JPH0237001B2 - - Google Patents
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- JPH0237001B2 JPH0237001B2 JP8944783A JP8944783A JPH0237001B2 JP H0237001 B2 JPH0237001 B2 JP H0237001B2 JP 8944783 A JP8944783 A JP 8944783A JP 8944783 A JP8944783 A JP 8944783A JP H0237001 B2 JPH0237001 B2 JP H0237001B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/325—Erasing heads using permanent magnets
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はテープレコーダをはじめとする磁気記
録装置に使用される磁気テープ消去用の磁石消去
ヘツドに関する。
録装置に使用される磁気テープ消去用の磁石消去
ヘツドに関する。
従来例の構成とその問題点
磁気テープを用いた磁気記録再生装置の小型・
省電力化に伴ない磁気テープを消去するための消
去ヘツドは、大きな消去電流(電力)を消費する
比較的形状が大きい交流消去ヘツドから、消去電
流を必要としない磁石消去ヘツドが多く用いられ
るようになり、近年その小型・高性能化が望まれ
ている。
省電力化に伴ない磁気テープを消去するための消
去ヘツドは、大きな消去電流(電力)を消費する
比較的形状が大きい交流消去ヘツドから、消去電
流を必要としない磁石消去ヘツドが多く用いられ
るようになり、近年その小型・高性能化が望まれ
ている。
この磁石消去ヘツドの従来例を第1図〜第5図
に従つて説明する。1は磁気テープ、2はテープ
ガイド、3は録音再生ヘツド、4はそのコア、5
は従来の磁石消去ヘツド、6はこのコア、7〜1
0は磁石消去ヘツド5のコア6に着磁された着磁
磁極、11は従来の磁石消去ヘツド5を着磁する
ための着磁装置、12〜15はその着磁巻線、1
6〜19は着磁ヨークである。従来の磁石消去ヘ
ツド5は、第2図に示すようにそのコア6に磁気
テープ1の走行方向(矢印)に互いに隣り合う着
磁磁極の極性が異なるように、かつ第3図に示す
ようにその着磁磁極の強さが磁気テープの走行方
向に漸時減衰するように構成されている。
に従つて説明する。1は磁気テープ、2はテープ
ガイド、3は録音再生ヘツド、4はそのコア、5
は従来の磁石消去ヘツド、6はこのコア、7〜1
0は磁石消去ヘツド5のコア6に着磁された着磁
磁極、11は従来の磁石消去ヘツド5を着磁する
ための着磁装置、12〜15はその着磁巻線、1
6〜19は着磁ヨークである。従来の磁石消去ヘ
ツド5は、第2図に示すようにそのコア6に磁気
テープ1の走行方向(矢印)に互いに隣り合う着
磁磁極の極性が異なるように、かつ第3図に示す
ようにその着磁磁極の強さが磁気テープの走行方
向に漸時減衰するように構成されている。
なお第3図におけるa,b,cおよびdはそれ
ぞれ着磁磁極7,8,9および10の着磁強度で
あり、従来の磁石消去ヘツド5のコア6の着磁磁
極7,8,9および10は第4図に示す着磁装置
11の着磁ヨーク16,17,18および19に
それぞれ押しあて、着磁ヨークに巻かれた着磁巻
線12,13,14および15に着磁電流を流す
ことにより着磁される。その着磁強度は、着磁ヨ
ークの幅、着磁電流の大きさ、着磁巻線の巻数、
線径および位置により制御できる。
ぞれ着磁磁極7,8,9および10の着磁強度で
あり、従来の磁石消去ヘツド5のコア6の着磁磁
極7,8,9および10は第4図に示す着磁装置
11の着磁ヨーク16,17,18および19に
それぞれ押しあて、着磁ヨークに巻かれた着磁巻
線12,13,14および15に着磁電流を流す
ことにより着磁される。その着磁強度は、着磁ヨ
ークの幅、着磁電流の大きさ、着磁巻線の巻数、
線径および位置により制御できる。
さて、第1図に示すように磁気テープ1を消去
するために従来の磁石消去ヘツド5の前面を矢印
の方向へ走行させた場合に磁石消去ヘツド5のコ
ア6によつて磁気テープ1が消磁(磁化)される
過程を第5図に従つて説明する。磁気テープ1
は、コア6の着磁強度aで着磁された着磁磁極7
にて飽和まで磁化された後、着磁磁極8〜10に
て残留磁束密度が零となるように漸時減衰してい
く反転磁化が加えられる。ただし、この場合、コ
ア6の材質の磁気特性のばらつきや着磁条件の変
動などによる着磁磁極の着磁強度の変化や、コア
6と磁気テープ1との接触の変化などにより第5
図に示すように着磁磁極9による磁気テープ1へ
の磁化がcからc′へ変化すると消去後磁気テープ
1に残留磁束密度eが生じ再生時の雑音(消去ノ
イズ)や録音時の歪率の原因となる。
するために従来の磁石消去ヘツド5の前面を矢印
の方向へ走行させた場合に磁石消去ヘツド5のコ
ア6によつて磁気テープ1が消磁(磁化)される
過程を第5図に従つて説明する。磁気テープ1
は、コア6の着磁強度aで着磁された着磁磁極7
にて飽和まで磁化された後、着磁磁極8〜10に
て残留磁束密度が零となるように漸時減衰してい
く反転磁化が加えられる。ただし、この場合、コ
ア6の材質の磁気特性のばらつきや着磁条件の変
動などによる着磁磁極の着磁強度の変化や、コア
6と磁気テープ1との接触の変化などにより第5
図に示すように着磁磁極9による磁気テープ1へ
の磁化がcからc′へ変化すると消去後磁気テープ
1に残留磁束密度eが生じ再生時の雑音(消去ノ
イズ)や録音時の歪率の原因となる。
このような欠点を除くには、着磁磁極を多くし
て前述のような磁化の変化が生じても残留磁束密
度が生じにくくすることが考えられるが、従来の
磁石消去ヘツド5は前述したように一般に第4図
に示すような着磁装置11で着磁されるため、着
磁する際の着磁ヨークの磁気飽和を防ぐため幅
(厚さ)をあまり狭くできず結果的には着磁磁極
の幅を狭くできない。また、着磁磁極間の距離も
着磁巻線のスペースとその絶縁のために狭くでき
ず十分な着磁磁極数が得られなかつた。着磁強度
も着磁する際の磁石消去ヘツドのコアと着磁装置
の着磁ヨークの密着度合に大きく影響され安定し
たものが得られなかつた。
て前述のような磁化の変化が生じても残留磁束密
度が生じにくくすることが考えられるが、従来の
磁石消去ヘツド5は前述したように一般に第4図
に示すような着磁装置11で着磁されるため、着
磁する際の着磁ヨークの磁気飽和を防ぐため幅
(厚さ)をあまり狭くできず結果的には着磁磁極
の幅を狭くできない。また、着磁磁極間の距離も
着磁巻線のスペースとその絶縁のために狭くでき
ず十分な着磁磁極数が得られなかつた。着磁強度
も着磁する際の磁石消去ヘツドのコアと着磁装置
の着磁ヨークの密着度合に大きく影響され安定し
たものが得られなかつた。
発明の目的
本発明は上記従来の問題点を解消するもので、
小型のカセツトテープレコーダやマイクロカセツ
トレコーダ用の磁石消去ヘツドとして小型・高性
能化をはかるため限られたコア幅寸法内で安定し
た着磁強度を有する多く着磁磁極を実現し、再生
時の雑音や録音時の歪率を低減した磁石消去ヘツ
ドを提供することを目的とするものである。
小型のカセツトテープレコーダやマイクロカセツ
トレコーダ用の磁石消去ヘツドとして小型・高性
能化をはかるため限られたコア幅寸法内で安定し
た着磁強度を有する多く着磁磁極を実現し、再生
時の雑音や録音時の歪率を低減した磁石消去ヘツ
ドを提供することを目的とするものである。
発明の構成
本発明は磁気テープの厚み方向に磁気異方性を
有する磁石材料と磁気異方性を持たない等方性の
磁石材料を各々1個以上設け、かつ各々の磁石材
料の間に非磁性材料を介在させてコア部を構成し
た磁石消去ヘツドであり、磁気テープの厚み方向
に磁気異方性を有する磁石材料の前面により、磁
気テープを十分に磁気飽和し、完全な消去が実現
できる消去磁界を得るとともに、磁気異方性を持
たない等方性の磁石材料により着磁強度がその極
性が反転しながら漸時減衰するように構成したも
のであり、再生時の雑音(消去ノイズ)や録音時
の歪率の少ない疑似交流消去磁界を実現するもの
である。本発明は、また簡単な着磁方法で安定し
た着磁強度が得られるとともに狭いスペースで多
極化が容易に実現できるものである。
有する磁石材料と磁気異方性を持たない等方性の
磁石材料を各々1個以上設け、かつ各々の磁石材
料の間に非磁性材料を介在させてコア部を構成し
た磁石消去ヘツドであり、磁気テープの厚み方向
に磁気異方性を有する磁石材料の前面により、磁
気テープを十分に磁気飽和し、完全な消去が実現
できる消去磁界を得るとともに、磁気異方性を持
たない等方性の磁石材料により着磁強度がその極
性が反転しながら漸時減衰するように構成したも
のであり、再生時の雑音(消去ノイズ)や録音時
の歪率の少ない疑似交流消去磁界を実現するもの
である。本発明は、また簡単な着磁方法で安定し
た着磁強度が得られるとともに狭いスペースで多
極化が容易に実現できるものである。
実施例の説明
本発明の実施例についてその構成と作用を第6
図〜第12図に従つて説明する。
図〜第12図に従つて説明する。
20は本発明の一実施例である磁石消去ヘツ
ド、21はそのコア、22は磁気テープの厚み方
向に磁気異方性の有する磁石材料からなり磁気テ
ープの厚さ方向に着磁された第1垂直着磁磁極で
ある。23〜27は磁気異方性を持たない等方性
の磁石材料からなり磁気テープの走行方向に着磁
された第1〜第5水平着磁磁極である。28は非
磁性材料からなるスペーサ、29は上部着磁ヨー
ク、30は下部着磁ヨーク、31は着磁巻線であ
る。
ド、21はそのコア、22は磁気テープの厚み方
向に磁気異方性の有する磁石材料からなり磁気テ
ープの厚さ方向に着磁された第1垂直着磁磁極で
ある。23〜27は磁気異方性を持たない等方性
の磁石材料からなり磁気テープの走行方向に着磁
された第1〜第5水平着磁磁極である。28は非
磁性材料からなるスペーサ、29は上部着磁ヨー
ク、30は下部着磁ヨーク、31は着磁巻線であ
る。
第10図におけるaは第1垂直着磁磁極22の
着磁強度、+bおよび−bはそれぞれ第1水平着
磁磁極23のN極およびS極の着磁強度、+cお
よび−c、+dおよび−d、+eおよび−e、+f
および−fはそれぞれ第2〜5水平着磁磁極24
〜27のN極およびS極の着磁強度である。
着磁強度、+bおよび−bはそれぞれ第1水平着
磁磁極23のN極およびS極の着磁強度、+cお
よび−c、+dおよび−d、+eおよび−e、+f
および−fはそれぞれ第2〜5水平着磁磁極24
〜27のN極およびS極の着磁強度である。
本発明の一実施例である磁石消去ヘツド20の
コア21は、第6図、第7図および第9図に示す
ように磁気テープの走行方向に対して上流側に磁
気テープの厚さ方向に磁気異方性を有する磁石材
料からなる第1垂直着磁磁極22と、下流側に磁
気異方性を持たない等方性の磁石材料からなる第
1〜第5水平着磁磁極23〜27を配置し、各々
の着磁磁極の間に非磁性材料からなるスペーサ2
8を介在させて構成したものである。本磁石消去
ヘツド20のコア21は第11図アに示すように
まず着磁巻線31に着磁電流Iを流すことにより
上部着磁ヨーク29と下部着磁ヨーク30との間
に着磁ヨークの軸方向にヘツド前面が向くように
おかれた磁石消去ヘツド20のコア21の第1垂
直着磁磁極22が着磁され、次に第11図イに示
すように磁石消去ヘツド20を着磁ヨークの軸方
向に対して90゜の方向にヘツド前面が向くように
配置して着磁巻線31に着磁電流Iを流すことに
よりコア21に第1〜第5水平着磁磁極を形成
し、第9図および第10図に示すような着磁磁極
を得る。この場合、2回目の着磁の際に第1垂直
着磁磁極にも着磁磁界が加わるが、磁界方向と磁
石材料の磁気異方性の方向が90゜異なるためほと
んど影響をうけない。
コア21は、第6図、第7図および第9図に示す
ように磁気テープの走行方向に対して上流側に磁
気テープの厚さ方向に磁気異方性を有する磁石材
料からなる第1垂直着磁磁極22と、下流側に磁
気異方性を持たない等方性の磁石材料からなる第
1〜第5水平着磁磁極23〜27を配置し、各々
の着磁磁極の間に非磁性材料からなるスペーサ2
8を介在させて構成したものである。本磁石消去
ヘツド20のコア21は第11図アに示すように
まず着磁巻線31に着磁電流Iを流すことにより
上部着磁ヨーク29と下部着磁ヨーク30との間
に着磁ヨークの軸方向にヘツド前面が向くように
おかれた磁石消去ヘツド20のコア21の第1垂
直着磁磁極22が着磁され、次に第11図イに示
すように磁石消去ヘツド20を着磁ヨークの軸方
向に対して90゜の方向にヘツド前面が向くように
配置して着磁巻線31に着磁電流Iを流すことに
よりコア21に第1〜第5水平着磁磁極を形成
し、第9図および第10図に示すような着磁磁極
を得る。この場合、2回目の着磁の際に第1垂直
着磁磁極にも着磁磁界が加わるが、磁界方向と磁
石材料の磁気異方性の方向が90゜異なるためほと
んど影響をうけない。
第7図および第8図に示すように水平着磁磁極
またはスペーサ28′の厚さを磁気テープの走行
方向に対して下流側のものが上流側のものより厚
くならないように(t1t2t3t4t5)構成する
ことにより、近接する磁極間の距離をテープ走行
方向の下流にいくに従つて小さくして磁極間相互
の減磁を大きくして、水平着磁磁極の着磁強度が
第10図に示すようにその極性が反転しながら漸
時減少するように構成している。
またはスペーサ28′の厚さを磁気テープの走行
方向に対して下流側のものが上流側のものより厚
くならないように(t1t2t3t4t5)構成する
ことにより、近接する磁極間の距離をテープ走行
方向の下流にいくに従つて小さくして磁極間相互
の減磁を大きくして、水平着磁磁極の着磁強度が
第10図に示すようにその極性が反転しながら漸
時減少するように構成している。
本発明は、従来の磁石消去ヘツドのように着磁
装置の着磁ヨークや着磁巻線の厚さなどに制限さ
れることなく、水平着磁磁極の極数が磁石材料の
積層枚数で決まるので磁石材料およびスペーサの
厚さを薄くして積層枚数を多くすることにより狭
いスペースでも容易に多極化できるとともに着磁
条件を一定とすると磁石材料と非磁石材料の厚さ
で着磁強度が決まるので任意の着磁強度が安定し
て得られる。また上流側に垂直着磁磁極を設ける
ことにより、メタルテープなどの保磁力の高い磁
気テープでも十分に磁気飽和することができる強
い着磁強度が得られ消去ヘツドとしての基本性能
である十分な消去効果が実現できる。
装置の着磁ヨークや着磁巻線の厚さなどに制限さ
れることなく、水平着磁磁極の極数が磁石材料の
積層枚数で決まるので磁石材料およびスペーサの
厚さを薄くして積層枚数を多くすることにより狭
いスペースでも容易に多極化できるとともに着磁
条件を一定とすると磁石材料と非磁石材料の厚さ
で着磁強度が決まるので任意の着磁強度が安定し
て得られる。また上流側に垂直着磁磁極を設ける
ことにより、メタルテープなどの保磁力の高い磁
気テープでも十分に磁気飽和することができる強
い着磁強度が得られ消去ヘツドとしての基本性能
である十分な消去効果が実現できる。
着磁においても第11図イに示すように多数個
を一度に着磁することが可能でかつ着磁装置も簡
単に構成できる。
を一度に着磁することが可能でかつ着磁装置も簡
単に構成できる。
第12図に本磁石消去ヘツド20にて第6図に
示すように磁気テープ1を消去した時の磁化過程
を示す。第12図に示すように垂直着磁磁極にて
メタルテープ等の保磁力の大きな磁気テープでも
十分飽和まで磁化(消去)できるとともに、水平
着磁磁極数を多くすることにより、多少着磁強度
が変化(破線)しても安定して残留磁束密度を零
に収れんさせることができる。
示すように磁気テープ1を消去した時の磁化過程
を示す。第12図に示すように垂直着磁磁極にて
メタルテープ等の保磁力の大きな磁気テープでも
十分飽和まで磁化(消去)できるとともに、水平
着磁磁極数を多くすることにより、多少着磁強度
が変化(破線)しても安定して残留磁束密度を零
に収れんさせることができる。
第13図、第14図はカセツトテープレコーダ
において本発明の一実施例を従来のものと比較し
た結果を示すもので、曲線Pは本実施例、曲線Q
は従来例、曲線Sは消去ヘツドとは無関係のシス
テム自体の数値である。すなわち本発明では消去
雑音は5〜10db、録音時の歪率は3〜5%低減
できた。
において本発明の一実施例を従来のものと比較し
た結果を示すもので、曲線Pは本実施例、曲線Q
は従来例、曲線Sは消去ヘツドとは無関係のシス
テム自体の数値である。すなわち本発明では消去
雑音は5〜10db、録音時の歪率は3〜5%低減
できた。
発明の効果
本発明は、磁気テープの厚み方向に磁気異方性
を有する磁石材料と、磁気異方性を持たない等方
性の磁石材料を各々1個以上設け、かつ各々の磁
石材料の間に非磁性材料を介在させてコア部を構
成してまず磁気テープ厚み方向に着磁磁界をくわ
えて磁気テープの厚み方向に磁気異方性を有する
磁石材料を着磁し消去のための強力な磁界を得る
とともに、次に磁気テープの走行方向に着磁磁界
を加えて磁気異方性をもたない等方性の磁石材料
を着磁し零消去するために狭いスペースでも多極
の交番磁界を得ることができる磁石消去ヘツドを
実現するものである。
を有する磁石材料と、磁気異方性を持たない等方
性の磁石材料を各々1個以上設け、かつ各々の磁
石材料の間に非磁性材料を介在させてコア部を構
成してまず磁気テープ厚み方向に着磁磁界をくわ
えて磁気テープの厚み方向に磁気異方性を有する
磁石材料を着磁し消去のための強力な磁界を得る
とともに、次に磁気テープの走行方向に着磁磁界
を加えて磁気異方性をもたない等方性の磁石材料
を着磁し零消去するために狭いスペースでも多極
の交番磁界を得ることができる磁石消去ヘツドを
実現するものである。
さらに磁気異方性を持たない等方性の磁石材料
を磁気テープの走行方向に対して下流側に、磁気
テープの厚み方向に磁気異方性を有する磁石材料
を磁気テープの走行方向に対して上流側に、各々
1個以上配置することにより、磁気テープの走行
するに従つて消去するための強力な磁界が加えら
れた後に零消去するための交番磁界が得られるよ
うな構成の磁石消去ヘツドを実現するものであ
る。
を磁気テープの走行方向に対して下流側に、磁気
テープの厚み方向に磁気異方性を有する磁石材料
を磁気テープの走行方向に対して上流側に、各々
1個以上配置することにより、磁気テープの走行
するに従つて消去するための強力な磁界が加えら
れた後に零消去するための交番磁界が得られるよ
うな構成の磁石消去ヘツドを実現するものであ
る。
また磁気テープの走行方向に対して下流側に配
置した複数個の磁気異方性を持たない等方性の磁
石材料またはそれらの間に介在されている非磁性
材料を互いに近接するものの厚みが磁気テープの
走行方向に対して下流側のものが上流側のものよ
り大きくならないように配置して、着磁磁極間の
距離が磁気テープの走行方向に対して下流側の方
が上流側より大きくならないようにして磁極間相
互の減磁を利用して磁気テープの走行方向に対し
て漸次減衰する交番磁界を安定して得られる磁石
消去ヘツドを提供するものでこれにより雑音と歪
みが少ない零消去を実現するものである。
置した複数個の磁気異方性を持たない等方性の磁
石材料またはそれらの間に介在されている非磁性
材料を互いに近接するものの厚みが磁気テープの
走行方向に対して下流側のものが上流側のものよ
り大きくならないように配置して、着磁磁極間の
距離が磁気テープの走行方向に対して下流側の方
が上流側より大きくならないようにして磁極間相
互の減磁を利用して磁気テープの走行方向に対し
て漸次減衰する交番磁界を安定して得られる磁石
消去ヘツドを提供するものでこれにより雑音と歪
みが少ない零消去を実現するものである。
第1図は従来の磁石消去ヘツドの磁気テープ走
行状態を示す斜視図、第2図は従来の磁石消去ヘ
ツドの着磁状態を示す斜視図、第3図は従来の磁
石消去ヘツドの着磁強度を示す特性図、第4図は
従来の磁石消去ヘツドの着磁装置の斜視図、第5
図は従来の磁石消去ヘツドで磁気テープを消去し
た時の磁化過程を示す特性図、第6図は本発明の
一実施例である磁石消去ヘツドの磁気テープの走
行状態を示す斜視図、第7図は本実施例の着磁状
態を示す斜視図、第8図は他の実施例の斜視図、
第9図は本実施例のコアの着磁状態を詳細に示す
上面図、第10図は本実施例の着磁強度を示す特
性図、第11図ア,イは本実施例の着磁装置を示
す正面図、第12図は本実施例により第6図に示
すように磁気テープを消去した時の磁化過程を示
す特性図、第13図は従来の磁石消去ヘツドと本
実施例の磁石消去ヘツドの消去雑音を比較した特
性図、第14図は従来例を本実施例の録音時の歪
率を比較した特性図である。 22……磁気テープの厚み方向に磁気異方性を
有する磁石材料、23〜27……磁気異方性を持
たない等方性の磁石材料、28……非磁性材料。
行状態を示す斜視図、第2図は従来の磁石消去ヘ
ツドの着磁状態を示す斜視図、第3図は従来の磁
石消去ヘツドの着磁強度を示す特性図、第4図は
従来の磁石消去ヘツドの着磁装置の斜視図、第5
図は従来の磁石消去ヘツドで磁気テープを消去し
た時の磁化過程を示す特性図、第6図は本発明の
一実施例である磁石消去ヘツドの磁気テープの走
行状態を示す斜視図、第7図は本実施例の着磁状
態を示す斜視図、第8図は他の実施例の斜視図、
第9図は本実施例のコアの着磁状態を詳細に示す
上面図、第10図は本実施例の着磁強度を示す特
性図、第11図ア,イは本実施例の着磁装置を示
す正面図、第12図は本実施例により第6図に示
すように磁気テープを消去した時の磁化過程を示
す特性図、第13図は従来の磁石消去ヘツドと本
実施例の磁石消去ヘツドの消去雑音を比較した特
性図、第14図は従来例を本実施例の録音時の歪
率を比較した特性図である。 22……磁気テープの厚み方向に磁気異方性を
有する磁石材料、23〜27……磁気異方性を持
たない等方性の磁石材料、28……非磁性材料。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁気テープの厚み方向に磁気異方性を有する
磁石材料と、磁気異方性を持たない等方性の磁石
材料を各々1個以上設け、かつ各々の磁石材料の
間に非磁性材料を介在させてコア部を構成したこ
とを特徴とする磁石消去ヘツド。 2 磁気異方性を持たない等方性の磁石材料を磁
気テープの走行方向に対して下流側に、磁気テー
プの厚み方向に磁気異方性を有する磁石材料を磁
気テープの走行方向に対して上流側に、各々1個
以上配置したことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の磁石消去ヘツド。 3 磁気テープの走行方向に対して下流側に配置
した複数個の磁気異方性を持たない等方性の磁石
材料を、互いに近接する磁石材料の厚みが磁気テ
ープの走行方向に対して下流側のものが上流側の
ものより大きくならないように配置したことを特
徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
の磁石消去ヘツド。 4 磁気テープの走行方向に対して下流側に配置
した複数個の磁気異方性を持たない等方性の磁石
材料の間に介在させた非磁性材料を互いに近接す
る非磁性材料の厚みが磁気テープの走行方向に対
して下流側のものが上流側のものより大きくなら
ないように配置したことを特徴とする特許請求の
範囲第1項または第2項記載の磁石消去ヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8944783A JPS59215005A (ja) | 1983-05-20 | 1983-05-20 | 磁石消去ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8944783A JPS59215005A (ja) | 1983-05-20 | 1983-05-20 | 磁石消去ヘツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59215005A JPS59215005A (ja) | 1984-12-04 |
JPH0237001B2 true JPH0237001B2 (ja) | 1990-08-22 |
Family
ID=13970932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8944783A Granted JPS59215005A (ja) | 1983-05-20 | 1983-05-20 | 磁石消去ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59215005A (ja) |
-
1983
- 1983-05-20 JP JP8944783A patent/JPS59215005A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59215005A (ja) | 1984-12-04 |
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