JPH0235086A - 乳頭腫ウイルス(hpv49、hpv50、hpv54、hpv55)ゾンデ、この乳頭腫ウィルス(hpv49、hpv50、hpv54、hpv55)に遺伝的及び免疫学的に結びつけられた生成物、そして、乳頭腫ウィルス感染の試験管内診断とこれら乳頭腫ウィルスに対する生体内免疫化の方法 - Google Patents

乳頭腫ウイルス(hpv49、hpv50、hpv54、hpv55)ゾンデ、この乳頭腫ウィルス(hpv49、hpv50、hpv54、hpv55)に遺伝的及び免疫学的に結びつけられた生成物、そして、乳頭腫ウィルス感染の試験管内診断とこれら乳頭腫ウィルスに対する生体内免疫化の方法

Info

Publication number
JPH0235086A
JPH0235086A JP1118845A JP11884589A JPH0235086A JP H0235086 A JPH0235086 A JP H0235086A JP 1118845 A JP1118845 A JP 1118845A JP 11884589 A JP11884589 A JP 11884589A JP H0235086 A JPH0235086 A JP H0235086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dna
hpv50
hpv55
papillomavirus
hpv49
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1118845A
Other languages
English (en)
Inventor
Gerard Orth
オルス・ジェラルド
Michel Favre
ファブレ・ミシェル
Dina Kremsdorf
クレムスドルフ・デイナ
Gerard Pehau-Arnaudet
ポー―アルノード・ジェラルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Institut Pasteur de Lille
Original Assignee
Institut Pasteur de Lille
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from FR8806486A external-priority patent/FR2631341B1/fr
Application filed by Institut Pasteur de Lille filed Critical Institut Pasteur de Lille
Publication of JPH0235086A publication Critical patent/JPH0235086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/08Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from viruses
    • C07K16/081Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from viruses from DNA viruses
    • C07K16/084Papovaviridae, e.g. papillomavirus, polyomavirus, SV40, BK virus, JC virus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/70Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving virus or bacteriophage
    • C12Q1/701Specific hybridization probes
    • C12Q1/708Specific hybridization probes for papilloma
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2710/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA dsDNA viruses
    • C12N2710/00011Details
    • C12N2710/20011Papillomaviridae
    • C12N2710/20022New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、乳頭腫ウィルス(HPV49、HPV50、
HPV54、HPV55)(7)DNA又はこれらの乳
頭腫ウィルスの変異型に関するものであり、さらに限定
的に言うとこれらの乳頭腫ウィルス(HP■49、HP
V50.HPV54、HPV55)から誘導されたゾン
デに関するものである6また、本発明は、この乳頭腫ウ
ィルスに遺伝学的及び免疫学的に結びつけられた生成物
、ならびに乳頭腫ウィルス感染の試験管内検出及びその
うちのいくつかのものについてはこれらの同じ乳頭腫ウ
ィルス又は乳頭腫ウィルス変異型に対するワクチン注射
のためにこれらのさまざまな生成物を利用する方法にも
関するものである。
「乳頭腫ウィルスに遺伝学又は免疫学的に結びつけられ
た生成物」というのは、初期DNAの全て又は一部を含
む組換え型DNAであるか又相応するRNAであるかに
関わらずその初期DNAから誘導されたさまざまな生成
物、ならびに有効な細胞宿主の中で場合によっては組換
え型のこれらのDNAの表現の結果として得られる「免
疫学的」生成物のことである。従ってここで問題となる
のは、初期DNAのさまざまな開放読みとり段階の全て
又は一部の転写及び翻訳の結果中じたポリペプチドであ
る。さらにかかるポリペプチドにより1止式に誘導され
た抗体でもある。
「乳頭腫ウィルス」という表現は、比較的良性の皮ふゆ
うぜい又は粘膜ゆうぜいから、上皮内新形成及び皮ふガ
ンに悪化する可能性のある過形成に至るまで段階的に広
がった複数のウィルス感染形態の原因とされているとい
う共通点をもつ多数のウィルスを網羅している。
乳頭腫ウィルス感染としては、さらに限定的に言うと、
皮ふゆうぜい(特に尋常性ゆうぜい及び足底ゆうぜい)
、いぼ状表皮異形成、皮ふ扁平又は中間ゆうせい、上皮
内断形成及び皮ふガン、いぼ状表皮異形成ガン、生殖器
新形成及び子宮頚ガン、コンジローム及び乳頭腫を挙げ
ることができる。
〈従来の技術〉 これまですでにいくつかのタイプの乳頭腫ウィルスが開
示されてきた。例えば、フランス原特許第84.183
69号/2578.267号及びその追加特許筒85.
07073号/2581.655号及び第86.014
25号/2593.828号に記述されているものがそ
れであるが、これらは全て、侵された患者の皮ふの早期
のガン進行を生じさせる可能性が他のものよりもさらに
大きいものをいくつか含む、広がった斑点状患部すなわ
ちゆうせいから分離された新しいタイプ及びサブタイプ
の乳頭腫に関するものである。
同様にヒト乳頭腫(HPV)のさまざまなりイブのウィ
ルスの主要な役割そして免疫因子の重要性も知られてい
る。これらの因子は、乳頭腫感染の病因論における化学
線及びさまざまな遺伝因子に関する文献中にすでに記さ
れている役割に対し追加を行なうものである。
原特許及びその追加特許に基づ〈発明は、規定された主
要なゲノム特性をもつ新たに分離された大量の乳頭腫ウ
ィルスの相対的挙動に関してなされた観察から導き出さ
れたものである。
原特許及び追加特許内では複数のタイプ及びサブタイプ
の新しい乳頭腫ウィルスが記述されていた。また、より
練成された試験管内診断技術において、既知のHPVの
DNAと組合わせた状態及び/又は互いの間で組合わせ
た状態或いは又単独の形でのこれらの新しい乳頭腫ウィ
ルスのDNAの使用についても同様であった。
一般的に言って、原特許においては、乳頭腫ウィルスは
互いに非常に異なるものの約7000〜8000の塩基
対のサイズをもつゲノムを有していた。その上、そのゲ
ノムはなお、「厳格でない」又は逆に「厳格な」交雑条
件の下で行なわれた交雑試験において、相同率として評
価された成る一定の相同度を呈している可能性がある。
厳格な条件下で50%未満の相同率を示す乳頭腫ウィル
スは、異なるタイプに属していると言われていた。この
ような厳しい条件の下で50%を超える相同率を示すウ
ィルスは同一タイプに属するものとみなされる。これら
はこの同じタイプの中で異なるサブタイプを形成するこ
とができる。
厳格でない条件下での交雑試験というのは、HEILM
AN C,A他[1980年、J、 Virol (ウ
ィルス学ジャーナル)、36.395〜407]及びC
ROISSANT他[1982年、C,R,Acad、
  Sc。
Paris、 294.581〜586(ヘテロ二本鎖
分子)]に記されている以下の条件下における2つのウ
ィルス分離片からのDNAの相互接触を暗に意味するも
のである。特に「厳格でない」条件は、研究対象である
乳頭腫ウィルスのDNA、この乳頭腫ウィルスの変異型
又はこのDNAのクローンを、雑種の融合温度(Tm)
よりも約40℃低い温度で基準の乳頭腫ウィルスDNA
と接触させる作業を意味している。
厳しい条件での交雑試験というのは、 KREMSDORF、  D他[(1982年) 、J
、 Virol、43 :436−447及び1983
年、J。
Virol、 48 : 340−351) ]及びD
avisR,W他(1971年、Methods En
zymol(酵素学方法)、21.413−418 (
ヘテロ二本鎖分子)]により記述されている条件の下で
2つのウィルス分離片からのDNAを互いに接触させる
ことを暗に意味している。特に[厳しい(ストリンジェ
ント)」条件というのは、研究対象である乳頭腫ウィル
スのDNA、この乳頭腫ウィルスの変異性又はこのDN
Aのクローンを、雑種の融合温度(Tm)より約20℃
低い温度で基準の乳頭腫ウィルスのDNAと接触させる
ことを意味している。
原特許及び追加特許の中では複数のウィルスが開示され
ていた。また同様に、これらのウィルスのゲノム(DN
A−HPVsと呼ばれる)を全て又は一部分含む遺伝的
組換え体も開示されていた。従って原特許及び追加特許
に基づ〈発明は、7000〜8000の塩基対というサ
イズを共通点として有し、しかもこれらの特許の図面中
に示されている制限地図をその特徴とするDNA−HP
Vに関するものであった。特に、図面には、乳頭腫ウィ
ルスから得られHPV2d、HPVlob、HPV14
a、HPV14b、HPV15、HPV17a、HPV
17b、HPV19、HPV20、HPV21、HPV
22、HPV23、HPV24、HPV28、HPV2
9、HPV32 (旧HPV31)、HPV33(旧H
PV32又はHPV−IF5)、HPV34(旧HPV
−I P3) 、HPV36 (旧HPV−丁P4)、
HPV39 (旧IP5)及びHPV42 (旧IP6
)という呼称に呼応するようなりNA−HPVの制限地
図を提供していた。
原特許及びその追加特許に基づ〈発明は同様に、当時新
奇の乳頭腫ウィルス及び/又は相応する表題の出願の日
より以前に知られていた乳頭腫ウィルスから分離された
DNA−HPVの混合物即ち「カクテル」又はさまざま
なカテゴリーの感染ひいては一定の乳頭腫ウィルスの患
者における発見に付随する危険性のレベルの診断のため
により効果的に利用することのできる、これらを含む交
雑ゾンデの「カクテル」にも関するものであった。従っ
て新しい乳頭腫ウィルス又はそれから誘導されたDNA
の発見は、さまざまなタイプの乳頭腫ウィルスを原因と
する又はこれらのタイプの作用の下で発達しつるさまざ
まなカテゴリーの感染をより高度に診断し特により確実
に識別する可能性そして一定のカテゴリーの感染におい
てはこれらの感染がより恐ろしい病気に変わる危険度を
より良く予後判定する可能性を提供する。
この点において、本発明は、新たに分離された乳頭腫ウ
ィルス、そこから抽出可能なゲノムDNA又はこれらの
ゲノムDNAのフラグメント(断片)ならびにこれらの
DNA−HPV又はそのフラグメントから形成されつる
新しい交雑ゾンデに関する。本発明は同様に、同一のサ
ブタイプにそれぞれ属しており従って以下に厳しい条件
の下でその制限地図を参照することによって識別されて
いる相応する乳頭腫ウィルスと交雑されつるようなこれ
らの乳頭腫ウィルスの全ての変異型にも関するものであ
る。
以下にHPV49、HPV50.HPV54、HPV5
5と名付けられている本発明に従ったDNA−HPVは
、添付の図面(第1図から第4図)に示されている制限
地図をその特徴とする。
物理的地図は、さまざまな制限エンドヌクレアーゼによ
る切断部位の位置を与えている。各地図の原点は、唯一
の切断部位で構成されている。原点との関係におけるそ
の他の部位の距離は、ゲノム長の百分率単位で表わされ
ている。
本発明はさらに、原特許又は追加特許内にすでに記載さ
れているものの本発明に基づ(乳頭腫ウィルスの1つか
ら誘導された1つのゾンデで補完されたゾンデの「カク
テル」のうちのい(つかを含む新しいゾンデ「カクテル
」、従ってさらになお一層完成された形の診断用「キッ
ト」にも関するものである。
HPV (HPV49、HPV50.HPV54、HP
V55)のゲノムで構築された交雑ゾンデは、原特許及
び追加特許内に記されておりしかも本書中以下に再び記
される条件下における、特に以下のような、危険性を構
成する乳頭腫ウィルスのタイプの試験管内診断及び/又
は発見にとって極めて有効である: HPV49については:皮ふゆうぜい(特に尋常性ゆう
ぜい及び足底ゆうぜい)の検出及びいぼ状表皮異形成の
鑑別診断; HPV50については:いぼ状表皮異形成、上皮内折形
成及び皮ふガン; HPV54については:生殖器新形成及び子宮頚ガン; HPV55については:生殖器新形成及び子宮頚ガン、
コンジローム及び乳頭腫。
これらの交雑ゾンデは、上に再度喚起した同一タイプの
疾患の診断用「カクテル」に内含されると有利である。
この点において、これらの診断用混合物のその他のいく
つかの構成要素の制限地図が記されている原特許及び追
加特許を再度参照することになる。この点において原特
許及び追加特許は、これらの「カクテル」の組成の中に
入るその他のDNA−HPVの識別に関して本記述の一
部を成すものとみなされな(ではならない。
本発明は同様に、先行するDNA−HPV特に厳しい条
件下でこれと交雑することのできるDNA−HPVの各
々のもののフラグメントにも関するものである。同様に
、本発明は、上述のDNA−HPVの全て又は一部を含
む組換え型DNA、さらに限定的に言うとそれぞれ遺伝
子E1、E2、E6〜E7、Ll、L2及び遺伝子開領
域に相応するフラグメント、NC又は上述のDNA−H
PVの各々の遺伝子開領域に相応する配列を含むフラグ
メントを含む組換え型DNAにも関する。さらに本発明
は、これらのDNA−)IPV又は相応するフラグメン
トで構成されうるゾンデ及び、かかるゾンデ或いはこれ
らを含む混合物を用いた区扶豆力診断方法にも関する。
ウィルス性DNAの調製物は、以下に記されている技法
に従って抽出された。
以下では、さらに精確な形で、本発明に基づ(乳頭腫ウ
ィルスの各々を分離した条件そして次にこの乳頭腫ウィ
ルスからDNA−HPVを得た条件を記すことにする。
腎臓移植を受けた患者の手の中間ゆうせいから抽出され
たDNA内で、HPV5の特異的放射性DNAゾンデと
の厳しい条件下での交雑により、新しいタイプのHPV
が明らかにされた。制限酵素に対するこのHPVのDN
Aの感受性について調査したところ、エンドヌクレアー
ゼEcoRIがウィルスDNAを一度切断することがわ
かった。エンドヌクレアーゼEcoRIによる腫瘍性D
NAの処理の後、消化生成物をEcoRIによりプラス
ミドベクターpGem4のDNA内に挿入させた。組換
え型プラスミドを組込ませた後、新しいHPVのDNA
を、厳しくない条件の下でHPV5の特異的放射性DN
Aゾンデを用いて、コロニー上の交雑技法(Bento
n及びDavis)により選択させた。ウィルス配列の
全てを含む1つの組換え型プラスミドを分離した。エン
ドヌクレアーゼEcoRI及びHindlIIの混合物
による、ゆうぜいから抽出されたDNAの調製物と組換
え型DNAの切断により、乳頭腫ウィルスのゲノムの分
子量(約8キロ塩基)に相当する分子量をもつウィルス
DNAの同じ4つのフラグメントが生み出される。
新しいHPVのDNAの制限地図は、18の制限エンド
ヌクレアーゼに対するこのDNAの感受性の研究に基づ
いて作られた。27の切断部位が位置設定された。(補
遺1)。この地図はこれまでに分離されたあらゆるHP
Vのものと異なるものである。これまでに識別されたH
PVのDNAと新しいHPVのDNAの間の相同度を、
新しいHPVの特異的放射性DNAゾンデを用いて多少
の差こそあれ厳しい条件の下でレプリカに対する交雑実
験によって分析した。これまでに識別されたHPVのD
NAと新しいHPVのDNAの間の厳しくない交雑条件
下で、唯一の配列相同を検出した。いぼ状表皮異形成に
特異的に結びつけられているHPVのDNAで、最大の
交差交雑が見られた。従って免疫抑制された患者のゆう
ぜいから特徴づけされた新しいウィルスは、暫定的にH
PV49と呼ばれる新しいタイプのHPVを構成する。
HPV49のDNAとHPV5のDNAの間で形成され
たヘテ0之本鎖分子を電子顕微鏡で分析すると、HPV
49のDNAによりさまざまな遺伝子の理論的位置を規
定することが可能となった。同様にHPV49のDNA
の1フラグメントのヌクレオチド配列を設定することに
より、HPV5の遺伝子地図とHPV49のDNAの物
理的地図を整列させることが可能となった。
HPV49の病原性能力を、このウィルスのDNAから
調製された放射性ゾンデを用いて探究した。免疫抑制さ
れた患者(27例)、肉屋(26例)又は一般母集団(
21例)から採取されたゆうぜい、EV(いぼ状表皮異
形成)にかかった31人の患者の良性病変、角化鯨細胞
腫18例、ポウエン皮ふ病20例、光線性角化症25例
、基底細胞上皮腫25例、親細胞上皮腫23例、におい
てHPV49を探究した。他の2名の免疫抑制患者にH
PV49が発見された。
HPV49は稀ではあるものの、ゆうぜいに結びつけら
れたもう1つのタイプの皮ふHPVを構成する。特に免
疫抑制された被検者におけるゆうせいに結びつけられた
HPVタイプを診断するためには、分子ゾンデの調製の
ためのHPVのDNAのあらゆる混合物に対しこれを取
込むことが望ましい。
以下の表には、HPV49の主要な遺伝子、及び遺伝子
開領域の、このゲノムの地図上の推定上の位置づけが明
示されている; 末端の座標(%) 5′3 2      12.5 11      34.5 54.5    76 6−E7 I l 遺伝子開領域 HPV5特異的放射性DNAゾンデとの厳しくない条件
下での交雑によりいぼ状表皮異形成(EV)にかかった
患者から採取した光線性角化症の病巣の混合物から抽出
されたDNAにおいて新しいタイプのHPVが明らかに
なった。この腫瘍性DNAの調製物は予めHPV5.2
0.23及び36のDNAを含んでいることが示されて
いた。制限エンドヌクレアーゼEcoRIによる病巣か
ら抽出されたDNAの消化の後、新しいHPVのDNA
に相当する約1.9KbのDNAフラグメントが観察さ
れた。腫瘍性DNAを酵素EcoRIで処理し、消化生
成物を、7Kb未漢のサイズのDNAフラグメントのク
ローニングを可能にするバクテリオファージんGtlO
のDNA内に、部位EcoRIにより挿入させた。組換
え型DNAの包膜及び    Escherichia
 Co11K12(菌株C600)の感染の後、1.9
KbのDNAフラグメントを挿入した組換え型バクテリ
オファージを、厳しくない条件の下でHPV5の特異的
放射性DNAバンドを用いて、溶菌範囲上での交雑技法
により選択した。複数の組換え型バクテリオファージを
分離し1.9KbのDNAフラグメントを含むものであ
ることを実証した。このDNAフラグメントをファージ
DNA配列から切除し、プラスミド5P65内に再クロ
ーニングした。プラスミド配列から切除され純化された
1、9KbのDNAフラグメントから調製された放射性
ゾンデは、厳しい条件の下でHPV5.20.23及び
36のDNAとの交差交雑を全く示さなかった。その代
り、このゾンデは、酵素EcoRIにより処理された病
巣から抽出されたDNA内の1.9KbのDNAフラグ
メント、ならびに未処理の腫瘍性DNA内のI型(過剰
巻上げ円形)及びII型(開放円形)のHPVのDNA
分子を実証することを可能にした。複数の制限酵素に対
するこの新しいHPVのDNAの感受性を研究すること
により、酵素Sac Iがウィルス性DNAを一度切断
することがわかった。酵素Sac Iによる腫瘍性DN
Aの消化の後、8Kb(1つのHPVのゲノムのサイズ
)のDNA分子をショ糖濃度勾配遠心分離法により純化
させ、次にSac I部位によりプラスミド5P65の
DNA内に挿入した。新しいHPVのDNAを組込んだ
組換え型プラスミドを、厳しい条件の下で1.9Kbの
フラグメントの特異的放射性DNAゾンデな用いること
によりコロニーに対する交雑方法により選択した。ウィ
ルス性配列を全て含む複数の組換え型プラスミドと分離
した。エンドヌクレアーゼ5acIによる組換え型プラ
スミドのDNAの切断は、厳しい条件下で1.9Kbの
DNAフラグメントと交雑する8Kbのフラグメントを
生み出す。酵素5acI及びPvuIIの混合物による
組換え型プラスミドのDNA及び病巣から抽出されたD
NA調製物は、乳頭腫ウィルスのゲノムのもの(8Kb
)に相当する全分子量をもつ同じ4つのフラグメントを
生成する。
新しいHPVのDNA制限地図は、16の制限酵素に対
するこのDNAの感受性の研究に基づき作られた。28
の切断部位が位置設定された。こうして作成された地図
は、今日識別されているHPVのゲノムの地図と異なる
。今日特徴づけされているHPVのDNAと新しいHP
VのDNAの間の配列相同を、厳しい条件又は厳しくな
い条件の下で行なわれたレプリカに対する交雑実験によ
り分析した。厳しい条件の下ではいかなる配列相同も発
見されなかった。それに対して、厳しくない条件の下で
は、弱いものではあるものの有効な交差交雑が、EVの
特異的HPVのDNAと新しいHPVのDNAの間のみ
で観察された。従って、EVにかかった患者において観
察された光線性角化症の患部から分離されたウィルスは
、新しい1つのタイプのHPVを構成し、これを暫定的
にHPV50と呼ぶ。
HPV8のヌクレオチド配列及びHPV50のゲノムの
小さな領域を比較分析することにより、HPV50の物
理的地図なHPV8の遺伝子地図と整列させ、HPV5
0のDNAがもっている異なる遺伝子の理論的位置を規
定することができた。
純化されたHPV50のDNAから調製された放射性ゾ
ンデを使用して、このウィルスの病原性能力を決定する
ことができた。HPV50は、般母集団(分析例22件
)、免疫抑制患者(27例)及び肉屋(26例)につい
て観察されたゆうぜい、角化辣細胞腫18例、ポウエン
皮ふ病20例、光線性角化症25例、基底細胞上皮腫2
.4例及び十束細胞上皮腫22例において発見されなか
った。逆に、研究対象となった31人のうちEVにかか
った3人の患者の良性病巣の擦過から抽出されたDNA
内にはHPV50のDNAが検出された。
従ってHPV50は、EVに結びつけられるもう1つの
タイプの皮ふHPVを構成する。EVに結びつけられる
タイプのHPVの診断を目的として、分子ゾンデの調製
のためのあらゆるHPVのDNAの混合物にこれを取込
ませることが望ましい。
以下の表には、HPV50の主要な遺伝子及び遺伝子開
領域の、二〇ゲノムの地図上の推定上の位置づけが明示
されている: 末端の座標 E6−E7     1.8 El        10.2 E2      35 L2       55.8 Ll        75.2 遺伝子開領域   96.6 (%) 12、6 54、8 76、2 96、6 1、8 陰茎のブシュケーレーヴエンシュタイン腫瘍から抽出さ
れたDNAにおいてHPV18の特異的放射性ゾンデと
の厳しくない条件の下での交雑によって、新しいタイプ
のHPVが明らかにされた。複数の制限エンドヌクレア
ーゼに対するこのHPVのDNAの感受性を研究したと
ころ、エンドヌクレアーゼBamHIがウィルスDNA
を一度切断することがわかった。エンドヌクレアーゼB
 a m HIによるこの腫瘍から抽出されたDNAの
消化の後、8Kb(HPVゲノム1つのサイズ)のDN
A分子を内含する分画を、ショ糖濃度勾配下の遠心分離
により純化させた。BamHI部位により、8Kbの分
子をラムグバクテリオファージのDNA内に挿入した。
組換え型DNAの包膜及び宿主細菌(大腸菌、菌株LA
IOI)のトランスフェクションの後、新しいHPVの
DNAを挿入した組換え型バクテリオファージを、厳し
くない条件の下でHPV18の特異的放射性DNAゾン
デを用いて溶菌範囲に対する交雑技法(Benton及
び[1avis)により選択した。ウィルス配列を全て
含む複数の組換え型バクテリオファージを分離した。エ
ンドヌクレアーゼBam)(I及びPstIの混合物に
よる、腫瘍から抽出されたDNAの調製物及び組換え型
バクテリオファージのDNAの切断は、IHPVゲノム
の分子量に相当する全分子量を有する同じフラグメント
を生み出す。新しいHPVのDNAをファージDNA配
列から切除し、プラスミド5P64内で再クローニング
した。
新しいHPVSP64のDNAの制限地図を、20の制
限エンドヌクレアーゼに対するこのDNAの感受性の研
究に基づいて作成した。33の部位が位置設定された。
この地図は、これまでに分離された全てのHPVのもの
と異なっている。新しいHPVの特異的放射性DNAゾ
ンデを用いて厳しい又は厳しくない条件の下でレプリカ
に対する交雑の実験によって、既知のHPVタイプのD
NAと新しいHPVのDNAの間の相同度を分析した。
厳しくない交雑条件下で、弱い配列相同が1つだけ観察
された。わずかに大きい交差交雑が、粘膜の病巣に結び
つけられたHPVのDNAと新しいHPVのDNAの間
に検出された。従ってブシュケーレーヴエンシュタイン
腫瘍から分離されたウィルスは、新しいタイプのHPV
すなわちHPV54を構成する。
HPV54(7)DNAとHPV16(7)DNA(7
)間に形成されたヘテロ2本鎖分子の電子顕微鏡での分
析ならびにHPV54のDNAフラグメントのヌクレオ
チド配列の確認により、HPV54の物理的地図をHP
 V 1.6の遺伝子地図と整列させ、HPV54のD
NAが有するさまざまな遺伝子の理論的位置を規定する
ことが可能となった。
179人の患者の生殖器の病巣から得たDNA調製物内
で、HPV54のDNAを探究した。尖圭の67の標本
、ブシュケーレーヴエンシュタイン腫瘍の10の標本、
ポーエン病性丘疹症の14の標本、ボーエン病の17の
標本、侵食ガンの40の標本そして頚上皮内新形成の2
8の標本において、HPV54は発見されなかった。
HPV54は、これまで特徴づけされてきた生殖器HP
Vに対する類似性がほとんどない新しいタイプのHPV
である。生殖器病巣に結びつけられたタイプのHPVの
診断を目的として、分子ゾンデの調製のための全ての混
合物に、これを取り込ませることが望ましい。
以下の表には、HPV54の主要な遺伝子及び遺伝子開
領域の、このゲノムの地図上での推定上の位置づけが明
示されている: 6−E7 I 遺伝子開領域 末端の座標 5′ 1.8 10.8 34.5 52.3 69.9 90.5 (%) 10、8 35、6 48、7 71、5 90、5 1.8 HPV6の特異的放射性DNAゾンデとの厳しくない条
件の下での交雑により、陰茎の尖圭コンジロームから抽
出されたDNAにおいて、新しいタイプのHPVが明ら
かにされた。複数の制限エンドヌクレアーゼに対する感
受性の研究により、このHPVのDNAがエンドヌクレ
アーゼEcoRIにより2度切断され、合計がHPVゲ
ノム1つのサイズに相当する(8Kb) 、 5.65
キロ塩基(Kb)と2.15Kbの分子量の2つのDN
Aフラグメントを生み出すことがわかった。酵素Eco
RIによる腫瘍DNAの消化の後、EcoRI部位によ
りラムダバクテリオファージgtlo内に7Kb未溝の
サイズのDNA分子を挿入した。組換え型DNAの同腹
及び大腸菌に12(菌株C600)の感染の後、新しい
HPVのサブゲノウムフラグメントを含む組換え型バク
テリオファージを、厳しくない交雑条件の下でHPV6
のDNAゾンデを用いて、溶菌範囲に対する交雑技法(
Benton及びDavis)により選択した。新しい
HPVのゲノムに相当する2つのフラグメントのいずれ
か1万を含む複数の組換え型バクテリオファージを特徴
づけした。エンドヌクレアーゼEcoRIによる組換え
型バクテリオファージ及び病巣から抽出された腫瘍DN
Aの処理は5.65Kbと2.15Kbの期待通りの2
つのフラグメントを生み出した。これら2つのフラグメ
ントをファージDNA配列から切除し、プラスミドpG
emJ内で再クローニングした。15の制限エンドヌク
レアーゼに対するこのDNAの感受性の研究に基づいて
新しいHPVのDNAの制限地図を作成した。19の切
断部位を位置づけした。この地図は、これまでに特徴付
けされてきたあらゆるHPVのものと異なっている。新
しいHPVの特異的放射性DNAゾンデを用いて厳しい
条件下で行なわれたレプリカに対する交雑実験により、
既知のHPVのDNAと新しいHPVのDNAの間の配
列相同を分析した。新しいHPVのDNAとHPVI3
のDNAで部分的交雑がみられ、HPV6及び11のD
NAでさらに小さい交差交雑が発見された。飽和液体媒
質中の交雑実験とそれに続くヌクレアーゼ51による雑
種の消化で、DNAの相同度を評価した。HPVI3.
6及び11のDNAと新しいHPVのDNAの間での相
同度はそれぞれ2o、1o及び10%と見積られた。従
って陰茎のコンジロームから分離されたウィルスは、新
しいタイプのHPV即ちHPV55を構成する。
HPVI 1(7)DNAとHPV55(7)DN/l
)間で形成されたヘテロ2本鎖分子の電子顕微鏡での分
析及びHPV55のDNAフラグメントのヌクレオチド
配列の設定により、HPV55のDNAの物理的地図と
HPVIIの遺伝子地図を整列させ、HPV55のDN
Aが有するさまざまな遺伝子の理論的位置を規定するこ
とが可能となった。
純化されたHPV55のDNAから調製された放射性ゾ
ンデを使用することでこのウィルスの病原性能力を研究
することが可能となった。HPV55のDNAは、調査
された67例のうちもう一人の女性の患者の肛門コンジ
ローム内においてのみ明らかにされた。さらに96人の
患者について採取されたその他のタイプの生殖器病巣か
ら抽出されたDNA内には、HPV55は検出されなか
った。
HPV55は、稀ではあるが、生殖器病巣に結びつけら
れたHPVタイプの診断を目的として、ゾンデの調製用
のあらゆるHPV混合物に取り込まれなくてはならない
以下の表には、HPV55の主要な遺伝子及び遺伝子開
領域の、このゲノムの地図上での推定上の位置づけが明
示されている: 末端の座標(%) 5′      3′ E6−E7     1.3    10.4El  
       9      35E2       
34      48.2L2       55.6
    72.9Ll        71.4   
 91.7遺伝子間領域   91.7     1.
3一般に、本発明は同様に、上述のDNA−HPV又は
このDNA−HPVのフラグメントを含む全ての組換え
型DNA特にこれらの組換え型DNAで形成され本発明
に基づ(乳頭腫ウィルスによる又はこの乳頭腫ウィルス
の変異型による感染の検出に特に適合させられた交雑ゾ
ンデにも関するものである。これらのゾンデは、特に全
(別の遺伝標識との直接的又は間接的なカップリングの
ため一定のヌクレオチドレベルで変更されてもよいし、
或いは又それ自体標識づけされてもよい。当然のことな
から、これらのゾンデの中で、乳頭腫ウィルスのDNA
に相当するヌクレオチド配列とは無関係で通常クローニ
ングベクターからくる部分は、相応する乳頭腫ウィルス
又はその変異型の1つのDNAの含有量についてテスト
された試料内に場合によって含まれているその他の核酸
とは、厳しい条件の下で交雑する危険性のないものであ
る。
従って、乳頭腫ウィルス(HPV49、HPV50、H
PV54、HPV55)又はその変異型による感染に関
するテストすべき生物学試料に対するLu11診断のた
めの本発明に基づく方法は、上述のもののようなゾンデ
な、好ましくは厳しい交雑条件の下で、場合によっては
このゾンデに対しアクセス可能な状態にされたこの試料
の核酸と接触させられること、そして場合によって試料
内に存在する求められているウィルスDNAと前記ゾン
デの間で形成される雑種を検出すること、をその特徴と
している。
本発明に基づく方法は、次のものの検出にとって特に有
利である: HPV49 :皮ふゆうぜい(特に尋常性ゆうぜい及び
足底ゆうぜい)における検出ならびにいぼ状表皮異形成
の鑑別診断; HPV50:いぼ状表皮異形成、上皮内新形成及び皮ふ
ガンにおける検出; HPV54 :生殖器新形成及び子宮頚ガンにおける検
出: HPV55:生殖器新形成及び子宮頚ガン、コンジロー
ム及び乳頭腫における検出。
本発明の一変形実施態様において、ゾンデはその他の乳
頭腫ウィルス特に以下に記されているものから誘導され
たゾンデに結びつけられている: HPV49に関しテハ、HPVI、2d、4との結びつ
き又は変形態様としてHPV3.10a、10b、28
.29との結びつき;HPV50に関しては、HPV5
.17a、24との結びつき又は変形態様としてHPV
5.8.14b、36との結びつき; HPV54に関しては、HPVI6.18.33.39
との結びつき又は変形態様としてHPV6.11,42
との結びつき; HPV55に関しては、HPV6.11.42との結び
つき。
本発明に基づくゾンデの各々又はこのゾンデを含む混合
物は特に、以下のようにして用いることができる。但し
当然のことなから、ここに記されている診断試験は、本
発明に基づくゾンデ又はその混合物の使用条件を制限す
るものとしてみなされてはならない。
考慮されている例において問題となっているのは、例え
ば生検において、病巣の擦過により得られた細胞又はC
arnoy混合物(エタノール、クロロホルム、酢酸を
6:3:1)により固定されパラフィン内に包まれた生
検切片内でHPVを識別することにある。この検査は、
既知の原理の方法に従った採取からのDNAの事前抽出
を必要とし、本発明に基づ<HPV或いはDNA又はH
PVの混合物から調製された放射性ゾンデ(32P又は
3SSで標識づけされている)を用いて厳密な又はさほ
ど厳密でない条件の下で行なわれた分子交雑実験による
このDNAの分析を利用するものである。
複数の交雑方法が利用できる。例えば、斑点交雑法を利
用してもよい。この方法には、DNAの変性の後、膜に
トロセルロース又はr Genescreen plu
sJ )の上に一定量のDNAアリコートを沈積させる
こと、ゾンデ混合物と通常の条件下で各膜を交雑させる
ことそして、放射線写真フィルムと接触させて膜を露光
することにより放射性雑種を検出することが含まれてい
る。同様にレプリカ交雑方法を用いることもできる。こ
の方法には、制限酵素によるDNAの処理の後生み出さ
れたI)NAフラグメントをアガロースゲルで電気泳動
分離すること、アルカリ変性の後フラグメントを膜にト
ロセルロース、r Genescreen plusJ
 )上に転移させることそしてさまざまなゾンデ混合物
と通常の条件下でこれらを交雑することが含まれている
。放射性雑種形成は、放射線写真フィルムと接触させて
膜を露光した後、検出される。
放射性ゾンデは、「ニック翻訳(nick−trans
−1ation) J法により標識づけされたHPVの
DNAによるか或いは、SP6タイプのベクター内に挿
入されたウィルスDNAの転写により調製されたRNA
によって構成されている。放射性ゾンデの使用には、感
受性が高いという利点があるが、だからといって、自ら
標識づけされているか又はそれ自体酵素、螢光標識など
をもつ抗体により認知されるような抗体により認知され
つる例えばビオチニル化された非放射性ゾンデな使用す
ることが排除されるわけではない。
本発明は同様に、上述のタイプの組換え型DNA特に、
乳頭腫ウィルスのDNAに相当するヌクレオチド配列が
かかる細胞培養物の中でこのヌクレオチド配・列の転写
及び調節要素の制御下に置かれているような組換え型D
NAで形質転換された有能な細胞培養物にも関するもの
である。
従って、本発明は同様に、これらの組換え型DNAの表
現生成物ならびにかかる表現生成物に対抗して生成され
つる相応する抗体にも関する。
この点において、本発明は、このようにして生成できそ
れぞれ乳頭腫ウィルスの各々に相応する、特に遺伝子E
1、E2、E6、E7、Ll、L2の表現の結果として
得られるポリペプチドに関する。
従って、これらのポリペプチドの生成のための本発明に
基づく方法には、上述のたん白質の1つに相当するヌク
レオチド配列がかかる細胞宿主内で表現されつるような
形で上述のような組換え型DNAの1つで有能な細胞培
養物を形質転換させること、有能な細胞宿主により合成
された生成物からこれらのポリペプチドを回収すること
そして純化すること(例えば、細胞培養物又はそれが発
達させられた媒質から予め抽出された表現生成物を、か
かるポリペプチドに対して予め形成させられた抗体と接
触させることによる)が含まれている。
しかしなから本発明に基づく乳頭腫ウィルスのゲノムの
各々の配列し2の表現生成物は、それらがそれ自体、相
応する乳頭腫ウィルスに侵され異なるタイプの乳頭腫ウ
ィルスには侵されていない生物学的採取物の中で遺伝子
L2の表現生成物を認識することのできる抗体の!生白
生成のために用いられつるものであるという点において
(そして特に、問題となっている種類の調製物が予め固
定されている場合)、特に有利なものである。
さらに本発明は、他のポリペプチド配列がたん白質L2
の免疫原特性な甚しく変えないかぎりにおいて、他のポ
リペプチド配列に融合されたたん白質L2のような、そ
れぞれ相応する乳頭腫ウィルスから誘導された上述のポ
リペプチドを含む雑種ポリペプチドにも関するものであ
る。これらのその他のポリペプチドフラグメントの存在
は、特に、遺伝子工学方法による、使用されたこれらの
雑種ボリペチドの生成様式の結果であると考えられる。
例えば、これらの雑種ポリペプチドは、ベーク−ガラク
トシダーゼから誘導された1つの配列を含んでいる。こ
のような生成物は特に、ラクトースオペロンの全て又は
一部分により変更されしかもラクトース−オペロンのプ
ロモータ(又はラムグファージのような他の適当な全て
のプロモータ)の下流に挿入された形で本発明に基づく
関係する乳頭腫ウィルスから出た遺伝子L2から誘導さ
れたヌクレオチド配列を有するような適切なベクター(
ファージ又はプラスミド)での太」凹の形質転換により
得ることができる。また、ラクトース−オペロンのベー
ターガラクトシダーゼの遺伝子の少な(とも一部分を含
むこのタイプのプラスミド又はファージを利用すると有
利である。
本発明に従ったポリペプチドはまた、それが純化された
場合、特にこれらのポリペプチドにより免疫化された動
物の血清からのそれらに相応する抗体の純化技法におい
て利用することができる。
特にこれらのポリペプチドは、アフィニティカラム上で
固定されることができる。このとき抗体の純化作業は、
これらを含む血清を上述のポリペプチドを有するアフィ
ニティカラムと接触して通過させることから成る。これ
らのカラム上に選択的に固定された抗体は次に、酢酸ア
ンモニウムといった塩の溶液などの適当なイオン強度を
呈する適切な緩衝液を用いて抗原−抗体複合体の解離に
より回収される。同様に酸性化された溶液を利用するこ
ともできる。
本発明は同様に、上記ポリペプチドに対する、特に本発
明に基づく乳頭腫ウィルスの各々の遺伝子E6、E7又
は好ましくはL2の表現生成物に対する、特に本発明に
基づく乳頭腫ウィルスの遺伝子E6、E7又は好ましく
はL2の表現生成物に対する抗体の生成方法にも関する
ものである。かかる方法には、前記ポリペプチドで適切
な生体宿主を免疫化することそして特に純化された状態
での相応するポリペプチドとこれらの血清の接触及び形
成された抗原−抗体複合体からのこれらの抗体の回収に
より免疫化された宿主の血清から形成された抗体を回収
すること、が含まれている。
最後に、本発明は、本発明に基づ(抗体(又はその他の
乳頭腫ウィルスからの抗体と結びついてこれらの抗体を
含むグループ)を利用した化合物、特に以下に再度言及
されるような上述のDNA−HPVの「カクテル」又は
化合物から誘導された抗体(又は相応する抗体のグルー
プ)を含む化合物にも関する。
特に本発明は、与えられた一定のタイプの疾患の中に往
々にして存在するとみなされている抗体又は相応する抗
体の混合物に関するものである。適当な薬学的賦形剤と
結びつけて予め純化されたこれらの抗体は、このとき、
関係する患者からの組織学的及び細胞学的採取物に対す
るm当診断試験の後一定の与えられた病気が臨床的に診
断された場合或いは又二体応診断試験が上述の全体の中
の乳頭腫ウィルスの1つのものと同様なタイプにその感
染乳頭腫ウィルスが属していることを立証した場合直ち
に、一定の与えられた病気の治療において当該患者への
特に非経口的投与によって利用することが可能である。
このとき、これらの血清は、本発明に基づ(乳頭腫ウィ
ルスにより誘発された感染の退行をひき起こすことがで
きる。
これらの抗体は、さらに限定的に言うと、感染を受けた
人物からの組織学的切片に同じ乳頭腫ウィルス又は相応
する変異種の構造遺伝子のいくつか特にL2の表現生成
物も含まれている可能性があるかぎりにおいて、本発明
に基づく乳頭腫ウィルス又はこれらのウィルスの変異型
の1つに関する感染の診断試験において利用することが
できる。
同様に有利なことに、上述の条件下でその他の乳頭腫ウ
ィルスからくる抗体に場合によって結びつけられている
これらの抗体は、特に次のようなm診断のために用いる
ことができる: HPV49 :皮ふゆうぜい(特に尋常性ゆうぜい及び
足底ゆうぜい)において、及びいぼ状表皮異形成の鑑別
診断; HPV50 :いぼ状表皮異形成、上皮内新形成及び皮
ふガンにおいて; HPV54 :生殖器新形成及び子宮頚ガンにおいて; HPV55 :生殖器新形成及び子宮頚ガン、コンジロ
ーム及び乳頭腫において。
従って本発明はさらに、乳頭腫ウィルスのうちの1つに
より対象である人物の体内で誘発された病巣からの組織
学的切片を、抗原−抗体複合体の生成を可能にする条件
内で、選ばれた単数又は複数の抗体と接触させること、
そしてこの抗原−抗体複合体を検出することを含む、基
公萱式診断方法にも関する。有利なことに、検出は、例
えば上述のCARNOY混合物又は媒質(同様に、r 
aniuma1組織化学及び細胞化学」という題のり、
 LISONの著書にも記述されている)を用いた解離
性の条件の下で予め固定された調製物について行なわれ
る。
場合によって固定された抗し2抗体は、これらの抗体に
対抗して形成されたその他の抗体により認識されつる。
これらのその他の抗体は適切な標識好ましくは非放射性
の標識を有している。こ゛れらの標識は、例えば酵素又
は螢光性のものである。
従ってこうして相応する上述の交雑ゾンデとして選択さ
れた抗体は、相応するタイプの疾患を基訣豆狗で診断す
るために用いることができる。
最後に本発明は、相応する乳頭腫を原因とする疾患に侵
されつる危険性の高い人物を防護するために用いること
のできる選択された投与様式特に非経口投与様式に適合
させられた薬学的に受入れることのできる賦形剤と結び
つけて、単数又は好ましくは複数のたん白質L2を含む
相応するワクチン化合物に関するものである。
上述のDNA−HPVの菌株は、以下の寄託番号にて、
1988年5月6日CNCMに寄託された: PGEM   4HPV49:l−754PSP   
64HPV54:Il−756PGE   4HPV5
5A:Il−757PGE   4HPV55B:l−
758本発明は又、上述のDNAから誘導された、より
短いフラグメント例えば15〜25ヌクレオチドのフラ
グメントにも関する。これらのさらに短いフラグメント
は、前記交雑方法の1変形実施態様の使用のための口火
を構成すべく用いることができる。なおかかる変形実施
態様では、米国特許筒4.683.202号及び第4.
683,195号ならびにヨーロッパ特許出願明細書筒
200.362号に記述されているようなPCR(ポリ
メラーゼ連鎖反応、英語でr Polymerase 
Chain ReactionJ)と呼ばれる技法が利
用されている。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までは、本発明に基づくDNA−HP
V (それぞれHPV49、HPV50、)IPV54
、HPV55)(7)制限地図である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1図に示す制限地図を特徴とする、乳頭腫ウィ
    ルス(HPV49)のDNA。
  2. (2)第2図に示す制限地図を特徴とする、乳頭腫ウィ
    ルス(HPV50)のDNA。
  3. (3)第3図に示す制限地図を特徴とする、乳頭腫ウィ
    ルス(HPV55)のDNA。
  4. (4)第4図に示す制限地図を特徴とする、乳頭腫ウィ
    ルス(HPV55)特にHPV55A又はHPV55B
    のDNA。
  5. (5)請求項(1)乃至(4)のいずれかに記載のDN
    Aのうちの1つのフラグメントから成るか或いは誘導D
    NAから成る交雑ゾンデ。
  6. (6)請求項(1)乃至(4)のいずれかに記載の乳頭
    腫ウィルスのDNAの1つの構造遺伝子の1つの表現生
    成物に相当するポリペプチド。
  7. (7)さらに限定的に言って該当する乳頭腫ウィルスの
    ゲノムの配列L2の表現生成物から成ることを特徴とす
    る、請求項(6)に記載のポリペプチド。
  8. (8)請求項(6)又は請求項(8)に記載のポリペプ
    チドの1つに対して向けられた抗体。
  9. (9)HPV49、HPV50、HPV54、HPV5
    5型の乳頭腫ウィルスによる感染を試験対象である生物
    学試料について¥試験管内¥(invitro)で検出
    する方法において、請求項(5)に規定されているよう
    な相応するゾンデを、場合によっては、好ましくは厳し
    い交雑条件の下で予じめこのゾンデに対しアクセス可能
    な状態にしておいたかかる試料の核酸と接触させること
    、そして場合によって試料内に存在する求められている
    ウィルスのDNAと前記ゾンデの間で形成された雑種を
    検出すること、を特徴とする方法。
  10. (10)ゾンデはHPV49から誘導されること、そし
    て¥試験管内¥診断は皮ふゆうぜい(いぼ)(特に尋常
    性ゆうぜい及び足底ゆうぜい)の検出及びいぼ状表皮異
    形成の鑑別診断を志向していることを特徴とする、請求
    項(9)に記載の方法。
  11. (11)ゾンデはHPV50から誘導されること、そし
    て¥試験管内¥診断は、いぼ状表皮異形成、上皮内新形
    成及び皮ふガンの検出を志向していることを特徴とする
    、請求項(9)に記載の方法。
  12. (12)ゾンデはHPV54から誘導されること、そし
    て¥試験管内¥診断は、生殖器新形成及び子宮頚ガンの
    検出を志向していることを特徴とする、請求項(9)に
    記載の方法。
  13. (13)ゾンデはHPV55から誘導されること、そし
    て¥試験管内¥診断は、生殖器新形成及び子宮頚ガン、
    コンジローム及び乳頭腫の検出を志向していることを特
    徴とする、請求項(9)に記載の方法。
  14. (14)HPV49、HPV50、HPV54又はHP
    V55型の乳頭腫ウィルスによる感染の¥試験管内¥診
    断に対する請求項(8)に記載の抗体の応用において、
    請求項(14)に規定されているような抗体を、¥試験
    管内¥診断に委ねられた人物からとった生物学的試料と
    接触させること、ならびに形成された抗原−抗体複合体
    を検出すること、さらにかかる検出は、用いられた抗体
    に応じて以下のような試験管内診断を可能にすること; −HPV49から誘導された抗体については:皮ふゆう
    ぜい(特に尋常性ゆうぜい及び足底ゆうぜい)の検出及
    びいぼ状表皮異形成の鑑別診断; −HPV50から誘導された抗体については:いぼ状表
    皮異形成、上皮内新形成及び皮ふガン; −HPV54から誘導された抗体については、生殖器新
    形成及び子宮頚ガン; −HPV55から誘導された抗体については、生殖器新
    形成及び子宮頚ガン、コンジローム、及び乳頭腫: を特徴とする応用。
  15. (15)使用される抗体は、該当する乳頭腫ウィルスの
    ゲノムの配列L2の表現生成物に対し向けられているこ
    とを特徴とする、請求項(4)に記載の応用。
JP1118845A 1988-05-13 1989-05-15 乳頭腫ウイルス(hpv49、hpv50、hpv54、hpv55)ゾンデ、この乳頭腫ウィルス(hpv49、hpv50、hpv54、hpv55)に遺伝的及び免疫学的に結びつけられた生成物、そして、乳頭腫ウィルス感染の試験管内診断とこれら乳頭腫ウィルスに対する生体内免疫化の方法 Pending JPH0235086A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8806486A FR2631341B1 (fr) 1988-05-13 1988-05-13 Sondes a papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55 et produits genetiquement et immunologiquement lies a ce papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55 et procede de diagnostic in vitro d'infections a papillomavirus et d'immunisation in vivo contre ces papillomavirus
FR8806486 1988-05-13
FR8808324 1988-06-21
FR888808324A FR2632956B2 (fr) 1988-05-13 1988-06-21 Sondes a papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55; produits genetiquement et immunologiquement lies a ce papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55; procede de diagnostic in vitro d'infections a papillomavirus et d'immunisation in vivo contre ces papillomavirus

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11634998A Division JP3207389B2 (ja) 1988-05-13 1998-04-27 乳頭腫ウィルス及びその診断方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0235086A true JPH0235086A (ja) 1990-02-05

Family

ID=26226663

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1118845A Pending JPH0235086A (ja) 1988-05-13 1989-05-15 乳頭腫ウイルス(hpv49、hpv50、hpv54、hpv55)ゾンデ、この乳頭腫ウィルス(hpv49、hpv50、hpv54、hpv55)に遺伝的及び免疫学的に結びつけられた生成物、そして、乳頭腫ウィルス感染の試験管内診断とこれら乳頭腫ウィルスに対する生体内免疫化の方法
JP11634998A Expired - Lifetime JP3207389B2 (ja) 1988-05-13 1998-04-27 乳頭腫ウィルス及びその診断方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11634998A Expired - Lifetime JP3207389B2 (ja) 1988-05-13 1998-04-27 乳頭腫ウィルス及びその診断方法

Country Status (8)

Country Link
US (5) US5342930A (ja)
EP (1) EP0342128B1 (ja)
JP (2) JPH0235086A (ja)
AT (1) ATE121749T1 (ja)
DE (1) DE68922336T2 (ja)
ES (1) ES2072308T3 (ja)
FR (1) FR2632956B2 (ja)
HK (1) HK185095A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952015A (ja) * 1982-09-14 1984-03-26 Nippon Soiru Kogyo Kk グラウト注入工法およびその装置

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2632956B2 (fr) * 1988-05-13 1991-07-12 Pasteur Institut Sondes a papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55; produits genetiquement et immunologiquement lies a ce papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55; procede de diagnostic in vitro d'infections a papillomavirus et d'immunisation in vivo contre ces papillomavirus
FR2661921B1 (fr) * 1990-05-11 1992-08-07 Pasteur Institut Sonde a papillomavirus (hpv66), notamment pour le diagnostic in vitro d'infections a papillomavirus, pouvant s'accompagner de neoplasies genitales, et produits genetiquement et immunologiquement lies a ce papillomavirus.
GB9113809D0 (en) 1991-06-26 1991-08-14 Cancer Res Campaign Tech Papillomavirus l2 protein
DE69435155D1 (de) 1993-04-30 2008-12-04 Wellstat Biologics Corp Zusuammensetzungen zur Behandlung von Krebs mittels Viren
US6365787B1 (en) * 1994-09-30 2002-04-02 The Johns Hopkins University Compounds for the suppression of HIV TAT transactivation
WO2000024940A1 (en) * 1998-10-28 2000-05-04 Vysis, Inc. Cellular arrays and methods of detecting and using genetic disorder markers
WO2000061804A1 (en) * 1999-04-14 2000-10-19 Musc Foundation For Research Development Tissue-specific and pathogen-specific toxic agents and ribozymes
DE10009143B4 (de) * 2000-02-26 2012-04-26 Eberhard-Karls-Universität Tübingen Universitätsklinikum Nachweis von Humanen Papillomviren
US20030059806A1 (en) * 2001-01-05 2003-03-27 Science & Technology Corporation @ Unm Probes for the detection of human papillomavirus
US20040063188A1 (en) * 2002-02-14 2004-04-01 Novavax, Inc. Kit for treating gastrointestinal tract
AU2003256325A1 (en) * 2002-06-26 2004-01-19 The Penn State Research Foundation Methods and materials for treating human papillomavirus infections
US7527948B2 (en) 2003-09-25 2009-05-05 Third Wave Technologies, Inc. Detection of HPV
US7354719B2 (en) 2004-12-08 2008-04-08 Gen-Probe Incorporated Detection of nucleic acids from multiple types of human papillomaviruses
US20070031826A1 (en) * 2005-08-05 2007-02-08 My Gene Diagnostic kit for determining the genotype of a human papilloma virus and method of using thereof
US7972776B2 (en) * 2005-11-15 2011-07-05 Oncohealth Corporation Protein chips for HPV detection
US8080643B2 (en) * 2006-09-05 2011-12-20 Third Wave Technologies, Inc. HPV primers
US20100003704A1 (en) * 2008-06-13 2010-01-07 Shuling Cheng IN SITU detection of early stages and late stages HPV infection
US8968995B2 (en) * 2008-11-12 2015-03-03 Oncohealth Corp. Detection, screening, and diagnosis of HPV-associated cancers
US8257916B2 (en) * 2007-10-31 2012-09-04 Sysmex Corporation Method for detecting integrated HPV DNA
JP5306683B2 (ja) * 2007-10-31 2013-10-02 シスメックス株式会社 組み込み型ヒトパピローマウイルスの有無の判定方法
EP2427763A4 (en) * 2009-05-07 2013-08-21 Oncohealth Corp IDENTIFICATION OF HIGH GRADE OR CIN2 FOR DETECTION, MONITORING AND DIAGNOSIS, AT EARLY STAGES AND ADVANCED STAGES, OF HUMAN PAPILLOMAVIRUS (HPV) AND HPV ASSOCIATED CANCERS
EP2521914A4 (en) 2010-01-08 2013-07-10 Oncohealth Corp CELL-BASED HPV IMMUNOTESTS HAVE A HIGH PERFORMANCE FOR DIAGNOSIS AND SCANNING OF HPV ASSOCIATED CANCER
AU2011258501B2 (en) 2010-05-25 2016-07-07 Qiagen Gaithersburg, Inc. Fast results hybrid capture assay and associated strategically-truncated probes

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2524487B1 (fr) * 1982-04-05 1985-11-22 Pasteur Institut Fragments d'adn codant pour des polypeptides contenant au moins un determinant antigenique des papillomavirus, notamment du type hpv 1a et polypeptides correspondants
US4748109A (en) * 1983-07-01 1988-05-31 Baird Phillip J Assay method and reagent to determine antibodies to papillomavirus virions
FR2593828B2 (fr) * 1986-01-31 1990-05-04 Pasteur Institut Sonde a papillomavirus et procede de diagnostic in-vitro d'infections a papillomavirus
CA1276575C (fr) * 1984-11-30 1990-11-20 Sylvie Beaudenon Sondes a papillomavirus et procede de diagnostic in vitro d'infections a papillomavirus
ATE79138T1 (de) * 1985-04-04 1992-08-15 Univ Georgetown Typenspezifische papillomavirus-dns-sequenzen und peptide.
FR2586428B1 (fr) * 1985-08-26 1988-11-25 Pasteur Institut Polypeptides et anticorps, caracteristiques du papillomavirus et leurs applications au diagnostic in vitro, a la prevention et/ou la lutte contre des infections a papillomavirus
DE3779175D1 (de) * 1986-03-21 1992-06-25 Pasteur Institut Bestimmte, von einem papillomavirus-genom abgeleitete dns-sequenzen, deren anwendungen fuer in vitro-diagnostische zwecke und die herstellung von antigenzusammensetzungen.
US4849331A (en) * 1987-06-09 1989-07-18 Life Technologies, Inc. Human papillomavirus 44 nucleic acid hybridization probes and methods for employing the same
US4849332A (en) * 1987-05-26 1989-07-18 Life Technologies, Inc. Human papillomavirus 35 nucleic acid hybridization probes and methods for employing the same
US4849334A (en) * 1987-06-09 1989-07-18 Life Technologies, Inc. Human papillomavirus 43 nucleic acid hybridization probes and methods for employing the same
US4908306A (en) * 1987-06-12 1990-03-13 Life Technologies, Inc. Human papillomavirus 56 nucleic acid hybridization probes and methods for employing the same
JPH03503605A (ja) * 1988-04-04 1991-08-15 オンカー インコーポレーテッド ヒトパピローマウイルス分類法および該方法に使用する核酸プローブ
FR2632956B2 (fr) * 1988-05-13 1991-07-12 Pasteur Institut Sondes a papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55; produits genetiquement et immunologiquement lies a ce papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55; procede de diagnostic in vitro d'infections a papillomavirus et d'immunisation in vivo contre ces papillomavirus
US5182377A (en) * 1988-09-09 1993-01-26 Hoffmann-La Roche Inc. Probes for detection of human papillomavirus
CA2052413C (en) * 1990-09-28 2004-07-13 Jeffrey L. Joseph Nucleotides sequences useful as type-specific probes, pcr primers and lcr probes for the amplifications and detection of human papilloma virus, and related kits and methods
IT1244462B (it) * 1990-12-06 1994-07-15 Sclavo Spa Oligonucleotidi sintetici utili per la diagnosi di infezione da tipi diversi di virus del gruppo papilloma e loro utilizzazione

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952015A (ja) * 1982-09-14 1984-03-26 Nippon Soiru Kogyo Kk グラウト注入工法およびその装置
JPH0235086B2 (ja) * 1982-09-14 1990-08-08 Nippon Soiru Kogyo Kk

Also Published As

Publication number Publication date
ES2072308T3 (es) 1995-07-16
JP3207389B2 (ja) 2001-09-10
US5342930A (en) 1994-08-30
JPH1128088A (ja) 1999-02-02
ATE121749T1 (de) 1995-05-15
US5968522A (en) 1999-10-19
FR2632956B2 (fr) 1991-07-12
EP0342128A1 (fr) 1989-11-15
HK185095A (en) 1995-12-15
DE68922336D1 (de) 1995-06-01
US5824466A (en) 1998-10-20
US5591574A (en) 1997-01-07
DE68922336T2 (de) 1995-11-09
US5534439A (en) 1996-07-09
EP0342128B1 (fr) 1995-04-26
FR2632956A2 (fr) 1989-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5968522A (en) Immunogenic compositions and antibodies directed against human papillomavirus type 49 (HPV 49), type 50 (HPV 50), type 54 (HPV 54), and type 55 (HPV 55).
JP2742257B2 (ja) 乳頭腫ウイルスに対するプローブ及び乳頭腫ウイルス感染の検出法
JP2633275B2 (ja) 乳頭腫ウイルス(hpv)―33のゲノムに由来するdna又はそのdna断片
JP3056502B2 (ja) ヒトパピローマウイルス16型のe7タンパク質上の免疫原性領域
US5057411A (en) Type-specific papillomavirus DNA sequences and peptides
US5665535A (en) Polypeptides encoded by DNA sequences derived from the genome of the papillomavirus HPV39, antibodies thereto, and their use in in vitro diagnosis
JP2755574B2 (ja) 乳頭腫ウイルスの特徴を示すポリペプチドを含む組成物
JP3401022B2 (ja) ヒトパピローマウイルス18のタンパク質における血清反応性エピトープ
Strike et al. Expression in Escherichia coil of Seven DNA Fragments Comprising the Complete L1 and L2 Open Reading Frames of Human Papillomavirus Type 6b and Localization of the ‘Common Antigen’Region
Davies et al. Definition of murine T helper cell determinants in the major capsid protein of human papillomavirus type 16
JPH09500285A (ja) 乳頭腫ウイルス、その検出試薬、並びにそれにより引き起こされる疾病の治療薬
EP0458668A1 (fr) Sonde à papillomavirus (HPV66), notamment pour le diagnostic in vitro d'infections à papillomavirus, pouvant s'accompagner de néoplasies génitales, et produits génétiquement et immunologiquement liés à ce papillomavirus
JPH05502792A (ja) 生殖器腫瘍を伴い得るパピローマウイルス感染のインビトロ診断に主として使用されるパピローマウイルス(hpv63)プローブ、並びにこのパピローマウイルスに遺伝的且つ免疫学的に関連した産物
CA1341100C (en) Determined dna sequences derived from a papilloma virus genome, their uses for in vitro diagnostic purposes and the production of antigenic compositions
FR2631341A1 (fr) Sondes a papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55 et produits genetiquement et immunologiquement lies a ce papillomavirus hpv49, hpv50, hpv54, hpv55 et procede de diagnostic in vitro d'infections a papillomavirus et d'immunisation in vivo contre ces papillomavirus