JPH115771A - アミン誘導体の製造方法 - Google Patents

アミン誘導体の製造方法

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JPH115771A
JPH115771A JP9158715A JP15871597A JPH115771A JP H115771 A JPH115771 A JP H115771A JP 9158715 A JP9158715 A JP 9158715A JP 15871597 A JP15871597 A JP 15871597A JP H115771 A JPH115771 A JP H115771A
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JP
Japan
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group
catalyst
polymer
alkyl
aryl
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JP9158715A
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Osamu Kobayashi
修 小林
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生成物の単離および触媒回収操作が容易なア
ミン誘導体の製造方法を提供する。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 で示されるアルデヒドと一般式(II) 【化2】 で示される一級アミンおよび一般式(III) 【化3】 で示されるシリル化求核剤とを、ポリマー担持スカンジ
ウム触媒の存在下に反応させることを特徴とする一般式
(IV) 【化4】 (式中、R1 およびR2 はアルキル基、シクロアルキル
基等を表し、R7 はシアノ基等を表す。)で示されるア
ミン誘導体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理活性物質の合
成中間体として有用なアミン誘導体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アルデヒド、一級アミンおよびシ
リルエノラートを、ランタノイドトリフラート触媒の存
在下に反応させて、アミン誘導体を得る方法が知られて
いる[Tetrahedron Letters 、36巻、5773頁(1
995年)]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、生成物を単離するために水洗により触媒を除
去する必要があること、さらに、除去した触媒を水溶液
から水を留去して回収する必要があることなどの点で問
題があり、必ずしもアミン誘導体を工業的に有利に製造
する方法とは言えなかった。しかして、本発明の目的
は、より生成物の単離および触媒回収が容易で、かつ近
年、医薬品など生理活性物質の探索に有用性が注目され
ているコンビナトリアルケミストリーにも応用可能な方
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、一般式(I)
【0005】
【化5】
【0006】(式中、R1 は置換基を有していてもよい
アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラル
キル基、アリール基、アシル基または複素環基を表
す。)で示されるアルデヒド[以下、アルデヒド(I)
と略記する。]と一般式(II)
【0007】
【化6】
【0008】(式中、R2 は置換基を有していてもよい
アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基またはア
リール基を表す。)で示される一級アミン[以下、一級
アミン(II)と略記する。]および一般式(III)
【0009】
【化7】
【0010】(式中、R3 、R4 およびR5 は有機基を
表し、R6 は置換基を有していてもよいアルケニルオキ
シ基またはシアノ基を表す。)で示されるシリル化求核
剤[以下、シリル化求核剤(III)と略記する。]とを、
ポリマー担持スカンジウム触媒の存在下に反応させるこ
とを特徴とする一般式(IV)
【0011】
【化8】
【0012】(式中、R1 およびR2 は前記定義のとお
りであり、R7 は1−(アシル)アルキル基、1−(ア
ルコキシカルボニル)アルキル基またはシアノ基を表
す。)で示されるアミン誘導体[以下、アミン誘導体
(IV)と略記する。]の製造方法を提供することにより
達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】上記一般式中、R1 が表すアルキ
ル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘプチル基などが挙げ
られ、シクロアルキル基としてはシクロペンチル基、シ
クロヘキシル基、シクロオクチル基などが挙げられ、ア
ルケニル基としてはビニル基、アリル基、プロペニル
基、クロチル基、プレニル基、スチリル基などが挙げら
れる。R1 が表すアラルキル基としてはベンジル基、フ
ェネチル基などが挙げられ、アリール基としてはフェニ
ル基、ナフチル基、テトラヒドロナフチル基などが挙げ
られ、アシル基としてはアセチル基、プロピオニル基、
ブチリル基、ベンゾイル基などが挙げられる。また、R
1 が表す複素環基としてはフリル基、チエニル基、ピリ
ジル基、インドリル基などが挙げられる。これらの基は
メチル基、エチル基、t−ブチル基などの低級アルキル
基;メトキシ基、プロポキシ基などの低級アルコキシ
基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原
子;フェニル基などのアリール基;シアノ基;ニトロ基
などで適宜置換されていてもよい。
【0014】R2 が表すアルキル基としてはメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ペン
チル基、ヘプチル基などが挙げられ、シクロアルキル基
としてはシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロ
オクチル基などが挙げられ、アラルキル基としてはベン
ジル基、フェネチル基などが挙げられ、アリール基とし
てはフェニル基、ナフチル基、テトラヒドロナフチル基
などが挙げられる。これらの基はメチル基、エチル基、
t−ブチル基などの低級アルキル基;メトキシ基、プロ
ポキシ基などの低級アルコキシ基;フッ素原子、塩素原
子、臭素原子などのハロゲン原子;フェニル基などのア
リール基;シアノ基;ニトロ基などで適宜置換されてい
てもよい。
【0015】R3 、R4 およびR5 が表す有機基として
は、メチル基、エチル基、t−ブチル基などのアルキル
基;フェニル基などのアリール基などが挙げられる。R
3 、R4 およびR5 がシリル原子と一緒になって表す三
置換シリル基の具体例としては、トリメチルシリル基、
t−ブチルジメチルシリル基、トリエチルシリル基、フ
ェニルジメチルシリル基などが挙げられる。
【0016】R6 が表すアルケニルオキシ基としては、
置換基を有していてもよいエテニルオキシ基などが挙げ
られる。ここで置換基としては、メチル基、エチル基、
t−ブチル基、ヘキシル基などのアルキル基;シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基などの
シクロアルキル基;フェニル基、ナフチル基などのアリ
ール基;メトキシ基、プロポキシ基などの低級アルコキ
シ基などが挙げられる。
【0017】R7 が表す1−(アシル)アルキル基また
は1−(アルコキシカルボニル)アルキル基におけるア
ルキル基としては、メチル基、エチル基、イソプロピル
基、ヘプチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキ
シルエチル基、ベンジル基、1−フェニルエチル基など
が挙げられる。これらのアルキル基が有するアシル基と
しては、アセチル基、プロパノイル基、ピバロイル基、
シクロペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニ
ル基、ベンゾイル基、ナフトイル基などが挙げられ、ア
ルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基などが挙げられる。
【0018】ポリマー担持スカンジウム触媒としては、
スカンジウムトリフラートが担持されたポリマーであれ
ばよいが、ポリアリルスカンジウムトリフィルアミド
ジトリフラートが特に好ましい。ポリマー担持スカンジ
ウム触媒の使用量は、アルデヒド(I)1モルに対して
0.01〜200gの範囲が好ましく、0.1〜150
gの範囲がより好ましい。
【0019】一級アミン(II)の使用量は、アルデヒド
(I)1モルに対して0.9〜1.5モルの範囲が好ま
しく、シリル化求核剤(III)の使用量は、アルデヒド
(I)1モルに対して0.9〜1.5モルの範囲が好ま
しい。
【0020】反応は、−40℃〜100℃の範囲の温度
で行われることが好ましく、−20℃〜0℃の範囲の温
度で行われることがより好ましい。
【0021】反応は、溶媒の存在下または不存在下に行
うことができる。溶媒としては、塩化メチレン、クロロ
ホルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素;ア
セトニトリル、N−メチルピロリドンなどの含窒素系溶
媒;またはこれらの混合溶媒が使用される。
【0022】反応液からの生成物の単離は、反応液にポ
リマー担持スカンジウム触媒の貧溶媒を加えて触媒を凝
集させ、濾過、濃縮することにより容易に実施すること
ができる。また、濾過により回収されたポリマー担持ス
カンジウム触媒は繰り返し反応に使用することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例等により何ら限定さ
れるものではない。
【0024】実施例1 ポリアリルスカンジウムトリフィルアミド ジトリフラ
ート56mg、ベンズアルデヒド0.4mmol、アニ
リン0.4mmolおよび1−フェニル−1−プロペニ
ルオキシトリメチルシラン0.44mmolを塩化メチ
レン/アセトニトリル(2/1)2.4ml中で混合
し、室温で19時間撹拌した。反応液にヘキサン20m
lを加え、凝集した触媒を濾過し、濾過液を濃縮した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製する
ことにより、2−メチル−1,3−ジフェニル−3−
(N−フェニル)アミノ−1−プロパノンを収率91%
で得た。
【0025】1H−NMRスペクトル(CDCl3 ,T
MS,270MHz)δ:1.21(minor,d,3H,J=6.9Hz),
1.27(major,d,3H,J=6.9Hz), 3.22(brs,1H), 3.90-4.00
(m,1H), 4.71(major,d,1H,J=5.9Hz), 4.75(minor,d,1H,
J=5.0Hz), 6.44-6.64(m,3H), 6.98-7.52(m,10H), 7.70-
7.92(m,2H)13 C−NMRスペクトル(CDCl3 、270MHz)
δ:11.5, 16.6, 46.3, 46.8, 59.1, 61.0, 113.3, 11
3.7, 117.1, 117.5, 126.72, 126.75, 127.1, 128.1, 1
28.16, 128.23, 128.4, 128.5, 128.7, 128.8, 129.0,
129.2, 133.1, 133.2, 136.1, 137.0, 141.4, 141.7, 1
47.06, 147.13, 202.6, 204.0
【0026】実施例2 実施例1において、アニリン0.4mmolに代えてp
−メトキシアニリン0.4mmolを用いた以外は、実
施例1と同様に反応および単離精製を行うことにより、
1−(N−p−メトキシフェニル)アミノ−2−メチル
−1,3−ジフェニル−3−プロパノンを収率87%で
得た。
【0027】1H−NMRスペクトル(CDCl3 ,T
MS,270MHz)δ:1.22(d,3H,J=6.9Hz), 3.61(m
inor,s,3H), 3.62(major,s,3H), 3.78-3.98(m,1H), 4.3
0(brs,1H), 4.64-4.68(d,1H,J=6.3Hz), 6.39-6.49(m,2
H), 6.59-6.70(m,2H), 7.09-7.51(m,8H), 7.75-7.79(m,
2H)13 C−NMRスペクトル(CDCl3 、270MHz)
δ:11.5, 16.5, 46.6, 46.9, 55.6, 60.0, 62.1, 114.
3, 114.5, 114.6, 114.7,114.86, 114.90, 126.8, 127.
1, 128.07, 128.14, 128.5, 128.6, 133.0, 133.1, 13
6.2, 137.1, 141.3, 141.4, 141.7, 141.9, 151.9, 15
2.0, 202.8, 203.8
【0028】実施例3 実施例1において、ベンズアルデヒド0.4mmolに
代えて2−フランカルバルデヒド0.4mmolを用い
た以外は、実施例1と同様に反応および単離精製を行う
ことにより、1−(2−フリル)−2−メチル−3−フ
ェニル−3−(N−フェニル)アミノ−1−プロパノン
を収率84%で得た。
【0029】1H−NMRスペクトル(CDCl3 ,T
MS,270MHz)δ:1.22(minor,d,3H,J=7.3Hz),
1.30(major,d,3H,J=6.9Hz), 4.07-4.66(m,2H), 4.86(mi
nor,d,1H,J=6.6Hz), 4.94(major,d,1H,J=6.6Hz), 6.10-
6.17(m,2H), 6.50-6.70(m,3H), 7.06-7.61(m,6H), 7.87
-7.92(m,2H)13 C−NMRスペクトル(CDCl3 、270MHz)
δ:13.2, 15.7, 43.9, 44.7, 54.0, 55.0, 107.17, 10
7.22, 110.2, 112.1, 113.6, 113.8, 116.2, 117.9, 11
8.0, 120.9, 126.2, 127.7, 128.1, 128.2, 128.4,128.
5, 128.6, 129.0, 133.1, 136.1, 136.8, 141.5, 145.
6, 146.99, 147.0,147.7, 154.0, 154.1, 202.0, 203.3
【0030】実施例4 実施例1において、ベンズアルデヒド0.4mmolに
代えてシクロヘキサンカルバルデヒド0.4mmolを
用いた以外は、実施例1と同様に反応および単離精製を
行うことにより、1−シクロヘキシル−2−メチル−1
−(N−フェニル)アミノ−3−フェニル−3−プロパ
ノンを収率77%で得た。
【0031】Major isomer1 H−NMRスペクトル(CDCl3 ,TMS,270
MHz)δ:0.94(m,15H), 3.52(brs,1H), 3.70-3.86
(m,2H), 6.35-6.60(m,3H), 7.01-7.07(m,2H), 7.42-7.5
8(m,3H), 7.85-7.95(m,2H)13 C−NMRスペクトル(CDCl3 、270MHz)
δ:13.8, 26.1, 26.2, 28.2, 31.1, 42.2, 43.9, 59.
7, 112.6, 116.5, 128.1, 128.7, 129.1, 132.8, 136.
8, 149.1, 203.4 Minor isomer1 H−NMRスペクトル(CDCl3 ,TMS,270
MHz)δ:0.89-1.95(m,14H), 3.49(t,1H,J=5.9Hz),
3.82-3.92(m,1H), 4.70(brs,1H), 6.55-6.61(m,3H), 7.
08-7.14(m,2H), 7.43-7.60(m,3H), 7.90-7.94(m,2H)13 C−NMRスペクトル(CDCl3 、270MHz)
δ:16.8, 26.2, 26.3, 26.4, 29.7, 31.1, 41.5, 42.
1, 61.6, 112.2, 115.9, 128.1, 128.7, 129.2, 133.1,
137.0, 149.6, 205.0
【0032】実施例5〜12 実施例1において、表1に示すアルデヒド(I)および
一級アミン(II)を用いた以外は実施例1と同様に反応
および単離精製を行うことにより、アミン誘導体(IV)
を得た。その結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】実施例13 塩化メチレン/アセトニトリル(2/1)2.4ml中
に無水硫酸マグネシウム125mgを加えたのち、ポリ
アリルスカンジウムトリフィルアミド ジトリフラート
56mg、ベンズアルデヒド0.4mmol、p−クロ
ロアニリン0.4mmolおよび1−メトキシ−2−メ
チル−1−プロペニルオキシトリメチルシラン0.44
mmolを混合し、室温で19時間撹拌した。反応液に
ヘキサン20mlを加え、凝集した触媒を濾過し、濾過
液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィに
より精製することにより、3−(N−p−クロロフェニ
ル)アミノ−2,2−ジメチル−3−フェニルプロピオ
ン酸メチルを収率88%で得た。
【0035】実施例14〜18 実施例13において、表2に示すアルデヒド(I)およ
び一級アミン(II)を用いた以外は実施例13と同様に
反応および単離精製を行うことにより、アミン誘導体
(IV)を得た。その結果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】実施例19 塩化メチレン/アセトニトリル(2/1)2.4ml中
にポリアリルスカンジウムトリフィルアミド ジトリフ
ラート56mg、ベンズアルデヒド0.4mmol、p
−クロロアニリン0.4mmol、トリメチルシリルシ
アニド0.44mmolを混合し、室温で19時間撹拌
した。反応液にヘキサン20mlを加え、凝集した触媒
を濾過し、濾過液を濃縮した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィにより精製することにより、2−(N−p
−クロロフェニル)アミノ−2−フェニルアセトニトリ
ルを収率94%で得た。
【0038】IR(neat)cm-1:3369, 3060, 22
35, 15991 H−NMRスペクトル(CDCl3 ,TMS,270
MHz)δ:4.16(d,J=8.2Hz,1H), 5.35(d,J=8.2Hz,1
H), 6.66-6.86(m,2H), 7.17-7.21(m,2H), 7.39-7.47(m,
3H), 7.51-7.62(m,2H)13 C−NMRスペクトル(CDCl3 、270MHz)
δ:50.06, 115.27, 117.90, 124.87, 127.10, 129.27,
129.31, 129.54, 133.35,143.13 HRMS:Calcd for C14112 Cl:
242.0614 Found: 242.0611
【0039】実施例20〜24 実施例19において、表3に示すアルデヒド(I)およ
び一級アミン(II)を用いた以外は実施例19と同様に
反応および単離精製を行うことにより、アミン誘導体
(IV)を得た。その結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】
【発明の効果】生成物の単離および触媒回収操作が容易
なアミン誘導体の製造方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 307/52 C07D 307/52 307/54 307/54 333/22 333/22 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は置換基を有していてもよいアルキル基、
    シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリ
    ール基、アシル基または複素環基を表す。)で示される
    アルデヒドと一般式(II) 【化2】 (式中、R2 は置換基を有していてもよいアルキル基、
    シクロアルキル基、アラルキル基またはアリール基を表
    す。)で示される一級アミンおよび一般式(III) 【化3】 (式中、R3 、R4 およびR5 は有機基を表し、R6
    置換基を有していてもよいアルケニルオキシ基またはシ
    アノ基を表す。)で示されるシリル化求核剤とを、ポリ
    マー担持スカンジウム触媒の存在下に反応させることを
    特徴とする一般式(IV) 【化4】 (式中、R1 およびR2 は前記定義のとおりであり、R
    7 は1−(アシル)アルキル基、1−(アルコキシカル
    ボニル)アルキル基またはシアノ基を表す。)で示され
    るアミン誘導体の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリマー担持スカンジウム触媒がポリア
    リルスカンジウムトリフィルアミド ジトリフラートで
    ある請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 R6 がシアノ基である請求項1記載の製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7737288B2 (en) 2005-05-27 2010-06-15 Shanghai Institute Of Materia Medica Chinese Academy Of Sciences Non-steroidal androgen receptor modulators, preparation process, pharmaceutical composition and use thereof
JPWO2014156196A1 (ja) * 2013-03-29 2017-02-16 国立大学法人 熊本大学 2型糖尿病治療剤

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