JPH0237899Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は清潔感に優れた公衆用の小便器に関す
るものである。

（従来の技術） 従来の公衆用の小便器としてはストール形、セ
ンターストール形等種々のものがある。

（考案が解決しようとする問題点） ところが上記のような従来の小便器はいずれも
使用者の足下が小便により濡れて著しい不潔感を
与えるのが常であり、頻繁に清掃を行わねば清潔
感を維持することができぬ欠点があつた。

（問題点を解決するための手段） 本考案はこのような従来の問題点を解消するた
めに完成されたものであり、小便器本体と該小便
器本体１の設置時においてその下方の床面に回転
及び停止自在に設けられる回転盤と該回転盤の後
半部表面を洗浄する洗浄具とよりなることを特徴
とするものである。

（実施例） 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明
すれば、１は垂直な壁面２に支持させて設置され
た小便器本体であり、該小便器本体１の下方の床
面３には円形の凹部４が凹設されてその内部には
使用がその上に立つことができる回転盤５が設け
られている。回転盤５は小便器本体１の直下の中
空垂直軸６を中心軸とするものであり、その下面
には全周にわたりチエーン等の凹凸体７が貼着さ
れるとともに複数個の荷重支持用ローラ８が設け
られており、一方、床面３の凹部４内には該凸凹
体７と噛合する歯車９を備えたモータ１０が設け
られている。このモータ１０は図示を略したスイ
ツチにより使用者が自由に操作できるものであ
り、モータ１０を作動させれば回転盤５は中空垂
直軸６を中心として水平面内で回転し、モータ１
０を止めれば回転盤５も停止することとなる。一
方、小便器本体１の背部下方には回転盤５の後半
部表面を洗浄するための洗浄具１３として例えば
ノズル付きの洗浄水パイプ１１とノズル付きの乾
燥用空気パイプ１２が設けられている。なお、こ
の洗浄具１３としては回転盤５の回転時にその表
面に接触して払拭する雑巾等でもよい。１４は小
便器本体１に透設された排便孔であつて、小便は
この排便孔１４から流下し、中空垂直軸６を通つ
て排水管１５へ流入するものであり、また、１６
は凹部４内に流入した洗浄水を排水管１５中へ導
くための洗浄水排出孔である。

（作用） このように構成されたものは、小便器本体１の
下方の床面３上に設けられた回転盤５を停止させ
た状態で使用者が回転盤５上に立つて壁面２に支
持された小便器１に向つて用を足し、使用後はモ
ータ１０を作動させて回転盤５を反時計方向に
180度回転させれば、回転盤５の表面は洗浄具１
３の洗浄水パイプ１１からの水噴射により洗い流
されたうえ乾燥用空気パイプ１２からの空気噴射
により乾燥され、常に清潔な状態に保たれること
となる。なお、図示の小便器本体１はストール形
であるがセンターストール形その他どのような形
状でもよく、また、回転盤５の回転は放尿後回転
盤５から降りると自動的に半回転されるようにし
てもよいことは勿論である。

（考案の効果） 本考案は以上の説明からも明らかなように、使
用者の足下を常に清潔感にあふれた状態に維持す
ることができるもので、従来の小便器の問題点を
一掃したものとしてその実用的価値は極めて大き
いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す一部切欠側面
図、第２図は同じく一部切欠平面図である。 １：小便器本体、５：回転盤、１３：洗浄具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 小便器本体１と該小便器本体１の設置時におい
   てその下方の床面に回転及び停止自在に設けられ
   る回転盤５と該回転盤５の後半部表面を洗浄する
   洗浄具１３とよりなることを特徴とする小便器。