JPH0235703A - 着磁装置および着磁方法 - Google Patents

着磁装置および着磁方法

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JPH0235703A
JPH0235703A JP18584988A JP18584988A JPH0235703A JP H0235703 A JPH0235703 A JP H0235703A JP 18584988 A JP18584988 A JP 18584988A JP 18584988 A JP18584988 A JP 18584988A JP H0235703 A JPH0235703 A JP H0235703A
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JP
Japan
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magnetized
magnetic flux
leakage magnetic
yokes
magnetized region
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Pending
Application number
JP18584988A
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English (en)
Inventor
Ikuo Hashiya
橋谷 郁雄
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Akio Matsumoto
明生 松本
Hidefumi Hiromoto
廣本 英史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、ステップモータの回転子磁石等に用いられる
永久磁石を作成する着磁装置および着磁方法に関するも
のである。
[従来の技術] −iに、磁性体に直流磁界を作用させて着磁領域と非着
磁領域とが交互に並ぶように着磁する場合に、第10図
および第11図に示すように、着磁領域に対向する磁極
面3を有した着磁ヨーク1a〜1dを用い、この着磁ヨ
ーク1a〜1dの磁極面3をコイル2で励磁することに
より、磁性体5に直流磁界を作用させている。ヨーク1
a〜1dの磁極面3は、着磁領域に対応するように分割
されており、隣接するヨーク1a〜1d間には隙間が形
成されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来構成では、第12図に示すように、着磁ヨーク
1a〜ld間の隙間を通して漏洩する磁束が非着磁領域
に対して作用し、非着磁領域にも着磁されることになり
、第13図に実線で示すように、着磁領域と非着磁領域
の境界が明確にならない(つまり、着磁領域の立ち上が
りが悪い)という問題が発生しなり、非着磁f1域が設
計値よりも小さくなるという問題があった。
一方、着磁領域と非着磁領域の境界を明確にするために
、コイルへの通電電流を変えて着磁の強さを変えること
が考えられ、第13図に一点鎖線で示すように、着磁領
域の幅を狭する。二とができるが、磁性体が磁気飽和す
る状態までの着磁が行えず、磁束密度が小さくなるとい
う問題が生じる。
ここに、第13図における実線、破線、−点鎖線は、そ
れぞれ本発明者らが用いた着磁装置において、60V、
]50V、200Vをコイルに印加したときの着磁分布
を示している。
上記問題を解決するためには、ヨークにおける磁性体と
の対向面積を調節することも考えられるか一磁性体の物
性等により調整量が変化し、また、ヨークを加工するの
は面倒であるから現実的な解決方法とは言えない。
本発明は上述の問題を解決することを目的とするもので
あり、ヨークに加工を施すことなく磁性体が磁気飽和す
る強さで着磁でき、しかも着磁領域と非着磁領域との境
界が明確になるようにした着磁装置および着磁方法を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明では、J−記目的を達成するために、磁性体の着
磁領域に対向する磁極面を有する着磁ヨークと、着磁ヨ
ークの磁極面を特定の磁極に励磁するコイルと、隣合う
着磁ヨーク間に配設された導電性材料よりなる漏洩磁束
遮断部材とを備えているのである。
また、着磁領域に対し5て所定の強さで逆極性に着磁し
た後、目的の極性に着磁するようにしてもよい。
[作用] 上記構成によれば、着磁ヨーク閉に導電性材料よりなる
漏洩磁束遮断部材を配設しているから、一般に不規則に
発生ずる漏洩磁束により漏洩磁束遮断部材内に誘起電流
が流れ、誘起電流の損失により磁性体への漏洩磁束の影
響を減少させることができるのである。
また、着磁領域を予め逆極性に着磁した後に目的の極性
に着磁するようにすれば、非着磁領域に対する着磁領域
の立ち上がりが鋭くなり、境界が明確になるのである。
[実施例1] 本実施例では、ステップモータに用いる回転子磁石への
着磁について例示するが、必ずしもこれに限定されるも
のではなく、多極に着磁する永久磁石であれば、本発明
の技術思想は適用可能である。
回転子磁石となる磁性体は、フェライト等で円板状に形
成されるから、着磁装置のヨーク1a〜1dは、第1図
に示すように8円周上において互いにN関して配列され
る。また、磁性体を4極に着磁するなめに、ヨーク1a
〜1dも4個設けられていて、各ヨーク1a〜]dはそ
れぞれ扇状の磁極面3を有している。第2図に示すよう
に、各ヨーク1a〜1dには、周方向において隣合うヨ
ーク1a〜]、dの磁極面3が互いに異極性となるよう
にコイル2が巻装される。隣合う各ヨーク1a〜ld間
には、それぞれ銅のような導電性材料よりなる漏洩磁束
遮断部材4が配設される。このような漏洩磁束遮断部材
4を設けることにより、−漏洩磁束の変化に伴って漏洩
磁束遮断部材4に電流が誘起され、熱エネルギー等の損
失として消費されるから、漏洩磁束の磁性体に対する影
響を低減することができるのである。
漏洩磁束遮断部材4は、厚みや幅を変えれば、第3図お
よび第4図に示すように、磁性体5の着磁領域と非着磁
領域との境界部分の着磁状態を調節することができる。
すなわち、漏洩磁束遮断部材4を、第3図(a)に示す
ように、隣会うヨーク1a〜ld間に密着するように配
設すれば、第3図(b)のように、非着磁領域で着磁分
布が波状になり、着磁領域の立ち上がりが急峻になる。
また、第4図(a)に示すように、ヨーク1a〜1dに
対して隙間ができるように漏洩磁束遮断部材4を配設す
れば、第4図(b)のように、非着磁領域の着磁分布が
単調変化になり、着磁領域の立ち上がりが緩くなるので
ある。したがって、所望の着磁分布が得られるように漏
洩磁束遮断部材4の形状を設定すればよいのである。
以上のようにして着磁した永久磁石の特性例を第5図に
示す、第5図中において実線は適正な大きさの漏洩磁束
遮断部材4を用いた場合、破線は漏洩磁束遮断部材4を
用いない場合を示す。また、いずれの場合にもコイル2
への印加電圧は160Vとした。図より明らかなように
、漏洩磁束遮断部材4を用いることにより、着磁領域の
立ち上がりがよくなった。
[実施例2] 本実施例では、従来の着磁装置を用いながらも、着磁領
域と非着磁領域との境界が明確になるようにしている。
すなわち、各ヨーク1a〜1dに巻装されたコイル2に
、正規の着磁を行うときとは逆極性になるように通電し
、磁性体を目的の極性とは逆極性になるように弱く着磁
する6その後、目的の極性で強く着磁するのである。逆
極性の着磁と目的の極性の着磁との比率は、コイル2へ
の印加電圧を調節することで行われる。
このように、まず逆極性、に着磁すると、漏洩磁束によ
り着磁領域と非着磁領域との境界部分や、Jll:着磁
領域にも着磁されることになる。次に目的の極性の着磁
を行う際に、ヨーク1a〜1dの磁極面3に対向してい
る着磁領域には強い磁界が作用して脱磁され、その後、
目的の極性に着磁されることになるが、非着磁領域や境
界部分では、漏洩磁束による弱い磁界が作用するのみで
あるから、逆極性の着磁強さと目的の極性の着磁強さと
を調節すれば、着磁領域における立ち上がりを急峻にす
ることができるのである。
第6図は逆極性に着磁した後に目的の極性に着磁した例
であって、同図(a)はコイル2への印加電圧を80V
として逆極性に着磁した後に150Vで目的の極性に着
磁した場合、同図(b)は60Vで逆極性に150Vで
目的の極性に着磁した場合、同図(c)は40Vで逆極
性に150vで目的の極性に着磁した場合をそれぞれ示
す。この図から明らかなように、逆極性の着磁をある程
度強く行っておけば、第6図(、)のように、非着磁領
域に逆極性の磁束が残されるから、着磁領域と非着磁領
域との境界が明確になり、着磁領域の立ち上がりを急峻
にすることができるのである。
第7図は上述した回転子磁石11を用いたステップモー
タの一例であって、円盤状に形成された回転子磁石11
を備えた回転子10と、複数個のステータコイル21を
有しステータコイル21を適宜励磁することにより回転
子10を回転させる固定子20とをハウジング30内に
給袋して構成されている。
回転子10は、回転子磁石11を回転軸12に取り付け
て構成され、回転子磁石11は、周方向に交互に異極の
磁極を有して4極に構成されている。また、回転子磁石
11は表裏が異極に着磁されている。周方向に並ぶ一方
の磁極は中心角が略55゛、他方の磁極は中心角が略8
0゛に設定されている。
固定子20は、回転子の周方向に離間して配設された6
個のステータコイル21を備え、回転子磁石11の周方
向に等間隔に離間して6個設けられる(すなわち、60
°間隔で配設される)。各ステータコイル21は、それ
ぞれ鉄芯22に巻線を一巻回して形成されており、鉄芯
22の一端部に設けられた磁極片23が回転子磁石11
に対向するように配置される。
このような構成において、ステータコイル21をスター
結線やデルタ結線して端子を設け、各端子に対して適宜
方向に通電すれば、回転子磁石11をステップ駆動する
ことができるのである。
このように構成されたステップモータに対して実施例1
のようにして形成した回転子磁石11を適用したときの
動作特性の一例を第8図に示す。
図中実線は実施例1に示した装置により着磁した回転子
磁石11を用いたときのトルク特性であり、規格最小ト
ルク(二点鎖線)を満足する。また、破線のように、従
来の着磁方法による回転子磁石11では着磁領域の境界
付近で規格最小トルクを満足しない部分が発生したゆ一
方、実施例2の方法で着磁した回転子磁石11では、第
9図に示すような特性が得られた。ここに、実線、破線
、−点鎖線は、それぞれ第6図(a) (b) (e)
に対応する特性である。また、二点鎖線は規格最小トル
クを示す。
[発明の効果コ 本発明は上述のように、磁性体の着磁領域に対向する磁
極面を有する着磁ヨークと、着磁ヨークの磁極面を特定
の磁極に励磁するコイルと、隣合う着磁ヨーク間に配設
された導電性材料よりなる漏洩磁束遮断部材とを備えて
いるものであり、着磁ヨーク間に導電性材料よりなる漏
洩磁束遮断部材を配設しているから、一般に不規則に発
生する漏洩磁束により漏洩磁束遮断部材内に誘起電流が
流れ、誘起電流の損失により磁性体への漏洩磁束の影響
を減少させることができる。その結果、着磁領域と非着
磁領域との境界を明確にし、着磁領域の立ち上がり特性
を向上させることができるという利点がある。
また、着磁領域を予め逆極性に着磁した後に目的の極性
に着磁するようにしても、非着磁領域に対する着磁領域
の立ち上がりを鋭くすることができ、境界を明確にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1を示す概略構成図、第2図は
同上の要部側面図、第3図ないし第5図は同上の動作説
明図5第6図は本発明の実施例2を示す動作説明図、第
7図は本発明により製造される永久磁石を用いたステッ
プモータの一例を示す断面図、第8図は実施例1の装置
で着磁した永久磁石を用いたステップモータの特性例を
示す動作説明図、第9図は実施例2の方法で着磁した永
久磁石を用いたステップモータの特性例す動作説明図、
第10図は本発明に係る着磁装置の概略構成図、第11
図は同上の概略平面図、第12図および第13図はへ同
上の動作説明図である。 1a〜1d・・・ヨーク、2・・・コイル、3・・・磁
極面4・・・漏洩磁束遮断部材、5・・・磁性体。 代理人 弁理士 石 1)長 七 第  図 第7図 第 0図 第13図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性体に対して直流磁界を作用させることにより
    、着磁領域と非着磁領域とを交互に形成する着磁装置に
    おいて、磁性体の着磁領域に対向する磁極面を有する着
    磁ヨークと、着磁ヨークの磁極面を特定の磁極に励磁す
    るコイルと、隣合う着磁ヨーク間に配設された導電性材
    料よりなる漏洩磁束遮断部材とを備えて成ることを特徴
    とする着磁装置。
  2. (2)磁性体に対して直流磁界を作用させることにより
    、着磁領域と非着磁領域とを交互に形成する着磁方法に
    おいて、着磁領域に対して所定の強さで逆極性に着磁し
    た後、目的の極性に着磁することを特徴とする着磁方法
JP18584988A 1988-07-26 1988-07-26 着磁装置および着磁方法 Pending JPH0235703A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110291780A1 (en) * 2009-02-10 2011-12-01 Ntn Corporation Method of magnetizing magnetic encoder and magnetizing apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20110291780A1 (en) * 2009-02-10 2011-12-01 Ntn Corporation Method of magnetizing magnetic encoder and magnetizing apparatus
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