能なア
キユムレータ作用のホースを介設し、液体塗料の
圧力が上昇した場合にホースの膨張により圧力を
低下させ、逆に圧力が低下した場合にホースの収
縮により圧力を上昇させることによつて圧力変動
を吸収する手段が講じられていたが、このような
ホースの弾性変形のみで圧力変動を吸収するアキ
ユムレータでは、応答性及び吸収できる圧力変動
の幅が不十分であつて、塗料ポンプが上死点また
は下死点に達したときの大幅な圧力低下を十分に
抑えることができず、液体塗料が常に良好な状態
で噴出されるのを期する上で必ずしも満足のいく
結果は得られなかつた。
プレイガンに圧送する圧送路に弾性変形可能なア
キユムレータ作用のホースを介設し、液体塗料の
圧力が上昇した場合にホースの膨張により圧力を
低下させ、逆に圧力が低下した場合にホースの収
縮により圧力を上昇させることによつて圧力変動
を吸収する手段が講じられていたが、このような
ホースの弾性変形のみで圧力変動を吸収するアキ
ユムレータでは、応答性及び吸収できる圧力変動
の幅が不十分であつて、塗料ポンプが上死点また
は下死点に達したときの大幅な圧力低下を十分に
抑えることができず、液体塗料が常に良好な状態
で噴出されるのを期する上で必ずしも満足のいく
結果は得られなかつた。
本考案は、叙上の点に鑑み成されたものであつ
て、往復駆動式ポンプが下死点または上死点に達
した場合のスプレイガンに圧送される液体塗料の
圧力低下をごく小さく抑えることができるように
したエアレススプレイガンの塗料圧力制御装置を
提供することを目的とするものである。
て、往復駆動式ポンプが下死点または上死点に達
した場合のスプレイガンに圧送される液体塗料の
圧力低下をごく小さく抑えることができるように
したエアレススプレイガンの塗料圧力制御装置を
提供することを目的とするものである。
実施例
以下、本考案を複動式のプランジヤポンプで液
体塗料を圧送するエアレス塗装機に適用した一実
施例について第1図に基づいて説明する。
体塗料を圧送するエアレス塗装機に適用した一実
施例について第1図に基づいて説明する。
1は複動式のプランジヤポンプ10を駆動する
ためのエアモータであつて、シリンダ2の内空に
開閉弁4を備えたピストン3が嵌入されており、
空気供給源5から空気供給路6を介して吸気孔7
に供給された圧力空気が、開閉弁4の作動によつ
てピストン3の上面と下面に交互に圧送されるこ
とにより、ピストン3が図に実線で示す下方位置
と鎖線で示す上方位置の間を往復駆動され、使用
済みの圧力エアは排気孔8から間欠的に排出され
るようになつており、ピストン3に結合されたロ
ツド9が、複動式のプランジヤポンプ10のシリ
ンダ11内に嵌入された先端部にシリンダ11と
緊密に嵌合するピストン13を形成してなるプラ
ンジヤ12に結合され、ピストン13の図の鎖線
位置から実線位置への下降行程において、ピスト
ン13に形成した第1の弁14が開いて、ピスト
ン13の下面の加圧された液体塗料が上面に移動
して吐出孔15から吐出され、ピストン13の実
線位置から鎖線位置への上昇行程において、その
上面の液体塗料が加圧されて吐出されるととも
に、シリンダ11の底面に形成した第2の弁16
が開いて塗料タンク17内の液体塗料がピストン
13の下面へ吸入されるようになつており、この
高圧に加圧された液体塗料が圧送路19を通つて
スプレイガン20に圧送され、トリガ21を操作
して弁22を開弁することによつて液体塗料がノ
ズル23から高速度で噴出し、空気との摩擦によ
り微粒化して被塗装物に塗着されるようになつて
いる。
ためのエアモータであつて、シリンダ2の内空に
開閉弁4を備えたピストン3が嵌入されており、
空気供給源5から空気供給路6を介して吸気孔7
に供給された圧力空気が、開閉弁4の作動によつ
てピストン3の上面と下面に交互に圧送されるこ
とにより、ピストン3が図に実線で示す下方位置
と鎖線で示す上方位置の間を往復駆動され、使用
済みの圧力エアは排気孔8から間欠的に排出され
るようになつており、ピストン3に結合されたロ
ツド9が、複動式のプランジヤポンプ10のシリ
ンダ11内に嵌入された先端部にシリンダ11と
緊密に嵌合するピストン13を形成してなるプラ
ンジヤ12に結合され、ピストン13の図の鎖線
位置から実線位置への下降行程において、ピスト
ン13に形成した第1の弁14が開いて、ピスト
ン13の下面の加圧された液体塗料が上面に移動
して吐出孔15から吐出され、ピストン13の実
線位置から鎖線位置への上昇行程において、その
上面の液体塗料が加圧されて吐出されるととも
に、シリンダ11の底面に形成した第2の弁16
が開いて塗料タンク17内の液体塗料がピストン
13の下面へ吸入されるようになつており、この
高圧に加圧された液体塗料が圧送路19を通つて
スプレイガン20に圧送され、トリガ21を操作
して弁22を開弁することによつて液体塗料がノ
ズル23から高速度で噴出し、空気との摩擦によ
り微粒化して被塗装物に塗着されるようになつて
いる。
上記した構造は公知のものであるが、本実施例
では、液体塗料をプランジヤポンプ10からスプ
レイガン20へ圧送する圧送路19に、圧送路1
9内の液体塗料の圧力を制御するアキユムレータ
25が介設されており、このアキユムレータ25
は、内部に塗料室26を形成した本体27の上端
部にシリンダ28が結合され、このシリンダ28
内にピストン29が緊密に嵌入され、ピストン2
9の下面に突設したプランジヤ30がその先端部
を塗料室26内に臨ませて塗料室26の上面の挿
通孔31に摺動自由に嵌合されており、プランジ
ヤポンプ10側の圧送路19aが塗料室26の入
口32に接続され、スプレイガン20側の圧送路
19bが塗料室26の出口33に接続されてお
り、また、シリンダ28の上部とピストン29の
上面との間に空気室35が構成され、この空気室
35の供給孔36にエアモータ1への空気供給路
6から分岐した補助空気供給路37が接続されて
おり、空気室35に供給される加圧空気の圧力
は、空気室35と塗料室26の断面積の比に基づ
く圧力の増幅度を勘案し、さらに、補助空気供給
路37に介設した減圧弁38を調節することによ
つて、プランジヤポンプ10の往復運動により塗
料室26内に圧送された液体塗料がピストン29
及びプランジヤ30を押し上げる力の方が、空気
室35内の加圧空気がピストン29及びプランジ
ヤ30を押し下げる力よりも僅かに大きくなるよ
うに設定されていて、プランジヤポンプ10から
液体塗料が圧送されると、常にはピストン29及
びプランジヤ30が第1図に実線で示すように押
し上げられ、ピストン29の上面がシリンダ28
の上板に形成したストツパ39に衝当することに
よりその移動が規制されるようになつている。
では、液体塗料をプランジヤポンプ10からスプ
レイガン20へ圧送する圧送路19に、圧送路1
9内の液体塗料の圧力を制御するアキユムレータ
25が介設されており、このアキユムレータ25
は、内部に塗料室26を形成した本体27の上端
部にシリンダ28が結合され、このシリンダ28
内にピストン29が緊密に嵌入され、ピストン2
9の下面に突設したプランジヤ30がその先端部
を塗料室26内に臨ませて塗料室26の上面の挿
通孔31に摺動自由に嵌合されており、プランジ
ヤポンプ10側の圧送路19aが塗料室26の入
口32に接続され、スプレイガン20側の圧送路
19bが塗料室26の出口33に接続されてお
り、また、シリンダ28の上部とピストン29の
上面との間に空気室35が構成され、この空気室
35の供給孔36にエアモータ1への空気供給路
6から分岐した補助空気供給路37が接続されて
おり、空気室35に供給される加圧空気の圧力
は、空気室35と塗料室26の断面積の比に基づ
く圧力の増幅度を勘案し、さらに、補助空気供給
路37に介設した減圧弁38を調節することによ
つて、プランジヤポンプ10の往復運動により塗
料室26内に圧送された液体塗料がピストン29
及びプランジヤ30を押し上げる力の方が、空気
室35内の加圧空気がピストン29及びプランジ
ヤ30を押し下げる力よりも僅かに大きくなるよ
うに設定されていて、プランジヤポンプ10から
液体塗料が圧送されると、常にはピストン29及
びプランジヤ30が第1図に実線で示すように押
し上げられ、ピストン29の上面がシリンダ28
の上板に形成したストツパ39に衝当することに
よりその移動が規制されるようになつている。
次に、本実施例の作用を第4図bのグラフを参
照して説明する。プランジヤポンプ10の下降行
程若しくは上昇行程において高圧に加圧された液
体塗料が吐出され、圧送路19aを通つた液体塗
料が、ピストン29及びプランジヤ30を空気室
35内の加圧空気の圧力に抗して図の実線位置に
押し上げた状態でアキユムレータ25の塗料室2
6内を流れ、さらに圧送路19bを通つてスプレ
イガン20に圧送され、プランジヤポンプ10が
下死点または上死点に達して吐出圧力が低下し、
第4図bのAに示すように、塗料室26内の液体
塗料の圧力が低下し始めると、ピストン29及び
プランジヤ30が空気室35内の加圧空気の圧力
により図に鎖線で示すように押し下げられ、プラ
ンジヤ30の先端部が塗料室26内に進入して塗
料室26の容積が減少し、これによつて第4図b
のBに示すように液体塗料の圧力のそれ以上の低
下が防止され、引続くプランジヤポンプ10の上
昇行程若しくは下降行程において高圧の液体塗料
が吐出されると、塗料室26内の液体塗料の圧力
が第4図bのCのように上昇して、ピストン29
及びプランジヤ30が第1図の実線位置に押し上
げられるように作用し、スプレイガン20に圧送
される液体塗料のプランジヤポンプ10が下死点
または上死点に達したときの圧力低下をごく僅か
に抑えることができる。
照して説明する。プランジヤポンプ10の下降行
程若しくは上昇行程において高圧に加圧された液
体塗料が吐出され、圧送路19aを通つた液体塗
料が、ピストン29及びプランジヤ30を空気室
35内の加圧空気の圧力に抗して図の実線位置に
押し上げた状態でアキユムレータ25の塗料室2
6内を流れ、さらに圧送路19bを通つてスプレ
イガン20に圧送され、プランジヤポンプ10が
下死点または上死点に達して吐出圧力が低下し、
第4図bのAに示すように、塗料室26内の液体
塗料の圧力が低下し始めると、ピストン29及び
プランジヤ30が空気室35内の加圧空気の圧力
により図に鎖線で示すように押し下げられ、プラ
ンジヤ30の先端部が塗料室26内に進入して塗
料室26の容積が減少し、これによつて第4図b
のBに示すように液体塗料の圧力のそれ以上の低
下が防止され、引続くプランジヤポンプ10の上
昇行程若しくは下降行程において高圧の液体塗料
が吐出されると、塗料室26内の液体塗料の圧力
が第4図bのCのように上昇して、ピストン29
及びプランジヤ30が第1図の実線位置に押し上
げられるように作用し、スプレイガン20に圧送
される液体塗料のプランジヤポンプ10が下死点
または上死点に達したときの圧力低下をごく僅か
に抑えることができる。
第2図はアキユムレータの変形例を示し、この
アキユムレータ41は、上面に凹部43を形成し
た底板42と、下面に凹部45を形成したシリン
ダ44とがダイアフラム46を挟んで結合され、
シリンダ44の内空にピストン47が緊密に嵌入
され、その下面に突設したプランジヤ48がシリ
ンダ44の内空から下面に達する挿通孔49に緊
密に嵌合された構造になり、底板42の上面とダ
イアフラム46の間の空間によつて塗料室50が
構成され、その入口51及び出口52に前記した
液体塗料の圧送路19が接続されているととも
に、シリンダ44の上部とピストン47の上面の
間の空間によつて空気室54が構成され、その供
給孔55に前記した補助空気供給路37が接続さ
れており、前記と同様に、プランジヤポンプ10
から高圧の液体塗料が圧送されると、液体塗料
は、図に実線で示すように、ダイアフラム46と
ピストン47及びプランジヤ48を加圧空気の圧
力に抗して押し上げた状態で塗料室50内を流
れ、液体塗料の圧力が低下し始めると、空気室5
4内の加圧空気の圧力により図に鎖線で示すよう
にピストン47及びプランジヤ48が押し下げら
れ、さらにダイアフラム46が押し下げられて塗
料室50の容積が減少し、液体塗料の圧力のそれ
以上の低下が防止され、再び高圧の液体塗料が圧
送されると、ダイアフラム46とピストン47及
びプランジヤ48が図に実線で示すように押し上
げられる。
アキユムレータ41は、上面に凹部43を形成し
た底板42と、下面に凹部45を形成したシリン
ダ44とがダイアフラム46を挟んで結合され、
シリンダ44の内空にピストン47が緊密に嵌入
され、その下面に突設したプランジヤ48がシリ
ンダ44の内空から下面に達する挿通孔49に緊
密に嵌合された構造になり、底板42の上面とダ
イアフラム46の間の空間によつて塗料室50が
構成され、その入口51及び出口52に前記した
液体塗料の圧送路19が接続されているととも
に、シリンダ44の上部とピストン47の上面の
間の空間によつて空気室54が構成され、その供
給孔55に前記した補助空気供給路37が接続さ
れており、前記と同様に、プランジヤポンプ10
から高圧の液体塗料が圧送されると、液体塗料
は、図に実線で示すように、ダイアフラム46と
ピストン47及びプランジヤ48を加圧空気の圧
力に抗して押し上げた状態で塗料室50内を流
れ、液体塗料の圧力が低下し始めると、空気室5
4内の加圧空気の圧力により図に鎖線で示すよう
にピストン47及びプランジヤ48が押し下げら
れ、さらにダイアフラム46が押し下げられて塗
料室50の容積が減少し、液体塗料の圧力のそれ
以上の低下が防止され、再び高圧の液体塗料が圧
送されると、ダイアフラム46とピストン47及
びプランジヤ48が図に実線で示すように押し上
げられる。
第3図はアキユムレータの他の変形例を示し、
このアキユムレータ61は、内部に塗料室64を
形成した本体63の上端部にピストン66を緊密
に嵌入したシリンダ65が結合され、ピストン6
6の下面に突設したプランジヤ67の先端部が、
塗料室64の上面の挿通孔68から塗料室64内
に導入され、プランジヤ67の先端と塗料室64
の上面の間にベローズ69がプランジヤ67の先
端部を被うようにして装着された構造になり、塗
料室64の入口71と出口72に前記した液体塗
料の圧送路19が接続されているとともに、シリ
ンダ65の上部とピストン66の上面の間に構成
された空気室74の供給孔75に、前記した補助
空気供給路37が接続されており、プランジヤポ
ンプ10から高圧の液体塗料が圧送されると、液
体塗料は、図に実線で示すように、ベローズ69
を収縮しつつピストン66及びプランジヤ67を
加圧空気の圧力に抗して押し上げた状態で塗料室
64内を流れ、液体塗料の圧力が低下し始める
と、加圧空気の圧力により図に鎖線で示すように
ピストン66及びプランジヤ67が押し下げら
れ、ピストン66の下面の空気が挿通孔68から
ベローズ69内に送り込まれてベローズ69が膨
張し、塗料室64の容積が減少して液体塗料の圧
力のそれ以上の低下が防止され、再び高圧の液体
塗料が圧送されると、更に実線で示すように、ベ
ローズ69が収縮しつつピストン66及びプラン
ジヤ67が押し上げられる。
このアキユムレータ61は、内部に塗料室64を
形成した本体63の上端部にピストン66を緊密
に嵌入したシリンダ65が結合され、ピストン6
6の下面に突設したプランジヤ67の先端部が、
塗料室64の上面の挿通孔68から塗料室64内
に導入され、プランジヤ67の先端と塗料室64
の上面の間にベローズ69がプランジヤ67の先
端部を被うようにして装着された構造になり、塗
料室64の入口71と出口72に前記した液体塗
料の圧送路19が接続されているとともに、シリ
ンダ65の上部とピストン66の上面の間に構成
された空気室74の供給孔75に、前記した補助
空気供給路37が接続されており、プランジヤポ
ンプ10から高圧の液体塗料が圧送されると、液
体塗料は、図に実線で示すように、ベローズ69
を収縮しつつピストン66及びプランジヤ67を
加圧空気の圧力に抗して押し上げた状態で塗料室
64内を流れ、液体塗料の圧力が低下し始める
と、加圧空気の圧力により図に鎖線で示すように
ピストン66及びプランジヤ67が押し下げら
れ、ピストン66の下面の空気が挿通孔68から
ベローズ69内に送り込まれてベローズ69が膨
張し、塗料室64の容積が減少して液体塗料の圧
力のそれ以上の低下が防止され、再び高圧の液体
塗料が圧送されると、更に実線で示すように、ベ
ローズ69が収縮しつつピストン66及びプラン
ジヤ67が押し上げられる。
考案の構成及び作用効果
上記実施例によつて具体的に説明したように、
本考案のエアレススプレイガンの塗料圧力制御装
置は、エアモータで駆動される往復駆動式ポンプ
により高圧に加圧された液体塗料をスプレイガン
に給送してその液体塗料をノズルから高速度で噴
出させる圧送路に、本体内に形成した塗料室と空
気室との間を前記塗料室側及び前記空気室側への
移動可能な作動体で隔絶したアキユムレータの前
記塗料室を接続するとともに、前記アキユムレー
タの前記空気室を、前記エアモータに加圧空気を
供給する空気供給源に接続し、前記往復駆動式ポ
ンプが下死点または上死点に達して前記圧送路の
液体塗料の圧力が僅かに低下すると、前記作動体
が前記塗料室内に進入して液体塗料の大幅な圧力
低下を防止する構成としたことを要旨とするもの
であつて、アキユレータの空気室に供給した加圧
空気により作動体に圧力を付与しておき、塗料室
内の液体塗料の圧力が低下し始めると加圧空気の
圧力により作動体が直ちに塗料室内に進入して塗
料室の容積を減少させ、液体塗料の圧力がそれ以
上低下しないようにしたから、往復駆動式ポンプ
が下死点または上死点に達した場合のスプレイガ
ンに圧送される液体塗料の圧力低下をごく僅かに
抑えることができ、液体塗料が常に良好に微粒化
され粒子の細かい塗装面を得ることができ、しか
も、空気室への加圧空気の供給は、エアモータの
空気供給源から行なうようにしたから、余分の空
気供給源を必要とせず、装置を小嵩にまとめるこ
とができる効果を奏する。
本考案のエアレススプレイガンの塗料圧力制御装
置は、エアモータで駆動される往復駆動式ポンプ
により高圧に加圧された液体塗料をスプレイガン
に給送してその液体塗料をノズルから高速度で噴
出させる圧送路に、本体内に形成した塗料室と空
気室との間を前記塗料室側及び前記空気室側への
移動可能な作動体で隔絶したアキユムレータの前
記塗料室を接続するとともに、前記アキユムレー
タの前記空気室を、前記エアモータに加圧空気を
供給する空気供給源に接続し、前記往復駆動式ポ
ンプが下死点または上死点に達して前記圧送路の
液体塗料の圧力が僅かに低下すると、前記作動体
が前記塗料室内に進入して液体塗料の大幅な圧力
低下を防止する構成としたことを要旨とするもの
であつて、アキユレータの空気室に供給した加圧
空気により作動体に圧力を付与しておき、塗料室
内の液体塗料の圧力が低下し始めると加圧空気の
圧力により作動体が直ちに塗料室内に進入して塗
料室の容積を減少させ、液体塗料の圧力がそれ以
上低下しないようにしたから、往復駆動式ポンプ
が下死点または上死点に達した場合のスプレイガ
ンに圧送される液体塗料の圧力低下をごく僅かに
抑えることができ、液体塗料が常に良好に微粒化
され粒子の細かい塗装面を得ることができ、しか
も、空気室への加圧空気の供給は、エアモータの
空気供給源から行なうようにしたから、余分の空
気供給源を必要とせず、装置を小嵩にまとめるこ
とができる効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例を適用したエアレス
塗装機の断面図及びブロツク図、第2図及び第3
図は本考案に係るアキユムレータの変形例の断面
図、第4図a及びbは夫々従来例及び本実施例に
おけるスプレイガンに圧送される液体塗料の圧力
変動を示すグラフである。 1……エアモータ、5……空気供給源、10…
…プランジヤポンプ、19……圧送路、20……
スプレイガン、23……ノズル、25……アクチ
ユエータ、26……塗料室、27……本体、28
……シリンダ、29……ピストン、30……プラ
ンジヤ、35……空気室、37……補助空気供給
路、41……アクチユエータ、42……底板、4
4……シリンダ、46……ダイアフラム、47…
…ピストン、48……プランジヤ、50……塗料
室、54……空気室、61……アクチユエータ、
63……本体、64……塗料室、65……シリン
ダ、66……ピストン、67……プランジヤ、6
9……ベローズ、74……空気室。
塗装機の断面図及びブロツク図、第2図及び第3
図は本考案に係るアキユムレータの変形例の断面
図、第4図a及びbは夫々従来例及び本実施例に
おけるスプレイガンに圧送される液体塗料の圧力
変動を示すグラフである。 1……エアモータ、5……空気供給源、10…
…プランジヤポンプ、19……圧送路、20……
スプレイガン、23……ノズル、25……アクチ
ユエータ、26……塗料室、27……本体、28
……シリンダ、29……ピストン、30……プラ
ンジヤ、35……空気室、37……補助空気供給
路、41……アクチユエータ、42……底板、4
4……シリンダ、46……ダイアフラム、47…
…ピストン、48……プランジヤ、50……塗料
室、54……空気室、61……アクチユエータ、
63……本体、64……塗料室、65……シリン
ダ、66……ピストン、67……プランジヤ、6
9……ベローズ、74……空気室。
Claims (1)
- エアモータで駆動される往復駆動式ポンプによ
り高圧に加圧された液体塗料をスプレイガンに給
送してその液体塗料をノズルから高速度で噴出さ
せる圧送路に、本体内に形成した塗料室と空気室
との間を前記塗料室側及び前記空気室側への移動
可能な作動体で隔絶したアキユムレータの前記塗
料室を接続するとともに、前記アキユムレータの
前記空気室を、前記エアモータに加圧空気を供給
する空気供給源に接続し、前記往復駆動式ポンプ
が下死点または上死点に達して前記圧送路の液体
塗料の圧力が僅かに低下すると、前記作動体が前
記塗料室内に進入して液体塗料の大幅な圧力低下
を防止する構成としたことを特徴とするエアレス
スプレイガンの塗料圧力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16816384U JPH023808Y2 (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16816384U JPH023808Y2 (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6183474U JPS6183474U (ja) | 1986-06-02 |
JPH023808Y2 true JPH023808Y2 (ja) | 1990-01-29 |
Family
ID=30725942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16816384U Expired JPH023808Y2 (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH023808Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006205954A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Bridgestone Cycle Co | 自転車用スタンド。 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3597305B1 (en) | 2008-10-22 | 2022-08-24 | Graco Minnesota Inc. | Portable airless sprayer |
US9545643B2 (en) | 2008-10-22 | 2017-01-17 | Graco Minnesota Inc. | Portable airless sprayer |
JP5508052B2 (ja) * | 2009-02-16 | 2014-05-28 | 東メンシステム株式会社 | 静電塗装システム |
WO2019199760A1 (en) | 2018-04-10 | 2019-10-17 | Graco Minnesota Inc. | Handheld airless sprayer for paints and other coatings |
CN117046639A (zh) | 2019-05-31 | 2023-11-14 | 固瑞克明尼苏达有限公司 | 手持式流体喷雾器 |
US10968903B1 (en) | 2020-06-04 | 2021-04-06 | Graco Minnesota Inc. | Handheld sanitary fluid sprayer having resilient polymer pump cylinder |
US10926275B1 (en) | 2020-06-25 | 2021-02-23 | Graco Minnesota Inc. | Electrostatic handheld sprayer |
-
1984
- 1984-11-06 JP JP16816384U patent/JPH023808Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006205954A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Bridgestone Cycle Co | 自転車用スタンド。 |
JP4523433B2 (ja) * | 2005-01-31 | 2010-08-11 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 自転車用スタンド。 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6183474U (ja) | 1986-06-02 |
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