JPH0237037Y2 - - Google Patents

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JPH0237037Y2
JPH0237037Y2 JP1983186951U JP18695183U JPH0237037Y2 JP H0237037 Y2 JPH0237037 Y2 JP H0237037Y2 JP 1983186951 U JP1983186951 U JP 1983186951U JP 18695183 U JP18695183 U JP 18695183U JP H0237037 Y2 JPH0237037 Y2 JP H0237037Y2
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joint
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JP1983186951U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は例えば蒸気タービン主要弁に組み込ま
れる油圧シリンダに関する。
〔考案の技術的背景〕
近年蒸気タービンはその出力が高出力化する中
で、負荷遮断時に蒸気弁を迅速に閉じることが要
求されており、油圧技術の発達に伴い、蒸気弁の
開閉を制御する蒸気タービンの制御装置も機械的
なものから電気と油圧を組み合わせた応答性の高
い電気油圧式なものに移行している。
電気油圧式制御装置は、電気信号を油圧に変換
して蒸気弁の開閉に供するもので、使用される圧
油も約110Kg/cm2と高圧油であり、蒸気タービン
負荷遮断時の蒸気弁の応答性、運転時の制御精
度、信頼性、操作性に優れている。電気油圧式制
御装置は約110Kg/cm2の高圧油が使用される関係
から、蒸気弁に圧油を送る油圧発生装置と電気油
圧式制御装置とは防火対策を考慮して別置きにな
つており、油圧発生装置と電気油圧式制御装置と
は油配管を介して接続されている。
蒸気タービン主要弁の駆動部である油圧シリン
ダの代表的系統図は、第1図に示すように油圧シ
リンダ1に制御油ライン2、非常トリツプ油ライ
ン3、ドレンライン4が接続されて構成されてい
て、制御油ライン2および非常トリツプ油ライン
3には油圧発生装置から約110Kg/cm2程度の高圧
油が、ドレンライン4には大気圧程度の低圧油が
流れるようになつている。
すなわち、制御油ライン2の高圧油は、付属弁
5,6を介してシリンダピストン1aの下部に流
れ込み、非常トリツプ油ライン3の高圧油は、付
属弁7を介してダンプ弁1bの下部に流れ込むよ
うになつていて、油圧シリンダ1の弁8の位置制
御を付属弁6に入る開度信号でシリンダピストン
1aの下部へ入る油量を変化させることで行なつ
ている。
上記油圧シリンダ1は、第2図に示すようにシ
リンダブロツク9と、このシリンダブロツク9の
壁面に設けられる付属弁5,6,7とを有し、シ
リンダブロツク9内には、第1図に破線で示す部
分の油圧ラインが設けられている。これは油圧ラ
インが高圧であり、シリンダブロツク9の外部に
油ラインを設けると、管継手部分からの油洩れが
発生する可能性が大きくなるからである。
しかして油圧シリンダ1に接続される配管は3
本の油圧ラインのみであり、これら配管の継手部
分からの油洩れを防ぐには、配管を油圧シリンダ
ブロツクに溶接すればよいが、油圧シリンダは定
期的に保守点険する必要があり、かかる場合には
油圧シリンダを油圧ラインから切り離さなければ
ならず、そこで分解可能な管継手を介して配管を
油圧シリンダブロツクに接続している。
一方、油洩れを生じさせる要因として振動があ
り、この振動に対して構造的に強いものとする必
要があり、また油圧シリンダは弁本体に吊り下げ
られた状態で配置されるから、弁本体の蒸気流れ
により発生する振動は油圧シリンダを介して管継
手に伝えられ、さらに弁本体運転時における熱影
響による移動量も外力として管継手に伝えられ
る。
しかして、油圧シリンダに組み込まれる管継手
は、第3図に示すようにシリンダブロツク9の開
口部に設けたねじ部10に螺着されるねじ込継手
部11とこのねじ込継手部11の外周面に設けた
ねじ部12に螺合されるフレア継手部13とを有
して構成されていて、フレア継手部13の楔片1
4を締め込むことで配管11を押し拡げ、配管と
楔片とを密着させ、この部分からの油洩れを防ぐ
ようにしている。またシリンダブロツク9とねじ
込継手部11との間からの油洩れを防ぐためにO
リング15を介装している。
〔背景技術の問題点〕
しかし上記形式の油圧シリンダでは組み込まれ
る管継手が振動や外力に対して充分耐える構造と
なつていないため、振動による緩みが生じたり、
外力に対して変形し、その結果制御油ライン2や
非常トリツプ油ライン3の油洩れの発見が遅れ、
また油洩れ量が多い場合にはプラントに事故が生
じたり、プラントを自動的に停止させてしまう。
一方、故障を早期に発見した場合でも、Oリン
グやフレア継手部の交換には蒸気タービンを停止
しなければならず、油圧シリンダとしての信頼性
が低下してしまう。
〔考案の目的〕
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、
シリンダブロツクの配管接続部からの油洩れを防
ぐとともに、配管からの切離しを簡単に行ない得
るようにした油圧シリンダを提供することを目的
とする。
〔考案の概要〕
本考案はシリンダブロツクに短管の一端を溶着
し、この短管の他端にOリング付きユニオン継手
を溶着し、さらにユニオン継手の他側に配管を溶
着し、油圧シリンダの切離しを容易に行なうとと
もに、上記配管をシリンダブロツクに固設された
配管サポート装置により固定したので、油圧シリ
ンダに組み込まれたユニオン継手が振動や外力に
対して充分に耐える構造となり、振動による緩み
が生じたり、外力に対して変形するのを有効的に
防止できる。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を図面につき説明する。
なお、第4図において第2図と同一部材につい
ては同一符号を示す。
第4図において符号20はシリンダブロツク9
の開孔に挿着された短管であつて、この短管20
の両端部には第5図に示すように開先加工が施さ
れている。そして、上記短管20とシリンダブロ
ツク9の接合部周縁に沿つて溶接部21が施さ
れ、シリンダブロツク面からの油洩れを防ぐよう
にしている。またシリンダブロツク9の溶接部2
1を囲むように環状をなすヒートグルーブ22が
形成され、シリンダブロツク9の溶接による変形
や割れの発生を防ぐようにしている。
一方、上記短管20のシリンダブロツク9と反
対側の端部には、Oリング23を装備したユニオ
ン継手24が装着され、このユニオン継手24と
短管20は溶接25により一体的に接合されてい
る。また上記ユニオン継手部24の反対側には別
個の短管26が装着されている。上記短管26の
両端も開先加工が施されている。そして上記短管
26とユニオン継手24の接合部も溶接27によ
り一体的に結合されている。
他方上記短管26のユニオン継手24と反対側
の端部には溶接手段28を介してカツプリング2
9が装着固定されている。上記カツプリング29
には配管30が接続されるようになつている。上
記配管30には制御油ライン2、非常トリツプ油
ライン3、ドレンライン4の配管が含まれる。
ユニオン継手24は、短管20に溶着されたユ
ニオンつば35と、他方の短管26に溶着された
ユニオンねじ36と、このユニオンねじ36の外
周に形成された雄ねじに螺合するユニオンナツト
37とを有し、ユニオンナツト37はユニオンつ
ば35のフランジに掛装される。ユニオンつば3
5とユニオンねじ36との合せ面(自由端面)に
形成される周溝にOリング23が装着される。
また、ユニオン継手24は、第7図に示すよう
に配設し、短管20にユニオンねじ36を溶着
し、他方の短管(または配管)26にユニオンつ
ば35を溶着し、ユニオンナツト37を他方の短
管26側からユニオンつば35に被せ、ユニオン
ねじ36の外周面に形成された雄ねじに螺装させ
てもよい。ユニオンねじ36とユニオンつば35
との合せ面(自由端面)に周溝が形成され、この
周溝にOリング23が装着され、シールされる。
さらに上記シリンダブロツク9の両側には、ボ
ルト31を介して配管支持板32,32が固設さ
れ、これら配管支持板32を橋絡するように配管
固定板33が設けられて、この配管固定板33の
上面に形成した半円状凹部に短管26が載置され
ている。この短管26は配管固定バンド34によ
り配管固定板33に固定されている(第6図)。
これらの配管支持板32、配管固定板33および
配管固定バンド34により短管26を固定する配
管サポート装置が構成される。
なお、上記シリンダブロツク9の開孔部および
ユニオン継手24の短管接合部にも、短管端に設
けた開先部と同じ開先加工が施されて、接合区域
への異物滞留が生じないようにしている。
上記実施例ではシリンダブロツク9の3つの開
孔のうちの1つへの短管接続を説明したが、他の
2つの開孔についても同じ手順で短管およびユニ
オン継手が接続される。
またユニオン継手のねじ加工およびメタルタツ
チ面の均一な当り確認は、ユニオン継手と短管と
の溶接を行なつた後に行なうことが好ましい。
しかして、油圧シリンダ(一般の油圧機器を含
む。)を配管ラインに組込んで使用した際におい
て、油圧シリンダの分解時にはユニオン継手を分
離することで行ない得るので作業が簡単に行ない
得る。
また、油圧シリンダのシリンダブロツクと短管
は溶接により接合されているからシリンダブロツ
クからの油洩れは生じない。
なお、配管を開先加工すれば異物の滞留がなく
なり、また短管を配管支持板に固定させれば振動
や弁本体の振動が、ユニオン継手へ外力として伝
わらずユニオン継手がゆるむことがない。
〔考案の効果〕
以上に述べたように本考案に係る油圧シリンダ
おいては、シリンダブロツクの開孔に短管の一端
側を挿着して、この短管をシリンダブロツクに溶
接し、この溶接部周りのシリンダブロツクにヒー
トグルーブを形成するとともに、短管の他端にO
リング付きユニオン継手を溶着し、このユニオン
継手の他側に配管を溶着し、この配管を前記シリ
ンダブロツクに固設された配管サポート装置によ
り固定したから、油圧シリンダの切離しを容易に
行なうことができるとともに、ユニオン継手の先
にて配管サポート装置によりシリンダブロツクと
一体的に支持されるために、ユニオン継手部の動
きはシリンダブロツクと一体化し、油洩れの原因
となる振動や外力に対して充分に耐える構造とな
り、振動による緩みや外力に対する変形を有効的
に防止でき、高圧油を使用した場合でも配管接続
部からの油洩れが生じず、運転時の信頼性が向上
する。
また、シリンダブロツクは溶接部の周りにヒー
トグルーブが形成されるので、シリンダブロツク
の溶接による変形や割れ発生を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は主要弁油圧シリンダの系統図、第2図
は従来の油圧シリンダの概要図、第3図は第2図
のA−A線に沿つた断面図、第4図は本考案によ
る油圧シリンダの概要図、第5図は第4図のB−
B線に沿つた断面図、第6図は油圧シリンダの配
管支持装置の一部斜視図、第7図は本考案に用い
られるユニオン継手の変形使用例を示す図であ
る。 1……油圧シリンダ、2……制御油ライン、3
……非常トリツプ油ライン、4……ドレンライ
ン、9……シリンダブロツク、20……短管、2
1……溶接部、22……ヒートグループ、24…
…ユニオン継手、26……短管、32……配管支
持板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 シリンダブロツクの開孔に短管の一端側を挿
    着して、この短管をシリンダブロツクに溶接
    し、この溶接部周りのシリンダブロツクにヒー
    トグルーブを形成するとともに、短管の他端に
    Oリング付きユニオン継手を溶着し、このユニ
    オン継手の他側に配管を溶着し、この配管を前
    記シリンダブロツクに固設された配管サポート
    装置により固定したことを特徴とする油圧シリ
    ンダ。 2 短管の両端を開先加工して拡径するとともに
    これに対向するシリンダブロツクおよびユニオ
    ン継手の面にも開先加工を施すことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の油圧シ
    リンダ。
JP18695183U 1983-12-05 1983-12-05 油圧シリンダ Granted JPS6095209U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18695183U JPS6095209U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 油圧シリンダ

Applications Claiming Priority (1)

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JP18695183U JPS6095209U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 油圧シリンダ

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Publication Number Publication Date
JPS6095209U JPS6095209U (ja) 1985-06-28
JPH0237037Y2 true JPH0237037Y2 (ja) 1990-10-08

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ID=30403669

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JP18695183U Granted JPS6095209U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 油圧シリンダ

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