JPH0235746B2 - 33chikantetorafuruoroindoorujudotai - Google Patents

33chikantetorafuruoroindoorujudotai

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JPH0235746B2
JPH0235746B2 JP3590583A JP3590583A JPH0235746B2 JP H0235746 B2 JPH0235746 B2 JP H0235746B2 JP 3590583 A JP3590583 A JP 3590583A JP 3590583 A JP3590583 A JP 3590583A JP H0235746 B2 JPH0235746 B2 JP H0235746B2
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mmol
nmr
methyl
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Iwao Oshima
Makoto Fujita
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Sagami Chemical Research Institute
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Sagami Chemical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中、Rは低級アルケニル基、ベンジル基、フ
エニル基、低級アルキルカルボニル基、ベンゾイ
ル基、低級アルコキシカルボニル基、ベンジルオ
キシカルボニル基、スルホニル基又は水素原子で
あり、Xはメチル基、ホルミル基、オキサゾロニ
リデンメチル基又はデヒドロアラニル基である。
但し、Rが水素原子の場合には、Xはオキサゾロ
ニリデンメチル基又はデヒドロアラニル基であ
る。)で表わされる3−置換テトラフルオロイン
ドール誘導体に関する。
本発明の3−置換テトラフルオロインドール誘
導体は含フツ素トリプトフアン、含フツ素トリプ
タミン、含フツ素アルカロイド等の合成中間体と
して広範な用途を有する化合物である。例えば3
−ホルミル−4,5,6,7−テトラフルオロイ
ンドールから各種の3−置換テトラフルオロイン
ドール誘導体を経てトリプトフアニルヒドロキサ
メートおよびトリプトフアニル−t−RNA生成
阻害作用を有するテトラフルオロトリプトフアン
およびその誘導体を合成することが出来る〔参考
文献 Knorre.D.G.et al.FEBSLETTERS12
204(1971);Nevinsky.G.A.etal.ibid.、43、135
(1974)〕(下記実施例および参考例参照)。又、芳
香核上のフツ素原子は求核置換反応により容易に
他の置換基に換えることが出来るので〔参考文
献、例えば石川延男、小林義郎「フツ素化合物−
その化学と応用」講談社サイエンテイフイク、
1979、pp127−131参照〕、各種の置換基を有する
インドール環を含む含フツ素生理活性化合物の合
成に用いることも出来る。
従来、例えば、テトラフルオロトリプトフアン
はペンタフルオロベンズアルデヒドより、1−ペ
ンタフルオロフエニル−2−ニトロエタノール、
1−ペンタフルオロフエニル−2−アミノエタノ
ールを経て3工程で得られる4,5,6,7−テ
トラフルオロインドールをモルホリン、ホルムア
ルデヒドと反応させて3−モルホリノメチル体に
誘導したのち、次いでマロン酸ジエチルから3工
程で得られるアセトアミドマロン酸ジエチルと塩
基存在下で反応させることにより、2−アセトア
ミド−2−エトキシカルボニル−3−(3−テト
ラフルオロインドイル)プロピオン酸エステルに
導き、このものを酸加水分解により、脱炭酸およ
び脱保護して合成する方法〔参考文献Petrova、
T.D.et al.Khim.Geterotsikl.Soedin.、、213
(1971)参照〕および4,5,6,7−テトラフ
ルオロインドールを3−ピペリジノメチル体に導
き、ジメチル硫酸でメチル化して第4級アンモニ
ウム塩とし、ホルムアミドマロン酸ジベンジルを
用いてPetrovaらの方法(前記参考文献)と同様
に、N−ホルミル−4,5,6,7−テトラフル
オロトリプトフアンを得、これを酸加水分解する
ことにより目的物に導くという方法〔Rajh、H.
M.et al.Int.J.Peptide Protein Res.、14、68
(1979)参照〕により合成されていた。しかしな
がらこれらの従来法は、出発原料であるペンタフ
ルオロベンズアルデヒドが高価であり、工程数が
多いという欠点を有していた。
本発明者等はそのような従来法の欠点を克服
し、テトラフルオロトリプトフアンおよびその誘
導体を工業的に合成する方法について鋭意検討を
重ねた結果ペンタフルオロスチレンのヒドロホル
ミル化によつて容易に高収率で得られる2−ペン
タフルオロフエニルプロパナール(特開昭57−
64627号、特開昭56−125329号参照)を出発原料
として従来法より短い工程でテトラフルオロトリ
プトフアンを合成することに成功し、このことに
より3−置換テトラフルオロインドール類が前述
のような生理活性化合物合成の中間体として極め
て有用であることを明らかにし、本発明を完成す
るに至つた。
本発明の前記一般式()で表わされる3−置
換テトラフルオロインドール誘導体は下記の反応
式に従い製造することが出来る。
〔式中、R1はR1a及びR1bで表わされる基であり、
R1aは低級アルケニル基、ベンジル基又はフエニ
ル基、R1bは低級アルキルカルボニル基、ベンゾ
イル基、低級アルコキシカルボニル基又はベンジ
ルオキシカルボニル基又はスルホニル基である。
R2はアルキル基又はアリール基、R3は水素原子、
アルキル基又はアリール基であり、R1c、RldR1e
は水素原子又はR1である。〕 〔第一A工程〕 本工程は前記構造式〔〕で表わされる2−ペ
ンタフルオロフエニルプロパナールと前記一般式
〔〕で表わされる第一級アミンとを反応させ、
得られる反応混合物を塩基で処理することによ
り、前記一般式〔−a〕で表わされる1−置換
−3−メチル−4,5,6,7−テトラフルオロ
インドールを製造するものである。
本工程の原料である2−ペンタフルオロフエニ
ルプロパナールはペンタフルオロスチレンをオキ
ソ反応に付すことにより容易に製造できる化合物
である(特開昭57−64627、56−125329参照)。一
方の原料である前記一般式〔〕で表わされる第
二級アミンも入手容易な化合物であり、例えば、
アニリン、ベンジルアミン又はアリルアミン、ク
ロチルアミン、メタリルアミン、シンナミルアミ
ン等の不飽和アミンを用いることができる。
本工程はまず、2−ペンタフルオロプロパナー
ルと前記一般式〔〕で表わされるアミンとを縮
合させるものである。縮合反応は無溶媒で行なう
ことも出来るが、適当な溶媒を用いる事が好まし
く、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ク
ロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノー
ル、酢酸エチル等を使用することができる。
反応は−20゜〜50℃で進行するが通常0℃〜室
温で反応を行なえれば十分である。
本工程は、次いで縮合して得られた反応混合物
を塩基で処理し、前記一般式[−a]で表わさ
れるテトラフルオロインドール誘導体を製造する
ものである。
本法で使用できる塩基としては、リチウムジイ
ソプロピルアミド(LDA)リチウムヘキサメチ
ルジシラン、リチウムジシクロヘキシルアミド、
リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、フ
ツ化カリウム、水素化カリウム、1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(DBU)等を
使用できる。
塩基処理にあたつては溶媒中で行うことが好ま
しく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエー
テル、ジオキサン等のエーテル系溶媒を用いるこ
とができる。反応は−100℃〜50℃で速やかに進
行する。
〔第一B工程〕
本工程は塩基の存在下、前記構造式〔〕で表
わされる3−メチル−4,5,6,7−テトラフ
ルオロインドールと前記一般式〔〕で表わされ
る酸塩化物、酸無水物あるいは活性エステル化合
物とを反応させ、前記一般式〔−a〕で表わさ
れる1−置換−3−メチル−4,5,6,7−テ
トラフルオロインドールを製造するものである。
本工程の原料である3−メチル−4,5,6,
7−テトラフルオロインドールは、例えば第一A
工程で得られる1−アリル−3−メチル−4,
5,6,7−テトラフルオロインドールから製造
することができる化合物である(下記参考例参
照)。
本工程の原料である前記一般式〔〕で表わさ
れる化合物は、工業原料として入手容易な化合物
であり、アセチルクロリド、ベンゾイルクロリ
ド、クロロアセチルクロリド、無水酢酸、無水ト
リフルオロ酢酸、塩化メタンスルホニル、塩化P
−トルエンスルホニルクロロギ酸ベンジル、クロ
ロギ酸メチル、クロロギ酸t−ブチル、t−ブチ
ル−S−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イ
ル)チオカーボネート、ジ−t−ブチルジカーボ
ネート等、通常、アミノ酸のアミノ基保護化試剤
として用いられる化合物を広範に例示することが
できる。
本工程は塩基の存在下で行なうことを必須とす
る。使用する塩基としては、通常、アミノ酸のア
ミノ基保護化試剤と共に用いられる第3級アミ
ン、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルモ
ルホリン等および水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等を例示することができる。
本工程は前記した原料あるいは塩基を過剰量用
いて溶媒として用いることができるが、エーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等エーテル
系溶媒、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメ
タン等含ハロゲン系溶媒、ベンゼン、トルエン、
キシレン、n−ヘキサン、ペンタン等炭化水素系
溶媒、ジメチルホルムアミド等の極性溶媒などを
広範に使用することが出来る。
反応は0℃〜200℃で進行するが、反応試剤に
より最適温度は異なる。
〔第二工程〕
本工程は前記第1工程で得られる前記一般式
〔−a〕で表わされる1−置換−3−メチル−
4,5,6,7−テトラフルオロインドールを酸
化し、前記一般式〔−b〕で表わされる1−置
換−3−ホルミル−4,5,6,7−テトラフル
オロインドールを製造するものである。
本工程の酸化は二酸化セレンの存在下に行うも
のである。本工程は溶媒中で行うことが望まし
く、例えばキシレン、シグライム、ジオキサン、
エチレングリコール等を用いることができる。反
応は加熱還流下または封管中、100〜200℃で進行
するが、効率および収率の観点から150〜180℃で
行うことが好ましい。
〔第三工程〕
本工程は前記第二工程で得られる前記一般式
〔−b〕で表わされる1−置換−3−ホルミル
−4,5,6,7−テトラフルオロインドールを
無水酢酸及び塩基の存在下に前記一般式〔〕で
表わされるN−アシルグリシンを反応させ、前記
一般式〔−c〕で表わされるアズラクトンを製
造するものである。
本工程の原料である前記一般式〔〕で表わさ
れるN−アシルグリシンは工業原料として入手容
易な化合物であり、例えばN−アセチルグリシ
ン、N−ベンゾイルグリシン等を使用できる。
本工程は無水酢酸および塩基の存在下に行うこ
とが必要である。塩基としては酢酸ナトリウム、
酢酸鉛等の酢酸塩を好適に用いることができる。
本工程は無溶媒中で行うことができるが、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等を溶媒として使用
することもできる。反応は室温〜180℃で進行す
るが、効率良く行うには50〜140℃が好ましい。
〔第四工程〕
本工程は前記第三工程で得られる前記一般式
〔−c〕で表わされるアズラクトンを塩基触媒
の存在下、一般式〔〕で表わされる水又はアル
コールで開環し、前記一般式〔−d〕で表わさ
れるデヒドロアミノ酸あるいはそのエステルを製
造するものである。
本工程は塩基触媒の存在下に行うことが必要で
ある。塩基触媒としては水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等の水酸化アルカリ、トリエチルアミ
ン、ピリジン、N−メチルモルホリン等の三級ア
ミン、ナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキ
シド等の金属アルコキシド等を使用できる。使用
量は所謂、触媒量用いれば充分である。
本工程は原料である水あるいはメタノール、エ
タノール等のアルコールを過剰に用いて溶媒とし
て併用できるが、反応に関与しないテトラヒドロ
フラン、ジオキサン等も溶媒として使用すること
ができる。反応は0〜100℃で速やかに進行する。
〔第五工程〕
本工程は前記第四工程で得られる前記一般式
〔−d〕で表わされるデヒドロアミノ酸あるい
はそのエステルを還元し、前記一般式〔−e〕
で表わされるN−アシルテトラフルオロトリプト
フアンあるいはそのエステルを製造するものであ
る。
本工程の還元はパラジウム炭素、パラジウム
黒、白金炭素、白金黒、酸化白金等の不均一系触
媒、トリス(トリフエニルホスフイン)クロロジ
ウム等の均一系触媒を用い、水素により行うこと
ができる。触媒の使用量は所謂、触媒量を用いれ
ば充分である。
本工程は不均一系触媒を用いる場合には、常圧
〜10気圧の水素圧、均一系触媒を用いる場合には
常圧〜50気圧の水素圧下に行うことにより、収率
良く目的物を与える。
本工程は溶媒中で行うことが望ましく、メタノ
ール、エタノール等のアルコール系溶媒を好適に
使用することができる。反応は0〜100℃で進行
するが、効率および選択性の点から室温〜60℃で
行うことが好ましい。このようにして得られるN
−アシルテトラフルオロトリプトフアンは前述し
たように、酸加水分解によりテトラフルオロトリ
プトフアンに容易に導くことが出来る〔参考文
献:Petrova、T.D.et al.、Khim.Getero−tsikl.
Soedin.、、213(1971);Rajh、H.M.et al.、
Int.J.Peptide Protein Res.、14、68(1979)参
照〕。
以下、参考例および実施例により本発明を更に
詳細に説明する。
実施例 1 2−ペンタフルオロフエニルプロパナール1.12
g(5.00mmol)をクロロホルム10mlに溶解し、
0℃に冷却後、ベンジルアミン529mg(4.94m
mol)を加え、0℃で30分間撹拌した。反応混合
物に無水硫酸マグネシウム1gを加え、室温で10
分間撹拌後、過し、液をロータリーエバポレ
ーターで濃縮した。得られた反応混合物を無水
THF10mlに溶解し、このものにLDA5.5mmolの
無水THF溶液5mlを−78℃で撹拌しながら15分
間かけて滴下した。更に−78℃で10分間、室温で
12時間撹拌後、水20mlを加えて加水分解し、エー
テル抽出(30ml×4回)を行なつた。抽出液を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、過、減圧濃縮
し、かつ色結晶の粗生成物1.74gを得た。このも
のを、シリカゲルカラムクロマトグラフイー(ベ
ンゼン:ヘキサン=1:2)により精製し、1−
ベンジル−3−メチル−4,5,6,7−テトラ
フルオロインドールの白色結晶1.15gを得た。収
率79.4%。
物性値 mp:87℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ2.37(s、3H)、
5.30(s、2H)、6.76(s、1H)、7.0〜7.3(m、
5H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−124(1F)、−
164(1F)、−167(1F)、−171(1F). IR(KBr、cm-1):1532、1487、1334、1035、
947、694. NASS〔m/e(%)〕:293(M+、11)、92(8)、91
(100)、65(12)、39(5). 元素分析値C16H11F4Nに対して 計算値:C;65.53%、H;3.78%、N;4.78
%. 実測値:C;65.44%、H;3.53%、N;4.65
%. 実施例 2 実施例1と同様にして2−ペンタフルオロフエ
ニルプロパナール4.48g(20.0mmol)をクロロ
ホルム20mlに溶解し、0℃でアリルアミン2.25ml
(30.0mmol)を加え、30分間撹拌した。無水硫
酸マグネシウム1gを加え室温で10分間撹拌後、
過、減圧濃縮した。得られた反応混合物を無水
THF20mlに溶解し、LDA20mmolの無水THF溶
液20mlを−78℃で15分間かけて滴下した。更に−
78℃で10分間、室温で10時間撹拌後、飽和塩化ア
ンモニウム水溶液20ml、水50mlを加え、塩化メチ
レン(50ml×3回)で抽出した。抽出液を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、過、減圧濃縮し、か
つ色油状の粗生成物を得た。このものをカラムク
ロマトグラフイー(シリカゲル、ベンゼン:ヘキ
サン=1:2)で精製し、1−アリル−3−メチ
ル−4,5,6,7−テトラフルオロインドール
の白色結晶3.61gを得た。収率74.3%。
物性値 mp:31℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ2.33(s、3H)、
4.67(d、J=5Hz、2H)、4.8〜5.2(m、2H)、
5.7〜6.2(m、1H)、6.70(s、1H)。
19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−155(1F)、−
165(1F)、−167(1F)、−171(1F)。
IR(KBr、cm-1):1535、1491、1335、1032、
952、796。
MASS〔m/e(%)〕:243(M+、48)、242(12)、
228(14)、216(10)、202(32)、162(4)、41(100)、
39(24). 元素分析値C12H9F4Nに対して 計算値:C;59.26%、H;3.73%、N;5.76
%. 実測値:C;58.97%、H;3.48%、N;5.71
%. 実施例 3 実施例1と同様にして2−ペンタフルオルフエ
ニルプロパナール224mg(1.00mmol)をクロロ
ホルム5mlに溶解し、0℃でアニリン95.4mg
(1.03mmol)を加え、30分間撹拌した。無水硫
酸マグネシウム0.2gを加え、室温で10分間撹拌
後、過、減圧濃縮した。得られた反応混合物を
無水THF5mlに溶解し、LDA1mmolの無水THF
溶液3mlを−78℃で加え、更に−78℃で10分間、
室温で12時間撹拌した後、水10mlを加え塩化メチ
レン(10ml×3回)で抽出した。抽出液を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、過、減圧濃縮し、か
つ色油状の粗生成物を得た。このものをカラムク
ロマトグラフイー(シリカゲル、ベンゼン:ヘキ
サン=1:2)で精製し、1−フエニル−3−メ
チル−4,5,6,7−テトラフルオロインドー
ルの白色結晶77.0mgを得た。収率27.6%。
物性値 mp:108℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ2.42(s、3H)、
6.92(s、1H)、7.40(s、5H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−150(1F)、−
152(1F)、−161(1F)、−166(1F). IR(KBr、cm-1):1602、1533、1500、1491、
1294、1210、943、703、695. MASS〔m/e(%)〕:280(M+1、10.1)、297
(M+、100)、278(80)、277(5)、258(8)、202(12)、
200(6)、139.5(6)、77(24)、51(21). 元素分析値C15H9F4Nに対して 計算値:C;64.52%、H;3.25%、N;5.02
%. 実測値:C;64.68%、H;3.27%、N;4.86
%. 参考例 1 前記実施例2で得られた1−アリル−3−メチ
ル−4,5,6,7−テトラフルオロインドール
18.97g(78.1mmol)をエチルアルコール75mlに
溶解し、三塩化ロジウム、三水和物210mg(0.797
mmol)を加え、アルゴン下で撹拌しながら14時
間加熱還流した。反応混合物に濃塩酸25mlを加
え、更に20分間加熱還流後、全容積が約40mlにな
るまで減圧濃縮した。10%炭酸ナトリウム水溶液
100mlを加えて中和したのち、塩化メチレン(100
ml×1回、50ml×3回)で抽出した。抽出液を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、過、減圧濃縮に
より粗生成物を得た。このものをカラムクロマト
グラフイー(シリカゲル、ベンゼン:ヘキサン=
1:2)により精製し、3−メチル−4,5,
6,7−テトラフルオロインドールの白色結晶
15.29gを得た。収率96.5%。
物性値 mp:98℃(文献値96〜7℃)* 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ2.40(s、3H)、
6.92(s、1H)、8.05(bs、1H) 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−154(1F)、−
163(1F)、−166(1F)、−171(1F)。
IR(KBr、cm-1):3480、1536、1488、1336、
932、808. * Petrv、V.P.etal.Khim.Geterotsikl.Soedin.、
622(1970)。参照 実施例 4 前記参考例1で得られた3−メチル−4,5,
6,7−テトラフルオロインドール204.7mg
(1.01mmol)に無水酢酸1ml及びピリジン1ml
を加え、撹拌しながら1.5時間加熱還流した。溶
媒を減圧留去し、白色結晶の粗生成物247mgを得
た。再結晶(ジエチルエーテル−ヘキサ)により
1−アセチル−3−メチル−4,5,6,7−テ
トラフルオロインドールの白色結晶231.4mgを得
た。収率93.7%。
物性値 mp:138℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ2.37(t、J=1.5
Hz、3H)、2.62(d、J=1.7Hz、3H)、7.23
(s、1H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−138(1F)、−
153(1F)、−160(1F)、−164(1F)。
IR(KBr、cm-1):1733、1520、1487、1402、
1388、1371、1277、1213、1040、1034、927. MASS〔m/e(%)〕:245(M+、13)、204(8)、
203(87)、202(1100)、65(5)、105(5)、43(53)、
15(5). 元素分析値C11H7F4NOに対して 計算値:C;53.89%、H;2.88%、N;5.71
%. 実測値:C;53.93%、H;2.75%、N;5.83
%. 実施例 5 前記参考例1で得られた3−メチル−4,5,
6,7−テトラフルオロインドール202.9mg
(1.00mmol)をピリジン1mlに溶解し、塩化ベ
ンゾイル0.23ml(1.98mmol)を加え、80℃で1
時間撹拌した。水0.1ml、ベンゼン5mlを加えた
のち、無水硫酸マグネシウムによる乾燥、過、
減圧濃縮により白色結晶の粗生成物を得た。この
ものをカラムクロマトグラフイー(シリカゲル、
ベンゼン)で精製することにより、1−ベンゾイ
ル−3−メチル−4,5,6,7−テトラフルオ
ロインドールの白色結晶296.9mgを得た。収率
96.7%。
物性物 mp:138〜9℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ2.35(s、3H)、
7.03(s、1H)、7.4〜7.7(m、3H)、7.7〜7.9
(m、2H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−140(1F)、−
153(1F)、−161(1F)、−164(1F). IR(KBr、cm-1):1517、1524、1484、1399、
1289、1206、910、711. Mass〔m/e(%)〕:307(M+、6.5)、106(7)、105
(100)、77(40)、51(9). 元素分析値C16H9F4NOに対して 計算値:C;62.55%、H;2.95%、N;4.56
%. 実測値:C;62.73%、H;2.73%、N;4.38
%. 実施例 6 前記参考例1で得られた3−メチル−4,5,
6,7−テトラフルオロインドール208.0mg
(1.02mmol)を無水THF5mlに溶解し、室温で水
素化ナトリウム(油性、50%含有)56.3mg(1.17
mmol)を加え、5分間撹拌した。これに塩化p
−トルエンスルホニル230mg(1.21mmol)の無
水THF2ml溶液を加え、室温で10分間撹拌後、水
10mlを加え、塩化メチレン(20ml×1回、10ml×
2回)で抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、過、減圧濃縮し淡黄色結晶の粗生
成物を得た。このものをカラムクロマトグラフイ
ー(シリカゲル、塩化メチレン:ヘキサン)で精
製し、1−トシル−3−メチル−4,5,6,7
−テトラフルオロインドールの白色結晶326.9mg
を得た。
収率91.9%。
物性値 mp:180〜1℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ2.36(t、J=1.5
Hz、3H)、2.40(s、3H)、7.24(s、1H)、7.40
(d、J=7.8Hz、2H)、7.80(d、J=7.8Hz、
2H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−149(1F)、−
153(1F)、−161(1F)、−164(1F) IR(KBr、cm-1):1521、1491、1377、1193、
1181、1091、1031、933、665、580. Mass〔m/e(%)〕:358(M+1、5)、357(M+
30)、202(16)、156(5)、155(63)、92(8)、91
(100)、65(15)、39(5). 元素分析値C16H11F4NO2Sに対して 計算値:C;53.78%、H;3.10%、N;3.92
%. 実測値:C;54.08%、H;3.12%、N;3.91
%. 実施例 7 前記参考例1で得られた3−メチル−4,5,
6,7−テトラフルオロインドール203.3mg
(1.00mmol)を無水THF2mlに溶解し、室温で水
素化ナトリウム(油性、50%含有)60.0mg(1.25
mmol)を加え、5分間撹拌した。これにクロロ
ギ酸ベンジル0.22ml(1.54mmol)を滴下し、室
温で15分間撹拌後、少量の少、および塩化メチレ
ン20mlを加えた。無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、過、減圧濃縮し淡黄色結晶の粗生成物を得
た。このものをカラムクロマトグラフイー(シリ
カゲル、塩化メチレン:ヘキサン)で精製し、1
−ベンジルオキシカルボニル−3−メチル−4,
5,6,7−テトラフルオロインドールの白色結
晶328.1mgを得た。
収率79.3% 物性値 mp:74℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ2.30(t、J=1.3
Hz、3H)、5.41(s、2H)、7.3〜7.6(m、6H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−143(1F)、−
154(1F)、−161(1F)、−165(1F). IR(KBr、cm-1):1768、1527、1484、1283、
1270、1204、932、 Mass〔m/e(%)〕:337(M+、2.6)、293(5)、92
(7)、91(100)、65(7)、 元素分析値C17H11F4NO4に対して 計算値:C;60.54%、H;3.29%、N;4.15
%. 実測値:C;60.64%、H;3.29%、N;3.93
%. 実施例 8 前記参考例1で得られた3−メチル−4,5,
6,7−テトラフルオロインドール203.6mg
(1.00mmol)を無水THF5mlに溶解し、室温で水
素化ナトリウム(無性、50%割有)58.8mg(1.23
mmol)を加え5分間撹拌した。これにt−ブチ
ル−S−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イ
ル)チオールカーボネート360.0mg(1.50mmol)
の無水THF2ml溶液を加え、室温で15分間撹拌
後、少量の水、および塩化メチレン20mlを加え
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、過、減圧
濃縮し、淡黄色結晶の粗生成物を得た。このもの
をカラムクロマトグラフイー(シリカゲル、塩化
メチレン:ヘキサン)で精製し、1−t−ブトキ
シカルボニル−3−メチル−4,5,6,7−テ
トラフルオロインドールの白色結晶172.9mgを得
た。収率57.1%。
物性値 mp:124℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ1.64(s、9H)、
2.32(t、J=1.3Hz、3H)、7.30(s、1H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−143(1F)、−
154(1F)、−161(1F)、−166(1F)。
IR(KBr、cm-1):1768、1529、1493、1290、
1147、938. Mass〔m/e(%)〕303(M+、4)、230(4)、203
(32)、202(15)、57(100)、41(17)、29(9). 元素分析値C16H11F4NO2に対して 計算値:C;55.45%、H;4.32%、N;4.62
%. 実測値:C;55.63%、H;4.30%、N;4.36
%. 参考例 2 前記実施例4で得られた1−アセチル−3−メ
チル−4,5,6,7−テトラフルオロインドー
ル8.58g(35.0mmol)のジエチレングリコール
ジメチルエーテル35ml溶液に二酸化セレン7.77g
(70.0mmol)を加え、1.5時間加熱還流した。析
出した金属セレンを別後、液を減圧濃縮し
た。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフイ
ー(シリカゲル、塩化メチレン:酢酸エチル)で
精製し、3−ホルミル−4,5,6,7−テトラ
フルオロインドールの白色結晶6.54gを得た。収
率86.1%。
物性値 mp:182〜5℃(昇華) 1H−NMR(CDCl3−DMSO−d6、TMS):δ8.45
(s、1H)、9.77(d、J=4.2Hz、1H)、2.5
(bs、1H). 19F−NMR(CDCl3−DMSO−d6、CFCl3):δ
−140(1F)、−584(1F)、−165(1F)、−166(1F)
. IR(KBr、cm-1):1647、1548、1472、1167、
1074、770 MASS〔m/e(%)〕:218(M+1、8)、217
(M+、81)、216(100)、189(6)、188(48)、162
(6)、143(5)、94.5(7)、93(5)、69(5)、31(5). 元素分析値C9H3F4NOに対して 計算値:C;49.79%、H;1.39%、N;6.45
%. 実測値:C;49.63%、H;1.47%、N;6.68
%. 参考例 3 前記実施例5で得られた1−ベンゾイル−3−
メチル−4,5,6,7−テトラフルオロインド
ール153.0mg(0.498mmol)のジエチレングリコ
ールジメチルエーテル1ml溶液に二酸化セレン
109.3mg(0.985mmol)を加え、160℃で1時間撹
拌した。析出した金属セレンを別後、液を減
圧濃縮した。得られた粗生成物をカラムクロマト
グラフイー(シリカゲル、塩化メチレン:酢酸エ
チル)で精製し、3−ホルミル−4,5,6,7
−テトラフルオロインドールの白色結晶79.5mgを
得た。収率73.5%。
実施例 9 上記実施例1で得られた1−ベンジル−3−メ
チル−4,5,6,7−テトラフルオロインドー
ル1.48g(5.05mmol)、及び二酸化セレン1.18g
(10.6mmol)のジエチレングリコールジメチル
エーテル10ml溶液を撹拌しながら2時間加熱還流
した。析出した金属セレンを別後、溶媒をロー
タリーエバポレーターで減圧留去した。得られた
粗生成物をカラムクロマトグラフイー(シリカゲ
ル、塩化メチレン))で精製し、1−ベンジル−
3−ホルミル−4,5,6,7−テトラフルオロ
インドールの白色結晶1.42gを得た。収率91.7
%。
物性値 mp:112〜3℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ5.46(s、2H)、
7.0〜7.45(m、5H)、7.81(s、1H)、10.12(d、
J=2.5Hz、1H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−128(1F)、−
146(1F)、−148(1F)、−149(1F). IR(KBr、cm-1):1675、1535、1527、1492、
1048 MASS〔m/e(%)〕:307(M+、12)、92(8)、91
(100)、65(13)、39(4) 元素分析値C16H9F4NOに対して 計算値:C;62.55%、H;2.95%、N;4.59
%. 実測値:C;62.39%、H;2.97%、N;4.65
%. 実施例 10 前記実施例6で得られた1−トシル−3−メチ
ル−4,5,6,7−テトラフルオロインドール
144.5mg(0.404mmol)をジエチレングリコール
ジメチルエーテル0.5mlに溶解し、二酸化セレン
91.2mg(0.822mmol)を加え、160℃で3時間撹
拌した。析出した金属セレンを別後、液を減
圧濃縮した。得られた反応混合物をカラムクロマ
トグラフイー(シリカゲル、クロロホルム:ヘキ
サン)で精製し、黄色結晶の粗生成物142mgを得
た。このものを更に再結晶(クロロホルム−ヘキ
サン)で精製することにより1−トシル−3−ホ
ルミル−4,5,6,7−テトラフルオロインド
ールの白色結晶121.1mgを得た。収率80.8%。
物性値 mp:180〜1℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ2.44(s、3H)、
7.37(d、J=7.8Hz、2H)、7.89(d、J=7.8
Hz、2H)、8.49(s、1H)、10.20(d、J=3.3
Hz、1H) 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−140(1F)、−
147(1F)、−158(1F)、−160(1F) IR(KBr、cm-1):1708、1524、1492、1180、
1035、670、562. Mass〔m/e(%)〕:371(M+、13)、188(4)、155
(44)、92(7)、91(100)、65(19)、39(6). 実施例 11 前記参考例2で得られた3−ホルミル−4,
5,6,7−テトラフルオロインドール1.00g
(3.86mmol)、馬尿酸690mg(3.85mmol)、無水
酢酸ナトリウム350mg(4.27mmol)及び無水酢
酸2mlを無水THF8mlに加え、撹拌しながら12時
間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却後、
5mlのヘキサンを加え、析出した結晶を塩化メチ
レンで洗浄し、更に真空乾燥することにより、4
−〔3−(1−アセチル−4,5,6,7−テトラ
フルオロインドリル)メチレン〕−2−フエニル
−1,3−オキサゾリン−5−オンの黄色結晶
1.47gを得た。収率91.2%。
物性値 mp:235〜6℃ IR(KBr、cm-1):1747、1514、1486、1195、
1034. MASS〔m/e(%)〕:402(M+、2)、360(21)、
106(7)、105(100)、77(32)、51(5)、43(12). 元素分析値C20H10F4N2O3に対して 計算値:C;59.71%、H;2.51%、N;6.96
%. 実測値:C;59.74%、H;2.37%、N;7.24
%. 実施例 12 上記実施例9で得られた1−ベンジル−3−ホ
ルミル−4,5,6,7−テトラフルオロインド
ール931mg(3.03mmol)、馬尿酸567mg(3.17m
mol)、無水酢酸ナトリウム261mg(3.18mmol)
及び無水酢酸1mlを無水THF6mlに加え、撹拌し
ながら4時間加熱還流した。反応混合物に水5ml
を加え、析出した固体を過し、次いでメタノー
ル−水混合溶液で十分洗剰し、更に減圧下で乾燥
することにより、4−〔3−(1−ベンジル−4,
5,6,7−テトラフルオロインドリル)メチレ
ン〕−2−フエニル−1,3−オキサゾリン−5
−オンの橙色結晶1.15gを得た。収率84.3%。
物性値 mp:272〜6℃ IR(KBr、cm-1):1769、1760、1647、1512、
1489、1211、699. MASS〔m/e(%)〕:450(M+、16)、106(8)、
105(100)、91(35)、77(25)、65(5). 元素分析値C25H14F4N2O2・1/2H2Oに対して 計算値:C;65.36%、H;3.29%、N;6.10
%. 実測値:C;65.42%、H;3.00%、N;6.17
%. 実施例 13 前記実施例11で得られた4−〔3−(1−アセチ
ル−4,5,6,7−テトラフルオロインドリ
ル)メチレン〕−2−フエニル−1,3−オキサ
ゾリン−5−オン1.355g(3.37mmol)を1v/v
%トリエチルアミン−メタノール溶液100mlに懸
濁し、撹拌しながら1時間加熱還流した。反応混
合物を減圧濃縮後、再沈殿(メタノール−塩化メ
チレン−ヘキサン)により2−ベンゾイルアミノ
−3−〔3−(4,5,6,7−テトラフルオロイ
ンドリル)〕アクリル酸メチルの白色結晶1.20g
を得た。収率90.5%。
物性値 mp:243〜5℃ 1H−NMR(d6−DMSO−TMS):δ3.73(s、
3H)、7.5〜7.7(m、3H)、7.89(s、1H)、7.95
(s、1H)、8.0〜8.15(m、2H)、9.78(bs、
1H). 19F−NMR(d6−DMSO−CFCl3):δ−154
(1F)、−159(1F)、−168(1F)、−171(1F). IR(KBr、cm-1):3247、1690、1646、1537、
1487、1431、1336、1267、946. MASS〔m/e(%)〕:392(M+、5)、360(12)、
106(7)、105(100)、77(32)、51(5). 元素分析値C19H12F4N2O3に対して 計算値:C;58.17%、H;3.08%、N;7.14
%. 実測値:C;58.10%、H;3.15%、N;7.24
%. 実施例 14 上記実施例12で得られた4−〔3−(1−ベンジ
ル−4,5,6,7−テトラフルオロインドリ
ル)メチレン〕−2−フエニル−1,3−オキサ
ゾリン−5−オン212mg(0.471mmol)を1v/v
%トリエチルアミン−メタノール溶液10mlに懸濁
し、撹拌しながら1時間、加熱還流した。反応混
合物をロータリーエバポレーターで減圧濃縮する
ことにより2−ベンゾイルアミノ−3−〔3−(1
−ベンジル−4,5,6,7−テトラフルオロイ
ンドリル)〕アクリル酸メチルの白色結晶229mgを
得た。収率100%。
物性値 mp:212〜3℃(分解) 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ6.9〜7.3(m、
1H)、7.3〜7.6(m、3H)、7.7〜7.9(m、2H)、
8.02(s、1H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−152(1F)、−
162(1F)、−165(1F)、−167(1F). IR(KBr、cm-1):1730、1648、1530、1488、
1300、1259、1243、1042、954. MASS〔m/e(%)〕:482(M+、2)、450(13)、
106(8)、105(100)、91(38)、77(26)、65(5)、31
(4)。
元素分析値C26H18F4N2O3・1/4H2Oに対して 計算値:C;64.13%、H;3.73%、N;5.75
%. 実測値:C;64.10%、H;3.70%、N;5.75
%. 参考例 4 前記実施例13で得られた2−ベンゾイルアミノ
−3−〔3−(4,5,6,7−テトラフルオロイ
ンドリル)〕アクリル酸メチル1.00g(2.55m
mol)をメタノール10mlに溶解し、5%パラジウ
ム炭素0.25gを加え、オートクレーブ反応器を用
い水素10気圧下50℃で17時間撹拌した。反応器を
常温に冷却し、水素を放出したのち、触媒を過
し、熱メタノールで十分に洗浄し、液を減圧濃
縮することにより、2−ベンゾイルアミノ−3−
〔3−(4,5,6,7−テトラフルオロインドリ
ル)〕プロピオン酸メチルの白色結晶951mgを得
た。
収率94.6% 物性値 mp:142〜3℃ 1H−NMR(CDCl3−d6−Acetone、TMS):
δ3.40(m、2H)、3.72(s、3H)、5.06(m、
1H)、7.0〜7.2(m、2H)、7.3〜7.5(m、3H)、
7.65〜7.8(m、2H). 19F−NMR(CDCl3−d6−Acetone、CFCl3):δ
−153(1F)、−162(1F)、−167(1F)、−171(1F)
IR(KBr、cm-1):3366、1738、1644、1543、
1489、1353、1001. MASS〔m/e(%)〕:394(M+、2)、274(8)、
273(60)、242(11)、203(7)、202(58)、161(9)、122
(20)、106(8)、105(100)、77(45)、51(9)、28(4)
. 元素分析値C19H14F4N2O3に対して 計算値:C;57.87%、H;3.58%、N;7.10
%. 実測値:C;57.89%、H;3.82%、N;6.97
%. 参考例 5 上記実施例14で得られた2−ベンゾイルアミノ
−3−〔3−(1−ベンジル−4,5,6,7−テ
トラフルオロインドリル)〕アクリル酸メチル
82.3mgのエチルアルコール5ml溶液に5%パラジ
ウム炭素47mgを加えオートクレーブ反応器を用い
水素10気圧下、50℃で17時間撹拌した。反応器を
室温まで冷却し、水素を放出したのち触媒を過
し、液を減圧濃縮することにより、2−ベンゾ
イルアミノ−3−〔3−(1−ベンジル−4,5,
6,7−テトラフルオロインドリル)〕プロピオ
ン酸メチルの白色結晶83.0mgを得た。収率100%。
物性値 mp:172〜3℃ 1H−NMR(CDCl3−TMS):δ3.40(bs、2H)、
3.70(s、3H)、5.10(bs、1H)、5.50(s、2H)、
6.67(bs、1H)、6.8〜7.75(m、11H). 19F−NMR(CDCl3−CFCl3):δ−153(1F)、−
163(1F)、−166(1F)、−170(1F). IR(KBr、cm-1):1755、1640、1534、1489、
1343、951. MASS〔m/e(%)〕:484(M+、1.2)、363(15)、
292(17)、105(18)、92(9)、91(100)、77(10)、65
(5)。
元素分析値C20H20F4N2O3・1/4H2Oに対して 計算値:C;63.87%、H;4.23%、N;5.73
%. 実測値:C;63.89%、H;4.19%、N;5.74
%. 参考例 6 前記実施例15で得られた2−ベンゾイルアミノ
−3−〔3−(4,5,6,7−テトラフルオロイ
ンドリル)〕プロピオン酸メチル88.0mg(0.223m
mol)をTHF1mlに溶解し、N塩酸1mlを加え、
室温で3.5時間、50℃で3.5時間撹拌した。酢酸エ
チル(2ml×4回)で抽出後、無水硫酸マグネシ
ウムによる乾燥、過、減圧濃縮により、無色油
状の粗生成物を得た。このものをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(酢酸エチル:メタノール
=9:1)により精製し、2−ベンゾイルアミノ
−3−〔3−(4,5,6,7−テトラフルオロイ
ンドリル)〕プロピオン酸の白色結晶85.0mgを得
た。収率100%。
物性値 mp:191〜2℃ 1H−NMR(CDCl3−CD3OD、TMS):δ3.4〜
3.8(m、2H)、4.04(s、3H)、5.00(dofd、J
=5Hz、8Hz、1H)、7.14(s、1H)、7.3〜7.5
(m、3H)、7.6〜7.8(m、2H). 19F−NMR(CDCl3−CD3OD、CFCl3):δ−153
(1F)、−163(1F)、−168(1F)、−172(1F). IR(KBr、cm-1):3450、1727、1626、1539、
1492. MASS〔m/e(%)〕:380(M+、4)、260(8)、
259(62)、203(11)、202(100)、161(6)、122(25)

106(5)、105(62)、77(42)、51(9).

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 で表わされる3−置換テトラフルオロインドール
    誘導体(式中、Rは低級アルケニル基、ベンジル
    基、フエニル基、低級アルキルカルボニル基、ベ
    ンゾイル基、低級アルコキシカルボニル基、ベン
    ジルオキシカルボニル基、スルホニル基又は水素
    原子であり、Xはメチル基、ホルミル基、オキサ
    ゾロニリデンメチル基又はデヒドロアラニル基で
    ある。但し、Rが水素原子の場合には、Xはオキ
    サゾロニリデンメチル基又はデヒドロアラニル基
    である。)。
JP3590583A 1983-03-07 1983-03-07 33chikantetorafuruoroindoorujudotai Expired - Lifetime JPH0235746B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3590583A JPH0235746B2 (ja) 1983-03-07 1983-03-07 33chikantetorafuruoroindoorujudotai

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JP3590583A JPH0235746B2 (ja) 1983-03-07 1983-03-07 33chikantetorafuruoroindoorujudotai

Publications (2)

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