JPH0236938Y2 - - Google Patents

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JPH0236938Y2
JPH0236938Y2 JP3725185U JP3725185U JPH0236938Y2 JP H0236938 Y2 JPH0236938 Y2 JP H0236938Y2 JP 3725185 U JP3725185 U JP 3725185U JP 3725185 U JP3725185 U JP 3725185U JP H0236938 Y2 JPH0236938 Y2 JP H0236938Y2
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distribution chamber
cylinder
exhaust gas
exhaust
chamber
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、V型内燃機関の排気還流装置、特に
それぞれ複数本のシリンダを備えた第1及び第2
シリンダ列をV字状に開いて配置し、この両シリ
ンダ列間の谷に、両シリンダ列の吸気ポートと連
通する吸気マニホールドを配設したV型内燃機関
において、排気ポートから排気還流路に取出され
た排ガスを吸気マニホールドの分配室に供給する
際、その排ガスに含まれるタール分を除去するよ
うにした排気還流装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、分配室に供給すべき排ガスからタール分
を除去するために、吸気マニホールドの上部に排
ガスが通る排気トラツプ室を設けることが知られ
ている(例えば、実開昭58−106552号参照)。
(3) 考案が解決しようとする問題点 従来のそのような排気還流装置をV型内燃機関
に適用すると、排気トラツプ室が第1及び第2シ
リンダ列間の谷から上方へ突出し、機関の小型化
を損うことになる。
そこで本考案は、第1及び第2シリンダ列間の
谷の空間を有利に利用して排気トラツプ室を設置
できるようにし、もつて機関の小型化に寄与し得
る前記V型内燃機関の排気還流装置を提供するこ
とを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、前記吸
気マニホールドに、前記谷の長手方向に延びる分
配室と、この分配室上面の一側部から立上つて第
1シリンダ列の吸気ポートに至る複数本の第1分
岐路と、同分配室上面の他側部から立上つて第2
シリンダ列の吸気ポートに至る複数本の第2分岐
路とを備え、前記分配室と前記第1及び第2分岐
路間に排気トラツプ室を、排気還流路と前記分配
室間を連通するように形成したことを特徴とす
る。
(2) 作用 排気トラツプ室は、第1及び第2シリンダ列間
の谷に配設される吸気マニホールドの分配室と第
1及び第2分岐路との間に形成されるので、前記
谷の空間が排気トラツプ室の設置に有効に利用さ
れる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の実施例について説明
する。先ず第1実施例に示す第1図において、内
燃機関EはV型6気筒機関であり、したがつてV
字状に開いて配置された第1及び第2シリンダ列
C1,C2に、クランク軸1の軸線方向に配列した
シリンダ21,22を3本宛備えている各シリンダ
列C1,C2のシリンダヘツド31,32には、各シリ
ンダ21,22の吸気ポート41,42及び排気ポー
ト51,52が互いに反対方向を指向するように設
けられ、そして吸気ポート41,42の外端は両シ
リンダ列C1,C2間の谷Vに臨むシリンダヘツド
1,32の一側面に開口し、排気ポート51,52
の外端はその他側面に開口する。
上記吸気ポート41,42に空気を分配供給する
ための吸気マニホールドMは、谷Vに配設される
と共にシリンダヘツド31,32に複数本のボルト
6によつて連結される。
第1図及び第2図に示すように、上記吸気マニ
ホールドMは、谷Vの中央部を長手方向に走るよ
うに配置される分配室7と、この分配室7上面の
右側部から立上り逆U字状に曲つて左側の第1シ
リンダ列C1の吸気ポート41に至る3本の第1分
岐路81と、同分配室7上面の左側部から立上り
逆U字状に曲つて右側の第2シリンダ列C2の吸
気ポート42に至る3本の第2分岐路82とを備え
ており、これら第1及び第2分岐路81,82は交
互に交差するように配置される。このように配置
すると、各分岐路81,82の曲りを少なくするこ
とができ、流路抵抗の軽減に効果がある。
第3図において、分配室7の一端に斜め上方へ
延出して形成した入口7aには、絞弁を備えたス
ロツトルボデー9が取付けられ、その絞弁の開度
調節により分配室7への空気の供給量を調節する
ようになつている。スロツトルボデー9から分配
室7に流入した空気は、第1及び第2分岐路81
2を経て各吸気ポート41,42に分配供給され
る。
吸気ポート41,42を流れる空気中に燃料を噴
射するための複数本の燃料噴射ノズル10は吸気
マニホールドMの周縁部に装着される(第2図参
照)。
吸気マニホールドMには、また、分配室7と第
1及び第2分岐路81,82との間に排気トラツプ
室11が形成される。即ち、排気トラツプ室11
は、分配室7の上壁13と、この上壁13の周縁
から起立して全分岐路81,82の立上り部を囲む
ようにそれらと連結する囲壁14と、全分岐路8
,82の相互に連結した頂部15とにより画成さ
れる。
この排気トラツプ室11においては、第2図に
示すように、各3本の第1及び第2分岐路81
2が千鳥状に配列しており、それらの間を縫う
ように隔壁17が設けられる。隔壁17の一端
は、排気トラツプ室11の、分配室入口7aに近
い側の端壁に接続され、他端はそれと反対側の端
壁の近くで終つており、しかもこの隔壁17の両
側面には、相隣る第1分岐路81同士及び第2分
岐路82同士の各間に突入する複数板の障壁18
が突設されている。このような隔壁17によつ
て、その終端で折返す蛇行路19がトラツプ室1
1に形成される。
蛇行路19の一端に設けられた入口19aには
前記排気ポート51または52から延出した排気還
流路20が接続される。また蛇行路19の他端に
設けられた出口19bは前記分配室7の上面に開
口する。
排気還流路20の途中には、公知の排気還流制
御弁(図示せず)が介装される。
吸気マニホールドMは、その鋳造を容易にする
ために、各分岐路81,82の中間において上部半
体Maと、下部半体Mbとに分割され、両半体
Ma,Mbは、ガスケツト21を挟んで複数本の
ボルト22により結着される。この場合、ガスケ
ツト21は、排気トラツプ室11を通る高温の排
ガスに接する部分があるので、耐熱性の高い材料
を使用をする必要がある。
次にこの実施例の作用を説明すると、機関Eの
運転中、排気ポート51または52から排気還流路
20に取出された排ガスは、排気トラツプ室11
の入口19aに入り、蛇行路19を通過する間に
障壁18及び分岐路81,82の外壁に衝突してタ
ール分を除去され、その後、出口19bから分配
室7に供給される。したがつて、分配室7にはタ
ール分の極めて少ない排ガスを供給することがで
きる。
分配室7に供給された排ガスは、各シリンダ列
C1,C2の吸入空気に混合して、燃焼時、窒素酸
化物発生の抑制に寄与する。
このような排気還流装置において、排気トラツ
プ室11は、両シリンダ列C1,C2間の谷Vに配
設される吸気マニホールドMの分配室7と、第1
及び第2分岐路81,82との間に形成されるの
で、前記谷Vの空間が排気トラツプ室11の設置
に有効に利用される。
第5図及び第6図は本考案の第2実施例を示す
もので、排気トラツプ室11を吸気マニホールド
Mの下部半体Mbにのみ設けるべく、排気トラツ
プ室11の天井壁16を下部半体Mbと一体に成
形したものである。このようにすると、前実施例
に比べ排気トラツプ室11の容積は減少するが、
上、下部半体Ma,Mb間に挿入されるガスケツ
ト21を排ガスに曝させないでも済む利点があ
る。
尚、第5図及び第6図中、前実施例と対応する
部分には同一符号を付す。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、吸気マニホール
ドは、第1及び第2シリンダ列間の谷の長手方向
に延びる分配室と、この分配室上面の一側部から
立上つて第1シリンダ列の吸気ポートに至る複数
本の第1分岐路と、同分配室上面の他側部から立
上つて第2シリンダ列の吸気ポートに至る複数本
の第2分岐路とを備え、前記分配室と前記第1及
び第2分岐路間に排気トラツプ室を、排気還流路
と前記分配室間を連通するようにしたので、排気
トラツプ室の設置のために前記谷の空間を有効に
利用でき、しかも吸気マニホールドの大型化を招
くこともなく、したがつて機関の小型化に大きく
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例を示
すもので、第1図は本考案装置を備えたV型6気
筒内燃機関の正面図、第2図は同平面図、第3図
及び第4図は第2図の−線及び−線断面
図、第5図及び第6図は本考案の第2実施例を示
すもので、第5図は吸気マニホールドの下部半体
の平面図、第6図は第5図の−線断面図であ
る。 1……クランク軸、21,22……シリンダ、3
,32……シリンダヘツド、41,42……吸気ポ
ート、51,52……排気ポート、7……分配室、
1,82……第1、第2分岐路、9……スロツト
ルボデー、11……排気トラツプ室、17……隔
壁、18……障壁、19……蛇行路、20……排
気還流路、C1,C2……第1、第2シリンダ列、
E……V型内燃機関、M……吸気マニホールド、
Ma,Mb……上、下部半体、V……谷。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ複数本のシリンダを備えた第1及び第
    2シリンダ列をV字状に開いて配置し、この両シ
    リンダ列間の谷に、両シリンダ列の吸気ポートと
    連通する吸気マニホールドを配設したV型内燃機
    関において、前記吸気マニホールドは、前記谷の
    長手方向に延びる分配室と、この分配室上面の一
    側部から立上つて第1シリンダ列の吸気ポートに
    至る複数本の第1分岐路と、同分配室上面の他側
    部から立上つて第2シリンダ列の吸気ポートに至
    る複数本の第2分岐路とを備え、前記分配室と前
    記第1及び第2分岐路間に排気トラツプ室を、排
    気還流路と前記分配室間を連通するように形成し
    たことを特徴とする、V型内燃機関の排気還流装
    置。
JP3725185U 1985-03-15 1985-03-15 Expired JPH0236938Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3725185U JPH0236938Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

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JPS61152758U JPS61152758U (ja) 1986-09-20
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