JPH0237258Y2 - - Google Patents

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JPH0237258Y2
JPH0237258Y2 JP11079286U JP11079286U JPH0237258Y2 JP H0237258 Y2 JPH0237258 Y2 JP H0237258Y2 JP 11079286 U JP11079286 U JP 11079286U JP 11079286 U JP11079286 U JP 11079286U JP H0237258 Y2 JPH0237258 Y2 JP H0237258Y2
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JP
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hole
electric wire
pocket
side wall
grommet
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JPS6317547U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は回転電機の電線の引出し部の防水装置
に係り、特に軸線方向の一端に設けられたブラケ
ツトの貫通孔を通して電線を引出すようにした回
転電機における電線の引出し部の防水装置に関す
る。
〓考案の概要〓 本考案は、ブラケツトの貫通孔を囲むようにそ
の外側にポケツトを形成するとともに、このポケ
ツトの切欠きにグロメツトを装着し、貫通孔およ
びグロメツトを通して電線を引出し、しかもポケ
ツトに樹脂を注入して固化するようにしたもので
あつて、これによつて電線の引出し部の完全防水
を達成するようにしたものである。
〓考案が解決しようとする問題点〓 一般にモータや発電機のような回転電機におい
ては、駆動電流あるいは励磁電流を供給し、また
は発電出力を取出すために電線を引出すようにし
ている。そして水中あるいは屋外で使用される場
合には、この電線の引出し部を通して内部に水が
侵入しないように防水構造にしており、これによ
つて回転電機の保護を図るようにしている。
〓考案が解決しようとする問題点〓 このような電線の引出し部の防水を達成するた
めに、従来はグロメツトを用いるようにしてお
り、ビス等によつてこのグロメツトを締付けてブ
ラケツトのテーパ穴に圧着する等の方法を採用す
るようにしていた。このような構造によれば、グ
ロメツトをブラケツトのテーパ穴に圧着するため
の部品を必要とし、これによつて部品点数が多く
なるばかりでなく、構造が複雑になる欠点があ
る。またグロメツトをブラケツトのテーパ穴によ
つて半径方向に圧縮するようにしているために、
電線の通気性が損われるという問題があつた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、部品点数が少なく、構造が簡単で、
さらに電線の通気性が損われないようにした電線
の引出し部の防水装置を提供することを目的とす
るものである。
〓問題点を解決するための手段〓 本考案はとくに第1図に示すように、軸線方向
の一端に設けられたブラケツト10の側壁32の
貫通孔33を通して電線26を引出すようにした
回転電機において、 前記貫通孔33を囲むようにその外側にポケツ
ト34を形成するとともに、 前記側壁32に対して前記ポケツト34とは反
対側であつて前記側壁32の内側には該側壁32
と前記電線26を案内する案内用傾斜面37とに
よつて凹部を形成し、 しかも前記ポケツト34の前記側壁32の貫通
孔33と対応する位置に切欠き35を形成するよ
うになし、 このポケツト34の切欠き35にグロメツト3
6を装着し、 前記凹部の案内用傾斜面37によつて案内され
る前記電線26を前記貫通孔33および前記グロ
メツト36を通して引出し、 しかも前記貫通孔33によつて互いに連通され
ている前記凹部と前記ポケツト34とに樹脂38
を注入して固化させるようにしたものである。
〓作用〓 従つて本考案によれば、貫通孔33によつて互
いに連通されている凹部とポケツト34とに注入
されて固化された樹脂38によつて電線26の引
出し部の防水が達成されることになり、グロメツ
トをブラケツトのテーパ穴等に圧着する必要がな
くなる。これによつて部品点数が少なく、しかも
引出される電線26の通気性が損われることがな
くなり、完全防水が達成されるようになる。
〓実施例〓 以下本考案を図示の一実施例につき説明する。
第3図および第4図は本考案の一実施例に係る直
流モータを示すものであつて、このモータは合成
樹脂成形体から成るフロントブラケツト10を備
えており、このブラケツト10によつてビスを介
してヨークを構成するカツプ状のケース12が支
持されている。ケース12の内周面にはマグネツ
ト13が固着されており、ステータを形成してい
る。マグネツト13の内側にはロータコア14が
配されており、回転軸15に固着され、この軸1
5とともに回転するようになつている。そしてロ
ータコア14にはコイル16がボビン17を介し
て巻装されるようになつている。
ロータコア14に巻装された電機子コイル16
は整流子18と接続されるとともに、整流子18
がブラシ19と摺接するようになつている。ブラ
シ19はブラシホルダ20によつて摺動可能に支
持されており、しかもブラシホルダ20内にはス
プリング21が配されている。このスプリング2
1はブラシ19を整流子18に押圧するようにな
つている。従つてロータコイル16の回転に応じ
て電流の切換えが行なわれることになる。
上記ブラシホルダ20によつて保持されるブラ
シ19には第4図に示すようにピツグテール24
が接続されるようになつている。そして一方のブ
ラシ19と接続されているピツグテール24には
ブレーカ25が接続されるとともに、このブレー
カ25を介して外部電線26と接続されるように
なつている。これに対してもう1つのブラシ19
のピツグテール24は絶縁基板27上の端子28
を介して外部電線26と接続されるようになつて
いる。また絶縁基板27には上記ピツグテール2
4を受入れるための切込み29が形成されるよう
になつている。
つぎに上記外部電線26の引出し部の防水構造
について第1図および第2図によつて説明する。
フロントブラケツト10の側壁32には貫通孔3
3が形形成されており、これらの貫通孔33によ
つて外部電線26の引出しを行なうようになつて
いる。そして貫通孔33の外側にはこの貫通孔3
3を覆うようにポケツト34が形成されている。
ポケツト34には上記貫通孔33と対応するよう
に切欠き35が形成されており、この切欠き35
にグロメツト36が装着されるようになつてい
る。そして上記外部電線26は貫通孔33および
グロメツト36を貫通するように引出されるよう
になつている。なお外部電線26の先端側の部分
はフロントブラケツト10の内側に形成されてい
る案内用傾斜面37によつて上方へ案内されてい
る。そしてポケツト34には合成樹脂38が注入
されるようになつており、この注入樹脂38を固
化させることによつて外部電線26の引出し部の
防水が達成されるようになつている。なお第1図
に示すように、樹脂38は貫通孔33を通してブ
ラケツト10の側壁32の内側にも流込むように
なつている。
以上のような構成において、ブラシ19および
整流子18を通して電機子コイル16に通電を行
なうと、これによつてモータが回転することにな
り、このモータの回転は、フロントブラケツト1
0の前端部に突出している回転軸15によつて取
出されることになる。そして電機子コイル16に
供給される電流は、上記ブラシ19と摺接する整
流子18によつて切換えられるようになつてい
る。
この電機子コイル16に供給される電線は外部
電線26、ブラシ19、および整流子18を通し
て供給されるようになつている。そして外部電線
26は第1図および第2図に示すように、側壁3
2の貫通孔33を貫通し、さらにポケツト34の
切欠き35に装着されたグロメツト36を貫通し
ている。そしてポケツト34内には合成樹脂38
が注入されて固化されており、これによつて外部
電線26の引出し部の完全防水を達成するように
している。
従つてこのような構成によれば、外部電線26
の引出し部をねじ締めしてテーパ穴に圧着する必
要がなくなり、これによつて部品点数を少なくす
るとともに、防水構造のための構造を簡潔にする
ことが可能になる。またグロメツトによつて外部
電線26を圧着する必要がなくなるために、外部
電線26の通気性を損うことなく完全防水を達成
することが可能になる。さらに防水装置の構造を
コンパクトにすることが可能になる。
〓応用例〓 以上本考案を図示の一実施例につき述べたが、
本考案は上記実施例によつて限定されることな
く、本考案の技術的思想に基いて各種の変更が可
能である。例えば上記実施例は、直流モータの駆
動電流を供給するための電線の引出し部の防水構
造に関するものであるが、本考案はその他各種の
回転電機における電線の引出し部の防水装置に適
用可能である。
〓考案の効果〓 以上のように本考案は、側壁32の貫通孔33
を囲むようにその外側にポケツト34を形成する
とともに、ブラケツト10の側壁32に対してポ
ケツト34とは反対側であつて側壁32の内側に
はこの側壁32と電線26を案内する案内用傾斜
面37とによつて凹部を形成し、しかもポケツト
34の側壁32の貫通孔33と対応する位置に切
欠き35を形成するようになし、このポケツト3
4の切欠き35にグロメツト36を装着し、凹部
の案内用傾斜面37によつて案内される電線26
を貫通孔33およびグロメツト36を通して引出
し、しかも貫通孔33によつて互いに連通されて
いる凹部とポケツト34とに樹脂38を注入して
固化させるようにしたものである。従つてこのよ
うな構成によれば、少ない部品点数と簡潔な構造
とによつて電線26の引出し部の防水装置を構成
することが可能になり、しかも電線26に対して
圧力を加えることがなくなるために、電線26の
通気性を損うことなく完全防水を達成することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る直流モータの
電線の引出し部の防水装置を示す要部拡大縦断面
図、第2図は同要部分解斜視図、第3図は直流モ
ータの全体の構造を示す要部縦断面図、第4図は
この直流モータのフロントブラケツトの正面図で
ある。 なお図面に用いた符号において、10……フロ
ントブラケツト、26……外部電線、32……側
壁、33……貫通孔、34……ポケツト、35…
…切欠き、36……グロメツト、37……案内用
傾斜面、38……合成樹脂である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸線方向の一端に設けられたブラケツト10の
    側壁32の貫通孔33を通して電線26を引出す
    ようにした回転電機において、 前記貫通孔33を囲むようにその外側にポケツ
    ト34を形成するとともに、 前記側壁32に対して前記ポケツト34とは反
    対側であつて前記側壁32の内側には該側壁32
    と前記電線26を案内する案内用傾斜面37とに
    よつて凹部を形成し、 しかも前記ポケツト34の前記側壁32の貫通
    孔33と対応する位置に切欠き35を形成するよ
    うになし、 このポケツト34の切欠き35にグロメツト3
    6を装着し、 前記凹部の案内用傾斜面37によつて案内され
    る前記電線26を前記貫通孔33および前記グロ
    メツト36を通して引出し、 しかも前記貫通孔33によつて互いに連通され
    ている前記凹部と前記ポケツト34とに樹脂38
    を注入して固化させるようにしたことを特徴とす
    る回転電機の電線の引出し部の防水装置。
JP11079286U 1986-07-18 1986-07-18 Expired JPH0237258Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11079286U JPH0237258Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11079286U JPH0237258Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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Publication Number Publication Date
JPS6317547U JPS6317547U (ja) 1988-02-05
JPH0237258Y2 true JPH0237258Y2 (ja) 1990-10-09

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ID=30990123

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JP11079286U Expired JPH0237258Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753407Y2 (ja) * 1989-09-21 1995-12-06 日本電産株式会社 モータ
JPH0813177B2 (ja) * 1990-07-17 1996-02-07 澤藤電機株式会社 コード引出し部のシール装置
JP5463629B2 (ja) * 2008-06-10 2014-04-09 日本精工株式会社 ダイレクトドライブモータ及び機械装置及び電気自動車用のホイールモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6317547U (ja) 1988-02-05

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