JPH023785Y2 - - Google Patents

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JPH023785Y2
JPH023785Y2 JP13248084U JP13248084U JPH023785Y2 JP H023785 Y2 JPH023785 Y2 JP H023785Y2 JP 13248084 U JP13248084 U JP 13248084U JP 13248084 U JP13248084 U JP 13248084U JP H023785 Y2 JPH023785 Y2 JP H023785Y2
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granules
chute
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granulated material
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、微粒子酸化鉄その他の微粒子無機化
合物又は鉱石の微粉が粒状に成形された壊れ易い
造粒物あるいは粒状に成形された有機化合物又は
食品のような壊れ易い造粒物を、できるだけその
形状を壊さないで、横方向に連続的に定量移送す
る装置に係るものである。
〔従来の技術〕
従来、粉粒体を横方向に移送する手段として、
第3図に示すようなホツパー1の下端2に垂直に
又は若干傾斜して縦に取りつけられた短いシユー
ト6と、該シユート6の下端4に、これと交差し
て横方向に固定されたスクリユーコンベヤ31と
からなる移送装置が用いられている。
又、第4図に示したような装置を用いて、ホツ
パー1内に挿入された造粒物3を、ホツパー1の
下端2に取りつけた定量フイーダ40によつて所
定量づつ切出し、シユート6を通して、その下方
に横向きに設けられ内周面10にインターナルフ
イードスクリユー42を備えたドラム48からな
るロータリースパイラルコンベヤ41に、フイー
ドスクリユー42の高さを越えないように少しづ
つ供給し、該コンベヤ41によつて造粒物3を順
次転動せしめながら横方向に定量移送する手段も
知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第3図に示したスクリユーコンベヤ31によつ
て壊れ易い造粒物3を移送すると、ホツパー1内
に装入された造粒物3は、シユート6に充満して
いるため、シユート6からスクリユーコンベヤ3
1への切出しに際し、スクリユー32の外周34
とシユート6の下端4との間で造粒物3に剪断力
が加わり、その一部が破砕する。
又、スクリユーコンベヤ31は固定された外筒
38の中でスクリユー32が回転するため、スク
リユーベーン36の外周34と外筒38の内腔3
0間に一部の造粒物3又はその破片が噛み込んで
破砕される。
さらに、この種のスクリユーコンベヤ31を用
いて小粒の酸化鉄ペレツトのような造粒物3を搬
送する場合には、充満率が高くなるため、造粒物
3が滑らかに転動せず、造粒物3の表面に擦傷が
発生することは避けられない。
しかも、スクリユーコンベヤ31は、取り扱う
造粒物3の性状が異あると、充満率が大幅に変動
するため、スクリユー32の回転数を加減するの
みでは、所望の移送量を確保できぬことがある。
このような場合には、別途定量性のあるフイード
ユニツトを設置しなければならないので装置が複
雑となる。すなわち、第3図に示すようなスクリ
ユーコンベヤ31は、壊れ易い造粒物3を連続的
に精度よく定量非破壊移送するには適していな
い。
又、第4図に示したロータリースパイラルコン
ベヤ41は、定量フイーダ40を備えているた
め、造粒物3を定量移送することは可能である
が、定量フイーダー40におけるブレード43の
下端44とケーシング内面45との間に造粒物3
が46の位置で挟み込まれて、一部の造粒物3が
壊れることは免れない。
又、ブレード43によつて強制的に掻き出され
る造粒物3とケーシング内面45との摩擦力が大
きいため、造粒物3の表面が摩耗することや造粒
物相互の摩擦による損耗も激しい。
このようにダステイングの多い造粒物3では、
例えば次工程において熱処理を施す場合には、そ
の条件が安定せず、製品の品質にムラが生じるば
かりでなく、熱処理炉におけるガス抜き用配管の
閉塞その他操作上の問題が起こることがあり、粉
塵による公害発生の恐れもある。
さらに、移送中に造粒物3が壊れると、完全な
造粒物3の歩留りがそれだけ低下する。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで考案者は、造粒物を移送する装置とし
て、ホツパー1の下端2の取りつけられ水平面に
対して取り扱う造粒物3の最小流れ角以上の角度
を為し、その下端4に横向きの開口5を備えたシ
ユート6と、上記開口5にその一端7が対向せし
められ横軸の回りに可変速回転し得るように支持
された略円筒形の外筒8と、一方を前記シユート
6の下端4に固着され他方を前記外筒8の下端7
に外筒8の回転を許すように係合せしめられた継
手9と、前記外筒8の内腔10内に嵌入され外筒
8と共に回転することによつてインターナルスク
リユーフイーダ11を構成するスクリユー12
と、該スクリユー12におけるスクリユーベーン
13の供給側の端部14と前記シユート6の開口
5との距離を軸方向に変更し得る手段15とか
らなる定量非破壊移送装置を考案した。
なお、上記の定量非破壊移送装置は、本考案に
係る出願人が、昭和59年8月11日付で特許出願し
た発明「造粒物の定量非破壊移送方法及び同装
置」の特許請求の範囲第(1)項に記載の、「ホツパ
ー内に装入された造粒物を、その下方に設けた移
送装置内へシユートを通して給送し、前記移送装
置によつて横方向へ移送するに当たり、前記シユ
ート内に充満された造粒物を自然に流下せしめる
ことによつて、横向きに置かれて回転する前記移
送装置の入口にその上部が空間となり下部に安息
角を有する形状及び大きさの安定した造粒物のた
い積を生ぜしめ、所定時間毎にたい積した造粒物
をその据野から所定量づつ掬い取つて各粒子を順
次転動せしめながら横方向に移送することを特徴
とする造粒物の定量非破壊移送方法。」の実施に
使用される装置の1種である。
〔作用〕
第1図に示すように、ホツパー1の下端2に
は、水平面に対して取り扱うべき種々の造粒物3
(なお、造粒物3の一部は省略して画かれてい
る。)の内で、どの種の造粒物3の流れ角よりも
大きい角度αを為すシユート6が取りつけられて
いるため、ホツパー1内に装入された造粒物3
は、シユート6の途中に滞留することなくシユー
ト6内に充満する。今仮に、スクリユーベーン1
3の供給側の端部14が実線で示した位置にあ
り、インターナルスクリユーフイーダ11が静止
しているものとすれば、造粒物3はフイーダ11
の入口において、シユート6の開口5の上端17
を頂点とし、水平面に対して安息角βを為す円錐
形のたい積18を形成し、その上部に空間が生じ
る。そして、造粒物3のたい積18の下端19
は、前記開口5から距離Sの位置に至る。
この状態になれば、シユート6内における造粒
物3の流れは自然に止まる。
しかる後、フイーダ11が回転し始めると、ス
クリユー12の供給側の端部14が、該フイーダ
11内にたい積している造粒物3の裾の部分を順
次掬い取つて、軸方向すなわち横方向に移送す
る。たい積18の上部には前述のように空間が残
されているため、スクリユー12による造粒物3
の掬い取りに際しては、殆ど剪断力が働くことは
なく、造粒物3はスクリユーベーン13に沿つて
転がりながら移動し、造粒物3の形状の破損は生
じない。
たい積18の裾の部分が掬い取られると、この
部分に空間が生じる為、たい積18の上部は安定
を失い、上面の造粒物から順次転動流下して造粒
物3を掬い取つた前記スクリユーベーン13の裏
側とスクリユーフイーダ11の内腔10との間に
流れ込む。この様にしてたい積18の上部におけ
る造粒物3の量が減ると、開口5の上端17とた
い積18との間に隙間が生じるため、シユート6
内の造粒物3が流下してこの隙間からインターナ
ルスクリユーフイーダ11の内腔10内に転動流
入し、再度水平面とβ1の安息角を為す新たなたい
積18を形成する。ただし、この場合には、イン
ターナルスクリユーフイーダ11が回転している
ため、安息角β1はフイーダ11が静止していた時
の安息角βよりも若干小さい値となり、たい積1
8の下端19の開口15からの距離S1はフイーダ
11が静止していた時の距離Sよりも若干長くな
る。
しかし、フイーダ11の回転中は、1回転毎に
スクリユーベーン13の端部14がたい積18の
裾野から所定量の造粒物3を掬い取つて軸方向に
移送し、シユート6内の造粒物3がスクリユー1
2に掬い取られた量だけフイーダ11内に流下し
てこれを補充する作用を繰り返しながらフイーダ
11の入口に常に形状及び大きさの等しい造粒物
3のたい積8を形成し、この状態で安定してい
る。
このように、フイーダ11内に形成される造粒
物3のたい積18は、開口5の上端17の高さと
造粒物3の性状に応じて決まる安息角β1に基づい
て常に所定の位置に形成されるため、フイーダ1
1の1回転毎に掬い取られる造粒物3の量は一定
となる。
しかし、取り扱う造粒物3の性状が異なると、
当然安息角β1の値も変わる。この為、安息角β1
小さい造粒物3では、S1の距離が短くなり、スク
リユー12の1回転毎に掬い取る造粒物3の量が
多くなる。
距離S1の変動が僅かであれば、スクリユー12
の回転数を加減することによつて造粒物3の移送
量を変更し、所定量の造粒物3を移送することが
できるが、造粒物3の変更に伴い、安息角β1及び
距離S1が大きく墨動した場合には、スクリユーベ
ーン13の供給側の端部14とシユート6の開口
5との距離を軸方向に変更せしめることによつ
てスクリユー12の1回転毎に掬い取る造粒物3
の量を加減する。
この作用を第1図に示した例に基づいて詳細に
説明する。
造粒物3のたい積18は、シユート6の開口5
の上端17を頂点とし、母線が水平面に対して安
息角を為す円錐形として形成されるものであるか
ら、安息角β2が前述の安息角β1より小さい造粒物
3を取り扱う場合には、たい積18はシユート6
の開口5から距離S2の位置まで形成される。
このためスクリユーベーン13の供給側の端部
14が、実線で示した最初の位置にあれば、スク
リユー12は、1回転毎に、S2−の部分にたい
積している造粒物3を掬い取ることとなる。そこ
で、スクリユーベーン13の供給側の端部14と
シユート6の開口5との距離を軸方向に変更し
得る手段15を調節して、スクリユー12を図の
左側へ移動せしめ、例えばスクリユーベーン13
の供給側の端部14を図中鎖線で示した位置に固
定する。この場合、前記距離は、2に拡張し、
スクリユー12は1回転毎にS22の部分にた
い積している造粒物3を掬い取るのみであるか
ら、移送される造粒物3の量は、スクリユーベー
ン13の端部14が実線の位置にあつた場合より
も大幅に減少することになる。
このように、造粒物3の性状が異なると、その
安息角に応じてスクリユーベーン13の供給側の
端部14とシユート6の開口5との距離を軸方
向に変更することによつて、スクリユー12の1
回転毎に掬い取る造粒物3の量を増減せしめるこ
とができる。
〔実施例〕
第1,2図に例示した造粒物の定量非破壊移送
装置は、容積1.8m3のホツパー1の下端2に、内
径158.4mm、長さ約500mmで、下端部が45゜に傾斜
し、下端4に僅かな水平部を設けたシユート6が
取りつけられ、垂直な開口5にその一端7が対向
するように外筒8が配置されている。外筒8は、
軸受8−1及び8−2を介して回転し得るように
支持され、その中間部に取りつけられたスプロケ
ツト8Aを、図示されていないチエーンと減速機
を介して電動機に接続することにより、毎分30〜
50回転させることができるようになつている。
この例では、シユート6の下端4に僅かな水平
部が設けられているが、フランジ9−1の取りつ
けその他工作上の都合により、シユート6の一部
にその内径よりも短い勾配の緩い部分を設けるこ
とは差支えなく、本考案でいう「水平面に対して
取り扱う造粒物の最小流れ角以上の角度を為すシ
ユート」とは、その内部で造粒物の流れが途切れ
ることのない角度を有しているシユートの意味で
ある。すなわち、水平部があつてもその長さが極
めて短く、シユートの内部で造粒物が流動する有
効作用面が流れ角よりも大きくて、一部の造粒物
が流動するものを含む。
第1,2図に示した装置において、外筒8の内
径は208.3mmであり、その内腔10にはスクリユ
ー12が挿入されている。スクリユー12は、そ
外径を前記内腔10と同径に仕上げられたピツチ
240mmのスクリユーベーン13を備え、排出側の
端部が細軸20となつていて、軸方向に摺動し得
るようにな前記内腔10内に遊嵌されている。
外筒8の排出側の端部には、ボス21を備えた
端板22が取りつけられていて、その中央に穿た
れた孔23に前記スクリユー12の細軸20を差
し込み、ボス21の軸方向に捩じ込まれた3本の
ボルト24によつて細軸20を所定の位置に固定
し得るようになつている。
すなわち、この実施例では、細軸20を備えた
スクリユー12とボス21、端板22、孔23及
びボルト24等を備えた外筒8とによつてスクリ
ユーベーン13の供給側の端部14とシユート6
の開口5との距離を軸方向に変更し得る手段1
5を構成している。25は、外筒8の下部に設け
た造粒物3の排出口である。
この装置において、排出口25からの造粒物3
の排出量を見ながら、この量が目標移送量よりも
極めて多い場合あるいは相当少ない場合には、ボ
ルト24を弛めてスクリユー12を軸方向(例え
ば鎖線で示した位置)に摺動せしめ、スクリユー
12と外筒8との関係位置を変更した後、再度ボ
ルト24を締めてスクリユー12を固定する。こ
のようにして、スクリユーベーン13の供給側の
端部14と前記シユート6の開口5との距離を
軸方向に変更し、スクリユー12の回転に伴い、
造粒物3のたい積18の裾野のみをスクリユーベ
ーン13が掬い取るようにすれば、動安息角β1
大幅に異なる造粒物3を取り扱う場合にも、目標
移送量を確保することができる。
この装置を利用して、3mmφ×12mm、見掛比重
0.4g/cm3の酸化鉄ペレツトをホツパー1内に逐次
装入しながらフイーダー11を毎分40回転せし
め、1時間連続運転した。この場合、造粒物3の
吐出量は、596Kgであつた。
目標移送量500Kg/Hrに近づけるために、スク
リユー12の回転数を徐々に下げ、毎分33.6回cm2
8.33Kg/min≒500Kg/Hrとなることが判つた。
この状態で8時間連続運転したところ3987Kgの移
送量であり、その間の時間当たり移送量は、8.06
〜8.59Kg/minであつた。この数値は、目標移送
量500Kg/Hr≒8.33Kg/minに対して±3%の変
動率であり、酸化鉄ペレツトを熱処理炉へ供給す
る移送装置として十分実用性のある値である。
又、この例では、移送後の造粒物3を、24メツ
シユの篩で篩分けたところ、アンダーは0.3%以
下であり、造粒物3は殆ど破損していなかつた。
さらに、この装置を用いて、直径6mm、見掛比
重0.3g/cm3の球状酸化鉄ペレツトをホツパー1内
に逐次装入しながらフイーダー12を毎分40回転
せしめ、30分間連続運転した。この場合、造粒物
3の安息角β1が、前回の酸化鉄ペレツトよりは小
さい為、予めねじ24を弛めてスクリユー12を
40mm左側に寄せて外筒8に固定して置いた。スク
リユーフイーダ12を毎分40回転せしめ、吐出口
22からの送出量を計測しながら30分間連続運転
したところ、225Kgの造粒物が移送されているこ
とが判つた。
この為、回転数を44.4r.p.m.に上げ、移送量を
8.33Kg/minとして8時間連続運転した。この場
合4062Kgの移送量が得られ、その変動率は2.8%
であつた。24メツシユの篩による破損テストの結
果も破損率0.3%以下であり良好であつた。
次に、本考案と比較するために、第3図に示し
たスクリユーコンベヤ31を利用して同種の酸化
鉄ペレツトを給送した例について説明する。
この場合、シユート6は220×470mmの送り方向
に長い矩形断面としたが、コンベヤ31における
外筒38の内径及びスクリユー22の外径は、
309.5mm、スクリユー22のピツチは360mmとし、
造粒物3の吐出量を計測しながらスクリユー32
の回転数を徐々に増大せしめた。
この場合にも毎時500Kgを目標として運転した
が、毎分1.5回から2.5回まで加速する間に造粒物
3の送り量は5.5〜13.2Kg/minの間で不規則に変
動し、目標値に近い7.2〜9.8Kg/min、16.55R.P.
M.を見出すのに約35分掛かつた。この場合、移
送量の変動率は約15%となる。また、移送後の造
粒物3を24メツシユの篩で篩分けたところ20重量
%ものアンダーが生じ、酸化鉄造粒物の連続的定
量非破壊移送には第3図に示すようなスクリユー
コンベヤ31は利用できないことが判つた。
次に、第4図に示した定量フイーダ40を備え
たロータリーススクリユーコンベヤ41を用い
て、前述の例と同様の実験を行つた。
この場合にも、ホツパー1の容量やシユート6
の内径及び傾斜角は第3図の例と同一としたが、
スクリユーフイーダ41は、内径700mmの外筒8
にピツチ470mm、高さ60mmで3口のフイードスク
リユー32が設けられているものを用いた。この
様なスパイラルコンベヤ41の尾端から毎時500
Kgの粒状物が排出されるように、定量フイーダ3
0及びスパイラルコンベヤ41の回転数を調節し
て、8時間連続運転したところ、毎分8.0〜8.5Kg
の定量移送は可能であつたが、24メツシユの篩で
3重量%のアンダーを生じるようなダステイング
が生じた。
次に、本発明の異なる実施例を第5図に従つて
説明する。
この場合、第1,2図に示した装置と同一の部
分については、同一の符号を付すことによつてそ
の説明を省略し、構造の異なる部分についてのみ
詳細に説明する。
この例では、傾斜したシユート6の下端54が
直ちに垂直な開口5となつていて、シユート6に
は水平部がない。シユート6の下端54に取りつ
けたフランジ9−1には、継手9と軸受8−1が
一体的に組合わされているが、この場合継手9の
ノズル9Aが外筒8の一端7内に突出せしめられ
ている。なお、ノズル9Aの外周は、内腔10と
同径に仕上げられ、外筒8の回転を許すようにそ
の端部7内に遊嵌されている。
又、外筒8は、前記軸受8−1と図示されてい
ない他端部の軸受とによつて横軸の回りに回転し
得るように支持されており、その中間には平歯車
58Aが焼嵌め固定されている。平歯車58A
は、これより幅の広いピニオン58Bと噛合い、
図示されていない減速機を介してモータに接続さ
れ、外筒8を可変速回転し得るようになつてい
る。さらに、平歯車58Aは、外筒8の外周に遊
嵌された位置決め金具59と前記軸受8−1の軸
受箱8B間に捩じ込まれた4本の位置調整ねじ5
1によつてピニオン58Bと噛み合つたままで軸
方向位置を変更し得るようになつている。位置調
節ねじ51は、6角頭51Aの右側に右ねじ51
B、左側に左ねじ51Cが切つてあるため、6角
頭51Aをスパナで回すことにより、位置決め金
具59と軸受箱8Bの間隔を増減させることがで
きる。12は外筒8内に挿入され、内腔10の溶
接固定されたスクリユー、52は位置決め金具5
9の移動範囲を限定するストツパーである。
このように構成して置けば、各位置調整ねじ5
1を同一方向に少しづつ回動せしめることによ
り、位置決め金具59、平歯車58A及び外筒8
を介してスクリユー12を軸方向に移動させるこ
とができる。従つて、取り扱う造粒物3の動安息
角β1の値に応じてスクリユーベーン13の供給側
の端部14と前記シユート6の開口5との距離
を軸方向に変更することができ、外筒8の回転数
を変えることによつて、単位時間内における造粒
物3の移送量を微調整することができる。
すなわち、第5図に示した装置では、スクリユ
ーベーン13の供給側の端部14と前記シユート
6の開口5との距離を軸方向に変更し得る手段
15として位置調節ねじ51、位置決め金具5
9、平歯車58A及び該平歯車58Aに固定され
た外筒8とスクリユー12等を用い、外筒8とス
クリユー12とを同時に軸方向に変位せしめるよ
うにしてあるが、前述の第1,2図に示した装置
と同様に、取り扱う造粒物3の性状が大幅に異な
る場合にも造粒物3を連続的に定量非破壊移送す
ることがきる。
本考案のさらに異なる実施例を第6図に基づい
て簡単に説明する。
この場合には、スクリユーベーン13の供給側
の端部14とシユート6の開口との距離を軸方
向に変更し得る手段15として、所定の位置で回
転する外筒8及びスクリユー12に対して、シユ
ート6及びその開口5の方がスクリユー12の軸
方向に移動する構造とした。
第6図に示すように、造粒物3の装入された重
いホツパー1は架構1Aに載置され、所定の位置
を保つているが、ホツパー1の下端2にはキヤン
バスチユーブ63を介して下部が45゜に傾斜した
シユート6が横方向に移動可能に取りつけられて
いる。シユート6の下端に設けたフランジ9−1
には、第5図の例と同様に外筒8の一端7内に突
出するノズル9Aを備えた継手9が取りつけら
れ、外筒8の回転を許すように係合せしめられて
いる。外筒8は、固定された軸受8−1及び図示
されていない左端部の軸受に支持され、第1,2
図の例を同様にスプロケツト8Aを介して可変速
回転する。そして、外筒8の内腔10には、スク
リユーベーン13を備えた有芯スクリユー12が
嵌入固定されている。又、前記継手9には、2本
の位置調整ねじ61が外筒8の軸と平行に取りつ
けられていて、下端のねじ部61Aは、前記軸受
8−1の軸受箱8Bに穿設された孔8C内に遊嵌
されている。64はねじ部61Aに螺合され、軸
受箱8Bの切欠部8Dに嵌込まれたナツトであ
る。
このように構成された装置において、性状が大
幅に異なる造粒物3を取り扱う場合に、その動安
息角β1の値に応じて上下のナツト64を同一方向
に少しづつ回動せしめて継手9及びシユート6を
インナースクリユーフイーダ11の軸方向に移動
させる。この場合、シユート6は、可撓性のキヤ
ンバスチユーブ63によつてホツパー1に接続さ
れているため、容易に水平移動して、スクリユー
ベーン13の供給側の端部14とシユート6の開
口との距離を軸方向に変更することがきる。又
インナースクリユーフイーダ11が可変速回転す
るため単位時間内における造粒物3移送量の微調
整も可能である。従つて、この装置においても第
1,2図ならびに第5図に示した実施例と同様に
造粒物3の連続的な定量非破壊移送が達成でき
る。
以上、本考案の異なる実施例として、スクリユ
ーベーン13の供給側の端部14とシユート6の
開口5との距離を軸方向に変更し得る手段15
に、 ア シユート6を固定し、外筒8を定位置で回転
せしめながら内装されたスクリユー12を軸方
向に移動させる装置。
イ シユート6を固定し、外筒8とこれに固定さ
れたスクリユー12を同時にその軸方向に変位
せしめるとともに回転し得るようにした装置。
及び、 ハ 外筒8及びこれに固定されたスクリユー12
を所定の位置で回転せしめながらシユート6及
び継手9を外筒の軸方向に変位できるようにし
た装置。
を用いた代表的な構造を一例づつ示したが、本考
案は前記各実施例の外に、第1,2図の例におい
て細軸20の代わりにねじ又はシリンダーを利用
した装置あるいは、第5,6図に示した例におい
てシユート6の下部と継手9とを一体に構成した
装置等、実用新案登録請求の範囲に記載した範囲
内における種々の異なる態様で実施し得るもので
ある。
〔効果〕
以上、詳細に説明したように、本考案によれ
ば、ホツパー内に装入された造粒物は、シユート
内で取り扱う造粒物の最小流れ角以上の角度とな
るため、シユート内に充満し、インターナルスク
リユーフイーダの回転に伴つて掬い出される造粒
物の量を補充する量、すなわち移送量に応じて該
シユート内をゆつくりと自然に流下するため、シ
ユート内の造粒物は、掻き混ぜられることや高速
度で転動あるいは摩擦することがなく破損や擦傷
が全く生じない。
また、シユートからインターナルスクリユーフ
イーダへの供給も、移送量に応じて造粒物のたい
積の裾野に空洞が生じると、安息角を形成してい
るたい積の上部にある造粒物が転動流下してこれ
を埋めるものであり、スクリユーの先端は上部に
空間のあるたい積をその裾野から掬い取るもので
あるから、造粒物に無理な剪断力が掛からず、こ
れを破損することがない。
なお、インターナルスクリユーフイーダは、ス
クリユーの先端がたい積の裾野から掬い取つた量
だけの造粒物を軸方向に移送するものであるか
ら、充満率が極めて低く、スクリユーベーンに沿
う転動で移送するため、造粒物の破損がない。
しかも、本考案では、形状及び大きさの安定し
た造粒物のたい積をその裾野から所定時間毎に所
定量づつ掬い取つて移送するものであるから、定
量フイーダを設ける必要がなく、取り扱う造粒物
の性状が異なる場合にも造粒物の連続的な定量移
送が可能であり、比較的小径のインターナルスク
リユーフイーダを用いるため装置が簡単となり、
工業的に極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の特徴を最もよく表す実施例
の装置の主要部を一部切裁して示した説明図、第
2図は、第1図に示した装置の−線に沿う概
略側面図、第3図は、従来の装置を示す一部省略
縦断面説明図、第4図は、従来装置の異なる例を
示す一部省略縦断説明図、第5図及び第6図は、
それぞれ本考案の異なる実施例を示す一部省略縦
断面説明図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホツパー1の下端2に取りつけられ水平面に対
    して取り扱う造粒物3の最小流れ角以上の角度を
    為し、その下端4に横向きの開口5を備えたシユ
    ート6と、上記開口5にその一端7が対向せしめ
    られ横軸の回りに可変速回転し得るように支持さ
    れた略円筒形の外筒8と、一方を前記シユート6
    の下端4に固着され他方を前記外筒8の一端7に
    外筒8の回転を許すように係合せしめられた継手
    9と、前記外筒8の内腔10内に嵌入され外筒8
    と共に回転することによつてインターナルスクリ
    ユーフイーダ11を構成するスクリユー12と、
    該スクリユー12におけるスクリユーベーン13
    の供給側の端部14と前記シユート6の開口5と
    の距離を軸方向に変更し得る手段15とからな
    ることを特徴とする造粒物の定量非破壊移送装
    置。
JP13248084U 1984-08-30 1984-08-30 造粒物の定量非破壊移送装置 Granted JPS6148043U (ja)

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JP13248084U JPS6148043U (ja) 1984-08-30 1984-08-30 造粒物の定量非破壊移送装置

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JPS6148043U JPS6148043U (ja) 1986-03-31
JPH023785Y2 true JPH023785Y2 (ja) 1990-01-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015020055A1 (ja) * 2013-08-07 2015-02-12 株式会社クボタ コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015020055A1 (ja) * 2013-08-07 2015-02-12 株式会社クボタ コンバイン

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JPS6148043U (ja) 1986-03-31

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