JPH0237963Y2 - - Google Patents

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JPH0237963Y2
JPH0237963Y2 JP12628985U JP12628985U JPH0237963Y2 JP H0237963 Y2 JPH0237963 Y2 JP H0237963Y2 JP 12628985 U JP12628985 U JP 12628985U JP 12628985 U JP12628985 U JP 12628985U JP H0237963 Y2 JPH0237963 Y2 JP H0237963Y2
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stage
wall
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば体育館等に設置する移動ス
テージに関する。
(従来の技術) 従来、この種移動ステージとしては例えば体育
館のスペースを有効に使用するため、第24図に
示すように比較的張出し幅Lの小さいステージ1
30はその脚131は折畳み可能に設けられて必
要時にはその脚131を立てて使用し、不必要時
には脚131を折畳んで体育館の壁部132に形
成した凹部133に滑車等を介して人手により立
掛けて納める構成のもの、あるいは第25図に示
すようにステージ134を2つ折りに折畳んで凹
部133側へ片寄せする構成のものであつた。
(解決しようとする問題点) したがつて、第24図のものでは人手によりス
テージ130を吊持するものであるから、ステー
ジのスペースが大きくなるとその重量も重くなる
ことから、人手によることは困難であるととも
に、危険をともない、また、第25図のものでは
壁部132の凹部133より食出して床スペース
を有効利用することかできない等の問題があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなさ
れたもので、比較的スペースが広く重量のあるス
テージを壁部に形成した凹部に自動的に出入れす
ることが容易にできるとともに、凹部に収納した
時の安全性を高めることのできる移動ステージを
提供することを目的とし、その要旨は建屋の壁部
に形成した凹部に垂直状に収納可能とする移動ス
テージであつて、根太材により格子状に枠組みし
たステージフレームの下面の前記根太材の各交叉
部にブラケツトを介して支持脚を着脱可能に装着
し、最前列の支持脚にはキヤスターを取付け、ま
た、ステージフレームの壁部側には所定の間隔で
吊持用凹部を形成して該各吊持用凹部に取付けた
補強部材には複数本の吊持部支持脚をブラケツト
を介して着脱可能に装着するとともに、前記各支
持脚は連結部材およびリンク部材により着脱可能
に連繋して多数の平行リンクを構成してステージ
フレームの下面側へ折畳み可能に設けたステージ
本体と、前記壁体の上部に前記ステージ本体に設
けた吊持用凹部と対応して設けられてワイヤを巻
取り、巻戻し可能にドラムを装備した昇降駆動部
と、前記吊持用凹部と対応して壁部に沿つて平行
に敷設されるガイド枠と前記ワイヤに吊持され、
かつ前記吊持部支持脚と連繋されて前記ガイド枠
に沿つて昇降動するリフトフレームとからなる昇
降ガイド部と、前記ステージ本体を前記壁部に沿
つて吊持した時、前記キヤスターの車輪をロツク
するキヤスターロツクと前記最前列の支持脚を連
繋した連結部材に所定の間隔で設けられて前記壁
部に連繋固定するステージ固定ブラケツトとから
なる安全装置と、さらに、前記壁部の所定の位置
に配設されて前記壁部に垂直状に吊持されたステ
ージ本体の下部を押送する押出し装置とより構成
した移動ステージに存する。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図面にしたがつて説明
すると、図中3は体育館等に設けられた移動ステ
ージ(以下単にステージという)の全体であつ
て、該ステージ3は同体育館の壁部1に設けられ
た凹部2に収納可能に設けられ、該ステージ3は
ステージ本体4とステージ昇降ガイド部66と昇
降駆動部51および押出し装置89とより構成さ
れている。
4は上記したステージ本体であつて、ステージ
フレーム5と多数本の支持脚11,20,29と
より構成されている。このステージフレーム5は
角パイプ材からなる多数本の縦根太6と横根太7
とが格子状に枠組み連結されて所定の張出し幅L
1、長さL2を有する略長方形状に形成されると
ともに、同フレーム5の後部側にはステージ昇降
ガイド部66を配設するための吊持用凹部8が所
定の間隔で4箇所形成され、同凹部8の長手方向
に沿つて断面略H形状の補強部材9が溶着手段等
により取付けられている。このように形成された
ステージフレーム5の上面側にはリノリユーム1
0等が貼着されるとともに、下面側の各縦根太6
と横根太7との連結部には支持脚11,20,2
9が取付けられている。11はステージフレーム
5の最前部に取付けられる支持脚であつて、角パ
イプ材からなり、その上端の前部には所定の角度
の傾斜面12が形成されるとともに、上端部寄り
には対応して取付孔13が貫設されるとともに、
同部位には取付孔13と整合する孔を有する補強
プレート14が溶着され、同取付孔13には段付
きシヤフト15が嵌着されている。また、支持脚
11の下端には支持プレート16が溶着され、同
支持プレート16には重荷重低床用のキヤスター
17が着脱可能に取付けられている。このように
形成された前部支持脚11は横根太7に対設して
締結部材19により着脱可能に取付られたブラケ
ツト18に段付きシヤフト15を介して枢着され
ている。20は吊持部支持脚であつて、この支持
脚20はステージフレーム5の吊持用凹部8に取
付けた補強部材9の下面(本例では各3箇所に取
付けて例示した)に取付けられるもので、上記支
持脚11と同様に各パイプ材からなるもので、そ
の支持脚20の上端には鉛直状の支持板22と同
支持板22の側部に対し略T字形状に取付けられ
た取付板23とからなるリフトフレーム取付ブラ
ケツト21が溶着され、この支持板22のほぼ中
心には段付きシヤフト25を挿通するボス部24
が形成されて段付きシヤフト25がキー着26さ
れている。また、支持脚20の下端には合成樹脂
あるいは合成ゴム等からなるキヤツプ27が被冠
されている。このように形成された吊持部支持脚
20は補強部材9の下面に締結部材19を介して
着脱可能に対設されたブラケツト28に段付きシ
ヤフト25を介して枢着されている。また、29
はその他の各縦根太6と横根太7との連結部に取
付けられる支持脚であつて、この支持脚29の上
端の前部には所定の角度の傾斜面12が形成され
るとともに、上端部寄りには対応して取付孔30
が貫設されるとともに、同部位には取付孔30と
整合する孔を有する補強プレート31が溶着さ
れ、さらに、取付孔30間には所定径のパイプ材
32が挿通されて溶着されてシヤフト35の挿通
受部が形成されている。また、この支持脚29の
下端にはキヤツプ27が被冠されている。このよ
うに形成された支持脚29は横根太7に対設して
締結部材19により着脱可能に取付られたブラケ
ツト34にシヤフト35を介して枢着され、この
シヤフト35の両端にはブラケツト34のボス部
36の直径方向に貫設した取付孔と整合する孔が
貫設されて、同シヤフト35は締結部材37によ
りブラケツト34に着脱可能に固定されている。
このように枢着された支持脚11,20,29に
おいて、前列A1の各前部支持脚11は第4図に
示すように、その上部側間に上部連結部材40が
同位に着脱可能に横架され、また、下部間にも下
部連結部材41が着脱可能に横架されて各前部支
持脚11は一体状に連結されている。また、列A
2〜A6の係止脚29はその上部側間には列A1
と同様に上部連結部材40が同位に着脱可能に横
架され、また、下部間には支持脚29の後面側に
下部連結部材42が着脱可能に横架されて各列A
2〜A6の支持脚29は一体状に連結されてい
る。また、列A7の各支持脚20,29間には第
5図に示すようにその中央部より上部側に連結部
材43が図示平行状に着脱可能に横架されて列A
7の各支持脚20,29は一体状に連結されてい
る。このように各列A1〜A7方向で略棚状に連
結された各支持脚11,20,29はその各B列
(L1方向)においてリンク部材44により枢着
連結されている。45はリンク部材44の取付部
であつて、各支持脚11,20,29の図示右側
面のほぼ中央部に補強プレート46を介してナツ
ト部材47が溶着されて形成され、この取付部4
5には管状で鍔部49を有するスペーサ48が取
付ボルト50を介して螺着することでリンク部材
44が枢着連結されている。このように形成され
た棚状の各支持脚11,20,29はリンク部材
44によりステージ本体4に対し平行リンクを形
成して同本体4の下面側に折畳み可能に構成され
ている。
次に上記のように構成されたステージ本体4を
昇降動する昇降駆動部51について説明すると、
この昇降駆動部51は壁部1の上部に形成された
機械室52に4基配設され、これら各駆動部51
は同じ構成で配設されている。53は基台であつ
て、同基台53上には可逆転モータ54およびウ
オーム減速機55が載置され、モータ54の回転
軸56および減速機55の入力軸57にはそれぞ
れ鎖車58,59が取付けられ、両鎖車58,5
9間には無端状のチエーン60が掛装されてい
る。また、基台53上には軸受61が対設されて
軸62が回転可能に支承され、同軸62はウオー
ム減速機55の出力軸63にチエーンカツプリン
グ64を介して連結されている。また、軸62に
は所定の間隔でワイヤ87の巻き取りドラム65
が取付けられている。このように設けられた昇降
駆動部51は機械室52の所定の位置に配設さ
れ、各駆動部51のモータ54は同期に正逆転制
御するように継電されている。
次に、昇降ガイド部66について説明すると、
この昇降ガイド部66は昇降駆動部51と対応し
て壁部1に沿つて図示4箇所配設され、ガイド部
67とリフトフレーム75とより構成されてい
る。このガイド部67は所定の長さを有する断面
略H形状の2本のガイド枠68を主体とし、この
ガイド枠68は複数本の連結板69により平行に
連結され、このガイド枠68の対向する溝部70
内にはその対向片71に沿つてレール72が対向
してボルト73を介して着脱可能に取付けられて
いる。このように形成されたガイド部67は壁部
1の所定位置に沿つてアンカーボルト74により
取付けられている。
75は上記したリフトフレームであつて、この
リフトフレーム75はステージ本体4の吊持用凹
部8の部位に取付けられた吊持部支持脚20のリ
フトフレーム取付ブラケツト21間に着脱可能に
取付けられるもので、所定の長さを有する断面略
コの字形状の枠部材76がその溝部を対向状にし
て複数枚の連結板77により溶着されて略柱状に
枠組みされてリフトフレーム75が形成され、そ
の両端部には車輪用ブラケツト78,79が取付
けられている。この車輪用ブラケツト78はフレ
ーム75の端部の上下に取付けられるもので車輪
用軸80が一体に取付けられるとともに、同軸8
0には車輪81が回転可能に取付けられている。
また、車輪用ブラケツト79はフレーム75の両
端面に取付けられるもので、同ブラケツト79に
も車輪用軸82が取付けられて車輪81が回転可
能に取付けられている。このように形成された車
輪用ブラケツト78,79はフレーム75に着脱
可能に取付けられるとともに、上下のブラケツト
78に取付けられた軸80はブラケツト79に取
付けられた軸82と若干変位して設けられて軸8
0に取付けられた車輪81はガイド部67の壁部
1側のレール72に沿つて転動し、また、軸82
に取付けられた車輪81は外側のレール72を転
動するように設けられている。このように形成さ
れたリフトフレーム75はステージ本体4の吊持
凹部8の部位に取付けられた吊持部支持脚20の
リフトフレーム取付ブラケツト21間に着脱可能
に取付けられるとともに、同フレーム75の吊持
部支持脚20と対応する下面には取付片83がそ
れぞれ垂設され、また、吊持部支持脚20のほぼ
中央部にも取付片84が突出形成されて、両取付
片83,84間には連結杆85が着脱可能に取付
けられてリフトフレーム75と吊持部支持脚20
とは連結固定されている。また、リフトフレーム
75の両端部寄りには吊持用ロツド86が取付け
られ同ロツド86には昇降駆動部51の巻き取り
ドラム65に巻着したワイヤ87の端部が止着さ
れている。なお、88は昇降ガイド部66の上部
の壁部1に巻き取りドラム65と対応して止着さ
れたワイヤ87の滑車である。
次に、89は押出し装置であつて、この押出し
装置89はステージ3を使用する場合、壁部1に
沿つて垂直状に吊持されたステージ本体4の下
端、すなわち、同ステージ本体3の前部側の上部
連結部材40を押送するもので、壁部1側に2箇
所設けられ、同装置89は壁部1内の部屋90に
設置される固定架台91と壁部1の外側に設けら
れる移動架台98とより構成され、固定架台91
の上には可逆転モータ93と減速機94および伸
縮可能なシリンダ95とよりなる電動シリンダ9
2が固定用ブラケツト97によりシリンダ95が
俯仰可能に枢着され、シリンダ95のロツド96
の先端は移動架台98に水平状に連繋されてい
る。98は移動架台であつて、同架台98にはキ
ヤスター99が取付けられて移動可能に設けら
れ、その上部の前部寄りのの中心部には連結用ブ
ラケツト100が設けられてロツド96の先端が
枢着されてシリンダ95は水平状に支持されてい
る。また、架台98の前部の両側にはアーム用ブ
ラケツト101が所定の張り出し幅で水平状に設
けるとともに、同ブラケツト101上には所定の
長さのアーム102が前方へ突出状に取付けられ
ている。このように形成された押出し装置89は
そのロツド96を伸長することでこれと連繋した
移動架台98は前方へ移動されてその前部左右に
張出し形成したアーム102により壁部1に沿つ
て垂直状に吊持されたステージ本体4の下端、す
なわち、同ステージ本体4の前部側の上部連結部
材40を押送するように設けられている。なお、
この両押出し装置89は同調して作動される。
このように形成されたステージには安置装置と
してキヤスターロツク103およびステージ固定
ブラケツト111が附設されている。このキヤス
ターロツク103はステージ本体4の最前部支持
脚11に取付けたキヤスター17をロツクするも
ので、104はロツクシユーであつて所定の径を
有する円柱形状に形成され、その両側には偏心し
て支軸105が形成されている。このように形成
されたロツクシユー104は所定の位置のキヤス
ター17の前面に対しステー107を介して回動
可能に取付けられ、各ロツクシユー104は連結
管108によりピン106を介して相互に連結さ
れるとともに、その一方のステー107には操作
ハンドル110を90度角度範囲に回動案内するガ
イド板109が取付けられ、同操作ハンドル11
0を操作することで各キヤスターロツク103は
その支軸105を中心として一体的に回動されて
偏心状に設けられたロツクシユー104はキヤス
ター17の車輪に当接されて同車輪の回動するこ
とが防止される。また、ステージ固定ブラケツト
111は最前部支持脚11を連結した下部連結部
材41と壁部1の下部側との間に所定の間隔で複
数個(本例では4個の場合を例示した)配設さ
れ、同ステージ固定ブラケツト111はステージ
側へ取付けられる連結金具112と固定金具11
9とよりなり、この連結金具112は下部連結部
材41の取付部位においてその上面および前後面
には補強プレート113が取付けられ、同下面に
は壁部1側へ延出する支持片114が取付けられ
るとともに、その上面にはリブ115が取付けら
れている。また、この支持片114の一側には鉛
直状に垂直片116が垂設され、この垂直片11
6の一側面にはリブ117が取付けられ、他側面
には水平状に張出し中心部にピン孔を有する連結
片118が一体に形成されている。このように形
成された連結金具112と対応する壁部1側には
固定金具119が取付けられている。この固定金
具119は取付片120と同片120の下部より
2枚の板が所定の間隔で平行状に連結された支持
片121が水平状に取付けられるとともに、同片
121の先端側にはピン孔が貫設され、また、上
面側にはリブ122が取付けられている。また、
この支持片121の先端側には先端が略コの字形
状に形成された連結部材123がねじピン124
を介して屈曲可能に取付けられ、略コの字形状の
部位には連結金具112の連結片118に貫設し
たピン孔と整合するピン孔が貫設されて相互のピ
ン孔に連結ピン125を挿入することで連結金具
112と固定金具119とは連結される。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例ステージ3は、建屋の壁部1に形成
した凹部2に垂直状に収納可能とするものであつ
て、根太6,7により格子状に枠組みしたステー
ジフレーム5の下面の根太6,7の各交叉部にブ
ラケツト18,34を介して支持脚11,29を
着脱可能に装着し、最前列の支持脚11にはキヤ
スター17を取付け、また、ステージフレーム5
の壁部1側には所定の間隔で吊持用凹部8を形成
して該各吊持用凹部8に取付けた補強部材9には
複数本の吊持部支持脚20をブラケツト28を介
して着脱可能に装着するとともに、各支持脚1
1,20,29は連結部材40,41,42,4
3およびリンク部材44により着脱可能に連繋し
て多数の平行リンクを構成してステージフレーム
5の下面側へ折畳み可能に設けたステージ本体4
と、壁体1の上部にステージ本体4に設けた吊持
用凹部8と対応して設けられてワイヤ87を巻取
り、巻戻し可能にドラム65を装備した昇降駆動
部51と、吊持用凹部8と対応して壁部1に沿つ
て平行に敷設されるガイド枠68とワイヤ87に
吊持され、かつ吊持部支持脚20と連繋されてガ
イド枠68に沿つて昇降動するリフトフレーム7
5とからなる昇降ガイド部66と、ステージ本体
4を壁部1に沿つて吊持した時、キヤスター17
の車輪をロツクするキヤスターロツク103と最
前列の支持脚11を連繋した連結部材41に所定
の間隔で設けられて壁部1に連繋固定するステー
ジ固定ブラケツト111とからなる安全装置と、
さらに、壁部1の所定の位置に配設されて壁部1
に垂直状に吊持されたステージ本体4の下部を押
送する押出し装置89とより構成したものであ
る。したがつて、第1図に示すステージ3の使用
した状態より同ステージ3を壁部1の凹部2へ収
納する場合には制御盤(図示せず)のステージ収
納用スイツチをONすると昇降駆動部51の各可
逆転モータ54が同調回転されてワイヤ87の巻
取りが開始される。これによりワイヤ87に吊持
された各リフトフレーム75はガイド枠68に沿
つて上昇され、同リフトフレーム75に連繋され
たステージ本体4の壁部1側は徐々に上昇されて
最前部の支持脚11以外の支持脚20,29は床
面より離床されるとともに、ステージ本体4の前
端側、すなわち、最前部の支持脚11はキヤスタ
ー17を介して壁部1側へ移動されて徐々に傾動
されて行く。この傾動にともない、各リフトフレ
ーム75は吊持用凹部8において第15図に示す
ように吊持部支持脚20に対し略直角状に連繋固
定したものであるから、リフトフレーム75の上
昇過程では吊持部支持脚20は常に垂直状態に保
持されるので、ステージ本体4の上昇傾動により
リンク部材44を介して枢着連繋されたA列方向
の棚状の支持脚11,29はステージ本体4の裏
面側へ折畳み状に平行移動され、さらに、リフト
フレーム75が上昇されてステージ本体4の上昇
端部が凹部2の上端に近接して同ステージ本体4
が凹部2内に垂直状に納められた状態になると凹
部2の上端部に配設された検知手段によりステー
ジ本体4の上昇端が検知され、これにより昇降駆
動部51のモータ54は停止される。この状態で
各支持脚11,20,29は図示のようにステー
ジ本体4の裏面側に垂直状に折畳まれるととも
に、下端部側となつた最前列の支持脚11のキヤ
スター17は床面に接地されている。しかる後、
キヤスターロツク103の操作ハンドル110を
操作してキヤスター17をロツクするとともに、
連結金具112と壁部1に設けた固定金具119
とを連結ピン125により連結することでステー
ジ本体4は凹部2内に安全に収納固定される。
次に、ステージ3を使用する場合には、先ず、
キヤスターロツク103およびステージ固定ブラ
ケツト111の安全装置を解除し、しかる後、制
御盤のステージ送出用スイツチをONすると、昇
降駆動部51のモータ54が起動されてドラム6
5は巻戻し方向へ回動されるとともに、同時に押
出し装置89の可逆転モータ93が起動されてシ
リンター95のロツド96は減速機94を介して
徐々に伸長されるとともに、同ロツド96に連繋
して移動架台98が前方へ押送され、同架台98
に設けたアーム102がステージ本体4の下端
部、すなわち、各支持脚11を連結した上部連結
部材40に当接し所定の距離、すなわち、ステー
ジ本体4が自重により降下し得る傾斜角となる位
置まで押送する。そしてこのロツド96が所定の
長さ伸長されるとストローク調整リミツトスイツ
チ126がこれを検知してロツド96は後退され
て移動架台98は元の位置に復帰される。一方、
ワイヤ87の巻戻しによりリフトフレーム75は
ガイド枠68に沿つて降下され、これによりステ
ージ本体4はキヤスター17を介して前方へ移動
されるとともに、同本体4は水平方向へ移行され
る。この本体4の水平方向への移行過程でリンク
部材44を介して枢着連繋されたA列方向の棚状
の支持脚11,29はステージ本体4に対し垂直
方向へ平行移動され、ステージ本体4が水平状
態、すなわち各支持脚11,20,29が床面に
設置するとガイド枠の下部の所定位置の配設され
たリミツトスイツチ(図示せず)がこれを検知し
て昇降駆動部51のモータ54は停止されステー
ジの送り出しを完了する。
このように本例ステージ本体4はその後端部側
を壁部に沿つて形成した昇降ガイド部66に沿つ
て昇降動するものであるから、ステージ本体4が
長い長さL2のものであつても、同昇降ガイド部
66に沿つて円滑、かつ安全に昇降動することが
でき、また、同ステージ本体4を凹部2に収納し
た時には各支持脚11,20,29はステージフ
レーム4の裏面側に折畳まれて同凹部2よりステ
ージ本体4の張出すことがないので床面積を有効
に利用することができ、また、ステージ本体4の
収納時にはキヤスターロツク103とステージ固
定ブラケツト111により2重にロツクするので
安全性を向上することができ、また、押出し装置
89を設けたことにより、ステージ本体4の送り
出しを安全に、かつ円滑に行うことができる。
(考案の効果) さて、本考案は建屋の壁部に形成した凹部に垂
直状に収納可能とする移動ステージであつて、根
太材により格子状に枠組みしたステージフレーム
の下面の前記根太材の各交叉部にブラケツトを介
して支持脚を着脱可能に装着し、最前列の支持脚
にはキヤスターを取付け、また、ステージフレー
ムの壁部側には所定の間隔で吊持用凹部を形成し
て該各吊持用凹部に取付けた補強部材には複数本
の吊持部支持脚をブラケツトを介して着脱可能に
装着するとともに、前記各支持脚は連結部材およ
びリンク部材により着脱可能に連繋して多数の平
行リンクを構成してステージフレームの下面側へ
折畳み可能に設けたステージ本体と、前記壁体の
上部に前記ステージ本体に設けた吊持用凹部と対
応して設けられてワイヤを巻取り2巻戻し可能に
ドラムを装備した昇降駆動部と、前記吊持用凹部
と対応して壁部に沿つて平行に敷設されるガイド
枠と前記ワイヤに吊持され、かつ前記吊持部支持
脚と連繋されて前記ガイド枠に沿つて昇降動する
リフトフレームとからなる昇降ガイド部と、前記
ステージ本体を前記壁部に沿つて吊持した時、前
記キヤスターの車輪をロツクするキヤスターロツ
クと前記最前列の支持脚を連繋した連結部材に所
定の間隔で設けられて前記壁部に連繋固定するス
テージ固定ブラケツトとからなる安全装置と、さ
らに、前記壁部の所定の位置に配設されて前記壁
部に垂直状に吊持されたステージ本体の下部を押
送する押出し装置とより構成したことにより、ス
テージ本体はその後端部側を壁部に沿つて形成し
た昇降ガイド部に沿つて昇降動するものであるか
ら、ステージ本体が長い長さのものであつても、
同昇降ガイド部に沿つて円滑、かつ安全に昇降動
することができ、また、同ステージ本体を凹部に
収納した時には各支持脚はステージフレームの裏
面側に折畳まれて同凹部よりステージ本体の張出
すことがないので床面積を有効に利用することが
でき、また、ステージ本体の収納時にはキヤスタ
ーロツクとステージ固定ブラケツトにより2重に
ロツクするので安全性を向上することができ、ま
た、押出し装置を設けたことにより、ステージ本
体4の送り出しを安全に、かつ円滑に行うことが
できるので移動ステージとして極めて実用性に優
れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は移動
ステージの側面図、第2図は同じく一部正面図、
第3図は同じく一部平面図、第4図は最前列の支
持脚の連結を示す一部正面図、第5図は最後列の
支持脚の連結を示す一部正面図、第6図はB列方
向の支持脚の連結を示す側面図、第7図は最前列
の支持脚の取付けを示す一部破断正面図、第8図
は吊持部支持脚の取付けを示す一部破断正面図、
第9図は同じく側面図、第10図は一般支持脚の
取付けを示す一部破断正面図、第11図はリンク
部材の取付けを示す拡大断面図、第12図は昇降
ガイド部の平面図、第13図は同じく正面図、第
14図は同じく側面図、第15図はリフトフレー
ムと吊持部支持脚との連結を示す側面図、第16
図は押出し装置の側面図、第17図は移動架台の
正面図、第18図はキヤスターロツクの正面図、
第19図および第20図はキヤスターロツクの作
用説明図、第21図はステージ固定ブラケツトの
正面図、第22図は同じく側面図、第23図は固
定金具の平面図、第24図および第25図は従来
の移動ステージの略体図である。 1……壁部、2……凹部、3……移動ステー
ジ、4……ステージ本体、5……ステージフレー
ム、6……縦根太、7……横根太、8……吊持用
凹部、9……補強部材、11……最前部支持脚、
17……キヤスター、18,28,34……ブラ
ケツト、20……吊持部支持脚、29……一般支
持脚、44……リンク部材、40,41,42…
…連結部材、51……昇降駆動部、65……巻取
りドラム、66……昇降ガイド部、68……ガイ
ド枠、75……リフトフレーム、87……ワイ
ヤ、89……押出し装置、103……キヤスター
ロツク、111……ステージ固定ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建屋の壁部に形成した凹部に垂直状に収納可能
    とする移動ステージであつて、根太材により格子
    状に枠組みしたステージフレームの下面の前記根
    太材の各交叉部にブラケツトを介して支持脚を着
    脱可能に装着し、最前列の支持脚にはキヤスター
    を取付け、また、ステージフレームの壁部側には
    所定の間隔で吊持用凹部を形成して該各吊持用凹
    部に取付けた補強部材には複数本の吊持部支持脚
    をブラケツトを介して着脱可能に装着するととも
    に、前記各支持脚は連結部材およびリンク部材に
    より着脱可能に連繋して多数の平行リンクを構成
    してステージフレームの下面側へ折畳み可能に設
    けたステージ本体と、前記壁体の上部に前記ステ
    ージ本体に設けた吊持用凹部と対応して設けられ
    てワイヤを巻取り、巻戻し可能にドラムを装備し
    た昇降駆動部と、前記吊持用凹部と対応して壁部
    に沿つて平行に敷設されるガイド枠と前記ワイヤ
    に吊持され、かつ前記吊持部支持脚と連繋されて
    前記ガイド枠に沿つて昇降動するリフトフレーム
    とからなる昇降ガイド部と、前記ステージ本体を
    前記壁部に沿つて吊持した時、前記キヤスターの
    車輪をロツクするキヤスターロツクと前記最前列
    の支持脚を連繋した連結部材に所定の間隔で設け
    られて前記壁部に連繋固定するステージ固定ブラ
    ケツトとからなる安全装置と、さらに、前記壁部
    の所定の位置に配設されて前記壁部に垂直状に吊
    持されたステージ本体の下部を押送する押出し装
    置とより構成したことを特徴とする移動ステー
    ジ。
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