JPH0235974A - 検卵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は鶏卵の不良卵の特定を行う装置であって、その
目的とするところは多量に搬送されてくる鶏卵群の中か
ら不良卵を正確に検査し、出荷卵の品質の向上を目差す
ものである。

（従来の技術） 従来から実施されている鶏卵の検査装置として、鶏卵の
卵殻に契合させて指示する特開昭５９年３７４６０号に
開示された卵透光検査装置がある。

ところがこの従来の装置では、鶏卵の指示手段の下端部
を卵殻に契合させるために、不良卵とじてのひび卵に対
して契合する場合、卵殻を割ってしまうということがあ
った。そしてこの問題を解決するものとして、不良卵の
」二部で非接触で指示する特開昭６１年７８４７６号及
び特開昭６１年７８４７７号に開示された「検卵装置」
がある。

（発明が解決しようとする課題） 前記特開昭６１年７８４７７号に開示された「検卵装置
」は、鶏卵を指示する手段を搬送コンベアの搬送面の広
い範囲を自在に移動させるために、搬送コンベアの搬送
面に対して平行に横断して架設された第一のシャフトを
設け、この第一のシャフトに対して直角にスライドする
第二のシャフトを設けたものである。この場合、搬送コ
ンベアを横断して第一のシャフトが架設されているため
、不良卵を指示する操作部の移動範囲は前記第一のシャ
フトの架設位置によって制限される。

そこで本発明は、搬送コンベアの幅方向は自ずから限ら
れていることから、搬送コンベアの搬送方向に対して平
行にガイド部を設け、不良卵を指示する操作部の移動範
囲を事実上自由にしたちのである。

またこれによって、複数の操作部を設けて不良卵の特定
をすることも可能である。

（課穎が解決しようとする手段） そこで本発明は鶏卵を複数列で搬送させ、搬送コンベア
上に設けられた検卵区間内の鶏卵を特定するに際し、前
記搬送コンベアの搬送方向に平行な軸と、該軸に対して
直角な軸をそれぞれｘ、ｙ軸とする直交座擦を基準とし
て、前記検卵区間内の鶏卵を指示することによって発生
した第一の信号と、該第一の信号が発生したときの前記
鶏卵の位置を指定するｙ軸、及びｙ軸の値と、前記搬送
コンベアの速度信号とで指示された前記検卵区間の鶏卵
の位置を特定する検卵装置において、前記搬送コンベア
の検卵区間上方に位置付け、前記搬送コンベアの搬送面
に対して平行で、かつ前記搬送コンベアの搬送方向に平
行な第一のスライドレールと、前記搬送コンベアの搬送
面に対して平行で、かつ前記第一のスライドレールば対
して直角に設けられ、前記第一のスライドレールを往復
自在に滑動する第二のスライドレールと、前記第二のス
ライドレールを往復自在に滑動し、該第二のスライドレ
ールから前記搬送面に対して吊設し、前記搬送面に対面
したその先端が前記搬送コンベアの搬送面に対して平行
に、前記検卵区間を自在に移動し、特定すべき鶏卵を非
接触で指示する鶏卵指示操作軸とで構成した検卵装置を
提供したものである。

また本発明は同じ課題を解決するものとして、前記搬送
コンベアの検卵区間上方に位置付け、前記搬送コンベア
の搬送面に対して平行で、かつ前記搬送コンベアの搬送
方向に平行な第一のスライドレールトと、前記第一のス
ライドレールを往復自在に滑動し、該第一のスライドレ
ールから前記搬送面に対して吊設し、前記搬送面に対面
したその先端を前記搬送コンベアの搬送方向に対して直
角に揺動させ、特定すべき鶏卵を非接触で指示する鶏卵
指示操作軸とで構成した検卵装置をも提供している。

（実施例） 本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第１図にお
いて、１は搬送コンベアで・あり、鶏卵２が回転しなか
ら矢印Ａ方向へ搬送され、搬送コンベア１上に設けられ
た検卵区間３を通過する。前記検卵区間３の搬送コンベ
ア１下方には照明装置４が設けてあり、搬送されてくる
鶏卵２を透視する。また５は搬送コンベア１の搬送面に
対して平行で、かつ前記検卵区間３上方中央を搬送方向
に対して平行に設けられた第一のスライドレールである
。６は第２図に示すように前記第一のスライドレール５
と係合関係に掛は通されたスライド部７をほぼ中心部に
設け、前記搬送コンベア１の搬送面に対して平行で、か
つ第一のスライドレール５に対して直角に設けられ、は
ぼ前記搬送コンベア１の幅と等しい長さを有する第二の
スライドレールである。よって前記スライド部７によっ
て前記第二のスライドレール６は前記第一のスライドレ
ール５を往復自在に滑動する。８．８はコ字状をしたガ
イドレールで、前記搬送コンベア１の両側上方に位置付
け、互いに四辺を向けて向き合い、前記第二のスライド
レール６の両端が挿入されている。よって第二のスライ
ドレール６が第一のスライドレール５を滑動することに
よって、第二のスライドレール６の両端は前記ガイドレ
ール８８に挿入された状態で滑動する。すなわち第二の
スライドレール６を前記搬送コンベア１の搬送面に対し
て平行に移動させるために案内する役目をしている。９
は前記第二のスライドレール６と係な関係に掛は通され
たスライド部１０（第３図に図示）を頭部に有し、前記
第二のスライドレール６から前記搬送面に対して吊設し
た棒状の鶏卵指示操作軸である。該指示操作軸９は頭部
のスライド部１０が第二のスライドレール６に係合関係
に掛は通されていることから、前記第二のスライドレー
ル６を往復自在に滑動する。前記搬送面に対面した前記
支持操作軸９の先端が前記搬送コンヘア１の搬送面に対
して平行に、前記搬送面に設けられた検卵区間３を自在
に移動するので、特定すべき鶏卵２を非接触で指示する
ことができる。また前記指示操作軸９の先部１１は作業
者が手に持つ握部であり、不良卵の種類に応じた押しボ
タン１２．１３を有する。

前記第一のスライドレール５、及び第二のスライドレー
ル６は公知の測長用リニアスケールを使用しており、第
二のスライドレール６のスライド部７及び鶏卵指示操作
軸９のスライド部１０の移動距離は前記各レール上に刻
まれた格子縞を読み取り、移動量をカウントすることで
捕らえ、パルス信号として、第一のスライドレール５及
び前記指示繰作軸９に設けられた移動距離検出器１４１
５から出力させることによって把握される（公知である
ため原理の詳細な説明は省略する）。前記指示操作軸９
の先部１１を検卵区間３に搬送されてきた最初の一列目
の鶏卵２の該列の一方の端に位置する第一番目の鶏卵２
を指示したときの、第二のスライドレール６上にある前
記指示繰作軸９の位置を、直交座標のＸ軸上の始点とし
、同様にそのときの第一のスライドレール５上にある第
二のスライドレール６の位置をｙ軸上の始点として設定
する。すなわち、これらの始点が基準点となる。これに
よって検卵区間３内の鶏卵２の位置は、直交座標（ｘ、
ｙ）として把握することができる。

また鶏卵２は搬送されているために常に移動しており、
鶏卵２の列の移動は搬送コンベア１の駆動部に設けられ
た速度検出器１６から出力されるパルス信号に対応して
おり、このパルス数をカウントすることによって鶏卵２
の列を指定している。

そして前記第一のスライドレール５および前記指示操作
軸９の移動検出器１４．１５からのパルス信号、速度検
出器１６から出力されるパルス信号、そして押しボタン
１２．１３からの検出信号は演算装置（図示せず）に入
力される。そしてこれらの情報に基づいて不良卵Ｚの位
置を演算する。

今ここに矢印Ａ方向に搬送されている鶏卵２が検卵区間
３を通過する時、作業者が不良卵Ｚを見付け、該不良卵
Ｚの位置指定をしようとする場合、作業者は鶏卵指示操
作軸９の先部１１を持って不良卵Ｚの真上まで前記指示
操作軸９の先端を移動させ操作する。不良卵Ｚが不良内
容（ａ）であれば、押しボタン１２を押す（不良内容（
ｂ）の場合は１３の押しボタン）。すなわち第一のスラ
イドレール５上をスライドしなから第二のスライドレー
ル６が移動し、また第二のスライドレール６上をスライ
ドしなから前記指示操作軸９が移動するため、前記指示
操イを軸９は搬送コンベア１の搬送面上方の検卵区間３
を自在に移動する。よって前記指示操作軸９の先部１１
は不良卵Ｚをその不良卵Ｚ上方で非接触で指示すること
になる。これによって検出信号が出力されると、それと
同時に前記指示繰作軸９の移動検出器１５は第二のスラ
イドレール６上に設定された直交座標のｙ軸の始点を基
準点として、この基準点から前記指示操作軸９が何単位
スライドされているかを演算するための移動量のパルス
信号をカウントして、カウント数として捕らる。また第
一のスライドレール５の移動検出器１４は第一のスライ
ドレール５上に設定された直交座標のｙ軸上の始点を基
準点として、この基準点から第一のスライドレール５上
をスライドする第二のスライドレール６が何単位スライ
ドされているかを演算するために、移動量のパルス信号
をカウントして同じくカウント数として捕らえる。また
搬送コンベア１上を搬送する鶏卵群は速度検出器１６か
ら出力されるパルス信号が常に演算装置に入力されてい
るため、たとえば押しボタン１２からの検出信号が入力
されることによって、このとき検卵区間３内にある鶏卵
群が特定される。

移動検出器１４．１５からのカウント数の入力信号によ
ってｙ軸、ｙ軸が指定され、これによって不良卵Ｚが特
定される。この不良卵Ｚは、不良卵Ｚとして特定された
ときに特定されたその位置から、速度検出器１６から出
力されるパルス信号の何パルス後に排出位置に達するか
が算出されるため、検卵区間３外に出た後、容易に排除
が実施される。

以上開示したごとく、搬送コンベア１の搬送方向に対し
て平行に第一のスライドレール５を設け、この第一のス
ライドレール５上を自在に移動できるため、事実上限ま
れることなく自由に種卵することができる。

第４図に図示されたスライドレールは、第１図における
ガイドレール８，８の一方を第一のスライドレール１７
としたものである。また１８は第二のスライドレール６
の移動距離を検出する移動距離検出器である０以上の構
成による本実施例においても、不良卵Ｚを特定するため
の操作方法は第１図に開示された実施例と同様である。

また第５図、第６図、第７図に開示された検卵装置は、
本発明のその他の実施例を開示したものである。すなわ
ち第５図に開示された検卵装置では、搬送コンベア１の
搬送面に対して平行で、かつ搬送方向に平行に、検卵区
間３上方中央に、第一のスライドレール１９が配設しで
ある。また前記第一のスライドレール１９を往復自在に
滑動する鶏卵指示操作軸２０を前記第一のスライドレー
ル１９から前記搬送面に対して吊設しである。前記指示
操作軸２０は頭部に前記第一のスライドレール１つと係
合関係に掛は通されたスライド部（図示せず）、及び前
記指示操作軸２０の移動距離を捕らえる移動検出器２１
が設けである。そして前記指示操作軸２０は、前記指示
操作軸２０が移動検出器２１を中心として搬送コンベア
１の搬送方向矢印Ａ方向に対して直角に振るように、移
動検出器２１に対して軸着しである。すなわち前記指示
操作軸２０が矢印Ｂ方向に回動自在であるため、作業者
が不良卵Ｚを見付けると、前記指示繰作軸２０を第一の
スライドレール１９に沿ってスライドさせるとともに、
矢印Ｂ方向に回動させることによって、押しボタン１２
あるいは１３を押して、容易に特定することができる。

第６図は第一のスライドレール２２が二本設けられた実
施例であり、本実施例は二人の作業者で種卵する検卵装
置である。第７図は鶏卵指示操作軸２０．２０の傾きに
よって角度を検出し、不良卵Ｚの位置を特定する方法を
図示したものである。

検卵区間３内を移動する鶏卵２の搬送列は、搬送コンベ
ア１に設けられた速度検出′！ｆ！＜図示せず）からの
パルス信号と第一のスライドレール２２，２２上を移動
する移動検出″ｉ％２１．２１からの移動量に対応した
信号によって特定される。よってその特定された搬送列
の何番目の鶏卵２であるかは、前記指示繰作軸２０．２
０がａ、ｂ、ｃまたａ’、ｂ’、ｃ’と傾く角度を前記
移動検出器２１．２１とともに設けられた角度検出器２
３．２３によって検出し、不良卵Ｚを特定する。

〈発明の効果） 以上説明したように本発明によって、搬送コンベアの幅
方向は自ずから限られていることから、搬送コンベアの
搬送方向に対して平行にガイド部を設け、不良卵を指示
する操作部の移動範囲を事実上自由に広げることができ
た。

加えて鶏卵処理旦の増大、及び搬送コンベア上に整然と
載置された鶏卵の搬送列が、例えば六個から十二個へと
増加しても、鶏卵指示操作器を複数設けることで対応で
き、本発明の利用価値がより拡大された。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を図示した斜視図、第２１２
１は第１図の１−１線部分断面図、第３図は第１図の■
−■線部分断面図、第４図、第５図、及び第６図はその
他の実施例を図示した斜視図、第７図は第６図に図示さ
れた鶏卵指示操作軸の正面図。 １　、　。 １２゜１３ １６、　。 搬送コンベア　　２１１．鶏卵 検卵区間　　　　４３．、照明装置 １９．２２．、、第一のスライドレール第二のスライド
レール 鶏卵指示操作軸 押しボタン 速度検出器　　Ｚ９．、不良卵

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）鶏卵を複数列で搬送させ、搬送コンベア上に設けら
   れた検卵区間内の鶏卵を特定するに際し、前記搬送コン
   ベアの搬送方向に平行な軸と、該軸に対して直角な軸を
   それぞれｘ、ｙ軸とする直交座標を基準として、前記検
   卵区間内の鶏卵を指示することによって発生した第一の
   信号と、該第一の信号が発生したときの前記鶏卵の位置
   を指定するｘ軸、及びｙ軸の値と、前記搬送コンベアの
   速度信号とで指示された前記検卵区間の鶏卵の位置を特
   定する検卵装置において、 前記搬送コンベアの検卵区間上方に位置付け、前記搬送
   コンベアの搬送面に対して平行で、かつ搬送方向に平行
   な第一のスライドレールと、前記搬送コンベアの搬送面
   に対して平行で、かつ前記第一のスライドレールに対し
   て直角に設けられ、前記第一のスライドレールを往復自
   在に滑動する第二のスライドレールと、 前記第二のスライドレールを往復自在に滑動し、該第二
   のスライドレールから前記搬送面に対して吊設し、前記
   搬送面に対面したその先端が前記搬送コンベアの搬送面
   に対して平行に、前記検卵区間を自在に移動し、特定す
   べき鶏卵を非接触で指示する鶏卵指示操作軸とで構成し
   たことを特徴とする検卵装置。 ２）鶏卵を複数列で搬送させ、搬送コンベア上に設けら
   れた検卵区間内の鶏卵を特定するに際し、前記搬送コン
   ベアの搬送方向に平行な軸と、該軸に対して直角な軸を
   それぞれｘ、ｙ軸とする直交座標を基準として、前記検
   卵区間内の鶏卵を指示することによつて発生した第一の
   信号と、該第一の信号が発生したときの前記鶏卵の位置
   を指定するｘ軸、及びｙ軸の値と、前記搬送コンベアの
   速度信号とで指示された前記検卵区間の鶏卵の位置を特
   定する検卵装置において、 前記搬送コンベアの検卵区間上方に位置付け、前記搬送
   コンベアの搬送面に対して平行で、かつ前記搬送コンベ
   アの搬送方向に平行な第一のスライドレールと、 前記第一のスライドレールを往復自在に滑動し、該第一
   のスライドレールから前記搬送面に対して吊設し、前記
   搬送面に対面したその先端を前記搬送コンベアの搬送方
   向に対して直角に揺動させ、特定すべき鶏卵を非接触で
   指示する鶏卵指示操作軸とで構成したことを特徴とする
   検卵装置。